JP2642844B2 - 螺旋階段及びその踏み板の装着エレメント - Google Patents

螺旋階段及びその踏み板の装着エレメント

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JP2642844B2
JP2642844B2 JP5063776A JP6377693A JP2642844B2 JP 2642844 B2 JP2642844 B2 JP 2642844B2 JP 5063776 A JP5063776 A JP 5063776A JP 6377693 A JP6377693 A JP 6377693A JP 2642844 B2 JP2642844 B2 JP 2642844B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は螺旋階段及びその踏み
板の装着エレメントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、螺旋階段を組み立てるには、螺旋
階段の中央支柱に嵌め込む装着カラー付きの踏み板用
ラケットを使っていた。このブラケットは、適当な軸長
で構成されており、踏み板間の望ましい垂直方向の間隔
を達成するため、踏み板用のブラケット装着カラー間に
適当な間隔カラーが嵌め込まれていることもあった。こ
の間隔は、設置される階段により異っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの種の方法
では、設置される各螺旋階段の目的に合わせて間隔カラ
ーを用いて調整しなければならず、また支柱上に装着
ラーでブラケットを支える方法のために、コストガ高
く、大量生産には向かないものであった。また施工上
も、最下段の踏み板から順次嵌め込んでいかなければ二
階の踊り場を完成することができないため、踏み板を後
付けできない難点があった。従って従来の室内施工は
まず螺旋階段を完成した後に、周囲の他の施工を最終的
に完成することになり、この場合室内において螺旋階段
の占める空間が障害となり易く、当該他の施工がしにく
い問題があった。
【0004】この点、踏み板の支持フレームを支柱に直
接溶接する手段であれば後付けできる点で好ましいが、
溶接作業は周知の通り時間と手間がかかるので、溶接手
段をとることなく、しかも簡単に施工し得る技術の提供
が望まれるところである。
【0005】この発明の目的は、踏み板を所望位置に任
意に調節して装着することができ、生産性及び経済性に
すぐれ、また簡単かつ強固に後付け施工し得る螺旋階段
及びその踏み板の装着エレメントを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、支柱に装着される踏み板用のブラケッ
トと、該ブラケットの内部に介入可能な自由端を有し前
記支柱の横側から支柱の回りに係合可能な略U字型の柔
軟ストラップと、前記ブラケットの内側裏板よりも外側
に介入可能で、かつ該ストラップとの協働により前記ブ
ラケットの内側端を前記支柱に圧接するための締留ブロ
ックとを備え、前記ストラップの自由端に折り返し端部
が形成され、該折り返し端部が締留ブロックに形成され
た溝に着脱自在に係合され、前記ブラケットの裏板に当
接可能なストラップ締め上げ用のボルトが前記締留ブロ
ックにねじ切り装着され、前記ボルトがねじ入れられる
につれ、締留ブロックが前記裏板から遠ざけられ、前記
ストラップが支柱の回りに締めつけられるよう調整可能
とした螺旋階段用踏み板の装着エレメントを採用した。
【0007】上記の通り、ストラップは略U字型であ
り、好ましくは支柱の縮径方向に付勢するばね鋼から形
成されていることが望ましい。このようにすることで、
当該ストラップは、前記支柱の横側から支柱の回りに係
合され、その両端が押し開かれた時(すなわち、ストラ
ップを締め上げる前に)、緩いながらも充分不動的に支
柱の回りにその位置を保つので調節が容易となる。
