JPH07504749A - 走査型プローブ電子顕微鏡 - Google Patents

走査型プローブ電子顕微鏡

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パク,スン−イル
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ホー リー,ジョン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
走査型プローブ電子顕微鏡 発明の分野 この発明は半導体デバイスやデータ蓄積媒体などの試料のトポグラフイ−ほかの 特性の極めて精密な分析結果を得るのに用いられる走査型プローブ電子顕微鏡に 関12、より詳しくは、走査撃力電子顕微鏡または走査型l・ンネル電子顕微鏡 の分類に入る走査型プローブ電子顕微鏡に関する。 発明の背景 定義 [走査型プローブ電子顕微鏡J (SPM)は物体表面のI・ボブラフイーの特 徴はかの特性の極微の分析結果をプローブでその表面を走査することによって提 供する装置を意味する。すなわち、表面固有性の空間的分布の写像の作成をその 固有性の効果を小さいプローブに局在させることによって行う技術を採用した一 群の装置のことをいう。プローブは試料に対して相対的に移動して上記固有性の 変化を測定(7、またはその固有性の一定の輪郭を追跡する。SPMの形式に応 じて、プローブは分析対象の表面に接触させるか、またはごく僅かに(数百オニ /ゲストローム以下)その表面から浮かせである。走査型プローブ電子顕微鏡に は、走査撃力電子顕微鏡(SFM)、走査型l・二ノネル電子顕微鏡(STM) 、走査型磁力電子顕微鏡、走査型静電容量電子顕微鏡、磁力電子顕微鏡、走査型 熱電子顕微鏡、走査型W、電子顕微鏡、走査型イオン伝導電子顕微鏡などの装置 が邑まれる。 「プローブ」は試料表面に接触させまたはその表面から浮かせであるSPMの素 子てあって表面相互作用のための検出点とし5て機能する素子を意味する。SF Mにおいては、プローブは可撓性カンチレバーおにびそのカンチレバーの一端か ら突出]、t、−極微小先端部を含む。STMにおいては、プローブは試料表面 とどもにトンネル電流を維持できる鋭い金属先端部を含む。このトンネル電流は 高感度アクチュエータおよび増幅用電子回路によって測定でき維持できる。組合 せSFM / S T Mにおいては、プローブは導電性のカンチレバーおよび 先端部を含み、カンチレバーの偏向とトンネル電流とが同時に測定される。 「カンチレバー」とはSFMのプローブの部分であって、プローブ先端部にかか る力に応答してごくわずかに偏向し、プローブによる試料表面の走査に伴って偏 向検出器による誤差信号の発生を可能にする部分のことをいう。 SFMの「先端部」とはカンチレバーの一端から突出した極微の突出部であって 、試料表面に接触させるかごくわずかに浮かせた突出部のことをいう。 「パッケージ」とはカンチレバーおよび先端部並びにカンチレバー突出の根元を 成すチップを含み、チップ取付り用の平板を含む場合もある組立体を意味する。 「走査撃力電子顕微鏡JSFM(原子間カミ子顕微鏡と呼ばれることもある)と は物体表面のトポグラフィ−の検出を試料表面の走査に伴うカンチレバーの偏向 の検出によって行うSPMを意味する。SFMはプローブ先端部を試料表面に接 触させた接触モードで、またはプローブ先端部を試料表面から約50Å以上の間 隙を保って保持した非接触モードで動作する。カンチレバーは上記先端部と表面 との間の静電力、磁力、ファン・デル・ワールスカほかのカに応答して偏向する 。これらの場合において上記突出した先端部を有するカンチレバーの偏向を測定 する。 「走査型トンネル電子顕微鏡J (STM)とは約1−1o人だけ互いに隔てら れたプローブと試料表面との間に流れるトンネル電流を有するSPMを意味する 。 トンネル電流の大きさはプローブと試料との間の間隔の変化に応じて大幅に変動 しやすい。STMは通常は定電流モード、すなわちトンネル電流の変化を誤差信 号として検出するモードで動作する。この信号を帰還回路が用いてトランスデユ ーサ素子に補正信号を送り、プローブと試料との間の間隔を調整させて一定のト ンネル電流を維持する。STMは一定高さモード、すなわちプローブ・試料量間 隙を無制御としトンネル電流の変動を検出するようにプローブを一定の高さに保 持するモードでも動作できる。 「運動学的取付け」とは一つの剛体をもう一つの剛体に着脱可能に取り付ける手 法であって両者間に正確で再現性ある位置関係を保つように行う取付は手法であ る。第1の剛体の位置を第2の剛体上の六つの接触点で定義する。これら六つの 点による第1の剛体の位置の制約は過剰または不足であってはならない。運動学 的取付;1りの曹通の形態の−っに4、iい−Cは、第1の剛体」二の三一つの ボールは、第2の剛体−Fの円錐状凹み、溝穴(またはa)および平坦な接触域 にそれぞオ]接している。あるいは、これら三つのボールは第2の剛体上に互い に1206の角度を成1.て形成し、た三つの溝穴の中にぴったり納まる。これ らは単なる例にすぎず、他にも多数の運動学的取付は構成が可能である。機械工 学の分野で周知の運動学的取付けの原理によると、−二。っの物体間で運動学的 取付けを確立するには六つの接触点か必要である。例えば、上述の最初の例では 、第1のボールは円錐状表向の三つの点で(表面にはもともと欠陥があるので円 錐の周囲での連続的接触は生じない)、溝穴の中の二つの点て、平らな面l−の 一つの点でそれぞれ接触し、合計6個の点て接触し、ている。士、述の2番目の 例では、ボールの各々はそのボールを保持する溝穴の両側の点て接触ニーでいる 。 従来技術 走査型プローブ電子顕微鏡(SPM)は、物体表面のトポグラフイ−はかの特徴 の極めて精密な分析結41、すなわち個々の原子および分子の尺度に達する感度 による分析結果を得るのに用いらオ]る。いくつかの構成要素はほぼ全部の走査 型プローブ電子顕微鏡に共通である。この電子顕微鏡に必須の構成要素は、試料 表面のごく近傍にFj??され、その表面のl・ボブラフイーまたは他の物理的 パラメータの測定値を、先端部の形状および試料表面・\の近接度で主と1.て 定まる精度で発生ずる微小ブrj−ブである。走査撃力電子顕微鏡(SFM)で は、このプローブはカンナlツバ−の端から突出する先端部を含む。この先端部 は、力の相互作用をその先端部の端に限定する。−とによっで最大の横方向精度 を得るために非常に税<1−τある。偏向検出器はカンチレバーの偏向を検出し て偏向43号を発生し、、1″−の偏向信号は内望のまたは基準の偏向信号と比 較される。すなわちこの基層信号を偏向(ハ号から差引い−V誤差信号を生し5 コントローラに送る。偏向検出器にはい<−)かの型がある。一つの型は1ノヒ コー オブ ザイエンティフィック インストルメンツ(Review of  5cientific Instruments)誌第59巻第2337頁(1 988年)所載のディー・ルーガー(D、 Rugar)ほか著の論文に記載の とおり電子l″F31を用いる。しか171、市販のSFMの多くはカンチレバ ー背面で反射さtlZ)L/−」町−一−=1、を採用しカンナlツバ−の偏向 に伴うビームの角運動を検出するだめの光検出器を用いている。プローブ(カン チレバーおよび先端部)および偏向検出器はヘッドと呼ばれるユニットに通常収 容され、このヘッドの中には偏向検出器の発生信号をコントローラに供給する前 に前置増幅する回路も収容される。 プローブに関して試料をラスクパターンに走査し、走査の相続く点におけるデー タを記録し、そのデータを画像ディスプレイ装置に表示することによって画像を 形成する。走査型(あるいは原子間)力電子顕微鏡の開発はユーロフィジックス レターズ(Europhys、Lett、 )第3巻第1281頁(1987年 )所載のジー・ビニッヒ(G、 Binnig)ほか著の論文およびジャーナル  オブ バキューム サイエンス テクノロジー(J、 Vae、 Sci、  Technology) A 6第271頁(1988年)所載のティー・アー ル・アルブレヒト(T、 R7^1brecht)ほか著の論文に説明されてい る。SFM用のカンチレバーの開発はジャーナル オブ バキューム サイエン ス テクノロジー(J、 Vae、 Sei、 Technology) A8 第3386頁(1990年)所載のティー・アール・アルブレヒトほかの論文「 原子間力顕微鏡用の微細加工カンチレバー触針」に説明されている。走査型静電 容量電子顕微鏡または走査型磁力電子顕微鏡など他の型のSPMも同様の偏向検 出器を用いている。 走査型トンネル電子顕微鏡(STM)は構造全体としてSFMに類似I、ている が、そのプローブはカンチレバーでなく導電性の尖った針状の先端部から成る。 写像を作成すべき物体表面は一般に導電性または半導電性のものでなければなら ない。金属針は物体表面から通常数オングストローム浮かせて配置する。上記先 端部と試料との間にバイアス電圧をかけると、同先端部と試料表面との間にトン ネル電流が流れる。このトンネル電流は上記先端部と表面との間隔に対し2指数 関数的に高感度に変動し1.たかってその間隔の代表値を生ずる。STMにおけ るトンネル電流の変動は、したがってSFMにおけるカンチレバーの偏向に似て いる。ヘッドには、試料に対して上記先端部にバイアスをかけトンネル電流を前 置増幅してコントローラに供給する回路を含める。 SFMにおいて試料」二の所望の領域を分析できるためには、この領域をプロー ブに対して正しく配置しなければならない。すなわち、試料の被分析領域の真」 二にプローブを位置づけてその試料に接触させるかその試料に非常に接近させな ければならない。そのためには二つの型の動きを要する。すなわち、まず横(X 。 y軸)の動きであり、次に垂直(Z軸)の動きである。これに要する並進運動は )c、y、z軸精細可動ステージの可動範囲を超える。この動きは手動または「 粗」位置決めステージで達成できる。後者の場合は、試料またはヘッドを粗x、 y軸ステージ、すなわち試料をプローブの真下に正しく位置決めするためにあら ゆる方向に水平移動できる粗x、y軸ステージに搭載する。通常は粗x、 y軸 ステージは約25−の並進運動範囲を有する。 粗Z軸ステージは試料に対してプローブを垂直方向に位置決めするのに用いる。 粗2軸ステージは最大の試料−プローブ離隔距離(できれば30m以上など)を 許容するのが望ましい。この位置で必要に応じてプローブを交換したりSPM内 に他の試料を装着したりすることができる。また、粗2軸ステージは、プローブ と試料との間の位置関係を附属の光学顕微鏡で観察できる距離(例えば約lOO μmの)までプローブを動かすように調節できる。次に粗x、y軸ステージを用 い、分析対象の試料表面の特徴または領域の上にプローブが位置づけられたこと が光学顕微鏡による観察から判るまで試料をプローブに対して水平に動かす。次 に、走査用精細x、 y、z軸ステージ(後述の走査器)およびその関連の帰還 ループ(後述)が正しいプローブ−試料離隔距離の維持を引き継ぐまでプローブ を試料に徐々に接近させるように粗2軸ステージを入念に調節する。最終的寄せ 操作は約1ミクロンの精度を要し、プローブを試料に衝突させることを避けるよ うに細心の注意を払って行われなければならない。 粗および精細(走査)移動の全体を通して、必須の要素は試料に対するプローブ の相対的位置および動きである。実際の動きはプローブ、試料またはこれらの両 方が行う。 走査操作は精細x、y、z軸ステージ、または走査器、すなわちXおよびy軸方 向に約1−300μm、z軸方向に約1−15μmの可動範囲をもつ走査器によ って行う。この走査器はプローブが分析対象の表面の上方でラスター型の経路を 辿るように通常は試料を水平に動かす。急速走査の方向にコンピュータは一連の 点でデータ列を収集する。緩徐走査方向の動きで走査器を次のデータ採取点列に 位置決めする。結果として得られる画像は個々の画素から形成される。通常、デ ータはすべて急速走査方向で同じ向きに収集される、すなわちデータは逆向きの 経路沿いには収集されない。 大多数のSPMでは走査の動きは垂直方向に向けた圧電性の管で発生させる。 その管の基底部は固定し、プローブまたは試料に接続した他端はその圧電性の管 への入力端子の印加に伴って横方向に動けるようにしである。このような応用分 野におりる圧電性の管の利用は周知であり、例えばレビュー オブ サイエンテ ィフィック インストルメンツ誌第57巻第1688頁(1986年8月)所載 のビニッヒおよびスミス(Binnig and 3g+1th)共著の論文に 記載されている。 z軸方向の微細な動きも通常は圧電性デバイスを用いて発生している。z軸方向 の走査器の動きを制御するための従来技術の帰還ループを図11Aに示す。SF Mまたは同様の型のカンチレバーを用いた装置の場合を想定すると、偏向検出器 がプローブの偏向を測定し偏向信号と基準信号との差である誤差信号Eを生ずる 。誤差信号Eはコントローラに送られこのコントローラが2軸帰還電圧Zvを印 加し、それによって、試料の水平方向走査に伴い一定のカンチレバー偏向を維持 するように走査器を2軸方向に駆動する。例えば、プローブが試料表面の隆起に 遭遇した場合は、プローブ−試料間の離隔距離を大きくしそれによってカンチレ バー偏向を一定に保つように帰還信号Zvが走査器を制御する。したがって、帰 還信号Zvは試料のトポグラフィ−を代表し、画像の形成に使える。試料の傾斜 面などトポグラフィ−の大きい特徴だけを補償するように帰還を調節してSFM を操作し、誤差信号Eを試料表面の代表信号の発生に使うこともできる。このモ ードには欠点がある。例えば、プローブ偏向が最大限度を超えた場合に、試料表 面またはプローブに損傷が生ずるのである。 従来技術においてはコントローラの機能は帰還ループの性能の最適化のために誤 差信号を適宜処理するアナログ回路だけで達成できる。あるいは、誤差信号をデ ィジタル化し、周知の市販コンピュータまたはディジタル信号処理デノメイスを 用いて、処理をディジタル的に行うこともできる。後者の場合は、ディジタル信 号は走査器に供給される前にアナログの形に再変換される。 STMにおける帰還ループもほとんど同じ動作を行い、主な相違点はコントロー ラへの誤差信号をカンチレバーの偏向でなくトンネル電流によって発生させるこ とである。この電流の値と設定値との差、すなわちプローブ−試料表面間の間隔 の関数であるこの差をコントローラが用いて走査器向けの2軸帰還信号を決定す るのである。帰還信号はプローブと試料表面との間の間隔を一定に維持するよう に走査器位置を調節する。トンネル電流はプローブと試料表面との間の間隔の指 数関数で決まるので高い垂直方向感度が得られる。プローブは当初から尖ってい るので横方向感度も高い。 試料のトポグラフィ−はグレースケールとして知られるフォーマット、すなわち 各画素点の画像輝度が試料表面のその点における表面高度の何らかの関数である フォーマットで表示されることか多い。例えば、走査器に印加される2軸帰還信 号は試料を引き戻すように走査器を制御しく例えば、試料表面上の峰の高さを補 償するように)、それに対応する表示装置上のデータ点は明るく表示する。逆に 試料をプローブ向きに動かす場合は(例えば、谷の深さを補償するように)、デ ータ点は暗く表示する。このようにして、表示装置上の各画素で試料上のX。 y平面位置を代表し、Z座標を輝度で代表する。Z軸位置は高精度で数値表示ま たは図形表示することもできる。 上述のとおり、SFMのカンチレバーの偏向の測定を、カンチレバー背面の円滑 な面にレーザビームを向け、カンチレバーの偏向に伴うレーザビーム反射位置の 変化を検出することによって行うことは周知である。レーザビーム位置のシフト は通常2セル位置検出用光検出器(P S P D)によって検出する。通常S FMではこの検出回路は試料の上方に位置決めされたプローブの光学的視野を妨 げる。 ここに引用してこの明細書に組み入れる1991年3月13日出願の米国特許出 願筒07/668,886号には、カンチレバーの上方からの視野が妨げられな いようにカンチレバーの片側に配置したミラーでレーザビームを反射させる偏向 検出器が記載しである。その出願には、偏向検出器内のミラーの運動学的取付は 系および基板へのヘッドの運動学的取付は機構も記載しである。 これらは従来技術に比へて著しい改良を表わす。しかし、従来技術の走査型プロ ーブ電子顕微鏡には下記の点を含む難しさか残っている。 1.5FMにおいては、プローブは消耗し数個の試料の走査後には変換を要する 。さらに、一つ前の走査対象の試料表面からプローブ先端部に堆積した材料で次 の試料の表面が汚染されることを防ぐために試料ごとにプローブを交換するのか 多くの場合望ましい。上記の型の偏向検出器では、カンチレバーの背面に20ミ クロン程度の幅のご(小さい範囲にレーザビームを正確に向けなければならない 。カンチレバーの交換の度ごとにレーザビームを同一位置に導くよう再調節しな ければならない。例えば、試料の走査に30分を要し、レーザビームスポットの 再調節にさらに15分を要する。すなわち、1個の試料に費される時間の少なか らぬ部分を試料交換後の偏向検出器の再調節に割り当てなければならない。 2.8FMにおける偏向検出器からの信号またはSTMにおけるプローブ先端部 からのトンネル電流の増幅のために別々の前置増幅器回路を要する。これら前置 増幅器は雑音の混入を減らすために各信号の発生源に近接するヘッド内に配置し なければならない。同様に、SFMおよびSTMは通常ヘッド内に別々のプロー ブを要する。従来技術の構成では、ヘッドはSFM専用またはSTM専用である 。したがって、SFM動作モードとSTM動作モードの切換えにはヘッドをとり 外して交換しなければならない。この手順には時間を要する。しかも、各ヘッド は値段の高い構成要素である。 