JP2004105169A - 乾燥餡含有飲食物 - Google Patents

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増田 隆史
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Abstract

【課題】風味、食味の劣化が極力抑えられた乾燥餡を配合することにより、餡本来の風味を有する各種の飲食物を提供すること。
【解決手段】乾燥餡固形分1g中のポリフェノール含有量が3.6〜8.1mgである乾燥餡を含有する飲食物。例えばベーカリー製品、和菓子、洋菓子、スナック菓子、冷菓、プレミックス、即席食品、健康食品、水産練り製品、麺類および清涼飲料。
【選択図】   なし

Description

【0001】
【発明の属する利用分野】
本発明は、風味の優れた乾燥餡を含有する飲食物に関する。
【0002】
【従来の技術】
小豆から製造される餡は、菓子類を中心に様々な食品・飲料に利用されている。食品や飲料の原料に利用される餡には、生餡、練り餡、乾燥餡などがある。生餡は水分が62%前後と高く、その水分含量の高さから保存性は非常に悪く、生餡に糖類を添加して練り餡を製造する場合には、生餡製造後直ちに練り餡を製造するか、冷蔵あるいは冷凍保存した生餡を使用しなければならないなど、取り扱いにくい面があった。一方、乾燥餡は生餡の水分を10%以下程度にまで脱水・乾燥させたものであり、長期保存に耐える他、取り扱い性の面でも優れている。しかしながら、乾燥餡は、主に乾燥時の熱等により餡本来の風味が著しく損なわれる他、餡粒子の損傷により餡本来の食味が劣化するという問題点を有していたため、他の食品に乾燥餡を配合しても、餡本来の風味を得ることができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、従来の乾燥餡に比べ、風味、食味の劣化が極力抑えられた乾燥餡を配合することにより、餡本来の風味を有する各種の飲食物を提供することにある。
【0004】
本発明の他の目的および利点は、以下の説明から明らかになろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、本発明の上記目的および利点は、乾燥餡固形分1g中のポリフェノール含有量が3.6〜8.1mgである乾燥餡を含有する飲食物によって達成される。
【0006】
本発明者らは鋭意研究の末、従来、渋味成分として廃棄されていた小豆煮汁中のポリフェノールには餡本来の風味、食味を増強させる効果があることを見出し、特定量のポリフェノールを含有させた乾燥餡を飲食物に配合することにより本発明を完成させたものである。
【0007】
乾燥餡に含有させるポリフェノールが3.6mg/gより少ない場合には、餡本来の風味が不十分な飲食物となり、8.1mg/gよりも多い場合には渋味の強い飲食物となるため、本発明の目的が達成されない。
【0008】
乾燥餡に上記範囲のポリフェノールを含有させる方法としては、特に限定されないが、生餡の製造工程において、98℃に達するまで煮熟する第1煮熟工程(前炊き)、渋切り後、90℃以上で30〜180分煮熟する第2煮熟工程(本炊き)を経て得られた本炊き豆から常法により製造された生餡を乾燥することにより、乾燥餡固形分中のポリフェノール量が3.6〜8.1mg/gの乾燥餡を得ることができる。煮熟時の水量としては、上記方法を採用する場合には、小豆30kgに対し、水70〜150kg程度が好ましい。
【0009】
生餡を乾燥させる際の乾燥方法としては、従来の乾燥方法を適用できるが、熱により乾燥させる場合には、熱による風味の劣化が起きるため、乾燥時に温度を上げすぎないことが大切である。好ましい乾燥方法としては、生餡を撹拌かつ減圧下で乾燥する方法が挙げられる。
【0010】
撹拌を伴った減圧状態で乾燥することができる装置としては、撹拌・減圧装置付きの市販の乾燥機が使用可能であり、撹拌速度、温度、真空度を任意に調節可能なものであればより好ましい。この様な装置としては、例えば円筒撹拌型真空乾燥機、逆円錐型撹拌乾燥機、V型撹拌乾燥機等が挙げられる。
【0011】
