JPH0747285B2 - 起毛状樹脂成形品の成形法 - Google Patents
起毛状樹脂成形品の成形法Info
- Publication number
- JPH0747285B2 JPH0747285B2 JP24918187A JP24918187A JPH0747285B2 JP H0747285 B2 JPH0747285 B2 JP H0747285B2 JP 24918187 A JP24918187 A JP 24918187A JP 24918187 A JP24918187 A JP 24918187A JP H0747285 B2 JPH0747285 B2 JP H0747285B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- napped
- thermoplastic resin
- mold
- molded product
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 この発明は、布地等を表面に有する起毛状樹脂成形品の
成形法に関するものである。
成形法に関するものである。
従来のこの種の起毛状樹脂成形品としては、例えば第2
図に示すようなものがある。この起毛状樹脂成形品を作
成するには、予め成形された熱可塑性樹脂成形品1の表
面に、布地等の起毛表皮材4、あるいは起毛状表皮材4
とウレタンスラブ等のクッション材3とをラミネートし
て得た表皮5を、接着剤あるいは両面テープ等の接着手
段2で貼り合わせ、目的とする起毛状樹脂成形品を製作
しているものであった。
図に示すようなものがある。この起毛状樹脂成形品を作
成するには、予め成形された熱可塑性樹脂成形品1の表
面に、布地等の起毛表皮材4、あるいは起毛状表皮材4
とウレタンスラブ等のクッション材3とをラミネートし
て得た表皮5を、接着剤あるいは両面テープ等の接着手
段2で貼り合わせ、目的とする起毛状樹脂成形品を製作
しているものであった。
しかしながら、このような従来の起毛状樹脂成形品の製
作工程にあっては、熱可塑性樹脂成形品1を成形する工
程と、そののち布地等の表皮材4を成形品形状に合わせ
ながら、接着剤又は両面テープ等の接着手段で貼り合わ
せる工程との別々の工程が必要となっているために、表
皮材4を手作業で貼り合わせるに可能な形状制約が非常
に狭いこと、さらに上記の貼り合せ作業は手作業で行な
っているものであるため多大なる手間がかかり、生産性
及び経済性の点で問題点があった。
作工程にあっては、熱可塑性樹脂成形品1を成形する工
程と、そののち布地等の表皮材4を成形品形状に合わせ
ながら、接着剤又は両面テープ等の接着手段で貼り合わ
せる工程との別々の工程が必要となっているために、表
皮材4を手作業で貼り合わせるに可能な形状制約が非常
に狭いこと、さらに上記の貼り合せ作業は手作業で行な
っているものであるため多大なる手間がかかり、生産性
及び経済性の点で問題点があった。
この発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、布地等の起毛状表皮材4を金型内にセット
し、その表皮材4の裏面に熱可塑性溶融樹脂を注入し、
更に金型を圧縮し、溶融樹脂を型内で加圧し、起毛状表
皮材4と熱可塑性樹脂を一体成形することにより、従来
の問題点を解消することができる起毛状樹脂成形品の成
形法を提供することにある。
たもので、布地等の起毛状表皮材4を金型内にセット
し、その表皮材4の裏面に熱可塑性溶融樹脂を注入し、
更に金型を圧縮し、溶融樹脂を型内で加圧し、起毛状表
皮材4と熱可塑性樹脂を一体成形することにより、従来
の問題点を解消することができる起毛状樹脂成形品の成
形法を提供することにある。
以下に、この発明の実施例を第1図に基づいて説明す
る。
る。
まずその構成を説明すると、4は起毛状表皮材であり、
これはナイロン,ポリエステル,綿などの繊維織物ある
いは不織布であり、その表面が起毛状にしてあれば良
い。またこの起毛状表皮材4は例えば自動車の内装部品
等の質感を向上させることができるものを選択すればよ
い。3はクッション材であって、このクッション材3は
上記表皮材4にあらかじめラミネートされているもので
あり、さらにこのクッション材3はウレタンスラブ,発
泡ポリプロピレンシート,スポンジなどクッション性を
有すれば良い。このクッション材3は、成形品の感触を
よりソフト化するものである。1は熱可塑性樹脂による
成形層であって、この熱可塑性樹脂は通常成形されてい
るものであれば良く、例えばポリプロピレン,ABS,ノリ
ル,ポリカーボネートなどの樹脂材が適用できるもので
ある。
これはナイロン,ポリエステル,綿などの繊維織物ある
いは不織布であり、その表面が起毛状にしてあれば良
い。またこの起毛状表皮材4は例えば自動車の内装部品
等の質感を向上させることができるものを選択すればよ
い。3はクッション材であって、このクッション材3は
上記表皮材4にあらかじめラミネートされているもので
あり、さらにこのクッション材3はウレタンスラブ,発
泡ポリプロピレンシート,スポンジなどクッション性を
有すれば良い。このクッション材3は、成形品の感触を
よりソフト化するものである。1は熱可塑性樹脂による
成形層であって、この熱可塑性樹脂は通常成形されてい
るものであれば良く、例えばポリプロピレン,ABS,ノリ
ル,ポリカーボネートなどの樹脂材が適用できるもので
ある。
次にその起毛状樹脂成形品の成形工程について説明す
る。
る。
起毛状表皮材4の裏面に、クッション材3をラミネート
してなる表皮5を不図示の金型内にセットし、次いでそ
の表皮5の裏面即ちクッション材3側に溶融熱可塑性樹
脂を適当量ショートショットの状態で注入する。次いで
金型を圧縮し、当該金型内の溶融樹脂を加圧することに
より、表皮5と熱可塑性樹脂との一体成形品が作製され
る。
してなる表皮5を不図示の金型内にセットし、次いでそ
の表皮5の裏面即ちクッション材3側に溶融熱可塑性樹
脂を適当量ショートショットの状態で注入する。次いで
金型を圧縮し、当該金型内の溶融樹脂を加圧することに
より、表皮5と熱可塑性樹脂との一体成形品が作製され
る。
このようにこの実施例による起毛状樹脂成形品によれ
ば、表皮5と熱可塑性樹脂成形品とが、接着手段を用い
ることなく一体形成できるので、生産性,経済性が高め
られる。さらに表皮5は成形型内にセットして熱可塑性
樹脂と一体化するものであるから、その成形品の形状制
約が緩和され、多品種の多形状の起毛状樹脂成形品を作
成することができる効果がある。
ば、表皮5と熱可塑性樹脂成形品とが、接着手段を用い
ることなく一体形成できるので、生産性,経済性が高め
られる。さらに表皮5は成形型内にセットして熱可塑性
樹脂と一体化するものであるから、その成形品の形状制
約が緩和され、多品種の多形状の起毛状樹脂成形品を作
成することができる効果がある。
以上のように本発明は、起毛状表皮材4又はこれにクッ
ション材3をラミネートした表皮5を金型内にセット
し、該表皮5の裏面から熱可塑性樹脂を適当量注入した
うえで金型を圧縮し、その後前記金型内に前記熱可塑性
樹脂を充填することにより、起毛状表皮材と熱可塑性樹
脂層1とを一体成形することを特徴とする起毛状樹脂成
形品の成形法である。
ション材3をラミネートした表皮5を金型内にセット
し、該表皮5の裏面から熱可塑性樹脂を適当量注入した
うえで金型を圧縮し、その後前記金型内に前記熱可塑性
樹脂を充填することにより、起毛状表皮材と熱可塑性樹
脂層1とを一体成形することを特徴とする起毛状樹脂成
形品の成形法である。
従ってこの発明の起毛状樹脂成形品の成形法によれば、
表皮5と熱可塑性樹脂成形品とが、接着手段を用いるこ
となく一体形成できるので、生産性,経済性が高められ
る。さらに表皮5は成形型内にセットして熱可塑性樹脂
と一体化するものであるから、その成形品の形状制約が
緩和され、多品種の多形状の起毛状樹脂成形品を作成す
ることができる効果がある。
表皮5と熱可塑性樹脂成形品とが、接着手段を用いるこ
となく一体形成できるので、生産性,経済性が高められ
る。さらに表皮5は成形型内にセットして熱可塑性樹脂
と一体化するものであるから、その成形品の形状制約が
緩和され、多品種の多形状の起毛状樹脂成形品を作成す
ることができる効果がある。
第1図は本発明よりなる成形法により得られた起毛状樹
脂成形品の実施例を示した説明図、第2図は従来品の説
明図である。 1……熱可塑性樹脂層、3……クッション材 4……起毛状表皮材、5……表皮
脂成形品の実施例を示した説明図、第2図は従来品の説
明図である。 1……熱可塑性樹脂層、3……クッション材 4……起毛状表皮材、5……表皮
Claims (1)
- 【請求項1】起毛状表皮材(4)又はこれにクッション
材(3)をラミネートした表皮(5)を金型内にセット
し、該表皮(5)の裏面から熱可塑性樹脂を適当量注入
したうえで金型を圧縮し、その後前記金型内に前記熱可
塑性樹脂を充填することにより、起毛状表皮材と熱可塑
性樹脂層(1)とを一体成形することを特徴とする起毛
状樹脂成形品の成形法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24918187A JPH0747285B2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | 起毛状樹脂成形品の成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24918187A JPH0747285B2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | 起毛状樹脂成形品の成形法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6490711A JPS6490711A (en) | 1989-04-07 |
JPH0747285B2 true JPH0747285B2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=17189107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24918187A Expired - Lifetime JPH0747285B2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | 起毛状樹脂成形品の成形法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747285B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07304138A (ja) * | 1994-05-11 | 1995-11-21 | Daiwa Kasei Kogyo Kk | 装飾加工表面を有するシート材料及びその製造方法 |
JP4824200B2 (ja) * | 2001-05-31 | 2011-11-30 | テイ・エス テック株式会社 | 加飾部材を備えた自動車用内装ライニング部品及びそれを一体成形する方法及びその装置 |
US20230041295A1 (en) * | 2020-01-15 | 2023-02-09 | Denka Company Limited | Resin sheet having hair-like bodies and molded article thereof |
JP7487309B2 (ja) * | 2020-07-14 | 2024-05-20 | デンカ株式会社 | 毛状体を有する樹脂シート及びその成形品 |
-
1987
- 1987-10-02 JP JP24918187A patent/JPH0747285B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6490711A (en) | 1989-04-07 |
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