3.5FMにおいてはカンチレバー偏向に伴う光点位置の変化の検出のために偏 向検出器に通常2セルPSPDを用いる。光点位置の変化に対する2セルの感度 は初期の光点位置に非直線的に左右される。光点がPSPDの中心を照射し初期 信号零を生ずる場合に感度は最大になる。光点位置が中心から偏る(すなわち、 初期信号偏りがある)に伴って感度は低下する。初期信号偏りが大きすぎる場合 は、光点はセルの一つだけを照射するので2セルは機能しない。この非直線光点 位置応答は光点の幅方向の照度の変化の悪影響をさらに受ける。これらの悪影響 を最小にするためには、初期信号偏りを零にする時間のかかる調整が電子顕微鏡 の作動前およびプローブ変換の度ごとに頻繁に必要になる。 4.3PMにおける粗X、y軸ステージは少なくとも三つのレベル、すなわち固 定基体、y軸ステージおよびX軸ステージを有する重ね合わせ構造であることが 多い。この構成は相対的に大きい機械的ループを有する。すなわち、個々のステ ージにおける熱的変位および機械的変位が累積してプローブと試料との間隔に影 響を与え得る。これら変位がデータ中の雑音の重大な原因となる。また、大きい 機械的ループを備える構成は不安定である。 5 圧電性走査器は、本来、非直線的振舞い、すなわち、ヒステリシス応答(あ る制御電圧値に対する走査器位置が過去の動きの経過の関数となる)、クリープ 応答(走査器位置が印加電圧に応じて徐々にドリフトする)、および非直線応答 (走査器位置が印加電圧の非直線性関数となる)などの非直線的振舞いを示す。 また、圧電柱管走査器の曲げには横方向の動きがもともと伴っており、そのため に走査器が傾斜する。これらの非直線効果がデータ画像に悪影響を与え、走査補 正が必要になる。米国特許第5.051,646号は非直線制御電圧を圧電性走 査器に印加オることにょ−〕てこれらの非直線性を補止する方法を説明しでいる 。しか(7、この方法は「開ループ」であり、すなわち帰還を用いず非直線性入 力印加電圧による正確な実際の走査器の動きを決定し補正する手段を何ら備えな い9.ここに引用してこの明細書に組み入れる1991年9月26日出願の米国 特許出願第07/766.656号には走査器のx、y軸横運動における非直線 性を補正する「閉ループ」の方法、すなわち帰還を用いた方法が記載されている 。 しか腰この方法は傾斜を生ずる圧電柱管走査器の曲げを考慮に入れていない。 64通常のSPMではヒステリシスの問題のためにラスク型走査の各データ列を 同=−の向きに収集しなければならない。逆向きに収集したデータにはヒステリ シスの影響が含まれるからである。]7たがって、ラスク走査の各線は2回の横 断、すなわちデータ収集のために1回、同一経路に沿った戻りのために1回(ま たはその逆)の横断が必要になる。すなわち、画像発生に必要な時間の長さはヒ ステリシス効果なI7の場合のそれよりも著しく大きい。さらに、このヒステリ シス問題のために、一つの走査線の順方向走査で収集されたデータをその走査線 の逆方向走査からの画像の発生前の走査パラメータ調節に使うことが妨げられる 。 7、データ画像の誤差のもう一つの原因が試料の厚さによって生ずる。圧電柱管 走査器が湾曲(7てそれに取り付けた試料(またはプローブ)に横向きの動きを 生ずると、その試料(またはプローブ)は弧状の経路を動く。したがって、試料 の厚さく垂直方向の寸法)が増加Jると、圧電性走査器への一定の入力信号は試 料表面により大きい水゛■一方向の並進運動を生ずる。 8、試料をプローブに対し2[位置決めするには、光学顕微鏡を用いて同軸(軸 −に)像と斜視像の両方を同試料について得るのが有用である。これらの像はプ ローブに対する試料の精密な位置決めをモニタする手段を提供する。同軸像は測 定対象の試料の特徴部の」二方にプローブを位置決めする際の手助けとなる。斜 視像は試料表面に対するプローブの向き(例えばカンチレバーの傾斜)の調節を 可能にする。従来のSPMはこれら特徴の両方を提供する。1、かじ、それら特 徴の提供は二つの別々の手動顕微鏡によっており扱いにくい。すなわち、上記二 つの像の形成は不便である。 9 従来技術のSPMにおいては圧電柱管走査器はその共振周波数よりも高い周 波数で動作させることはできない。共振周波数を超えると、入力電圧信号に対す る走査器の応答力吠幅に減少して入力信号と位相が外れる。 10、従来技術のSPMでは走査周波数またはプローブ経路をプローブの遭遇す るトポグラフィ−の特徴に応答して調整することはできない。 発明の概要 この発明の走査型プローブ電子顕微鏡においては、プローブを含むパッケージを カートリッジに運動学的に取り付け、そのカートリッジをヘッドに運動学的に搭 載する。プローブの交換にはカートリッジをヘッドから取り外し、新しいプロー ブを含む新しいパッケージをカートリッジに取り付け、それをヘッドに再搭載す る。このようにカートリッジおよびパッケージは両方とも容易に取り外され交換 される。運動学的取付は技術の利用によりプローブをヘッド内で約20ミクロン の精度以内で位置決めすることを確実にしている。この構成によりSFMプロー ブ、STMプローブおよびその他の型のプローブの交換を容易にすることができ る。SFM内に偏向検出器を位置決めするための時間のがかる調節をプローブ交 換のあと従来技術の場合のように行う必要はない。 SFMプローブは微細加工チップの一端から突出した可撓性カンチレバーで構成 される。チップを板に付着させてパッケージを構成する。このパッケージにはカ ートリッジへの固定用の正確に位置合わせした運動学的取付は点が備えである。 チップを板に付着させるには、集積回路(IC)取付は技術、接着工程またはそ の他の方法を用いることができる。代わりに、板とチップとを組合せ一体化して 微細加工で製作し、カートリッジへの運動学的取付は用の正確に位置合わせした 運動学的取付は点を(例えば)リトグラフ手法により形成してパッケージを作る こともてきる。チーツブまたはチップ内蔵パッケージはヘッドに直接に運動学的 に取り付けてカートリッジを省略することもでき、チップをカートリッジに直接 に運動学的に取りイ」けることもできる。 この発明の偏向検出器はカンチレバーの偏向に伴−)光ビームの角運動の検出用 に尤ビーム偏向検出器を用いる。線状位置検出用光検出器(PSPD)、すなわ ち検出器の能動表面の光点の位置に関する連続的線型情報を供給できるアナログ PSPDを上記運動の検出用に2セルPSPDの代わりに用いる。線状PSPD は入射光ビームの位置に対して高度に直線性の連続的応答を示(7、光点位置の 初期偏りに対する許容度がオー)と大きい。初期偏りを零にするためにPSPD を従来技術の場合のようにたびたび調節する必要はない。雑音を最小にするため にPSPD上の光点を中心に合わせる調節はときどき必要になるので、この線状 PSPDには位置調節機構か備えである1、この走査型ブ[1−ブ電子顕微鏡は SFM信号およびSTM信号の両方を前置増幅できる回路を含んでおり、走査型 内電子顕微鏡使用と走査型トンネル電子顕微鏡使用との間の切換えの際に必要と なる二つの別々のヘッドの間の切換えを不要にしている。 11−の重ね合わせな(−2の粗x、y軸ステージに試料と走査器の両方を搭載 する。 、下の粗x、y軸スチーンは基体に滑動6■能な状態でクランプされ、三つの接 触点r荷1
【をかけている。このステージは通常はクランプ面と基体との間の摩 擦により静tf−1−,,でいる。、二の粗x、v軸ステージの位置の調節の際 は、基体の円滑面、Aなわら、好ましくはガラス滑動面である円滑面を横切って 上記三−〕の接触点を滑1ノさ」↓る。粗x、y軸ステ〜−ジの4(平並進運動 は互いに垂直向きの二つの調節部材により達成できる。好ま(7い実施例におい ては、各調整部材は固定ナツトにね;−式にはめ合わされステップモータで駆動 されるねじである。一方のねじの一端はボール付き端Cあり粗X、y軸ステージ の一端と−っの接触点を形成する。 他方のねじの一端は押(、板と接触し1、その押し板は粗x、y軸ステージのも う一端)の端とニ一つの接触点を形成する。押し板は基体の下側に取り付けられ たレールを滑動する。x、y軸ステージと押し板は負荷バネによりそれぞれの接 触点に偏らせである。粗x、y軸ステージの基体について位置を定義する六接触 点(三つのクランプ点、二つの押し板点および一つのねじ端)の配置は安定した 運動学的取付けを構成する。Xおよびy軸ステップモータはねじの出し入れに伴 って各レール沿いに滑動する。固定ナツトは粗x、y軸ステージの位置決めに関 わる機械的ループを最小にするように位置決めした基準点を代表する。単一の重 ね合わせなしの粗x、y軸ステージをその配置の機械ループを最小化するように 基体に運動学的に取り付けるには代替手法があるがそれらについては後述の説明 がら明らかになるであろう。 粗Z軸ステージは三角形状に配列され、ヘッドと粗x、y軸ステージとの離隔距 離を調整する三つの調節部材を含む。好ましい実施例では、各調節部材は垂直向 きて電子顕微鏡基体の固定ナツトにねじ式にはめ合わされたねじを色む。各ねじ は、そのねじの出し入れに伴って1ノール沿いに滑動するステップモータで駆動 する。各ねじはボール付き端部を有し、ヘッドを三つのねじに運動学的に取り付 ける。この配置により調節対象の試料に対してプローブを持ち上げることおよび 傾けることの両方が可能になる。 走査器(精密x、y、z軸ステージともいう)は基底部を粗x、 y軸ステージ に固定12反対側端部を印加電圧に応答して可動自由にした圧電性管を含む。4 セルPSPDを圧電性管のJ一端に軸方向に取り付け、管の基底部に取り付りた 光源(例えば発光ダイオード(■、ED))に向けである。圧電性管の上端が水 平方向に動くに伴って、4セルPSPDを照射する光点の位置が移動する。した がって、4セルPSPDは圧電性管の自由端の、(7たがってそれに搭載された 試料のX。 y軸方向の動きを検出する。これに加えて、二つの2セルPSPDを圧電性管の 外側表面に二つの光源(例えばLED)に面するように取り4=jけである。こ れらPSPDからの出力は互いに加算され、試料傾斜(上述のとおり圧電性管の 湾曲によって生ずる)に感応しないZ軸位置信号を生ずる。軸方向取付けPSP Dおよび二つの表面取付けPSPDからの信号は管状走査器の非直線性の振舞い を補正するように閉じた帰還ループで用いる。 粗2軸ステージのステップモータの各々は最大垂直位置に達するとりミツ(・ス イッチを駆動する。こ沁)リミットスイッチはそれら三つがすべて駆動されたと きヘッドが基体に対[2て水平方向を向くように位置決めしである。三つのりミ ットスイッチのすべてが駆動されると、すなわちプローブが試料の上方の最大の 高さまで上がると、試料の厚さは、プローブが試料に接触するまでステップモー タにねじを戻させ、移動距離を記録することによって測定できる。試料の高さの 測定は試料の厚さの有限値に起因して生ずる水平方向走査誤差の補正に用いる。 上述のとおり、この誤差は試料を保持する圧電性管走査器の自由端が入力電圧に 応答して横方向に変位する際の圧電性管走査器の湾曲から生ずる。上記測定は圧 電性走査器のx、y軸方向感度、すなわち単位印加電圧あたりの単位走査器変位 (例えばμm/V)で表わされる感度の調節に用いる。ステップモータは必須で はない。十分によく較正した再現性あるモータであればいかなるモータでも十分 である。 試料の厚みはこのシステムの較正用試料(または基準表面)のそれと比較しなけ ればならない。基準表面は管の横方向感度(μm/V)の値を発生するのに用い る。較正用試料の厚さくまたは基準の高さ)はZ軸接近用ねじがリミットスイッ チから較正用試料または基準表面まで動く距離(またはステップモータのステッ プ数)として記録される。任意の試料の厚さをこの較正に関連して測定する。試 料の厚さの変動は従来の単純な式を通じて走査器の較正値に影響を及ぼす。この ようにして試料の厚さの測定を行い走査器の感度を更新する。 プローブに対して位置決めした試料の軸上光学像および傾斜光学像の組合せ像が 生じる。これら光学的経路のいずれかをコンピュータ制御のモータ駆動シャッタ ーを配置することにより選択する。モータ駆動シャッター、ミラーおよびレンズ 、並びにこれらを切り換える手段を用いることにより得られた上記二つの光学像 は、二つの個別の光学顕微鏡を設ける必要を除去する。また、二つの光の経路に 配置した顕微鏡レンズ(例えば対物レンズか色消しレンズであり得る)を焦点面 の上げ下げのためにモータ制御で動かし、コンピュータ制御の下での光学像の結 像をこのようにして得ることができる。 このシステムは走査型プローブ電子顕微鏡図形ユーザインタフェース、すなわち ユーザ参照用に光学像およびSPM像の同時画面表示を有するユーザインタフェ ースを含む。これら光学像は次の走査のための領域を定め図形的に画するために も用いる。上記二つの光経路のいずれかからの光学像はコンピュータ制御モータ 駆動ズームレンズにより慣用のccDカメラに結像する。モータ駆動ズームモー タエンコーダは光学像拡大および光学像寸法の自動制御を可能にする。モータ駆 動ズームレンズ組立体の較正は光学像およびSPM像の特徴の正確な相関把握を 可能にする。それら像をビデオ表示画面上に表示することにより光学顕微鏡の接 眼レンズが不要になる。さらに、この光学系は擬似焦点系であるので、像の拡大 は対物レンズ(慣用のタレットに搭載)の切換えがまたはモータ駆動ズームレン ズの調節かによって変動させることができ、像ははっきりした結像状態に留まる 。 表示画面上の像(光学像およびSPM像の両方)はプローブに対する試料の動き に連結されている。コンピュータ制御を受けるモータ(x、yおよびZ軸方向) や上記走査器か図形手段で選んだ走査領域内に試料を自動的に位置決めする。試 料上の所望の走査領域は光学像またはSPM像の一部を図形的に強調表示するこ とによって選択できる。次に、SPMの自動的位置決めを、走査の幅を相次いで 狭め試験対象の特徴部分にズーム・インするために用いることができる。したが って、次の走査のための位置決めの手動調節は従来技術の場合とちがって不要に なる。このシステムは、SPM走査位置を示すために光学像上に走査表示を表示 し、それによって走査の記録を作ることができる。光学像の中の特徴部分と82 M像の中のそれらとの間には正確な相関が得られる。 この発明のSPMは、対物レンズの焦点面をプローブ先端部の数ミクロン下に予 め設定し次にその焦点面を試料と一致させることにより、プローブを試料表面か ら数ミクロンの範囲内に自動的に速く位置決めする光学的制御過程を用いる。 三つの2軸ステージモータおよび光学レンズ組立体に結合したモータは一緒に降 下し、プローブ先端部および対物レンズ焦点面を試料に向がって速く、試料表面 像の結像をソフトウェアが判断するまで動かす。次に2軸ステージは最終段階の 接近のために速度を下げる。これによって、プローブを試料表面の近傍または試 料表面への接触位置まで、または精密x、y、z軸ステージ(走査器)の作動範 囲内まで動かすための時間を短縮する。 また、このシステムは試料搭載手段に固定された試料の領域を測定する光学制御 過程を、試料表面上の三つの互いに相異なる点を相次いで焦点位置に駆動しその データから試料表面の傾斜を決定することによって用いている。試料表面の傾斜 のデータは、ヘッド(すなわちプローブ)の傾きをそのヘッドが試料表面と平行 になるように自動的に調節するのに用いる。また、この試料表面の傾斜のデータ は、試料表面の画像から全体としての傾斜を除去する走査パラメータまたは画像 表示パラメータの調節にも使うことができる。このように、この光学的制御過程 によって試料表面傾斜およびプローブ傾斜を測定することができる(試料表面傾 斜は例えば湾曲した試料取付部材に起因することがあり得る)。 このシステムのユーザインタフェースのデータ画像バッファは、データ捕捉モー ドと画像処理モードとの間でデータを自動的に転送し、それによってデータ蓄積 のためのメモリ容量を節約するように用いられる。バッファは表示装置スクリー ン上に参照用に表示され、画像処理用ウィンドウにも表示できる。バッファには リアルタイムで収集したデータまたはデータベースから取り込んだデータを収容 できる。バッファに収容した画像へのアクセスをデータ捕捉モードおよび画像処 理モードで自動的に行うことにより、データのリアルタイム分析、量的情報の迅 速な抽出、および永久保存の価値の有無の判断のための画像処理などを高度の柔 軟性をもって行うことができる。 このシステムのユーザインタフェースは、画像の生の一走査線分のデータ(すな わちディジタルオッシロスコープ)に施される高速1次元FFT (高速フーリ エ変換)を提供する。生の1次元FFTの提供によって、ユーザは画像を分析プ ログラムにかけることなく正確な量的情報を抽出できる。さらに、コントローラ は走査線データにFFTまたはその他の分析をリアルタイムで施す能力を備えて いるので、その分析結果をSPMシステムの現在の走査パラメータおよび帰還パ ラメータの最適化のために用いることができる。より一般的にいうと、このシス テムは走査データ中の機械的共振など不都合な出力を分析により検出して、その 共振の励起を避けるように走査パラメータ(速度などの)を変えるのである。 1次元FFTをリアルタイムで行う機能の応用として、生の走査線データおよび そのデータの1次元FFTを表示でき、また誤差信号の対数も表示できる。後者 はSTM、すなわち信号(トンネル電流)がプローブ先端部と試料表面との間の 間隔に指数関数的に依存するSTMにおいて有用な機能である。このユーザイン タフェースは、データベースから検索された画像を含むデータ画像の任意の走査 線に対する1次元FFTを、カーソルなど標準的な図形ユーザインタフェースに より走査線に図形的に適用した高域フィルタおよび低域フィルタを用いて行うこ とができる。その結果得られたフィルタずみの走査線はリアルタイムで表示され る。 