JPH0744405B2 - 定電流回路 - Google Patents

定電流回路

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JPH0744405B2
JPH0744405B2 JP1160444A JP16044489A JPH0744405B2 JP H0744405 B2 JPH0744405 B2 JP H0744405B2 JP 1160444 A JP1160444 A JP 1160444A JP 16044489 A JP16044489 A JP 16044489A JP H0744405 B2 JPH0744405 B2 JP H0744405B2
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靖之 藤岡
隆志 森本
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は半導体集積回路化に適した1:Nの負荷電流比
を持つ定電流回路に関する。
従来の技術 基準電流とそのN倍の電流を供給する定電流回路は半導
体集積回路における差動増幅器等の定電流供給手段とし
て多用されている。
第3図は斯る1:Nの電流比を持つ定電流回路の従来例を
示している。
この回路においてはトランジスタ(T1)と(T2)の大きさを
1:Nとし、そのベースには共通のバイアス電圧V1を供給
し抵抗(R11)と(R12)の値の比をN:1とすることによりト
ランジスタ(T1)と(T2)のコレクタが吸い込む電流比を1:
Nとしている。
第4図はこのような定電流回路(20)の具体的な適用例
を示しており、まず上記定電流回路(20)は図示のよう
に接続されていて、その出力電流はそれぞれ第1,第2差
動増幅器(21)(22)に供給される。第1差動増幅器
(21)は一対の差動対トランジスタ(T3)(T4)と負荷抵抗
(R13)とから成る。入力端子(23)から一方の差動対ト
ランジスタ(T3)のベースに加えられた交流信号は他方の
差動対トランジスタ(T4)のコレクタから出力端子(24)
に導出される。一方、第2差動増幅器(22)も同様な構
成となっており、入力端子(25)から入力された交流信
号は一方の差動対トランジスタ(T5)のベースに与えら
れ、他方の差動対トランジスタ(T6)のコレクタから出力
端子(26)へ取り出される。(R14)は第2差動増幅器(2
2)の負荷抵抗である。また、(27)(28)はいずれも
他方の差動対トランジスタ(T4)(T6)のベースに固定バイ
アスを与える定電圧源である。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の定電流回路では、基準電流の
N倍の電流を吸い込むトランジスタ(T2)に注目すると、
トランジスタの大きさ(具体的にはエミッタ面積)をN
倍にしているのでコレクタ・グランド間の寄生容量は基
準電流を流すトランジスタ(T1)のそれより大きくなって
いる。
この為、第4図で基準電流のN倍の定電流を持つ第1差
動増幅器(21)は基準電流を負荷電流とする第2差動増
幅器(22)より周波数特性が悪くなるという問題があっ
た。
本発明はこのような点に鑑みなされたものであって、大
きな寄生容量を生じることなく1:Nの定電流を出力しう
るように工夫した新規な定電流回路を提供することを目
的とする。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成する本発明の定電流回路は、エミッタ
の面積の大きさがSの第1トランジスタと前記大きさが
前記第1トランジスタのN倍の大きさNSの第2トランジ
スタを縦続接続して成る第1回路と、前記大きさがNSの
第3トランジスタと前記大きさがSの第4トランジスタ
を縦続接続して成る第2回路と、前記第1、第3トラン
ジスタのベースに同一の直流電圧を印加する手段と、前
記第2トランジスタを入力側トランジスタとするカレン
トミラー回路の出力側トランジスタを成す前記大きさS
の第5トランジスタと、前記第4トランジスタを入力側
トランジスタとするカレントミラー回路の出力側トラン
ジスタを成す前記大きさSの第6トランジスタとから成
ると共に、第1乃至第6トランジスタが全てNPN型トラ
ンジスタであり、前記第5、第6トランジスタから定電
流を1:Nの大きさで出力するように構成されている。
作用 このような構成では、まず第1,第2回路に流れる電流は
同一となる。そして、この電流をNIとすると、第2トラ
ンジスタにはNIが流れるが、第5トランジスタは大きさ
が第2トランジスタの1/Nであるため、流れる電流はI
(基準電流)となる。一方、第4トランジスタにもNIが
流れるが、これとカレントミラー回路を成す第6トラン
ジスタは第4トランジスタと共に大きさがSであるため
NIが流れる。而して、第6トランジスタは基準電流Iに
対しN倍の電流を出力するが、該第6トランジスタの大
きさはSであり、大きくないので、そのコレクタに生じ
る寄生容量は大きくならない。
実施例 以下、図面に示した本発明の実施例について説明する。
第1図において、(1)はエミッタの面積(以下「大き
さ」という)がSの第1トランジスタ(Q1)と、大きさが
SのN倍の第2トランジスタ(Q2)と、抵抗(R1)(R2)を図
示のように接続して成る第1回路であり、電源ライン
(3)と接地ライン(4)間に接続されている。(2)
は大きさNSの第3トランジスタ(Q3)と、大きさSの第4
トランジスタ(Q4)と、抵抗(R3)(R4)を図示のように接続
して成る第2回路であり、第1回路(1)と同様に電源
