JPH0749024B2 - 開閉装置 - Google Patents

開閉装置

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JPH0749024B2
JPH0749024B2 JP3073556A JP7355691A JPH0749024B2 JP H0749024 B2 JPH0749024 B2 JP H0749024B2 JP 3073556 A JP3073556 A JP 3073556A JP 7355691 A JP7355691 A JP 7355691A JP H0749024 B2 JPH0749024 B2 JP H0749024B2
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pair
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pulley
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照雄 森
義隆 細谷
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Morito Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車等のリヤ
ウインドに設けられるカーテンの開閉装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動車のリヤウインド等に設けられるカ
ーテンは、上下の窓枠部にレールをそれぞれ取付け、各
レールに複数のランナーを摺動自在に設け、これら上下
のランナー間にカーテンを架け渡して張る構造が一般に
知られている。この従来のカーテンは、人が手で開閉す
る手動のカーテン構造の他に、近年では、モータ等を用
い、このモータの電源のオン/オフの制御にてカーテン
を開閉する機構が備えられており、カーテンの開閉方向
は中央から左右方向に開閉する構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のカーテンの開閉機構では、レールが上下に各1
本ずつで構成され、ランナーが一列に摺動自在とされて
いるため、2枚のカーテンは同一レール上を移動するこ
ととなり、カーテンを閉じた際に中央で両カーテンが重
ならず、隙間が生じるという欠点がある。また、カーテ
ンを支持するためにランナーが多数必要となるため、部
品数が増えるとともに、カーテンを左右に開いた際に、
左右端でカーテン生地がまとまらず、カーテン溜りが生
じてしまうという欠点があり、これにより、運転者の視
界の妨げになるという問題も生じる。
【0004】さらに、近年、自動車の外形状が流線形状
に成型されているため、リヤウィンドの傾斜が緩やかな
角度となり、上窓枠が後部座席の真上に位置する形状と
なり、上述したカーテンの開閉機構では、後部座席に着
席する乗員の頭部にカーテンレールが当たってしまうと
いう問題がある。また、このような従来のカーテンの開
閉装置は、左右の高さ寸法が同一であるために、略三角
形状の自動車のサイドウィンドに取付けることができな
い。つまり、左右の高さが異なる窓など変則形状の窓等
には不適当であるという欠点がある。
【0005】そこで、本発明は、上記問題点を解消する
ために、カーテンの開閉時に、カーテンによる隙間が発
生せず、かつカーテン生地の溜りが最小限に抑えられる
構造であって視界を妨げることがないとともに、簡素な
機構で省スペースな開閉装置を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】次に、上記の目的を達成
するための手段を、実施例に対応する図1乃至図8を参
照して説明する。この発明の開閉装置1は、駆動源にク
ラッチ(5)を介して連動連結されるとともに、長手方
向中央より一方の半部(6a)に右雄ねじが形成され、
同中央より他方の半部(6b)に左雄ねじが形成された
ロッド(6)と、該ロッド(6)の両半部(6a,6
b)にそれぞれ螺合するとともに、該ロッド(6)の回
転により該ロッド(6)の長手方向に沿って互いに相反
する方向に直線移動する一対のナットランナー(16,
17)と、前記ロッド(6)の両端近傍に配設される一
対の第1のプーリ(8,10)と、該各第1のプーリ
(8,10)に隣接するとともにこれら第1のプーリ
(8,10)より互いにやや近接した位置に設けられる
一対の第2のプーリ(9,11)と、前記各第1及び第
2のプーリ(8,10,9,11)の各々より所定距離
離れた対向位置に配設される一対の帰還プーリ(12,
15)と、前記一対の帰還プーリ(12,15)間に巻
装されるとともに、各帰還プーリ(12,15)の対向
位置の前記第1及び第2のプーリ(8,10,9,1
1)を介し、略コ字状に架設され、該コ字状のパターン
で環状に循環移動し、かつ、各第1及び第2のプーリの
中間から等距離に位置する前記各ナットランナー(1
6,17)に中途部分がそれぞれ固定されるロープ(1
