JP2007248417A - 走査型プローブ顕微鏡の探針制御方法 - Google Patents

走査型プローブ顕微鏡の探針制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
試料表面の凹凸形状等を予め決められた測定点についてステップイン方式で測定する走査型プローブ顕微鏡で、全体の測定精度の信頼性を高め、探針先端部の移動制御を簡単にできる走査型プローブ顕微鏡の探針制御方法を提供する。
【解決手段】この走査型プローブ顕微鏡の探針制御方法は、試料12に対向する探針20を有する探針部と、試料探針間に作用する物理量を検出する検出部と、当該物理量に基づき試料の表面情報を測定する測定部と、移動機構を備える走査型プローブ顕微鏡に適用され、探針を試料の表面の形状に沿って移動させるとき、既に実行された測定動作で得た少なくとも2つの測定点での測定値Dn−1,Dに基づいて、測定動作が予定される次の測定点での探針20の接近方向α<dn−1>を決める方法である。
【選択図】図3

Description

本発明は走査型プローブ顕微鏡の探針制御方法に関し、特に、走査型プローブ顕微鏡で探針を試料表面に沿ってステップイン方式で走査移動させる際に凹凸を有する試料表面の測定に好適な走査型プローブ顕微鏡の探針制御方法に関する。
走査型プローブ顕微鏡は、従来、原子のオーダまたはサイズの微細な対象物を観察できる測定分解能を有する測定装置として知られている。近年、走査型プローブ顕微鏡は、半導体デバイスが作られた基板やウェハの表面の微細な凹凸形状の測定など各種の分野に適用されている。測定に利用する検出物理量に応じて各種のタイプの走査型プローブ顕微鏡がある。例えばトンネル電流を利用する走査型トンネル顕微鏡(STM)、原子間力を利用する原子間力顕微鏡(AFM)、磁気力を利用する磁気力顕微鏡(MFM)等があり、それらの応用範囲も拡大しつつある。
上記のうち原子間力顕微鏡は、試料表面の微細な凹凸形状を高分解能で検出するのに適し、半導体基板、ディスクなどの分野で実績を上げている。最近ではインライン自動検査工程の用途でも使用されてきている。
原子間力顕微鏡は、計測装置としての基本的な構成として、原子間力顕微鏡の原理に基づく測定装置部分を備える。通常、圧電素子を利用して形成されたトライポッド型あるいはチューブ型のXYZ微動機構を備え、このXYZ微動機構の下端に、先端に探針が形成されたカンチレバーが取り付けられている。探針の先端は試料の表面に対向している。上記カンチレバーに対して例えば光てこ式光学検出装置が配備される。すなわち、カンチレバーの上方に配置されたレーザ光源(レーザ発振器)から出射されたレーザ光がカンチレバーの背面で反射され、光検出器より検出される。カンチレバーにおいて捩れや撓みが生じると、光検出器の受光面(例えば4分割受光面)におけるレーザ光の入射位置が変化する。従って探針およびカンチレバーで変位が生じると、光検出器から出力される検出信号で当該変位の方向および量を検出できる。上記の原子間力顕微鏡の構成について、制御系として、通常、比較器、制御器が設けられる。比較器は、光検出器から出力される検出電圧信号と基準電圧とを比較し、その偏差信号を出力する。制御器は、当該偏差信号が0になるように制御信号を生成し、この制御信号をXYZ微動機構内のZ微動機構に与える。こうして、試料と探針の間の距離を一定に保持するフィードバックサーボ制御系が形成される。上記の構成によって探針を試料表面の微細凹凸に追従させながら走査し、その形状を測定することができる。
原子間力顕微鏡が発明された当時は、その高分解能性を利用してnm(ナノメートル)以下のオーダの表面微細形状の測定が中心的課題であった。しかしながら、現在では、走査型プローブ顕微鏡は半導体デバイスのインライン製作装置の途中の段階で検査を行うインライン自動検査までその使用範囲が拡大してきている。このような状況になると、実際の検査工程では、基板またはウェハの上に作られた半導体デバイスの表面の微細凹凸形状において非常に急峻な凹凸の計測が必須になってきている。
従来、かかる凹凸面を計測する技術として下記の特許文献1に記載された走査型プローブ顕微鏡が存在する。この走査型プローブ顕微鏡による計測の方式(ステップイン方式)は、探針を試料に対して非接触状態で一定間隔(一定の送りピッチ)で送る行程と、探針を試料の表面に接近させる行程と、探針を試料の表面に接触させる行程と、接触位置を測定(計測)する行程と、探針を試料から退避させる行程とから構成されている。これらの行程を繰り返すことにより、試料の表面の必要な領域がラスタースキャン方式で計測される。
