JPS63162350A

JPS63162350A - 自動車用カ−ペツト

Info

Publication number: JPS63162350A
Application number: JP31248586A
Authority: JP
Inventors: Yutaka Uchida; 豊内田
Original assignee: Hayashi Telempu Corp
Current assignee: Hayashi Telempu Corp
Priority date: 1986-12-26
Filing date: 1986-12-26
Publication date: 1988-07-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この考案は、自動車の室内フロア、デツキフロア等に敷
設される自動車用カーペットの改良に関するものである
。

（従来技術）従来の一般的な自動車用カーペットの場合、低密度ポリ
エチレン等の熱可塑性樹脂の裏打ちを施した後で、裏面
に繊維屑、ボロ等からなる嵩高のフェルトを接着してい
た。このフェルトはカーペットとフロアパネルの間に介
在することにより、カーペットに対してクソシシン性と
断熱性および防音性を与えていた。一方、フェルトに代
えて、熱成形により所望形状に成形したカーペットの裏
面に発泡ポリウレタンを注入発泡成形し、フロアパネル
の凹凸がカーペットの表面に出ないようにしたものは特
開昭５９−１２３０等により公知である。これは、熱可
塑性樹脂の裏打ちを施したカーペットを加熱して裏面の
樹脂層を軟化させた後、真空成形、或いはスタンプ成形
等で所望形状に成形し、その後、温度調節を施した注入
発泡成形型にセットし、カーペットの裏面の樹脂層と注
入発泡型との間に形成されたキャビティ内に発泡ポリウ
レタン原料をノズルから注入し、発泡ポリウレタン原料
を発泡させ、硬化した後に取り出すようにしたものであ
る。

（発明が解決しようとする問題点）裏面に発泡層を有するカーペットは、フェルトを裏面に
接着したカーペットに比べて、比較的高い剛性と、良好
なりッシタン性を有している。しかし更に剛性を要求さ
れる場合もあった。この場合は発泡層の密度を上げるか
、或いは圧縮弾性率の高い樹脂を使用する方法があった
が、前者の場合には重くなるととにもコストが嵩み、後
者の場合は圧縮弾性率の上昇と共にクッション性は低下
した。従って剛性が更に高く、クッション性の優れたフ
ロアカーペットが要求されていた。

（問題点を解決するための手段）本発明では上記問題点を解決するために、カーペットの
裏面に発泡層を設けるとともに、この発泡層を中間にフ
ィルムあるいは不織布、織物、または編み物からなる補
強層を介して二層に形成した。

使用できるカーペットとしてはタフテッドカーペット、
ニードルパンチカーペット等があり、カーペットの裏面
には予めポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸
ビニル共重合体、塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂の裏
打ちを施しておく。カーペットの裏面に設けられる発泡
層の材質としては、ポリウレタンフォーム、ポリエチレ
ンフオーム、ポリプロピレンフオーム、塩ビフオーム、
ポリブタジェンフオーム等がある。複数の発泡体層は同
じ材質を用いても良いが、それぞれ異なる材質を用いて
も構わない。例えば、フロアパネルに最も近い発泡体層
としては制振性の優れた、粘弾性物質を含浸したポリウ
レタンフォームを使用し、カーペットに最も近い層には
ポリエチレンフオームを用いても良い。

補強層として用いるフィルムとしては、ポリエチレン、
ポリプロピレン、塩化ビニル樹脂、ポリブタジェン、ポ
リエステル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリウレ
タン等から成形された、厚さが０゜０１〜１．Ｏｌのフ
ィルムが好ましい。また不織布としてはポリエステル、
ポリプロピレン、ポリアミド等のスパンボンド不織布、
ニードルバンチ不織布等があり、その目付けとしては１
０〜３００　ｇ／ｒｒｒの範囲が好ましい。

カーペット、発泡体層、補強層を相互に積層するには以
下に述べる方法が採用できる。

■、レシート状発泡体を補強材とともに、接着剤、フレ
ームラミネート等により積層する。これをカーペットの
成形型に予めセットしておき、そして裏打ち層の熱可塑
性樹脂層を加熱軟化させたカーペットを、裏打ち層と前
記積層体が当接するように重ねて、型を閉じることによ
りカーペットの成形と積層を同時に行う。冷却後に型を
開いて成形品を取り出して、トリミング、孔明は等の仕
上げ処理を施して完成する。

