JPH0752303A - 帯電防止転写箔 - Google Patents

帯電防止転写箔

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JPH0752303A
JPH0752303A JP5220701A JP22070193A JPH0752303A JP H0752303 A JPH0752303 A JP H0752303A JP 5220701 A JP5220701 A JP 5220701A JP 22070193 A JP22070193 A JP 22070193A JP H0752303 A JPH0752303 A JP H0752303A
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憲太郎 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチック製品の表面に導電性を付与する
ことは勿論、耐摩耗性、耐水性および耐溶剤性を付与す
ることができる帯電防止転写箔を得る。 【構成】 剥離性を有する基体シ−ト2上に、少なくと
も電離放射線硬化性樹脂層3および帯電防止層4からな
る転写層が設けられ、帯電防止層4が水溶性イオン導電
性樹脂と熱架橋性単量体を配合した組成物の熱架橋反応
物からなる帯電防止転写箔。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック製品の表
面に導電性を付与することは勿論、耐摩耗性、耐水性お
よび耐溶剤性を付与することができる帯電防止転写箔に
関する。本発明に係る帯電防止転写箔は、プラスチック
製品の表面に発生する静電気による障害の防止に特に有
効であり、エレクトロニクス機器などの分野で使用され
るプラスチック製品に適用するのに好適である。
【0002】
【従来の技術】一般にプラスチック製品は電導度が小さ
く、他の物質との接触によって容易に帯電するため、プ
ラスチック製品表面にゴミやホコリが付着することによ
り、美観が著しく損なわれたり、プラスチック製品周辺
のエレクトロ素子に絶縁破壊を起こさせるなど、様々な
トラブルの原因となっている。また、一般のプラスチッ
ク製品は表面の耐摩耗性が良くないため、傷つきやすい
という欠点があった。このため、従来は、帯電防止性を
付与するためにプラスチック製品表面に界面活性剤から
なる帯電防止剤を塗布したり、耐摩耗性を上げるため
に、プラスチック製品表面に紫外線硬化性樹脂からなる
ハ−ドコ−ト層を設けたりする方法があるが、両方の特
性を満足させるものはなかった。そこで、最近、このよ
うな問題点を解決する一手段として、電離放射線硬化性
樹脂層中に界面活性剤からなる帯電防止剤を含有させ、
プラスチック製品表面に耐摩耗性および導電性を持たせ
ようとした転写箔が存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この転写箔は、界面活
性剤がプラスチック表面にブリ−ドすることにより導電
性を発揮することを応用したものであるが、上記の場
合、電離放射線硬化性樹脂層が紫外線または電子線によ
り硬化されることによりブリ−ド性が疎外され、意図し
た帯電防止性が得られないといった欠点があった。
【0004】また、電離放射線硬化性樹脂層中に界面活
性剤よりなる帯電防止剤を混入させるため電離放射線硬
化性樹脂の硬化が疎外され、充分な摩耗強度が得られな
いとともに、さらに、界面活性剤の親水性に起因してプ
ラスチック製品表面の耐水性や耐溶剤性が乏しいという
問題があった。
【0005】したがって、本発明は、上記のような欠点
を解消した帯電防止転写箔を提供することを目的とす
る。すなわち、本発明は、プラスチック製品表面に、導
電性は勿論、耐摩耗性、耐水性および耐溶剤性に優れた
帯電防止層を形成することのできる帯電防止転写箔を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の帯電防止転写箔は、剥離性を有する基体シ
−ト上に、少なくとも電離放射線硬化性樹脂層および帯
電防止層からなる転写層が設けられ、帯電防止層が水溶
性イオン導電性樹脂と熱架橋性単量体を配合した組成物
の熱架橋反応物からなるように構成した。
【0007】また、上記の帯電防止転写箔において、水
溶性イオン導電性樹脂と熱架橋単量体との重量比が70
/30〜97/3であるように構成してもよい。
【0008】図面を参照しながら本発明をさらに詳しく
説明する。
【0009】図1は、本発明の帯電防止転写箔をプラス
チック製品に転写する状態の一実施例を示す断面図であ
る。図2は、本発明の帯電防止転写箔の他の実施例を示
す断面図である。図中、1は帯電防止転写箔、2は基体
シ−ト、3は電離放射線硬化性樹脂層、4は帯電防止
層、5は接着層、6は絵柄層、7はプラスチック製品を
