JPH0747058Y2 - 電化調理用鍋 - Google Patents
電化調理用鍋Info
- Publication number
- JPH0747058Y2 JPH0747058Y2 JP1991031562U JP3156291U JPH0747058Y2 JP H0747058 Y2 JPH0747058 Y2 JP H0747058Y2 JP 1991031562 U JP1991031562 U JP 1991031562U JP 3156291 U JP3156291 U JP 3156291U JP H0747058 Y2 JPH0747058 Y2 JP H0747058Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side wall
- pan
- heat
- pot
- electric cooking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cookers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、食品の煮炊き、特に炒
めものに使用する電化調理用鍋に関するものである。
めものに使用する電化調理用鍋に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】鍋による食品の加熱調理に使用する加熱
器として、近年、電磁誘導加熱器により鍋自体を発熱さ
せる方式の電磁加熱器やハロゲンヒータを熱源とするハ
ロゲン加熱器等が、ガスを使用するこれまでの加熱器に
比べて火炎による空気汚染等の問題が少なく、安全且つ
清潔で熱効率の優れた加熱器として急速に普及しつつあ
る。
器として、近年、電磁誘導加熱器により鍋自体を発熱さ
せる方式の電磁加熱器やハロゲンヒータを熱源とするハ
ロゲン加熱器等が、ガスを使用するこれまでの加熱器に
比べて火炎による空気汚染等の問題が少なく、安全且つ
清潔で熱効率の優れた加熱器として急速に普及しつつあ
る。
【０００３】ところが、この近年普及の加熱器に鍋を載
せて食品を加熱調理を行う場合、加熱器から発する磁力
線やハロゲンヒータの熱等が鍋底部分にだけ作用し、従
来の鍋は軽量化のため側壁が底部に較べてきわめて薄く
してあるため、その熱が側壁を通じて内容物までは伝わ
りにくいという欠点があり、内容物を均一に加熱するこ
とが困難であった。このことは炒めものには調理される
内容物を均一温度に寄与する水の媒体が充分でないた
め、このような加熱器で調理しても迅速に全体を加熱す
ることができない。
せて食品を加熱調理を行う場合、加熱器から発する磁力
線やハロゲンヒータの熱等が鍋底部分にだけ作用し、従
来の鍋は軽量化のため側壁が底部に較べてきわめて薄く
してあるため、その熱が側壁を通じて内容物までは伝わ
りにくいという欠点があり、内容物を均一に加熱するこ
とが困難であった。このことは炒めものには調理される
内容物を均一温度に寄与する水の媒体が充分でないた
め、このような加熱器で調理しても迅速に全体を加熱す
ることができない。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】本考案の課題は、熱伝
導に優れ、全体を迅速に且つ均一に加熱することができ
る電化調理用鍋を提供することにある。
導に優れ、全体を迅速に且つ均一に加熱することができ
る電化調理用鍋を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本考案の電化調理用鍋は、鍋底の肉厚を側壁と同じ
かそれよりも厚くし、該側壁の外面に、鍋底からの熱を
該側壁に伝える複数の熱伝導用のリブを放射状に形成し
たことを特徴とするものである。
め、本考案の電化調理用鍋は、鍋底の肉厚を側壁と同じ
かそれよりも厚くし、該側壁の外面に、鍋底からの熱を
該側壁に伝える複数の熱伝導用のリブを放射状に形成し
たことを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】側壁にリブを形成したことにより、その部分で
側壁の水平断面積が増大し、伝導性が良くなるため、加
熱器により鍋底が加熱されると、その熱はリブを介して
直ちに側壁に伝わり、鍋全体がほぼ均一に加熱され、側
壁を鍋底と同等の厚みにした鍋に較べて軽量にすること
が出来る。
側壁の水平断面積が増大し、伝導性が良くなるため、加
熱器により鍋底が加熱されると、その熱はリブを介して
直ちに側壁に伝わり、鍋全体がほぼ均一に加熱され、側
壁を鍋底と同等の厚みにした鍋に較べて軽量にすること
が出来る。
【０００７】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基ずいて詳細
に説明するに、図１及び図２は、本考案の一実施例とし
て電磁誘導加熱に使用するための鍋を示し、該鍋は、鍋
本体１と該鍋本体１の一側面に取付けられた把手２とで
構成されている。
に説明するに、図１及び図２は、本考案の一実施例とし
て電磁誘導加熱に使用するための鍋を示し、該鍋は、鍋
本体１と該鍋本体１の一側面に取付けられた把手２とで
構成されている。
【０００８】上記鍋本体１は、アルミニウムからなって
いて、鍋底１ａの外面に電磁誘導発熱体としての磁性体
層３を備えたもので、該磁性体層３の発熱により加熱さ
れる鍋底１ａの肉厚を側壁１ｂと同じかそれよりも厚く
形成し、該側壁１ｂの外面に、複数の伝導用のリブ４を
放射状に形成している。そして薄肉の側壁１ｂにリブ４
を形成することにより、その部分で側壁１ｂの水平断面
積が増大し、熱伝導が良くなる為、鍋底１ａからの熱が
側壁１ｂ全体に迅速に且つ均一に伝わるようになる。
いて、鍋底１ａの外面に電磁誘導発熱体としての磁性体
層３を備えたもので、該磁性体層３の発熱により加熱さ
れる鍋底１ａの肉厚を側壁１ｂと同じかそれよりも厚く
形成し、該側壁１ｂの外面に、複数の伝導用のリブ４を
放射状に形成している。そして薄肉の側壁１ｂにリブ４
を形成することにより、その部分で側壁１ｂの水平断面
積が増大し、熱伝導が良くなる為、鍋底１ａからの熱が
側壁１ｂ全体に迅速に且つ均一に伝わるようになる。
