JP2003305807A - 転写材、その製造方法及び転写物 - Google Patents
転写材、その製造方法及び転写物Info
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Abstract
合主体層とその上に設けられた硬化樹脂層から構成され
る場合に、シロキサン結合主体層と硬化樹脂層との密着
性を良好なものとし、しかも、硬化樹脂層には「はじ
き」や「ピンホール」等が生じないようにする。 【解決手段】 離型性ベースフィルムと、その上に設け
られた転写層とを有する転写材の当該転写層は、シロキ
サン結合主体層と、多官能モノマーとシラン化合物と酸
性化合物とから形成された硬化樹脂層とが互いに隣接し
た層構造を有する。シロキサン結合主体層を離型性ベー
スフィルム側に配置する。
Description
ルムとその上に設けられた転写層とを有する転写材、そ
の製造方法及び転写物に関する。より詳しくは、転写層
が、「はじき」や「ピンホール」を発生させやすい低濡
れ性層と、それに隣接して設けられる別の層とから構成
される場合に、該別の層に「はじき」や「ピンホール」
が生じていない転写層を有する転写材、その製造方法及
びその転写材から得られる転写物に関する。
つとして反射防止機能が挙げられるようになっている。
反射防止機能は、画像表示板に写る室内の蛍光灯などの
反射光を低減し、画像をより鮮明に表示するための機能
である。反射防止機能の原理は、屈折率の高い層の表面
に屈折率の低い層を設けた構造の反射防止膜を形成する
ことにより、高屈折率層で反射する光と低屈折率層で反
射する光との間の光路差を利用し、相互に干渉させるこ
とにより反射光を低減させるものである。
射防止膜は、従来、ディップ法によってプラスチック基
材に高屈折率層と低屈折率層を順次積層することにより
作製されていたが、この方法はバッチ式のため生産効率
が低く、反射防止膜の作製コストアップの一因となって
いた。また、ディップ液からプラスチック基板を引き上
げる速度によって膜厚にムラができ易く、均一な厚さの
被膜を得ることは困難であった。
チック基板等の被転写体表面に連続的に形成する方法と
して、離型性ベースフィルム上に、該フィルム側から低
屈折率層及び高屈折率層が積層された転写型反射防止膜
が設けられた転写材を作製し、その転写材の転写型反射
防止膜を被転写材表面に熱転写あるいは感圧転写する方
法(即ち、転写法)が注目されるようになった。
オルガノシロキサン由来のシロキサン結合主体の層が使
用される場合が多い。
ルガノシロキサン由来のシロキサン結合主体層は低濡れ
性であり、従って、この層上に高屈折率層を形成するた
めの塗料を塗布形成する際に、シロキサン結合主体層と
の間に良好な密着性が得られにくく、しかも「はじき」
や「ピンホール」等も発生し、均一な塗布膜を形成する
ことが困難であるという問題があった。このような問題
は、上述の転写型反射防止膜を有する転写材に限らず、
一般に低濡れ性の層と、その上に形成される別の層とか
ら構成される転写層を有する転写材においても大きな問
題となっている。
しようとするものであり、離型性ベースフィルム上に、
一般に低濡れ性の層と、その上に形成される別の層とか
らなる転写層が設けられた転写材において、良好な層間
密着性を実現し、しかもその別の層に「はじき」や「ピ
ンホール」等を生じさせないようにすることを目的とす
る。
転写層を構成する低濡れ性の層として、ポリシロキサン
結合主体層を使用した場合に、多官能モノマーとシラン
化合物と酸性化合物とを含有する硬化樹脂層形成用塗料
がポリシロキサン結合主体層上にはじきやピンホールを
生じさせることなく塗布でき、しかもその塗布膜を硬化
させたものは、ポリシロキサン結合主体層と良好な密着
性を示すことを見出し、本発明を完成させるに至った。
と、その上に設けられた転写層とを有する転写材におい
て、転写層が、シロキサン結合主体層、及び多官能モノ
マーとシラン化合物と酸性化合物とから形成された硬化
樹脂層が互いに隣接した層構造を有し、シロキサン結合