9)と、所定幅にプリーツ加工が施され、一方の縁部
(23c)が前記ロッド(6)に沿って固定されるとと
もに、前記各帰還プーリ(12,15)のうちの一方の
帰還プーリ(12)と該帰還プーリ(12)に対向する
第1及び第2のプーリ(8,9)との間の往復一対のロ
ープの一方に他方の縁部(23d)の一端(23a)が
固定され、他方の帰還プーリ(15)と該帰還プーリ
(15)に対向する第1及び第2のプーリ(10,1
1)との間の往復一対のロープのうち前記一端(23
a)が固定される一方のロープと同方向に移動する一方
のロープに前記他方の縁部(23d)の他端(23b)
が固定され、かつ、プリーツ毎の両側縁にそれぞれ穿設
された一対のガイド孔(24,25)に前記両往復一
対のロープ(19)が挿通され案内されるカーテン(2
3)と、を具備したことを特徴としている。
【0007】また、前記ロッド6を、長手方向中央より
一方の半部106aの外径が同中央より他方の半部10
6bの外径と異なる外径とし、このロッド106の長手
方向中央の近傍両側に一対の折返しプーリ126,12
7を設け、一対のロープ118,119を各帰還プーリ
12,15と各折返しプーリ126,127との間に巻
装するとともに、これら各プーリに対応する第1及び第
2のプーリを介して略L字状に架設してL字状のパター
ンで環状に循環移動し、これらロープ118,119に
カーテン123を取付ける構成としてもよい。
【0008】
【作用】駆動部3の駆動によりこの駆動部3にクラッチ
5を介して連結されたロッド6が回転すると、ロッド6
の両半部6a,6bに螺合した一対のナットランナー1
6,17がロッド6の長手方向に沿って互いに相反する
方向に直線移動する。これにより、第1,第2のプーリ
8,10,9,11と帰還プーリ12,15とに巻装さ
れたロープ19がコ字状のパターンで環状に循環移動す
る。そして、一方の縁部23cがロッド6に沿って固定
され、他方の縁部23dがロープ19に固定されたカー
テン23が開閉作動する。開閉作動の際は、カーテン2
3のプリーツ毎に穿設されたガイド孔24,25がロー
プ19に案内され、カーテン23はこのロープ19に沿
って開閉する。また、ロッド106の各半部106a,
106bを異なる外径に形成し、このロッドの長手方向
中央近傍に一対の折返しプーリ126,127を設け、
この折返しプーリ126,127と第1第2のプーリ
8,10,9,11及び帰還プーリ12,15に一対の
ロープ118,119をL字状に巻装し、このL字状の
パターンで各ロープ118,119を環状に循環移動さ
せればカーテン123は両側の開閉速度が異なって開閉
作動する。
【0009】
【実施例】まず、第1の実施例の開閉装置1は、図1に
示すようにレールフレーム2を上方に配設して、カーテ
ン23を上下方向に移動させることで開閉を行うように
なっている。レールフレーム2は例えば自動車のリアウ
インドの上窓枠に水平に固定されるようになっている。
このレールフレーム2の一端2aには、駆動部3が内蔵
されている。この駆動部3は、駆動源としてのモータ4
とこのモータ4の出力軸に一端が連結されたクラッチ5
とで構成されている。
【0010】次に、この駆動部3には、前記クラッチ5
を介して、ロッド6が連動連結されている。このロッド
6は真直で長尺な略軸状に形成され、長手方向中央より
一方の半部6a(図中右側)には右雄ねじが形成され、
また、この中央より他方の半部6b(図中左側)には左
雄ねじが形成されている。そして、前記レールフレーム
2の両端近傍に突設された一対の軸受7にロッド6の両
端が軸支されている。
【0011】また、レールフレーム2の両端には、前記
ロッド6の両端に近接してそれぞれ一組のプーリが設け
られている。レールフレーム2の一端2a側、すなわち
駆動部3側のロッド6の一端近傍に設けられている一組
のプーリの一方の第1のプーリ8は、レールフレーム2
の上部に回動自在に設けられ、他方の第2のプーリ9は
第1のプーリ8の左下側に所定間隔をおいて設けられて
いる。また、レールフレーム2の他端2b側、すなわち
ロッド6の他端近傍に設けられる1組のプーリは、前述
したロッド6の一端側の第1及び第2のプーリ8,9と
それぞれ対となっており、一方の第1のプーリ10はレ
ールフレーム2の上部に設けられ、他方の第2のプーリ
11は第1のプーリ10の右下側に設けられている。す
なわち、図1に示すように、各第2のプーリ9,11の
互いの間隔距離は、各第1のプーリ8,10の間隔距離
よりやや短い、やや近接した位置となるように設けられ
ている。
【0012】また、レールフレーム2の両端2a,2b
の下方で、このレールフレーム2の両端2a,2bに設
けられている各第1,第2のプーリ8,9,10,11
に対向する所定距離、例えば自動車のリアウィンドの高
さ分離れた位置には、図1に示すように、一対の帰還プ
ーリ12,15が設けられている。これら還プーリ1
2,15は、それぞれ2個1組のプーリ13,13と、
これらプーリ13,13を回動自在に支持するブラケッ
ト14,14で大略構成されている。そして、ブラケッ
ト14,14を前記自動車のリアウィンド等の下窓枠両