また急峻な凹凸形状を計測する従来技術として特許文献2を挙げることができる。特許文献2に開示される検査方法では、原子間力顕微鏡の探針の先端部に対して、先端部の縦軸にほぼ平行な方向、および当該縦軸にほぼ垂直な方向のそれぞれにディザ運動を加える。そして、ディザ運動を加えられた探針の先端部の動きを観察することにより、試料表面と先端部の間の距離、および試料表面の局所勾配を測定する。さらに、求めた局所勾配のデータを使って探針の先端部の位置を制御し、当該先端部に試料表面をたどらせる。
特開平2−5340号公報 特開平6−82248号公報
急峻な凹凸形状を計測する従来の計測方式によれば、カンチレバーの先端に設けた探針の先端部にディザ運動を加えることが必須である。このため、試料表面の縁部、凹凸形状部分の角部等で勾配が急速に切り替わる点での勾配の推定精度が下がり、全体としての計測精度に対する信頼性を下げる結果となっていた。
さらに、局所勾配のデータに基づいて探針の先端部をたどらせる方式となっているため、送り制御の精度も3次元の方向のすべてに対して必要になり、探針の先端部の移動制御を複雑なものにしていた。
本発明の目的は、上記の課題に鑑み、試料表面の凹凸形状等を予め決められた測定点についてステップイン方式で測定する走査型プローブ顕微鏡で、全体の測定精度の信頼性を高め、試料表面の凹凸形状に対しても探針先端部の移動制御を簡単にすることができる走査型プローブ顕微鏡の探針制御方法を提供することにある。
本発明に係る走査型プローブ顕微鏡の探針制御方法は、上記目的を達成するために、次のように構成される。
第1の走査型プローブ顕微鏡の探針制御方法(請求項1に対応)は、試料に対向する探針を有する探針部と、試料と探針の間に作用する物理量を検出する検出部と、探針が試料の表面を走査するとき検出部で検出される物理量に基づき試料の表面情報を測定する測定部と、少なくとも2自由度を有する移動機構を備え、移動機構によって探針と試料の相対的な位置関係を変化させ、探針が試料の表面をステップイン式で走査しながら測定部によって試料の表面を測定する走査型プローブ顕微鏡に適用され、探針を試料の表面の形状に沿って移動させるとき、既に実行された測定動作で得た少なくとも2つの測定点での測定値に基づいて、測定動作が予定される次の測定点での探針の接近方向を決めることで特徴づけられる。
上記の探針制御方法では、原子間力顕微鏡等の走査型プローブ顕微鏡によって試料表面上の測定対象領域で探針を走査移動させて当該領域をステップイン方式で測定する時、移動機構、すなわち探針移動用移動機構(微動機構)または試料移動用移動機構(粗動機構)によって試料と探針の相対的位置を変化させるようにする。各測定点は試料表面の凹凸形状に応じて決まり、特に、測定動作が予定される次の測定点での接近方向が、既に測定が終了したその前の少なくとも2点の測定値のデータを利用して決定されるようにしている。すなわち、各測定点での探針の接近開始位置は、その前の少なくとも2つの測定点での測定値を用いて接近ベクトルを算出することにより、求められる。これにより、試料表面の凹凸形状等で変化に富んでいても、全体の測定精度の信頼性を高め、試料表面の凹凸形状等に対しても探針先端部の移動制御を簡単に行うことが可能となる。
第2の走査型プローブ顕微鏡の探針走査制御方法(請求項2に対応)は、前記の方法において、好ましくは、ステップイン方式にて測定動作が予定される次の測定点に対して、探針を、その接近開始位置に移動させる行程で、次の測定点での接近ベクトルを、その前の少なくとも2つの測定点の測定値によって演算する第1演算ステップと、第1演算ステップで算出された接近ベクトルを用いて次の測定点の接近開始位置を演算する第2演算ステップとを含むことを特徴とする。
第3の走査型プローブ顕微鏡の探針走査制御方法(請求項3に対応)は、前記の方法において、好ましくは、少なくとも2つの測定点での測定値と探針を試料の表面に接近させるときの移動方向に係るベクトルとから、試料の表面の垂線方向に係るベクトルを算出するステップと、この垂線方向に係るベクトルと既に実行された最新の接近方向ベクトルとの差が一定以上の値をとるときに探針の接近方向を変更するステップを含むことを特徴とする。
第4の走査型プローブ顕微鏡の探針走査制御方法(請求項4に対応)は、前記の方法において、好ましくは、接近方向を変更する必要が生じたとき、その場で変更した接近方向を用いて退避するステップと、退避位置から接近方向を用いて再度接近し測定するステップを含むことを特徴とする。
