JPH049941Y2 - - Google Patents

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JPH049941Y2
JPH049941Y2 JP16244084U JP16244084U JPH049941Y2 JP H049941 Y2 JPH049941 Y2 JP H049941Y2 JP 16244084 U JP16244084 U JP 16244084U JP 16244084 U JP16244084 U JP 16244084U JP H049941 Y2 JPH049941 Y2 JP H049941Y2
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heat
plate
heater
thermostat
cooking container
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はステンレス鋼又は鉄に防蝕鍍金琺瑯
被覆、又はシリコン被覆を施した鍋等の調理容器
にマイカヒータ等の発熱素子により電熱的加熱を
与えて、サーモスタツトによつて調理容器内の水
温又は油温をコントロールする万能鍋又は天ぷら
鍋等の鍋等電気調理器に関する。
〔従来の技術〕
調理容器の下部に加熱用ヒータと、このヒータ
の温度調節用サーモスタツトを具備する鍋等の電
気調理器は実公昭56−37493号公報等によつて公
知である。
このような従来の鍋等の電気調理器は第4図に
示すように、調理容器1の底部にサーモスタツト
取付ボルト2を溶接して、ヒータ3と無関係に調
理容器1の底部の温度をサーモスタツト4で制御
している。
しかしながら、ステンレス鋼又は鉄の調理容器
1は熱伝導が悪いので、水の煮つまり又は水、油
等が無い場合に電気が入る所謂空だきの時ヒータ
3の熱が調理容器1の底部を介して、サーモスタ
ツト4へ伝わるのに時間がかかり、その間ヒータ
3は昇温して400〜600℃に到達して、サーモスタ
ツト4が切れるのが普通である。その間、高温の
ヒータ3に接触して部分の調理容器1の底部は、
異状膨張を起し、形状が変形し常温に冷却して
も、調理容器1の底部とヒータ3間に空気層が生
じて、次回からの調理容器1とヒータ3の熱伝導
が悪くなり、昇温が遅れたり、又シリコン塗膜が
はげる等の欠点を起しやすい。
この為、従来の鍋等の電気調理器ではステンレ
ス鋼や鉄等の器は使用されず、アルミ容器にシー
スヒータ方式が広く一般に実用されて来た。
しかしながら、アルミ合金等の良熱導体からな
る被覆管で被覆された電熱線であるシースヒータ
では、ヒータ表面温度を265℃以下に抑えないと、
熱によるシースヒータのアルミ変形が起きるの
で、アルミ製器又は伝熱板の板厚を一般に3mm以
上にして、厚くして、熱伝導の向上と蓄熱を大き
くして、ヒータ表面温度の上昇を抑えていた。
しかしながら、従来技術においてはアルミは高
温による材料の強度の低下により変形を起しやす
く、又コストが高い欠点があつた。
〔問題点を解決する為の手段〕
この考案は鍋の下面に設けられる均熱板と、こ
の均熱板の下面に設けられ発熱素子を有する加熱
ヒータと、前記均熱板の一側より一体に突設し前
記鍋の下面に設けられる均熱板延設部と、前記均
熱板延設部と鍋に各々連結部を有するサーモスタ
ツトとからなるものである。
〔作用〕
発熱素子からの熱は均熱板を介して調理容器に
熱を伝え、又サーモスタツトは器からの温度と均
熱板からの温度の合成されたものを感知する。
〔実施例〕
第1,2図に示すようにステンレス鋼又は鉄等
の調理容器11の下部には鉄板等からなる有底な
カバー12が設けられ、さらにこのカバー12の
下部に脚13を螺着する。又調理容器11の両側
には運搬用の把手14を、そして調理容器11の
上方に蓋又はガード15を設ける。
調理容器11の内側には防蝕鍍金琺瑯被覆又は
シリコン被覆等の保護層(図示せず)、又底部1
1aの裏面には加熱用ヒータ16が設けられ、さ
らにこの加熱用ヒータ16aを第1マイカ板16
bに巻付け、さらにこの両面を第2,3マイカ板
16c,16dで挾むようにして構成される。前
記第2マイカ板16cの上面にはステンレス鋼、
アルミニウム等の良熱伝導性を有する第1均熱板
16eが設けられ、又第3マイカ板16dの下面
には良熱伝導性を有す第2均熱板16fが設けら
れる。そしてこれらは第1均熱板16eの縁部1
7を折曲げて一体に固定される。
さらに第1均熱板16eの一側より一体に均熱
板延設部25を突設し、この均熱板延設部25の