た、支柱の回りに締めつけられた後、当該ストラップは
ばね座金と同様の機能を奏するため、ボルトの緩み止め
効果を発揮し、ブラケットを支柱に強固に固定するする
ことができる。
【0008】また、この発明に係るブラケットは平板
状、棒状、管状素材など様々な素材で構成してよく特に
限定されないが、支柱に挿入されたストラップによりそ
の内側端を抱持できる構造のものでなければならない
特に、ブラケットが別途にあり 、これに踏み板を後付す
る場合に用いるブラケットとしては、金属管や金属棒を
適宜曲折溶接して形成された格子梁を用いると至便であ
る。図2はその一例であり、垂直端部からなる内側端を
ストラップにより抱持する構成となっている。また、踏
み板ブラケットとを予め一体に組み合わせておく場
合には、平板状素材が好ましく使用できるしかし、こ
の場合も、ブラケットの側板にはその内側端をストラッ
プで抱持することができるよう適当な大きさのストラッ
プ挿入孔を設けておくことが必要である。
【0009】上記の通り、この発明に係る踏み板用の
ラケットは、装着カラーをもって形成されておらず、ま
た、支柱の踏み板の高さも、従来と異なり、他の装着
カラーや、間隔カラーとの組み合わせにより構成される
垂直方向の間隔により決定されず、所望とする装着位置
に任意に調節可能である。従って、ブラケット若しくは
組み合わせ済みの踏み板とブラケット自身の製造コスト
は減少し、この様なブラケット又は踏み板とブラケット
は普遍的に使用することができるので、各々の螺旋階段
設置のコストも格段に下げることができる。また、この
発明に係る螺旋階段組み立て用エレメントは簡単かつ強
固に後付け施工し得るため、螺旋階段の完成前でも室内
施工をすることができるので、従来の様に、室内におい
て螺旋階段の占める空間が障害となることがなく、施工
性にきわめて優れている。
【0010】さらに、この発明のうち請求項5記載の発
明は、上記のごときエレメントを主体に構成された螺旋
階段に関し、中央支柱と、該支柱に螺旋状に装着される
請求項1、2、3又は4記載の複数の踏み板装着エレメ
ントと、該各装着エレメントに装着される踏み板と、踏
み板の外側端上方に沿って螺旋状に配置される手摺り
と、該手摺りから前記踏み板の外側端に垂下される複数
の垂直手摺子と、該手摺子を踏み板に装着するために前
記踏み板の外側端に装着された手摺子装着用ブラケット
とを備えていることを特徴とする。また、この場合、前
記手摺子装着用ブラケットが、垂直手摺子を滑動可能に
係合して該ブラケットを装着する踏み板のレベルよりも
下方に延びるのを許容するカラーと、該カラーを垂直手
摺子に留めるための締留手段とを有する構成とするとき
は、手摺子は踏み板のレベルよりも さらに下方まで延び
ることができるので、同じ長さの手摺子を用意するだけ
で足り、踏み板1枚につき異なった長さの手摺子を数本
用意する必要があった従来法に比べると、コストの低減
が図れるだけでなく、取り付け作業が簡便となる。この
ことは後付け施工を特徴とするこの発明において極めて
有利なことである。
【0011】
【実施例】図1は、この発明に係る螺旋階段の一部斜視
図、図2は踏み板ブラケットの一部側面図、図3は図
2のブラケットの平面図で支柱への装着手段が追加され
て示されている。図4は手摺子を支える手摺子装着ブラ
ケットの一部断面を示す側面図である。図5は手摺子装
着ブラケットの一部を拡大した平面図である。
【0012】図1において、螺旋階段は支柱1と、これ
に締留されている踏み板用のブラケット2、またこの
ブラケットにねじ止めされている踏み板3により構成さ
れている。垂直手摺子4は、手摺り4aを従来のいずれ
かの方法で支えており、踏み板3の外側端に、つまり後
述する方法で中央の支柱1から遠い方の踏み板端に、取
付けられている。
【0013】図2、図3は踏み板用のブラケット2をよ
り詳細に示しており、開放格子の全般的にくさび型の片
持ち梁から成っていることがわかる。このブラケット2
は必要な形になる様に適宜曲折溶接された金属棒から作