ライン(3)と接地ライン(4)間に接続されている。
前記第1トランジスタ(Q1)と第3トランジスタ(Q3)のベ
ースは共通に定電圧源(5)に接続され、一定のバイア
ス電圧(VB)が与えられるようになっている。
次に、(Q5)は第2トランジスタ(Q2)と1:Nのカレントミ
ラー回路(6)を成す第5トランジスタであり、そのエ
ミッタは抵抗(R5)を介して接地ライン(4)に接続され
ている。尚、第2トランジスタ(Q2)がカレントミラー回
路(6)の入力側トランジスタを成し、第5トランジス
タ(Q5)が出力側トランジスタを成す。
一方、第4トランジスタ(Q4)は1:1のカレントミラー回
路(7)の入力側トランジスタを成し、第6トランジス
タ(Q6)は出力側トランジスタを成している。この第6ト
ランジスタ(Q6)のエミッタは抵抗(R6)を介して接地ライ
ン(4)に接続されている。この第1図の回路で基準電
流は第5トランジスタ(Q5)のコレクタから出力され、そ
のN倍の定電流は第6トランジスタ(Q6)のコレクタから
出力される。ここで、抵抗(R1)〜(R5)については、R1+R
2=R3+R4,R4=R6,R5/R2=Nの関係に選ばれているものとす
る。
次に動作を説明する。第1,第3トランジスタ(Q1)(Q3)の
ベースには共通にバイアス電圧(VB)が与えられ、しかも
R1+R2=R3+R4の関係があるから、抵抗(R2)(R4)に流れる
電流は同一である。ここで、この電流をNIとする。第2
トランジスタ(Q2)は第5トランジスタ(Q5)のN倍の大き
さで、且つR5/R2=Nであるから抵抗(R2)と(R5)に流れる
電流の比はN:1となる。従って、第5トランジスタ(Q5)
のコレクタに流れる電流はIとなる。一方、第4,第6ト
ランジスタ(Q4)(Q6)の大きさは同一であり、R4=R6であ
るので、抵抗(R4)(R6)に流れる電流はいずれもNIであ
る。従って、第6トランジスタ(Q6)のコレクタに流れる
電流はNIとなる。以上のことからトランジスタ(Q5)と(Q
6)のコレクタ電流の比は1:Nとなる。このように、第6
トランジスタ(Q6)の大きさはトランジスタ(Q5)と同じで
ありながら、N倍の定電流を供給できる。よって、第6
トランジスタ(Q6)のコレクタと接地間の寄生容量は大き
くならない。
第2図は第1図の定電流回路の具体的な適用例を示して
おり、第5トランジスタ(Q5)の出力電流Iは差動増幅器
(8)に与えられ、第6トランジスタ(Q6)の出力電流NI
は差動増幅器(9)に与えられるようになっている。差
動増幅器(8)(9)は、それぞれ入力端子(10)(1
1)から交流信号が与えられ、その出力信号はそれぞれ
出力端子(12)(13)に導出される。上記定電流回路は
第6トランジスタ(Q6)の寄生容量(C2)が第5トランジス
タ(Q5)の寄生容量(C1)と同様に小さいので、交流信号の
高域成分が落ちてしまうような虞れがない。よって、周
波数特性が第4図の従来例に比し良好となる。
発明の効果 以上の通り本発明によれば、1:Nの定電流回路において
N倍の定電流を出力するトランジスタの寄生容量は大き
くならない。従って、交流信号を処理する回路の定電流
源として用いても、周波数特性を損なわない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した定電流回路の回路図であり、
第2図はその適用例を示す図である。第3図は従来例の
回路図であり、第4図はその適用例を示す回路図であ
る。 (Q1)……第1トランジスタ,(Q2)……第2トランジス
タ,(Q3)……第3トランジスタ,(Q4)……第4トランジ
スタ,(Q5)……第5トランジスタ,(Q6)……第6トラン
ジスタ,(1)……第1回路,(2)……第2回路,
(5)……定電圧源。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エミッタの面積の大きさがSの第1トラン
    ジスタと前記大きさが前記第1トランジスタのN倍の大
    きさNSの第2トランジスタを縦続接続して成る第1回路
    と、前記大きさがNSの第3トランジスタと前記大きさが
    Sの第4トランジスタを縦続接続して成る第2回路と、
    前記第1、第3トランジスタのベースに同一の直流電圧
    を印加する手段と、前記第2トランジスタを入力側トラ
    ンジスタとするカレントミラー回路の出力側トランジス
    タを成す前記大きさSの第5トランジスタと、前記第4
    トランジスタを入力側トランジスタとするカレントミラ
    ー回路の出力側トランジスタを成す前記大きさSの第6
    トランジスタとから成ると共に、第1乃至第6トランジ
    スタが全てNPN型トランジスタであり、前記第5、第6
    トランジスタから定電流を1:Nの大きさで出力する定電
    流回路。
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JPS60103814A (ja) * 1983-11-11 1985-06-08 Toshiba Corp 信号処理回路
JPS60158707A (ja) * 1984-01-27 1985-08-20 Sony Corp トランジスタ回路
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JPS61260707A (ja) * 1985-05-13 1986-11-18 Mitsubishi Electric Corp 電流制限回路

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