サーモスタツト18取付箇所に穴19を形成す
る。サーモスタツト18は調理容器11との連結
部たるその取付ボルト18aの基端部18bを調
理容器11に直付けすると共に、このサーモスタ
ツト18のサーモスタツト固定座金18cを第1
均熱板16eと接触させて均熱板延設部25との
連結部たる接触部20を形成する。尚18dはサ
ーモスタツト取付用ナツトである。
前記加熱用ヒータ16の取付けは、第2均熱板
16fの下部に石綿等の断熱材21を介して鉄板
等の当て板22を設け、さらにこの当て板22の
下部に板ばね23を設ける。すなわちこの板ばね
23が弾性的に上記当て板22に当接し、断熱材
21を介して加熱用ヒータ16を調理容器11の
下部に押圧し、底部11aに第1均熱板16eと
均熱板延設部25が配設され、加熱用ヒータ16
が固定される。
そして、この板ばね23の端部23aは調理容
器11の下部に設けた座24に螺着される。
しかして、通電すると発熱素子16aが発熱
し、この熱が第1均熱板16eを介して調理容器
11に伝熱される。従つて発熱素子16aの伝熱
面積が第1均熱板16eにより広くなり、空だき
時の局部加熱が防止される。又この加熱用ヒータ
16を制御するサーモスタツト18の感温は調理
容器11の下部11aに直付けした取付ボルト1
8aの基端部18bと、第1均熱板16eの温度
を接触部20を介して伝熱するサーモスタツト固
定座金18cとの2つの温度の合成された温度を
感知する。従つて、空だき時は第1均熱板16e
を通しての熱伝導により加熱用ヒータ16の温度
の異常上昇を防止し、又調理容器11に水、油が
あるときは、調理容器11の温度と第1均熱板に
よるサーモスタツト18の作動で調理容器11内
の水、油の温度を制御できる。
第3図はこの考案による鍋等の電気調理器の調
理容器表面温度と時間A、同供給電流と時間B及
び同一形状で均熱板のない鍋等の電気調理器の調
理容器表面温度と時間C、同供給電流と時間Dを
示しており、この考案の鍋等の電気調理器での共
電は短く、小刻みに供電することによつて、調理
容器表面温度を低く抑え空だきが防止できる。
〔考案の効果〕
この考案は鍋の下面に設けられる均熱板と、こ
の均熱板の下面に設けられ発熱素子を有する加熱
ヒータと、前記均熱板の一側より一体に突設し前
記鍋の下面に設けられる均熱板延設部と、前記均
熱板延設部と鍋に各々連結部を有するサーモスタ
ツトとからなるものであり、サーモスタツトの感
温を従来のものに比較して正確に把握することに
よつて、空だき防止効果を高め、かつ均熱板を設
けることにより調理容器の材質をステンレス鋼、
鉄とすることができる安価に提供できる効果が発
揮できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の正断面図、第2図は底部よ
り見た同分解斜視図、第3図は調理容器表面温度
と時間の関係を示すグラフ、第4図は従来の断面
図である。 11……調理容器、16……加熱用ヒータ、1
6a……発熱素子、16e……均熱板、18……
サーモスタツト、18a……取付けボルト(連結
部)、20……接触部(連結部)、25……均熱板
延設部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鍋の下面に設けられる均熱板と、この均熱板の
    下面に設けられ発熱素子を有する加熱ヒータと、
    前記均熱板の一側より一体に突設し前記鍋の下面
    に設けられる均熱板延設部と、前記均熱板延設部
    と鍋に各々連結部を有するサーモスタツトとから
    なることを特徴とする鍋等の電気調理器。
JP16244084U 1984-10-26 1984-10-26 Expired JPH049941Y2 (ja)

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JP16244084U JPH049941Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

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JPS6177919U JPS6177919U (ja) 1986-05-24
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JPS6177919U (ja) 1986-05-24

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