乾燥時の温度としては、品温を50℃以下に保持するのが好ましく、35℃以下に保持するのがより好ましい。品温を50℃以下に保つことにより、熱による品質の劣化を大幅に抑制することができる。
【0012】
乾燥時の雰囲気の圧力(絶対圧)は、93Torr以下が好ましく、より好ましくは42Torr以下である。
【0013】
撹拌装置としては、餡粒子に損傷を与えずに撹拌できるものであればよく、例えばリボン型、スクリュー型、パドル型、イカリ型等の撹拌羽根形状を有する撹拌装置やこれらの撹拌羽根が遊星運動するタイプの撹拌装置が選択できる。撹拌は連続して行ってもよいし、断続(間欠)的に行ってもよい。
【0014】
撹拌速度は、使用する撹拌装置により異なるが、餡粒子を破壊せず、且つ均一に撹拌できる程度の速度で撹拌すればよく、例えば横型真空リボン式乾燥機(アドヴァンストサービス製)を使用した場合には、60rpm以下が好ましく、3〜30rpm程度がより好ましい。また、遊星運動型の撹拌装置を備えた逆円錐型撹拌乾燥機(神鋼パンテツク(株)製)を用いた場合には、自転軸の回転速度が25〜250rpm、公転軸の回転速度が0.1〜10rpmが好ましい。
【0015】
上記のような条件で撹拌することにより熱エネルギーを有効に利用し、短時間に乾燥することができ、特に解砕する必要のない乾燥餡を得ることができる。
【0016】
また、乾燥工程において煮熟工程時に発生する煮汁を添加することも可能である。煮汁を添加した後に乾燥することで、風味を増強することができる。煮汁の添加量としては、第2煮熟工程で発生する煮汁の7.5〜25重量%程度が好ましい。煮汁中にはポリフェノールの他にも夾雑成分が含まれているため、添加する煮汁の量が25重量%を超えると渋味やあくが強くなり過ぎ、飲食物の食味に影響を与えるため、本発明の目的を達成できない。従って、煮汁の添加量としては15%重量程度がより好ましい。なお、添加する煮汁は、第2煮熟工程時に発生する煮汁が好ましい。渋切り工程時に発生する煮汁中にもポリフェノールが含まれているが、渋味が強く、風味を損なう恐れがあるため好ましくない。
【0017】
本発明においては、上記のようにして製造された乾燥餡を各種の飲食物に含有あるいは配合することにより餡本来の風味を有する飲食物を製造することが可能となる。乾燥餡固形分1g中のポリフェノール含有量が3.6〜8.1mgである乾燥餡を含有する食品としては特に限定されない。例えば、パン、蒸しパン、ピザ等のベーカリー製品、汁粉、饅頭、羊羹、わらび餅、小麦せんべい等の和菓子、スポンジケーキ、カステラ、ドーナツ、シュー菓子、ワッフル、ビスケット、クッキー、ゼリー、プリン、ババロア、チョコレート、ホイップクリーム、バタークリーム、カスタードクリーム等の洋菓子、プレッツェル、コーンチップ、シリアル等のスナック菓子、アイスクリーム、シャーベット等の冷菓、ホットケーキミックス等のプレミックス、即席汁粉、葛湯等の即席食品、サプリメント等の健康食品、カマボコ等の水産練り製品、うどん、そば、パスタ等の麺類、茶飲料、缶入り汁粉等の清涼飲料等に好ましく用いられる。
【0018】
本発明に用いる乾燥餡は、特定量のポリフェノールを含有することにより餡本来の風味が増強されているため、従来の乾燥餡のように日向臭を感じることがない。従って、飲食物に配合する際、従来行われていた使用前に数回水に晒すといった工程は必要なく、飲食物の原材料の一部としてそのままあるいは水や牛乳などで戻して適宜混合すればよい。また、乾燥餡は水分が5重量%程度と少ないため、水分による飲食物の配合割合の乱れが無いほか、加糖されていないため糖分による配合割合の乱れも無く、添加する飲食物本来の食感等を損なうことがない。飲食物に添加する際の添加量は飲食物の種類、各人の嗜好により異なるが、例えばパン生地に練り込む場合には、小麦粉100gに対して3〜50g程度を目安に添加すればよい。
【0019】
【実施例】
以下、実施例をあげて本発明を説明する。
【0020】
試験例1(乾燥餡Aの製造)
