JPH0744632B2 - イメージスキャナ装置 - Google Patents

イメージスキャナ装置

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JPH0744632B2
JPH0744632B2 JP2027409A JP2740990A JPH0744632B2 JP H0744632 B2 JPH0744632 B2 JP H0744632B2 JP 2027409 A JP2027409 A JP 2027409A JP 2740990 A JP2740990 A JP 2740990A JP H0744632 B2 JPH0744632 B2 JP H0744632B2
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Inventor
徹郎 中井
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株式会社ピーエフユー
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 反射原稿および透過原稿の両方を読み取れるイメージス
キャナ装置に関し、 反射原稿および透過原稿のいずれも同等の画質を得るこ
とを目的とし、 反射原稿および透過原稿を読み取るイメージスキャナ装
置において、ホームポジションHで待機中に点灯される
反射用および透過用ランプ6,7をそなえると共に、 反射原稿読み取り時には、透過用ランプ7を消灯した状
態で、白・黒補正を行った後に、反射用ランプ6により
反射原稿を読み取るよう構成され、 かつ透過原稿読み取り時には、反射用ランプ6および透
過用ランプ7の両方を点灯した状態で黒補正を行い、そ
の後反射用ランプ6を消灯した状態で透過用ランプ7の
みにより白補正を行った後に、透過用ランプ7により透
過原稿を読み取るように構成される。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、反射原稿および透過原稿の両方を読み取れる
イメージスキャナ装置に関するものである。
〔従来の技術〕
イメージスキャナ装置において、読み取り素子として使
用されているCCDについては、各ビット毎に異なる感度
および暗電流、あるいは光学系によるシェーディング等
の影響のため、ビット毎に白・黒補正を行うようにして
いる。また、イメージスキャナ装置の光源として使用さ
れている蛍光灯は、点灯直後における光量の変化が大き
いため、読み取り開始前に点灯しておき、蛍光灯の光量
を安定化させている。したがって、反射原稿を読み取る
イメージスキャナ装置においては、蛍光灯を点灯して安
定した状態になった後に、白・黒補正を行っている。
また、近年、特にカラー用イメージスキャナ装置におい
ては、反射原稿だけでなく、ネガ/ポジフイルムのよう
な透過原稿を読み取るものが要求されるようになってき
た。そして、このような場合には、従来のイメージスキ
ャナ装置にバックライトを追加して、このバックライト
により透過原稿が読み取られていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
反射原稿を読むための黒補正を行う際に、黒基準シート
から反射される光の反射率は0%であることが望まし
い。しかし、実際には黒基準シートから反射される光の
反射率は、1〜2%程度の反射率を持つのに対して、黒
基準シートを透過する光はない。したがって、反射原稿
を読むために、反射用ランプを点灯した状態で黒基準シ
ートからの反射光を読んだ場合と、透過原稿を読むため
に、反射用ランプを消灯して、バックランプを点灯した
状態で黒基準シートからの透過光を読む場合とでは、誤
差が生じて画像に影響を与える。
また、上記黒基準シートからの反射率を考慮した上で、
反射率がリニアになるようにCCD出力に対してγ補正を
行っている。しかし、写真のような透過原稿において、
反射用ランプを消灯した場合における黒基準シートのCC
D出力は、前記反射用ランプの点灯した場合より少な
く、しかも、反射率50%以下のところに情報が集中して
いるため、黒に近いデータの誤差が前記γ補正によっ
て、数倍に拡大されてしまうことになる。このため、反
射用ランプを点灯した場合と消灯した場合とでは、黒基
準シートからの出力誤差が読み取り画像に大きく影響し
てしまう。
以上のような問題を解決するために、本発明は、反射原
稿および透過原稿のいずれも同等の画質を得ることがで
きるイメージスキャナ装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明における原理構成図を示す。
図において、原稿1はイメージスキャナ装置におけるガ
ラス2の上に載置されている。また、前記ガラス2の上
には、白基準シート3および黒基準シート4と透過原稿
用白基準エリア5とが設けられている。さらに、ガラス
2の下部には、反射用ランプ6が、また、ガラス2の上
部には、透過用ランプ7がそれそれ設けられている。そ
して、反射用ランプ6の光は、原稿1あるいは白・黒基
準シート3、4から反射され、ミラー8、セルホックレ
ンズ9、ミラー10およびCCD11から構成される読み取り
部12により読み取られる。
なお、上記シート3、4を読み取った際の上記CCD11の
出力を用いてイメージスキャナ装置における白・黒補正
回路が補正される。
〔作用〕
イメージスキャナの電源を投入して、原稿を読み取るた
めにホームポジションで待機中においては、いわば前も
って反射用ランプ6および透過用ランプ7を点灯状態に
しておく。そして、反射原稿を読み取る際には、透過用
ランプ7を消灯した状態で、白・黒補正を行う。その
後、反射用ランプ6および読み取り部12か、あるいは原
稿1かのいずれかを動かして、反射用ランプ6により反
射原稿を読み取る。
次に、透過原稿読み取る際には、反射用ランプ6および
透過用ランプ7の両方を点灯した状態で黒補正を行う。
その後、反射用ランプ6を消灯した状態で、透過原稿用