第5の走査型プローブ顕微鏡の探針走査制御方法(請求項5に対応)は、前記の方法において、好ましくは、変更する接近方向としては、探針と試料の相対的な距離を変える移動機構の自由度のうち垂線方向に近い軸を選択することを特徴とする。
本発明によれば次の効果を奏する。試料表面の凹凸形状等を予め決められた測定点についてステップイン方式で測定する走査型プローブ顕微鏡の探針制御で、測定点の接近方向を少なくとも2つの測定値データを用いて決めるようにしたため、全体の測定精度の信頼性を高め、試料表面の凹凸形状に対しても探針先端部の移動制御を簡単にすることができる。また探針に加わる力を一定量に抑えることができるため、試料の形状等の計測の精度を高めることができ、また探針の先端位置の推測精度が向上し、試料の形状計測の精度を上げることができる。さらに、探針に予想しない方向の力が加わる頻度が下がるため、探針の寿命が延び、ランニングコストが下がるという効果も生じる。
以下に、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。
図1に基づいて、本発明に係る探針制御方法が適用される走査型プローブ顕微鏡(SPM)の全体の構成を説明する。この走査型プローブ顕微鏡は代表的な例として原子間力顕微鏡(AFM)を想定している。しかし、本発明が適用される走査型プローブ顕微鏡は原子間力顕微鏡に限定されない。
走査型プローブ顕微鏡の下側部分には試料ステージ11が設けられている。試料ステージ11の上に試料12が置かれている。試料ステージ11は、直交するX軸とY軸とZ軸から成る3次元座標系13で、試料12の位置を変えるための機構である。試料ステージ11はXYステージ14とZステージ15と試料ホルダ16とから構成されている。試料ステージ11は、試料移動用移動機構であり、試料側で変位(位置変化)を生じさせる粗動機構として構成されている。
試料ステージ11の試料ホルダ16の上面には、比較的大きな面積でかつ薄板形状の上記試料12が置かれ、保持されている。試料12は、例えば、表面上に半導体デバイスの集積回路パターンが製作された基板またはウェハである。試料12は試料ホルダ16上に固定されている。試料ホルダ16は試料固定用チャック機構を備えている。
試料ステージ11では、具体的に、XYステージ14は水平面(XY平面)上で試料を移動させる機構であり、Zステージ15は垂直方向に試料12を移動させる機構である。Zステージ15はXYステージ14に設けられている。上記試料ステージ11による移動距離については、XY方向には例えば数百mm、Z方向には例えば数十mmである。
図1で、試料12の上方位置には、駆動機構17を備えた光学顕微鏡18が配置されている。光学顕微鏡18は駆動機構17によって支持されている。駆動機構17は、光学顕微鏡18を、Z軸方向に動かすためのフォーカス用Z方向移動機構部17aと、XYの各軸方向に動かすためのXY方向移動機構部17bとから構成されている。取付け関係として、Z方向移動機構部17aは光学顕微鏡18をZ軸方向に動かし、XY方向移動機構部17bは光学顕微鏡18とZ方向移動機構部17aのユニットをXYの各軸方向に動かす。XY方向移動機構部17bはフレーム部材に固定されるが、図1で当該フレーム部材の図示は省略されている。光学顕微鏡18は、その対物レンズ18aを下方に向けて配置され、試料12の表面を真上から臨む位置に配置されている。光学顕微鏡18の上端部にはTVカメラ(撮像装置)19が付設されている。TVカメラ19は、対物レンズ18aで取り込まれた試料表面の特定領域の像を撮像して取得し、画像データを出力する。
試料12の上側には、先端に探針20を備えたカンチレバー21が接近した状態で配置されている。カンチレバー21は取付け部22に固定されている。取付け部22は、例えば、空気吸引部(図示せず)が設けられると共に、この空気吸引部は空気吸引装置(図示せず)に接続されている。カンチレバー21は、その大きな面積の基部が取付け部22の空気吸引部で吸着されることにより、固定・装着される。
上記の取付け部22は、Z方向に微動動作を生じさせるZ微動機構23に取り付けられている。さらにZ微動機構23は、カンチレバー変位検出部24における下記の支持フレーム25の下面に取り付けられている。
