JPH0747127B2 - 3,3,3―トリフルオロプロペン―1の製造法,それに用いられる触媒組成物及びその触媒の製造法 - Google Patents

3,3,3―トリフルオロプロペン―1の製造法,それに用いられる触媒組成物及びその触媒の製造法

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JPH0747127B2
JPH0747127B2 JP63282627A JP28262788A JPH0747127B2 JP H0747127 B2 JPH0747127 B2 JP H0747127B2 JP 63282627 A JP63282627 A JP 63282627A JP 28262788 A JP28262788 A JP 28262788A JP H0747127 B2 JPH0747127 B2 JP H0747127B2
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tetrahalopropane
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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    • B01J37/00Processes, in general, for preparing catalysts; Processes, in general, for activation of catalysts
    • B01J37/22Halogenating
    • B01J37/26Fluorinating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J27/00Catalysts comprising the elements or compounds of halogens, sulfur, selenium, tellurium, phosphorus or nitrogen; Catalysts comprising carbon compounds
    • B01J27/06Halogens; Compounds thereof
    • B01J27/08Halides
    • B01J27/12Fluorides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、1,1,1,3−テトラハロプロパンと無水弗化水
素との反応による3,3,3−トリフルオロプロペン−1の
製造に関する。より詳しくは、本発明は、当業界でこれ
まで知られているよりも単純で改良された触媒が使用さ
れる、3,3,3−トリフルオロプロペン−1の製造法に関
する。
3,3,3−トリフルオロプロペン−1(TFP)は、商業上の
原料として有意な価値を有する化学的中間体である。TF
Pの商業上の価値の第1の例は、フルオロシリコーン中
間体、及びフルオロシリコーン流体及びフルオロシリコ
ーンゴムのような最終生成物の製造におけるその使用で
ある。Pierceなど.,Industrial and Engineering Chemi
stry,52(1960年9月)、783〜784ページは、TFPにより
開始する、フルオロシリコーン物質に使用されるフルオ
ロアルキル置換性ポリジオルガノシロキサン中間体の製
造法を概説する。
弗素化剤としてHFを用いての1,1,1,3−テトラクロロプ
ロパンからTFPの製造法は、少なくとも2段階工程を有
し、ここで弗素化反応の他に、プロパンのプロペンへの
脱ハロゲン化水素反応が、起こるにちがいない。従っ
て、塩素化された炭化水素の弗素化への技術の拡張は、
一般的に不適切であるかも知れない。
水の不在下で弗化アルミニウム及び遷移金属化合物(該
化合物は、無水弗化水素との接触により遷移金属弗化物
に転換される)を機械的に混合することにより製造され
る3,3,3−トリフルオロプロペン−1の製造のための触
媒は、当業界においてどこにも示されず又は提案されて
いない。
本発明の目的は、1,1,1,3−テトラハロプロパンと無水