られている。この格子状のブラケット2には金属棒が2
本使われており、これらは各々全体的にU字型となり側
部材5、5aと端部材6を形成するよう曲げられてい
る。側部材5aは隣り合わせに並べられており、端部材
6より下方向および内側方向に延びている。端部材6と
側部材5は水平面に位置しており、踏み板3の裏面を支
えている。踏み板を装着するため、各側部材5の中ほ
どと各側部材5と端部材6の角にひとつずつ金属突端7
が側部材5に溶接されており、また金属板9が側部材5
の間に溶接されており、両側部材の間の隙間をつないで
いる。金属突端7と金属板はドリルであけたねじ用の
穴10を有しており、この穴を介して踏み板3が踏み板
用のブラケット2にねじ止めされる。
【0014】側部材5の内側端は下方に延びる垂直端部
材6aに続いており、これら左右2本の垂直端部材6
、6aは、これらに両端部を溶接し固定した裏板11
を介して、互いに連結されている。端部材6aの延長部
8は上方および後方に向かっており、その自由端で側部
に溶接されている。断面積のより小さい棒がさらに
側部材5と5aに渡し部材8aを形成するよう曲折溶接
されている。端部材6aは支柱1に隣接しており、前記
裏板11の外側に介入されたストラップ12に抱持され
て支柱1に締留されている。
【0015】裏板11は図3で明確にわかるように、中
央の支柱1に対して少し凹型になっている。この裏板1
の表面の小さな凹み19はその機能を後述するボルト
14の位置決めの役割を果たすものである。
【0016】ここで踏み板用のブラケット2の中央支柱
1への締留を詳細に説明する。これには、U字型ストラ
ップ12と、締留ブロック13と、ボルト14で構成さ
れるストラップ締め上げ手段が好適に使用できるU字
ストラップ12は、好ましくは柔軟なばね鋼であり、
また図3に示すように、弧部12aと直線足部12bと
折り返し端部12cからなる。
【0017】締留ブロック13はストラップ12の直線
側部12bに角度的に大体対応する先細側面と、ストラ
ップ12の各折り返し端部12cを受け入れる垂直溝1
5、16を有する。上記の折り返し端部12cは使用中
の中央柱1に向かうよう後ろ向きに折り曲げられ、垂
直溝15、16も同様に支柱1に向かって角度がつけら
れている。また、水平のねじ切り穴が締留ブロック15
を貫通しており、この穴にボルト14がねじ込まれる
うになっている。
【0018】踏み板用のブラケット2は以下の通りに支
柱1に締留される。まず踏み板用のブラケット2が支柱
1に対して持ち上げられ、、例えば手動で、留められる
べき望ましい位置に維持される。ストラップ12が支
1の周りに押し入れられ、ストラッブ12の自由端が支
柱1の表面を滑るにつれて押し開かれ、この段階でス
ラップ12その直線部12bでブラケット2の垂直端
部6aを抱持しながら支柱1と裏板11の周りに緩く止
まっている。次に締留ブロック13が上からストラップ
12の直線部分12bの間に挿入され、折り返し端部1
2cを締留ブロック13の溝15、16に滑り込ませて
係合する締留ブロック13はその上下面がストラップ
12の上下縁と実質的に同じレベルにくるまで下方に押
される。次にボルト14が凹み19に位置ぎめされ、締
められる。これにより締留ブロック13が裏板11より
引き離されるにしたがってストラップ12が締められ
る。
【0019】上記のようにしてストラップ12が締めら
れると、ストラップの折り返し端部12cが溝の中に押
し込められる。この溝は支柱1に向かって角度がついて
おり、またストラップ12は非常に硬質の材料でできて
いるので、当然ながらストラップ12が引き締められて
も、折り返し端部12cが溝から引っ張り出されること
はない。ストラップ12が充分に締められた時、ストラ
ップ12は摩擦により支柱1の上に維持され、垂直運動
が防止される。踏み板3を踏み板用のブラケット2に装
着するのは、踏み板用のブラケット2を支柱1に留める
前でも留めた後でもどちらでもよい。
【0020】当然ながら、踏み板用のブラケットをこの