端近傍に固定するようになっている。
【0013】次に前述したロッド6には、一対のナット
ランナー16,17が設けられている。これらナットラ
ンナー16,17は、図3に示すようにそれぞれ略方形
状に形成され、中央に貫通した雌ねじが形成されてい
る。各ナットランナー16,17のねじの形成方向は対
称となっており、一方のナットランナー16は右雌ねじ
が形成され、他方のナットランナー17は左雌ねじが形
成されている。また、これらナットランナー16,17
の外周面は、それぞれ正面に取付片16a,17bが形
成され、背面16b,17bが摺接面となっている。そ
して、これらナットランナー16,17は前記ロッド6
に螺合する。すなわち、ロッド6の右雄ねじが形成され
た一方の半部6aに右雌ねじの形成された一方のナット
ランナー16が螺合し、ロッド6の左雄ねじが形成され
た他方の半部6bに左雌ねじの形成された他方のナット
ランナー17が螺合する。また、各ナットランナー1
6,17は、その背面の摺接面16b,17bが螺合状
態にてレールフレーム2の背面板の内側面2cと接する
ようになっている。つまり、これらナットランナー1
6,17は、駆動部3によって回動するロッド6によ
り、同時にロッド6の長手方向に沿って互いに相反する
方向、すなわち、ロッド6が右回転の場合一方の半部6
aに螺合した一方のナットランナー16がロッド6の中
央から離れる方向にロッド6に沿って直線移動し、同時
に他方の半部6bに螺合した他方のナットランナー17
がロッド6の中央から離れる方向にロッド6に沿って直
線移動を行い、また、ロッド6が左回転の場合は各ナッ
トランナー16,17が互いにロッド6の中央に向か
う。各ナットランナー16,17の移動の際には摺接面
16b,17bがレールフレーム2に接触しており、ナ
ットランナー16,17は回転せずに移動する。なお各
ナットランナー16,17はロッド6の中央から等距離
に位置するように配設されている。
【0014】次に上記各ナットランナー16,17には
ロープ19が固定されている。このロープ19は、ナイ
ロン等の樹脂より形成されたもので、図4の概略図に示
すように、前記一対の帰還プーリ12,15を折り返し
端とし、各帰還プーリ12,15間に巻装されるととも
に、中途がレールフレーム2の両端に位置する各第1の
プーリ8,10及び各第2のプーリ9,11に架かり、
略コ字状に架設されている。つまり、このロープ19
は、コ字状のパターンで環状に循環移動するようになっ
ており、各第1のプーリ8,10間に架け渡される外周
ロープ19aの中途部分の一部がロッド6の他方の半部
6bに螺合した他方のナットランナー17の取付片17
aに挿通して固定され、また、各第2のプーリ9,11
間に架け渡される内周ロープ19bの中途部分の一部が
ロッド6の一方の半部6aに螺合した一方のナットラン
ナー16の取付片16aに挿通して固定されるようにな
っている。
【0015】また、このロープ19は2本のロープで構
成され、各ロープが接続する2ヶ所の端部20,21の
一方20は、一方の帰還プーリ12とこのプーリ12に
対向する第1,第2のプーリ8,9との間に往復一対と
なるロープ19の一方側、本実施例では第2のプーリ9
とこの一方の帰還プーリ12との間となる内周側19b
のロープに位置し、他方の接続端部21は、他方の帰還
プーリ15とこのプーリ15に対向する第1,第2のプ
ーリ10,11との間の往復一対となるロープ19の一
方で、前記一方の帰還プーリ12側の一方の接続端部2
0と同方向に移動するロープ、本実施例では第1のプー
リ10とこの他方の帰還プーリ15との間となる外周側
のロープ19aに位置している。これら接続端部20,
21の位置は、レールフレーム2からの距離が同一とな
るように設定され、前述した第1または第2のプーリ
8,10,9,11と帰還プーリ12,15との間での
み同方向に移動可能であり、その移動範囲は前記ナット
ランナー16,17の移動範囲内を最長とされている。
すなわち、ロープ19の一方の接続端部20が設けられ
ている内周側のロープ19bはロッド6の一方の半部6
aを移動する一方のナットランナー16が固定されるロ
ープ19の延長上であり、他方の接続端部21が設けら
れている外周側のロープはロッド6の他方の半部6bを
移動する他方のナットランナーが固定されているロープ
19の延長上となっている。そして、一方のナットラン
ナー16がロッド6の一端(図4中右方)に位置してい
るときは他方のナットランナー17がロッド6の他端
(図中左方)に位置しており、各接続端部20,21は
下方、別言すると帰還プーリ12,15に最も接近して
いる位置となり、また、一方のナットランナー16がロ
ッド6の中央近傍に位置するときは、他方のランナー1
7もロッド6中央近傍に位置し、各接続端部20,21
はレールフレーム2に最も接近した位置となる。
【0016】次に、前述したレールフレーム2とロープ
19とにはカーテン23が取付けられている。このカー
テン23は、合成繊維などの織布生地にヒートセットな
どでプリーツ加工が施されているものである。このカー