それぞれ示す。
【0010】帯電防止転写箔1は、基体シ−ト2上に電
離放射線硬化性樹脂層3、帯電防止層4、接着層5が順
次設けられている(図1参照)。基体シ−ト2は、電離
放射線硬化性樹脂層3、帯電防止層4を支持し、帯電防
止転写箔1をプラスチック製品7に接着させた後にはプ
ラスチック製品7表面より剥離除去されるものである。
基体シート11としては、ポリエチレンテレフタレート
やポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、セロハン
などのプラスチックフィルムや紙、あるいはこれらの複
合フィルムなど、通常の転写シートの基体シートとして
用いられるものを使用する。また、これらの基体シ−ト
2に剥離層を付与するために、転写後に基体シ−ト2と
ともに剥離される離型層を基体シ−ト2上に形成するこ
とができる。離型層の材質としては、メラミン、シリコ
ン、フッ素、セルロ−ス、ウレア、オレフィン、パラフ
ィンなどの樹脂がある。
【0011】電離放射線硬化性樹脂層3は、紫外線硬化
性樹脂、電子線硬化性樹脂等からなり、紫外線または電
子線等の電離放射線により架橋硬化がおこる樹脂であ
る。また、帯電防止転写箔1をプラスチック製品7に接
着させた後には、基体シ−ト2から容易に剥離分離して
最上層となり、プラスチック製品7表面の耐摩耗性を向
上させる役目をする。
【0012】帯電防止層4は、水溶性のイオン導電性樹
脂と熱架橋単量体との組成物からなる導電性被膜を形成
し、これを熱架橋反応させることにより得られるが、こ
の帯電防止層4は、導電性を有し、上記電離放射線硬化
性樹脂層3上に帯電しようとする電荷を逃がす役割をす
る。
【0013】水溶性イオン導電性樹脂は、帯電防止層4
に導電性を付与するものであり、たとえば、側鎖にカチ
オン性第4級アンモニウム塩基を有し末端に重合性の二
重結合をもった単官能ビニル単量体と、水酸基を有する
単官能または二官能ビニル単量体と、これらのビニル単
量体と共重合可能な他の重合性ビニル単量体との共重合
によって得られる共重合体などが用いられる。
【0014】側鎖にカチオン性第4級アンモニウム塩基
を有し末端に重合性の二重結合をもった単官能ビニル単
量体の具体例としては、たとえば、ジメチルアミノエチ
ルアクリレ−ト4級化物、ジエチルアミノエチルアクリ
レ−ト4級化物、ジメチルアミノエチルメタクリレ−ト
4級化物、ジエチルアミノエチルメタクリレ−ト4級化
物、メチルエチルアミノエチルメタクリレ−ト4級化
物、ジメチルアミノスチレン4級化物、ジエチルアミノ
スチレン4級化物、メチルエチルアミノスチレン4級化
物などを挙げることができ、これらの1種もしくは2種
以上を使用するものである。
【0015】水酸基を有する単官能ビニル単量体具体例
としては、たとえば、2−ヒドロキシエチルアクリレ−
ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレ−トなどを挙げる
ことができる。
【0016】また、前記水酸基を有する2官能ビニル単
量体の具体例としては、たとえば、ポリグリセロ−ルジ
アクリレ−ト、ポリグリセロ−ルジメタクリレ−ト、ポ
リグリセライドプロピレングリコ−ルジアクリレ−ト、
ポリグリセライドプロピレングリコ−ルメタクリレ−ト
などを挙げることができる。
【0017】また、他の重合性ビニル単量体の具体例と
しては、メチルアクリレ−ト、メチルメタクリレ−ト、
エチルアクリレ−ト、エチルメタクリレ−トなどのアク
リル酸またはメタクリル酸のアルキルエステル、スチレ
ンおよびその誘導体、酢酸ビニルなどのビニル単量体を
挙げることができる。なお、水溶性イオン導電性樹脂
は、上記構成の共重合体に限定されるものではなく、こ
れ以外の樹脂からなるものを用いてもよい。
【0018】熱架橋性単量体は、架橋硬化することによ
り、帯電防止層4に耐水性および耐溶剤性を付与し、帯
電防止層4がプラスチック製品7表面から容易に離脱し
てしまうことを防ぐものであり、たとえば、2〜4固の
グリジル基を有するエポキシ化合物が用いられる。エポ
キシ化合物の具体例としては、たとえば、エチレングリ
コ−ルジグリシルエ−テル、ポリエチレングリコ−ルグ
リシジルエ−テル、プロピレングリコ−ルジグリシジル
エ−テル、ポリプロピレングリコ−ルジグリシジルエ−
テル、ネオペンチルグリシジルエ−テル、グリセロ−ル
ポリグリシジルエ−テル、トリメチロ−ルプロパンポリ
グリシジルエ−テル、ジグリセロ−ルポリグリシジルエ
−テルなどを挙げることができ、これらの1種もしくは
2種以上を使用するものである。なお、熱架橋性単量体
は、上記構成のエポキシ化合物に限定されるものではな
く、これ以外の樹脂からなるものを用いてもよい。
【0019】水溶性イオン電導性樹脂と熱架橋性単量体
との割合は、重合比で70/30〜97/3にするのが