また、このシステムのインタフェースは2次元FFTを提供し、試料のより狭め られた領域に高域および低域フィルタを適用してデータ画像全体へのFFT適用 前の処理速度上昇に資する。例えば、フィルタパラメータおよび計算結果のリア ルタイム表示の調節にカーソルを用いることは、可変帯域フィルタの利用を非常 に直観的で容易にする。 このシステムのインタフェースはまたデータ画像の3次元化のためのパラメータ の最適化を容易にする。この3次元化はモニタ画面上に深さ、傾斜、陰影などの 錯覚を与える形で3次元データを表示する表示のしかたである。変化するパラメ ータの効果を3次元化用にリアルタイムで示すのに図形を用いる。最適化された パラメータはデータ画像に加えられる。最適3次元化を得るのに必要な信号授受 過程はこれによって著しく短縮される。この目的のためには、単純な形状配置を 有する人工的構造物、または処理対象の画像データの一部からのデータなど削減 されたデータセットなどあらゆる図形を使うことができる。 図面の説明 図1はこの発明の好ましい実施例によるSFMの総括的概略図である。 図2AはSFM内に取り付けるカンチレバーチップパッケージおよびカートリッ ジの斜視図である。図2Bは運動学的に取付けを行ったチップを示す。 図3はヘッド内のカートリッジの取付は方を示す斜視図である。 図4Aはヘッドの斜視図であって、とくに偏向検出器を示す。 図4Bは偏向検出器内のレーザ回合せミラー用の取付は機構の斜視図である。 図5Aおよび5BはSTM用カートリッジおよび組合せSFM/STM用カート リッジをそれぞれ示す。 図6A、6BおよびCは粗x、y、z軸駆動ステージの上面図、側面図および底 面図をそれぞれ示す。図6Dは粗x、y軸ステージの代替実施例の底面図を示図 7Aおよび7Bは圧電性管走査器の斜視図および正面図をそれぞれ示す。図7C は入力電圧印加に伴うこの圧電性管走査器の変形を概略的に示す。図7Dは圧電 性管走査器に関連するヒステリシスを示すグラフである。 図8Aは走査器およびXI L Z軸位置検出器の分解図である。図8Bは2軸 位置検出器の詳細な斜視図である。 図9は圧電性管走査器の横方向の動きを誇張して示す。 図10Aは2軸位置検出器の各々から出力信号を取り出す回路の回路図である。 図10Bは2軸位置信号を両方の2軸位置検出器から取り出す取出し方を示す。 図10Cはx、y軸位置検出器からx、y軸位置信号を取り出す回路の回路図で ある。 図11AはSPM用の従来の帰還ループおよびデータ経路を示す。図11Bはこ の発明による改良帰還ループを示す。図110は、出力を2軸検出器から生ずる 実施例を示す。図11DはZ軸位置検出器の出力を2軸コントローラに供給した 実施例を示す。図11Eは2軸位置検出器の出力をx、 y軸コントローラに供 給した実施例を示す。図11Fはx、y軸位置検出器の出力をx、y軸コントロ ーラに供給した実施例を示す。 図12は二つの光経路を示す。 図13はデータ捕捉ユーザインタフェースを示す。 図14はステージモータ制御過程を示す。 図15は光学的結像面のプローブの下方への位置決めを示す。 図16−18はデータ分析ユーザインタフェースを示す。 発明の説明 この発明による走査型力電子顕微鏡(S FM)’ 100の総括的概略図を図 1に示す。突出した先端部101を有するカンチレバー102が試料104の上 方に位置決めされている。ヘッド108の中にある偏向検出器106は試料10 4の表面を走査しながらカンチレバー102の偏向を検出し誤差信号をコントロ ーラ110に送る。カンチレバー102および先端部101、すなわちプローブ もヘッド内に配置しである。カンチレバー102は、ヘッド108を基体114 にリンクさせる粗Z軸ステージ112により試料104に接近する。基体1−1 4には粗X、y軸ステージ116も載置されており、これによってカンチレバー 102の下の適当な位置で試料を水平方向に位置決めする。走査器(精細x、y 、z軸ステージ)118を粗x、y軸ステージ116に取り付け、それによづて 試料104を保持する。コントローラ110はx、y軸走査信号を発生し、その 走査信号によって、カンチレバー102の下で特定の走査パターンで試料104 を動かすように走査器118を駆動する。コントローラ110は偏向検出器10 6からの誤差信号を用いて2軸帰還信号を発生し、この信号に応答して走査器1 18はカンチレバーが一定の偏向を維持するように試料104の垂直方向位置を 変化させる。この2軸帰還信号は走査型力電子顕微鏡100の出力であり、SP M画像120の発生に使うこともできる。代わりに、この画像を偏向検出器10 6からの誤差信号を用いて発生することもできる。この発明の一つの側面によっ て画像を発生する他の方法を後述する。 走査型力電子顕微鏡100においては、粗2軸ステージ112および粗X、y軸 ステージ116を用いてカンチレバー102を試料104の選ばれた部位の上方 に位置決めする。走査器118は走査機能を有し走査周期のあいだカンチレバー を所定の偏向値に維持する。粗2軸ステージ112は垂直方向可動範囲約25− 1粗x、y軸ステージ116は水平方向可動範囲約25閣をそれぞれ有する一方 、走査器118は水平方向移動範囲約100μm1垂直方向並進運動範囲約10 μmをそれぞれ有する。 カンチレバー102および試料104のある部位の両方の光学像122は対物レ ンズ126を含む光学像観察組立体124で形成する。光学像観察組立体124 はカンチレバー102および試料104の同軸拡大像および斜視拡大像の組合せ 像を生ずる。 SFMlooのユーザインタフェースはかの構成要素および動作モードをより詳 しく次に述べる。ヘッド108内のカンチレバー102取付は機構から始めて、 偏向検出器106、粗2軸ステージ112、粗x、 y軸ステージ116、走査 器116および光学像観察組立体124の構成を続けて述べる。 ヘッド構造 底面図である図2Aに示すとおり、カンチレバー102はシリコンの微細加工で 製作できるチップ202の一端から外側に突出している。チップ202は接着剤 および標準的IC取付は技術またはその他の目合せ手法を用いてアルミナ板20 4に固定する。この板204は他の材料で構成することもできる。チップ202 および板204はパッケージ200を構成する。板204には三つの長方形の溝 穴206,208および210をアルミナ板204への精密レーザ加工により互 いに120°の角度を成して形成する。溝穴206,208および210はパッ ケージ200用の運動学的取付は点を形成し、U字型カンチレバーカートリッジ 218に付けたホール212,214および216に正確に位置合せされる。 ボール212,214および216を溝穴206,208および210にそれぞ れ位置合せした状態でパッケージ200をカンチレバーカートリッジ218に強 固に保持することをばねクリップ220によって確実にしている。また、ばねク リップ220はカンチレバーカートリッジ218へのパッケージ200の簡便な 装着および交換を可能にしている。 カンチレバーカートリッジ218には、ヘッド108内部への同カートリッジ取 付は用の運動学的接触点を成す円錐状凹み222、溝穴224および平坦部22 6か形成しである。円錐状凹み222および溝穴224はU字型カンチレバーカ ートリッジ218の二つの腕にそれぞれ配置してあり、平坦部226はカンチレ バーカートリッジ218の中心部近傍に配置しである。図3に示すとおり、円錐 状凹み222、溝穴224および平坦部226はヘッド108内で三つのボール 300.302および304とそれぞれ一致するように位置決めしである。すな わち、ボール300は円錐状凹み222に、ボール302は溝穴224にそれぞ れはめ合いになり、ボール304は平坦部226に接触し、それによってカンチ レバーカートリッジ218とヘッド108との間に運動学的取付を形成する。 ばねクリップ306はカンチレバーカートリッジ218をヘッド108内の正規 の位置に強固に保持する。カンチレバーカートリッジ218へのパッケージ20 0の取付け、およびヘッド108内部でのカンチレバーカートリッジ218の取 付けには、上述のとおり他のいろいろの運動学的取付は手法も用いることができ る。 また、プローブ内蔵パッケージをヘッド内部に直接に取り付けるのに運動学的取 付は手段を用い、着脱可能なカートリッジを省略することもできる。さらに、図 2Bに示すとおり、運動学的目金せ深溝をチップそのものに機械加工またはリト グラフにより形成することもできる。そのような構成は、図2Bに示すとおり、 ボール246,248および250のはめ合せを受ける深溝240および242 を設けたチップ244を有する。ボール246,248および250はカートリ ッジの中またはヘッドそのものの中に形成できる。ボール246,248および 250が深溝240および242にはめ合せになると、運動学的取付けが形成さ れる。他の形式の運動学的取付けも使うことができる。 図4Aは偏向検出器106に対するカンチレバーカートリッジ218の位置決め を示すヘッド108の斜視図である。レーザダイオード400は収束直径すなわ ちスポットサイズ約25μmの集束レーザビーム402を発生し、そのレーザビ ームは目合せミラー404に導かれ、さらにカンチレバー102の背面の所定の 領域に向けて反射される。レーザビーム402は次にカンチレバー102の背面 で反射され、直線状位置感応性光検出器(PSPD)406を照射する。PSP D406は調整ねじ418によりレーザビーム402に対して調節される。PS PD406の出力は前置増幅器420に送られ、この増幅器で増幅されてコント ローラ110(図1)に供給される。 図4Bはヘッド10B内における目合せミラー404の運動学的取付けの拡大図 である。目合せミラー404は、球408の中心に、レーザビーム402がミラ ー404(図4A参照)で反射できるように球408の一部を切り欠いて、配置 する。球408の上側表面はヘッド108に付着させたミラーブラケット424 の円形孔と係合する。ミラー調整ねじ410および412はヘッド108の中の 雌ねじ穴にねじ止めし、それらのねじ410および412の端は溝穴414およ び平坦部416、すなわち球408から延びる調節部材426に形成された溝穴 414および平坦部416にそれぞれ接触している。ばね428が球408を穴 422に押しつけ、ねじ410および412の先端を溝穴414および平坦部4 16に、それぞれ押しつける。目合せミラー404はこのようにしてヘッド10 8内に運動学的に取り付けられ、ミラー404の角度方向の向きはねじ410お よび412の回転により調節できる。 上述の構成は1991年3月13日出願の米国特許出願第07/668,886 号記載のヘッド内回合せミラーの運動学的取付は構成の変形である。偏向検出器 の構成要素の配列は、この発明では、対物レンズをより接近できるように変更し である。 図2を参照すると、溝穴206,208および210はパッケージ200を1ミ クロンに達する精度でカンチレバーカートリッジ218に位置決めすることを可 能にし、同様に円錐状凹み222、溝穴228および平坦部226はカンチレバ ーカートリッジ218がヘッド108内に1ミクロンに達する精度でヘッド10 8内に位置決めされることを可能にする。チップ202を板204に取り付ける のにIC技術を用いるので精度は約20ミクロン以上が保証される。したがって 、カンチレバーカートリッジ218のヘッド108からの取外し、パッケージ2 00の交換、およびカンチレバーカートリッジ218のヘッド108への再挿入 を、交換後のカンチレバーを交換前の位置から約20ミクロン以内の範囲に位置 決めするという保証の下に行うことができる。同一のパッケージを再挿入する場 合は、この誤差範囲は約2ミクロンに抑えられる。レーザビーム402でカンチ レバー102の端の幅約20ミクロンの領域を照射する必要があるので、このカ ンチレバー交換方法は、走査操作の合間にカンチレバー交換を行うと目合せミラ ー404またはPSPDの調整の必要を最小限に抑える。従来の走査型力電子顕 微鏡におけるレーザビームの目合せ再調整はプローブ交換の度ごとに通常は必要 になるので多大の時間を要する。この発明の取付は構成は、上述のとおり、一連 の走査を行うのに要する時間の3分の1もの時間の節約をもたらすことができる 。 図5Aおよび5Bは37Mプローブ用のカートリッジ500および組合せSFM /STMプローブ用のカートリッジ502をそれぞれ示す。カートリッジ500 および502はカンチレバーカートリッジ218内のものと同様の運動学的取付 けを用いてヘッド108内に取り付ける。STMプローブカートリッジ500は 円錐状凹み504、溝穴506および平坦部508を含む。SFM/STMプロ ーブカートリッジ502は円錐状凹み510、溝穴512および平坦部514を 含む。これらの構成要素はカンチレバーカートリッジ218の円錐状凹部222 、溝穴224および平坦部226と全く同様に機能する。カートリッジ500は 金属先端部518を有する87Mパッケージ516を保持する。87Mパッケー ジ516は金属先端部518におけるトンネル電流を代表する信号を生ずるので 、87Mパッケージ516を前置増幅器420に接続する導電性経路520が形 成される(ヘッド108における導電性経路520の位置は図4Aに示す)。 カートリッジ502はSFM/STMパッケージ522を保持し、このパッケー ジ522から導電性カンチレバー524が突出している。STM信号を前置増幅 器406に送るための導電性経路526も設けである。87Mパッケージ516 からの出力信号が導電性経路520を通じて導かれ、レーザビームもPSPDも 不要であることが理解されよう。しかし、組合せSFM/STMパッケージ52 2の場合は導電性経路526経由とPSPD (図5Bには示してない)からと の両方に出力信号が生じ、SFMおよびSTM同時読取りが行われる。このよう に、SFM/STMパッケージ522はカンチレバー偏向の測定を導電性カンチ レバー524からのトンネル電流のモニタと並行して同時に行うのに使うことが できる。 導電性経路520は導電性先端部をカートリッジ上の導電性パッド525に電気 的に接続する導線521を含む。ヘッド内のばねクリップ523がパッド525 との電気的接触を形成する。ばねクリップそのものは前置増幅器420に電気的 に接続されている。導電性経路526はカートリッジ上の導電性パッド528に 接着したばね導線527を含む。ヘッド内のばねクリップ529はパ・ンド52 8にボンディング接続したばね導線527を含む。ヘッド内のばねり1ルソブ5 29はパッド528ど電気的接触を形成する。SFM/STMパッケージ522 はヘッドから取外し可能でなければならないので、ばね導線527はSFM/S TMパッケージ522上のパッド530に軽(押しあてられている。ばねクリッ プ523および529もパッド525および528にそれぞれ軽く押しあてられ てカートリッジの取外しを可能にしている。ばねクリップ523および529並 びにばね導線527によってかけられる力は上記の運動学的取付は構成に悪影響 を及はさないようにごく弱くしなければならない。この運動学的取付けを害なわ なければ、代替のコネクタ類(プラグなど)を使うことかできる。 図4を再び参照すると、スプリアス雑音の混入および増幅を防止するために前置 増幅器420をカンチレバー102のごく近傍(またはその代わりに設けた他の プローブの近傍)に配置する。前置増幅器420は走査型力電子顕微鏡信号およ び走査型トンネル電子顕微鏡信号の両方を前置増幅するのに必要な電気回路を含 み、したがってカンチレバーカートリッジ218、STMプローブカートリッジ 500、またはSFM/STMプローブカートリッジ502のいずれか、すなわ ちヘッド108内に運動学的に取り付けられた構成要素からの信号を増幅できる 。 この発明の構成は、このように、SFMプローブカートリッジをSTMプローブ (またはSFM/STMプローブ)カートリッジに置換することにより、走査型 刃電子顕微鏡観察から走査型トンネル電子顕微鏡観察(または組合せSFM/S TM観察)への簡便な切換えを可能にする。したがって、従来の走査型プローブ 電子顕微鏡において必要であった互いに別個のSFMヘッドおよびSTMヘッド の使用は不要である。走査型刃電子顕微鏡観察および走査型トンネル電子顕微鏡 観察の両方を行うのに単一のヘッドを用いており、それによってSFMとSTM との間の切換えに要する時間を大幅に節約し、所要費用を削減している。 粗試料移動ステージ 図6A、6Bおよび6Cは粗x、y軸ステージ116および粗Z軸ステージ11 2の上面、側面および底面を概略的に示す。明確化のために座標軸を併せて図示 しである。86Bに示すとおり、粗x、y軸ステージ116は基体114の開口 602の中に配置しである。粗ステージ116は開口602にはめ合わせた金属 片607を通してボルト締めした上板604および下板606から成るサンドウ ィッチ状構造を備える。上板604全体が図6Aに示してあり、下板606全体 が図6Cに示しである。走査器118は粗X、y軸ステージ116の開口に挿入 してあり、取外しを容易にするために上板604だけに搭載しである。金属片6 07は、粗x、y軸ステージ116を所要可動範囲全体にわたって可動にするよ うに開口602の端608から十分に離隔した端610を有する(粗x、y軸ス テージ116のX軸方向可動範囲は試料の交換の便宜のためにヘッド108の下 方で押し出せるようにX軸方向可動範囲よりもいくぶん大きい)。図6Aおよび 6Cは端608および内側端610を点線で示す。 上板604はそれに付けた三つのボール612を介して基体114に載置され、 ボール612の反対側の位置で下板606に付けた三つのばね付きボール614 がクランプ効果をもたらしている。図6Aおよび図60にそれぞれ点線で示すと おり、ボール612およびばね付きボール614は三角形状に配置しである。