テン23の両端縁23a,23bには、図8に示すよう
にプリーツ毎に一対のガイド孔24,25がそれぞれ設
けられ、前述したロープ19の前記各帰還プーリ12,
15と各第1,第2のプーリ8,10,9,11間を往
復する各一対ずつのロープ19がそれぞれ挿通されるよ
うになっている。これらガイド孔24,25は、織布生
地成形時にししゅう加工等を行うことで得られるように
なっている。すなわち、生地を織布成形させると同時に
ガイド孔24,25となる位置にししゅう加工を施し、
ガイド孔24,25の周縁を成形するようになってい
る。
【0017】このカーテン23の一方の縁部としての上
縁部23cは、前述したレールフレーム2の外側面とし
ての下側面2d、すなわち、このレールフレーム2内の
ロッド6に沿うように固定されている。また、このカー
テン23の他方の縁部としての下縁部23d、すなわち
プリーツの最下段には金属板などの支持板が内装され、
カーテン23が中央で撓まないように真直に支持するよ
うになっている。そして、このプリーツの最下段の両側
縁部に形成されている各一対のガイド孔24,25の各
一方側24に、前記ロープ19の接続端部20,21が
それぞれ固定されるようになっている。つまり、カーテ
ン23は上縁部23cを固定端として、下縁部23dが
ロープ19の移動に従い上下に移動するようになってい
る。
【0018】次に以上のように構成された開閉装置1の
動作について説明する。まず、各ナットランナー16,
17がロッド6の中央近傍に位置しているとき、ロープ
19の一対の接続端部20,21は、レールフレーム2
に近接した位置であり、カーテン23のプリーツが全て
折り畳まれ、カーテン23は全開状態となっている。こ
のとき、電源スイッチ(図示せず)はオフで駆動部は停
止しており、ロッド6は回転せず、このロッド6に螺合
している各ナットランナー16,17は、ロッド6とと
もに滑りネジを構成していることからセルフロック機能
によって移動せず、カーテン23はその自重で落ちるこ
とがない。
【0019】次に電源スイッチをオンとして駆動部3の
モータ4を作動させ、ロッド6を右回転させる。する
と、各ナットランナー16,17は、このロッド6の回
転により、一方のナットランナー16が右方へ、また他
方のナットランナー17が左方へとそれぞれ直線移動す
る。同時にこれらナットランナー16,17に固定され
たロープ19が回動して、一方の帰還プーリ12側の往
復一対のロープの内周側19b及び他方の帰還プーリ1
5側の往復一対のロープ19の外周側19aの各々に位
置した一対の接続端部20,21は、同時に下方へ移動
し、これら接続端部20,21に固定されたカーテン2
3の下縁部23dが下がり、カーテン23は閉動作とな
る。
【0020】カーテン23が最下端、すなわち帰還プー
リ12,15まで下降して、カーテン23が全閉状態と
なると、カーテン23が固定されているロープ19は停
止し、ナットランナー16,17も移動を停止する。す
ると、各ナットランナー16,17と螺合しているロッ
ド6も回動を停止する。この時、駆動部3のモータ4
は、電源スイッチがオンのままであり回転し続けている
が、クラッチが設けられていることから、このモータ4
の過剰負荷はロッド6側へ伝達されることがない。つま
り、電源スイッチのオフ動作が遅れても各部に負担が掛
かることはない。
【0021】また、カーテン23を中途で停止し半開き
状態とするには、任意の位置で電源スイッチをオフにす
れば前述したカーテン23の全開状態と同様にカーテン
23は下降せずに停止する。
【0022】カーテン23を開放するには、電源スイッ
チのオンにより、駆動部のモータ4を作動させ、ロッド
6を左回転させる。すると、各ナットランナー16、1
7は、このロッド6の回転によりそれぞれロッド6の中
央に向かう。同時にこれらナットランナー16、17に
固定されたロープ19が回動して、カーテン23を上昇
させる。
【0023】従って、以上のように構成された開閉装置
1では、カーテン23を上下に開閉移動させるための機
構が1本のレールフレーム2に収められているため、例
えば自動車のリアウィンドの上窓枠にのみ、このレール
フレーム2を取付けるので省スペース化が図れ、リアウ
ィンドの窓開口の妨げを大幅に減少させることができ
る。また、ロッド6と、このロッド6の回転により直線
移動するナットランナー16、17とで構成されている
ので機構が簡素化され、このことからも省スペース化を
図ることができる。
【0024】さらに、カーテン23をプリーツ加工した
ので、カーテン23を全開させた際にカーテン23のプ
リーツが全て折り畳まれ、カーテン溜りが最小限に抑え
られる。また、カーテン23の開閉方向を上下方向とし
たので、太陽光の傾斜角度に対応させることができ、最
適な遮光を行える。さらにカーテン23にガイド孔2
4,25を形成し、ロープ19に挿通させナットランナ
ー16,17の移動によってカーテン23を開閉動作さ
せる構成であるため、カーテン23を支持するランナー
を多数必要とせず、これにより部品数を少なく構成させ
ることができる。