カンチレバー変位検出部24は、支持フレーム25にレーザ光源26と光検出器27が所定の配置関係で取り付けられた構成を有する。カンチレバー変位検出部24とカンチレバー21は一定の位置関係に保持され、レーザ光源26から出射されたレーザ光28はカンチレバー21の背面で反射されて光検出器27に入射されるようになっている。上記カンチレバー変位検出部は光てこ式光学検出装置を構成する。この光てこ式光学検出装置によって、カンチレバー21で捩れや撓み等の変形が生じると、当該変形による変位を検出することができる。
カンチレバー変位検出部24は、XY微動機構29に取り付けられている。XY微動機構29によってカンチレバー21および探針20等はXYの各軸方向に微小距離で移動される。このとき、カンチレバー変位検出部24は同時に移動されることになり、カンチレバー21とカンチレバー変位検出部24の位置関係は不変である。
上記において、Z微動機構23とXY微動機構29は、通常、圧電素子で構成されている。Z微動機構23とXY微動機構29によって、探針20の移動について、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向の各々へ微小距離(例えば数〜10μm、最大100μm)の変位を生じさせる。特に、Z軸方向には、数十μmである。上記のXY微動機構29はさらに図示しないフレーム機構に取り付けられている。
上記の取付け関係において、光学顕微鏡18による観察視野には、通常、試料12の特定領域の表面と、カンチレバー21における探針20を含む先端部(背面部)とが含まれる。
次に走査型プローブ顕微鏡の制御系を説明する。制御系の構成としては、コントローラ(第1制御装置)33と上位制御装置(第2制御装置)34を備える。コントローラ33と上位制御装置34はコンピュータシステムで構築される。
コントローラ33内には、機能部として、比較部31、制御部32、第1駆動制御部41、第2駆動制御部42、画像処理部43、データ処理部44、XY走査制御部45、X駆動制御部46、Y駆動制御部47、Z駆動制御部48が設けられる。コントローラ33は、走査型プローブ顕微鏡の各部を駆動させるための制御装置である。
上記制御部32は、フィードバックループを形成し、例えば原子間力顕微鏡(AFM)による測定機構を原理的に実現するためのZ軸方向フィードバック制御機能を有する部分である。
上記比較部31は、光検出器27から出力される電圧信号Vdと予め設定された基準電 圧(Vref)とを比較し、その偏差信号s1を出力する。制御部32は、偏差信号s1が0になるように制御信号s2を生成し、この制御信号s2をZ微動機構23に与える。制御信号s2を受けたZ微動機構23は、カンチレバー21の高さ位置を調整し、探針20と試料12の表面との間の距離を一定の距離に保つ。上記の光検出器27からZ微動機構23に到る制御ループは、探針20で試料表面を走査するとき、光てこ式光学検出装置によってカンチレバー21の変形状態を検出しながら、探針20と試料12との間の距離を上記の基準電圧(Vref)に基づいて決まる所定の一定距離に保持するためのフィードバックサーボ制御のループである。この制御ループによって探針20は試料12の表面から一定の距離に保たれ、この状態で試料12の表面を走査すると、試料表面の凹凸形状(Z座標値、高さデータ)を測定することができる。
光学顕微鏡18は、フォーカス用Z方向移動機構部17aとXY方向移動機構部17bとから成る駆動機構17によって、その位置が変化させられる。コントローラ33の上記の第1駆動制御部41と第2駆動制御部42は、上記のZ方向移動機構部17aとXY方向移動機構部17bのそれぞれの動作を制御する。
光学顕微鏡18によって得られた試料表面やカンチレバー21の像は、TVカメラ19によって撮像され、画像データとして取り出される。光学顕微鏡18のTVカメラ19で得られた画像データはコントローラ33内に入力され、内部に設けられた上記画像処理部43で処理される。
制御部32等を含む上記のフィードバックサーボ制御ループにおいて、制御部32から出力される制御信号s2は、走査型プローブ顕微鏡(原子間力顕微鏡)における探針20の高さ信号を意味するものである。探針20の高さ信号すなわち制御信号s2によって探針20の高さ位置の変化に係る情報を得ることができる。探針20の高さ位置情報を含む上記制御信号s2は、前述のごとくZ微動機構23に対して駆動制御用に与えられると共に、コントローラ33内のデータ処理部44に取り込まれる。
