JPH07502436A - 球状に湾曲した浅鍋（中華鍋） - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 球状に湾曲した浅鍋（中華鍋） 本発明は中国で慣用されているような、球状に湾曲した浅鍋（中華鍋）に関する 。

この浅鍋は通常、直火又はガス久で使用される。この場合最深部である小領域が 最も強く熱せられる。料理人の極意（表　小さく切られた料理素材を肉と野菜と に分けて、常時かき回し且つ動かし、肉を中央で焼き又はつけ汁で煮る一方野菜 を浅鍋の高くなった周辺部分で低い熱で煮炊きするということにある。

しかし公知の浅鍋（表　安定しないので、平らな加熱面を有するレンジ上では使 用できない。更にレンジ面との接触面が、十分に熱を伝達するために］表　小さ すぎる。

アメリカ合衆国特許公報４，４９１，２３５により、底の下面に平らな膨出部を 有する鋳物金属製の中華鍋が公知ではある。この中華鍋は安定してはいるが、重 いので、柄を手で持つ中国の独特な方法では取り扱いにくい。また、この公知の 中華鍋は誘導加熱レンジでは使用できない材料からなる。

本発明の目的（上　浅鍋内で中国式に処理でき且つ食物乞慣例の方法で異なった 環状加熱域で調理可能な、平面誘導加熱レンジ上で使用できる球状に湾曲した浅 鍋を提供することである。

この目的を達成するために、本発明において、板金で作られた浅鍋の最深点近く の下面に、誘導加熱可能な金属より成る支持手段が装着されている。支持手段（ 表　平らな誘導加熱面から放射するエネルギーを熱伝導によってその上にある浅 鍋の領域へ伝達す支持手段は浅鍋の対応する環状領域を加熱するための最深点を 取り巻く環状体である。個々の環は実質的に平らな断面を有し、フランジ状の細 片が浅鍋に、例えば溶接又は金属被覆法によって取り付は可能である。また、環 状体は異なる厚さの管形断面を有する環によって形成してもよく、より大きな直 径の環は各々、より厚く形成される。またこの環は硬質はんだ例は又は溶接によ って浅鍋に熱伝導良く結合されている。当然ながら環は効果的に同心上に設けら れている。

誘導加熱レンジの場合、その上に置かれた浅鍋の透磁性底内部で誘導されるうず 電流が平らな底部の急速且つ均等な加熱を生じさせる。周波数を適切に設定する ことによって、浸透の深さが浅く、即ち浅鍋を載せる面上方のわずがな距離範囲 にある層が加熱されるだけである。従って本発明の支持手段は、球状に湾曲した 浅鍋の最深領域が浅鍋を載せる面に接触するように、又はその面からほんの僅か に離間するように設計されている。この最深部は最大熱を受ける。

また径向きに最深点に続く領域に熱を供給する目的で、環状体の外環をより高い 位置に設けることが提案されている。この場合、誘導浸透域内にある環の下端部 だけが加熱さ托　この熱が熱伝導によって上にある浅鍋の壁内へ伝達されるとい うことを前提にしている。このような熱伝導を促進し且つ一定の蓄熱効果により 均等な温度分布を達成するために（表　更に環に内部で熱接触し、特別高い熱伝 導率及び／又は熱容量を有する材料を１間の環状空間に充填すれば効果的である 。例えばアルミニウムが適切である。

複数の環を使用する代わりに、支持手段を一体部品と（７て、即ち平らな取付面 と浅鍋との間の空間を埋める環として形成することも可能である。重量削減のた めに、浅鍋に対向する環の上側には同心上に環状の溝を設けてもよい。この環状 溝にも熱伝導の良い材料が充填さ札　効果的に複合金属体として形成されている 。