【０００９】上記磁性体層は、鉄等の磁性材を１５００
℃以上の高温で（例えば１６００℃程度）で溶融し、そ
れを高圧で噴射することにより形成される。上記鍋本体
１の底部外周には、鍋底１ａを電磁調理器５上に一定の
距離を保った状態で載置するための脚を必要に応じて形
成することができる。
℃以上の高温で（例えば１６００℃程度）で溶融し、そ
れを高圧で噴射することにより形成される。上記鍋本体
１の底部外周には、鍋底１ａを電磁調理器５上に一定の
距離を保った状態で載置するための脚を必要に応じて形
成することができる。
【００１０】上記構成を有する鍋１を電磁調理器５上に
載置し、電磁コイルに通電すると、該電磁コイルからの
磁力線が磁性体層３に作用し、電磁誘導作用によって該
磁性体層３が発熱するため、鍋底１ａがまず加熱され
る。鍋底１ａの熱は、次第に側壁１ｂに伝わっていく
が、該側壁１ｂのリブ４を形成した部分の水平断面積が
増大して伝導性が高くなっているため、上記熱は主とし
てこのリブ４を形成した部分を伝わって側壁１ｂ全体に
伝わり、鍋全体がほぼ均一に加熱されることになる。
載置し、電磁コイルに通電すると、該電磁コイルからの
磁力線が磁性体層３に作用し、電磁誘導作用によって該
磁性体層３が発熱するため、鍋底１ａがまず加熱され
る。鍋底１ａの熱は、次第に側壁１ｂに伝わっていく
が、該側壁１ｂのリブ４を形成した部分の水平断面積が
増大して伝導性が高くなっているため、上記熱は主とし
てこのリブ４を形成した部分を伝わって側壁１ｂ全体に
伝わり、鍋全体がほぼ均一に加熱されることになる。
【００１１】上記鍋１は、そのままハロゲン加熱器に載
せても同様の作用効果を得られる。又該鍋１をガス加熱
器等に使用する場合の熱伝達はリブ４によって火炎から
の熱を吸収する熱伝達面積が拡大されているため水平断
面積の増大と相かさなって、加熱効率が非常に良好とな
る。
せても同様の作用効果を得られる。又該鍋１をガス加熱
器等に使用する場合の熱伝達はリブ４によって火炎から
の熱を吸収する熱伝達面積が拡大されているため水平断
面積の増大と相かさなって、加熱効率が非常に良好とな
る。
【００１２】なお、上記実施例の鍋１は、電磁誘導加熱
用の鍋として構成されているため、アルミニウム製のも
のの鍋底１ａに磁性体層３を備えているが、全体を鉄と
することもでき、図示しないハロゲン加熱器による加熱
の場合にはアルミニウムのみによって形成することもで
きる。
用の鍋として構成されているため、アルミニウム製のも
のの鍋底１ａに磁性体層３を備えているが、全体を鉄と
することもでき、図示しないハロゲン加熱器による加熱
の場合にはアルミニウムのみによって形成することもで
きる。
【００１３】
【考案の効果】以上に詳述した如く、本考案の鍋によれ
ば、側壁に複数のリブを放射状に形成したことにより側
壁全体の肉厚を鍋底と同様に厚くした場合に比して、鍋
自体を軽量化し、その部分で側壁の水平断面積が増大し
たので、鍋底の熱がリブを介して側壁全体に熱伝導し、
内容物が迅速に且つ均一に加熱される。またリブが意匠
的にも活用できるので、併せて利点があることになる。
ば、側壁に複数のリブを放射状に形成したことにより側
壁全体の肉厚を鍋底と同様に厚くした場合に比して、鍋
自体を軽量化し、その部分で側壁の水平断面積が増大し
たので、鍋底の熱がリブを介して側壁全体に熱伝導し、
内容物が迅速に且つ均一に加熱される。またリブが意匠
的にも活用できるので、併せて利点があることになる。
【図１】 本考案の電化調理用鍋の一実施例を示す底面
図である。
図である。
【図２】 図１におけるＡ−Ａの断面図である。
１ 鍋本体 １ａ 鍋底 １ｂ 側壁 ２ 把手 ３ 磁性体層 ４ ルブ ５ 電磁調理器
Claims (1)
- 【請求項１】 鍋底の肉厚を側壁と同じかそれよりも厚
くし、該側壁の外面に、鍋底からの熱を該側壁に伝える
複数の熱伝導用のリブを放射状に形成したことを特徴と
する電化調理用鍋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991031562U JPH0747058Y2 (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 電化調理用鍋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991031562U JPH0747058Y2 (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 電化調理用鍋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04121820U JPH04121820U (ja) | 1992-10-30 |
| JPH0747058Y2 true JPH0747058Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=31914789
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991031562U Expired - Lifetime JPH0747058Y2 (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 電化調理用鍋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0747058Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3017729U (ja) * | 1995-05-08 | 1995-11-07 | 今田 芳 | ゴルフ・スエー防止ソール |
-
1991
- 1991-04-08 JP JP1991031562U patent/JPH0747058Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04121820U (ja) | 1992-10-30 |
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