ようにして支柱に装着することにより、踏み板用のブラ
ケットはいかなる高さにでも付設することができ、した
がって隣り合う踏み板の高さは螺旋階段の設置される建
物の寸法に適するよう選択することができる。さらに、
この発明に係るエレメントはいずれも支柱1の上から挿
入して下段から順次構成してゆく必要がないから、建物
の構造の一部として既存しているいかなる支柱の周りに
でも螺旋階段を組み立てることができる。
【0021】踏み板用のブラケット2と支柱1の連結強
度としては、支柱中央から測定して900mmにおける
370kgの曲げモーメントに耐えるだけの強さが必要
である。このためには、踏み板3の裏側に沿ったブラケ
ット2の長さaは547mmが適当で、裏板11は15
mm厚さの金属板を用いて深さ90mmに構成する。
留ブロック13は、30mmの長さbと50mmの深さ
cが適当であろう。支柱1の直径は114mmでよい。
ストラップ12の幅は締留ブロック15の深さcと同じ
であり、厚みは1.625mm(16ゲージ)が適当で
ある。
【0022】図2に示すブラケット2では、締留ブロッ
ク13を裏板11から引き離すために1本の大型ボルト
14が使用されているが、望むならば、小形のボルト2
本を上下に並べて使用してもよい。
【0023】また、図3に示す締留ブロック13は,そ
の表面に垂直溝15、16を形成した1個のブロックで
あるが、ストラップの折り返し端部12cを係合するよ
うねじで連結されるのに適した雄雌の面を有するブロッ
クを2個使ってもよい。
【0024】つぎに、図4、図5にしたがい、手摺子4
と踏み板3との相互連結の仕方を説明する。各踏み板3
にはその周囲全体に段鼻25がついている。この
は、図4でよくわかるように、その中に全般的にT字
型をした溝を形成している。踏み板は中密度のファイ
バーボードあるいは合板で作ればよく、段鼻25は押し
出し加工のアルミニウムで形成すればよい。段鼻25に
は突出骨26が含まれており、これは踏み板の呼応す
る溝に係合しこれにより段鼻25が踏み板3に確実に
装着される。各手摺子4を踏み板3に装着するための
摺子装着用ブラケット29は、押し出し加工の異形材か
らカットした2個のカラー付きパーツ31、32と止め
ねじ33から成る。同カラー付きパーツのうちのひとつ
の平面図が図5に示されている。各パーツとも平面図で
は半円形部が長方形部とあわさったD字型を延ばした形
をしている。円形穴34が各パーツ31、32に形成さ
れ、手摺子の端部に滑動的に係合するカラーを提供し
ている。各パーツ31、32には機械加工による溝35
形成されているが、これらは各パーツの長方形部に形
成されており、上記2個のカラー付きパーツが上下に並
べられた時に、溝35が段鼻25のT字型溝にある係合
部36、37のひとつを受け入れ、共に上記T字型溝の
中に滑り込むようになっている。上側のパーツ31には
止めねじ33をねじ込み貫通させる雌ねじ切り穴38が
設けられている。
【0025】手摺子を踏み板3に装着するため、上記
2個のカラー付きパーツ31、32は上下に並べられて
おり、ぞぞれの穴34が直線上に位置し、それぞれの機
加工された溝35は互いに反対方向を向いている。手
摺子4は両カラーを通過する。止めねじ33は上のパ
ーツ31に一部ねじ込まれているが、完全に通過するほ
ど充分にはねじこまれていない。パーツ31、32の溝
35のついた端部は重なりながら段鼻25のT字型溝の
中にはめ込まれているが、このT字型溝に沿って滑動す
ることができる。次に止めねじ33が回され、カラー付
パーツ31、32を引き離す。
【0026】このようにカラー付きパーツ31、32の
長方形部は引き離されるが、その動きは段鼻25T字
溝によって制限を受け、留めねじ33を回し続けるこ
とにより、両カラーが離れ、これにより手摺子4
さび留めされることになる。止めねじ33を充分に締め
ることにより、手摺子カラー付きパーツ31、32
のカラーに摩擦により保持され、上下運動が防止され
る。