弗化水素(HF)との気相反応から3,3,3−トリフルオロ
プロペン−1(TFP)の製造のためのより効果的な触媒
を提供することである。さらに本発明の目的は、そのよ
うな改良された触媒の調製のためのより簡単でより安価
な製造方法を提供することである。
本発明は、弗化アルミニウムと遷移金属化合物との単純
な機械的混合及び無水HFによるその混合物の処理が、こ
の化学的ルートを通してのTFPの製造に関して、これま
で当業界において知られている触媒よりもより効果的な
触媒を生成するという発見に基ずかれる。続く発見は、
本発明がその製造の間、約500℃以上の温度に暴露され
ていない弗化アルミニウム材料により単に効果的である
ことである。本発明者は、水和弗化アルミニウムに起因
する弗化アルミニウム材料を使用することがまた好まし
いことを示唆する。下記の例に示れるように、弗化アル
ミニウムのみ又は遷移金属化合物、たとえば鉄塩化物の
みは、本発明のTFP製造方法のための触媒として効果的
でない。
TFPの製造における従来技術のほとんどは、“湿”式法
又は水性法を通しての弗素化触媒の製造を論ずる。その
ような方法においては、弗化アルミニウム又はアルミナ
が、所望する金属化合物の水溶液により飽和される。ア
ルミナ又は金属化合物の弗化物含有材への転換は、通
常、加熱及びHFの存在によりもたらされる。HF、及び特
に水性HFのひじょうに腐蝕性性質のために、ひじょうに
高価な耐蝕装置及び特殊化された工程が必要とされる。
従って、本発明は、その工程をひじょうに単純化し、そ
して製造費用を有意に減じる。
クロム材は、ハロゲン化されたプロパンからのTFPの製
造のための触媒への添加金属として当業界に知られてい
る。より広い範囲の金属化合物が利用され得ることが本
発明において見出された。さらに、安価な金属化合物、
たとえば鉄化合物の使用により、TFP製造の経済性がさ
らに改良される。
本発明によれば、無水弗化水素(HF)とハロゲン化プロ
パンとの反応からの3,3,3−トリフルオロプロペン−1
(TFP)の製造のための改良された触媒の製造方法が提
供され、そしてこの詳細は下記に示れるであろう。従っ
て、記載される方法は、触媒を製造するための方法であ
り、該方法は: (A)約500℃以下の温度で調製された弗化アルミニウ
ムを供給し; (B)コバルト、クロム、鉄、マンガン、ニッケル、チ
タン及びバナジウムの化合物から成る群から選択された
遷移金属化合物と共に水なしで前記弗化アルミニウムを
機械的に混合し;そして (C)前記遷移金属化合物を遷移金属弗化物に転換する
ために、前記弗化アルミニウムと遷移金属化合物との機
械的混合物と十分な気体性無水弗化水素とを接触せしめ
ることを含んで成る。
弗化アルミニウムは、加工された材料、たとえば約500
℃以下の温度で乾燥された材料であるべきである。これ
以上の温度では、弗化アルミニウムの物理的形態及び化
学的形態が変化し、改良された触媒の有益性に損害を与
える。好ましくは、弗化アルミニウムは、約400℃又は
それ以下の温度で加工された方が良い。その弗化アルミ
ニウムは、無水弗化アルミニウムである。好ましくは、
出発弗化アルミニウムは、水を除去するための工程の
間、その加工温度が400℃を越えないことを確保するた
めに水和弗化アルミニウムであるべきである。上記例と
して、TFPの製造における触媒の有効性と触媒表面積と
の間の明確な関係が例示される。発明者は、触媒表面積
は、弗化アルミニウム表面積の直接的な結果であり、そ
してその表面積は温度の関数であることを提示する。発
明者が提示する市販の無水弗化アルミニウムは、1000℃
以上の温度で焼成され、TFPの製造のための触媒として
低表面積及び良好でない効能を有する触媒をもたらされ
る。
本発明に関して、用語“遷移金属”とは、元素の周期表
の第4周期の遷移金属を意味する。その遷移金属化合物
は、コバルト、クロム、鉄、マンガン、ニッケル、チタ
ン及びバナジウムの化合物から成る群から選択される。
好ましくは、その遷移金属化合物は、コバルト、クロ
ム、鉄及びニッケルの化合物から成る群から選択され
る。より好ましくは、その遷移金属化合物は、鉄化合物