こ の粗x、y軸ステージ116が基体114上で円滑に動けるように、図6Bに示 すように基体114の上面および下面につけたガラス片616にボール612お よび614は接触している。ガラス片616は通常の顕微鏡用ガラス製スライド で構成するのが好ましい。また、ボール612および614は黄銅製のものが好 ましい。この組合せにより粗x、y軸ステージ116を基体114に対して円滑 に滑動させることができる。 図60は基体114の底面から見た粗x、y軸ステージ116を示す。端608 、開口602およびばね付きボール614の位置は点線で示しである。二つの水 平方向ステップモータ組立体618および620並びにy軸方向押し板652も 併せて示しである。押し板652は基体114の底面に二つの滑り機構653に より付けてありy軸方向の動きを可能にしている。二つのボール655が押し板 652の端に止めてあり、ばね657がこれらボール655を下板606の滑ら かで真直な端659に押し付けている。 このステージを図示のとおりX軸方向に動かすステップモータ組立体618は、 ステップモータ622、すなわち基体114に取り付けた固定ナツト628を介 してねじ止めしたねじ626に可撓性連結器624で連結した駆動軸を有するス テップモータ622を備える。ステップモータ622は基体114に取り付けた 滑りレール630上を、固定ナツト628を通したねじ626の前進または後退 に伴って滑動する。一対のばね632が下板606の端634をねじ626のボ ール端636に押し付けている。リミットスイッチ627が滑りレール630上 のステップモータ622の動きを制限している。ステップモータ組立体618は 図6Bにも示しである。 同様に、このステージを図示のとおりy軸方向に動かすステップモータ組立体6 20は、ステップモータ638、すなわち基体114に取り付けた固定ナツトを 介してねじ止めしたねじ642に可撓性連結器640で連結した駆動軸を有する ステップモータ638を備える。ステップモータ638は基体114に取り付け た滑りレール646上を、固定ナツト644を通したねじ642の前進または後 退に伴って滑動する。一対のばね648がy軸方向押し板652の滑らかで真直 な端650をねじ642のボール端654に押し付けている。リミットスイッチ 643が滑りレール646上のステップモータ638の動きを制限している。 粗x、y軸ステージ116の動作を次に述べる。休止状態にあるときは、このス テージ116はガラス片616に重力で押し付けられているボール612および ばね力で同様にガラス片616に押し付けられているバネ付きボール614によ り支持されている。X軸方向の動きを生じさせる場合はステップモータ622の 駆動電源をオンにし固定ナツト628内でねじ626を回転させる。ねじ626 は、時計回りに回転した場合は、固定ナツト628を介して前進し、ボール端6 36を端634に押し付は下板606を左向きに(図60で)押す。逆に反時計 回りに回転した場合は、ねじ626の先端は端634から後退し、それに伴って ばね632が収縮し、下板606を右向きに引張る。いずれの場合も、ボール6 55は下板606の端659に沿って滑る。y軸方向押し板652は滑り機構6 83によりX軸方向には動かないようにしである。y軸方向の動きを生じさせた い場合はステップモータ638の駆動電源をオンにし固定ナツト644内でねじ 642を回転させる。ねじ642は、時計回りに回転した場合は、固定ナツト6 44を介して前進し、ボール端654をy軸方向押し板652の端680に押し つける。y軸方向押し板652は滑り機構653に案内されてy軸方向(図60 で下向き)に滑動する。ばね657が下板606の端659をボール655に押 しつけているので、下板606もy軸方向(図6Cで下向き)に引張られる。 ねじ642が後退するときは、上述の過程は逆向きになる。すなわち、ばね64 8がy軸方向押し板をボール端654に向けて引張り、y軸方向押し板を上記と は逆向き(図60で上向き)に引張る。ボール655は端659に押しつけられ 下板606を押し上げる。端634はボール端636に対して滑る。 したがって、粗x、y軸ステージ116の位置は運動学的に六つの接触点、すな わちボール612とガラス片616との間の三つの接触点、ボール6〜55と下 板606との間の二つの接触点、およびねじ626のボール端636と下板60 6との間の接触点で運動学的に定義される。これにより、ねじ626および64 2の設定の各々について粗x、 y軸ステージの位置が一つだけ決まることを確 実にする。 プローブに対する試料の位置決めが寸法の変動および振動から受ける影響をこの 構成により著しく抑えることができる。これはSPMにとっては重要な点である 。すなわち、SPMでは寸法その他の変動が1ミクロン程度以下でも像の質が著 しく劣化するからである。ステップモータ622および638は滑りレールに搭 載され、ナツト628および644を介して駆動されるねじ626および642 にそれぞれ可撓性をもって連結されているので、モータと固定ナツトとの間の熱 膨張または振動の影響はモータを滑りレール沿いに動かす。固定ナツト628お よび644の他方に生ずる変位だけがプローブに対する試料の位置に影響を及ぼ す。しかし、この「浮いた」モータと単一の重ねなしのx、y軸ステージとを用 いたこの構成により、粗並進ステージの機械的ループは、とくに積重ね型X。 y軸ステージ構成に比べて著しく抑えられる。これによって、機械的および熱的 変動がプローブと試料との間の間隔に及ぼす影響を最小にできる。 この構成には多数の代替的実施例が可能である。例えばy軸ステップモータの位 置はy軸方向押し板652に対して反対向きに(図6Cで上向きに)押しつける ように逆にすることもできる。しかし、その配置の欠点はy軸方向押し板652 における寸法の変動や振動が粗x、 y軸ステージ116に伝達されることであ る。 もう一つの代わりの実施例を図6Dに示す。図6Dにおいて、図60に示したも のと同一の構成要素には同一の参照数字が付けである。この実施例では延長y軸 方向押し板661が用いてあり、ステップモータ622が図示のとおりこの押し 板661に(基板でなく)取り付けである。延長ねじ667がステップモータ6 22の駆動軸に連結されており、y軸方向押し板661に図示のとおり取り付け た固定軸受にジャーナルされている。ボールを先端に有する親ねじ671が下板 606の端634に圧接している。この構成においては滑りレールは用いていな い。延長ねじ663はステップモータ638の駆動軸に連結され固定軸受655 にジャーナルされている。ねじ663の端はy軸方向押し板661のねじ穴にね じ止めしである。y軸方向押し板661のy軸上の動きは、ステップモータ63 8が押し板661のねじ穴の中のねじ663を回転させることによって生ずる。 同様にX軸上の動きは、ステップモータ622が親ねじ671の中のねじ667 を、親ねじのボール先端の下板606への押付けまたはその下板606からの後 退を生ずるように、回転させることで得られる。それ以外は図Cについて述べた ものと動作は同じである。ステップモータ622および638はこの実施例では 滑り部材に搭載する必要はないか、必要に応じて搭載できる。この実施例は図6 0の実施例と等価であって等価の機械的ループを有するが、加工費用はいく分高 いであろう。 これら以外の多数の実施例が当業者には明白であろう。例えば、ステップモータ の代わりに符号化モータまたは較正モータを用いてもよい。y軸方向押し板およ び粗x、y軸ステージはばねでない磁石はかの偏倚手段により種々の接触点に偏 らせることができる。粗x、y軸ステージ116の支持にはガラスまたは黄銅以 外の円滑面も用いることができる。図6Cおよび6Dに示した互いに相対するボ ール・真直端組合せは種々の構成で代替できる。例えば、互いに相対する二つの 真直端および種々の形の曲面を用いることもできる。ただし、接触点の所要数を それら面が形成することと、それら点における継続的接触を確保する手段が備え られていることとを条件とする。二つの接触点が端634により形成され、一つ の接触点が下板606の端659により形成される。それら接触点の総数は3で なければならない。 粗Z軸ステージ112は主として図6Bに示す。三つのステップモータ656が 示しである。ステップモータ658は基体114に付けた滑りレール660に垂 直に搭載され、可撓性連結器672を介してZ軸方向接近ねじ664に付けた駆 動軸を有する。Z軸方向接近ねじ664は基体114の固定ナツト666にねじ ではめ合わされ、ヘッド108の下面の運動学的取付は点670に接触するボー ル先端668を有する。Z軸方向接近ねし664の相対的位置は図6Aおよび図 60に示してあり、これら図に示すとおり、下板606を囲むもののリミットス イッチ627および643の画する領域の範囲内でその下板をX軸およびy軸方 向に可動にする三角形のパターンを形成する。ヘッド110の下面の運動学的接 触点670もこれと同じ三角形のパターンを形成し、したがってヘッド108は 強固に支持されるがZ軸方向接近ねじ668のいずれか一つまたはそれ以上の個 別的調節の際には縦方向にも横方向にも傾くことができる。運動学的接触点67 0は円錐状凹部、溝穴および平坦部でそれぞれ構成できる。ヘッド108はそれ 自身の重量および偏倚ばね(図示してない)によりZ軸方向接近ねじ664に負 荷をかける。上記1991年3月13日出願の米国特許出願第07/668゜8 86号はこの種の一般的運動学的取付は構成を記載している。 ステップモータ658が個別にまたは組合せで駆動されると固定ナツト666を 通じて2軸接近ねじ664を回転させボール端668を上げ下げする。同時にス テップモータ658は滑りレール660に沿って滑る。滑りレール660の上端 と下端にはリミットスイッチ674および676がそれぞれ設けてあり、レール 660の上側および下側限界にステップモータ658が達するとステップモータ 駆動電源をオフにする。 ステップモータ658はコンピュータ制御(図示してない)により互いに別々に 駆動される。したがって、リミットスイッチ674および「76の画する可動範 囲内でステップモータ658はヘッド108の横方向または縦方向傾斜に変化を 与えること、および試料104の上方におけるヘッドの上げ下げに使うことがで きる。すなわち、光学像観察用組立体(後述)を通じてカンチレバー102を観 察しながら、このモータ駆動機構を、カンチレバー102の試料表面への接近が 精密駆動機構の作動およびそれによる正しいカンチレバー偏向の達成まで徐々に 進むように駆動できる。さらに、カンチレバーの横方向および縦方向の傾斜の調 節を、上記チップの角が試料表面に接触しないように、また試料表面のプロフィ ルへの応答に最適の初期偏向値でカンチレバーが縦方向傾斜を与えられるように 行うことができる。従来技術によるSFMは一般にこの自動化した操作機能、す なわち試料に対してプローブを正しく位置決めする柔軟性と利便性をこの発明の 構成にもたらしている機能を備えていない。 この明細書においてz軸方向とは、とくに述べない限り、試料表面に垂直な軸の 方向(垂直方向高さともいう)のことを意味する。同様にX軸およびy軸方向と は走査面の面内にある直交軸を意味する(X軸およびy軸方向は、水平方向、横 方向または走査方向ともいう)。また、X軸、y軸およびZ軸方向とは、とくに 述べない限り、空間内の特定の向き(例えば重力に対する向きなど)の意味を含 まない。 精細試料駆動ステージ 走査器118の構成および動作を図7および図8に示す。図7Aおよび7Bは圧 電外管走査器700を示す。圧電外管走査器700は圧電性磁器材料製の中空円 筒の形状を備え、四分割した外側電極702a、702b、702cおよび70 2dを外側壁に付着させ、一つの連続した内側電極704で内側壁を覆って構成 しである。その一端で基体に固定しである。互いに逆の極性の電圧を互いに相対 する一対の外側電極(例えば702aおよび702 c)に印加すると、走査器 700の自由端か互いに相対する四分内部分の伸張および収縮により図7に示す とおり横方向に駆動される。外側電極への印加電圧を一定に保った状態で内側電 橋704に電圧を印加すると前走査器700は伸縮する。前走査器700の一端 は粗x、y軸ステージ116(図6B参照)に固定されているので、試料を搭載 した走査器700の自由端はこの伸縮によってZ軸方向に駆動される。したがっ て、電極702a−702dおよび704への印加電圧に応じて、i料は粗X。 y軸ステージおよびプローブに対しx、yまたはZ軸方向に動く。上述のとおり 、圧電外管走査器の動作はレビュー オブ サイエンティフィック インストル メンツ誌第57巻第1688 頁(1986年8月)所載のビニッヒほか著の論 文に記載されている。 図8Aは粗x、y軸ステージ116内の前走査器700の取付けの様子を示す分 解図である。前走査器700の基底部には発光ダイオード(LED)800が取 り付けてあり、走査器700の垂直方向軸に沿った上向きの光ビーム802を発 生する。LED800の代わりに他の光源を用いることもできる。前走査器70 0の上側面には試料台805が取り付けである。4セルPSPD808は前走査 器700の軸と軸合せして取り付けである。すなわち、走査器700が正常(1 ′I。 置にあるときは光ビーム802は4セルPSPD808の中心を照射する。4セ ルPSPD808と垂直に2セルPSPD814および816が取り付けてあり 、これらPSPD814および816は走査器700の外側表面に沿って下向き に延びている。前走査器700はハウジング815に収容されている。2セルP SPD814および816に互いにそれぞれ面する側でLED81 Bおよび8 20がハウジング815にそれぞれ取り付けてあり、光ビーム822および82 4を発生する。 図8Aおよび8Bは精細ステージ管に対するPSPD808,814および81 6の配置のしかたを二つ示している。図8Aでは4セルPSPD808並びに2 セルPSPD814および816は位置検出素子取付具830に取り付けである 。試料台805も取付具830に取り付けである。取付具830は、この取付具 そのものまたは管700に配置した何らかの機械的百合せ機構により、検出出力 信号の結合の回避のために走査管に対して正確に位置決めしである。例えば、4 セルPSPD808は、その4つの象眼が前走査器700の外側電極702a− 702dに正確に目合せされ、それによってPSPD808の検出方向がX。 y軸走査方向とそれぞれ確実に平行になるように向きを調節しなければならない 。 さらに、二つの2セルPSPD814および816は急速走査方向と垂直な軸の 回りの傾きだけをそれぞれ検出できるように向きを調節しなければならない。そ れによって両者からの信号の加算出力において上記傾きの成分が相殺される。こ のようにして、取付具830が前走査器700に正しく目合せされ、三つのPS PD808,814および816からの電気信号が(図示してない導線または可 撓性印刷配線板により)ハウジング815内の前置増幅器813に供給される。 前置増幅器813は雑音の混入を最小に抑えるため取付具830の近傍に配置す る。 図8Bは取付具830を剛性PCB804、すなわちPSPD808,814お よび816を取り付けたPCB804に置換した構成を示す。PCB804は前 走査器の切欠806に、PSPD808,814および816を前走査器700 の軸方向および走査方向に正確に向けるようにはめ合わされる。PSPD808 .814および816はPCB804内の導線により所要の電気的接続を受ける 。PCB804は図8Bに示した形状に機械加工で形成でき、または互いに直角 に結合した三つのPCBでも構成できる。 LEDを走査器700に取り付けることもでき、また2セルPSPDはLEDに 面した近傍の構造物に取り付けることもできる。 走査器ハウジングはボルトなどて粗X、y軸ステージ116に取り付ける。 光ビーム802が4セルPSPD808を照射する位置はx、y軸方向の試料台 805(したがって試料)の動きの正確な表示を提供する。同様に、光ビーム8 22および824が2セルPSPD814および816をそれぞれ照射する位置 は試料のZ軸方向の位置の正確な表示を提供する。 図7Dは前走査器700の上端の動きを電極702a−702dの互いに相対す る一対(例えば702aおよび702c)に印加した電位差の関数として示した ものである。この図に示される前走査器700の振舞いから三つのことが認識さ れる。ます、前走査器700の動きは印加電位差の線形関数ではなく、例えば電 位差を2倍にしても変位は2倍以下に留まる。次に、ヒステリシスが明白であり 、ある印加電位差に対応する前走査器700の変位はその電位差が上昇中である か下降中であるかに左右される。さらに、図7Dからは明白でないものの、前走 査器700はクリープ、すなわち直前の動きの向きへのドリフトであるクリープ を生ずる。これらの特性のために試料表面の画像表示に歪みを生じ、したがって その表面の真正の画像を得るには補正を要する。 図9は走査型プローブ電子顕微鏡による試料表面画像に歪みを生じさせる他の二 つの原因を誇張した形で概略的に示す。上述のとおり、前走査器700の下端は 粗x、y軸ステージ116に固定しである。互いに相対する電極への電圧の印加 に伴って図9に示すとおり前走査器700は湾曲し、試料104を横方向に動か す。この湾曲は試料104の位置に二つの不都合な影響をもたらす。その一つは 、試料104がその横方向の動きに伴い、その動きの方向で下向きに傾くことで ある。試料104が傾きを生じない位置は前走査器700の互いに相対する電極 に電位差が印加されていないときの位置だけである。もう一つは、誤差が試料1 04の厚さからも生ずることである。図9に示すとおり、試料104の厚みがt だけ増加するに伴い、点Aは水平方向距離りだけずれて見えるのである。 