【0025】本実施例では駆動部3等が設けられるレー
ルフレーム2が上方に配設され、カーテン23を下降さ
せることで閉状態とする構造とした例について述べた
が、レールフレーム2を下方に配設し、カーテン23を
上昇させることで閉状態とする構造でもよい。この場
合、自動車等のリヤウィンドの下窓枠に取付けることが
出来、リヤウィンドの傾斜が緩やかな角度で、上窓枠が
後部座席の真上に位置する形状の自動車に取付ければ、
後部座席に着席する乗員の頭部に当たることがない。
【0026】また、上述のようにこの開閉装置1を上下
にカーテン23を開閉させずに左右にカーテン23を開
閉するように配設してもよい。この場合、レールフレー
ム2の位置を左側または右側に略垂直に配設する。
【0027】次に第2の実施例による開閉装置101を
図5乃至図7を参照して説明する。なお、以下に説明す
る実施例において、上述した第1の実施例と同一または
同等部分には同一番号を付して示し、説明を省略する。
【0028】この第2の実施例の開閉装置は、レールフ
レーム2を例えば自動車のサイドウィンドの上窓枠に沿
わせ、図5に示すように斜めに配設して固定する。
【0029】この開閉装置101のロッド106は、図
5に示すように、長手方向中央より一方の半部(図中右
側)106aに右雄ねじが形成され、また、この中央よ
り他方の半部106b(図中左側)に左雄ねじが形成さ
れているとともに、一方の半部106aの外径が他方の
半部106bの外径より大径に形成されている。そし
て、レールフレーム2の両端近傍に突設された一対の軸
受107にロッド106の両端が軸支されている。
【0030】また、このロッド106に設けられる一対
のナットランナー116,117はそれぞれ略方形状に
形成され、中央に貫通した雌ねじが形成されている。こ
れらナットランナー116,117の一方のナットラン
ナー116は、大径な右雌ねじが形成されており、前記
ロッド106の一方の半部106aに螺合し、他方のナ
ットランナー117には、小径な左雌ねじが形成され、
ロッド106の他方の半部106bに螺合している。そ
して、これらナットランナー116,117の各背面は
摺接面となっており、レールフレーム2の背面板と接
し、また、各正面には取付け片が突設されている。
【0031】また、ロッド106の長手方向中央の近傍
両側で、ロッド106中央の上方及び下方のレールフレ
ーム2には、一対の折返しプーリ126,127がそれ
ぞれ配設されている。
【0032】次に、上記各ナットランナー116,11
7にはそれぞれロープ118,119が固定されてい
る。これらロープ118,119の一方のロープ118
は、一方の帰還プーリ12と一方の折返しプーリ126
との間に巻装されるとともに、中途が、これら各プーリ
12,126に対応する一方の第1及び第2のプーリ
8,9に架かり略L字状に架設されている。また、他方
のロープ119も前記一方のローブ118同様他方の帰
還プーリ15と他方の折返しプーリ127との間に巻装
されるとともに、その中途が他方の第1及び第2のプー
リ10,11に架かり略L字状に架設されている。つま
り、各ロープ118,119は、L字状のパターンで環
状に循環移動するようになっている。そして、一方のロ
ープ118の一部が、ロッドの一方の半部106aを移
動する一方のナットランナー116の取付片116aに
挿通されて固定され、また、他方のロープ119の一部
が、ロッド106の他方の半部106bを移動する他方
のナットランナー117の取付片117aに挿通され固
定されるようになっている。
【0033】また、これらロープ118,119は、そ
れぞれ接続端部120,121を有している。一方のロ
ープ118の接続端部120は、一方の帰還プーリ12
と、このプーリ12に対向する第1,第2のプーリ8,
9との間の往復一対となるロープの一方側、本実施例で
は第2のプーリ9と、この一方の帰還プーリ12との間
となる内周側のロープに位置する。また、他方のロープ
119の接続端部121は、他方の帰還プーリ15と、
このプーリ15に対向する第1,第2のプーリ10,1
1との間の往復一対となるロープ119の一方で、前記
一方の帰還プーリ12側の接続端部120と同方向に移
動するロープ、本実施例では、第1のプーリ10と他方
の帰還プーリ15との間となる外周側のロープに位置す
る。これら接続端部120,121は、前述した第1ま
たは第2のプーリ9,10と、帰還プーリ12,15と
の間でのみ同方向に移動可能となっている。すなわち、
一方のロープ118の接続端部120が設けられている
内周側のロープは、ロッド106の一方の半部106a
を移動する一方のナットランナー116が固定されてい
るロープの延長上であり、他方のロープ119の接続端
部121が設けられている外周側のロープは、ロッド1
06の他方の半部106bを移動するナットランナー1
17が固定されているロープの延長上となっている。そ
して、一方のナットランナー116が図7中右方に位置
するときは、ロッド106によって他方のナットランナ
ー117が同時に相反する方向に移動されるように構成
