JP3157377B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JP3157377B2
JP3157377B2 JP00644794A JP644794A JP3157377B2 JP 3157377 B2 JP3157377 B2 JP 3157377B2 JP 00644794 A JP00644794 A JP 00644794A JP 644794 A JP644794 A JP 644794A JP 3157377 B2 JP3157377 B2 JP 3157377B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
island
resistance
conductivity type
applying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00644794A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07211872A (ja
Inventor
史則 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP00644794A priority Critical patent/JP3157377B2/ja
Publication of JPH07211872A publication Critical patent/JPH07211872A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3157377B2 publication Critical patent/JP3157377B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Bipolar Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号の入出力パッドと
GND間の静電破壊耐量を増大した半導体装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路においては、外部接続用
パッドに印加されたサ−ジ電圧による内部回路の破壊を
防止するために、何らかの静電破壊保護の対策を施すの
が通例である(特公昭53−21838号)。その主な
手段は、入力パッドに直列に抵抗を接続して、その抵抗
値と浮遊容量との時定数によりサ−ジ波形を滑らかにす
る、または入力パッドと電源電位との間に保護ダイオー
ドを接続し電源電位を越えるサ−ジ電圧が印加された場
合にそのサ−ジ電圧を電源電位に逃がす、という手法が
一般的である。
【0003】図4に入力抵抗を挿入したバイポーラ型半
導体装置の断面図を示す。同図において、P型半導体基
板(1)の上に形成したN型エピタキシャル層をP型分
離領域(2)によって多数の島領域(3)を形成し、そ
の一つにP型抵抗領域(4)を形成して入力抵抗とす
る。入力抵抗を形成した島領域(3)にはVCC電位を
印加する。抵抗領域(4)の一端をアルミ電極により入
力パッドに接続し他端は内部回路、例えばNPNトラン
ジスタのベース領域(5)に接続する。半導体基板
(1)へは、グランドパッドを分離領域にオ−ミックコ
ンタクトさせることにより接地電位を印加する。
【0004】この構成においては、抵抗領域(4)の抵
抗値がサ−ジ電流を制限して内部回路を保護する他、抵
抗領域(4)と島領域(3)とのPN接合が実質的なダ
イオードDになるので、電源電位VCC以上のサ−ジ電
圧が印加された場合にダイオードDがONして電源電位
VCC以上の電圧が内部回路に加わらないようにする、
という動作を行う。これらの動作に加え、サ−ジ電圧を
GND電位に放電する保護動作が以下の通り行われてい
ることが判明した。
【0005】即ち、抵抗領域(4)と島領域(3)との
PN接合はダイオードDであると同時に分離領域をコレ
クタとする寄生トランジスタQのベースエミッタ接合を
も形成する。等価回路を図5に示す。寄生トランジスタ
Qのエミッタは入力パッド(6)に、ベースは電源電位
VCCに接続され、コレクタはGND電位に接続され
る。基板へのGND電位の印加は、通常、GNDパッド
部分および意識した部分で行われており、入力パッドと
は近接していないので、入力抵抗とGNDパッドとは比
較的離れている場合が多い。そのため、寄生トランジス
タQのコレクタは比較的大きな値の基板抵抗R2を介し
てGND電極に接続される。また、ベースにVCC電位
が印加されることから、内部回路(7)のVCC−GN
D間インピーダンスR1が寄生トランジスタQのベース
コレクタ間に接続されることになる。さらに、内部回路
(7)のVCC−GND間容量、多くは島領域(3)が
VCC電位につられている場合にその島領域(3)と分
離領域(4)または島領域(3)と基板(1)との間の
接合容量(図4にC1〜C3として示す)が寄生容量C
として寄生トランジスタQのベースコレクタ間に接続さ
れている。 入力パッド(6)にサ−ジ電圧が印加され
ると、寄生トランジスタQがONしてサ−ジ電圧をGN
D電位に放電する。この時抵抗R2が大きければ、この
トランジスタQは飽和動作となり、サ−ジ電圧はVCC
−GND間の抵抗R1と容量Cとのインピーダンス(通
常は数百Ω程度)を介して放電される。抵抗R2が小さ
ければ、前記サ−ジ電圧は寄生トランスジタQのコレク
タ電流としても放電される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置にあ
っては、上記したようにVCC−GND間の回路インピ
ーダンスR1と寄生容量Cとでサ−ジ電圧をGND電位
まで放電するのであるが、近年はICの低消費電流化が
進み、そのためVCC−GND間のインピーダンスR1
が増大する傾向にある。すると、上記した放電動作では
時定数が大きくなり過ぎて、放電する前に内部回路を破
壊してしまう欠点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した欠点に
鑑み成されたもので、入力抵抗または入力保護ダイオー
ドを構成するP型拡散領域の周囲のP型分離領域に、G
ND電極を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、寄生トランジスタQのコレク
タからGND電極までの抵抗値が極めて小さくなるの
で、主に寄生トランジスタQのコレクタ電流により放電
動作が行われる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図1と図
2は本発明の第1の実施例を説明するための断面図と平
面図である。P型半導体基板(1)の上に形成したN型
エピタキシャル層をP型分離領域(2)によって多数の
島領域(3)を形成し、その一つにP型抵抗領域(4)
を形成して入力抵抗とする。入力抵抗を形成した島領域
(3)にはコンタクト領域(8)を介してVCC電位を
印加する。抵抗領域(4)の一端をアルミ電極により入
力パッドに接続し他端は内部回路、例えばNPNトラン
ジスタのベース領域(5)に接続する。半導体基板
(1)へは、グランドパッドを分離領域にオ−ミックコ
ンタクトさせることにより接地電位を印加する。そし
て、グランドパッドからアルミ電極を引き回して、抵抗
領域(4)を形成した島領域(3)に隣接する分離領域
(2)表面にもGND電極(9)をコンタクトさせる。
(10)はGND電極(9)のコンタクトホール、(1
1)はNPNトランジスタのエミッタ領域、(12)は
コレクタコンタクト領域、(13)は埋め込み層であ
る。
【0010】入力抵抗を他の抵抗素子(14)と同じ島
領域(3)に形成する場合、図2に示すように抵抗領域
(4)を分離領域(2)に隣接するように配置する。こ
うして、抵抗領域(4)をエミッタ、島領域(3)をベ
ース、分離領域(2)をコレクタとする寄生トランジス
タQを構成する。入力パッド(6)にサ−ジ電圧が印加
されると、寄生トランジスタQがONしてサ−ジ電圧を
GND電位に放電する。本発明は分離領域(2)の表面
にGND電極(9)を配置したので、寄生トランジスタ
Qのコレクタ抵抗(図4ずしR2)は従来のものより極
めて小さい。従って、VCC−GND間のインピーダン
スR1が大きなICであっても、寄生トランジスタQの
コレクタ電流によって、サ−ジ電圧を接地電位に放電で
きるのである。
【0011】図3は本発明の第2の実施例を示す断面図
である。島領域(3)の表面にP型アノ−ド領域(1
4)を形成し、アノ−ド領域(14)と島領域(3)と
で形成される保護ダイオードを入力パッド(6)とVC
C電位との間に接続したものである。この例でも、アノ
−ド領域(14)を形成した島領域(3)の周囲に近接
させてGND電極(9)を配置する。これによって、寄
生トランジスタQのコレクタ抵抗を減じ、サ−ジ電圧の
放電を容易ならしめている。
【0012】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明はGND
電極(9)を配置することにより寄生トランジスタQの
コレクタ抵抗を減じものである。よって、サ−ジ電圧を
効果的にGND電位に放電することができ、内部回路
(7)を静電破壊から保護できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための断面図である。
【図2】本発明を説明するための平面図である。
【図3】本発明の第2の実施例を説明するための断面図
である。
【図4】従来例を説明するための断面図である。
【図5】従来例を説明するための回路図である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型の半導体基板と、該基板の上に
    形成した逆導電型のエピタキシャル層と、該エピタキシ
    ャル層を貫通する一導電型の分離領域と、該分離領域に
    より島状に形成された複数の島領域と、入力抵抗を構成
    する前記島領域の表面に形成した一導電型の抵抗領域
    と、前記抵抗領域を形成した島領域に電源電位を印加す
    る手段と、前記抵抗領域の一端と入力端子とを接続する
    手段と、前記入力抵抗の他端と内部回路とを接続する手
    段と、前記抵抗領域を形成した島領域の周囲の分離領域
    にコンタクトして接地電位を印加する手段とを具備し、 前記抵抗領域が延在する長手方向に対して、前記接地電
    位を印加する手段のコンタクトホールが略平行に延在す
    る事を 特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 一導電型の半導体基板と、該基板の上に
    形成した逆導電型のエピタキシャル層と、該エピタキシ
    ャル層を貫通する一導電型の分離領域と、該分離領域に
    より島状に形成された複数の島領域と、該島領域とのP
    N接合で保護ダイオ−ドを構成する前記島領域の表面に
    形成した一導電型の拡散領域と、前記拡散領域を形成し
    た島領域に電源電位を印加する手段と、前記拡散領域と
    入力端子および前記拡散領域と内部回路とを接続する手
    段と、前記拡散領域を形成した島領域の周囲の分離領域
    にコンタクトして接地電位を印加する手段とを具備し、 前記拡散領域が延在する長手方向に対して、前記接地電
    位を印加する手段のコンタクトホールが略平行に延在す
    る事を 特徴とする半導体装置。
JP00644794A 1994-01-25 1994-01-25 半導体装置 Expired - Fee Related JP3157377B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00644794A JP3157377B2 (ja) 1994-01-25 1994-01-25 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00644794A JP3157377B2 (ja) 1994-01-25 1994-01-25 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07211872A JPH07211872A (ja) 1995-08-11
JP3157377B2 true JP3157377B2 (ja) 2001-04-16

