JP5273556B2 - 道路橋の拡幅構造及び道路橋の拡幅工法 - Google Patents

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Description

本発明は、上下配置した鋼板を特殊ボルトで連結したいわゆるサンドイッチ床版を採用した道路橋の拡幅構造及び道路橋の拡幅工法に関する。
この種、従来の技術に於ける一つの例としての道路用幅員拡張材の設置方法は図9に示す特開2004−176400号公開特許公報に開示した技術がある。これについて説明すれば、まず、コンクリート床版1の側端部に位置する地覆2を、図9(a)に示すように、略水平の切断面1aをコンクリートカッター等で切断し、該地覆2を除去する。次に、図9(b)に示すように、該切断面1aに道路用幅員拡張材3の延伸部3aを、コンクリート床版1の張出し部の側端面1bに道路用幅員拡張材3の腹板3bを、それぞれ接するように位置させる。そして、延伸部3a及び腹板3bに設けたボルト穴3c及び3dの位置に於いて各々所定のボルト4及び5により道路用幅員拡張材3をコンクリート床版1に固定する。図中6は付帯物、7はボルトである。また、道路用幅員拡張材3を現場で組立するに際しては、道路用幅員拡張材3の鋼製中空筒体3Aの上面部3eを取外した構造物を現場に搬送し、最終的に該上面部3eを補強リブ3fの上面部の平板部及び、支持板の上面に載置する。そして、前面部3gと上面部3eの隙間にはシール材8をシール固形する。
また従来の技術に於ける他の例としての既設橋梁の拡幅歩道構造の施工方法は図10に示す特開2005−12706号公開特許公報に開示したものがある。これについて説明すれば、この技術は歩道拡幅工法としての床版ブラケット上載工法であり、図10に示すごとく、橋梁の外側に近接してブラケット9を主桁10を結合基部として突設し、その突出部上にアルミニウム合金製床版11を載設してなるもので、すなわち既設橋梁の複数の主桁10、10間に、横桁12を設け、同横桁12の一方側にブラケット9を既設橋梁側部へ張出すようにして定着し、かつ同ブラケット9の上面に橋梁の橋軸方向へ平行に拡幅歩道用アルミニウム合金製床版11を張出すように突設し、定着してなる既設橋梁の拡幅歩道構造である。また、横桁12は主桁10、10間に架設されPC鋼材13で緊張される。そして、その緊張端部にブラケット9の基部が定着され、橋梁の軸線に対して直角方向へ突設される。図中、14は縦桁、15は高欄である。
特開2004−176400号公開特許公報 特開2005−127065号公開特許公報
従来の技術に於ける一つの例によれば、この技術による拡幅される車両の通行道路幅が概ね既存の地覆の幅長W分であり、道路幅を大幅に拡張できないという問題点があった。また、この技術に採用している道路用幅員拡張材3が延伸部3a及びこれと略直角に垂下形成した腹板3bを成形することが必要となり該道路用幅員拡張材3の製作工数が大幅に増大すると共に工期が長期に渉るという問題点があり、加えてコンクリート床版1に輪荷重がかかりかつ車両走行に伴う衝撃力等により腹板3b及び張出し部の側端面1b部分が破損又はひび割れ現象を呈することとなり、拡幅工事の信頼性や拡幅構造の耐久性に欠けるという問題点が存在した。
従来の技術に於ける他の例によれば、長大なブラケット9や複数かつ長いPC鋼材を使用する技術であり、施工方法が複雑であり工期が増大するうえに設備費も累むという問題点があると共に実用化が困難であった。加えてこの技術は既設橋梁に於いて歩道部分のみを拡幅施工するものであり車両の通行幅の拡幅については開示されておらず、これを車両が通行する道路橋に於ける道路幅部分の拡張技術に適用できないという問題点があった。
本発明に係る道路橋の拡幅構造及び道路橋の拡幅工法は叙上の問題点を解決すべく発明したものであり、次の構成、手段から成立する。