されていることから、この他方のナットランナー117
は図中左方に位置しており、各接続端部120,121
は下方、別言すると帰還プーリ12,15に接近した位
置となり、また、一方のナットランナー116がロッド
106の中央寄りに位置するときは他方のナットランナ
ー117もロッド中央寄りに位置し、各接続端部12
0,121はレールフレーム2に最も接近した位置とな
る。
【0034】次に、前記レールフレーム2と各ロープ1
18,119とには前述した第1の実施例と同様にカー
テン123が取付けられている。このカーテン123の
上縁部123cは、前述したレールフレーム2の下側面
2dに固定されている。そして、このプリーツの最下段
の両側縁部に形成されている各一対のガイド孔24,2
5の各一方側24に、前記ロープ118,119の接続
端部120,121がそれぞれ固定されるようになって
いる。つまり、カーテン123は上縁部123cを固定
端として、下縁部123dがロープ118,119の移
動に従い上下に移動するようになっている。
【0035】次に以上のように構成された第2の実施例
の開閉装置101の動作について説明する。まず、各ナ
ットランナー116,117がロッド106の中央近傍
に位置しているとき、各ロープ118,119のそれぞ
れの接続端部120,121は、レールフレーム2に近
接した位置であり、カーテン123のプリーツが全て折
り畳まれ、カーテンは全開状態となっている。このと
き、電源スイッチ(図示せず)はオフで駆動部は停止し
ており、ロッド106は回転せず、このロッド106に
螺合している各ナットランナー116,117は、ロッ
ド106とともに滑りネジを構成していることからセル
フロック機能によって移動せず、カーテン123はその
自重で落ちることがない。
【0036】次に電源スイッチをオンとして駆動部3の
モータ4を作動させ、ロッド106を右回転させる。す
ると、各ナットランナー116,117は、このロッド
106の回転により、一方のナットランナー116が右
方へ、また他方のナットランナー117が左方へとそれ
ぞれ直線移動する。同時にこれらナットランナー11
6,117に固定された各ロープ118,119が回動
して、一方の帰還プーリ12側の往復一対のロープの内
周側及び他方の帰還プーリ15側の往復一対のロープの
外周側の各々に位置した一対の接続端部120,121
は、同時に下方へ移動し、これら接続端部120,12
1に固定されたカーテン123の下縁部123dが下が
り、カーテン123は閉動作となる。閉動作中の各ロー
プ118,119は各々に固定されているナットランナ
ー116,117が径の異なるロッド106をそれぞれ
移動することから直線移動速度が互いに異なり、他方の
ロープ119に対し、一方のロープ118はやや速く回
動して、カーテン123は斜めに下降する。
【0037】カーテン123が最下端、すなわち帰還プ
ーリ12,15まで下降すると、カーテン123の下縁
部123dは上縁部123cに対して傾斜して全閉状態
となる。そしてカーテン123が固定されているロープ
118,119は停止し、各ナットランナー116,1
17も移動を停止する。すると、各ナットランナー11
6,117と螺合しているロッド106も回動を停止す
る。この時、モータ4は、電源スイッチがオンのままで
あり回転し続けているが、クラッチ5が設けられている
ことから、このモータ4の過剰負荷はロッド106側へ
伝達されることがない。つまり、電源スイッチのオフ動
作が遅れても各部に負担が掛かることはない。
【0038】また、カーテン123を中途で停止し半開
き状態とするには、任意の位置で電源スイッチをオフに
すれば前述したカーテン123の全開状態と同様にカー
テン123は下降せずに停止する。カーテン123の開
方の場合は、モータ4の作動でロッド106を左回転さ
せれば開動作が行われ、前述した全開状態となる。
【0039】従って、以上のように構成された第2の実
施例の開閉装置101では、前述した第1の実施例と同
様、省スペース化が図れ、窓開口の妨げを大幅に減少さ
せることができ、視界を広く保つことができる。また、
機構が簡素であり、ロッド106の径を中央より左右で
変えたことで、左右窓枠の高さが異なる形状の窓、例え
ば自動車のサイドウィンドにも取り付けることができ
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明による開閉装
置は、カーテンを開閉移動させるための駆動源となる機
構を、ロッドとこのロッドの回転により直線移動するナ
ットランナーとによる簡素な構成とし、ロッドに螺合す
るナットランナーの外径の太さで構成されるため、これ
ら機構部分が細径な1本のレールフレームに収められ、
省スペース化を図ることができ、これにより、カーテン
が取付けられる窓開口の妨げを減少させることができる
という効果があり、例えば自動車のリアウィンドの上窓
枠のみに、このレールフレームが取付けられることとな
り、省スペース化が図れ、リアウィンドの窓開口の妨げ
を大幅に減少させることができるという効果がある。ま
