JPH074976Y2 - 農作業車の吸気構造 - Google Patents

農作業車の吸気構造

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JPH074976Y2
JPH074976Y2 JP3107089U JP3107089U JPH074976Y2 JP H074976 Y2 JPH074976 Y2 JP H074976Y2 JP 3107089 U JP3107089 U JP 3107089U JP 3107089 U JP3107089 U JP 3107089U JP H074976 Y2 JPH074976 Y2 JP H074976Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エンジンを内装するボンネットの後端に操縦
ボックスを設け、その操縦ボックスの壁面にラジエータ
ー冷却ファンに対する外気取入口を形成し、前記操縦ボ
ックスのラジエーターに対面する門形の周壁面と前記ラ
ジエーターとの前後方向の間に、上部に取手、下部とダ
スト受けを夫々備えた防塵網を、前記ラジエーターに対
して上下に抜き差し自在に設けてある農作業車の吸気構
造に関する。
〔従来の技術〕
上記農作業車の吸気構造においては、操縦ボックスのラ
ジエーターに対面する門形の周壁面と防塵網との間を密
閉しておく必要があり、又、前記防塵網は掃除の為に抜
き差し自在に構成しておく必要があるが、前記門形の周
壁面と前記防塵網との間を密閉するにあたって、一般に
防塵網の両サイドはシール材を介して密閉してあるが、
上方は、第6図に示す如く、防塵網(24)の取手(30)
と、操縦ボックス(19)の門形周壁面(31)の上側部分
(31A)を側面視において夫々L型に折り曲げて重ね合
せて密閉する構造のものであった。又、防塵網(24)を
上方に引き抜く時に、ダスト受け(32)が操縦ボックス
(19)の門形周壁面(31)の上側部分(31A)に接当し
なうように、ラジエーター(33)と操縦ボックス(19)
の門形周壁面(31)との間に前記ダスト受け(32)を引
き抜く為の前後方向の間隔を設けておく構造のものであ
った。
〔考案が解決しようとする課題〕
エンジンの冷却効率を高める為に、前後方向巾広のラジ
エーターを用いると、つまり、上下、左右がボンネット
に規制を受ける為に、前後方向を巾広くしたラジエータ
ーを用いると、ラジエーターと操縦ボックスの門形周壁
面との間隔が狭くなって、門形周壁面の上側部分にダス
ト受けが当って、防塵網が容易に抜けなくなる不都合が
あった。
もちろんダスト受けを省略すれば防塵網の挿抜は容易に
なるが、斯かる場合には、防塵網に付着したゴミやワラ
屑が防塵網の下方に落下して、下に溜ってしまい、掃除
が困難となる不都合がある。
本考案は、ダスト受けを備える防塵網であり乍ら、大型
のラジエーターを用いても防塵網を容易に挿抜すること
ができるようにすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成する為に講じた本考案の特徴構成は、前
記操縦ボックスのラジエーターに対面する前記門形の周
壁面の内で、上側部分の下縁を、ラジエーターの上面よ
りも上方に位置させて、前記周壁面の上側部分の下縁と
前記ラジエーターの上面との間に切欠き開口部を形成
し、上方にスライドさせた防塵網を前方に傾斜させて前
記切欠き開口部を通して抜き差し自在に構成するととも
に、前記防塵網を差込み装着した状態において、前記切
欠き開口部を閉塞する閉塞板を前記防塵網の上部に連設
し、さらに、その閉塞板の上縁に、前記周壁面の上側部
分に圧接するシール材を付設した点にあり、その作用・
効果が次の通りである。
〔作用〕
操縦ボックスの門形周壁面の上側部分に、下縁をラジエ
ーター上面よりも上方に位置させた切欠き開口部を形成
し、上方にスライドさせた防塵網を前方に傾斜させて引
き抜くようにしたから、ダスト受けを引く抜く為の前後
方向の間隔を設ける必要がなく、ラジエーターと操縦ボ
ックスの門形周壁面との前後方向の間隔を狭くし得る。
〔考案の効果〕
上記構成の結果、前後方向幅広の大型のラジエーターを
配置しても、防塵網を引き抜くときに下方に落下するゴ
ミやワラ屑をダスト受けにて受止めて引き抜くことがで
き、ゴミやワラ屑が下部に溜ることによる清掃を不要な
らしめることができる。
〔実施例〕
第5図は農作業車としての乗用型芝刈機を示し、左右一
対の操向型前車輪(1),(1)及び駆動後車輪
(2),(2)を備えた車体フレーム(3)の前部にエ
ンジン(4)を搭載するとともに、車体フレーム(3)
の後部に静油圧式無段変速装置(5)及びミッションケ
ース(6)、さらに、PTO減速装置(7)を設け、前記
エンジン(4)からの動力を静油圧式無段変速装置
(5)を介して後部ミッションケース(6)に伝達する
とともに、その後部ミッションケース(6)から前記後
車輪(2)に伝達するように構成し、さらに、静油圧式
無段変速装置(5)を貫通するエンジンに連動の伝動軸
(8)を介してPTO減速装置(7)を駆動すべく構成し
てある。
前記PTO減速装置(7)の伝動機構中には、第4図に示
す如く、動力断続用のPTOクラッチ(9)を設けてあ
り、そのPTOクラッチ(9)の駆動側軸(10)と従動側
軸(11)とはニードルベアリング(12)を介して相対回
