JPH0622952Y2 - 電磁調理装置 - Google Patents

電磁調理装置

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JPH0622952Y2
JPH0622952Y2 JP1990024743U JP2474390U JPH0622952Y2 JP H0622952 Y2 JPH0622952 Y2 JP H0622952Y2 JP 1990024743 U JP1990024743 U JP 1990024743U JP 2474390 U JP2474390 U JP 2474390U JP H0622952 Y2 JPH0622952 Y2 JP H0622952Y2
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JP
Japan
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top plate
heat
cooking pot
electromagnetic
cooking
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JP1990024743U
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JPH03116593U (ja
Inventor
嘉治 加藤
Original Assignee
三和厨理工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電磁誘導現象によって直接鍋の底に電流を流
して加熱・調理する電磁調理装置に係り、特に、木製の
天板などからなるテーブルをそのまま使用して調理を行
なうことができる電磁調理装置に関する。
〔従来の技術〕 渦巻き状に巻回した磁力発生コイルにインバータで高周
波電流を流すことにより強い磁場を形成し、交番磁束を
鉄系の材料により形成された鍋の壁に貫通させることに
より、鍋の壁内に渦電流が誘導され、これにより鍋を加
熱するようにした誘導加熱を利用してなる電磁調理器は
従来から知られている。
このような電磁調理器は、炎がなく空気を汚すことがな
いなど清潔で安全性に優れており、また熱効率も高く、
手軽に利用できるため、広く普及しつつある。
まず、このような電磁調理器を使用した電磁調理装置の
従来のものを第3図および第4図により説明する。
一例として天板2を木製としたテーブル1の天板2上に
おいて電磁調理器により調理を行なうためには、図示し
ないインバータおよび磁力発生コイルからなる電磁調理
器本体3を天板2の下方に配置する必要があるが、テー
ブル1の天板2が厚いと磁場が天板2の上方にまで到達
しないし、また、木製の天板2の場合、天板2上に直接
鍋を載置すると、加熱された鍋の熱が天板2に伝達さ
れ、天板2の表面の塗料が焼けてしまうというおそれが
ある。
このため、従来の電磁調理装置においては、テーブル1
の天板2に図示した長方形あるいは円形の開口4を形成
し、この開口4内に電磁調理器本体3を装着するととも
に、前記天板2上には、開口4を被覆するように肉厚の
薄いセラミックなどからなるトッププレート5を固定
し、このトッププレート5上に鉄系の材料により形成さ
れた調理鍋6を載置していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前述した従来の電磁調理装置において
は、テーブル1の天板2に開口4を形成し、この開口4
を被覆するようにトッププレート5を天板2上に固定し
ていたため、このテーブル1上で調理鍋6を使用した調
理を行なわないときには、天板2とトッププレート5の
模様が異なったりするため体裁が悪いし、また、天板2
およびトッププレート5間に段差が生じるため物が置き
にくいという問題点があった。
本考案は、このような従来のものにおける問題点を克服
し、絶縁材料であれば、テーブルの天板に何ら開口を形
成せずとも天板をそのまま使用して誘導加熱を利用した
電磁加熱を行なうことのできる電磁調理装置を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
前述した目的を達成するため本考案に係る電磁調理装置
は、少なくとも天板を絶縁性材料により形成したテーブ
ルと、このテーブルの天板の下面に取付けられ天板の上
方に渦電流を形成しうる電磁調理器本体と、前記天板の
上面に載置され水を貯留しうる絶縁材料からなる断熱用
皿部材と、この断熱用皿部材の底面上に突設され断熱用
皿部材内の水に没しないように調理鍋を下方から支持し
うる支持部材とから構成されている。
〔作用〕
前述した構成からなる本考案によれば、天板上に断熱用
皿部材を載置し、この皿部材内に支持部材の上端が没し
ないように水を貯留したうえで、支持部材上に調理鍋を
載置する。このような状態において、電磁調理器本体の
磁力発生コイルに高周波電流を流して調理鍋を加熱する
と、調理鍋に対向している皿部材内の水は調理鍋の熱に
より加熱されるが、水は直接調理鍋に接触していないの
で、それほど高温には加熱されない。したがって、調理
鍋の熱によりテーブルの天板の温度は、木製の天板であ
っても表面の塗料が焼けるほど高温にはならず、テーブ
ルの天板をそのまま使用して何らの支障もなく電磁加熱
により調理を行なうことができる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例により説明する。な
お、前述した従来のものと同一ないしは相当する構成に
ついては、図面中に同一の符号を付して説明する。
第1図は本考案に係る電磁調理装置の全体を示すもので
あり、一例として全体を木製とされているテーブル1の
天板2の下面2Aには、電磁加熱を行なうための電磁調
理器本体3が取付けられており、この電磁調理器本体3
は、図示しないインバータと磁力発生コイルとにより形
成されている。前記電磁調理器本体3の定格入力は5K
W程度までが可能であるが、2KW程度の入力である
と、天板2の厚さにもかかわらず、天板2の上方にまで
磁場が形成できるし、しかも、磁場の制御を安定的に行