である。好ましくは、その鉄化合物は、鉄の塩化物又は
鉄の酸化物である。
水和弗化アルミニウムが使用される場合、水の除去は、
約400℃以下の温度で行なわれるべきである。弗化アル
ミニウムの水和水は、遷移金属化合物との機械的混合の
前、除去され得る。水和水は、遷移金属化合物との機械
的混合の後又は無水弗化水素とその機械的混合物との接
触の間、除去され得る。
弗化アルミニウム及び遷移金属化合物の水なしでの機械
的混合は、乾燥固体混合のための既知手段、たとえば機
械的攪拌ミキサー、タンブラー、流動層ミキサー及びミ
ルによりもたらされ得る。
弗化アルミニウム及び遷移金属化合物の混合物は、遷移
金属化合物のすべてを遷移金属弗化物に実質的に転換す
るために十分な量の無水HFと接触されるべきである。
“十分な量”の無水HFとは、遷移金属化合物を遷移金属
弗化物に転換するのに必要とされるHFの理論的過剰量よ
りも7倍、たとえば10倍の過剰量である。その機械的混
合物と過剰量のHFとの接触は、たとえば約1時間よりも
長い期間にわたって行なわれるべきである。弗化アルミ
ニウム及び金属化合物の機械的混合物は、好ましくは無
水HFの存在下で少なくとも150℃の温度に加熱されるべ
きである。弗化アルミニウム及び遷移金属化合物の混合
物と無水HFとの接触は、従来の気体/固体装置、たとえ
ば攪拌ブレンダー、流動層ミキサー及び同様のものによ
り別々の工程段階としてもたらされ得る。その接触装置
は、加熱及び冷却のための手段を有すべきである。さら
に、その接触装置は、乾燥及びHFによる固体の処理にお
いて発生する流出水及びHFを処理するための手段を有す
べきである。その弗化アルミニウム及び金属化合物の混
合物はまた、TFPの製造のための反応器中でHFと接触せ
しめられ得る。
本発明によれば、無水弗化水素(HF)とハロゲン化プロ
パンとの反応から3,3,3−トリフルオロプロペン−1(T
FP)を製造するための改良された触媒もまた提供される
(この触媒の詳細は、下記に示される)。従って、記載
されているものは、上記方法に従って製造された触媒組
成物である。
本発明の触媒は、弗化アルミニウムと固体遷移金属化合
物との機械的混合物である。それ自体は、水又は水性HF
を必要としない。弗化アルミニウム及び遷移金属化合物
は、前記に示される。
遷移金属化合物は、その遷移金属化合物中の遷移金属の
含有量が触媒重量の約1%よりも高いような量で触媒組
成物中に存在すべきである。好ましくは、遷移金属含有
量は、触媒重量の約1〜9重量%の範囲で存在すべきで
ある。触媒の遷移金属含有量のための限界は、1,1,1,3
−テトラハロプロパンのTFPへの最大の転換、再生が必
要である前の最大の反応サイクル時間、及び最大の触媒
寿命の間にバランスが存在するような範囲である。
最後に、本発明によれば、本明細書に示された条件下で
本発明の触媒を用いて3,3,3−トリフルオロプロペン−
1を製造するための方法が提供される。従って、記載さ
れている方法は、3,3,3−トリフルオロプロペン−1の
製造のための方法であり、該方法とは: (A)下記式: X3CCH2CH2X 〔式中、それぞれのXは、塩素原子及び臭素原子から成
る群から独立して選択される〕で表わされる1,1,1,3−
テトラハロプロパン及び該1,1,1,3−テトラハロプロパ
ンに対して理論的過剰量の無水弗化水素を、触媒を含む
反応器に供給し、ここで前記触媒が、 (i)約500℃以下の温度で調製された弗化アルミニウ
ム;及び (ii)コバルト、クロム、鉄、マンガン、ニッケル、チ
タン及びバナジウムの化合物から成る群から選択された
遷移金属化合物(該化合物は、弗化アルミニウムと共に
水なしで機械的に混合され、そして該弗化アルミニウム
と遷移金属化合物との混合物が、十分な気体性無水弗化
水素により処理され、前記金属化合物が金属弗化物に転
換される)を含んで成り; (B)約200℃以上の温度で前記触媒の存在下で前記1,
1,1,3−テトラハロプロパンと前記無水弗化水素とを接
触せしめ; (C)前記1,1,1,3−テトラハロプロパンと無水弗化水
素との反応をもたらし;そして (D)前記(C)からの混合物から3,3,3−トリフルオ