好ましい。イオン導電性樹脂が70重量%未満の場合
は、熱架橋性単量体が過剰となるため、所期の表面抵抗
値の帯電防止層4が得られない。また、イオン導電性樹
脂が97%を越えて多くなると、逆に熱架橋性単量体の
量が減少するため、架橋密度が低下して所期の耐水性お
よび耐溶剤性の帯電防止層4を得ることが困難となる。
【0020】なお、帯電防止層4を形成する場合、熱架
橋性単量体を構成しているエポキシ化合物の架橋反応を
促進させるために、有機もしくは無機のアルカリ性化合
物、たとえば、アミン、ポリアミン、アミドアミン、ポ
リアミドアミン、イミダゾ−ルおよびアルカリ金属炭酸
塩ならびにこれらの誘導体からなる架橋硬化剤を帯電防
止層4中に少量使用することが望ましい。また、水溶性
イオン導電性樹脂と熱架橋性単量体とを熱架橋反応させ
て帯電防止層4とする時期は、被膜形成直後でもよい
し、さらに導電性被膜上に接着層5を形成した後でもよ
い。この場合の加熱条件は、80℃〜200℃で少なく
とも10秒以上が適当である。
【0021】接着層5は、帯電防止層4をプラスチック
製品7表面に接着させるものである。したがって、帯電
防止層4が接着性を有する場合には、この接着層5を設
ける必要がない。接着層5としては、プラスチック製品
7に適した感熱接着性樹脂、感圧接着性樹脂、あるいは
両方の性質を備える樹脂を使用する。たとえば、プラス
チック製品7がポリスチレン樹脂からなる場合はアクリ
ル系樹脂や塩化ビニル系樹脂を、プラスチック製品7が
ポリプロピレン樹脂からなる場合は塩化ポリプロピレン
系樹脂やエチレン酢酸ビニル系樹脂などを用いるとよ
い。接着層5の形成方法としては、グラビア印刷、スク
リ−ン印刷などの通常の印刷法やロ−ルコ−ト法などの
コ−ト法などがある。
【0022】また、帯電防止層4が透明である場合に
は、帯電防止層4の上にに絵柄層6を設けることもでき
る。絵柄層6を設けることにより、転写によりプラスチ
ック製品7表面の帯電を防止するとともに、装飾を施す
ことができる。絵柄層6としては、顔料または染料を樹
脂中に分散または溶解させた通常の印刷インキを用い
て、グラビア印刷、スクリ−ン印刷などの通常の印刷法
やロ−ルコ−ト法などのコ−ト法などで形成すればよ
い。
【0023】次に、この帯電防止転写箔1の使用方法に
ついて説明する。接着性を有する帯電防止層4または接
着層5側をプラスチック製品7に対向させ、帯電防止転
写箔1をプラスチック製品7の表面形状に沿って重ね合
せた後に、帯電防止転写箔1の基本シ−ト2側より、接
着性を有する帯電防止層4または接着層5が粘着性を帯
びる程度の熱圧を加えてプラスチック製品7に接着さ
せ、基体シ−ト2をプラスチック製品7表面より剥離除
去すればよい。また、帯電防止転写箔1をプラスチック
製品7の射出成形金型内に挿入し、金型内壁面に帯電防
止転写箔1を沿わせた後、型閉めし、型内に溶融樹脂を
射出してプラスチック製品7を成形すると同時に転写層
を転写形成することもできる。
【0024】
【作用】本発明の帯電防止転写箔は、上記のように構成
されるので、次のような作用が得られる。すなわち、帯
電防止層には、水溶性イオン導電性樹脂が含まれている
ので、導電性を有し、電離放射線硬化性樹脂層上に帯電
しようとする電荷を逃がす作用をする。また、帯電防止
層には熱架橋性単量体が含まれているので、水溶性イオ
ン導電性樹脂と熱架橋反応することにより、帯電防止層
に耐水性および耐溶剤性を付与する。一方、電離放射線
硬化性樹脂層は、紫外線または電子線などの電離放射線
により架橋硬化されているので、プラスチック製品の表
面に耐磨耗性を付与する。
【0025】
【実施例】以下、本発明の帯電防止転写箔を実例によっ
てさらに具体的に説明する。 実施例1 ポリエチレンテレタレ−トフィルムからなる基体シ−ト
上にロ−ルコ−ト法によりウレタンアクリレート45部、
オリゴエステルアクリレート50部、ベンゾフェン5部か
らなる電離放射線硬化性樹脂層を設け、その上に以下の
製法よりなる帯電防止樹脂を乾燥膜厚で2ミクロンとな
るように塗布し、透明な導電性被膜を形成した。
【0026】<帯電防止樹脂の製法>メチルメタクリレ
−ト/エチルアクリレ−ト/2ヒドロキシエチルメタク
リレ−ト/ジメチルアミノエチルメタクリレ−ト4級塩
化物を46/21/7.6/25.4の重量組成比で共
重合させて透明な共重合体からなる水溶性イオン導電性
樹脂を得た。この水溶性イオン導電性樹脂に、エポキシ
化合物としてグリセロ−ルポリグリシジルエ−テルを前
記共重合体の固形分に対して4重量%添加し、さらに架
橋硬化剤として2−メチルイミダゾ−ルをグリセロ−ル
ポリグリシジルエ−テルに対して2.5重量%添加化合
して水溶性イオン導電性樹脂と熱架橋性単量体を配合し
た組成物を得た。
【0027】次に、温度160℃、時間20秒で加熱し
て、導電性被膜を硬化させて帯電防止層とした。次に、