【0027】上述のように、踏み板と段鼻25は別々
に形成されるが、踏み板もしくは組み合わせ済みの踏
み板踏み板用のブラケット2は、その中に段鼻を
体的に内蔵させて形成することもできる。
【0028】図4では段鼻25の一部27、28が踏み
板自身の厚みを越えて各々上方と下方に延びている。こ
れらの突出部は踏み板のカバー素材を置くのに適当な
境界を提供している。例えば、踏み板の上表面にはカ
ーペットを敷いてもよいし、また下表面仕上げとして硬
材化粧板等その他の適当な素材を用いてもよい。
【0029】加えて、突出部27、28は踏み板の周
囲に滑り止め縁を提供するように特別に適応されてお
り、階段を使用する人がより安全に使用できるようにな
っている。またこの縁は踏み板3の材質の角の摩滅を
防止するものでもある。
【0030】図4では段鼻25の上方突出部27は、下
方突出部28よりやや深くなっている。上方突出部27
が6mmの深さであれば、下方突出部28は4mmの深
さとする。踏み板の上表面により薄い素材を置くこと
が望まれている場合は、深い方の突出部27が下向きに
なるように踏み板3は逆さまにして踏み板用ブラケット
2に装着すればよい。そして踏み板3の上表面例えば
ゴムマットで覆い、下表面には適当な仕上げ素材を使う
等してもよい。従ってこの段鼻25を使用することで、
この発明に係る踏み板3に柔軟性が加わるといえる。
【0031】カラー付きパーツ31、32は、連続押し
出し加工のアルミニウムを適当な長さ、例えば10mm
にカットして形成される。溝35はそのカット表面に後
から機械加工すればよく、また上側に置かれるパーツ
31の雌ねじ切り穴38ドリルを用いて刻設すればよ
い。
【0032】カラー付きパーツ31、32は30mmの
幅dと49mmの長さeを適宜に有している。穴34
直径は22mmであればよく、手摺子4の外径はこれよ
りもやや小さい。段鼻25に形成されたT字型溝の深さ
fは24mmでよい。
【0033】明らかなことに、手摺子4を踏み板3に上
記のように固定することにより、手摺子は踏み板のレベ
ルよりもさらに下方まで延びることができるので、手摺
子の長さは重要ではない。図1に示すように全く同じ手
摺子を使用することが可能なので、このことは特に有利
である。これまでの螺旋階段では、各手摺子を必要な長
さにカットする必要があり、一つの踏み板に装着され手
摺りを支える手摺子は2本ないし3本であるので、階段
の形状により踏み板1枚に装着される手摺子の数と同じ
だけ異なった長さの手摺子を用意する必要があった。
、踏み板の下に延びている手摺子の部分は例えば歩い
ている人が追突しかねない頭の高さ等危険な位置にあれ
ば、手摺子の端部は、これを固定する前或いは後に、
り取ってしまってよい。また、手摺子のカット面を覆
い、滑らかな仕上げにするように形成されたプラスティ
ックのキャップを、各手摺子の下方端部のに、或いは
その上から挿入してもよい。階段の寸法によっては、手
摺子のいくつかは踏み板の下方に延びている部分が隣接
する踏み板の高さと同等或いはそれよりも長くなる場合
が考えられるが、このような場合は、手摺子を両踏み板
に装着することもできる。上述の装着方法によれば、こ
れは容易になすことができる。
【0034】ところでこの発明は上記の例に限定され
るものではなく、例えば踏み板の材質は、金属製のみ
ならず、木製、合成樹脂製等各種の材料を用いることが
できる。また、図6及び図7に示すように、踏み板3a
とブラケット3bとが予め一体的に組み合わされてなる
一体型のものも使用することができる。この場合は、ス
トラップ12の挿入穴3cを設けることが必要である。
【0035】
【発明の効果】以上の通り、この発明に係る螺旋階段用
踏み板の装着エレメントは、踏み板用のブラケットと、
これを支柱に装着するため支柱の横側から挿入されるU
字型ストラップと、該ストラップの自由端を着脱自在に
係合させる締留ブロックとを別体に設け、上記締留ブロ
ックのねじ切り穴にボルトをねじ込み前記ストラップを
