JPH075138Y2 - 手摺笠木の接続構造 - Google Patents

手摺笠木の接続構造

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JPH075138Y2
JPH075138Y2 JP1988053356U JP5335688U JPH075138Y2 JP H075138 Y2 JPH075138 Y2 JP H075138Y2 JP 1988053356 U JP1988053356 U JP 1988053356U JP 5335688 U JP5335688 U JP 5335688U JP H075138 Y2 JPH075138 Y2 JP H075138Y2
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JP1988053356U
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洋 飯塚
稔 清田
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Sanwa Shutter Corp
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、階段手摺等の笠木の接続構造に係り、特に、
一方の笠木端部に一半部を嵌着した接続具の他半部を、
隣接する他方の手摺笠木の端部に包覆するのみで簡単に
接続することができる手摺笠木の接続構造に関するもの
である。
[従来の技術] 一般に、建築物の階段やバルコニー用の手摺は、第5図
に示すように、支柱2、2間の上下に上桟3と下桟4を
横設し、その上下間に複数の手摺子6、6……を架設し
て組立形成すると共に、上記上桟3に笠木5をそれぞれ
被着して取り付ける構造となっている。
そして上記支柱2上で隣接する笠木5、5の各端部の接
続に際して、従来は、第6図に示すように、支柱2と上
桟3とを接続金具9を介して接続した後、突き合わせた
笠木5、5の両端部の外面に跨って、カバー状に形成し
た接合具7をビス71、71を使用して接合する取付構造、
あるいは第7図に示すように、笠木5の垂直断面と同一
形状の本体部81と、その下部に一体形成されて支柱2の
頂部中空部に嵌着、固定される脚部82と、本体部81から
水平方向に突出する嵌挿部83、83とからなる接続具8を
使用して、両笠木5、5の端部を上記嵌挿部83、83にそ
れぞれ外嵌して接続する取付構造、等が採用されてい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前述のような従来の構成では、何れの取
付構造においても、笠木5、5の端部を、支柱2上で双
方とも突合せ方向にいちいち移動させなければ、所望の
接続位置で連結することができず、長尺状に形成されて
取扱いの面倒な笠木5、5を各支柱2での接続作業毎に
相互に把持して接続具に合せる、という煩わしい調整作
業を必要とし、作業者に多大な負担を負わせる結果とな
って作業効率が低下するばかりでなく、躯体あるいは壁
体等の固定物に近接して手摺を設置するような場合に
は、上記固定物に最近接する位置に設置される笠木を突
合せ方向に移動させることが不可能となる、という現場
作業での不具合を内包するものであった。
本考案は上記の如き実状に鑑み、従来の不具合を解消す
べく創案されたものであって、その目的とするところ
は、隣接する笠木の端部に嵌着した接続具を、支柱上に
載置した他方の笠木の端部に一方の笠木本体とともに上
方から被嵌するのみで、両笠木の双方を突合せ方向にい
ちいち移動させることなく、接続する支柱位置毎に接続
作業を速やかに行うことができる手摺笠木の接続構造を
提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 課題を解決するため、本考案が採用した技術的手段は、
複数の手摺笠木を支柱間に連続して架設すべく、各手摺
笠木の隣接する各端部間を接続具を介して連結するに、
上記接続具の中央部を境とする一半部に、内周縁部と外
周縁部とからなる嵌入溝を形成する一方、他半部に外周
縁部のみからなる覆面部を形成し、上記嵌入溝を一方の
笠木端部に嵌着した接続具の覆面部を、支柱間に横設し
た他方の笠木の端部に上方から被嵌するように構成した
ことを特徴とするものである。
[作用] したがって、本考案によれば、手摺笠木の接続作業に際
して、作業者は先行して立設した支柱間に上下桟と取摺
子を組付けた後に、各支柱間毎に設置する複数の笠木の
一方の端部に嵌入溝を介して接続具をそれぞれ嵌着す
る。
そして、接続具を嵌着した笠木の一方の端部を、先行し
て設置した隣接の他方の笠木の端部に支柱上で上方から
被嵌すれば、当該支柱上での接続作業は完了することに
なる。
上記のような接続具の被嵌作業を各支柱毎に順次行うこ
とによって、接続する両笠木の双方を突合せ方向にいち
いち移動させることなく、笠木の接続作業を円滑かつ確
実に進めることができ、作業効率を向上させて作業者の
負担を軽減することができる。
[実施例] 本考案の構成を、図面に示した一実施例に基づいて詳細
に説明する。
第1図は手摺の支柱の上部の垂直断面図、第2図は同上
の手摺方向の垂直断面図、第3図は同上の斜視図であ
り、手摺の一般の構成については、第5図ないし第7図
の参照番号を共通にしてある。
図において、支柱2は隣位の支柱2との間隔を所定に立
設され、接続金具9を介して上桟3を架けわたし、上桟
3の上に笠木5を取付けて手摺1を構成している。笠木
5は多角形状の断面を有して支柱2の間隔に応じた長さ
に定められ、通常、支柱2上で突き合わせる笠木5a、5b
の各端部は、支柱2の頂部上方位置で接続具10によって
接続するようになっている。
上記接続具10は、笠木5の外周形状に外装するように断
面を多角形に曲成してカバー型に形成されており、その
本体部11の一半部には、外周縁部12と、該外周縁部12の
内壁に沿って平行状に形成した内周縁部13とで嵌入溝15
が形成されていると共に、上記本体部11の中央部14を境
とする他半部には、上記外周縁部12と同一の内外形状を
有する覆面部17が一体に形成されている。
