JPH08213552A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH08213552A
JPH08213552A JP1430195A JP1430195A JPH08213552A JP H08213552 A JPH08213552 A JP H08213552A JP 1430195 A JP1430195 A JP 1430195A JP 1430195 A JP1430195 A JP 1430195A JP H08213552 A JPH08213552 A JP H08213552A
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Tetsuo Shimamura
哲夫 島村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 速度切替機能を持つモータドライバ回路の第
1の出力トランジスタを逆方向で接続することにより、
第1の出力トランジスタをも集積化する。 【構成】 P型基板10上のエピタキシャル層を接合分
離して島領域12を形成し、島領域12にP型のベース
領域13とN+型のエミッタ領域14を形成してNPN
トランジスタを形成する。島領域12をコレクタとして
接地電位GNDに接続し、エミッタ領域14はコレクタ
として出力パッドに接続し、これを誘導性負荷の端子u
2に接続できるようにする。その他、保護ダイオードな
どは第1の出力トランジスタQ1を形成した島領域12
と同じ島領域12の内部に収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘導性負荷を駆動する
ための第1の出力トランジスタと、前記誘導性負荷の中
間端子に接続された第2の出力トランジスタとを具備
し、モータの速度切替回路を行う集積回路の特に寄生効
果防止に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は3層のブラシレスモータドライバ
回路の例を示す回路図である。同図においては、3つの
誘導性負荷の一端u2、v2、w2が各々第1の出力ト
ランジスタQ1、Q2,Q3のコレクタに接続され、誘
導性負荷の他端が電源電位VCCに接続され、第1の出
力トランジスタQ1〜Q3のエミッタは接地されてい
る。この回路は、第1の出力トランジスタQ1のベース
に印加される制御信号によって第1の出力トランジスタ
がONしてモータを120度回転させ、次いで第1の出
力トランジスタQ2のベースに印可される制御信号によ
って第1の出力トランジスタQ2がONしてモータをさ
らに120度回転させる、というような動作を行う。
【0003】前記モータの回転速度を倍にしたい場合、
誘導性負荷に倍の動作電流を流せばよい。そこで誘導性
負荷の各々に中間端子u1、v1、w1を設け、該中間
端子u1、v1、w1の各々に第2の出力トランジスタ
Q4〜Q6を配置し、誘導性負荷のインダクタンスを半
分にすることによって倍の動作電流を流し、その結果モ
ータの回転速度を倍にするということを行っている。こ
の時の第1の出力トランジスタQ1〜Q3はOFF動作
である。
【0004】上記のような回路を集積回路化する場合、
出力トランジスタQ1〜Q6の全てを1チップ化したい
のは当然の指向である。ところが、集積回路は多数の素
子を共存させるため、以下の如き不具合が明らかになっ
た。図7(A)は第1の出力トランジスタQ1〜Q3の
うち1つがONした状態での端子u2、v2、w2と中
間端子u1、v1、w1の電位の変化を示す波形図であ
る。第2の出力トランジスタQ4〜Q6は全てOFFで
ある。端子u2、v2、w2の電位は第1の出力トラン
ジスタQ1がONした状態で0V(第1の出力トランジ
スタQ1の飽和電圧を0として)、OFFした状態でV
CCであるが、モータは停止した瞬間にVCCと同じ大
きさの逆方向の起電圧を生じるので、その波形は最大値
で2倍のVCC、最小値で0Vとなる。この時の中間端
子u1、v1、w1の電位は、誘導性負荷が1/2で分
断されているいるとすれば、同じくVCCを中心とした
最大値3/2・VCC、最小値1/2・VCCの波形と
なる。
【0005】図7(B)は第2の出力トランジスタQ3
〜Q6のうち1つがONした状態での端子u2、v2、
w2と中間端子u1、v1、w1の電位の変化を示す波
形図である。この時の第1の出力トランジスタQ1〜Q
3は全てOFFである。中間端子u1、v2、w2の電