試料12の表面の測定領域について探針20による試料表面の走査は、XYステージ14またはXY微動機構29を駆動することにより行われる。XY微動機構29の駆動制御は、XY微動機構29に対してXY走査信号s3を提供するXY走査制御部45によって行われる。
本実施形態では、探針20の走査は、XY微動機構29と粗動機構であるXYステージ14のうちのいずれか一方、または両方を適宜に組み合わせ、これらの2つの機構を適宜に選択し利用することによりステップイン方式の走査・測定が行われる。
ここで、「ステップイン方式」とは、予め設定された複数の測定点(サンプリング点)の間を移動するときには、試料の表面から一定距離(退避距離)だけ離れた状態で移動し、測定点の箇所で探針を試料表面に接近させ、接触させて測定を行い、その後において再び一定距離だけ離れた位置に後退するという測定方式である。
また粗動機構である試料ステージ11のXYステージ14とZステージ15の駆動は、X方向駆動信号を出力するX駆動制御部46と、Y方向駆動信号を出力するY駆動制御部47と、Z方向駆動信号を出力するZ駆動制御部48とに基づいて制御される。
なおコントローラ33は、必要に応じて、設定された制御用データ、入力した光学顕微鏡画像データや探針の高さ位置に係るデータ等を記憶・保存する記憶部(図示せず)を備えている。
上記コントローラ33に対して上位制御装置34は、通常の計測プログラムの記憶・実行および通常の計測条件の設定・記憶、自動計測プログラムの記憶・実行およびその計測条件の設定・記憶、計測データの保存、計測結果の画像処理および表示装置(モニタ)35への表示等の処理を行う。計測条件の設定では、測定範囲、測定点の設定、測定スピードといった基本項目など、自動計測の条件の設定が行われ、それらの条件は設定ファイルに記憶され、管理される。さらに、通信機能を有するように構成し、外部装置との間で通信を行える機能を持たせることもできる。
上位制御装置34は、上記の機能を有することから、処理装置であるCPU51と記憶部52とから構成される。記憶部52には上記のプログラムおよび条件データ等が記憶・保存されている。また上位制御装置34は、画像表示制御部53と通信部等を備える。加えて上位制御装置34にはインタフェース54を介して入力装置36が接続されており、入力装置36によって記憶部52に記憶される測定プログラム、測定条件、データ等を設定・変更することができるようになっている。
上位制御装置34のCPU51は、バス55を介して、コントローラ33の各機能部に対して上位の制御指令等を提供し、また画像処理部43やデータ処理部44等から画像データや探針の高さ位置に係るデータを提供される。
次に上記の走査型プローブ顕微鏡(原子間力顕微鏡)の基本動作を説明する。
試料ステージ11上に置かれた半導体基板等の試料12の表面の所定領域に対してカンチレバー21の探針20の先端を臨ませる。通常、探針接近用機構であるZステージ15によって探針20を試料12の表面に近づけ、原子間力を作用させてカンチレバー21に撓み変形を生じさせる。カンチレバー21の撓み変形による撓み量を、前述した光てこ式光学検出装置によって検出する。この状態において、試料表面に対して探針20を移動させることにより試料表面の走査(XY走査)が行われる。探針20による試料12の表面のXY走査は、探針20の側をXY微動機構29で移動(微動)させることによって、または試料12の側をXYステージ14で移動(粗動)させることによって、試料12と探針20の間で相対的なXY平面内での移動関係を作り出すことにより行われる。
探針20の側の移動は、カンチレバー21を備えるXY微動機構29に対してXY微動に係るXY走査信号s3を与えることによって行われる。XY微動に係る走査信号s3はコントローラ33内のXY走査制御部45から与えられる。他方、試料12の側の移動は、試料ステージ11のXYステージ14に対してX駆動制御部46とY駆動制御部47から駆動信号を与えることによって行われる。
上記のXY微動機構29は、圧電素子を利用して構成され、高精度および高分解能な走査移動を行うことができる。またXY微動機構29によるXY走査で測定される測定範囲については、圧電素子のストロークによって制約されるので、最大でも約100μm程度の距離で決まる範囲となる。XY微動機構29によるXY走査によれば、微小な狭域範囲の測定となる。他方、上記のXYステージ14は、通常、駆動部として電磁気モータを利用して構成するので、そのストロークは数百mmまで大きくすることができる。XYステージによるXY走査によれば、広域範囲の測定が可能となる。