第4図は、手摺1が支柱2の接続位置で屈曲する接続具
10の変形例も示すものであって、(a)は断面図、
(b)は(a)におけるA−A矢視方向の接続具10の全
体図である。この例は、前記実施例の接続具10と基本構
成を一とするものであり、各笠木5a、5bを135°の角度
で支柱2上で接続すべく接続具10を構成しており、角度
の要素と、嵌入溝15の内面に嵌入方向の複数の突条16、
16…が間隔を置いて設けられている点のみが相違し、こ
の突条16、16…によって当該嵌入溝15に嵌着される笠木
5aの端縁を弾性的に保持するようになっている。
なお、9は支柱2と上桟3とを固定する接続金具であ
る。
本考案は叙上の如く構成されているから、笠木の接続作
業に際しては、図3に示す如く、支柱2、2間に先行し
て横設した隣接の笠木5bの端部に、嵌入溝15を嵌着した
笠木5aの覆面部17を上方から被嵌すれば、当該支柱2上
での接続作業が完了する。
この時、上記接続作業を行う作業者は、笠木5a側のみを
把持して接続具10の覆面部17を上方から支柱2上の笠木
5bの端部に向けて下降させるだけで、両笠木5a、5bの双
方を突合せ方向にいちいち移動させることなく、速やか
に支柱2、2毎に接続作業を効率良く行うことができ、
作業時の負担を軽減することができる。
また、躯体あるいは壁体等の固定物に近接して手摺1を
設置するような場合にも、上記固定物に最近接する位置
に設置される笠木5を、隣接する笠木5との間で突合せ
方向に移動させる必要がないので、手摺を設置する現場
状況にかかわらず接続作業を円滑に進めることができ
る。
[考案の効果] これを要するに、本考案は、複数の手摺笠木を支柱間に
連続して架設すべく、各手摺笠木の隣接する各端部間を
接続具を介して連結するに、上記接続具の中央部を境と
する一半部に、内周縁部と外周縁部とからなる嵌入溝を
形成する一方、他半部に外周縁部のみからなる覆面部を
形成し、上記嵌入溝を一方の笠木端部に嵌着した接続具
の覆面部を、支柱間に横設した他方の笠木の端部に上方
から被嵌するように構成したから、長尺状に形成されて
取扱いの面倒な笠木を各支柱での接続作業毎に相互に把
持して接続具に合せる、という煩わしい調整作業を一掃
することができ、隣接する一方の笠木の端部に嵌着した
接続具を、支柱上に載置した他方の笠木の端部に一方の
笠木本体とともに上方から被嵌するのみで、両笠木の双
方を突合せ方向にいちいち移動させることなく、接続具
の被嵌作業を各支柱毎に順次行うことにより接続作業を
速やかに行うことができると共に、躯体あるいは壁体等
の固定物に近接して手摺を設置するような場合にも、固
定物に最近接する位置に設置される笠木を突合せ方向に
移動させる必要がないので、手摺を設置する現場状況に
かかわらず接続作業を円滑に進めることができ、作業効
率を向上させつつ作業者の負担を軽減することができ
る、という極めて有用な実用的効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の手摺の構造を示す実施例の図面であっ
て、第1図は手摺の支柱の上部の垂直断面図、第2図は
同上の手摺方向の側断面図、第3図は笠木の接続を示す
作用説明図、第4図(a)は他の実施例の底面図、同図
(b)はA−A矢視方向の接続具の側面図、第5図は一
般の手摺を説明する側面図、第6図、第7図は手摺の接
合構造の従来例を説明する側断面図である。 図中、 1……手摺、2……支柱、3……上桟、4……下桟、
5、5a、5b……笠木、6……手摺子、7、8……従来の
接合具、9……接続金具、10……接続具、11……本体
部、12……外周縁部、13……内周縁部、14……中央部、
15……嵌入溝、16……突条、17……覆面部、 である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の手摺笠木を支柱間に連続して架設す
    べく、各手摺笠木の隣接する各端部間を接続具を介して
    連結するに、上記接続具の中央部を境とする一半部に、
    内周縁部と外周縁部とからなる嵌入溝を形成する一方、
    他半部に外周縁部のみからなる覆面部を形成し、上記嵌
    入溝を一方の笠木端部に嵌着した接続具の覆面部を、支
    柱間に横設した他方の笠木の端部に上方から被嵌するよ
    うに構成したことを特徴とする手摺笠木の接続構造。
JP1988053356U 1988-04-19 1988-04-19 手摺笠木の接続構造 Expired - Lifetime JPH075138Y2 (ja)

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JP1988053356U JPH075138Y2 (ja) 1988-04-19 1988-04-19 手摺笠木の接続構造

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JP1988053356U JPH075138Y2 (ja) 1988-04-19 1988-04-19 手摺笠木の接続構造

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Publication Number Publication Date
JPH01157830U JPH01157830U (ja) 1989-10-31
JPH075138Y2 true JPH075138Y2 (ja) 1995-02-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5291543A (en) * 1976-01-26 1977-08-02 Yutaka Takahashi Method of coupling stockadeelike fence
JPS5434239U (ja) * 1977-08-12 1979-03-06

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JPH01157830U (ja) 1989-10-31

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