た、カーテンをプリーツ加工したので、カーテンを全開
させた際にカーテンのプリーツが全て折り畳まれること
となり、カーテン溜りが最小限に抑えられるという効果
があるとともに、この全開状態において、窓の一側に配
設される機構部分側と折り畳まれたカーテン以外は、帰
還プーリとこの帰還プーリと第1,第2のプーリ間に位
置するロープのみであるので、運転者の視界の妨げにな
らないという効果がある。また、帰還プーリとこの帰還
プーリと第1,第2のプーリ間に位置する往復一対とな
るロープが、カーテンの一対のガイド孔にそれぞれ挿通
されることにより、ロープによって開閉されるカーテン
が、そのロープに案内されることとなり、すなわちこの
ロープがカーテンの開閉を駆動させるとともにカーテン
の開閉時のガイドを兼ねるので、カーテンの開閉のため
のガイド部材が不要となり構成が簡素となるという効果
がある。さらに、カーテンのガイド孔にロープが挿通さ
れ、このロープに案内されるようにカーテンが開閉され
るようになっているとともに、ナットランナーの移動に
よってカーテンを開閉動作させる構成であるため、カー
テンを支持するランナーを多数必要とせず、これにより
部品数を少なく構成させることができるという効果があ
る。また、駆動源とロッドとの間にクラッチが設けられ
ていることから、駆動源の過剰負荷がロッド側へ伝達さ
れることがなく、各部に負担が掛かることがないという
効果がある。また、この発明の開閉装置によれば、レー
ルフレームを下方に配設して、カーテンを上昇させるこ
とで閉状態とする構造とすることもでき、この場合、例
えば自動車等のリヤウィンドの下窓枠に機構部分を取付
けることができることから、リヤウィンドの傾斜が緩や
かな角度で、上窓枠が後部座席の真上に位置する形状の
自動車に取付けることが可能となり、後部座席に着席す
る乗員の頭部に機構部分が当たることがなく、車内空間
に妨げの少ないカーテンを構成できるという効果があ
る。さらに、この開閉装置によれば、カーテンの開閉方
向を左右方向とさせることも可能である。そして、カー
テンが一端から他端へ移動して開閉する構造とされてい
るのでカーテンによる隙間が発生しないという効果があ
り、また、カーテンを例えば上下方向の開閉とした場
合、太陽光の傾斜角度に応じた遮光が行えるという効果
があり、最適な遮光を行うことができるという効果があ
る。
【0041】特に、請求項1の開閉装置によれば、一対
のナットランナーが同時に相反する方向に移動するの
で、これらナットランナーに固定されるロープが確実に
循環移動を行うことができるとともに、各第1,第2の
プーリとこれに対向する各帰還プーリとの間をそれぞれ
同時に往復移動するので、このロープに他方の縁部の両
端が固定されたカーテンは、ロッドに沿って固定される
一方の縁部に対して他方の縁部が平行移動しながら開閉
が確実に行えるという効果がある。さらに、ロープが巻
装される各プーリの位置を、各第1プーリに対し、各第
2プーリをやや近接した位置とし、かつこれら第1,第
2のプーリの所定距離離れた対向位置に帰還プーリを配
設させた構成としたので、このロープは各プーリ間にて
コ字状のパターンで環状に巻装されることとなり、各プ
ーリ間にて略平行に往復移動するよう架設させることが
でき、これにより、上記各ロッドにて移動するナットラ
ンナーの移動方向とロープの移動方向を略同一線上とさ
せて互いを固定させることができ、ナットランナーの移
動を良好にロープに伝えることができるとともに、第
1,第2のプーリと帰還プーリとの間においては往復す
るロープがカーテンの開閉移動を真直に案内させること
ができる。また、請求項2の開閉装置によれば、ロッド
の径を左右異なる形状としたので、ロープをL字状に巻
装して各ナットランナーを異なる速さで移動させること
が可能となり、変則形状の窓にも対応できるカーテンを
構成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による開閉装置の第1の実施例を示す正
面図
【図2】同平面図
【図3】ナットランナーの概略斜視図
【図4】同実施例によるロープの巻装状態を示す概略図
【図5】第2の実施例による開閉装置の正面図
【図6】同平面図
【図7】同実施例によるロープの巻装状態を示す概略図
【図8】カーテンの側部を示す概略斜視図
【符号の説明】
1,101 開閉装置 5 クラッチ 6,106 ロッド 6a,106a 一方
の半部 6b,106b 他方の半部 8,10 第1のプー
リ 9,11 第2のプーリ 12,15 帰還プー
リ 16,17 ナットランナー 19,118,119
ロープ 23,123 カーテン 23a 一端 23b 他端 23c,123c 一
方の縁部(上縁部) 23d,123d 他方の縁部(下縁部) 126,127 折返しプーリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源にクラッチ(5)を介して連動連
    結されるとともに、長手方向中央より一方の半部(6
    a)に右雄ねじが形成され、同中央より他方の半部(6
    b)に左雄ねじが形成されたロッド(6)と、 該ロッド(6)の両半部(6a,6b)にそれぞれ螺合
    するとともに、該ロッド(6)の回転により該ロッド
    (6)の長手方向に沿って互いに相反する方向に直線移
    動する一対のナットランナー(16,17)と、 前記ロッド(6)の両端近傍に配設される一対の第1の
    プーリ(8,10)と、 該各第1のプーリ(8,10)に隣接するとともにこれ
    ら第1のプーリ(8,10)より互いにやや近接した位
    置に設けられる一対の第2のプーリ(9,11)と、 前記各第1及び第2のプーリ(8,10,9,11)の
    各々より所定距離離れた対向位置に配設される一対の帰
    還プーリ(12,15)と、 前記一対の帰還プーリ(12,15)間に巻装されると
    ともに、各帰還プーリ(12,15)の対向位置の前記
    第1及び第2のプーリ(8,10,9,11)を介し、
    略コ字状に架設され、該コ字状のパターンで環状に循環
    移動し、かつ、各第1及び第2のプーリの中間から等距
    離に位置する前記各ナットランナー(16,17)に
    途部分がそれぞれ固定されるロープ(19)と、所定幅にプリーツ加工が施され、 一方の縁部(23c)
    前記ロッド(6)に沿って固定されるとともに、前記
    各帰還プーリ(12,15)のうちの一方の帰還プーリ
    (12)と該帰還プーリ(12)に対向する第1及び第
    2のプーリ(8,9)との間の往復一対のロープの一方
    に他方の縁部(23d)の一端(23a)が固定され、
    他方の帰還プーリ(15)と該帰還プーリ(15)に対
    向する第1及び第2のプーリ(10,11)との間の往
    復一対のロープのうち前記一端(23a)が固定される
    一方のロープと同方向に移動する一方のロープに前記他
    方の縁部(23d)の他端(23b)が固定され、か
    つ、プリーツ毎の両側縁にそれぞれ穿設された一対の
    ガイド孔(24,25)に前記両往復一対のロープ(1
    9)が挿通され案内されるカーテン(23)と、 を具備したことを特徴とする開閉装置。
  2. 【請求項2】 駆動源にクラッチ(5)を介して連動連
    結されるとともに、長手方向中央より一方の半部(10
    6a)の外径が、同中央より他方の半部(106b)の
    外径と異なる外径に形成され、かつ、各半部のいずれか
    一方の半部(106a)に右雄ねじが形成され、他方の
    半部(106b)に左雄ねじが形成されているロッド
    (106)と、 該ロッド(106)の両半部(106a,106b)に
    それぞれ螺合するとともに、該ロッド(106)の回転
    により該ロッド(106)の長手方向に沿って互いに相
    反する方向に直線移動する一対のナットランナー(11
    6,117)と、 前記ロッド(106)の両端近傍に配設される一対の第
    1のプーリ(8,10)と、 該各第1のプーリ(8,10)に隣接して設けられる一
    対の第2のプーリ(9,11)と、 前記各第1及び第2のプーリ(8,10,9,11)の
    各々より所定距離離れた対向位置に配設される一対の帰
    還プーリ(12,15)と、 前記ロッド(106)の長手方向中央の近傍両側で前記
    各第1及び第2のプーリ(8,10,9,11)より所
    定距離離れた位置に配設される一対の折返しプーリ(1
    26,127)と、 前記各帰還プーリ(12,15)と各折返しプーリ(1
    26,127)との間にそれぞれ巻装されるとともに、
    これら各プーリに対応する前記第1及び第2のプーリ
    (8,10,9,11)を介し、それぞれ略L字状に架
    設され、該L字状のパターンで環状に循環移動し、か
    つ、前記第1のプーリ(8,10)または第2のプーリ
    (9,11)と折返しプーリ(126,127)との間
    に位置する各ナットランナー(116,117)に固定
    される一対のロープ(118,119)と、 一方の縁部(123c)が固定されるとともに、前記各
    帰還プーリ(12,15)のうちの一方の帰還プーリ
    (12)と該帰還プーリ(12)に対向する第1及び第
    2のプーリ(8,9)との間の往復一対のロープの一方
    に他方の縁部(123d)の一端が固定され、他方の帰
    還プーリ(15)と該帰還プーリ(15)に対向する第
    1及び第2のプーリ(10,11)との間の往復一対の
    ロープのうち前記一端が固定される一方のロープと同方
    向に移動する一方のロープに前記他方の縁部(123
    d)の他端が固定され、かつ、両側縁にそれぞれ所定間
    隔に複数穿設された一対のガイド孔(24,25)に前
    記両往復一対のロープ(118,119)が挿通された
    カーテン(123)と、を具備したことを特徴とする開
    閉装置。
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