位は第2出力トランジスタQ4がONした状態で0V
(第2の出力トランジスタQ1の飽和電圧を0として)
であるので、同様にその波形の最大値は2倍のVCC、
最小値は0Vとなる。
【0006】ところで、中間端子u1によって分断され
た誘導性負荷L1、L2(図6に図示)は、1個の負荷
を構成するために接近して配置されたものであるから、
誘導性負荷L1に発生した電界の影響によって当然に誘
導性負荷L2の両端にも電位差を発生させる。方向も同
一である。今、誘導性負荷L1に2倍のVCCの電位差
が発生すれば誘導性負荷L2にも2倍のVCCの電位差
が発生するので、結局端子u2、v2、w2における電
位波形は、VCCを中心として、最大値で4倍のVC
C、最小値でマイナス2倍のVCCという波形になる。
【0007】図8は集積回路に組み込まれるNPNトラ
ンジスタを示す断面図である。P型半導体基板1の上に
形成したN型エピタキシャル層を分離領域2で分離して
島領域3を形成し、島領域3をコレクタとして、島領域
3の表面にP型のベース領域4とN+型のエミッタ領域
5、そしてN+型のコレクタコンタクト領域6を形成し
たものである。半導体基板1には接合分離のために接地
電子GNDが印可される。図6の回路図に従えば、第1
の出力トランジスタQ1はエミッタ領域5が接地され、
コレクタコンタクト領域6に誘導性負荷の端子u2が接
続されるこのような構成の集積回路は、半導体基板1ま
たは分離領域2と島領域3とのPN接合で寄生ダイオー
ドDが形成されることが避けられない。従って図9の等
価回路図に示すように、第1の出力トランジスタQ1の
コレクタと接地電位との間に寄生ダイオードDが挿入さ
れることになる。
【0008】かかる等価回路に、図7(B)の波形図に
従って端子u2にマイナス2倍のVCCが印可される
と、寄生ダイオードDがONし、端子u2の電位を0.
7V(寄生ダイオードDの順方向電圧)でクランプする
ことになる。そのため誘導性負荷L1に発生している電
界に影響を与え、モータを正常に回転させることが不可
能となってしまう。このほか、寄生ダイオードDを流れ
る電流によって寄生効果が発生し、他の回路の誤動作や
破壊という問題も生じることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、第1と第
2の出力トランジスタをも集積化することは極めて困難
な問題であり、そのため従来は第1の出力トランジスタ
Q1〜Q3を個別素子で構成するなど、電子機器の大型
化につながるという欠点があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
に鑑みなされたもので、NPNトランジスタの島領域を
エミッタ、エミッタ領域をコレクタとして用いるような
逆方向のNPNトランジスタで第1の出力トランジスタ
を構成することにより、第1の出力トランジスタをも集
積化した、上記速度切替回路を具備するモータドライバ
用ICを提供するものである。
【0011】また、島領域をエミッタとして構成するた
めに、保護用のダイオード等を接続し、且つ保護用の素
子を第1の出力トランジスタと同じ島領域内に配置する
ことにより、第1の出力トランジスタの動作を保証する
ものである。
【0012】
【作用】本発明によれば、島領域12をエミッタとして
構成することにより、島領域12と基板10との寄生ダ
イオードDがエミッタと接地電位GNDとの間に接続さ
れるので、端子u2の電位をクランプすることがない。
また、第1の出力トランジスタQ1のベース・コレクタ
間に保護ダイオードZDを挿入することにより、エミッ
タ領域14が出力端子に直接接続された第1の出力トラ
ンジスタQ1の静電破壊を防止し、保護ダイオードZD
を第1の出力トランジスタQ1と同じ島領域12に形成
することで寄生ダイオードが挿入されることを阻止す
る。
【0013】そして、第1の出力トランジスタQ1のベ
ース・エミッタ間に抵抗とショットキーバリアダイオー
ドSBDを挿入することにより、リーク電流による第1
の出力トランジスタQ1の誤動作を防止し、ショットキ
ーバリアダイオードSBDを第1の出力トランジスタQ
1と同じ島領域12に形成することで寄生ダイオードD
が挿入されることを阻止する。
【0014】
【実施例】以下に本発明を図面を参照しながら詳細に説
明する。図1は本発明を説明するための断面図、図2は
平面図、図3は誘導性負荷のうち1層分の回路を示した
回路図である。本発明の第1の出力トランジスタは、構
造的には従来のNPNトランジスタと全く同じである。