■、予め成形しておいたカーペットと、補強材をウレタ
ン注入発泡成形型にセットし、カーペットの裏面と補強
材との間にウレタン原料を注入し発泡させる。ウレタン
がキュアー、或いは半キュアー後に型を一定間隔だけ開
き、そこへ追加のウレタン原料を注入し発泡させる。ウ
レタンがキュアーした後に型からカーペットを取り出し
、トリミング、孔明は等の仕上げ処理を施して完成する
。

■、予め、裏面にフレームラミ、押出ラミネート、接着
剤ラミネート等の方法により発泡体層、および−４＝補強材を積層したカーペットを用い、このカーペットの
補強材の裏面に発泡剤を混入したポリエチレン、ポリプ
ロピレン等の粉末を散布した後に加熱することにより前
記粉末を発泡させ、その直後に成形型により所望形状に
成形する。冷却後に型からカーペットを取り出し、トリ
ミング、孔明は等の仕上げ処理を施して完成する。

（作用）本発明の場合、複数の発泡層の中間に設けられるフィル
ム層あるいは不織布、織物、または編み物からなる補強
層はカーペットの剛性を増大する働きをする。また各発
泡層の材質を要求される性能に応じて最適なものにする
ことを可能にする。

（実施例）タフテッドカーペット　（パイル目イ寸けが４５０ｇ／
イ）の裏面に低密度ポリエチレンを３５０　ｇ／ｒｒｒ
コーティングしたものを加熱して、低密度ポリエチレン
層を溶融軟化させ、次に自動車のフロアの形状をした型
の間で圧締した。冷却後に取り出し、ウレタンの注入発
泡成形型に、ポリエチレンフイルム（厚さが０．０５ｎ
）　　とともセットし、カーペットの裏面の低密度ポリ
エチレン層とポリエチレンフィルムの間にポリウレタン
発泡原料を注入した。３分程経過してほぼ発泡とキュア
ーが完了した時点で型を１０１１だけ開いてその間に更
にポリウレタン発泡原料を注入して発泡させた。２０分
後に型を開いて取り出した。外周をトリミングして仕上
げた。完成した自動車用カーペットは剛性が充分にあり
、クッション性も優れたものであった。このカーペット
の断面を図面に示す。ここで１はカーペットであり、２
は低密度ポリエチレンの裏打ち層である。３ａ、３ｂは
ポリウレタン発泡層であり、４はポリエチレンフィルム
層である。

（発明の効果）本発明によれば、カーペットの裏面に補強材を中間に介
して複数の発泡体層を設けたため、クッション性の優れ
た発泡体を（圧縮弾性率の低い発泡体）を使用した場合
でも充分な剛性が保たれる。また、複数の発泡体層をそ
れぞれことなる材質にすることが可能になるため総合的
に優れた自動車用カーペットを提供できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の自動車用カーペ・ノドの断面図を示す。１・・・カーペット、　　２・・・裏打ち層、３ａ、３
ｂ・・・発泡体層、４・・・・・・・補強層図酊／１：カーペット −２＝裏打ち層一３ａ：発泡体層 −４：補強層 −３ｂ二発泡体層

Claims

【特許請求の範囲】

（１）、裏面に発泡層を有すとともに、該発泡層を中間
にフィルムあるいは不織布、織物、または編み物からな
る補強層を介して複数以上の層に形成したことを特徴と
した自動車用カーペット。
（２）、特許請求の範囲１で述べた発泡層がポリウレタ
ンフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリプロピレンフ
ォーム、ポリブタジエンフォーム、塩化ビニル樹脂フォ
ームから選ばれた一種であることを特徴とした自動車用
カーペット。
（３）、特許請求の範囲１で述べたフィルムが熱可塑性
樹脂から形成されたフィルムであることを特徴とした自
動車用カーペット。