請求項1に記載の発明によれば、既設コンクリート床版を一部切断した後該既設コンクリート床版の上面に拡幅用上鋼板と既設コンクリート床版の下面に拡幅用下鋼板を固定する道路橋の拡幅構造に於いて前記拡幅用上鋼板が主桁の中心位置から定着長を有してなる床版上面部と該床版上面部から略垂直方向に立上げ成形した鋼板製地覆一方側面部とを備えると共に前記拡幅用下鋼板が床版下面部と該床版下面部から略垂直方向に立上げ成形した鋼板製地覆他方側面部とを備え、該拡幅用上鋼板と該拡幅用下鋼板を特殊高力ボルトで連結し、該拡幅用上鋼板と該拡幅用下鋼板とで形成した中空部に高流動コンクリートを打設して形成した新設コンクリート床版を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1記載の道路橋の拡幅構造に於いて、前記既設コンクリート床版と拡幅用上下鋼板との間隙に無収縮材料を敷設・充填したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1記載の道路橋の拡幅構造に於いて、前記既設コンクリート床版の下面に拡幅用下鋼板を樹脂材料で接着させたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、施工現場又は該施工現場から離間した工場で前記請求項1記載の高流動コンクリートを打設して新設コンクリート床版を形成することを特徴とする。
本発明に係る道路橋の拡幅構造及び道路橋の拡幅工法は叙上した構成、作用を有するので、次の効果がある。
請求項1に記載の発明によれば、既設コンクリート床版を一部切断した後該既設コンクリート床版の上面に拡幅用上鋼板と既設コンクリート床版の下面に拡幅用下鋼板を固定する道路橋の拡幅構造に於いて前記拡幅用上鋼板が主桁の中心位置から定着長を有してなる床版上面部と該床版上面部から略垂直方向に立上げ成形した鋼板製地覆一方側面部とを備えると共に前記拡幅用下鋼板が床版下面部と該床版下面部から略垂直方向に立上げ成形した鋼板製地覆他方側面部とを備え、該拡幅用上鋼板と該拡幅用下鋼板を特殊高力ボルトで連結し、該拡幅用上鋼板と該拡幅用下鋼板とで形成した中空部に高流動コンクリートを打設して形成した新設コンクリート床版を備えたことを特徴とする道路橋の拡幅構造を提供する。
このような構成としたので片持ち床版の下側に支える材料つまり支保工や下部工を設置することなく幅員の拡張工事が容易にでき、新設コンクリート床版と新設地覆が一体化されているため施工時間を大幅に短縮できる。そして新設地覆が鋼・コンクリート合成の構造であるため既設コンクリート床版に比し軽量化が図れ、かつ高耐力及び靭性を確保できるという効果がある。また拡幅用上鋼板と拡幅用下鋼板は特殊高力ボルトで連結で連結しているため、疲労劣化する懸念がない。しかも拡幅用上鋼板と拡幅用下鋼板並びに特殊高力ボルトで形成されたサンドイッチ形式で自立する構造のため、支保工、下部工が原則として不要であるという利点がある。さらに既設コンクリート床版を利用するため施工に際して建築廃材がほとんど発生しないという各種の効果がある。
請求項2に記載の発明によれば、前記既設コンクリート床版と拡幅用上下鋼板との間隙に無収縮材料を敷設・充填したことを特徴とする請求項1に記載の道路橋の拡幅構造を提供する。
このような構成としたので請求項1記載の発明の効果に加えて既設コンクリート床版を強固に固定でき新設及び既設のコンクリート床版の耐力を増強するという効果がある。
請求項3に記載の発明によれば、前記既設コンクリート床版の下面に拡幅用下鋼板を樹脂材料で接着させたことを特徴とする請求項1に記載の道路橋の拡幅構造を提供する。
このような構成としたので請求項1に記載の発明の効果に加えて既設コンクリート床版の下面と拡幅用下鋼板を強固に固定でき新設及び既設のコンクリート床版の耐力を増強するという効果がある。
請求項4に記載の発明によれば、施工現場又は該施工現場から離間した工場で前記請求項1に記載の高流動コンクリートを打設して新設コンクリート床版を形成することを特徴とする道路橋の拡幅工法を提供する。
このような構成としたので拡幅工法の設計思想に応じて新設コンクリート床版部分を施工現場又は該施工現場から離間した工場で実施可能であるという効果がある。