即ち図1を参照して、P型の半導体基板10の上に形成
したN型のエピタキシャル層をP+型の分離領域11で
接合分離して複数の島領域12を形成し、1つの島領域
12の表面にP型のベース領域13を形成し、ベース領
域13の表面にN+型のエミッタ領域14を形成するも
のである。15は基板10表面に形成したN+型の埋め
込み層、16は島領域12表面からN+埋め込み層15
に達するN+型コレクタ導出領域、17は酸化膜、18
は各拡散領域にコンタクトするアルミ電極である。
【0015】図2を参照して、エミッタ領域14はベー
ス領域13の表面に梯子型のパターンで形成され、中央
付近のベース領域表面が露出した部分にベースのコンタ
クト孔19aを介してベースの電極がコンタクトする。
ベースコンタクト孔19aを挟むようにしてエミッタの
コンタクト孔19bが両側に位置し、エミッタコンタク
ト孔19bを介してエミッタ電極がエミッタ領域14に
コンタクトする。さらにベース領域13を挟むようにし
て両側にコレクタ導出領域16が配置され、コレクタの
コンタクト孔19cを介してコレクタ電極がコンタクト
する。前記ベース、エミッタ、及びコレクタ電極は図示
していないが、図2の各コンタクトホール19a、19
b、19cに沿うようにしてストライプ状に、交互に配
置されている。そして、所望のエミッタ接合面積が得ら
れるようにベース領域13とコレクタ導出領域16とを
交互に配置してエミッタ面積を拡張し、各領域を電極で
並列接続して1つの高出力型トランジスタを構成する。
【0016】本発明の第1の出力トランジスタの構成が
従来のものと異なるのは、エミッタ領域14をコレクタ
とし、島領域12をエミッタとして接続することにあ
る。図1を参照して、エミッタ領域14は電極により半
導体チップ周辺部分に配置された外部接続パッドに接続
され、該接続パッドは、外部接続リードによってICの
外部に導出されている。コレクタ導出領域16には同じ
く電極によって接地電位GNDが与えられ、基板10に
も同じく接地電位が印可される。ベース領域13には該
第1の出力トランジスタQ1をON/OFFするための
制御信号が印可される。前記外部接続リードにより外部
に導出されたエミッタ領域は、回路図に従い誘導性負荷
の端子u2に接続される。誘導性負荷の他端は例えば電
池の1.5Vの電源電位VCCに接続される。
【0017】同一半導体チップ上の異なる島領域12に
は第2の出力トランジスタQ4が第1の出力トランジス
タQ1と同じ構成で形成され、但しエミッタ領域をエミ
ッタとして接地電子GNDに、島領域をコレクタとして
出力端子に接続され、該出力端子は誘導性負荷の中間端
子u1に接続される。同様にして、第1の出力トランジ
スタQ2、Q3と第2の出力トランジスタQ5、Q6が
それぞれ独立した島領域12に形成される。
【0018】上記のように通常とは逆方向で構成した第
1の出力トランジスタQ1は、島領域12がエミッタで
接地されるので、基板10又は分離領域11と島領域1
2とのPN接合が寄生ダイオードとして回路的に寄与し
ない。従って端子u2の電位が負側に大きくふられたと
しても、従来のように波形をクランプする素子は存在し
なくなるので、誘導性負荷を正常に駆動することができ
る。第2の出力トランジスタQ4〜Q6は、コレクタが
マイナスVCC以下には振られないので従来と同じく正
方向の接続でよい。
【0019】ところで、NPNトランジスタを逆方向で
接続した場合、エミッタとコレクタが逆になるので通常
のものより電流増幅率は低下する。電流増幅率は、簡単
に言うとエミッタから注入した小数キャリアがどのくら
いの割合でコレクタに達するかで決まり、それはコレク
タの回収効率で大きく左右される。出力トランジスタ
は、他の小信号用のトランジスタに比べて数十〜数百倍
のエミッタ面積を有する。その為前記コレクタでの回収
効率は小信号用トランジスタに比べて比較的大きく、順
方向の電流増幅率が150〜200程度のトランジスタ
では、逆方向で使用すると50〜70程度の電流増幅率
が得られる。この値は、電流駆動用のトランジスタとし
て十分な値を持つ。
【0020】NPNトランジスタを逆方向で使用した場
合の弊害として、エミッタ領域14が直に接続パッドに
接続されるので、パッドに加わるサージなどによりエミ
ッタ領域14とベース領域13との高不純物濃度のPN
接合が破壊されやすいと言う問題点が生じる。この問題
点に対しては、保護用のツェナーダイオードを接続す
る。図3を参照して、第1の出力トランジスタQ1のベ