原料小豆30kgを水洗し、汚れや異物を取り除いた後、150kgの水を加え、98℃に達するまで煮熟し、すぐに渋水を捨て(渋切り)、渋切り後の豆の表面に付着した渋を洗浄した。渋切り豆に150kgの水を加え、80分間煮熟し(本炊き)、煮熟後、加熱を止め、15分間蒸らした。次に、本炊き豆に冷水を加えながら豆を製餡(磨砕および篩別)した後、沈降層にて餡粒子を沈降させ、裏ごし排水と分離した。沈降分離した餡粒子(餡汁)を搾り袋に入れ、圧搾機で搾ることにより水分約62重量%の生餡を得た。この生餡22kgを50L容SVミキサー(神鋼パンテツク株式会社製)を用いて、ジャケット温度60℃、圧力15Torr、自転軸の撹拌速度100rpm、公転軸の撹拌速度3rpmの条件で乾燥させ、乾燥餡Aを得た。乾燥餡Aに含有する総ポリフェノールを測定したところ、乾燥餡固形分1g中に4.4mgであった。
【0021】
なお、総ポリフェノールの定量は次の方法で行った。乾燥餡に塩酸性メタノール溶液を入れ、加温および撹拌しながら一定時間抽出し、抽出液をろ過した。残渣をさらに2回抽出し、3回のろ液を合わせ、エバポレーターにて濃縮した後、一定量にメスアップし、この溶液を検液とした。この検液をJ.Biol.Chem.,22,305(1915)に記載のFolin−Denis法に従い、定量を行った。標準物質は没食子酸とした。
【0022】
試験例2(乾燥餡Bの製造)
原料小豆30kgを水洗し、汚れや異物を取り除いた後、150kgの水を加え、98℃に達するまで煮熟し、すぐに渋水を捨て(渋切り)、渋切り後の豆の表面に付着した渋を洗浄した。渋切り豆に100kgの水を加え、80分間煮熟し(本炊き)、煮熟後、加熱を止め、15分間蒸らした。次に、本炊き豆に煮汁と冷水を加えながら製餡(磨砕および篩別)した後、沈降層にて餡粒子を沈降させ、裏ごし排水と分離した。沈降分離した餡粒子(餡汁)を搾り袋に入れ、圧搾機で搾ることにより水分約62重量%の生餡を得た。この生餡12kgを50L容横型リボン式乾燥機(アドヴァンストサービス製)を用いて、ジャケット温度60℃、圧力20Torr、攪拌速度10rpmの条件で乾燥させ、乾燥餡Bを得た。乾燥餡Bに含有される総ポリフェノールを試験例1に記載の方法と同様の方法で測定したところ、乾燥餡固形分1g中に7.1mgであった。
【0023】
実施例1,2および比較例1
上白糖500g、三温糖126g、食塩2gおよびキサンタンガム2.8gを混合し、試験例1で製造した乾燥餡A225gを加え均一になるまで混合して即席汁粉(粉末)を得た(実施例1)。
【0024】
また、乾燥餡Aを試験例2で製造した乾燥餡Bに変更(実施例2)、および乾燥餡Aを市販の乾燥餡に変更(比較例1)した以外は実施例1と同様にして即席汁粉(粉末)を得た。
【0025】
得られた即席汁粉50gに150ccの熱湯を加え、よくかき混ぜて汁粉とし、色調、風味の質、風味の強さ(小豆風味)、風味の強さ(汁粉として)について熟練したパネラー9名で官能評価を行った。評価は、非常に悪い(弱い)〜非常に良い(強い)の5段階で評価し、その平均値を求めた。結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
Figure 2004105169
【0027】
実施例3,4および比較例2
鍋に牛乳1,000g、マルチトール調製糖(上野製薬(株)製、MS−17)250g、乾燥餡A150gを入れ混合し、10分間静置後、中火にかけた。砂糖を完全に溶解させた後、予め水250g中で膨潤させていた粉ゼラチン25gを水と共に投入し、ゼラチンを完全に溶解させた。沸騰寸前で火から下ろし、プリン型に流し込み、ヒートシールを施した後、殺菌、冷却工程を経て餡プリンを得た(実施例3)。
【0028】
また、乾燥餡Aを乾燥餡Bに変更(実施例4)、および乾燥餡Aを市販の乾燥餡に変更(比較例2)した以外は、実施例3と同様にして餡プリンを得た。
【0029】
得られた餡プリンの色調、舌触り、風味の質、風味の強さについて熟練したパネラー9名で官能評価を行った。評価は、非常に悪い(弱い)〜非常に良い(強い)の5段階で評価し、その平均値を求めた。結果を表2に示す。
【0030】
【表2】
Figure 2004105169
【0031】
実施例5および比較例3
ボウルに、マルチトール調製糖(上野製薬(株)製;MS−17)100g、食塩1g、全卵20gを加え、クリーム状になるまで混合した。予め混合して篩っておいた薄力粉140g、乾燥餡B60gおよびベーキングパウダー10gと、サラダ油20g、水100gを加え均一になるまで混合し、最後に水30gを加え均一にし、蒸しパン生地を得た。蒸しパン用紙カップに7分目まで生地を流し込み、蒸し器にて12分間蒸し、小豆蒸しパンを得た。