またこの環（表　浅鍋の壁（二非常に周到に且つ良く熱伝導するように固定され なければならない。

本発明の実施例は図面により以下詳細に説明される。

図］１ヨ　球形浅鍋を脂環と共に部分的に軸方向の断面図で示す。

図２（表　他の実施例の球形浅鍋を部分的に軸方向断面図で示す。

図３（表　球形浅鍋の底領域を軸方向断面図で拡大して示し、左右に装着された 環の異なる実施例の断面図が示されている。

図１に示されている浅鍋１は二つの把手２と三つの同心脂環３とを有し、同心の 環状脚部３の弓形断面は浅鍋中央に向けて前方に膨出している。脚部３の上端領 域は、浅鍋の膨らみに合わせて、浅鍋に溶着されている。

図２の球形浅鍋４の場合、支持手段は四つの同心上の環５から成り、同心環５の 上端部は、浅鍋４の膨らみに合わせてフランジ状に外側方向に曲げられている。

この端部６も浅鍋に固着し且つ良熱伝導結合されている。環５間の三つの環状中 空部内にはアルミニウム充填材７が詰めてあり、環に良熱伝導結合されている。

異なる高さの環５の下端部は共に、使用面に平行な平面を形成している。環状体 （、ｔ、図１に示す実施例のように、浅鍋の最深点が使用面にほぼ接触するよう に設計されている。

図３の球形浅鍋は平面誘導加熱レンジを予定している。図３の右側の模範実施例 で１　円管形断面を有する三つの中空環８が設けられている。最奥の環（、ｔ、 最小の直径又は最小の厚さの断面を有する。それより外にある環（友　次第によ り大きな厚さを有することによって、各環が使用面と浅鍋の壁との間の間隔を橋 絡する。

図３の左側に（表　図３の右側に示した環状体とほぼ同一の幅を有する本来、塊 状の環９が設けられている。環９には上方から四つの同心溝１０が設けられてい る。外側にある溝の方が、より小さな幅を有する。溝１０には環８の空間と同じ く良熱伝導金属を充填してもよい。

即ち、図示されている全ての環状体は、使用面上方の数ミリメーターの範囲が誘 導加熱されるだけなので、環９の場合、この熱は個々の突条を介して、また環８ の場合は（断面に対して）周方向に、浅鍋壁との結合箇所に到達する。即ち浅鍋 （上　所望どおりに、最深部位で直接誘導加熱により高熱になり、最深部位を取 り巻く環状域内では、間接加熱だけが生じるので、低熱となる。

更に本発明の支持手段（、ｔ、優れた片手操作に最も重要な要素である浅鍋の重 量を何ら実質的に重くするものではない。

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．板金より形成された浅鍋の下面の最深点の近くに誘導加熱可能な金属から成 る支持手段が装着されていて、該支持手段が平面誘導加熱面から放射されるエネ ルギーを熱伝導によって、その上にある浅鍋の領域に伝達することを特徴とする 中国で慣用されているような球状に湾曲した浅鍋（中華鍋）。
2. ２．支持手段が最深点を取り巻く環状体であって、該環状体が浅鍋の対応する環 領域を加熱することを特徴とする請求項１記載の浅鍋。
3. ３．環状体が環（３、５）を有し、該環が実質的に平らな断面を有し且つフラン ジ状の縁部が浅鍋（１、４）に面固定されていることを特徴とする請求項２記載 の浅鍋。
4. ４．環状体が異なる厚さの管形断面を有する環（８）から成り、より大きな直径 の環が各々、より厚いことを特徴とする請求項２記載の浅鍋。
5. ５．環状体が複数の同心上に設けられている環（３、５、８）から成ることを特 徴とする請求項２記載の浅鍋。
6. ６．支持手段が平らな使用面と浅鍋との間の空間を埋める環（９）であり、該環 が浅鍋に面した面に同心的な環状溝（１０）を有することを特徴とする請求項１ 記載の浅鍋。
7. ７．環（５）間の空間が高熱伝導性及び／又は蓄熱性充填材（７）で充填されて いることを特徴とする請求項２記載の浅鍋。
8. ８．環（５）が充填材（７）と共に複合金属体を成すことを特徴とする請求項７ 記載の浅鍋。