上記4セルI’5PD808および2セルPsPD814および816は次に述 へるとおり試料のx、yおよびZ軸方向位置を正確に表示するのに使うことがで きる。 図10Aは2セルPSPD814および816の各々と関連した回路を示す。 各PSPDの2つのセルからの電流は電圧に変換され、PSPD上の光点の位置 を代表する出力電圧(VA−v、)を生ずるように比較される。また、これら電 圧は互いに加算され、基準電圧と比較される。加算出力はPSPDへの入力光の 強度の総和に比例し、その光の強度の変動を補正するように帰還回路を通じてL ED818または810に駆動用に供給される。 図10Bは2セルPSPD814および816の出力(それぞれV□およびV2 .)を試料の傾きの影響を除去した試料位置変動表示信号■1゜、。、の発生に 使う使い方を示す。これら出力は、図10Bに示すとおり、走査の各点における 試料の傾きの測定値だけを表わす信号V l l l 1の発生に使うこともで きる。上記前走査器700がある値だけ湾曲すると、2セルPSPDの一方の出 方(例えばV21)は走査器のそれと同一の側の上向きの傾きに伴いトポグラフ ィ−とその傾きとの和に起因するZ軸方向変動を表わし、一方、2セルPSPD の他方の出力(V z * )は走査器のそれと同一の側の下向きの傾きに伴い トポグラフィ−とその傾きとの差に起因するZ軸方向変動を表わす。したがって 、これら出力の和Vzl+Vz*は出力は前置増幅器813(図8A)に供給さ れる。増幅出力をコントローラに供給する手段も設けである。また、増幅器、L ED、PSPD、および前走査器への電源供給用配線、およびx、y軸位置信号 のコントローラ(またはコントローラ部)への供給用配線が設けである。これら の配線にはフラットケーブルを用いるが、個別の導線も用いることかできる。 PSPD814および816など互いに相対して取り付けたPSPDを管状でな い走査器と組み合わせて用い、試料の傾きに左右されないZ軸方向位置信号を発 生することもできる。 図10Cは4セルPSPD808に関連する回路を示す。上記2セルPSPD8 14および816の場合と同様に、四つのセルからの出力は加算され、基準電圧 ど比較され、LED800に帰還されて強度変動を補償する。また、セルAおよ びBからの出力は加算され、セルCおよびDからの出力と比較されて試料の)r 軸方向位置を代表する試料V、を生ずる。セルAおよびCの出力は加算され、セ ルBおよびDからの出力ど比較されて試料のX軸方向位置を代表する出ツバr6 を生ずる。 画像の品質を改善するためのいくつかの手法を次に述べる。これらの手法の多く は試料のx、y、z軸方向の実際の位置を表わす信号を利用したものである。 図11Aは試料のZ軸方向位置を制御する慣用の帰還ループのブロックダイヤグ ラムを示す。プローブを試料に対して位置決めし、プローブ−試料間距離の変動 を偏向検出器で測定する。偏向検出器は検出出力を基準信号(例えば所望の変位 値)と比較し誤差信号Eを発生してZ軸コントローラに供給する。このコントロ ーラはこの誤差信号Eにアルゴリズムを適用し、2軸帰還電圧Zvを発生する。 この帰還電圧Zvか走査器を駆動し、プローブ−試料間距離を所望の値に戻す( すなわち誤差信号を零にする)。コントローラは、当業者には明らがなとおり、 アナL】グ回路素子たけて構成でき、また、アナログおよびディジタル信号処理 素子およびソフトウェアの組合せでも構成できる。 一般的に、画像は各画像点の2軸帰還信号を記録することによって形成できる。 しかし、上述のとおり走査器は入力電圧に対して非直線的な垂直方向または水平 方向応答を通常示すので、誤差信号零を維持するのに必要な電圧は試料の高さの 直線性関数にはならない。出力画像は、したがって走査器の非直線応答で歪んだ 試料表面トポグラフィ−を表わす。これは従来のSPMシステムの主な欠点であ る。 図1]、Aに示すとおり、画像は誤差信号Eからも発生できる。例えばブローブ ー試市1間距離を一定に維持するのに十分な速さで試料表面トポグラフィ−の変 化にコントローラおよび走査器か追従てきないために誤差信号が零にならない場 合などにこれか可能になる。すなわち、誤差信号か十分に大きい場合は、2軸帰 還信号により発生した画像は試料表面トポグラフィ−を正確に表わすことはでき す、し、たかって従来技術ではこの誤差信号を代わりに用いたのである。しかし 、これは完全な解決策ではない。すなわち、誤差信号そのものは、正確な画像の 発生に必要なトポグラフィ−の情報を全邪念んでいるわけてはないからである。 図11Bに示した手法を用いて改善された画像を発生することができる。誤差信 号を関数発生器を通過させ、複合画像記録のために2軸帰還信号に加算する。 誤差信号Eの小さい値に対しては、補正後の信号Zcは誤差信号の直線的関数で あり、すなわち2.−2.十αEまただしαは定数と考えられる。一方、誤差信 号Eの大きい値に対しては、補正後の信号はEの上記以外の何らかの関数、すな わちZc=Zv+f (E)となる。 図1]C−11Fは図11Aに示した従来技術の帰還回路に比べて著しい利点を 有する帰還回路を示す。図110において、走査器のZ軸位置の正確な測定のた めにZ軸位置検出器か用いである。このZ軸位置検出器は2セルPSPD814 および816(図8A参照)で構成でき、その場合は2軸位置検出器の出力は■ 工1+Vzt(図10B)になる。上述のとおり、これら二つの信号の和は試料 の傾きの影響を除去する。誤差信号Eを零にできた場合は、2軸位置検出器の出 力は走査器の非直線的な振舞いおよびヒステリシスの影響を除去した試料表面の 正確な画像を提供する。この帰還ループは他の素子、すなわち補正画像を生ずる ように(図11Bに示すとおり)残りの誤差の何らかの関数を加える素子と組み 合わけることができる。 図110に示した帰還ループはZ軸位置検出器からコントローラへの追加の帰還 路を含む。この構成は、比例利得、積分利得、微分利得、帯域幅などの帰還パラ メータをZ軸位置検出器からの信号に応答して調節することを可能にする点で2 軸帰還ループを改良している。プローブが非常に急峻な試料表面起伏部分に差し かかったとき走査器の応答か遅すぎてプローブ先端が損傷を受けることがあり得 る。その場合コン1−ローラがZ軸位置検出器出力の変化率を基準信号と比較し てZ軸帰還電圧を発生し、それによって試料をプローブから引き離すように走査 器を駆動する(上記起伏部分を画像上の非常に明るい点で表示し、その部分か例 えば検討対象外の部分であれば、画像処理ソフトウェアによって消去できる)。 図11Dに示した帰還ループは、走査器かそれ自身の共振周波数と同等またはそ れ以上の速さでz軸方向に動くことを可能にする。例えば、走査器とその共振周 波数またはそれ以上の周波数で駆動しなければならないほどに急激にトポグラフ ィ−が変化する場合は、増幅した2軸帰還電圧を印加して、走査器の制約された 動きを補償する。この操作は帰還ループの帯域幅の拡大と等価である。 図11Eは走査器に水平方向および垂直方向駆動電圧を供給するx、y軸部およ びZ軸部に分けてコントローラを示す。この実施例では2軸位置検出器出力(図 108の■z + +V z ! )をコントローラのX、y軸部およびZ軸部 の両方に供給している。この構成によって、走査速度および走査経路の両方をZ 軸位置検出器の検出し、た実際の表面トポグラフィ−に従って調節することが可 能になる。例えば、表面トポグラフィ−の変化が急峻であっである走査速度によ る走査では所要のZ軸帰還信号か2軸コントローラの周波数帯域幅の外にはみ出 してしまう場合は、走査速度を下げるようにコントローラのX、y軸出カ(xv およびYv)を調節する。逆にプローブか試料表面上の大きい特徴部分に遭遇し た場合は、コントローラは大きいZ軸方向勾配(基準値を超える)を認識してそ の大きい特徴部分をプローブが通り抜けるように水平方向走査経路を調節する。 コン1−ローラの2軸部はZ軸位置検出器の出力を用いてZ軸方向勾配を計算し その計算値が基準値を超える場合は走査経路に所要の調節を行うようx、y軸部 に指示する。この操作は上記特徴部分の検出が続く限り続けられる。 図]、IFにおいて、x、y軸位置検出器の出力(図10CのV、およびv、) かコントローラのX、y軸部に供給されている。この構成によって、1991年 9月26日出願の米国特許出願第07/766.656号記載のとおり、走査器 の横方向の動きにもともと含まれている非直線性の補償を併せて行うことができ る。 図11C−11Fに示した実施例において誤差信号が零でない場合はその信号は 関数発生器を通過ののち図11Bに関連して上述した方法で2軸位置検出器の出 力に加えられる。 走査器の非直線性およびヒステリシス(図11F参照)の補正のためにコントロ ーラのx、y軸部にx、y軸位置検出器出力を帰還する際に使えるいくつかの新 しい操作手法を本発明の発明者らは発見した。ヒステリシスの影響を除去すると 、あるx、y軸入力電圧対応の走査器位置は走査が順方向でも逆方向でも同じに なる。したがって、データ収集ら画像形成も両走査方向に行うことができる。 走査器は各走査のあと次の走査線に歩進させることかでき、同じ走査線を逆戻り させる必要はない。これによって、画像形成に要する時間を節約できる。 各走査線の順方向走査を用いて試料のトポグラフィ−に基づき走査パラメータを 最適値に設定することができ、それら最適値をトポグラフィ−の逆向き再走査の 際に用いることができる。例えば、試料表面トポグラフィ−の変化速度が走査器 の最大応答速度よりも大きい場合は、その走査線について走査速度を低下させる 。走査の向き、位置および範囲、ダイナミックレンジ、帰還フィルタパラメータ 、プローブ先端接触圧力、l・ンネル電流または電圧値、走査速度ならびにデー タ処理などの走査パラメータの変動は最初の順方向走査の期間中に記録したデー タからすへて計算でき、逆方向走査の期間に出力することができる。圧電性管の 型に応じてこれら以外の数値の変動を対象にするほうが望ましい場合もある。ま た、試料表面分析の最適化のために異なる走査パラメータによる反復走査を要す るか否かの判断に上記順方向走査の結果を用いることができる。 X、V軸位置検出器を用いた帰還ループにより、走査器の共振周波数よりも高い 周波数でx、y軸方向走査が可能になる。通常の従来技術によるデバイスでは、 入力信号に対する走査器の応答はその信号の周波数が走査器の共振周波数よりも 高い場合は弱くなり位相外れになる。走査器のx、y軸位置を反映する帰還は入 力信号の調節によりこれらの影響を補償する。 同様に、2軸位置検出器(図11D)を含む帰還ループの使用により、走査器の 走査を、試料表面のトポグラフィ−の起伏で決まる周波数で、すなわち走査器の 2軸方向共振周波数よりも高い周波数で行うことが可能になる。 光学像観察組立体 図12はプローブおよび試料の光学像および偏向検出器位置決めの光学像を得る ための光学像観察システムを示す。この構成の一つの利点は試料表面に向けてプ ローブ先端部を下降させる際に主として用いる試料の斜視像を生ずることである 。また、この構成は試料表面に対するカンチレバーの傾きの観察も可能にする。 さらに、対物レンズをプローブの直ぐ上方にプローブ、試料およびカンチレバー 背面のレーザビーム光点の同軸像(軸上像)を生ずるように配置しである。軸上 像および斜視像のこの組合せには利点が多い。 図12の構成のもう一つの利点は、慣用のモータ駆動ズームレンズと像の倍率お よび視野の大きさの自動制御のためのモータエンコーダとの利用によってもたら される。このモータ駆動ズームレンズを較正すると、試料表面の光学像および走 査型力電子顕微鏡画像の両方を形成し両者の特徴を正確に関連づけることができ る。 白熱電球1220 (本システムにドリフトを生じさせ得る熱膨張の影響を最小 限に抑えるために低消費電力のものとする)からの光を凸レンズ12o2により 集束しく対象の開口の所要照射に十分な大きさに)、慣用のビームスプリッタ1 204で分割する。シャッタ1206が軸上対物レンズ216または斜視色消し レンズ1212を通した光の光路を遮るように位置合せしである(レンズ121 2は光学的歪みを除去する三素子レンズである)。レンズ1212も対物レンズ とすることができる。シャッタ1206はいずれかの光路を遮るように慣用のり ニアモータにより並進運動する。軸上観察に対しては、対物レンズ126からの 透過光がカンチレバー102の背面や試料104で反射され、この反射光がビー ムスプリッタエ204からミラー1210への光路を辿り、慣用のカメラ用モー タ駆動ズームレンズ1238 (、ミノルタ製)に入射する。プローブや試料の 画像が慣用のCCDカメラ1246により検出され、例えば、ビデオ表示装置( 図示してない)用に出力される。斜視像観察に対しては、シャッタ1206が対 物レンズ126からの光の光路を遮るように動かされる。光はビームスプリッタ 1204およびミラー1214で反射され色消しレンズ1212に達する。次に 、光はミラー1216で反射され、プローブや試料に導かれ、反射されて同じ経 路を戻る。斜視像も軸上像と同様にして表示装置スクリーンに表示できる。 この光学系は擬似焦点系であり、色消しレンズおよび対物レンズは同一の焦点面 を共有し、その焦点面はズームレンズ倍率に左右されない。この構成の利点は倍 率を変えることができ、しかも結像状態を維持できることである。対物レンズ1 26は、例えば軸上観察に対してxlO,x20.x50の倍率を提供でき、倍 率の段階的調節のための2〜3個のターレット搭載レンズで構成できる。この光 学像観察組立体は全体として基体114に強固に取すイ」けである。ビームスプ リッタ1204およびミラー1214用の慣用の運動学的取付け(図示してない )により、軸上観察像および斜視像の各々の位置をCCDカメラ1416上でこ れら両方の像の視野を正しく中心金ぜするよ・5にほぼ直角方向に互いに独立に 調節することが可能になる。 モータ組立体1220は対物レンズ組立体1218を上げ下げして試料104を 両方のレンズの焦点面に動かす(これらレンズは同一の焦点面を有する)。慣用 のステップモータ1222が垂直方向滑りレール1230に取り付けである。 モータ軸1224は基体1】4に付けた固定ナツト1228を通るねじ1226 に連結しである。ねじ1226のボール端は対物レンズ組立体1218の支点を 形成する。モータ1222の回転に伴ってねじ1226は対物レンズ組立体12 18を上げ下げする。モータ1222の上方および下方に位置するリミットスイ ッチ(図示してない)により垂直方向滑りレール1230に沿ったモータの駆動 範囲を画する。対物レンズ組立体はトルク低減のために垂直方向滑りレール12 34にも取り付けである。対物レンズ組立体には対物レンズとともに色消しレン ズ1212およびミラーも取り付けてあり、モータ1222により同様に上げ下 げできる。また、斜視像および同軸像は同一の焦点面を共有する。 モータ駆動ズームおよびCCDカメラ組立体1236により同軸像および斜視像 の両方の自動拡大が可能である。CCDカメラ1246は基体114に強固に取 り付けである。モータ駆動ズームレンズ1238の周囲にはカラー1240がは め合わせてあり、基体114に固定した垂直方向滑りレールにクランプしである 。モータ駆動ズーム1238のDCサーボモータ(図示してない)が作動すると 、ズーム組立体1238はレール1242を滑りながら伸縮する。モータ駆動ズ ームレンズ1238にはリニアポテンショメータ1244が付けてあり、正しい 較正の下で像の倍率および視野の大きさのモニタができるように基体に対するレ ンズの位置を検出する。 SPM用のユーザインタフェース ここに開示した走査型プローブ電子顕微鏡(SPM)はコンピュータ利用図形処 理のユーザインタフェースを含む。通常のユーザはSPMからのデータの捕捉お よび分析に二つの主要プログラムを用いる。第1のプログラム(Psiデータ捕 捉(Psi DATA ACQUISITION)と呼ばれる)は顕微鏡の制御 とデータ収集のために用いる。第2のプログラム(Psi画像処理および分析) (PSI IMAGE PROCESSING AND ANALYSIS)と 呼ばれる)はデータ分析、画像処理およびプリントアウト用表示を行う。これら プログラムは両方とも市販のマイクロソフト社オペレーティング システムMi crosoft lIindowsで動作する。ユーザはマウスやキーボードな どの指示デバイスにより画面上のアイコ二ノを操作して種々のパラメータを慣用 技術のとおり調節する。 ウィンドウ様のユーザインタフェース環境の下での操作はSPMの分野で周知で ある。しかし、画面レイアウトおよびそれを支える制御過程を対象とするこの発 明の新規な特徴を次に述へる。 PSIデータ捕捉画面 ユーザはPSIデータ捕捉プログラムのいくつかのプログラムを制御し、Mic rosoft Windowsオペレーティングシステムで作動する一画面(大 部分につき)を通して上記プログラムと・(ンタフェースをとる。画面アイコン の操作によりプログラム変数を変化させ、電子顕微鏡の動作条件を変化させる。 画面(またはブログラノ・)はいくつかの副機能に分割される。 図13はユーザが最初に見る初期画面を示す。後述のとおり、画面そのものにい くつかのベージョンかある。画面上の主な領域には名称が記入しである。左端に はバッファ画像1302の縦方向コラムが示しである。そのすぐ右隣に作動ウィ ンドウ(AW) 1301か配置しである。SPMで撮られた画像はまずAWL 301に現われる。その右隣には走査線跡をリアルタイムで示すディンタル表示 1 :304がある。ディンタル表示1304の下隣には次の走査のための領域 の位置の決定に用いられる画像1305が示される。画像1305の下側の走査 パラメー=タホタン1303は走査パラメータの設定に用いられる。図13には 、AWウィンドウ1301の下側に光制御ボタン1308も示しである。