主体層が離型性ベースフィルム側に配置されている転写
材を提供する。
あって、以下の工程(a)及び(b): (a)離型性ベースフィルム上に、シロキサン結合主体
層を形成する工程;及び(b)シロキサン結合主体層上
に、多官能モノマーとシラン化合物と酸性化合物とを少
なくとも含有する硬化樹脂層形成用塗料を塗布し、硬化
させて硬化樹脂層を形成する工程を有する転写材の製造
方法を提供する。
の上に転写層が設けられた構造を有する。ここで、転写
層は、シロキサン結合主体層、及び多官能モノマーとシ
ラン化合物と酸性化合物とから形成された硬化樹脂層が
互いに隣接した層構造を有し、シロキサン結合主体層が
離型性ベースフィルム側に配置されている。
は、シロキサン結合を介して高分子化したシロキサン系
樹脂のシロキサン結合の一部が水素原子、水酸基、不飽
和基等の官能基で置換された化合物の層であり、好まし
くはシラン化合物と酸性化合物とから形成された低濡れ
性の層であり、隣接して形成される層に「はじき」や
「ピンホール」を発生させやすい層である。そのため、
本発明においては、シロキサン結合主体層に隣接する層
として、多官能モノマーとシラン化合物と酸性化合物と
から硬化樹脂層を形成する。このような成分からなる硬
化樹脂層は、成分的に共通するシラン化合物(全く同一
のシラン化合物でなくてもよい)を含んでいるので、シ
ロキサン結合主体層に良好な親和性を有し、「はじき」
や「ピンホール」のないものとなる。このような転写層
を構成するシロキサン結合主体層及び硬化樹脂層に(特
に硬化樹脂層に)種々の機能を付与することで、層間密
着性の良好で且つ均一な層厚の転写層を有する、様々な
用途の転写材が得られる。例えば、シロキサン結合主体
層は反射防止膜の低屈折率層として機能させることがで
き、一方、硬化樹脂層はハードコートとして機能させる
ことができる。
として機能させる場合には、屈折率が1.5以下、好ま
しくは1.4以下(1.2以上)とすることが好まし
い。更に、透明性に優れ且つ鉛筆硬度がH以上であるこ
とが好ましい。
サン結合主体層は、前述したように好ましくはシラン化
合物と酸性化合物とから形成されるものであるが、ここ
で、シラン化合物としては、以下の式(1)
基、エチル基、プロピル基等)、アリール基(例えば、
フェニル基、トリル基等)、炭素−炭素二重結合含有有
機基(例えば、メタクリロイル基、アクリロイル基、ビ
ニル基等)又はエポキシ基含有有機基(例えば、エポキ
シシクロヘキシル基、ブリシジル基等)を表し、Rが2
又は3個存在する場合、それらは互いに同種であっても
異種であってもよい。Xはヒドロキシル基、アルコキシ
ル基(例えば、メトキシ基、エトキシ基等)、アルコキ
シアルコキシル基(例えば、メトキシエトキシ基、エト
キシメトキシ基等)又はハロゲン原子(例えば、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子等)を表し、Xが2又は3個
存在する場合、それらは互いに同種であっても異種であ
ってもよい。nは1〜3の整数を表す。)で示されるも
のが好ましく挙げられる。
例としては、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピル
トリメトキシシラン、γ−エポキシプロピルトリメトキ
シシラン、フェニルトリメトキシシラン、ビニルトリメ
トキシシラン、エチルトリメトキシシラン、メチルトリ
メトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、メチルト
リクロロシラン、エチルジクロロシラン等が挙げられ
る。
媒として機能するものであり、プロトン原子を直接放出
する公知の化合物を使用することができる。具体例に
は、塩酸、リン酸、硫酸等の無機酸類、ギ酸、酢酸、プ
ロピオン酸、酪酸、シュウ酸等の飽和脂肪族カルボン酸
類、アクリル酸、メタアクリル酸等のエチレン性不飽和
基を有する脂肪族カルボン酸などが挙げられるが、装置
の腐食やハンドリング性の点から酢酸が特に好ましい。