なうことができるので望ましい。
前記電磁調理器本体3の直上となる天板2の上面2B上
には、調理鍋6から天板2への熱の伝達を遮断するため
の断熱用皿部材7が載置されている。この断熱用皿部材
7は、第2図に示すように、これ自体が発熱されないよ
うにするため樹脂、陶器などの絶縁性材料により形成さ
れており、しかも、内側に水を貯留できるよう平板状の
底壁7Aと、この底壁7Aの外周に立設されている周壁
7Bとにより構成されている。また、前記断熱用皿部材
7の底壁7A上には、一例として3個の支持部材たる支
持突起8が正三角形の各頂点に位置するようにして調理
鍋6を下方から安定的に支持しうるように突設されてい
る。各支持突起8は、断熱用皿部材7と一体に同じ材質
により形成してもよいし、または、陶器のような熱伝導
率の低い絶縁性材料を断熱用皿部材7の底壁7A上に突
設してもよい。なお、この支持突起8は、全体を例えば
錐状にして上端に尖端を形成し、調理鍋6との伝熱面積
を小さくすることが望ましい。
前記各支持突起8上に載置される調理鍋6は、鉄、ステ
ンレス等の磁性体からなる材料により形成されている。
これは、鉄系の材料は、電気的抵抗値が高いため渦電流
を流した際の発熱量が大きいからである。
つぎに、前述した構成からなる本実施例の作用について
説明する。
電磁調理器本体3の直上のテーブル1の天板2上に断熱
用皿部材7を載置し、この断熱用皿部材7内に水を貯留
する。この断熱用皿部材7内に貯留する水は、支持突起
8の上端が、水中に没することなく水上に露出する程度
にしなければならない。そして、水上に露出している各
支持突起8上に調理鍋6を載置する。そして、電磁調理
器本体3の磁力発生コイルに、インバータにより約20
〜50KHzに変換した高周波電流を流して強い磁場を
形成し、交番磁界を調理鍋6の底壁6Aに貫通させるこ
とにより、調理鍋6の底壁6A内に渦電流が誘導され、
調理鍋6の底壁6Aを加熱することができる。したがっ
て、この調理鍋6の熱により調理鍋6内の料理材料を調
理することができる。
ところで、調理鍋6の底壁6Aの熱は、この底壁6Aに
対向している断熱用皿部材7の水にも伝達されるが、水
は底壁6Aに直接接触していないので、底壁6Aの熱は
伝動ではなく放射により伝達されるため、断熱用皿部材
7内の水の温度は60℃程度までしか上昇しない。ま
た、調理鍋6を支持している各支持突起8には、調理鍋
6の底壁6Aの熱が伝導により伝達されるが、前述した
ように底壁6Aと各支持突起8との接触面積は小さく、
しかも支持突起8の材質の熱の伝導率は低いので、断熱
用皿部材7はそれほど高温にはならない。
したがって、テーブル1の天板2の上面の塗料が調理鍋
6の底壁6Aの熱により焼けたりするおそれはない。
このように本実施例によれば、木製の天板2であって
も、この天板2の表面に何ら悪影響を与えないで、天板
2上の調理鍋6により電磁調理を行なうことができる。
なお、本考案は、前述した実施例に限定されるものでは
なく、必要に応じて種々の変更が可能である。例えば、
テーブルの天板は、セラミック、大理石等の絶縁性材料
であってもよい。また、実用新案登録請求の範囲におい
ては、調理鍋という記載をしたが、この調理鍋はフライ
パン等を含む広い概念であることはもちろんである。さ
らに、断熱用皿部材を調理鍋に取付けてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、調理鍋の熱からテ
ーブルの天板の表面を保護することができる。また、テ
ーブルの天板には何ら開口を形成せずとも天板をそのま
ま使用して誘導加熱を利用した電磁加熱を行なうことが
できるので、調理を行なわない時には、一般のテーブル
の天板として使用でき、このときテーブルの天板上には
加熱プレート等との段差や模様の違いなどが無いため、
天板自身の模様を十分活かすことができ、普段は通常の
テーブルとして何ら支障なく使用できるという実用的な
効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案に係る電磁調理装置の実施
例を示すものであり、第1図は全体の正面図、第2図は
第1図の要部の拡大図、第3図および第4図は従来の電
磁調理装置を示すものであり、第3図は全体の正面図、
第4図はテーブルの平面図である。 1……テーブル、2……天板、3……電磁調理器本体、
6……調理鍋、7……断熱用皿部材、8……支持突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも天板を絶縁性材料より形成した
    テーブルと、このテーブルの天板の下面に取り付けられ
    天板の上方に渦電流を形成しうる電磁調理器本体と、前
    記天板の上面に載置され水を貯留しうる絶縁材料からな
    る断熱用皿部材と、この断熱用皿部材の底面上に突設さ
    れ断熱用皿部材内の水に没しないように調理鍋を下方か
    ら支持しうる支持部材とからなる電磁調理装置。
JP1990024743U 1990-03-12 1990-03-12 電磁調理装置 Expired - Lifetime JPH0622952Y2 (ja)

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JPH03116593U JPH03116593U (ja) 1991-12-03
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ID=31527696

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5742998Y2 (ja) * 1978-07-08 1982-09-22
JPH077705B2 (ja) * 1987-06-25 1995-01-30 松下電器産業株式会社 電磁誘導加熱調理器用の焼き物アタッチメント

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JPH03116593U (ja) 1991-12-03

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