「電球 」ボタン1308Aは光学像観察組立体用の光源の電球を点灯または消灯するの に用いる。「ズーム」ボタン1308Bは上述のモータ駆動ズーム組立体を用い て像の倍率と視野とを制御する。「焦点」ボタン1308Cは光学像観察組立体 を上げ下げして剌象物をレンズ組立体の焦点面に動かしてきたり焦点面から外し たりするのに用いる。「画像」ボタン1308Dは同軸像と斜視像の切換え(す なわちモータ駆動シャッタの位置の制御)を行うのに用いる。画面の右上端には 表示画面特徴の制御のためのいくつかの制御ボタン1307が配置しである。こ れら制御ボタン1307の下側には上述のモータ駆動x、y軸ステージおよび2 軸ステージ駆動用のモータ制御ボタン1306がある。 PSIデータ捕捉捕捉プログラム画面lアイアウト徴はバッファ画像1302、 作動ウィンドウ(AW)1301、ディジタル表示1304が提供する生の走査 線跡、およびモータ制御ボタン1306および光制御ボタン1308で作動させ るステージ駆動モータ制御過程にある。 最大16枚までのバッファ画像をコンピュータ内部メモリに一度に格納できる。 バッファ画像4枚を同時に表示できる。バッファスクロールボタン1302Aに よりユーザは画像の列をスクロールし、互いに異なる画像を表示できる。また、 これらバッファ画像の所望のものはどれでも、各画像の下の「保存」ボタンをマ ウスはかの指示デバイスによりクリックオンすることによって、永久記憶装置に 保存できる。「保存」ボタンの横の「?」ボタンでクリックオンした場合は、そ の表示画像に関する種々のパラメータ(例えば実験用の形状および画像処理パラ メータ)が表示される。これらバッフrによって、リアルタイムで収集したデー タを永久記憶装置の中でなくコンピュータ内部メモリの中に蓄積することができ る。また、これらバッファによってデータ画像のオン・スクリーン記録が用意さ れ参照が容易になる。バッファ1302には新しく発生した画像もデータベース からの入力画像も収容できる。一つの試料のある領域から数回の走査でデータを 収集し、そのうちの所要部分たけを保存1.てディスク記録面をより効率的に利 用することができる。 バッファ画像の画面表示は周知である。しかし、従来は画像スタックをデータ捕 捉および画像処理プログラム間で転送することはできな力じた。データ捕捉モー ドにするとバッファ画像か消失したのである。ここに開示するソフトウェアは二 つのプログラム間で画像スタックを自動的に転送する。この転送可能性により、 ユーザは、バッファ内に蓄積されたデータを画像処理してその画像が永久記憶装 置に保存するに値するか否かを判断することかできる。画像処理は新しく捕捉し た画像に対してその画像をハードディスクにまず保存する必要なしに行うことが できる。これによって、データ捕捉時の隔通性が高まる。 AWウィンドウ1301および転送されてきた画像13o2は、ユーザがデータ 捕捉プログラムから画像処理プログラムに切り換える際の不変の基準点を提供す る。コントラストバイアス制御1301AがAW1301の左に表示され、画像 のグレースケールの調節に用いられる(データ画像では試料表面トポグラフィ− の変化は通常はグレースケールを用いて表示される)。AW1301は現時点の データ画像、すなわち(上述の)光学像観察組立体により生じた光学像またはS PM走査を用いて得た光学像からなるデータ画像を自動的に表示する。ユーザは 「バッファ」ボタン1301Bでクリックオンしてバッファ13o2から画像を AW1301に取り込むこともでき、「画像検索」ボタン1301Cを用いてデ ータベースから画像を取り込むこともできる。データベースから検索され取り込 まれた画像はバッファに自動的に格納される。バッファ16個が満杯になると、 最初にバッファ蓄積された画像は消去される。 図13に示した画面の右上端の「分析」ボタン1307Aをクリックオンするこ とにより、データ捕捉プログラムから画像処理プログラムにユーザは移行する。 AW1301の画像、16枚のバッファ画像1302全部、および画面上のそれ ら画像レイアウト全体が上記画像処理プログラムに転送される。両プログラムに おいて画面左側はユーザには同一に見えるので、システムの外見上の複雑さは軽 減される。従来技術によるマルチタスク環境でもデータ捕捉および画像処理の同 時遂行は可能であるか、バッファ蓄積画像および作動画像の両方を二つのプログ ラムの間で転送できることは、そのような従来技術に比較して利点になる。 走査パラメータ領域1303内のボタンは走査速度、走査方向および走査の大き さなどの走査パラメータの値の変更に通常用いられる。 ディジタル表示1304は急速走査方向の生の走査線跡を表示する(走査器はX 軸およびy軸両方向にラスク型走査を行う。コンピュータは急速走査方向に画像 データを個々の画素からそれぞれ成る一連のデータとして連続的に収集する。 緩徐走査方向の動きにより走査器は次の一連のデータの収集に向けて位置決めさ れる)。生の急速走査線跡を観察すること、例えば検出器出力(例えば帰還誤差 信号)をモニタし、試料表面トポグラフィ−または帰還誤差をリアルタイムで観 察することは非常に有用である。従来技術による一つの製品はアナログオシロス コープを用いて(ディジタルシステムでなく)この生の走査線跡を表示する。ま た、従来技術による装置にはディジタル表示も用いられている。この発明のシス テムにおいては、画面制御ボタン1307の「モニタ」ボタンをクリックオンし てディジタル表示を駆動する。 このソフトウェアには従来技術のディジタル表示にはみられない機能、すなわち ディジタル表示1304の上のrLogJボタンおよび「FFT」ボタンを用い て駆動される機能か備えられている。これらボタンの作動により、帰還誤差信号 の対数とデータの1次元FFT (高速フーリエ変換)とがリアルタイムでそれ ぞれ表示できる。この特徴は、例えばSTMにおいて、すなわちトンネル電流が プローブ先端−試料量間隔に指数関数的に左右されるSTMにおいて有用である 。 信号の対数値をプロットすることは例えばSTMにおいて有用な機能である。ト ンネル電流はプローブ先端と試料との間の間隔に指数関数的に左右されるので、 STM帰還ループからの誤差信号の対数値はプローブ先端−試料量間隔の2軸方 白変位と直線的関係になり、上記対数値のプロットから有用な高さの量的情報を ユーザは容易に得ることができる。上記FFTボタンはデータの1次元FFT表 示をリアルタイムで駆動し、FFT出力を時間または空間の関数として表示する ことを可能にする。この機能により、ユーザは試料表面の空間的周期性を容易に 判断できる。すなわち、FFTの中の極大値はこの空間的周期性に対応する周波 数で発生するからである。また、FFT時間プロットでは周期性雑音は極大値と して目視可能である。したがって、この表示はシステム内の雑音問題の診断のツ ールを提供し、例えば機械的共振を画像処理でフィルタにより除去することがで きる。これら特徴の上記以外の利点は、走査の進行に伴い量的測定値を取り込む ことができ、それによってスループットを上げられることである。コンピュータ が走査データをリアルタイムで分析できる機能は、そのデータをユーザに図形表 示することとは別のもう一つの利点である。コンピュータは何らかの手段で(例 えば、時間領域で対数をとったりFFT演算をしたり、試料表面の起伏の高さの ピークピーク値を測ったりなどにより)走査データを分析し、その分析の結果を 走査条件の最適化のためのシステムパラメータの変更に用いることかできる。例 えば、周波数領域におけるデータのFFTは、システム内で機械的(または他の 型の)共振が現存の走査条件で励起されている場合にそれを表示できる。コンピ ュータ(またはコントローラ)はこれをFFTの極大値として測定し、このパラ メータを変えて(例えば走査速度を下げて)その共振を低減することができる。 データをこのように分析すること、およびその結果を解釈して走査条件を最適化 することは新規であり有利である。 画像1305は光学像またはSPM画像の取込みを行い、その像を電子顕微鏡の 制御の補助手段として使う方法を提供する。画像1305は次の走査の自動的位 置決めを、試料表面上の光学像またはSPM像の観察により位置決めした特定の 領域内で容易に正確に行う方途をユーザに提供する。ユーザは画面制御ボタン1 307の「画像」ボタンをクリックオンすることによりこの画像1305を駆動 する。 前もって撮影ずみのSPM画像をAW1301から取り込むために、ユーザは画 像1305の上の「走査器」ボタンをクリックオンし、それによってAW130 1の画像を画像1305ボツクスに転送する。画像1305の上の「カメラ」ボ タンをクリックすることによって、ユーザは光学像観察組立体(上述)のCCD カメラを用いて光学的に撮った画像を画像1305に格納できる。次に、ユーザ は画像内の検討対象の特徴または領域を選択して次の走査領域を位置決めする。 この領域選択はカーソルボックス1305Aをその領域の周囲に位置決めするこ とによって行う。カーソルボックス1305Aの寸法は通常変えることができ、 その位置は画像の中でマウスを引張ったり他の指示デバイスを動かしたりするこ とによって動かすことかできる。また、スクロールボタンを用いて画像の特定の 部分を探査したりズーム拡大したりすることも可能である。これらズームボタン やスクロールバーは、カーソルボックスだけを用いた従来技術のソフトウェアの 一例に対して付加的な利点である。また、このズーム手法は光学像だけでなくS PM走査にも適用できる。さらに、パターン認識などのアルゴリズムをAW13 01または画像1305の中の画像、すなわち参照記号を特定したりその他の分 析を画像に加えたりして次の走査領域の走査パラメータおよび走査位置の自動選 択および自動調整ができるようにする画像に適用することができる。 カーソルボックス1305Aは次の走査について走査の幅および位置などの走査 領域を画する。SPM画像を用いて画像の領域を画した場合は、カーソルボック ス1305Aの指示する位置をコンピュータが読み取って、圧電性管走査器(上 述した)をその領域に自動的に動かす。その選ばれた領域が圧電性管走査器の走 査可能範囲の外にある場合(光学像観察組立体からの画像を用いて領域を画した 場合に頻繁に起こる)は、コンピュータが粗X、y軸ステージおよび2軸ステー ジを自動的に駆動して走査のために試料を位置決めする。この「画像」の特徴を もたらすのは、ステップモータおよびリミットスイッチを用いたx、y軸ステー ジおよび2軸ステージの構成である。管走査器を正確に位置決めする機能も重要 であり、この機能はこの発明の走査検出器構成に直接に左右される。コンピュー タはモータ駆動位置を継続的に追跡可能であり、それによって正確な位置較正を 維持可能である。したがって、コンピュータは次の走査のためにステップモータ を動かすのに必要なステップ数を計算できる。画像1305により、ユーザはま ず広い視野の光学像から始めて観察対象の表面特徴にズームインする走査を行い 、例えば所望の解像度が得られるまでそれを継続することができる。マウスやカ ーソルを用いて光学像の中で走査領域を図形的に定義し、この定義された領域に SPMを自動的に位置決めすることを可能にするこの発明のシステムの機能は実 質的な利点である。 画面の右端に沿ってモータ駆動x、y軸ステージおよび2軸ステージ制御用ユー ザインタフエースが配置しである。駆動モータはモータ制御ボタン1306の列 を用いて制御する。これらステージの構成は上に詳細に述べたとおりである。 三つのZ軸方向接近ねじのモータ駆動によりこのSPMシステムに独特の機能を 与えているステージ駆動モータを制御する過程を次に述べる。上述のとおり、粗 2軸ステージのモータ駆動は周知である。しかし、次に述べる制御過程はモータ 駆動採用の仕組みに関連するものである。 「装着」ボタン1306Aはプローブヘッドを上限まで上昇させ、試料装着のた めにX、y軸ステージをそのヘッドの下から押し出す。 「中心合せ」ボタン1306Bは試料装着ののちX、y軸ステージをヘッドの下 に引き戻す。 「低速接近」ボタン1306Cはプローブ−試料表面間接触を偏向検出器が検出 するまでZ軸方向低速接近を行う。 「高速接近」ボタン1306Dはプローブ−試料表面間接触が検出されるまで2 軸方向高速接近を行う。 モータ送りの個々のステップ数を制御するボタンは別々の画面にあり、右上端の 「駆動」ボタンの押下げにより駆動する。 この発明によるステージ駆動モータの制御は、このシステムが試料の高さを決定 することと、試料表面におけるプローブの高さを一定に保つ一方でカンチレバー の横方向および縦方向傾きを正確に調節することとを可能にしている。これらの 制御モードは、Z軸方向駆動モータ全部について同一の固定零位置に対するモー タ位置の追従をコンピュータができるようにするモータ制御方法を用いることに よって可能になる。 試料の高さくフローチャートを示す図14参照)は、ステップ1410で、Z軸 方向ステップモータを限界点(零点)、すなわちプローブヘッドが試料表面と平 行になる限界点まで駆動することによって決定される。製造上ほかの位置ずれを 補償するために補正因子が各システムに適用される。次に、ステップ1412に おいて、試料表面への接近および接触までのステップ数を計数しながら、モータ は一斉に逆回転に入る。ステップ1414におけるソフトウェアは、走査器の上 面に達するまでのステップ数マイナス試料の上面に達するまでのステップ数を計 算することによって、試料の高さを自動的に算出する。ステップ1416におい ては、既知の長さしの走査器が零位置から走査器上面に達するまでのステップ数 が既知であり、この値がステップ1414に供給される。次に、ステップ141 4から試料の高さがステップ1418に供給され、このステップはこの情報を用 いて圧電性管走査器のx、y軸感度パラメータの新しい更新値を算出する。走査 器のX、y軸感度パラメータのその前の値はステップ1420から供給される( 上述のとおり、x、y軸感度は、圧電性管走査器への単位印加バイアス電圧あた りの同走査器の横方向の動きの大きさを正確に決定するのに必要な重要較正パラ メータであって、試料の高さに左右される)。 別の過程において(図13参照)カンチレバーヘッドは傾きボタン1−306  Fにより傾きを与えられ、それによってカンチレバーチップと試料表面との角度 を調節する。この傾きはヘッドの両側に同一ステップ数だけ互いに反対向きに隔 てて配置した二つのZ軸方向接近ねじを駆動することによって調節する(これら 二つの接近ねじはx、y軸ステージの前面に向かって設けである。図60参照) 。 カンチレバーチップは試料表面と平行に向けておくのが一般にもっとも好ましい 。 そうすることによって、カンチレバーチップの一端と試料表面との接触を避けら れる。コンピュータは上記傾きを調節してカンチレバーの高さを試料の上方に維 持する。この機能は手動では不可能であり、モータのステップ状の動きを正確に モニタできるコンピュータ制御によってのみ可能である。ピッチボタン1306 Gも同様にカンチレバー傾きを調節するが、これはボタンの上側に図形表示した とおり、上記と直角な方向の傾きの調節である。二つの2軸方向前方接近ねじは 一つの2軸後方接近ねじに対して上下駆動されて、試料上方におけるカンチレバ ーの高さを一定値に保つようにする。 「装着」ボタン1306Aをクリックオンすると三つの2軸ステツプモータは全 部限界値まで戻り、y軸ステップモータを前方限界まで駆動し、ヘッドを上昇さ せ粗x、y軸ステージをヘッドの下から外側に押し出す。したがって、試料装着 が簡単な過程になる。試料の高さを測定し、試料に対するカンチレバーの横方向 および縦方向の傾きを調節できるこのシステムの機能は、表示画面のこの部分で 制御できる有利な特徴である。 上記ステージを走査に備えて位置決めしたのち、ユーザは「制御」ボタン130 7Cをクリックオンする。その際、モータ制御ボタン1306はフィードバック パラメータの制御を通常どおりに行う新しいアイコン(図示してない)およびボ タンに置換される。 二つの追加の利点は同軸光学像観察に関係している。光学的制御過程は、粗2軸 ステージを用いて試料表面から数ミクロン以内の位置にプローブを自動的に急速 に位置決めする。この方法は、「高速接近」ボタンを作動することによりプロー ブが試料表面から数ミクロンの範囲内に達するまで粗2軸ステージの高速駆動を 可能にする。次に「低速接近」ボタンにより粗2軸ステージの動きを低速化し、 プローブを精密x、y、z軸ステージの作動範囲内にさらに低速で下降させる。 また、光学的制御過程が、例えば試料がx、y軸走査面に平行に装着されていな い場合は試料表面の傾斜を自動的に測定する。試料表面の傾斜の情報はデータ画 像の補正に使われる。 上記同軸光学像のコンピュータ制御は従来技術に比べて著しい利点をもたらす。 すなわち、従来は試料表面への接触でプローブが損傷を受けることがないように 粗2軸接近はモニタしながら手動で制御する必要があった。それに対して、この 発明のシステムは完全に自動的であって、試料上方におけるプローブの位置決め の所要時間を大幅に短縮する。この機能を支えるこのシステムの制御過程を次に 述べる。 上述のとおり、電子顕微鏡に新しい試料を装着することを可能にするために、三 つの2軸ステージモータを限界点まで同時に駆動し、ヘッドを試料がらもっとも 離れた点まで上げる。次に、試料走査の開始のために、プローブを試料表面から 数ミクロンの範囲内、すなわち精密x、y、z軸ステージ(例えば圧電性管走査 器)の作動範囲まで降下させる。ある範囲の試料の厚さは許容されるので、プロ ーブは試料への到達のためにある距離(零から約25閣の範囲)だけ移動しなけ ればならない。試料スループットを上げるには、この距離の移動は急速にするの が有利である。しかし、2軸フイードバツクコントローラおよび圧電性管走査器 のZ軸方向の動きは有限の応答時間を有する。