05μmから5μmの範囲であり、好ましくは0.06
μmから3μmの範囲である。
つの層である硬化樹脂層は、多官能モノマーとシラン化
合物と酸性化合物とから形成されるものである。
れるものではないが、紫外線、電子線等の活性エネルギ
ー線や熱によって重合して架橋構造を形成し得る2官能
以上の官能基を有するモノマーが好ましく挙げられる。
具体的には、ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペ
ンチルグリコールジアクリレート、トリメチロールプロ
パントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアク
リレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、
ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレート、エチレンオキシド
変性ビスフェノールAジアクリレート、トリメチロール
プロパンエチレングリコール付加物トリアクリレート、
トリメチロールプロパンプロピレングリコール付加物ト
リアクリレート等が挙げられる。
及び酸性化合物としては、前述のシロキサン結合主体層
に関し説明したものと同様のものをそれぞれ使用するこ
とができるが、シロキサン結合主体層と完全同一の組成
のものである必要性は特にない。
ては、重合開始剤、金属や酸化物の微粒子、着色剤等を
含有させてもよく、ポリアクリル樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂等の樹脂の一種以上を含有させて
もよい。これらの樹脂の中でもアイソタクチシティが8
0%以上のメタアクリル酸エステル重合体とシンジオタ
クチシティが40%以上80%以下のメタアクリル酸エ
ステル重合体とを同時に含有させることが塗料の安定性
を高める点から好ましい。
応じて、更に、別の高屈折率層、低屈折率層、抗菌層、
ハードコート層等の機能層、印刷層、着色層等の装飾
層、さらに離型層、金属蒸着層、金属化合物蒸着層、プ
ライマー層、接着剤層等を、シロキサン結合主体層と離
型性ベースフィルムとの間、あるいは硬化樹脂層の外表
面に設けることができる。
要に応じて、硬化樹脂層の外表面に接着剤層を形成する
ことができる。接着剤層は、転写層を画像表示板等の被
転写体(透明なアクリル板、ポリエステル板、ポリカー
ボネート板等)に転写させるためのものであり、アクリ
ル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、スチ
レン−ブタジエン系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル系、
エチレン−酢酸ビニル系、ポリエステル系、塩化ゴム
系、塩素化ポリプロピレン系、ウレタン系等の接着性樹
脂の単独またはこれらの混合物を主成分とするエマルジ
ョン系樹脂や有機溶剤型樹脂、水溶性樹脂から適宜選択
採用される。
線遮断性を付与するために、0.05〜1.0g/m2
の濃度で近赤外線吸収剤を含有させることができる。こ
こで、近赤外線吸収剤としてはジイモニウム系化合物、
アミニウム系化合物、ポリメチン系化合物、シアニン系
化合物、アントラキノン系化合物などの単独またはこれ
らの混合物が好ましい。この中でも特にジイモニウム系
化合物が広域な近赤外線吸収能、透明性などから好まし
い。
常0.3〜20μm程度の範囲から被転写物である前面
板の表面状態などに応じて適宜選択採用される。
接着性を向上させるために、それらの間に公知のプライ
マー層を乾燥厚で0.5〜5μm程度で設けてもよい。
ィルムとしては、特に制限はなく、離型性を有し、充分
な自己保持性を有する通常の転写箔に用いられるもので
あればいずれも用いることができる。例えばポリエチレ
ンテレフタレートフィルム、ポリプロピレンフィルム、
ポリカーボネートフィルム、ポリスチレンフィルム、ポ
リアミドフィルム、ポリアミドイミドフィルム、ポリエ
チレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、フッ素系樹
脂フィルムなどの合成樹脂フィルムやセルロースアセテ
ートフィルムなどの人造樹脂フィルム、セロハン紙、グ
ラシン紙などの洋紙、和紙などのフィルム状物、あるい
はこれらの複合フィルム状物もしくは複合シート状物や
またそれらに離型処理を施したもの等が挙げられる。
はないが、しわや亀裂の発生を抑制するために、通常4
〜150μmの範囲、好ましくは12〜100μmの範
囲、より好ましくは30〜100μmの範囲である。
十分な場合には、離型性ベースフィルムの少なくとも片
面に離型層を形成してもよい。このような離型層は、公
知の離型性ポリマーやワックスなどを適宜選択して形成
することができる。
るものではないが、薄すぎると一般に離型しにくくな
り、厚すぎると離型しやすくなり過ぎて転写する前に転
写層の一部又は全部の脱離が生じたり、製造コストが増
大する場合があるので、通常0.1〜3μm程度の範囲
から選択される。
なくとも以下の工程(a)及び(b)を有することを特
徴とする。
を形成する。具体的には、シラン化合物と酸性化合物と
必要に応じて配合される各種添加剤(例えば低屈折率化
剤であるシリカ粉末等)とを溶媒(エタノールやイソプ
ロピルアルコール等)に均一に溶解又は分散させた塗料
を、離型性ベースフィルムに公知の塗布法により塗布
し、80〜180℃で乾燥することにより形成すること
ができる。
分でない場合には、パラフィンワックス等の離型性ワッ
クス、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、シリコーン系
樹脂、メラミン系樹脂、尿素系樹脂、尿素−メラミン系
樹脂、セルロース系樹脂、ベンゾグアナミン系樹脂など
の離型性樹脂、各種界面活性剤等を、単独又はこれらの
混合物を含有する水性又は非水性離型剤塗料を、グラビ
ア印刷法、スクリーン印刷法、オフセット印刷法などの
通常の印刷法に従って離型性ベースフィルム上に塗布
し、乾燥し、更に必要に応じて硬化(加熱、紫外線照
射、電子線照射、放射線照射)させて離型層を予め形成
しておいてもよい。
ラン化合物と酸性化合物とを少なくとも含有する硬化樹
脂層形成用塗料を塗布し、硬化させて硬化樹脂層を形成
する。具体的には、多官能モノマーとシラン化合物と酸
性化合物と、必要に応じて希釈剤(例えば、トルエン、
イソプロパノール等)や単官能モノマー(例えば、メチ
ルメタアクリレート、エチルアクリレート、2−エチル
ヘキシルメタアクリレート、2−メトキシエチルアクリ
レート等の単官能(メタ)アクリル酸エステル)と、更
に必要に応じて水とを均一に混合した硬化樹脂層形成用
塗料をシロキサン結合主体層上に塗布し、80〜180
℃で乾燥し、更に活性エネルギー線照射又は加熱を行う
ことにより硬化させることにより硬化樹脂層を形成す
る。これにより、転写材が得られる。
ける場合には、例えば接着性樹脂と必要に応じて添加さ
れる近赤外吸収剤とを、水や有機溶剤で希釈して得られ
た塗料をグラビア印刷法、スクリーン印刷法、オフセッ
ト印刷法等により硬化樹脂層上に塗布し、乾燥すればよ
い。この時、接着剤層の形成に先だって、硬化樹脂層上
に接着性の良好な樹脂(例えば、アクリル系樹脂、酢酸
ビニル系樹脂、メラミン系樹脂、ポリエステル系樹脂、
ウレタン系樹脂等)を溶媒に溶解したプライマー層用塗
料を塗布し乾燥することによりプライマー層を形成して
もよい。
被転写材の表面に転写層を転写させて得られる転写物
は、転写層の化学的及び物理的特性に応じて、様々な分
野で使用することができる。例えば、リアプロジェクシ
ョンテレビや、プラズマディスプレイパネル、液晶パネ
ルなどの表示画面保護板として好ましく使用することが
できる。
る。
ィルム上に、シリカ微粉末(平均粒径100nm)3質
量部、メチルトリエトキシシラン3質量部、酢酸0.2
質量部、イソプロピルアルコール54質量部、及びエタ
ノール40質量部からなる溶液を、グラビアコーティン
グ法により塗布し、150℃で1分間乾燥して厚さ0.