ロプロペン−1を回収することを含んで成る。
本発明の触媒との接触における高温での蒸気相における
無水HFと1,1,1,3−テトラハロプロパンとの反応は、少
なくとも2段階工程であり、ここでそのテトラハロプロ
パンが脱ハロゲン化水素化され、プロペンが形成され、
そして残るハロゲン基、すなわち塩素又は臭素が弗素化
され、3,3,3−トリフルオロプロペン−1が得られる。
ハロゲン化水素、すなわち塩化水素又は臭化水素のいづ
れかが、その反応の副産物である。わずかな部分のテト
ラハロプロパンが触媒表面上に付着する炭素物質へと分
解される。
1,1,1,3−テトラハロプロパンは、たとえば1,1,1,3−テ
トラクロロプロパン、1,1,1,3−テトラブロモプロパ
ン、1−ブロモ−1,1,3−トリクロロプロパン、1,1−ジ
ブロモ−1,3−ジクロロプロパン、1,1,1−トリブロモ−
3−クロロプロパン及び1,クロロ−1,1,3−トリブロモ
プロパンであり得る。好ましいテトラハロプロパンは、
1,1,1,3−テトラクロロプロパンである。
TFPを製造するための、1,1,1,3−テトラハロプロパンに
対する無水HFの理論量は、テトラハロプロパン1モル当
りHF3モルである。約100%以上のHFの理論的過剰量、す
なわちテトラハロプロパン1モル当りHF6モルが、テト
ラハロプロパンのTFPへの転換を最大にし、そして触媒
の再生及び触媒活性の保持を促進するために好ましい。
より好ましい理論的過剰量は、約100〜300%の範囲、す
なわちテトラハロプロパン1モル当りHF6〜18モルの範
囲である。より低い理論的過剰量が使用され得る;しか
しながら、触媒上に付着し、そしてその機能を妨害する
炭素物質へのテトラハロプロパンのより高い分解が生じ
る。より高い理論的過剰量は、テトラハロプロパンの過
度の希釈及び低められた生産速度をもたらす。
触媒の説明は、前記に示される。
1,1,1,3−テトラハロプロパン及びHFは約200℃以上の温
度で触媒の存在下で接触せしめられ、そして反応せしめ
られるべきである。好ましくは、その接触及び反応温度
は、約250℃〜350℃の範囲であるべきである。これらの
温度限界は、TFPへのテトラハロプロパの最大の転換の
ための十分な反応性とテトラハロプロパンの分解からの
炭素物質による触媒の障害との間のバランスとして表わ
される。より低い温度及びより高い温度が使用され得
る;しかしながら、本発明の有益性は減じられる。
1,1,1,3−テトラハロプロパン及びHFが約200℃以上の温
度で触媒と接触せしめられる期間は、約0.1秒以上でで
あるべきである。より好ましくは、その接触時間は、約
1〜10秒の範囲であるべきである。これは、90%以上の
テトラハロプロパンのTFPへの所望する転換が維持され
る接触時間の範囲である。さらに、10秒以上の接触時間
は、テトラハロプロパンの分解及び触媒の機能の障害を
高める。
触媒の存在下でのテトラハロプロパン及びHFの接触及び
TFPを形成するための反応の実施は、既知の気体−固体
反応器構成体、たとえば流動層反応器、攪拌層反応器、
振動層反応器又は混合層反応器で行なわれ得る。その反
応器は、反応器システムを加熱し、そして冷却するため
の手段を備えられるべきである。加熱及び冷却のための
従来の手段は、反応器を取り巻くジャケット又は触媒層
内の加熱交換器を通して流れる液体又はガスである。そ
の反応システムはまた、副生成物であるハロゲン化水素
の処理のための手段も備えられるべきである。ハロゲン
化水素処理は、得られた酸を中和するための手段と共に
結合された、水スクラバーのような従来の手段であり得
る。
3,3,3−トリフルオロプロペン−1は、周囲温度で気体
である。従って、TFPの回収は、従来の熱交換による気
体の冷却、その冷却された気体の圧縮、及び液体ガスと
してTFPを凝縮するためのその圧縮された気体の冷却か
ら成る工程の既知手段によりもたらされ得る。
高温でのHFと1,1,1,3−テトラクロロプロパンとの蒸気
相反応は、炭素物質の付着による触媒の欠陥をもたら
す。商業的に実行可能である触媒のためには、炭素は二