転可能に嵌合連結してあり、そして、前記駆動側軸(1
0)とクラッチホイール(9A)との間には、エンジンの
クランク軸の不等速回転によって、駆動側軸(10)とク
ラッチホイール(9A)との嵌合連結部でカタカタ駆音を
発することを防止するワンエイクラッチ(13)を設けて
ある。つまり、エンジンのクランク軸は、厳密には不等
速回転を行うものであり、従来、前記駆動側軸(10)と
クラッチホイール(9A)とはスプラインによって嵌合連
結されていた為、PTOクラッチを切ったとき、慣性力の
大きいクラッチホイール(9A)が等速回転することによ
り先行回転してスプライン部でのバックラッシュによっ
てギア音が発生していた。これを防止する為に、前記駆
動側軸(10)とクラッチホイール(9A)との間にワンエ
イクラッチ(13)を設けてある。
そして、前記車体フレーム(3)に前記前車輪(1)及
び後車輪(2)を操向操作するステアリングハンドル
(14)を備えた操縦部(15)を設けるとともに、前後車
輪(1),(2)間に芝刈装置(16)を駆動可能に配設
して構成されている。
前記芝刈機においては、浮游塵埃が比較的少ない操縦部
(15)周りからラジエーター(17)に対する冷却風を吸
引すべく構成してあり、ボンネット(18)後端の操縦ボ
ックス(19)の後壁面並びに左右両側面にラジエーター
冷却ファン(20)に対する外気取入口(21),(21),
(21)を形成してある。
前記ラジエーター(17)には、第1図乃至第3図に示す
如く、上部に取手(22)、下部にダスト受け(23)を備
えた防塵網(24)が上方にスライド可能に設けられてい
る。そして、前記操縦ボックス(19)のラジエーター
(17)に対面する門形形状の周壁面(25)の上側部分
(25A)には、その下縁(25a)をラジエーター(17)の
上面(17A)よりも上方に位置させた切欠き開口部(2
6)を形成してあり、上方にスライドさせた防塵網(2
4)を前方に傾斜させて、ラジエーター(17)の上面(1
7A)と門形形状の周壁面(25)の上側部分(25A)の下
縁(25a)との間から前記ダスト受け(23)が当らない
状態で引き抜くことができるように構成してある。そし
て、前記防塵網(24)の上部には、前記防塵網(24)を
差し込み装着した状態において、前記切欠き開口部(2
6)を閉塞する閉塞板(27)を設けてあり、さらに、そ
の閉塞板(27)の上縁には、前記周壁面(25)の上側部
分(25A)に圧接するシール材(28)を付設してある。
前記防塵網(24)の両サイドは、防塵網ガイドフレーム
(29)に内装のスポンジ材等によって気密性がはかられ
ている。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案に係る農作業車の吸気構造
の実施例を示し、第1図は、要部の縦断側面図、第2図
は、第1図におけるII−II線矢視図、第3図は、防塵網
の斜視図、第4図は、PTO減速装置の伝動構造を示す縦
断側面図、第5図は、ガーデントラクタ全体を示す側面
図、第6図、従来構造を示す要部の縦断側面図である。 (4)……エンジン、(17)……ラジエーター、(17
A)……ラジエーターの上面、(18)……ボンネット、
(19)……操縦ボックス、(20)……ラジエーター冷却
ファン、(21)……外気取入口、(22)……取手、(2
3)……ダスト受け、(24)……防塵網、(25)……門
形の周壁面、(25A)……周壁面の上側部分、(25a)…
…周壁面の上側部分の下縁、(26)……切欠き開口部、
(27)……閉塞板、(28)……シール材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン(4)を内装するボンネット(1
    8)の後端に操縦ボックス(19)を設け、その操縦ボッ
    クス(19)の壁面にラジエーター冷却ファン(20)に対
    する外気取入口(21)を形成し、前記操縦ボックス(1
    9)のラジエーター(17)に対面する門形の周壁面(2
    5)と前記ラジエーター(17)との前後方向の間に、上
    部に取手(22)、下部にダスト受け(23)を夫々備えた
    防塵網(24)を、前記ラジエーター(17)に対して上下
    に抜き差し自在に設けてある農作業車の吸気構造におい
    て、前記操縦ボックス(19)のラジエーター(17)に対
    面する前記門形の周壁面(25)の内で、上側部分(25
    A)の下縁(25a)を、ラジエーター(17)の上面(17
    A)よりも上方に位置させて、前記周壁面(25)の上側
    部分(25A)の下縁(25a)と前記ラジエーター(17)の
    上面との間に切欠き開口部(26)を形成し、上方にスラ
    イドさせた防塵網(24)を前方に傾斜させて前記切欠き
    開口部(26)を通して抜き差し自在に構成するととも
    に、前記防塵網を差込み装着した状態において、前記切
    欠き開口部(26)を閉塞する閉塞板(27)を前記防塵網
    (24)の上部に連設し、さらに、その閉塞板(27)の上
    縁に、前記周壁面(25)の上側部分(25A)に圧接する
    シール材(28)を付設してある農作業車の吸気構造。
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