上記のごとくして試料12の表面上の所定の測定領域を探針20でステップイン方式にて走査しながら、各測定点でフィードバックサーボ制御ループに基づいてカンチレバー21の撓み量(撓み等による変形量)が一定になるように制御を行う。カンチレバー21の撓み量は、常に、基準となる目標撓み量(基準電圧Vrefで設定される)に一致するよう に制御される。その結果、探針20と試料12の表面との距離は一定の距離に保持される。従って探針20は、試料12の表面の微細凹凸形状(プロファイル)をステップイン方式にて走査移動しながら、各測定点で探針の高さ信号を得ることによって試料12の表面の微細凹凸形状を計測することができる。本実施形態によるステップイン方式のXY方向の走査移動では、好ましい一例として、粗動機構であるXYステージ14が使用される。なおXYステージ14の代わりにXY微動機構29を用いることも可能である。
図2に基づいて光てこ式光学的検出装置による変位検出の原理を詳述する。上記カンチレバー21は、先端の探針20に作用する原子間力等に基づいて例えばHA1方向とHB1方向のいずれか一方または両方に変位が生じる。その結果、カンチレバー21に撓みや捩れ等の変形が生じる。カンチレバー変位検出部24において、レーザ光源26から出射されたレーザ光28はカンチレバー21の背面に照射され、当該背面で反射されて光検出器27に入射される。図2で、27aは受光面を示すものとする。初期条件では、探針20に力が加わっていない状態で反射レーザ光28の光検出器27の受光面27aでの入射スポット位置を記憶しておく。その後、カンチレバー21の変形による光検出器27の受光面27aでの当該スポット位置の移動方向を捉えることによって探針20に加わった力の大きさと方向を精度よく検出することができる。例えば図2で、探針20にHA1方向の力が加わったときには、光検出器27の受光面27aでHA2方向のスポット位置の変化を捉えることができる。また探針20にHB1方向の力が加わったときには、同受光面27aでHB2方向のスポット位置の変化を捉えることができる。HA1方向の力を捩れ方向力といい、HB1方向の力を撓み方向力という。
次に、上記構成を有する走査型プローブ顕微鏡において、図3と図4を参照して試料表面の凸面部での探針の位置の制御方法を具体的に説明する。図3は、試料12の表面の凸部斜面に沿ってステップイン方式で探針20が昇って行く時の探針制御方法を示し、図4は、当該探針制御方法を実施するための制御のフローチャートを示す。
図3において、探針12は、カンチレバー21の先端側から見た図を示している。探針20およびカンチレバー21に関係する周辺の構造部分の図示は省略する。また探針20は計測に必要な十分な長さを有する。図3において、探針20は、試料12の表面をステップイン方式にて走査しながら図3中左側から右側へ移動しているものとする。図3における、試料12の表面における水平部12aは試料表面の平坦な領域であり、傾斜部12bは凸部が形成される下部分が途中まで示されている。傾斜部12bの傾斜面はほぼ90°に近いものである。ステップイン方式で走査移動する探針20は、水平部12aでの走査では、試料表面に対する高さ位置を変えることなく、一定の高さ位置で測定点ごとにステップイン式の一連の動作を行う。この一連の動作は、一定の送りピッチで送る行程、探針を試料の表面に接近させる行程、探針を試料の表面に接触させる行程、接触位置を測定する行程、および探針を試料から退避させる行程である。
試料12の表面において、水平部12aから傾斜部12bに移行する過渡的な場所では、探針20の走査の領域が傾斜部12の傾斜面であるということが判明した段階で、探針20の接近方向が変更される。すなわち、試料12の表面の水平部12aでは、探針20の先端部は水平部12aに接近するように図3中上下方向(Z軸方向)で移動させるが、傾斜部12bに対しては、その前の既に測定動作が終了した少なくとも2つの測定点の測定値に基づいて傾斜面であることが判明した段階で、傾斜部12bの傾斜面に直交するように当該傾斜面に向って接近させる。その後は、測定しようとする試料表面に変化が生じない限りにおいて、探針20は傾斜部12bの傾斜面に沿って移動しながら同じ条件で接近・退避を行う。
図3に即して説明する。図3では、試料12の表面における水平部12aと傾斜部12bで一例として仮に3つの測定点Mn−1,M,Mn+1が示され、各測定点に対してDn−1,D,Dn+1が示されている。Dn−1,D,Dn+1のそれぞれは位置計測値(データ)である。またここで、n−1,n,n+1はデータの取得順番を示す添え字である。