ースは定電流源I1に接続され、定電流源I1が供給す
るベース電流によって第1の出力トランジスタがON動
作するようになっている。第1の出力トランジスタは、
エミッタ領域14をコレクタとして用いるので、エミッ
タを表す矢印を端子u2に接続するように表記してあ
る。保護ダイオードZD1は、アノードをエミッタ領域
14(端子u2)に、カソードをベース領域13に接続
する。保護ダイオードZD1のブレークダウン電圧は第
1の出力トランジスタQ1のエミッタ領域14とベース
領域13とのPN接合のブレークダウン電圧より小さい
ものにすることにより、端子u2に過大電圧が加わった
ときに保護ダイオードZD1が先にブレークダウンし
て、第1の出力トランジスタQ4を保護する。尚、図3
において、抵抗R2は第2の出力トランジスタQ4のバ
イアス抵抗、I2は第2の出力トランジスタのベース電
流を供給する定電流源である。
【0021】NPNトランジスタを逆方向で使用した場
合の別の弊害として、第1の出力トランジスタQ1がO
FF時で端子u2に負電位が印可された場合、つまり第
2の出力トランジスタQ4がONしている時に、接地電
位GNDからトランジスタのバイアス抵抗R1を流れる
リーク電流により、第1の出力トランジスタQ1がエミ
ッタ領域14をエミッタとした順方向でONして、モー
タを誤動作させるという問題点が発生する。
【0022】この問題点に対しては、バイアス抵抗R1
と直列にショットキーバリアダイオードSBDを接続す
ることにより解決する。同じく図3を参照して、バイア
ス抵抗R1は第1の出力トランジスタQ1のベース・エ
ミッタ間に接続されており、定電流源I1が流す電流に
よって第1の出力トランジスタQ1のベース・エミッタ
間電圧VBEを発生させ、第1の出力トランジスタQ1
をONさせるものである。ショットキーバリアダイオー
ドSBDはアノードをバイアス抵抗R1の一端に接続
し、カソードを接地電位GNDに接続する。ショットキ
ーバリアダイオードはPN接合とは異なり順方向電圧が
0.2V程度であるので、バイアス抵抗R1と組み合わ
せて第1の出力トランジスタQ1のバイアス回路を構成
することが可能である。そして、ショットキーバリアダ
イオードSBDは逆方向への電流を阻止するので、接地
電位GNDからバイアス抵抗R1を介して第1の出力ト
ランジスタQ1のベースに流れ込むリーク電流を阻止す
ることができる。従って第1の出力トランジスタQ1の
誤動作を防止できる。
【0023】上記保護ダイオードZDは、独立した島領
域には形成しない。図4を参照して、例えば保護ダイオ
ードZDを独立した島領域12に形成した場合、島領域
12には何らかのバイアスを与える必要があり、通常は
ダイオードDの高電位側、即ちカソードと同じ電位を与
える。すると、島領域12と基板10または分離領域1
1とのPN接合が寄生ダイオードとなり、寄生ダイオー
ドのカソード側が端子u2に接続されるので、結局図6
又は図8に示した寄生ダイオードDと同じものが端子u
2と接地電位GNDとの間に接続され、図7(B)に示
したように負側の波形をクランプすることになる。ショ
ットキーバリアダイオードSBD、およびバイアス抵抗
R1についても同様のことが起こり得る。そこで本発明
では、保護ダイオードZD等の素子を第1の出力トラン
ジスタQ1を形成した島領域11内に形成する。
【0024】図2の平面図、および図5の断面図を参照
して、保護ダイオードZD、ショットキーバリアダイオ
ードSBD、およびバイアス抵抗R1は、第1の出力ト
ランジスタQ1を形成した島領域12の外周部分に配置
される。保護ダイオードZDは、P+型のアノード領域
20、アノード領域20の表面に形成したエミッタ拡散
によるN+型のカソード領域21からなる。22はベー
ス拡散によるP型の拡散領域である。ショットキーバリ
アダイオードSBDは、島領域12をカソードとし、シ
ョットキー電極23をアノードとする。24はN+型の
カソードコンタクトである。バイアス抵抗R1は、イオ
ン注入により形成したP型の抵抗領域25と、両端のP
型拡散領域26とで形成される。回路図に従い、各電極
によって、カソード領域21が端子u2に、アノード領
域20が抵抗領域25の一端に、抵抗領域25の他端が
ショットキー電極23に、カソードコンタクト領域24
が接地電位GNDに接続される。
【0025】島領域12が接地されているので、上記3
つの素子のP型の拡散領域に0.7V以上の電位の信号
が印可されるとPN接合がONして誤動作を招く。しか
しながら、電源電位VCCがニッカド電池のように1.