【0032】
また、乾燥餡Bを市販の乾燥餡に変更した以外は実施例5と同様にして小豆蒸しパンを得た(比較例3)。
【0033】
得られた小豆蒸しパンの色調、風味の質、風味の強さについて熟練したパネラー9名で官能評価を行った。評価は、非常に悪い(弱い)〜非常に良い(強い)の5段階で評価し、その平均値を求めた。結果を表3に示す。
【0034】
【表3】
Figure 2004105169
【0035】
実施例6
全卵120gに、マルチトール調製糖(上野製薬(株)製;MS−17)100gを加え、比重0.35になるまでホイップさせた。そこに予め混合して篩っておいた薄力粉70g、乾燥餡B30gおよびベーキングパウダー1gを3回に分けて投入し、その都度混合した。最後に水10gを加え、均一になる程度に軽く混合し、スポンジ生地を得た。得られたスポンジ生地を直径18cmの型に入れ、170℃のオーブンで35分間焼成し、餡の風味と色が生かされた小豆スポンジケーキを得た。
【0036】
実施例7
卵白200gを軽く泡立てた後、粉糖200gを3回に分けて加え、充分にホイップさせた。乾燥餡B166gを徐々に加え均一に混合させた後、予め室温に戻して滑らかにしておいた無塩バター320gとショートニング110gを3回に分けて加え、その都度よく混合した。最後に洋酒4gを加え軽く混合し、餡風味に富む小豆バタークリームを得た。
【0037】
実施例8
室温に戻した無塩マーガリン65gを軽くホイップした後、マルチトール調製糖(上野製薬(株)製;MS−17)150g、三温糖150gを加え高速で4分間ホイップさせた。全卵75gを3回に分けて加え、その都度中速で混合した。最後に予め混合して篩っておいた、薄力粉400g、乾燥餡B100g、ベーキングパウダー5gと水125gを3回に分けて混合し、小豆メロンパン生地を得た。冷蔵庫にて15分間程度寝かせた後、40gに分割し、標準的な菓子パン生地60gを内包として成形した。35℃、60%のホイロで60分程度醗酵させた後、195℃のオーブンで16分間焼成し、色合いが良く、餡風味に富む小豆メロンパンを得た。
【0038】
実施例9
室温に戻したショートニング230gにマルチトール調製糖(上野製薬(株)製;MS−17)385g加え、高速でホイップさせた。全卵230gと水115gを徐々に加えその都度混合し、最後に予め混合して篩っておいた薄力粉250g、乾燥餡B250gおよびベーキングパウダー10gを3回に分けて投入し、その都度混合した。天板に10〜20gずつ絞り出し、170℃のオーブンで15分間焼成し、餡風味が生かされた小豆クッキーを得た。
【0039】
実施例10および比較例4
ボウルに、全卵200g、マルチトール調製糖(上野製薬(株)製:MS−17)200g、気泡安定剤10g、および水20gにベーキングパウダー6gを溶解させたもの加え、比重0.55になるまでホイップさせた。次に予め混合して篩っておいた薄力粉120gおよび乾燥餡B80gをさっくりと混合させ、最後にサラダ油60gを加え均一になるまで混合し、小豆蒸しケーキ生地を得た。蒸しパン用紙カップに生地を40g流し込み、蒸し器にて13分間蒸し、色合いと餡風味に富んだ小豆蒸しケーキを得た。
【0040】
また、乾燥餡Bを市販の乾燥餡に変更した以外は、実施例10と同様にして小豆蒸しケーキを得た。(比較例4)
得られた小豆蒸しケーキの色調、風味の質、風味の強さ、全体の好ましさについて、熟練したパネラー10名で官能検査を行った。評価は非常に悪い(弱い、嫌い)〜非常に良い(強い、好ましい)の5段階で評価しその平均値を求めた。結果を表4に示す。
【0041】
【表4】
Figure 2004105169
【0042】
実施例11および比較例5
室温に戻した無塩バター85gを軽くホイップした後、マルチトール調製糖(上野製薬(株)製:MS−17)85gを加え白っぽくなるまでホイップさせた。全卵100gを3回に分けて加え、その都度良く混合した。最後に予め混合して篩っておいた薄力粉70gと乾燥餡B30gを加えさっくりと混合し、小豆パウンドケーキ生地を得た。この生地を20℃で1時間寝かせた後、パウンドケーキ型に流し込み、160℃のオーブンで1時間焼成し、色合いが良く餡風味に富む小豆パウンドケーキを得た。