酸化炭素としてその炭素を除去するために、約400℃の
温度で空気又は酸素により定期的に処理されるべきであ
る。触媒表面の再生のためには、さらに (E)反応器への1,1,1,3−テトラハロプロパン及び無
水弗化水素の供給を定期的に中断し; (F)触媒上の炭素付着物の酸化をもたらし、二酸化炭
素として該炭素を排除するために、約400℃の温度で前
記反応器及び触媒を通して酸素含有性流れを通し;そし
て (G)(A)から(D)を再び続けることを含んで成る
工程を必要とする。この発熱性酸化反応が400℃以上の
温度にならないように注意が払われるべきである。高い
温度は、触媒の有効性を低める。酸素含有性流れの流動
性又は再生温度の段階的上昇の調整は、究極的な再生温
度を調整するための手段の例である。
3,3,3−トリフルオロプロペン−1の製造における触媒
の有効性の測定は、再生が必要である前、反応器システ
ムが操作され得る時間の長さである。本発明において
は、11〜15時間までの長期の反応サイクル時間が示され
た。この実施は、下記の例に示されるように既知の弗素
化触媒に関しては、2〜6時間の長期反応サイクルに匹
敵され得る。
反応システムは、触媒を再生するための及び付着された
炭素物質を除去するためのシステムを備えられるべきで
ある。そのシステムは、触媒層に必要な空気又は他の酸
素含有性流れを供給するための従来の流動性調節システ
ムに含むべきである。その手段として、触媒層に供給さ
れる再生ガスを予熱することが必要である。温度調節
は、触媒層を400℃以上の温度に加熱しないように提供
されるべきである。触媒層から発生する再生ガス中の二
酸化炭素含有量を制御するための手段は、再生が完結さ
れた時間を決定するために提供され得る。
当業者が本発明をより理解するために、次の例が示され
る。これらの例は、例示的であって、制限するものでは
ない。
例1:(本発明の範囲内でない) 1,1,1,3−テトラクロロプロパン(TCP)の蒸気相弗素化
を研究するための装置を、組立てた。その装置は、
(1)気体弗化水素(HF)及びTCP蒸気の一定した流れ
を付与することができる供給システム;(2)300℃〜4
00℃の温度でHFに対して耐性のニッケル製攪拌反応器;
及び(3)反応器の流出液を連続的にサンプリングし、
そして制御するためのガスクロマトグラフィー(GC)分
析器から構成された。HF供給システムは、圧力下でHFガ
スを供給するために加熱されたキャビネット中にHFシリ
ンダーを含んだ。加圧されたHFガスは、従来の流れ制御
手段により供給され、そして制御された。TCP供給シス
テムは、従来の容量形ポンプ及び液体TCPを蒸気に転換
するための気化器から構成された。TCP蒸気及びHFガス
は、反応器中入る前、予熱を加えられた。反応器は、固
体、すなわち粒状物質を混合することができる従来の攪
拌反応器であった。その反応器は、電気的に加熱され、
そして反応器内の所望する温度を維持するために従来の
温度調節装置を備えた。反応器の流出ガスは、その流出
ガスから微量の触媒を除去するためにフィルターを通さ
れた。背圧バルブが、ガスクロマトグラフィー分析器を
通して蒸気サンプルを通過せしめるために十分な圧力を
維持するめのガスベントラインに使用された。
典型的な触媒評価実験においては、約300gの触媒を反応
器に充填した。その触媒及び反応器を、窒素パージ下で
400℃に加熱した。窒素パージは約30分間、続けられ
た。次に、ガスHFを用いて、窒素の代わりに反応器をパ
ージした。次にその反応器を、所望する反応温度に冷却
した。HF供給を安定化し、そして次にTCPポンプを所望
する流速で開始せしめた。
供給は、GC分析器により決定される場合、所望する3,3,
3−トリフルオロプロペン−1(TFP)へのTCPの転換率
が90%以下に落ちるまで続けられた。TCP供給を止め、
そしてHF供給をさらに15〜20分間続け、そして次に止め
た。窒素パージを始め、そして反応器の温度を350℃に
高めた。窒素パージを止め、そして次に空気を反応器中
に導入し、触媒表面上に付着した炭素物質を酸化した。
350℃で1時間維持した後、反応器の温度を400℃に上げ