上記の3つの測定点は、試料表面が平坦であるとき、当該試料表面を平面図として見たときの測定位置として予め設定されている。すなわち、各測定点のX座標値とY座標値は、原則的に、基準点に基づき定められている。ただし本実施形態による探針制御方法によれば、試料表面において凹凸形状に基づく傾斜面があるときには、試料表面上の移動距離を一定に保持しつつ探針20は傾斜面に沿って移動させることになる。
また図3では、探針20の先端部の位置を点Pn−1,P,Pn+1 として明示している。探針20の先端部の位置Pn−1,P,Pn+1 は、試料12の表面の凹凸形状に応じて任意に決められる。本実施形態に係る走査型プローブ顕微での走査移動はステップイン方式であるため、探針20の先端部は、原則的に、試料表面に平行に移動する走査移動時に試料表面から所要の距離だけ離れている。探針20は、測定の際には試料12の測定領域の表面の形状に沿って移動するように制御される。従って、図3に示された試料12の表面に関して、探針20の先端部の位置Pn−1,P,Pn+1 は試料表面の平坦形状および凸斜面形状に沿って決められる。このように、ステップイン式の走査移動で、試料12の表面の形状に沿って探針20の先端部の位置(Pn−1,P,Pn+1等)を決定していく仕方に、本発明に係る探針制御方法の特徴がある。すなわち、既に得られた位置計測値に基づいて次に計測を行う試料表面(平坦面または傾斜面等)の点を決め、かつこの決められた試料表面の点に向って探針20の先端部を接近させるように探針20を位置制御する。以下に、探針制御方法の代表的な例を説明する。ここでは、最初の(n−1)番目とn番目の2つの測定点での位置計測が行われた後、次のn+1番目の測定点へのステップイン動作を決定する探針制御方法を説明する。
最初に、既に得られている、試料12の表面の形状を示す位置計測値のデータDn−1,Dを入力する(ステップS11)。
次にn+1番目の測定点で探針20が試料表面に接近する接近ベクトル(α<dn−1>)を演算する(ステップS12)。
すなわち、まずデータDn−1とDに基づいてDn−1を始点としかつDを終点とするベクトル<Dn−1>(ここで「<K>」の表記はベクトル量Kを表すものとする)を算出する。次に、ベクトル<Dn−1>に対する垂直ベクトルであって、ベクトル<Dn−1>とその1つ前の接近ベクトル61が作る平面内に含まれる単位ベクトル<dn−1>を演算する。そして、これをα倍したものを接近ベクトルα<dn−1>とする。なお単位ベクトル<dn−1>については、計測時のフィード方向ベクトル(走査の送り方向ベクトル)とベクトル<Dn−1>の両方に垂直な方向にベクトル<dn−1>をとってもよい。
次に、n+1番目の測定点における探針接近開始位置Pn+1、すなわち探針20の先端部の位置Pn+1を演算する(ステップS13)。
探針接近開始位置Pn+1は、既に求められた計測位置Dn、ベクトル<Dn−1>、接近ベクトルα<dn−1>を用いて、Pn+1=D+<Dn−1>+α<dn−1>の式に基づいて算出する。
次に、n+1番目のステップイン処理による測定動作を行う(ステップS14)。このステップS14では、探針20を位置Pから次の探針接近開始位置Pn+1に移動させると共に、さらに探針20の接近方向を変更する。探針接近開始位置Pn+1から探針20を接近ベクトルα<dn−1>に基づいてステップイン処理を行い、次の計測値Dn+1を取得する。
次に、判断ステップS15で、測定を終了するか否かを判断し、NOのときにはステップS11に戻り、YESのときには測定動作を終了する。こうして、試料12の表面における予定測定点の測定を実行する。
上記のステップS14でのステップイン処理による測定動作では、探針20と試料12の間で相対的な並行移動または接近・退避移動を行わせる。探針20と試料12の間の相対的な移動動作は、微動機構と粗動機構をいずれを用いても行うことができる。
上記の探針制御方法では、ステップS12で、既に測定した少なくとも2つの測定点の測定値と探針20を試料12の表面に接近させるときの移動方向に係るベクトルとから、試料表面の垂線方向に係るベクトルを演算して接近ベクトルとしたが、頻繁に接近方向を変えるのではなく、演算された垂線方向に係るベクトルと1つ前に実行された接近方向ベクトルとの差が無視できない一定量以上の値をとるときに、探針20の接近方向を変更するのが好ましい(ステップS12)。必要に応じて探針20の接近方向が変更されたときには、変更された接近方向を用いて退避する動作、次の測定点での再度の接近動作が行われる。