帯電防止層上に、ポリエステル樹脂をロ−ルコ−ト法に
て乾燥膜厚で3ミクロンとなるように塗布し、接着層を
形成した。
【0028】このようにして得られた帯電防止転写箔の
接着層側を、ポリスチロ−ル樹脂からなるプラスチック
製品表面に重ね合わせ、帯電防止転写箔の基体シ−ト側
より加熱ロ−ルを用いて温度80℃、時間1秒で熱圧を
加えて転写した後、基体シ−トを剥離した。その結果、
プラスチック製品表面の導電性は勿論、耐摩耗性、耐水
性および耐溶剤性を向上させることができた。
【0029】
【発明の効果】本発明の帯電防止転写箔は、以上のよう
な構成および作用からなるので、次の効果が得られる。
すなわち、本発明の帯電防止転写箔は、プラスチック製
品表面に帯電防止層および電離放射線硬化性樹脂層を形
成することができるので、プラスチック製品表面に導電
性を付与することは勿論、耐摩耗性、耐水性および耐溶
剤性に優れた転写層を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の帯電防止転写箔をプラスチック製品に
転写する状態の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の帯電防止転写箔の他の実施例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 帯電防止転写箔 2 基体シ−ト 3 電離放射線硬化性樹脂層 4 帯電防止層 5 接着層 6 絵柄層 7 プラスチック製品
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】帯電防止転写箔1は、基体シート2上に電
離放射線硬化性樹脂層3、帯電防止層4、接着層5が順
次設けられている(図1参照)。基体シート2は、電離
放射線硬化性樹脂層3、帯電防止層4を支持し、帯電防
止転写箔1をプラスチック製品7に接着させた後にはプ
ラスチック製品7表面より剥離除去されるものである。
基体シート2としては、ポリエチレンテレフタレートや
ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、セロハンな
どのプラスチックフィルムや紙、あるいはこれらの複合
フィルムなど、通常の転写シートの基体シートとして用
いられるものを使用する。また、これらの基体シート2
に剥離層を付与するために、転写後に基体シート2とと
もに剥離される離型層を基体シート2上に形成すること
ができる。離型層の材質としては、メラミン、シリコ
ン、フッ素、セルロース、ウレア、オレフィン、パラフ
ィンなどの樹脂がある。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥離性を有する基体シ−ト上に、少なく
    とも電離放射線硬化性樹脂層および帯電防止層からなる
    転写層が設けられ、帯電防止層が水溶性イオン導電性樹
    脂と熱架橋性単量体を配合した組成物の熱架橋反応物か
    らなることを特徴とする帯電防止転写箔。
  2. 【請求項2】 水溶性イオン導電性樹脂と熱架橋単量体
    との重量比が70/30〜97/3である請求項1記載
    の帯電防止転写箔。
  3. 【請求項3】 水溶性イオン導電性樹脂が、側鎖にカチ
    オン性第4級アンモニウム塩基を有し末端に重合性の二
    重結合を有する単官能ビニル単量体と、水酸基を有する
    単官能または二官能ビニル単量体と、他の重合性ビニル
    単量体との共重合体である請求項1または請求項2に記
    載の帯電防止転写箔。
  4. 【請求項4】 熱架橋性単量体が、2〜4のグリシジル
    基を有するエポキシ化合物である請求項1〜請求項3に
    記載の帯電防止転写箔。
  5. 【請求項5】 絵柄層が、帯電防止層と接着層との間に
    設けられている請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    帯電防止転写箔。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003205564A (ja) * 2002-01-15 2003-07-22 Dainippon Printing Co Ltd 反射防止機能付き帯電防止転写箔
JP2007216390A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Fujicopian Co Ltd 帯電防止層転写シート
JP2011235634A (ja) * 2010-04-13 2011-11-24 Chiyoda Gravure Corp 転写材およびこの転写材を用いた成型品の製造方法

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