JPH0746970A - いかスミパウダーの製法及びこのパウダーを使用して成る食品、菓子、飲料類の製造法 - Google Patents
いかスミパウダーの製法及びこのパウダーを使用して成る食品、菓子、飲料類の製造法Info
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- JPH0746970A JPH0746970A JP3169581A JP16958191A JPH0746970A JP H0746970 A JPH0746970 A JP H0746970A JP 3169581 A JP3169581 A JP 3169581A JP 16958191 A JP16958191 A JP 16958191A JP H0746970 A JPH0746970 A JP H0746970A
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- Japan
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- powder
- production
- ink
- confectionery
- squid
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- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
〔目的〕 いかスミパウダー及びこのいかスミパウダー
を添加した食品、菓子、パン、飲料を得る。 〔構成〕 新鮮ないかからスミを採取し、このスミにデ
キストリンを加熱しながら混合する、デキストリンを混
合したスミをスプレードライヤーにて乾燥し、造粒す
る、造粒したスミを粒度調整する、工程から成るいかス
ミパウダーの製法。 〔効果〕 いかスミをパウダー状にしたため、保存、対
殺菌性、加工性がよく、これを食品、菓子、パン、飲料
の原料中に簡単に配合して、製品化できる。
を添加した食品、菓子、パン、飲料を得る。 〔構成〕 新鮮ないかからスミを採取し、このスミにデ
キストリンを加熱しながら混合する、デキストリンを混
合したスミをスプレードライヤーにて乾燥し、造粒す
る、造粒したスミを粒度調整する、工程から成るいかス
ミパウダーの製法。 〔効果〕 いかスミをパウダー状にしたため、保存、対
殺菌性、加工性がよく、これを食品、菓子、パン、飲料
の原料中に簡単に配合して、製品化できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いかスミパウダーの製
法及びこのいかスミパウダーを原料の一部に混入して成
る食品、菓子、飲料の製法に関する。
法及びこのいかスミパウダーを原料の一部に混入して成
る食品、菓子、飲料の製法に関する。
【0002】
【従来の技術】いかスミに抗ガン効果のあることが知ら
れているが、このいかスミは液状を呈していることか
ら、各種の食品や菓子、飲料に添加して使用するために
は、使用しやすいようにパウダー化することが必要であ
る。
れているが、このいかスミは液状を呈していることか
ら、各種の食品や菓子、飲料に添加して使用するために
は、使用しやすいようにパウダー化することが必要であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のいかス
ミの利用法は、スミから電気泳動法で抽出したエキスを
そのまま利用しているため、保存性、対細菌性、添加性
等において実用的ではなく、製品化されていないのが現
状である。
ミの利用法は、スミから電気泳動法で抽出したエキスを
そのまま利用しているため、保存性、対細菌性、添加性
等において実用的ではなく、製品化されていないのが現
状である。
【0004】本発明の目的は、いかスミを食品、菓子、
飲料類に使用しやすいようにパウダー化する方法と、食
品、菓子、飲料類の原料に使用する製法を提供すること
である。
飲料類に使用しやすいようにパウダー化する方法と、食
品、菓子、飲料類の原料に使用する製法を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るいかスミパ
ウダー化方法と食品、菓子、飲料類の製法は次のとおり
である。
ウダー化方法と食品、菓子、飲料類の製法は次のとおり
