JP2690201B2 - 半導体集積回路 - Google Patents
半導体集積回路Info
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- JP2690201B2 JP2690201B2 JP3011749A JP1174991A JP2690201B2 JP 2690201 B2 JP2690201 B2 JP 2690201B2 JP 3011749 A JP3011749 A JP 3011749A JP 1174991 A JP1174991 A JP 1174991A JP 2690201 B2 JP2690201 B2 JP 2690201B2
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- Japan
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- terminal
- integrated circuit
- semiconductor integrated
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路に関し、
特に拡散抵抗を有する半導体集積回路に関する。
特に拡散抵抗を有する半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の半導体集積回路における抵
抗部の断面模式図である。半導体基板9がP型,埋込層
8がN型,拡散層6がP型の場合を例に説明する。 抵
抗素子の端子4,5はP型の拡散層6に接続され高電位
バイアス用端子12に高電位の定電圧源が接続される。
抵抗部はフィールド絶縁膜10によって他の素子と分離
されている。N型の埋込層8は高電位バイアス用端子1
2と接続されていることにより高電位バイアス用端子1
2と同電位である。N型のエピタキシャル層7はN型の
埋込層8と同じN型半導体でありエピタキシャル層7も
高電位バイアス用端子12と同電位である。P型の拡散
層6とエピタキシャル層7間はPN接合となり端子4,
5の電圧と端子12の電位で逆バイアスとなっている。
これにより抵抗体としての拡散層は電気的に絶縁されて
いる。
抗部の断面模式図である。半導体基板9がP型,埋込層
8がN型,拡散層6がP型の場合を例に説明する。 抵
抗素子の端子4,5はP型の拡散層6に接続され高電位
バイアス用端子12に高電位の定電圧源が接続される。
抵抗部はフィールド絶縁膜10によって他の素子と分離
されている。N型の埋込層8は高電位バイアス用端子1
2と接続されていることにより高電位バイアス用端子1
2と同電位である。N型のエピタキシャル層7はN型の
埋込層8と同じN型半導体でありエピタキシャル層7も
高電位バイアス用端子12と同電位である。P型の拡散
層6とエピタキシャル層7間はPN接合となり端子4,
5の電圧と端子12の電位で逆バイアスとなっている。
これにより抵抗体としての拡散層は電気的に絶縁されて
いる。
【0003】ここで抵抗の端子電圧が変化すると逆バイ
アス電圧が変動する。この変動は前述のPN接合の空乏
層幅を変動させ拡散層6の実効厚さが変化する為抵抗値
が変わることになる。特に拡散層6の不純物濃度が低い
場合空乏層幅は更に大きくなり空乏層幅の変動率も大き
く抵抗値の変化が激しい。このように従来は抵抗端子電
圧依存性のある抵抗素子となっていた。
アス電圧が変動する。この変動は前述のPN接合の空乏
層幅を変動させ拡散層6の実効厚さが変化する為抵抗値
が変わることになる。特に拡散層6の不純物濃度が低い
場合空乏層幅は更に大きくなり空乏層幅の変動率も大き
く抵抗値の変化が激しい。このように従来は抵抗端子電
圧依存性のある抵抗素子となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の半導体
集積回路における抵抗部の半導体島領域(エピタキシャ
ル層7および埋込層8)の電位は固定されているので拡
散層に接続される端子電位の変動で逆バイアス電圧が変
動し抵抗値の精度がとれないという欠点があった。
集積回路における抵抗部の半導体島領域(エピタキシャ
ル層7および埋込層8)の電位は固定されているので拡
散層に接続される端子電位の変動で逆バイアス電圧が変
動し抵抗値の精度がとれないという欠点があった。
【0005】本発明の目的は端子電位に依存しない拡散
抵抗を有する半導体集積回路を提供することにある。
抵抗を有する半導体集積回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、周囲から電気
的に絶縁されたN(又はP)型の半導体島領域に、P
(又はN)型の拡散層を形成した拡散抵抗を有する半導
体集積回路において、コレクタ共通接続のPNP(又は
NPN)トランジスタのベースを前記拡散抵抗の高電位
側の端子に接続し、エミッタを直接若くは前記PNP
(又はNPN)トランジスタのエミッタ・ベース接合と
直列に挿入したPN接合ダイオードを介して前記半導体
島領域に接続したバイアス回路を有しているというもの
である。
的に絶縁されたN(又はP)型の半導体島領域に、P
(又はN)型の拡散層を形成した拡散抵抗を有する半導
体集積回路において、コレクタ共通接続のPNP(又は
NPN)トランジスタのベースを前記拡散抵抗の高電位
側の端子に接続し、エミッタを直接若くは前記PNP
(又はNPN)トランジスタのエミッタ・ベース接合と
直列に挿入したPN接合ダイオードを介して前記半導体
島領域に接続したバイアス回路を有しているというもの
である。
【0007】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0008】図1は本発明の一実施例を示す断面模式図
である。抵抗体(P型の拡散層6)に接続される高電位
側の端子4にPNPトランジスタ3のベースを接続し、
PNPトランジスタ3のエミッタに抵抗2とN型の埋込
層8を接続する。電源端子1は図示しない定電圧源に接
続されている。このようなバイアス回路が半導体島領域
の埋込層8に接続されているので、埋込層8の電位は高
電位側の端子4の電位よりPNPトランジスタ3のベー
ス・エミッタ間電圧VBE分高い電位となり高電位側の端
子4と埋込層8間はPNPトランジスタ3のVBEの電圧
で一定となる。
である。抵抗体(P型の拡散層6)に接続される高電位
側の端子4にPNPトランジスタ3のベースを接続し、
PNPトランジスタ3のエミッタに抵抗2とN型の埋込
層8を接続する。電源端子1は図示しない定電圧源に接
続されている。このようなバイアス回路が半導体島領域
の埋込層8に接続されているので、埋込層8の電位は高
電位側の端子4の電位よりPNPトランジスタ3のベー
ス・エミッタ間電圧VBE分高い電位となり高電位側の端
子4と埋込層8間はPNPトランジスタ3のVBEの電圧
で一定となる。
【0009】これにより拡散層6とエピタキシャル層7
間の逆バイアス電圧が固定され逆バイアスによるPN接
合部の空乏層幅も一定となる為、抵抗に寄与する拡散層
6の実効厚さの変動がなく抵抗値は一定となる。抵抗の