白基準エリア5において、透過用ランプ7のみにより白
補正を行う。その後、前記と同様にして透過用ランプ7
により透過原稿を読み取る。
以上のようにして反射原稿と透過原稿とが同一条件で読
み取れるようになる。
〔実 施 例〕
第1図ないし第5図を参照しつつ本発明の一実施例を説
明する。第2図は本発明におけるCCD出力説明図、第3
図は本発明における補正回路説明図、第4図は本発明に
おけるランプ点灯回路説明図、第5図は本発明における
フローチャートである。
本発明におけるイメージスキャナ装置の構成は、第1図
を基に前述した通りである。
先ず、反射原稿を読み取る場合について説明する。電源
投入によりホームポジションHで、待機状態にあり、反
射用ランプ6と透過用ランプ7とが点灯している(第5
図ステップ)。この状態で透過用ランプ7を消灯する
(ステップ)。反射用ランプ6から白基準シート3に
よって反射された反射光は、CCD11により読み取られた
後、増幅器13によって増幅される。第2図(イ)におけ
る横軸は原稿1の主走査方向に対応する位置を表わして
いる。白基準シート3の中央部に対応する所では、第2
図(イ)図示のごとく、反射光が大であり、周囲では出
力が落ちる。この出力の落ちた部分は、補正するために
白補正回路14によって補正される(ステップ)。
次に、反射用ランプ6から黒基準シート4によって反射
された僅かの反射光(第2図(イ)における実線参照)
は、黒補正回路15によって補正される(ステップ)。
白・黒補正の終了した状態で、原稿1または反射用ラン
プ6および読み取り部12のいずれかを動かした後、原稿
1は読み取られる(ステップ)。原稿1を読み取った
CCD11の出力は、増幅器13で増幅された後、白・黒補正
回路14、15により補正され、A/Dコンバータ16により所
定の階調に分けられて、デジタル信号に変換される。そ
して、当該デジタル信号は、第2図(ハ)図示のごと
く、γ補正回路17によって補正されてイメージスキャナ
出力となる。その結果、見かけ上原稿からの反射率とCC
D出力との関係は、第2図(ロ)図示のごとくなる。そ
の後、イメージスキャナ装置の反射用ランプ6、透過用
ランプ7および読み取り部12は、ホームポジションHに
戻り、再び透過用ランプ7が点灯することにより、両ラ
ンプは待機状態に戻る(ステップ)。
次に、透過原稿を読み取る場合について説明する。ホー
ムポジションHにおいて、反射用ランプ6および透過用
ランプ7を点灯した状態で、黒基準シート4からの反射
光は、CCD11により読み取られる。CCD11から読み取られ
た反射光は、増幅器13で増幅された後に、黒補正回路15
を補正する(ステップ)。その後、反射用ランプ6を
消灯して、透過用ランプ7あるいは原稿1の何れか一方
を動かして、透過原稿用白基準エリア5において、白基
準となる透過光をCCD11により読み取る。そして、このC
CD11からの信号によって、前記と同様に白補正回路14を
補正する(ステップ)。
この状態で、原稿1または透過用ランプ7および読み取
り部12のいずれかを動かした後、原稿1は読み取られる
(ステップ)。原稿1を読み取ったCCD11の出力は、
増幅器13で増幅された後、白・黒補正回路14、15により
補正され、A/Dコンバータ16により所定の階調に分けら
れて、デジタル信号に変換される。A/Dコンバータ16に
より変換されたデジタル信号は、γ補正されてイメージ
スキャナ装置の出力となる。
その後、前記と同様にホームポジションHに戻り待機状
態になる(ステップ)。
なお、反射用ランプ6および透過用ランプ7の点灯およ
び消灯信号は、第4図図示のごとく、MPU21によって制
御され、出力ポート22および各ランプドライバ23、24を
介して各ランプ6、7に送られる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、透過原稿を読み取る場合、反射原稿と
同一条件になるように、反射用ランプからの反射光によ
り黒補正を行ったので、反射原稿と透過原稿とが同等の
画質を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における原理構成図、第2図は本発明に
おけるCCD出力説明図、第3図は本発明における補正回
路説明図、第4図は本発明におけるランプ点灯回路説明
図、第5図は本発明におけるフローチャートである。 1……原稿 2……ガラス 3……白基準シート 4……黒基準シート 5……透過原稿用白基準エリア 6……反射用ランプ 7……透過用ランプ 8……ミラー 9……セルホックレンズ 10……ミラー 11……CCD 12……読み取り部 H……ホームポジション

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反射原稿および透過原稿を読み取るイメー
    ジスキャナ装置において、 ホームポジションHで待機中に点灯される反射用および
    透過用ランプ6,7をそなえると共に、 反射原稿読み取り時には、透過用ランプ7を消灯した状
    態で、白・黒補正を行った後に、反射用ランプ6により
    反射原稿を読み取るよう構成され、 かつ透過原稿読み取り時には、反射用ランプ6および透
    過用ランプ7の両方を点灯した状態で黒補正を行い、そ
    の後反射用ランプ6を消灯した状態で透過用ランプ7の
    みにより白補正を行った後に、透過用ランプ7により透
    過原稿を読み取るように構成された ことを特徴とするイメージスキャナ装置。
JP2027409A 1990-02-07 1990-02-07 イメージスキャナ装置 Expired - Fee Related JPH0744632B2 (ja)

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JPH03232365A JPH03232365A (ja) 1991-10-16
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