支柱の回りに締め上げ、これによりブラケットの内側端
を支柱に圧接するよう構成されているので、踏み板を
柱の所望位置に任意に調節して装着することができ、生
産性及び経済性にすぐれ、また施工面でも簡単かつ強固
に後付け施工し得るという格別顕著な効果を奏する。
たがって、これを利用してなる螺旋階段の施工性も極め
て良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る螺旋階段の一実施例を示す一部
斜視図である。
【図2】この発明に係る踏み板用のブラケットの一部側
面図である。
【図3】同ブラケットの平面図である。
【図4】手摺子を支える手摺子装着ブラケットの一部
断面を示す側面図である。
【図5】手摺子装着用ブラケットの一部を拡大した平面
図である。
【図6】ブラケットと一体型の踏み板を示す平面図であ
る。
【図7】同断面図である。
【符号の説明】
1 支柱 2 ブラケット 3 踏み板 11 裏板 12 トラップ 12c 折り返し端部 13 締留ブロック 14 ボルト 15 垂直溝 16 垂直

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支柱に装着される踏み板用のブラケット
    と、 該ブラケットの内部に介入可能な自由端を有し前記支柱
    の横側から支柱の回りに係合可能な略U字型の柔軟スト
    ラップと、 前記ブラケットの内側裏板よりも外側に介入可能で、か
    つ該ストラップとの協働により前記ブラケットの内側端
    を前記支柱に圧接するための締留ブロックとを備え、 前記ストラップの自由端に折り返し端部が形成され、該
    折り返し端部が締留ブロックに形成された溝に着脱自在
    に係合され、 前記ブラケットの裏板に当接可能なストラップ締め上げ
    用のボルトが前記締留ブロックにねじ切り装着され、 前記ボルトが ねじ入れられるにつれ、締留ブロックが
    記裏板から遠ざけられ前記ストラップが支柱の回りに締
    めつけられるよう調整可能としたことを特徴とする螺旋
    階段用踏み板の装着エレメント。
  2. 【請求項2】前記踏み板が前記ブラケットと一体的に組
    み合わされた請求項1記載の螺旋階段用踏み板の装着エ
    レメント。
  3. 【請求項3】前記ブラケットが曲折溶接された金属管な
    いし金属棒により格子梁として構成された請求項1記載
    の螺旋階段用踏み板の装着エレメント。
  4. 【請求項4】前記ストラップが前記支柱の縮径方向に付
    勢するばね鋼から構成された請求項1、2又は3記載の
    螺旋階段用踏み板の装着エレメント。
  5. 【請求項5】中央支柱と、該支柱に螺旋状に装着される
    請求項1、2、3又は4記載の複数の踏み板装着エレメ
    ントと、該各装着エレメントに装着される踏み板と、踏
    み板の外側端上方に沿って螺旋状に配置される手摺り
    と、該手摺りから前記踏み板の外側端に垂下される複数
    の垂直手摺子と、該手摺子を踏み板に装着するために前
    記踏み板の外側端に装着された手摺子装着用ブラケット
    とを備えた螺旋階段。
  6. 【請求項6】前記手摺子装着用ブラケットが、垂直手摺
    子を滑動可能に係合して該ブラケットを装着する踏み板
    のレベルよりも下方に延びるのを許容するカラーと、該
    カラーを垂直手摺子に留めるための締留手段とを有する
    請求項5記載の螺旋階段。
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JPS54139222A (en) * 1978-04-20 1979-10-29 Akebono Kikai Kk Spiral staircase
JPH01154718U (ja) * 1988-04-04 1989-10-24

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