である。
【0006】1.新鮮ないかからスミを採取し、このス
ミにデキストリンを80℃以上の高温で加熱しながら混
合する、デキストリンを混合したスミをスプレードライ
ヤーにて乾燥することにより造粒する、造粒したスミを
粒度調整する、工程から成るいかスミパウダーの製法。
ミにデキストリンを80℃以上の高温で加熱しながら混
合する、デキストリンを混合したスミをスプレードライ
ヤーにて乾燥することにより造粒する、造粒したスミを
粒度調整する、工程から成るいかスミパウダーの製法。
【0007】2.いかスミパウダーを食品の原料中に少
量混合又は菓子の表面に塗布して成る食品。
量混合又は菓子の表面に塗布して成る食品。
【0008】3.いかスミパウダーを菓子の原料中に混
合又は菓子の表面に塗布して成る菓子。
合又は菓子の表面に塗布して成る菓子。
【0009】4.いかスミパウダーを飲料中に少量混入
して成る飲料。
して成る飲料。
【0010】
・その1 新鮮ないかからスミを採取し、このスミ(水分60〜7
0)に対してデキストリンを1:1重量%添加しながら
攪拌・混合する。この攪拌・混合は80℃以上の高温で
加熱しながら30分間行い、混合の促進と殺菌を行う。
0)に対してデキストリンを1:1重量%添加しながら
攪拌・混合する。この攪拌・混合は80℃以上の高温で
加熱しながら30分間行い、混合の促進と殺菌を行う。
【0011】次に、スミをスプレードライヤーに送入
し、ここでスプレードライヤーにより乾燥を行い、パウ
ダー化(造粒)する。
し、ここでスプレードライヤーにより乾燥を行い、パウ
ダー化(造粒)する。
【0012】次に、パウダー化したスミをブレンドシフ
ターにより粒度調整し、40メッシュのいかスミパウダ
ーを得て製品とする。なお、デキストリンに代えて、そ
の他の炭水化物を添加してもよい。
ターにより粒度調整し、40メッシュのいかスミパウダ
ーを得て製品とする。なお、デキストリンに代えて、そ
の他の炭水化物を添加してもよい。
【0013】 ・その2 (いかスミ入り即席中華麺の製法) 配合例 小麦粉 25kg 水 7.5 塩 500〜600g 鶏卵 340g かん水 100〜120g 重合燐酸塩 25〜35g いかスミパウダー 1.25kg 上記原料を混合機で混練し、これをロールで圧延し、次
に切歯ロールにて麺線に切断し、次にこの麺線を所定の
量に切断したのち、生のまま、又は油槽に入れて揚げた
のち、包装機により密封包装して製品にする。
に切歯ロールにて麺線に切断し、次にこの麺線を所定の
量に切断したのち、生のまま、又は油槽に入れて揚げた
のち、包装機により密封包装して製品にする。
【0014】麺は、外観上スミ色が認められるが味、食
感は通常のものと変わらず、いかスミの添加に基づく効
果が認められた。
感は通常のものと変わらず、いかスミの添加に基づく効
果が認められた。
【0015】・その3 (ミルクチョコレートの製法) ビターチョコレート 180kg カカオバター 165kg 砂糖 430kg 全脂粉乳 220kg レンチン 5kg 香料 適量 いかスミパウダー 50kg 上記の原料のすべて配合したものは混合機でよく混合
し、五段ロールのレファイナを通してきめ細かくよくす
りつぶし、さらにコーチングマシン、テーパリングマシ
ンで、2昼夜から3昼夜連続してねりあげる。これを一
定の温度に調整した型に流し込み、振動を与えながらコ
ンベアで冷却トンネルの中を通して冷却固化させ、型か
ら抜いて自動包装機で包装して製品とする。
し、五段ロールのレファイナを通してきめ細かくよくす
りつぶし、さらにコーチングマシン、テーパリングマシ
ンで、2昼夜から3昼夜連続してねりあげる。これを一
定の温度に調整した型に流し込み、振動を与えながらコ
ンベアで冷却トンネルの中を通して冷却固化させ、型か
ら抜いて自動包装機で包装して製品とする。
【0016】・その4 (乳酸菌飲料) 脱脂乳 90 脱脂粉乳 7kg スターター 1.8 砂糖 3.5kg 粉飴 5.0kg アルギン酸ナトリウム 1000g 香料 適量 いかスミパウダー 5kg 新鮮な脱脂乳を85℃で30分間加熱殺菌し、40℃に
冷却し、ブルガリヤ菌のスターターを2〜5%添加し、
35〜38℃で1〜2日間発酵させる。1.5〜2.0
%の酸度に達したら、攪拌機又はバターチャーンによっ
て激しく攪拌してカードを破砕して、原料脱脂乳の1.