るために加熱した。空気の流れを、400℃で4〜6時間
続けた。この点で、弗素化−再生サイクルは完結した。
触媒の評価のための基準を確立するために、1959年11月
11日に公開されたイギリス特許第823,519号に記載され
た触媒に類似する弗素化触媒を用いてTFPを製造した。
この触媒は、塩化コバルトの水溶液によりアルミナを飽
和することによって調製された。この湿潤混合物をHFに
より飽和した。次にこの混合物を、HF雰囲気中で加熱す
ることによって乾燥せしめた。
この評価においては、上記で調製された触媒300gを反応
器中に充填した。反応温度は250℃であった。この触媒
は、3.2重量%のコバルト含有率を有した。TCP供給速度
を76.7g/時に調節し;そしてHF供給を70.2g/時に調節
し、HF/TCPは8.4/1モル割合であった。上記から、約7
秒の触媒の層中での滞留時間が計算される。4回の連続
した反応/再生サイクルを行なった。この一連の実験
は、サンプルAとして表示される。それぞれの反応サイ
クルは、TFPへのTCPの転換がGC分析に従って90%以下に
落ちるまで、続けられた。第1表は、90%以下に落ちる
までのそれぞれの反応サイクルについての時間の長さの
一覧である。第1表のサイクル数は“サイクル”と表示
され、そして90%以下に落ちる時間(時)は、“時間”
として表示される。
第 1 表 サンプル サイクル 時間 A 1 6.5 2 4.3 3 4.0 4 2.6 上記結果は、TCPと無水HFとの蒸気相反応からのTFPの製
造のための既知触媒の効能を示す。
例2 例1の装置及び方法を用いていくつかの一連の実験を行
ない、TFPを形成するためにTCPの弗素化のための触媒と
しての弗化アルミニウム及び種々の遷移金属の塩化物の
機械的混合物を評価した。
弗化アルミニウムを、水酸化アルミニウムと水性HFとの
反応により製造した。テフロン ビーカー中において、
水性HF(水中において47〜52重量%)400gを、水1600ml
により希釈した。そのHF溶液を、磁気攪拌バーにより攪
拌し、そして60℃に加熱した。そのHF溶液に、水酸化ア
ルミニウム200gをゆっくりと添加した。その水酸化アル
ミニウムは、60℃で反応体の温度を維持するために、ゆ
っくりと添加された。その水酸化アルミニウムは溶解さ
れ、透明な溶液を生成した。その溶液を60℃で一晩加熱
した。この間、結晶物質が形成された。固形物が、その
水性物質をデカントし、そして次にフィルター紙上で乾
燥せしめることにより単離された。次にその固形物を真
空オーブン中において100℃で4時間、乾燥せしめた。
次に、その固形物を空気循環オーブン中において400℃
で一晩、乾燥せしめた。X線回折によるその固形物の分
析は、かなり小さな微結晶サイズのα−弗化アルミニウ
ムの存在を示した。この製造に使用される水酸化アルミ
ニウム及びHFは、市販されている材料である。
弗化アルミニウムと金属塩化物との混合物を、ボトル中
でそれらの2種の粉末を単純にドライブレンドする(振
盪する)ことにより製造した。多くの場合、金属塩は粗
大で且つ固まりであり、そして乳ばち及び乳棒を用いて
その固形物を粉砕した。これらの実験においては、弗化
アルミニウムに添加される遷移金属の塩化物の量は、触
媒中の遷移金属(すなわち、コバルト、クロム、銅、ニ
ッケル又は鉄)の含有率が3.2重量%であるように調節
された。弗化アルミニウム及び遷移金属化合物の機械的
混合物を反応器中に充填し、そして250℃に加熱した。H
Fを、加熱された触媒を通して約1時間通過せしめた。
触媒層の温度を400℃に上げ、そしてHF供給をさらに約
1時間続けた。次に、触媒を窒素パージ下で250℃に冷
却した。
例1と類似する反応温度及び供給条件が使用された。第
2表は、それぞれサンプルB,C,D,E及びFと表示される
これらの実験の一覧である。第2表は、例1に使用され
たのと同じ表示を用いる。さらに、第2表は、弗化アル
ミニウムとの機械的混合物に使用される遷移金属化合物
を同定し;遷移金属の塩化物を“化合物”として表示す
る。
上記結果は、TFPの蒸気相製造のための触媒としての弗
化アルミニウム及び金属化合物の機械的混合物の効能を