試料表面へのプローブの接触がヘ ッド内の偏向検出器で検出されても、Z軸方向接近ねじの動きが速すぎて、2軸 フイードバツクコントローラおよび走査器はこのブローブー試料表面接触に応答 できないことかあり得る。その場合、プローブは試料表面への「衝突」により損 傷を受ける。したがって、プローブを試料表面の数ミクロン上で低速化し、2軸 フイードバツク制御ルー・プの帯域幅の中に入る速度で最終接近させるほうが有 利である。 同軸対物レンズの焦点面をコンピュータ制御により動かす機能を利用することに よってこれが可能になる。この過程は画像が焦点の合った状態にあるかどうがを 判断する周知のソフトウェア(従来技術)を用いる。 上述のとおり、同軸画像および斜視画像の両方の焦点面を、コンピュータ制御の 下に、滑りレールにより基体114に取り付けたモータにより調節する(図15 参照)。このモータが光学像観察組立体を上げ下げして、上記二つの画像に共通 な焦点面に対象物を近づけたり遠ざけたりする。この光学的制御過程は対物レン ズ126の焦点面をプローブ101の面の数ミクロン下に予め設定する(これは 、プローブ101にまず焦点を合わせ、次に焦点面をプローブ面の既知の量だけ 下の位置まで下げるようにモータを歩進させることによって達成できる)。次に 、2軸ステージおよび対物レンズ組立体124を並行して降下させる。したがっ て、プローブ101は試料104の表面に接近し、対物レンズ組立体124は、 その焦点面がプローブ面から等距離だけ下方に留まるように、降下する。次に、 この焦点面を試料104と一致させる。試料104の像が焦点の合った状態にあ ると慣用技術により制御された場合は、プローブは試料表面がら数ミクロン(約 2乃至3ミクロン)上にある。次に、粗2軸ステージの速度を下げて、プローブ を管走査器の走査可能範囲内に導いてくる。これによって、試料表面までの接近 に要する時間が節減され、プローブの試料表面への「衝突」を回避できる。焦点 を初めに試料に合わせておき、次にプローブを試料表面がら数ミクロン以内まで 急速に降下させることもできる。 光学像のコンピュータ制御の二番目の利点は光学制御過程がx、y軸走査面に対 する試料表面の傾斜を自動的に測定する手段を提供することである。データ画像 ではそのような傾斜は一様な傾きに見えて、有意なトポグラフィ−上のデータと しては考慮されない。試料表面の傾斜に関する情報はデータ画像の補正に用いる 。従来技術は試料表面傾斜を測定してその値をリアルタイムで、または後続の画 像処理により、画像から減算する手段を提供している。光学像観察から得られる 上記傾斜の情報のもう一つの用途はヘッドの傾き(上述のとおり)を自動的に計 算してカンチレバーおよびチップの試料表面への接近をチップ−表面間の衝突を 伴うことなく達成できるようにすることである。 しかし、この発明によると試料の高さを互いに異なる三つの位置で測定するのに 同軸光学像を用いる。すなわち、この制御過程は、試料面を三つの位置で焦点合 致の状態に動かすに要するステップモータのステップ数を計数する。これらのデ ータは試料の傾斜の計算に用いられ、その傾斜がプリセットパラメータとじてx 、yおよびZ軸制御ループに入力され、それによってリアルタイムまたは画像形 成後の傾斜補正を不要にしている。 PSI画像処理および画像分析画面 図13に示すPSIデータ捕捉画面の中の「分析」ボタン1307Aをクリック オンするとプログラム制御が281画像処理および分析画面に転送される。上述 のとおり、AW1301およびすべてのバッファ1302もこのプログラムに転 送される。図16はユーザが最初に見たままのPSI画像処理および分析画面を 示す。この画像処理および分析プログラムは、画像操作モードボタン1601A の一つをクリックオンして駆動する三つの画像操作モードを有する。ユーザは「 分析」ボタンをクリックオンして「分析」モードに入る。「分析」モードは、例 えば試料表面の粗さや起伏の周期性などの測定値などの有用な定量的情報をデー タから発生するのに使われる。「処理」ボタンをクリックオンして入る処理モー ドは画像からの雑音の除去や画像のクロッピングなどの画像処理を可能にする。 画像操作モードボタン1601Aの「表示」ボタンをクリックオンすることによ って入る「表示」モードは単一または複数の画像を所望のフォーマ・ソトで、例 えば各画像に説明を添えたマルチ画像フォーマットまたは3次元表示フォーマ・ ソトで出力する。 PSI画像処理および分析画面には、ユーザがどのサブプログラムに入ったかに よって互いに異なるいくつかの画面がある。「分析」サブプログラム画面は、マ ウスにより調節可能な高域通過および低域通過フィルタを備える1次元FFTを 提供し、また、処理速度を高めるために当初は削減データで動作する2次元FF Tを提供する。「表示」サブプログラム画面は人工光源の位置など変動する3次 元化パラメータの効果を示す図形アイコンを用いている。 図17は「分析」サブプログラムの「走査線分析」モードにユーザが入った直後 の画面を示す。AW1701かそこに含まれる画像の走査線分析を表示した形で 示しである。この図に示した1次元FFTとデータ捕捉プログラムの中のディジ タル表示1304の1次元FFTとの間には二つの重要な相違点がある。ディジ タル表示1704は生の走査線跡を示すので、FFTは高速走査方向だけで行わ れる。しかし、「走査線分析」モードでは、任意の走査線、すなわち1次元FF Tを施す短い切片などをユーザは選択できる。これによって、データ分析の融通 性が高まる。すなわち、例えば走査方向とは異なる方向での周期性をユーザが分 析できるからである。二番目の相違点は可変帯域フィルタに関する。 ユーザは分析用の一連のデータをいくつかの方法で選択できる。走査線の形式お よび端点の位置をAWL701の右側にある走査線選択ボタンにより選択する。 選択された走査線(本質的に、走査線に沿ってZ軸方向強度をプロットしたもの )はAW1701の下の未濾波走査線ボックス1703の中に示され、この走査 線の1次元FFTは既濾波走査線ボックス1704に自動的に表示される。ユー ザはこの走査線の特定の側面を計算し表1706に表の形で自動的に表示するこ とを選択できる。これら定量的測定値には、例えば表面の粗さや高さのピークビ ーク値が含まれる。ユーザは同時に二つ以上の走査線を選択できる。 ボックス1703の中の走査線表示は帯域フィルタにかけてそのフィルタの諸数 値の調節により種々の周期性を現わさせたり消去したりすることができる。上記 フィルタの諸数値はカーソル矢印1705の位置により指示され、それによって 既濾波走査線ボックス1704内の既濾波走査線を指示する。左端の矢印170 5は高域フィルタであり、右端の矢印1705は低域フィルタである。ユーザは 、カーソル1705の位置を、その上でクリックオンすることにより、またマウ スを用いて走査線沿いに引張ることにより調節する。カーソル1705の移動に より既濾波走査線ボックス2304から種々の周波数成分を消去する。 カーソル矢印1705で示したフィルタはFFTのスペクトラムのピーク値の一 つを消去するのに用いられる。カーソル矢印を動かすとコンピュータが逆FFT をリアルタイムで計算しその結果がウィンドウに表示される。したがって、ユー ザはフィルタ操作の効果を直ちに見ることができる。このフィルタ操作はカーソ ル1705を用いてフィルタパラメータを調節し、計算の結果をリアルタイムで 図形表示と表フォーマットの両方で表示し、走査線分析を直観的にし使いやすく している。 「フィルタ」モード(図17参照)ではユーザは2次元FFTを用いて画像の2 次元FFTを施すことができる。y軸およびy軸の両方向への高域および低域フ ィルタの諸数値は、新しい数値をタイプ人力することにより、またはスクロール バーを用いることにより、変更できる。このソフトウェアは隣接画素の近傍なと の削減データセットを用いて2次元FFTを計算する。画像の4分の1を用いる ことにより計算の進行を格段に速めている。フィルタパラメータの最適化のあと 、上記処理をデータ画像全体に適用する。 図18は「3次元化」画面を示す。この図に示した主な特徴は人工光源の位置な ど変動する3次元化パラメータの影響を示す図形の利用である。この画面は/く ッファ画像1302およびAW1301を示している。どの画像かAW1301 に取り込まれても、その画像は領域1803の中で3次元遠近法表示化される。 この操作は人工光源の配置および諸可変数の中でも画像の観察角度の変化を含み 、端部の斜視像を強調し試料表面の3次元遠近法表示の錯覚を与える。 従来技術でもこれら3次元化パラメータをユーザに変更させているか、最良の3 次元化を生ずるための従来技術によるパラメータの最適化は時間を要し直観的で ない。すなわち、従来技術ではユーザがこれらパラメータの数値を選択しなけれ ばならない。その後でコンピュータが計算を行い、その結果の画像を描(ので、 数秒を要する処理になる。ユーザは次にもう一度反復する必要があるか否かを決 定する。 図18はこれらパラメータを変更するこの発明の方法を示す。このソフトウェア は変動するこれら3次元化パラメータの効果をリアルタイムでユーザに示すのに 専用図形表示1801を用い、ユーザにこれらパラメータをデータ画像への適用 前に最適化させる。最終的な画像の生成に要する反復処理は大幅に短縮される。 さらに、図形の斜視像はリアルタイムで変化するので、パラメータ変更の効果を ユーザはすぐ見ることができる。したかって、この処理はより直観的であり、数 値の取扱いを要しない。もとのデータ画像の一部を含む適当な図形ならばどんな ものでもこの目的に使うことができる(例えばより少ない走査線または走査線方 向画素数による低解像度の画像など)。 図形1801は単純な構成の人工的構造物であり、計算と描画のための時間を大 幅に短縮する。ユーザは3次元パラメータスクロールパー1802を用いて3次 元化パラメータを変更する。図形1801の斜視図が/々ラメータ変化の各々を 示すようにリアルタイムで更新される。この斜視図1801か満足すべきもので あればユーザは終了ボタン1804をクリックオンして、これら最適化したtZ ラメータをAWL301に表示中の実際のデータ画像に適用する。3次元遠近法 (こより3次元化した画像を3次元画像ボックス1803に示す。ユーザは最終 画像の解像度およびカラー表示を画面上の右下の解像度7色ボタン1805をり 1ルツクオンして変更できる。 上述の画面上の画像の形成および制御方法はコンピュータプログラムの組み方に よりいろいろ異なった方法で実現でき、上述の説明に基づきそのようなコンピュ ータプログラムを組むことは当業者が容易にできる範囲内にあることは理解され よう。 上述の説明は例示的であって制限的でなく、この明細書における開示事項および 添付の特許請求の範囲の記載に基づく種々の変形が当業者には自明であろう。 FIG、 4A FIG、 4B FIG、 5A FIG、5B FIG、6A FIG、78 FIG、7A FIG、7C −1000+100 印加電圧(V) FIG、7D 特表千7−504749 (21) FIG、8B FIG、 9 FIG、10B FIG、11A FIG、11B FIG、11C FIG、11D FIG、11E FIG、11F FIG、14 FIG、15 図13訳文(対応訳リスト) Save 保 存 Y 5can V軸方向走査Buffer バッフy 5c anner Cood 走査器調整Retrieve Image Wi像を検 索 Power t 源Void ボイド 5cac Area 走査領域Si ngle 5can 1回走査 Analysts 分 析Continuou s 5can 連続走査 Change Tip 先端部変更Error 誤  差 Mon1tor モニタ表示Sample Name 試料名称 View  画像表示Co+uent 説明 Control 制御Zoors ズーム  Move 移 動Log 対 数 Slow Approach 低迷接近FF T 高速フーリエ変換 Pa5t Approach 高速接近Camera  カメラ Piezo 圧電性素子 図16訳文(対応訳リスト) Save 保存 ANALYZE 分析buf バッフy PROCESS 処 理Database Key データベースキー PRBS[!NT 表 示P r1nt 印 刷 DATA^CQ データ捕捉図17訳文(対応訳リスト) bur バッファ 5ave 保 存 Database Key データベースキー C1ean 消 去Pr1nL  印刷 Pr1nt 印刷 Rea l 実 部 Load dr データベース読込みm 高速フーリエ変 換 1ine 走査線Del 消去 height 高さ Line Analysis 走査線分析 spacing 間 隔Exit  終了 angle 角度 Pr1nt 印刷 distance 距離Bearing 向 き arc  length 円弧長Rev ビーフ k’−77JL 図18訳文(対応訳リスト) Save 保 存 0ffset オフセットbur バッフy Light  光 Database Key データベースキー Distance 距 離Pr 1nt 印刷 5hade 陰影 3D Rendering 3次元化 フロントページの続き (31)優先権主張番号 851,560(32)優先臼 1992年3月13 日(33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。 DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、 PT、 S E)、GA(BF、BJ、CF、CG、 CI、 CM、 GA、 GN、 M L、 MR,SN、 TD。 TG)、 AT、 AU、 BB、 BG、 BR,CA、 CH。 CZ、DE、DK、ES、FI、GB、HU、JP、KP、KR,LK、LU、 MG、MN、MW、NL、N。 、NZ、PL、PT、R○、 RU、 SD、 SE、 SK。 A (72)発明者 カーク、マイケル ディー。 アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95112、サンホゼ、サウス シクスティーンス ストリート355 (72)発明者 スウィフト、ピータ アール。 アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 01002、アムハースト、ボンドヴユー ドライブ 36 (72)発明者 アレグザンダー、ジョン ディー。 アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94086、サニーヴエイル、アリニス ウェイ160、#3 (72)発明者 バク、サン−イル アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94303、パロアルト、ロマ ヴエルデ アヴエニュ−865 (72)発明者 バク、スンーイル アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95129、サンホゼ、ウィルミントン アヴエニュ−1055 (72)発明者 スミス、イアン アール。 アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95032、ロスガトス、ドーヴアー ストリート228 (72)発明者 パリッシュ、ディピッド エム。 アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14226、アムハースト、ウェストフィー ルドロード(72)発明者 リー、ジョン ホー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94303、パロアルト、ロマ ヴエルデ アヴエニュ−832 (72)発明者 ハウランド、リベツカ ニス。 アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94043、マウンテンヴユー、ウェスト ミドルフィールドロード2514