5〜2倍の白砂糖を加えてさらに攪拌し、80℃、20
分間加熱殺菌する。この熱い液を濾過し冷却する。次に
香料として、レモン、オレンジ、バニラ等を適量加え、
あらかじめ殺菌して置いたびんに詰めて密栓する。
冷却し、ブルガリヤ菌のスターターを2〜5%添加し、
35〜38℃で1〜2日間発酵させる。1.5〜2.0
%の酸度に達したら、攪拌機又はバターチャーンによっ
て激しく攪拌してカードを破砕して、原料脱脂乳の1.
5〜2倍の白砂糖を加えてさらに攪拌し、80℃、20
分間加熱殺菌する。この熱い液を濾過し冷却する。次に
香料として、レモン、オレンジ、バニラ等を適量加え、
あらかじめ殺菌して置いたびんに詰めて密栓する。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上のように、いかスミをパウ
ダー化したので、保存性、対殺菌性等が向上し、且つ食
品、菓子、飲料等に対する使用性が向上する。
ダー化したので、保存性、対殺菌性等が向上し、且つ食
品、菓子、飲料等に対する使用性が向上する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A23L 2/52
Claims (4)
- 【請求項1】 新鮮ないかからスミを採取し、このスミ
にデキストリンを80℃以上の高温で加熱しながら混合
する、 デキストリンを混合したスミをスプレードライヤーにて
乾燥することにより造粒する、 造粒したスミを粒度調整する、 工程から成るいかスミパウダーの製法。 - 【請求項2】 いかスミパウダーを食品の原料中に少量
混合又は菓子の表面に塗布して成る食品。 - 【請求項3】 いかスミパウダーを菓子の原料中に混合
又は菓子の表面に塗布して成る菓子。 - 【請求項4】 いかスミパウダーを飲料中に少量混入し
て成る飲料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3169581A JPH0746970A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | いかスミパウダーの製法及びこのパウダーを使用して成る食品、菓子、飲料類の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3169581A JPH0746970A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | いかスミパウダーの製法及びこのパウダーを使用して成る食品、菓子、飲料類の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0746970A true JPH0746970A (ja) | 1995-02-21 |
Family
ID=15889135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3169581A Pending JPH0746970A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | いかスミパウダーの製法及びこのパウダーを使用して成る食品、菓子、飲料類の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0746970A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08196213A (ja) * | 1995-01-25 | 1996-08-06 | Sanko:Kk | 米 菓 |
ES2130094A1 (es) * | 1997-11-24 | 1999-06-16 | Lopez Moro M Pilar | Procedimiento de obtencion de un colorante alimentario, asi como este colorante y sucedaneos alimentarios con el obtenidos. |
KR101042340B1 (ko) * | 2008-11-04 | 2011-06-17 | 김민재 | 순두부나 두부찌개에 첨가되는 먹물간장소스 및 그 제조방법 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62134045A (ja) * | 1985-12-05 | 1987-06-17 | Amano Jitsugyo Kk | 造粒方法 |
JPS6316115A (ja) * | 1986-07-08 | 1988-01-23 | Mk Seiko Co Ltd | オイル交換装置 |
JPS63240762A (ja) * | 1987-03-30 | 1988-10-06 | Hiroko Aizawa | いかのすみの粉末 |
JPH01141568A (ja) * | 1987-11-30 | 1989-06-02 | Kikkoman Corp | 新粉末調味料 |
-
1991
- 1991-07-10 JP JP3169581A patent/JPH0746970A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS62134045A (ja) * | 1985-12-05 | 1987-06-17 | Amano Jitsugyo Kk | 造粒方法 |
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US6329010B1 (en) * | 1997-11-24 | 2001-12-11 | MARQUINET JOSE IñAKI ALAVA | Process for producing a food colorant, colorant thus obtained and uses thereof |
KR101042340B1 (ko) * | 2008-11-04 | 2011-06-17 | 김민재 | 순두부나 두부찌개에 첨가되는 먹물간장소스 및 그 제조방법 |
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