2V程度であれば、定電流源I1の電圧ドロップ分を考
慮すればONするような電位は印可されない。従って誤
動作も生じない。
【0026】この様に、上記3つの素子を個々の島領域
に収納せず、第1の出力トランジスタと同じ島領域12
内に収納したので、チップサイズを低減し、アルミ配線
の配線も簡単になる。そして、負側の波形をクランプす
る素子が生じないので、もーとの正常な駆動が可能であ
る。尚、第1の出力トランジスタQ2、Q3についても
同様に、上記の3つの素子が各々の島領域内に収納され
る。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に依れば
NPNトランジスタを逆方向で接続するという簡単な構
成で、モータの速度切替回路の第1の出力トランジスタ
Q1、Q2、Q3と第2の出力トランジスタQ4、Q
5、Q6を全て集積回路化できる利点を有する。電子機
器側からすれば、外付け部品を減らせるので、機器の小
型化とコストダウンに寄与できる利点を有するさらに、
保護ダイオードZDにより逆接続した第1の出力トラン
ジスタQ1の静電破壊を防止できる利点を有する。
【0028】さらに、ショットキーバリアダイオードS
BDにより逆接続した第1の出力トランジスタQ1の順
方向の誤動作を防止できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための断面図である。
【図2】本発明を説明するための平面図である。
【図3】本発明を説明するための回路図である。
【図4】本発明を説明するための断面図である。
【図5】本発明を説明するための断面図である。
【図6】モータドライバ回路を示す回路図である。
【図7】電位の波形図である。
【図8】従来例を説明するための断面図である。
【図9】従来例を説明するための等価回路図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/90 D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導性負荷を駆動する第1の出力トラン
    ジスタと、前記誘導性負荷の中間端子に接続する第2の
    出力トランジスタとを集積化した半導体集積回路であっ
    て、 前記第1と第2の出力トランジスタは、一導電型の半導
    体基板の上に形成した逆導電型のエピタキシャル層を分
    離して形成した島領域と、 前記島領域の表面に形成した一導電型のベース領域と、 前記ベース領域の表面に形成した逆導電型のエミッタ領
    域とを具備し、 前記第1の出力トランジスタは、前記島領域をエミッタ
    として接地し、前記エミッタ領域をコレクタとして前記
    誘導性負荷の一端に接続し、 前記第2の出力トランジスタは、前記島領域を前記誘導
    性負荷の中間端子に接続し、前記エミッタ領域を接地し
    たことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記第1の出力トランジスタの前記ベー
    ス領域と前記エミッタ領域との間に保護ダイオードを接
    続したことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回
    路。
  3. 【請求項3】 前記第1の出力トランジスタの前記ベー
    ス領域と前記島領域との間に、直列接続した抵抗とショ
    ットキーバリアダイオードを接続したことを特徴とする
    請求項1記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記第1の出力トランジスタを形成した
    島領域の表面に、抵抗素子と、ダイオード素子と、ショ
    ットキーバリアダイオード素子とを形成し、 前記第1の出力トランジスタの前記ベース領域と前記エ
    ミッタ領域との間に前記ダイオード素子を接続し、 前記第1の出力トランジスタの前記ベース領域と前記島
    領域との間に、前記抵抗素子と前記ショットキーバリア
    ダイオード素子とを直列接続して接続したことを特徴と
    する請求項1記載の半導体集積回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1324709C (zh) * 2003-09-29 2007-07-04 三洋电机株式会社 半导体集成电路装置
CN102157516A (zh) * 2010-12-20 2011-08-17 杭州士兰集成电路有限公司 Led保护二极管的结构及其制造方法
CN102437155A (zh) * 2011-12-09 2012-05-02 杭州士兰集成电路有限公司 高工作电压led保护二极管及其结构和相应的制造方法

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