JPH0427441Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0427441Y2
JPH0427441Y2 JP1984041429U JP4142984U JPH0427441Y2 JP H0427441 Y2 JPH0427441 Y2 JP H0427441Y2 JP 1984041429 U JP1984041429 U JP 1984041429U JP 4142984 U JP4142984 U JP 4142984U JP H0427441 Y2 JPH0427441 Y2 JP H0427441Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
heating element
plate
equalizing plate
heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984041429U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60155421U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4142984U priority Critical patent/JPS60155421U/ja
Publication of JPS60155421U publication Critical patent/JPS60155421U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0427441Y2 publication Critical patent/JPH0427441Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surface Heating Bodies (AREA)
  • Cookers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、鍋等電気調理器、電気やかんなどの
容器に装着するヒータに関する。
[従来技術とその問題点] 現在電気調理器のヒータ主としてシーズヒータ
が利用されているが、経済的シーズヒータの欠点
はシーズヒータ表面の温度が280℃以上に昇温で
きないことにある。従つてアルミ製台部(放熱
板)にシーズヒータを組込んでも、アルミ製放熱
板表面が280℃以上にはならない。
熱伝導QはQ=K,ΔT,s×tで示される。
Kは定数、ΔTは被加熱物とヒータ表面の温度
差、sは伝熱面積、tは時間である。s,tが一
定としてもΔTを上げればQは上昇する。
しかし、シーズヒータとアルミ製放熱板の組合
わせでは上記ΔTをより高めることはできない。
従つて、第3図のaに示すようにヒータの表面
温度の設定温度を低くする必要があつた。その為
に第3図のbに示すように沸騰までの時間が長く
掛かる欠点が生じていた。
このため、実公昭51−43906号公報に開示され
るように、発熱体を熱伝導性の良い金属板の押え
板及び均熱板で挟むことが考えられるが、発熱体
の熱は金属板の押え板を経由して上方へ、均熱板
を経由して下方へ放射されるだけであるため、熱
的に分離され、発熱体からの熱をその上方に設け
られた容器に対して素早く、しかも効率良く伝熱
させることができなかつた。
[目的] この考案は前記欠点を一掃し、発熱体からの熱
を容器に対して素早く、しかも効率良く伝熱させ
ることの可能なヒータを提供することを目的とす
る。
[概要] この考案は容器の底部に設けられる発熱素子
と、この発熱素子の上下を挟む耐熱電気絶縁物
と、前記発熱素子及び絶縁物の側部を囲んで設け
られる側部均熱板と、前記絶縁物及び側部均熱板
の底部に設けられる下部均熱板とを具備するもの
である。
[実施例] 次にこの考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
1は電気鍋の調理容器であり、2はこの容器1
を着脱自在に受承する受台であつて、この受台2
の凹状内板2aには加熱用ヒータ3が設けられて
いる。この加熱用ヒータ3は第2図に示すよう
に、ニクロム線等発熱素子4をマイカ板等第1耐
熱電気絶縁物5に巻付け、さらにこの上下を第
2,3耐熱電気絶縁物6,7で挟み、これをアル
ミニウム製の側部均熱板8で発熱素子4の側方及
び前記第2,第3耐熱電気絶縁物6,7の側方を
囲み、さらに前記下部均熱板9で発熱素子4の下
方を囲み、この上方即ち容器1の底部寄りをステ
ンレスなどの耐熱性放熱板10で密着する。さら
に、前記下部均熱板9の下方には炭素綱などのシ
ーム板11を設け放熱板10とシーム板11で内
部を封じて成る。
尚、側部均熱板8はリング状であつて、耐熱電
気絶縁物5,6、7の側部を囲んで設けられ、さ
らに、側部均熱板8及び電気絶縁物5,6、7の
底部に下部均熱板9を配設することによつて、前
記素子4、耐熱電気絶縁物5,6,7の三方を囲
むものである。又耐熱性放熱板10の端部を下部
シーム板11の端部まで屈曲延設して側部均熱板
8、下部均熱板9を封じている。前記下部シーム
板11の適所には取り付け用脚12によつてヒー
タ3が内板2aの底部に取付けられる。
又下部均熱板9と下部シーム板11にはリード
線16のガイド孔18が形成されている。
尚、13は受台2の外板2bの適所に装着した
ヒータ3の操作部であつて、この操作部13を設
定温度とすると、下部均熱板9に先端を連結した
検温板20により動作するサーモスタツト19に
よつてヒータ3への給電を制御するものである。
14は調理用容器1の蓋、15は受台2の脚、1
7はリード線16の絶縁材である。
しかして、操作部13を所望温度に設定すると
ヒータ3へ給電され、発熱素子4が発熱し、この
熱が均熱板8,9に伝熱されて耐熱性放熱板10
を高温に加熱し、受承された調理用容器1を加熱
するものである。
以上のように、発熱素子4を挟む耐熱電気絶縁
物5,6,7の側部を囲むようにして側部均熱板
8を設けるとともに、この電気絶縁物5,6,7
と側部均熱板8との底部に下部均熱板9を設ける
ことによつて、三方からの熱、つまり、発熱素子
4より容器1に対して直接伝熱される熱と、発熱
素子4の側方より側部均熱板8を経由して伝熱さ
れる熱と、発熱素子4の下方より下部均熱板9を
経由して側部均熱板8を介して伝熱される熱とを
上方へ誘導して、耐熱性放熱板10に高温の状態
で伝熱することが可能となる。このため、発熱素
子4からの熱は2枚の均熱板8,9の組合せによ
つて素早く容器1の底面に伝熱し、容器1を効率
良く加熱することができる。
また、発熱素子4を耐熱電気絶縁物5,6,7
で挟み、この絶縁物を熱伝導率の高い均熱板8,
9で三方を囲み、さらにこの均熱板8,9の電気
調理器、電気やかんなどの調理用容器1の底部寄
りを耐熱性放熱板10で囲むことにより、特に耐
熱性放熱板10を均熱板8,9の上部、即ち調理
用容器の底部寄りに設けることにより。ヒータ3
が高温となつてもヒータ3の変形を防止できる。
この為に前記式における伝熱面積sに変化が生ぜ
ず、380℃迄加熱することができ、前記式におけ
る温度差ΔTを大とすることができ、熱伝導を向
上させることが可能となつた。
第3図のb,dに示すように従来の電気鍋では
1040Wで2の水を沸騰させる為に25分を要して
いたが、この考案のものでは880Wで2の水を
22,3分で沸騰することができ、熱供給の大きい
電気調理器、電気やかんを提供することができ
る。
[変形例] 実施例では調理用容器1がヒータ3と脱着自在
なものを示したが、一体形にしても良い。
[考案の効果] 本考案は容器の底部に設けられる発熱素子と、
この発熱素子の上下を挟む耐熱電気絶縁物と、前
記発熱素子及び絶縁物の側部を囲んで設けられる
側部均熱板と、前記絶縁物及び側部均熱板の底部
に設けられる下部均熱板とを具備するものであ
り、三方からの熱、つまり、発熱素子より容器に
対して直接伝熱される熱と、発熱素子の側方より
側部均熱板を経由して伝熱される熱と、発熱素子
の下方より下部均熱板を経由して側部均熱板を介
して伝熱される熱とを2種類の均熱板を組合わせ
ることによつて上方に誘導して伝熱することが可
能となる。このため、発熱素子からの熱は素早く
容器の底面に伝熱し、容器を効率良く加熱するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示しており、第1
図は一部切欠き正面図、第2図は加熱ヒータ装置
の断面図、第3図は温度と時間のグラフである。 1……調理用容器、2……受台、3……加熱用
ヒータ、4……発熱素子、5,6,7……耐熱電
気絶縁物、8……側部均熱板、9……下部均熱
板、10……耐熱性放熱板、11……シーム板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器の底部に設けられる発熱素子と、この発熱
    素子の上下を挟む耐熱電気絶縁物と、前記発熱素
    子及び絶縁物の側部を囲んで設けられる側部均熱
    板と、前記絶縁物及び側部均熱板の底部に設けら
    れる下部均熱板とを具備することを特徴とするヒ
    ータ。
JP4142984U 1984-03-22 1984-03-22 ヒータ Granted JPS60155421U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4142984U JPS60155421U (ja) 1984-03-22 1984-03-22 ヒータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4142984U JPS60155421U (ja) 1984-03-22 1984-03-22 ヒータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60155421U JPS60155421U (ja) 1985-10-16
JPH0427441Y2 true JPH0427441Y2 (ja) 1992-07-01

