JPH0743140Y2 - 鋼板コンクリート製壁高欄 - Google Patents

鋼板コンクリート製壁高欄

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JPH0743140Y2
JPH0743140Y2 JP1989014053U JP1405389U JPH0743140Y2 JP H0743140 Y2 JPH0743140 Y2 JP H0743140Y2 JP 1989014053 U JP1989014053 U JP 1989014053U JP 1405389 U JP1405389 U JP 1405389U JP H0743140 Y2 JPH0743140 Y2 JP H0743140Y2
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JP
Japan
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steel plate
floor slab
concrete
balustrade
steel
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JP1989014053U
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利一 嶋田
保夫 神野藤
恒 関本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は各種橋梁における鋼板コンクリート製壁高欄に
係るものである。
(従来の技術) 第4図は従来の道路橋壁高欄の一例を示し、壁高欄
(a)は鉄筋コンクリート製で、鉄筋コンクリート製床
版(b)と一体化された構造を有する。
図中(c)(d)は夫々高欄及び床版の鉄筋、(e)は
舗装部である。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来の鉄筋コンクリート製壁高欄は、コンクリート
乾燥収縮、温度応力、繰返し荷重その他によりクラツク
の発生を防止することはできない。
このクラツクからのコンクリート中の遊離石灰の発生流
出により、美観を損なうとともにクラツク幅の増大に伴
なう雨水の流入のために生起する、内部鉄筋の腐食、及
び発錆に基因する鉄筋の膨脹により、コンクリートの落
下事故等を招来する危険性がある。
また、このようなクラツクの発生を早期の段階で発見で
きても、補修方法としては確実なものはなく、また供用
中の交通体系に規制を加えることになり対外的な影響度
合が大きい。
本考案は前記従来技術の問題点に鑑みて提案されたもの
で、その目的とする処は、美観的に優れ構造的に信頼性
が高く、施工性が優れ、万一の場合の補修も可能な鋼板
コンクリート製壁高欄を提供する点にある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本考案に係る鋼板コンクリー
ト製壁高欄は所定間隔に保持された1対の鋼板と、該鋼
板の下部から床版との係合部に向かって突設された床版
定着用のアンカー鉄筋と、前記1対の鋼板間に打設され
るコンクリートとによってなるとともに、前記床版の鉄
筋を前記鋼板内に貫入可能としたことを特徴とする。
(作用) 本考案に係る高欄は前記したように、間隔保持材を介し
て一定間隔に保持された高欄構成用鋼板ユニツトにコン
クリートが打設されたことによって、鋼板とコンクリー
トとが一体となって外力に抵抗し、また鋼板下部に配置
された床版定着用アンカー鉄筋により前記鋼板ユニツト
が床版に一体化される。
また同鋼板ユニツトにおける1対の鋼板は高欄の施工時
には型枠として、施工完了後には強度部材として機能す
るもので、施工時には脱型作業が不要となり、施工性が
向上される。
更に本考案に係る高欄の表面は鋼板で被覆されているた
め、コンクリートのクラツク発生による美観の悪化、及
びコンクリートの剥離による事故が防止できる。
更にまた前記したように高欄表面が鋼板より構成されて
いるので、補修や高欄表面への付属物取付の際にも溶接
工法を採用することにより簡単に所期の目的を達成する
ことができる。
(実施例) 以下本考案を図示の実施例について説明する。
(1)は相対する一双の鋼板で、同両鋼板(1)に貫通
された間隔保持材(2)及び同保持材の両端ねじ部に螺
着緊締されたナツト(3)によって所定間隔に保持され
るとともに剪断補強が施され、また前記両鋼板(1)の
下端にアンカー鉄筋(4)が一体に突設され、更に同両
鋼板(1)の下端部間に連接する垂直板(1′)にアン
カー鉄筋(4′)が突設されるとともに、垂直溝孔
(5)が欠截され、高欄構成用鋼板ユニツト(A)が構
成されている。
図中(6)は前記鋼板(1)の内側面に植立されたスタ
ツドボルトである。
而して床版(B)の鉄筋(7)を配筋し、同床版(B)
の先端部に前記鋼板ユニツト(A)を配置するととも
に、同ユニット(A)の垂直板(1′)の垂直溝孔
(5)に前記床版の鉄筋(7)を先端突出部を潜通せし
め、前記鋼板ユニツト(A)における一双の鋼板(1)
を型枠として、同両鋼板(1)内と床版部とに亘ってコ
ンクリート(8)を打設し、前記アンカー鉄筋(4)
(4′)を介して鋼板コンクリート壁高欄と鉄筋コンク
リート床版とを一体化するものである。
図中(9)は舗装部である。
(発明の効果) 本考案によれば前記したように所定間隔に保持された1
対の鋼板と、該鋼板の下部から床版との係合部に向かっ
て突設された床版定着用のアンカー鉄筋と、前記1対の
鋼板間に打設されるコンクリートとによってなるととも
に、前記床版の鉄筋を前記鋼板内に貫入可能としたもの
であるから、鋼板とコンクリートとを一体化された壁高
欄は、これを水平荷重が作用する片持梁とした場合、鉄
筋が負担していた引張力を鋼板で負担して強度の高いも
のが得られたまた壁高欄から床版定着用のアンカー鉄筋
を突設させるとともに、床版の鉄筋を鋼板内に貫入可能
としたから壁高欄は床版と分離し、壁高欄の鋼製部分を
あらかじめ工場等で製作しておくことが可能となるため
現場における配筋作業、高所での組立作業を無くして施
工性を改善し、現場工事を短縮することができる等の効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る鋼板コンクリート製壁高欄の一実
施例で、併せて床版との接合部を示す縦断面図、第2図
は第1図の部分IIの拡大図、第3図は第1図の矢視III-
III図、第4図は従来の道路橋における壁高欄部分を示
す縦断面図である。 (A)……鋼板ユニツト、(B)……床版、(1)……
鋼板、(2)……間隔保持材、(3)……ナツト、
(4)……アンカー鉄筋、(8)……コンクリート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−33304(JP,A) 特開 平2−38603(JP,A) 特公 昭58−4125(JP,B2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定間隔に保持された1対の鋼板と、該鋼
    板の下部から床版との係合部に向かって突設された床版
    定着用のアンカー鉄筋と、前記1対の鋼板間に打設され
    るコンクリートとによってなるとともに、前記床版の鉄
    筋を前記鋼板内に貫入可能としたことを特徴とする鋼板
    コンクリート製壁高欄。
JP1989014053U 1989-02-10 1989-02-10 鋼板コンクリート製壁高欄 Expired - Lifetime JPH0743140Y2 (ja)

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JPH02106008U JPH02106008U (ja) 1990-08-23
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JP5273556B2 (ja) * 2009-07-16 2013-08-28 ショーボンド建設株式会社 道路橋の拡幅構造及び道路橋の拡幅工法

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