高電位側の端子4の電位が変化してもこの電位に依存し
た電位について拡散層6と半導体島領域間を逆バイアス
する為抵抗素子の端子電位の変動に対して抵抗値が変化
しない精度の高い抵抗素子が作される。
間の逆バイアス電圧が固定され逆バイアスによるPN接
合部の空乏層幅も一定となる為、抵抗に寄与する拡散層
6の実効厚さの変動がなく抵抗値は一定となる。抵抗の
高電位側の端子4の電位が変化してもこの電位に依存し
た電位について拡散層6と半導体島領域間を逆バイアス
する為抵抗素子の端子電位の変動に対して抵抗値が変化
しない精度の高い抵抗素子が作される。
【0010】なお、PNPトランジスタ3はコレクタ共
通接続なので入力インピーダンスは大きくとれ、端子4
から分流する電流値は十分小さくできる。
通接続なので入力インピーダンスは大きくとれ、端子4
から分流する電流値は十分小さくできる。
【0011】図2は本発明の第2の実施例を示す断面模
式図である。第1の実施例との相違点はPNPトランジ
スタ3のエミッタ側にダイオード11を挿入した点であ
る。これにより抵抗体と島間の逆バイアスは2×VBEで
固定される。逆バイアス電圧が倍になった分空乏層幅が
広がり接合容量が減少する。これは抵抗の寄生容量の低
減となる。その他の効果は第1の実施例と同様である。
式図である。第1の実施例との相違点はPNPトランジ
スタ3のエミッタ側にダイオード11を挿入した点であ
る。これにより抵抗体と島間の逆バイアスは2×VBEで
固定される。逆バイアス電圧が倍になった分空乏層幅が
広がり接合容量が減少する。これは抵抗の寄生容量の低
減となる。その他の効果は第1の実施例と同様である。
【0012】以上の説明において、導電型と電圧の極性
を逆にしたものについても本発明は適用しうる。又、バ
イアス回路を構成するトランジスタや抵抗(通常の拡散
抵抗でよい)は、拡散層6を形成した半導体チップに集
積することは容易にできることはいうまでもない。
を逆にしたものについても本発明は適用しうる。又、バ
イアス回路を構成するトランジスタや抵抗(通常の拡散
抵抗でよい)は、拡散層6を形成した半導体チップに集
積することは容易にできることはいうまでもない。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は拡散抵抗に
接続される高電位側の端子電位に依存した電位を半導体
島領域に印加するバイアス回路を有しているので拡散層
と半導体島領域間の逆バイアス電圧が固定されPN接合
の空乏層幅が常に一定となる為抵抗値は端子電位に依存
せず精度の高い抵抗体を半導体集積回路に内蔵できる効
果がある。
接続される高電位側の端子電位に依存した電位を半導体
島領域に印加するバイアス回路を有しているので拡散層
と半導体島領域間の逆バイアス電圧が固定されPN接合
の空乏層幅が常に一定となる為抵抗値は端子電位に依存
せず精度の高い抵抗体を半導体集積回路に内蔵できる効
果がある。
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面模式図であ
る。
る。
【図2】本発明の第2の実施例を示す断面模式図であ
る。
る。
【図3】従来例を示す拡散抵抗部の断面模式図である。
1 電源端子 2 抵抗 3 PNPトランジスタ 4 拡散抵抗の高電位側の端子 5 拡散抵抗の低電位側の端子 6 拡散層 7 エピタキシャル層 8 埋込層 9 P型の半導体基板(シリコン基板) 10 フィールド酸化膜 11 ダイオード 12 高電位バイアス用端子
Claims (1)
- 【請求項1】 周囲から電気的に絶縁されたN(又は
P)型の半導体島領域に、P(又はN)型の拡散層を形
成した拡散抵抗を有する半導体集積回路において、コレ
クタ共通接続のPNP(又はNPN)トランジスタのベ
ースを前記拡散抵抗の高電位側の端子に接続し、エミッ
タを直接若くは前記PNP(又はNPN)トランジスタ
のエミッタ・ベース接合と直列に挿入したPN接合ダイ
オードを介して前記半導体島領域に接続したバイアス回
路を有していることを特徴とする半導体集積回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3011749A JP2690201B2 (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | 半導体集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3011749A JP2690201B2 (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | 半導体集積回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06163825A JPH06163825A (ja) | 1994-06-10 |
JP2690201B2 true JP2690201B2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=11786661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3011749A Expired - Lifetime JP2690201B2 (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | 半導体集積回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2690201B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2918504B1 (fr) * | 2007-07-06 | 2009-11-27 | St Microelectronics Sa | Resistance integree diffusee |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5516489A (en) * | 1978-07-24 | 1980-02-05 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Semiconductor resistance device |
JPH01268050A (ja) * | 1988-04-19 | 1989-10-25 | Sony Corp | 拡散抵抗素子 |
JPH03214765A (ja) * | 1990-01-19 | 1991-09-19 | Nec Corp | 半導体集積回路 |
-
1991
- 1991-02-01 JP JP3011749A patent/JP2690201B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06163825A (ja) | 1994-06-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970715 |