Family

ID=30551244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4142984U Granted JPS60155421U (ja) 1984-03-22 1984-03-22 ヒータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60155421U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5143906U (ja) * 1974-09-30 1976-03-31
JPS5415335B2 (ja) * 1975-09-27 1979-06-14

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5415335U (ja) * 1977-07-01 1979-01-31

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5143906U (ja) * 1974-09-30 1976-03-31
JPS5415335B2 (ja) * 1975-09-27 1979-06-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60155421U (ja) 1985-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0427441Y2 (ja)
JP2988050B2 (ja) 電気炊飯器
JP3689664B2 (ja) 調理装置およびその加熱制御方法
JPH0117362B2 (ja)
JPS6124179Y2 (ja)
CN213155348U (zh) 电热装置
JP2935077B2 (ja) 炊飯器
JPH049941Y2 (ja)
JPH056913Y2 (ja)
JPH0532013Y2 (ja)
JPH0747058Y2 (ja) 電化調理用鍋
JPS5929609Y2 (ja) 電気炊飯器
JPS5838517A (ja) 炊飯器
JPS5927846Y2 (ja) 電気調理器
JPS5846750Y2 (ja) 電気調理器の熱板
JP2997148B2 (ja) 電気調理器
JPH0112672Y2 (ja)
EP2329748A1 (en) Heating device and method for producing a heating device
JPH0446134B2 (ja)
JPS6213005B2 (ja)
JPS5920814Y2 (ja) 炊飯器
JPS6310109Y2 (ja)
JPH0640712U (ja) 断熱材を用いた電熱器及び断熱電熱板
JPS5927857Y2 (ja) 電気調理器
JPH0127589Y2 (ja)