09μmのシロキサン結合主体層を形成した。
ルトリメトキシシラン10質量部、エチレンオキサイド
変性ビスフェノールAジアクリレート50質量部、ジペ
ンタエリスリトールヘキサアクリレート40質量部、酢
酸0.4質量部、光重合開始剤(1907:チバ・スペ
シャリティケミカルズ社製)2質量部、光増感剤(DE
TX−S:日本化薬社製)1質量部、トルエン50質量
部、イソプロピルアルコール27質量部、及び水3質量
部からなる溶液を、リバースコーティング法により塗布
し、120℃で1分間乾燥し、更に、水銀灯(TOSC
URE401:東芝社製)から紫外線を照射し、2.0
μm厚の硬化樹脂層を形成することにより転写材を得
た。得られた転写材には「はじき」や「ピンホール」が
全く生じていなかった。
上に、シロキサン結合主体層を形成した。
リメトキシシランを使用せず且つジペンタエリスリトー
ルヘキサアクリレートの使用量を50質量部とする以外
は、実施例1と同様の操作に従って厚さ2.0μmの硬
化樹脂層を形成することにより転写材を得た。得られた
転写材には、「はじき」や「ピンホール」が1平方セン
チメートル当たり平均3箇所の頻度で発生していた。
転写材の転写層を、それぞれ厚さ2mmのアクリル板に
転写し、アクリル板に転写した転写層の密着性につい
て、以下のクロスカット試験により評価をした。
1本、横に11本の切れ目を入れて100個の升目を作
り、この升目に粘着テープ(セロテープ(登録商標)、
ニチバン社製)を密着させ180度方向に強制的に剥離
し、剥離せずに残存した硬化層の升目の数を計数して密
着性を評価した。残存する升目の数が多いほど密着性が
良好であることを示す。
であり、比較例1の残存升目数は0であった。
のシロキサン結合主体層とその上に設けられた硬化樹脂
層から構成され、また該硬化樹脂層は、多官能モノマー
とシラン化合物と酸性化合物とから形成される。従っ
て、シロキサン結合主体層と硬化樹脂層との密着性は非
常に良好なものとなる。しかも、硬化樹脂層には「はじ
き」や「ピンホール」等が生じない。
Claims (5)
- 【請求項1】 離型性ベースフィルムと、その上に設け
られた転写層とを有する転写材において、転写層が、シ
ロキサン結合主体層、及び多官能モノマーとシラン化合
物と酸性化合物とから形成された硬化樹脂層が互いに隣
接した層構造を有し、シロキサン結合主体層が離型性ベ
ースフィルム側に配置されている転写材。 - 【請求項2】 シロキサン結合主体層がシラン化合物と
酸性化合物とから形成されたものである請求項1記載の
転写材。 - 【請求項3】 請求項1記載の転写材の製造方法であっ
て、以下の工程(a)及び(b): (a)離型性ベースフィルム上に、シロキサン結合主体
層を形成する工程;及び(b)シロキサン結合主体層上
に、多官能モノマーとシラン化合物と酸性化合物とを少
なくとも含有する硬化樹脂層形成用塗料を塗布し、硬化
させて硬化樹脂層を形成する工程を有することを特徴と
する転写材の製造方法。 - 【請求項4】 シロキサン結合主体層が、シラン化合物
と酸性化合物とを少なくとも含有するシロキサン結合主
体層形成用塗液を塗布し、硬化させることにより形成さ
れる請求項3記載の製造方法。 - 【請求項5】 被転写体の表面に、請求項1記載の転写
材の転写層が転写された転写物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002116379A JP2003305807A (ja) | 2002-04-18 | 2002-04-18 | 転写材、その製造方法及び転写物 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002116379A JP2003305807A (ja) | 2002-04-18 | 2002-04-18 | 転写材、その製造方法及び転写物 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008195635A Division JP2008296591A (ja) | 2008-07-30 | 2008-07-30 | 感圧転写材、その製造方法及び転写物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003305807A true JP2003305807A (ja) | 2003-10-28 |
Family
ID=29397144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002116379A Pending JP2003305807A (ja) | 2002-04-18 | 2002-04-18 | 転写材、その製造方法及び転写物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003305807A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007246846A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | ポリカーボネート樹脂離型フィルム |
JP2008304561A (ja) * | 2007-06-05 | 2008-12-18 | Mitsubishi Plastics Inc | 反射防止層転写用積層ポリエステルフィルム |
JP2008304562A (ja) * | 2007-06-05 | 2008-12-18 | Mitsubishi Plastics Inc | 反射防止層転写用積層ポリエステルフィルム |
JP2012166480A (ja) * | 2011-02-15 | 2012-09-06 | Gunze Ltd | 耐指紋性フィルム及びその製造方法 |
JP2012168411A (ja) * | 2011-02-15 | 2012-09-06 | Gunze Ltd | 光学フィルム用基材及び光学フィルム、その製造方法 |
-
2002
- 2002-04-18 JP JP2002116379A patent/JP2003305807A/ja active Pending
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