示す。
例3:(本発明の範囲内でない) 例1の装置及び方法を用いて、2種の一連の実験を行な
い、TFPを形成するためにTCPの弗素化のための触媒とし
て、それぞれ弗化アルミニウム及び塩化鉄を評価した。
使用される弗化アルミニウムは、例2で評価したものと
同じである。塩化鉄(FeCl3)は、市販されている試薬
である。
例1におけるのと同じ温度及び供給条件を用いた。第3
表は、それぞれサンプルG及びHと表示されるこれらの
実験の一覧である。第3表は、例1に使用されたのと同
じ表示を使用する。さらに、第3表は使用される触媒を
同定し;その触媒を“触媒”として表示する。
上記結果は、TFPの製造のために触媒として別々に使用
される、弗化アルミニウム又は金属塩化物の良好でない
効能を示す。
例4:(本発明の範囲内でない) いくつかの一連の実験を行ない、フラックスとして市販
され、そしてアルミニウム産業界で使用されている無水
弗化アルミニウムの使用を評価した。例1の装置及び方
法を用いて、TFPを形成するためにTCPの弗素化のための
触媒としての無水弗化アルミニウムを単独で又は金属化
合物との機械的混合物として評価した。これらの市販の
無水弗化アルミニウムサンプルは、1000℃以上の温度で
乾燥された焼成材料のように見えた。
例1におけるのと類似する温度及び供給条件を用いた。
第4表は、それぞれサンプルJ,K,L及びMと表示される
これらの実験の一覧である。第4表は、前記例に使用さ
れたのと同じ表示を使用する。さらに、第4表は無水弗
化アルミニウムの源を同定し、そしてこれを“源”とし
て表示する。
上記結果は、水を除去するために高温で処理された弗化
アルミニウムの良好でない効能を示す。
例5 2種の一連の実験を行ない、鉄化合物との機械的混合物
における市販の水和弗化アルミニウムの使用を評価し
た。評価される水和弗化アルミニウムは、American Hoe
cht,an American distributor for Reidel de Hoen of
Germanyから購入された三水和物であった。例1の装置
及び方法が使用された。
2種の触媒サンプルを調製し;そしてそれぞれサンプル
N及びPと表示する。サンプルNは、水和弗化アルミニ
ウムとFeCl3とをまず機械的に混合することによって製
造された。次に、その混合物を、180℃で3日間、オー
ブン中で乾燥せしめた。次に、その混合物を弗素化反応
器中に充填し、ここで温度は、HFガスのパージ下で約5
時間にわたって150℃から400℃に高められた。次に、そ
の触媒混合物を窒素パージ下で400℃で4時間維持し
た。
サンプルPは、弗化アルミニウム三水和物及び酸化鉄
(Fe2O3)の機械的混合物であった。Fe2O3は、Mapico R
ed (Columbian Chemicals,Tulsa,Oklahoma)の商標名
で購入された。その混合物を弗素化反応器中に充填し、
そして窒素によりパージした。反応器の温度を、6時間
にわたって180℃から400℃に上げた。次に、その反応器
の温度を250℃にセットし、そしてHFを数時間、その混
合物上に通し、Fe2O3をFeF3に転換した。
サンプルM及びPの両者においては、鉄含有率は約3重
量%であった。
例1に類似する温度及び供給条件が使用された。第5表
は、これらの2種の実験の一覧である。第5表は、前記
例に使用されるのと同じ表示を使用する。
第 5 表 サンプル サイクル 時間 N 1 13.5 2 12.5 3 13.2 P 1 15.5 2 12.8 3 14.0 4 7.8 5 12.0 6 13.8 b:反応温度=200℃。
上記結果は、鉄の酸化物及び鉄の塩化物がTFPの製造の
ための触媒としての弗化アルミニウムとの機械的混合物
として等しく作用することを示す。
例6 前記例で使用された触媒のサンプルを、既知分析技法に
より表面積及び気孔体積について分析した。上記方法か
ら分析されるサンプルは、サンプルA,B,F,K及びNであ
った。第6表は、その得られた分析結果の一覧である。
第6表で“S.A."として表示されている表面積は、1g当
りの平方メーター(m2/g)として表わされる。“P.V."