Family

ID=11638680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00644794A Expired - Fee Related JP3157377B2 (ja) 1994-01-25 1994-01-25 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3157377B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07211872A (ja) 1995-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5721656A (en) Electrostatc discharge protection network
JP2850801B2 (ja) 半導体素子
KR910009355B1 (ko) Mos형 반도체장치의 입력보호회로
JPH02119262A (ja) 半導体装置
JP2005524232A (ja) フィードバックを利用した低入力容量の静電放電保護回路
JP2004336032A (ja) 静電気放電エネルギーを導通するための集積回路の構造
JPS6248901B2 (ja)
US6894881B1 (en) ESD protection methods and devices using additional terminal in the diode structures
JP3157377B2 (ja) 半導体装置
JP2003060059A (ja) 保護回路および保護素子
JPH11220093A (ja) 半導体集積回路
JPH0521721A (ja) 半導体装置のゲート保護装置
JP3158534B2 (ja) 半導体集積回路
KR100470994B1 (ko) 반도체장치의정전기보호장치
JPH01214055A (ja) 静電破壊保護装置
JP2000133775A (ja) 保護素子
JPH0521714A (ja) 過電圧保護回路
JPH0478162A (ja) 集積回路用保護装置
JPS5879743A (ja) モノリシツク集積回路
JPH069208B2 (ja) 半導体装置
JPH08213552A (ja) 半導体集積回路
JPH07122715A (ja) 半導体装置
JP2893694B2 (ja) 静電破壊防止回路
JPS5915508Y2 (ja) 保護回路
JPS59200454A (ja) 静電破壊保護素子

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees