JPH0611501B2 - 多層成形品のプレス成形方法 - Google Patents

多層成形品のプレス成形方法

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JPH0611501B2
JPH0611501B2 JP14227286A JP14227286A JPH0611501B2 JP H0611501 B2 JPH0611501 B2 JP H0611501B2 JP 14227286 A JP14227286 A JP 14227286A JP 14227286 A JP14227286 A JP 14227286A JP H0611501 B2 JPH0611501 B2 JP H0611501B2
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JP
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woven
woven fabric
multilayer molded
molding method
molding
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JP14227286A
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捷平 桝井
金光 大石
清志 三井
信裕 臼井
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は表皮材と合成樹脂よりなる多層構造成形品(以
下、多層成形品という)の製造法に関するものである。
〔従来技術〕
プラスチックス成形品はその経済性、自由な賦形性、及
び軽量性等の理由から自動車、家電をはじめあらゆる分
野において大量に使用されている。しかし、一方では安
っぽさ、冷たい感じ、傷がつき易い等の欠点があり、装
飾性、ソフト感等の付与が強く求められてきた。従来、
これらの要望を満足する機能を備えたコンパウンドを得
るべく種々の検討がなされてきたが、単一の材料で自由
な賦形性および強度を保持しつつ前記欠点を改良された
表面性状をも有することは困難であり、現状では異種の
機能を持つ複数の材料を組み合わせた多層成形品が一般
に多く用いられている。
これら多層成形品を織布または不織布と可塑化溶融した
熱可塑性樹脂を用いて一体化成形する方法として特開昭
59-150740号公報等各種成形方法が提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
これら従来の方法で織布または不織布と可塑化溶融した
熱可塑性樹脂を用いて一体化成形して得られた多層成形
品は、一般的に圧力および/または熱により該織布また
は不織布が有している風合いが著しくそこなわれる問題
がある。該問題はプレス成形法を用いて低圧成形すれば
射出成形による方法よりは著しく改善され、織布または
不織布を選択すれば実用に供し得る場合もある。しか
し、この場合は使用できる織布、不織布が限定され、多
様性に欠ける。
本発明はこれら従来法における欠点を改良して、より広
範囲の織布または不織布を用いて風合いの良好な多層成
形品を合理的に一体成形する方法を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は溶融状態にある熱可塑性樹脂ならびい織布ある
いは不織布(裏面にバッキング材を裏うちしたもの、ま
た、裏面に他の織布、不織布、熱可塑性樹脂またはエラ
ストマーのシート、フィルム、各種発泡体、紙等を積層
したものを含む)を金型間に供給し、加圧・冷却して該
熱可塑性樹脂と該織布あるいは不織布とを貼合せた多層
成形品を得る成形方法において、該織布あるいは不織布
に当接する金型キャビティ表面に微小凹凸模様が付与さ
れた金型を用いる事を特徴とする方法がある。
本発明に用いる金型キャビティ表面の微小凹凸模様と
は、熱可塑性樹脂の射出成形等において成形品表面に微
小凹凸模様を付与するのに用いられている各種パターン
のシボ模様等と同様なものであり、微小凹凸模様のパタ
ーン、凹凸のピッチ、深さ等は表皮材の種類によって調
整される。
〔実施例〕
第1図〜第3図は本発明の実施例を示す工程図である。
(1)はプレス機の上プラテン油圧等で上、下に運動し、
これに成形用上金型(2)が取付けてある。上金型キャビ
ティ面(11)には凹凸模様が付与されている。(3)はプレ
ス機の下プラテンでこれに成形用金型(4)が取付けてあ
る。下金型には溶融樹脂の通る保温されている樹脂通路
(5)が設けてあり、この樹脂通路(6)において、図示して
いないが、溶融樹脂を供給する射出装置の先端に接続さ
れている。また、供給口(7)は図示していないが溶融樹
脂を供給する時には開き、供給が終了すると閉じる弁が
設けられている。
次に成形操作について説明する。
第1図に示した如く織布または不織布(20)を供給する。
ここにおいて織布または不織布(20)は裏面にバッキング
材を裏うちしたもの、また裏面に他の織布、不織布、熱
可塑性樹脂またはエラストマーのシート、フィルム、各
種発泡体、紙等を積層したものを含み、供給に先立って
予備加熱を行なってもよく、表面をキャビティ面に接す
るように供給する。
さらにこれら織布または不織布は第1図の如く下金型上
に直接置いてもよいし、あるいは適切な保持手段を用い
て保持しておいてもよい。
次に第2図に示した如く上プラテンをまだ、上・下金型
が閉鎖しない適切な位置まで降下させ、供給口(7)から
可塑化溶融した熱可塑性樹脂を下金型と織布または不織
布の間に供給し、供給しながらまたは供給の直後に、上
プラテンをさらに降下させ、上金型(2)と下金型(4)で溶
融樹脂をプレスし、第3図のように賦形して織布または
不織布(20)と樹脂(21)とを貼合せた積層成形品(22)を得
る、 本成形方法において上金型キャビティ表面がフラットな
面であるときには織布または不織布が該フラット面で一
様に圧着されるため一般に該織布または不織布が有して
いる風合いが損なわれやすい。しかし、上金型キャビテ
ィ表面に微小凹凸模様を施した金型用いると、第3図の
a部拡大図である第4図に示した如く、織布または不織
布は主として上型キャビティ表面の凸部(12)と下型キャ
ビティ面とで圧着され、上型キャビティ表面の凹部では
比較的圧着されにくい。従って、全体として織布または
不織布の風合いが保持されやすい。
上記上金型キャビティ表面の微小凹凸はピッチが小さ
く、深さの深いものの方が本目的には適しているが、加
工性の問題もあり、表皮材の特性によって必要な程度に
とどめるのがよい。剛性が高く、肉厚の厚い織布または
不織布を用いる場合には比較的ピッチが大きく、深さの
浅い凹凸面を有する上金型で良好な結果を得る。さらに
裏面にバッキング材等を積層した織布または不織布を用
いると、風合の保持は一層向上する。
以上本発明を説明するための一実施例を示したが、本発
明はこれに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明にかかる一実施例を示す工程
図、第4図は第3図a部の拡大図である。 図中の主な符号は次の通りである。 1:上プラテン、2:上金型、 3:下プラテン、4:下金型、 5:樹脂通路、7:樹脂供給口、 11:上金型キャビティ表面、 20:織布または不織布、 21:溶融樹脂または樹脂層、 22:積層成形品

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶融状態にある熱可塑性樹脂および織布ま
    たは不織布を金型間に供給し、加圧・冷却して該熱可塑
    性樹脂と該織布または不織布とを貼合せた多層成形品を
    得る成形方法において、該織布または不織布側にキャビ
    ティ表面に微小凹凸模様が付与された金型を用いること
    を特徴とする多層成形品のプレス成形方法。
JP14227286A 1986-06-17 1986-06-17 多層成形品のプレス成形方法 Expired - Lifetime JPH0611501B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011112836A3 (en) * 2010-03-10 2012-01-19 e-gads! LLC Glass-filled three-dimensional resin elements and methods for making the same

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