として第6表で表示される気孔体積は、1g当りの立方セ
ンチメーター(cc/g)として表わされる。
第 6 表 サンプル S.A. P.V. A 23 0.02 B 42 0.04 F 49 0.07 K 4 − N 57 0.02 前記例の結果への表面積測定の結果の適用は、より広い
表面積を有する触媒(すなわち弗化アルミニウム)は、
TFPの製造のための触媒としてより有利に作用すること
を示す。
例7 一連の実験を行ない、本発明の触媒に対する種々の鉄添
加物の影響力を評価した。例1の装置及び方法が使用さ
れた。
使用される弗化アルミニウムは、例2で調製されたもの
と類似するものであった。使用される鉄化合物は、塩化
第二鉄及び酸化第二鉄であった。合計触媒の約1〜10重
量%の鉄含有率を有する、弗化アルミニウムの機械的混
合物を調製した。
それぞれサンプルQ,R,S及びTと表示される4種の一連
の実験を行なった。第7表は、これらの一連の実験の一
覧である。例2の第2表に使用される表示が用いられ
る。さらに触媒中の鉄含有率は、重量%であり、そして
第7表において“wt%”として表示される。
上記結果は、TFP反応に対する触媒中の鉄含有率の影響
力を示す。
フロントページの続き (72)発明者 マイケル ドワイト メドー アメリカ合衆国,ミシガン,ミッドラン ド,スタージャン クリーク パークウエ イ 6212 (72)発明者 アントニー ポープ ライト アメリカ合衆国,ミシガン,ローズ,ジェ ファーソン ロード 7300

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3,3,3−トリフルオロプロペン−1の調製
    のための触媒を製造するための方法であって、 (A)500℃以下の温度で調製された弗化アルミニウム
    を供給し; (B)コバルト、クロム、鉄、及びニッケル、の化合物
    から成る群から選択された遷移金属化合物と共に乾式の
    状態で前記弗化アルミニウムを機械的に混合し;そして (C)前記遷移金属化合物を遷移金属弗化物に転換する
    ために、前記弗化アルミニウムと遷移金属化合物との機
    械的混合物と十分な気体性無水弗化水素とを接触せしめ
    ることを含んで成る方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法に従って製造された、
    3,3,3−トリフルオロプロペン−1の調製のための触媒
    組成物。
  3. 【請求項3】3,3,3−トリフルオロプロペン−1の製造
    方法であって、 (A)下記式: X3CCH2CH2X 〔式中、それぞれのXは、塩素原子及び臭素原子から成
    る群から独立して選択される〕で表わされる1,1,1,3−
    テトラハロプロパン及び該1,1,1,3−テトラハロプロパ
    ンに対して理論的過剰量の無水弗化水素を、触媒を含む
    反応器に供給し、ここで前記触媒が、 (i)500℃以下の温度で調製された弗化アルミニウ
    ム;及び (ii)コバルト、クロム、鉄、及びニッケル、から成る
    群から選択された遷移金属化合物(該化合物は、弗化ア
    ルミニウムと共に水なしで機械的に混合され、そして該
    弗化アルミニウムと遷移金属化合物との混合物が、十分
    な気体性無水弗化水素により処理され、前記金属化合物
    が金属弗化物に転換される)を含んで成り; (B)200℃以上の温度で前記触媒の存在下で前記1,1,
    1,3−テトラハロプロパンと前記無水弗化水素とを接触
    せしめ; (C)前記1,1,1,3−テトラハロプロパンと無水弗化水
    素との反応をもたらし;そして (D)前記(C)からの混合物から3,3,3−トリフルオ
    ロプロペン−1を回収することを含んで成る方法。
  4. 【請求項4】(E)前記反応器への1,1,1,3−テトラハ
    ロプロパンと無水弗化水素との供給を定期的に中断し; (F)触媒上の炭素付着物の酸化をもたらし、二酸化炭
    素として該炭素を排除するために、400℃の温度で前記
    反応器及び触媒を通して酸素含有性流れを通し;そして (G)(A)から(D)を再び続けることを含んで成る
    請求項3記載の方法。
JP63282627A 1987-11-27 1988-11-10 3,3,3―トリフルオロプロペン―1の製造法,それに用いられる触媒組成物及びその触媒の製造法 Expired - Lifetime JPH0747127B2 (ja)

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