【0043】
また、乾燥餡Bを市販の乾燥餡に変更した以外は、実施例11と同様にして小豆パウンドケーキを得た。(比較例5)
得られた小豆パウンドケーキの風味の質、風味の強さ、全体の好ましさについて、熟練したパネラー10名で官能検査を行った。評価は非常に悪い(弱い、嫌い)〜非常に良い(強い、好ましい)の5段階で評価しその平均値を求めた。結果を表5に示す。
【0044】
【表5】
Figure 2004105169
【0045】
実施例12
ホワイトチョコレート200gをボウルに入れ湯煎にて溶かした。次に乾燥餡B60gを加え均一になるまで混合しながら45℃まで温め、一旦25℃まで冷却した後再度28℃まで温めた(テンパリング工程)。最後に砕いたコーンフレーク40gを混合した後、チョコレート用紙カップに流し込み、冷却して、餡とミルクの風味がマッチした小豆チョコレートを得た。
【0046】
実施例13および比較例6
泡立て器でほぐした全卵200gを鍋に入れ、マルチトール調製糖(上野製薬(株)製:MS−17)200gを加え滑らかになるまでよく混合した。次いで乾燥餡B140gとコーンスターチ80gを加え均一になるまで混合した後、予め60℃に加熱しておいた牛乳1000gを4回に分けて加え、その都度均一になるように混合した。その後、鍋を90℃の湯浴に漬け、品温が85℃を超えないように撹拌し、とろみが付いたら湯浴から鍋を外すと同時に撹拌を止め、裏ごしをしてダマを取り除き、冷却して、餡風味に富む小豆カスタードクリームを得た。
【0047】
また、乾燥餡Bを市販の乾燥餡に変更した以外は、実施例13と同様にして小豆カスタードクリームを得た。(比較例6)
得られた小豆カスタードクリームの色調、風味の質、風味の強さ、全体の好ましさについて、熟練したパネラー10名で官能検査を行った。評価は非常に悪い(弱い、嫌い)〜非常に良い(強い、好ましい)の5段階で評価しその平均値を求めた。結果を表6に示す。
【0048】
【表6】
Figure 2004105169
【0049】
実施例14および比較例7
わらび餅粉140g、乾燥餡B60g、マルチトール調製糖(上野製薬(株)製:MS−17)300g、および水840gを鍋に入れ、ヘラで良く撹拌しながら中火で煮溶かした。そのまま充分に粘りが出るまで練り続け、全体量が800gになったら火を止めてバットに流し込み、固まるまで冷却した。食べやすい大きさに切り揃え、餡風味に富む小豆わらび餅を得た。
【0050】
また、乾燥餡Bを市販の乾燥餡に変更した以外は、実施例14と同様にして小豆わらび餅を得た。(比較例7)
得られた小豆わらび餅の風味の質、風味の強さ、全体の好ましさについて、熟練したパネラー10名で官能検査を行った。評価は非常に悪い(弱い、嫌い)〜非常に良い(強い、好ましい)の5段階で評価しその平均値を求めた。結果を表7に示す。
【0051】
【表7】
Figure 2004105169
【0052】
実施例15
乾燥餡A20gとマルチトール調製糖(上野製薬(株)製:MS−17)200gを鍋に入れ、水60gを加え弱火で加熱した。沸騰したらさらに火を弱め、130℃まで加熱した。次に加糖練乳20gを加え、再び130℃まで加熱したら、火から下ろしキャンディー型に流し入れた。冷却後、型から抜き出して、餡風味とミルク風味のバランスが良好な餡キャンディーを得た。

Claims (5)

  1. 乾燥餡固形分1g中のポリフェノール含有量が3.6〜8.1mgである乾燥餡を含有する飲食物。
  2. 飲食物が、ベーカリー製品、和菓子、洋菓子、スナック菓子、冷菓、プレミックス、即席食品、健康食品、水産練り製品、麺類および清涼飲料よりなる群から選択される請求項1に記載の飲食物。
  3. ベーカリー製品がパンおよび蒸しパンよりなる群から選択される請求項2に記載の飲食物。
  4. 和菓子が粉末汁粉、饅頭およびわらび餅よりなる群から選択される請求項2に記載の飲食物。
  5. 洋菓子がスポンジケーキ、クッキー、プリン、チョコレートおよびバタークリームよりなる群から選択される請求項2に記載の飲食物。
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