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.走査型プローブ電子顕微鏡にプローブを取り付ける方法であって、前記プロ ーブがカンチレバーとチップとを含み、前記方法が前記走査型プローブ電子顕微 鏡のヘッドに前記プローブを運動学的に取り付ける過程を含む方法。 2.前記プローブがパッケージに含まれ、前記方法が前記パッケージをカートリ ッジに取外し可能な状態で取り付ける過程と、前記カートリッジを前記走査型プ ローブ電子顕微鏡のヘッドに取外し可能な状態で取り付ける過程と を含む請求項1記載の方法。 3.前記パッケージが前記カートリッジに連動学的に取り付けられ前記カートリ ッジが前記ヘッドに運動学的に取り付けられている請求項2記載の方法。 4.前記パッケージがカンチレバーと、チップと、板とを含み前記カンチレバー が前記チップから突出している請求項3記載の方法。 5.前記チップを前記板に付ける過程を含む請求項4記載の方法。 6.前記チップを前記板に連動学的に取り付ける過程を含む請求項4記載の方法 。 7.走査型プローブ電子顕微鏡におけるヘッドであって、SFMプローブまたは STMプローブを保持するのに適合するとともにSFMプローブの中のカンチレ バーの偏句を検出する偏向検出器を含み、前記偏向検出器からの信号を増幅する 第1の増幅手段とSTMプローブからの信号を増幅する第2の増幅手段とをさら に含むヘッド。 8.前記ヘッドがSFM/STMプローブを保持するのに適合し、前記第1およ び第2の増幅手段が同時に動作できる請求項7記載のヘッド。 9.走査型プローブ電子顕微鏡における、カンチレバーと先端部とを含むプロー ブおよび前記カンチレバーの偏向を検出する偏向検出器であって、前記偏向検出 器が前記カンチレバー上の反射性表面に光ビームを導く光源と前記光ビームの前 記反射性表面照射後の位置を検出する直線状位置感応性光検出器とを含み、前記 直線状位置感応性光検出器が光ビームの変位に応答して連続的で実質的に直線的 な出力信号を生ずる、前記プローブおよび前記偏向検出器。 10.試料表面を走査型プローブ電子顕微鏡で走査する方法であって、前記電子 顕微鏡が表面に垂直な軸に沿ってプローブと試料との相対的位置を制御する帰還 ループを含み、前記帰還ループが一つまたはそれ以上のパラメータの変更により 調整可能である前記方法において、 前記試料を互いに隣接する一連の線に沿って、それら線の各々がまず順方向に走 査され次に逆方向に走査されるように、走査する過程と、前記線を前記順方向に 走査中に前記一つまたはそれ以上のパラメータの変更のためのデータを検出し蓄 積する過程と、前記線を前記逆方向に走査中に前記表面の表示を発生する過程と を含む方法。 11.試料表面を走査型プローブ電子顕微鏡で走査する方法において、前記試料 を互いに隣接する一連の線に沿って、前記一連の線の各々がその線に先行および 後続する線とは逆方向に走査されるように、しかも前記線の各々が一つの方向に 一度だけ走査されるように、走査する過程と、前記走査の各々の期間中に前記表 面の表示の発生のための前記表面に関する情報を得る過程と を含む方法。 12.試料表面に関する情報を検出するプローブと、前記プローブに前記試料表 面を走査させる第1の手段と、前記プローブから前記情報を受けるとともに、そ れに応答して、前記表面と垂直な軸に沿った前記プローブと前記試料との空間的 関係の所望の変化を表わす信号を発生する第2の手段と、 前記軸に沿った前記プローブと前記試料との空間的関係を調節する第3の手段と 、 前記軸に沿った前記プローブと前記表面との空間的関係を検出する第4の手段で あってその出力が前記表面の表示の発生に使われる第4の手段とを含む走査型プ ローブ電子顕微鏡。 13.前記第4の手段の出力が前記第3の手段に入力として供給され、前記軸に 沿った前記プローブと前記試料との空間的関係の調節を変化させるように前記第 4の手段の出力を前記第3の手段が用いる請求項12記載の走査型プローブ電子 顕微鏡。 14.前記第4の手段の出力が前記試料表面の前記プローブによる走査のしかた を変化させるように前記第1の手段に入力として供給される請求項12記載の走 査型プローブ電子顕微鏡。 15.前記第1および第3の手段が中心軸と二つの端とを有する圧電性管を含み 、それら二つの端の一方は固定され、前記圧電性管がX,y軸コントローラから の信号に応答して前記試料表面の走査をプローブに行わせるように湾曲するとと もに、Z軸コントローラからの信号に応答して前記試料表面に垂直な前記軸に沿 ったプローブと試料との空間的関係を調節するように前記中心軸に沿って伸縮す る請求項12記載の走査型プローブ電子顕微鏡。 16.前記第4の手段が前記試料の傾きに無関係の前記空間的関係を表わす出力 を生ずる請求項12記載の走査型プローブ電子顕微鏡。 17.前記第4の手段が前記圧電性管の直径方向に互いに相対して取り付けられ た少なくとも二つの位置感応性検出器を含む請求項16記載の走査型プローブ電 子顕微鏡。 18.前記第4の手段が前記圧電性管の直径方向に互いに相対する二つの位置に 取り付けられた二つの位置感応性検出器を含む請求項16記載の走査型プローブ 電子顕微鏡。 19.請求項15記載の走査型プローブ電子顕微鏡を使う方法であって、前記圧 電性管が共振周波数を有し、前記方法が、前記試料表面の特徴により前記共振周 波数よりも大きい周波数の周期性信号が前記圧電性管に生ずるような速度で前記 走査型プローブ電子顕微鏡を動作させることを含む方法。 20.前記試料表面と平行な平面における前記プローブの位置を検出する手段で あってその出力が前記第1の手段に供給される第5の手段を含む請求項15記載 の走査型プローブ電子顕微鏡。 21.請求項20記載の走査型プローブ電子顕微鏡を使う方法であって、前記圧 電性管が共振周波数を有し、前記方法が、前記共振周波数よりも大きい周波数で ラスター式の走査パターンに前記走査型プローブ電子顕微鏡を動作させることを 含む方法。 22.試料表面に関する情報を検出するプローブと、前記情報を受けるとともに それに応答して誤差信号を発生する偏向検出器と、前記誤差信号を受けるととも にそれに応答して前記プローブと前記試料との空間的関係の所望の変化を表わす 制御信号を発生するコントローラと、前記制御信号を受けて前記プローブと前記 試料との空間的関係を調節する手段と、 修正誤差信号を生ずるように前記誤差信号に選ばれた関数を適用する手段と、前 記制御信号と前記修正誤差信号とを組み合わせて出力信号を生ずる手段と、前記 出力信号から前記試料表面の表示を発生する手段とを含む走査型プローブ電子顕 微鏡。 23.前記第2の手段が前記プローブからの前記情報を受ける偏向検出器を含み 、前記偏向検出器がその情報に応答して誤差信号を発生し、前記走査型プローブ 電子顕微鏡が修正誤差信号を生ずるように前記誤差信号に選ばれた関数を適用す る手段と前記修正誤差信号を前記第4の手段の前記出力と組み合わせて前記表面 の表示を発生する手段とをさらに含む請求項12,13または14記載の走査型 プローブ電子顕微鏡。 24.プローブを含むヘッドと、 基体と、 試料を保持する台を含み、前記基体に三つの接触点で可動的に接触している粗X ,y軸移動ステージと、 前記試料の表面と平行な第1の軸に沿って前記粗x,y軸移動ステージを動かす 第1のモータ付き駆動手段と、 前記試料の前記表面に平行で前記第1の軸と垂直な第2の軸に沿って前記粗x, y軸移動ステージを動かす第2のモータ付き駆動手段とを含み、前記第1のモー タ付き駆動手段と前記第2のモータ付き駆動手段とが合計三つの接触点で前記粗 X,y軸移動ステージに可動的に接触している走査型プローブ電子顕微鏡。 25.前記第1のモータ付き駆動手段が押し手段と、第1のモータと、第1の駆 動部材と、前記基体に固定した第1の基準部材とを含み、前記第1の駆動部材が 前記第1のモータから前記第1の基準部材を経て前記押し部材に延びており、前 記第2のモータ付き駆動手段が第2のモータと、第2の駆動部材と、前記基体に 固定した第2の基準部材とを含み、前記第2の駆動部材が前記第2のモータから 前記第2の基準部材を経て前記粗x,y軸移動ステージに延びている請求項24 記載の走査型プローブ重子顕微鏡。 26.前記第1のモータ付き駆動手段が前記粗x,y軸移動ステージと二つの接 触点で接触し前記第2のモータ付き駆動手段が前記粗X,y軸移動ステージと一 つの接触点で接触している請求項24記載の走査型プローブ電子顕微鏡。 27.前記粗x,y軸移動ステージと前記第1のモータ付き駆動手段との間の前 記二つの接触点における接触を維持する第1の偏倚手段と、前記粗x,y軸移動 ステージと前記第2のモータ付き駆動手段との間の前記一つの接触点における接 触を維持する第2の偏倚手段とを含む請求項26記載の走査型プローブ電子顕微 鏡。 29.前記第1および第2の基準部材が第1および第2の固定されたナットをそ れそれ含み、前記第1および第2の駆動部材が前記第1および第2の固定された ナットにそれぞれはめ合わされた第1および第2のねじをそれぞれ含み、前記第 1および第2のモータが前記基体に滑動できる状態でそれぞれ取り付けられ前記 第1および第2のねじにそれぞれ連結されている請求項25記載の走査型プロー ブ電子顕微鏡。 29.前記粗X,y軸移動ステージと前記基体との間の前記三つの接触点の各々 が前記粗x,y軸ステージに形成した突出表面と前記基体の平坦表面との間の接 触点である請求項24記載の走査型プローブ電子顕微鏡。 30.走査型プローブ電子顕微鏡内でヘッドに収容されたプローブに対して試料 を位置決めする粗移動ステージであって、第1、第2および第3の接近手段を含 み、前記第1、第2および第3の接近手段が前記走査型プローブ電子顕微鏡のヘ ッド上の三角形を画する第1、第2および第3の接触点とそれぞれ接触し、前記 接近手段の各々がモータに連結され、前記モータの各々が前記接近手段の一つを その接近手段が上昇または下降して前記試料に対する前記ヘッドの位置を変化さ せるように駆動ずる粗移動ステージ。 31.前記第1、第2および第3の接触点が前記ヘッドに対する運動学的取付配 置を構成する請求項30記載の粗移動ステージ。 32.前記第1、第2および第3の接近手段の各々が固定ナットにはめ合わせた ねじを含み、前記固定ナットの各々が前記走査型プローブ電子顕微鏡の基体に取 付けてある請求項31記載の粗移動ステージ。 33.前記モータの各々が前記ねじの一つに連結され前記基体に滑動できる状態 で取り付けてある請求項32記載の粗移動ステージ。 34.前記接近手段の各々の位置を検出する手段を含む請求項33記載の粗移動 ステージ。 35.前記第1、第2および第3の接触点が、前記位置検出手段による検出位置 に前記モータの各々が達したとき、水平面にある請求項34記載の粗移動ステー ジ。 36.前記プローブの横方向傾きおよび縦方同傾きを変化させるように前記モー タの各々を別々に制御する手段を含む請求項25記載の粗移動ステージ。 37.モータ制御により三つの方向に移動可能なステージを有する試料検査用プ ローブ電子顕微鏡の操作方法であって、 前記試料を前記ステージに装着する過程と、前記ステージを前記プローブから第 1の向きに隔たった既知の位置に動かす過程と、 前記ステージを前記第1の向きと逆の向きに、前記試料の上側表面に前記プロー ブが接触するまで、測定可能な特定の距離だけ動かす過程と、前記試料の高さを 前記特定の距離から決定する過程と、決定された試料の高さに従って第2及び第 3の向きにおける走査器の動巻の感度を調節する過程と を含むプローブ電子顕微鏡の操作方法。 38.前記装着する過程が前記ステージを前記第2の向きに傾ける過程を食む請 求項37記載の方法。 39.前記調節する過程のあとに、前記電子顕微鏡のプローブ用の支持体をその 支持体が前記試料の上側表面と平行な面内で保持されるように傾ける過程をさら に含む請求項37記載の方法。 40.関連の光学顕微鏡を備えるヘッドに取り付けられたプローブを有する走査 型プローブ電子顕微鏡の試料に対してプローブを位置決めする方法であって、前 記光学顕微鏡の焦点面を、その顕微鏡のレンズをモータ制御により動かして前記 プローブの先端部の下に位置づける過程と、前記レンズおよびプローブを前記試 料に対して第1の速度で、前記試料の画像が前記光学顕微鏡においてほぼ焦点の 合った状態になるまで、動かす過程と、前記プローブをそのプローブが前記表面 に対して所望の位置に達するまで動かす適程と を含む方法。 41.前記試料表面の傾きを決定する適程をさらに含む請求項40記載の方法で あって、その傾き決定過程が 前記レンズをこのレンズが前記試料の表面上ゆ少なくとも三つの位置にあって焦 点を結ぶように動かす過程と、 それら三つの位置で画される領域で前記レンズの前記動きから前記試料の表面の 傾斜を決定する過程と、 前記ヘッドの傾きを適宜調節する過程とを含む方法。 42.走査型電子顕微鏡を操作する操作方法であって、特定のパラメータで定義 される速度で試料を走査する過程と、前記走査からデータを捕捉する過程と、捕 捉されたデータからリアルタイムで共振を决定する過程と、前記共振を減衰させ るように前記特定のパラメータにしたがって走査速度を変化させる過程と を含む操作方法。 43.試料の斜視像および軸上像の両方を像観察装置に生ずる顕微鏡であって、 軸に沿って光を供給する光源と、 前記軸に配置され前記試料を支持する支持体と、前記試料が前記支持体上にある とき前記試料の軸上像を受けるように配置ちれた像観察装置と、 前記支持体の近傍に配置され前記軸に対して斜めに前記試料の像を前記像観察装 置に供給する反射体と、 前記軸上像または前記反射体からの斜視像の前記像観察装置への到達を二者択一 的に遮断するシャッタと を含む顕微鏡。 44.前記像観察装置が ズームレンズと、 前記ズームレンズからの像を受けるカメラと、前記ズームレンズを動かすコント ローラとを含む請求項43記載の装置。 45.前記軸上像が前記軸について移動可能な第1のレンズにより前記像観察装 置に結像されるとともに拡大され、前記斜視像が第2の可動レンズにより前記像 観察装置に結像される請求項43記載の装置。 46.前記第1および第2のレンズがモータ制御により前記軸に沿って可動であ る請求項43記載の装置。 47.表示装置を有する走査型プローブ電子顕微鏡と、前記表示装置に走査プロ ーブ発生画像を表示する手段と、前記像観察装置からの画像を前記表示装置に表 示する手段とをさらに含む請求項43記載の装置。 48.試料の軸上像および斜視像の両方を像観察装置に供給する顕微鏡を操作す る方法であって、 前記試料の近傍で前記試料への入射光の軸に斜めに配置された反射鏡を用意する 過程と、 前記試料から前記軸に沿って反射鏡に戻ってくる入射光と前記試料から斜めに反 射鏡に入る入射光が前記像観察装置に到達することを二者択一的に遮断する過程 と を含む操作方法。 49.光学像を供給する光路と、 前記光学像を受けて結像する自動ズームレンズと、自動ズームレンズを動かして 前記像を結像させるコントローラと、前記結像した像を受けその結像した像を表 わす電気信号を生ずるCCDカメラと を含む顕微鏡。 50.前記カメラがCCDカメラである請求項44記載の装置。 51.前記試料の走査用の前記支持体に動作できるように連結された走査型プロ ーブ電子顕微鏡をさらに含む請求項43記載の装置。 52.前記軸上像および前記斜視像を前記像観察装置にそれぞれ結像させる第1 および第2の可動レンズと、 前記第1および第2のレンズを動かすモータ制御装置とをさらに含む請求項43 記載の装置。 53.前記第1および第2のレンズが一緒に動き同一の焦点面を有する請求項4 5記載の装置。 54.画像の3次元表示を表示装置上に生ずる方法であって、前記画像の表示を 表示装置に生ずる過程と、前記表示装置に図形を生ずる過程と、 前記図形の3次元化を定義する一組のパラメータをユーザの制御により変化させ る過程と、 前記図形を前記変化させたパラメータに従って3次元化した形で表示する過程と 、 前記変化させたパラメータの組をユーザの制御により前記図形に適用する過程と を含む方法。 55.前記パラメータが拡大、オフセット、陰影かけ、光の向きを含む請求項5 4記載の方法。 56.前記図形が前記画像の一部である請求項54記載の方法。 57.前記図形が前記画像とは独立に発生した人工的な形である請求項54記載 の方法。 58.前記表示装置に可動スクロールバーの表示を生ずる過程をさらに含み、前 記変化させる過程が前記パラメータの組の特定の一つに関連するスクロールバー を動かすステップを含む 請求項54記載の方法。 59.表示装置にデータを表示する方法であって、走査型プローブ顕微鏡の撮っ た試料の画像を表示する過程と、前記試料の拡大光学画像を前記表示装置に表示 する過程とを含む方法。 60.前記画像の両方を同時に表示する請求項59記載の方法。 61.走査型プローブ電子顕微鏡画像を表示する方法であって、全体画像のラス タ走査を表示する過程と、前記画像のラスタ走査の−走査線跡を表示装置にディ ジタル的に同時に表示する過程と、 前記表示された−走査線跡フーリエ変換値を決定する過程と、決定されたフーリ エ変換値を前記表示装置に表示する過程とを含む方法。 62.前記表示装置において前記表示されたフーリエ変換値の第1の部分を指し 示す過程と、 前記表示装置において前記表示されたフーリエ変換値の第2の部分を指し示す過 程と、 前記第1および第2の部分の間にあるフーリエ変換の逆数を表示する過程とをさ らに含む請求項61記載の方法。 63.前記−走査線跡がリアルタイムで表示した走査の生の走査線である請求項 61記載の方法。 64.前記−走査線跡が前記画像を通じた任意の走査線である請求項61記載の 方法。 65.走査型プローブ電子顕微鏡画像を表示する方法であって、全体画像のラス タ走査を表示する過程と、前記画像の少なくとも一部について2次元フーリエ変 換を行う過程と、前記フーリエ変換から生ずる値を前記全体面像の表示と同時に 表示する過程とを含む方法。 66.前記画像の前記部分を半分以下に選ぶ過程と、前記画像の前記部分のフー リエ変換を決定する過程と、前記全体画像のためのフィルタを決定するために前 記フーリエ変換を用いる過程と、 前記全体画像に前記フィルタをかけたのちに前記全体画像を表示する過程とをさ らに含む請求項65記載の方法。 67.前記表示されたフーリエ変換がリアルタイムで表示される請求項63記載 の方法。 68.前記表示する過程が 前記フィルタをかけたフーリエ変換値を前記全体画像に外挿する過程と、フィル タをかけた画像を表示するように前記外挿したフィルタずみの値をフーリエ変換 する過程と を含む請求項65記載の方法。 69.走査型プローブ電子顕微鏡画像を表示する方法であって、試料のディジタ ル化した光学像を表示する過程と、前記光学像に示された前記試料の一部であっ て前記試料の上の特定の位置を占める一部を走査形プローブ電子顕微鏡を用いて 走査する過程と、前記試料の前記特定の位置の表示に関連する記憶装置に前記光 学像を蓄積する過程と を含む方法。 70.走査型プローブ電子顕微鏡を試料の表示用に制御する方法であって、前記 試料の光学像の表示を生ずる過程と、前記表示に可動カーソルを生ずる過程と、 前記表示の上の特定の領域に前記カーソルを動かす過程と、前記特定の領域から 精細および粗位置決めにより走査線を画する過程と、前記走査型プローブ量子顕 微鏡を用いて前記画された走査分野を走査する過程と を含む方法。 71.前記カーソルが前記特定の領域を画することができるように可変の幅およ び長さを有する長方形である請求項70記載の方法。
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