なお、変更する接近方向としては、上記のように演算した試料表面の垂線方向とするのが良いが、装置によってはこの方向への接近が不都合な場合もあるので、そのような場合は、探針20と試料12の相対的な距離を変える移動機構の自由度のうち演算した試料表面の垂線方向に近い軸を選択することが好ましい。
また上記の探針制御方法の実施形態でのステップS13において、位置Pn+1を演算する代わりに位置P をP=D+α<dn−1>として計算し、これによりそのDの位置で計測精度を上げるためのやり直しを行うこともできる。
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎず、また数値および各構成の組成(材質)については例示にすぎない。従って本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
本発明は、走査型プローブ顕微鏡によるステップイン方式の測定で各測定点での接近方向および接近開始位置をその前の少なくとも2つの測定点での測定値情報を利用して算出し、探針の位置制御の簡素化するのに利用される。
本発明に係る探針制御方法が適用される走査型プローブ顕微鏡の測定部と制御部の全体的な装置構成を示す構成図である。 走査型プローブ顕微鏡におけるカンチレバーおよび探針と光てこ式光学検出装置の関係を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る探針制御方法でのステップイン方式による探針の走査・測定動作の例を説明するための図である。 本実施形態に係る探針制御方法の処理プロセスを示すフローチャートである。
符号の説明
11 試料ステージ
12 試料
14 XYステージ
15 Zステージ
16 試料ホルダ
20 探針
21 カンチレバー
23 Z微動機構
29 XY微動機構
33 コントローラ
34 上位制御装置

Claims (5)

  1. 試料に対向する探針を有する探針部と、前記試料と前記探針の間に作用する物理量を検出する検出部と、前記探針が前記試料の表面を走査するとき前記検出部で検出される前記物理量に基づき前記試料の表面情報を測定する測定部と、少なくとも2自由度を有する移動機構を備え、前記移動機構によって前記探針と前記試料の相対的な位置関係を変化させ、前記探針が前記試料の表面をステップイン式で走査しながら前記測定部によって前記試料の表面を測定する走査型プローブ顕微鏡に適用される探針制御方法であり、
    前記探針を前記試料の表面の形状に沿って移動させるとき、既に実行された測定動作で得た少なくとも2つの測定点での測定値に基づいて、測定動作が予定される次の測定点での前記探針の接近方向を決めることを特徴とする走査型プローブ顕微鏡の探針制御方法。
  2. 測定動作が予定される前記次の測定点に対して、前記探針を、その接近開始位置に移動させる行程で、
    前記次の測定点での接近ベクトルを、その前の前記少なくとも2つの測定点の前記測定値によって演算する第1演算ステップと、
    前記第1演算ステップで算出された前記接近ベクトルを用いて前記次の測定点の前記接近開始位置を演算する第2演算ステップとを含む、
    ことを特徴とする請求項1記載の走査型プローブ顕微鏡の探針制御方法。
  3. 前記少なくとも2つの測定点での測定値と前記探針を前記試料の表面に接近させるときの移動方向に係るベクトルとから、前記試料の表面の垂線方向に係るベクトルを算出するステップと、
    この垂線方向に係るベクトルと既に実行された最新の接近方向ベクトルとの差が一定以上の値をとるときに前記探針の前記接近方向を変更するステップを含む、
    ことを特徴とする請求項1記載の走査型プローブ顕微鏡の探針制御方法。
  4. 前記接近方向を変更する必要が生じたとき、その場で変更した接近方向を用いて退避するステップと、退避位置から前記接近方向を用いて再度接近し測定するステップを含むことを特徴とする請求項3記載の走査型プローブ顕微鏡の探針制御方法。
  5. 変更する前記接近方向としては、前記探針と前記試料の相対的な距離を変える前記移動機構の自由度のうち前記垂直線方向に近い軸を選択することを特徴とする請求項3記載の走査型プローブ顕微鏡の探針制御方法。
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