本発明に係る道路橋の拡幅構造を示す図面であって、新設コンクリート床版を設置した状態を示す実施の形態を示す斜視図である。 本発明に係る道路橋の第1の拡幅工法に於いて、既設の地覆を切断、除去した既設コンクリート床版の状態を示す斜視図である。 本発明に係る道路橋の第1の拡幅工法に於いて、既設コンクリート床版の上側に拡幅用上鋼板を設置する状態を示す斜視図である。 本発明に係る道路橋の第1の拡幅工法に於いて、拡幅用下鋼板を設置した状態を示す斜視図である。 本発明に係る道路橋の第1の拡幅工法に於いて、拡幅用上鋼板と拡幅用下鋼板との間の中空部に高流動コンクリートを打設した状態を示す斜視図である。 本発明に係る道路橋の第2の拡幅工法に於いて、工場等で高流動コンクリートを打設して製作した新設コンクリート床版を既設コンクリート床版上面に設置する状態を示す斜視図である。 本発明に係る道路橋の第2の拡幅工法に於いて、拡幅完了後のコンクリート床版の状態を示す斜視図である。 本発明に係る道路橋の拡幅構造及び道路橋の拡幅工法に於ける実施例を示すもので一部を断面した斜視図である。 従来の技術に於ける道路橋の拡幅構造を一例を示す図面であって、(a)は既存の地覆を除去した状態を示す断面図、(b)は新設道路橋用拡幅材をコンクリート床版に固定した状態を示す断面図である。 従来の技術に於ける道路橋の拡幅方法の施工後の他の例を示す断面図である。
以下、本発明に係る道路橋の拡幅構造及び道路橋の拡幅工法に於けるその実施の形態について、添付図面に基づき詳細に説明する。ここに於いて図1は本発明に係る道路橋の拡幅構造を示す図面であって、新設コンクリート床版を設置した状態を示す実施の形態を示す斜視図である。先づ、本発明に係る道路橋の拡幅構造について説明する。
16は既設コンクリート床版であり、既存の地覆の外側面から道路橋の幅員方向に所定距離の位置線16aで既設コンクリート床版16を一部切断してなる。この切断面16bは道路橋の幅員方向に対し直交して形成してある。該切断面16bを形成するための工具としては例えばコンクリートカッターを用いる。17は鋼材で構成した主桁であって断面形状が略T字形状又は略H形状でなり、突出板部17aとこれに連結した腹板17bとを有する。該主桁17は既設コンクリート床版16を下方から支持している。
18は拡幅用上鋼板であり、床版上面部18Aと、該床版上面部18Aから略垂直方向に立上げ成形した鋼板製地覆一方側面部18Bとで構成される。該拡幅用上鋼板18の床版上面部18Aは縦・横方向に所定間隔、例えば300(mm)程度を有して多数個の鋼板定着用ボルト孔18aを穿孔している。そして該拡幅用上鋼板18の板厚は本発明に係る道路橋に於いて例えば6.0(mm)程度のものを適用し、後述する拡幅用下鋼板19のそれよりやや肉厚形状のものとする。そして、本発明の適用例から上記拡幅用上鋼板18の床版上面部18Aに於ける主桁17の中心位置Pラインから外縁部18cまでの距離、すなわち定着長Lは約950(mm)程度に設定すれば拡幅によるコンクリート床版にかかるひずみが最小限に抑えられかつひび割れ現象を防止することが判明した。
前記拡幅用上鋼板18を前記既設コンクリート床版16の上面に設置する前に、該既設コンクリート床版16の上面から鋼板定着用ボルト孔18aに適合する位置・形状を有する所定深さのコア16cの多数個を削孔する。該コア16cは本発明では直径約65(mm)程度の真円形が望ましい。また、前記拡幅用上鋼板18の鋼板製地覆一方側面部18Bの上縁18dは所定幅を有して幅員方向から直交して延在構成してある。そして、該既設コンクリート床版16の上面に拡幅用上鋼板18の床版上面部18Aを載置・固定する。この際、該既設コンクリート床版16と床版上面部18Aとの間隙に無収縮モルタル又は樹脂等無収縮材料を敷設又は充填する。
19は拡幅用下鋼板であり、主桁17の方向に略L字状下縁19dを形成した床版下面部19Aと、該床版下面部19Aから略垂直方向に立上げ成形した鋼板製地覆他方側面部19Bとで構成される。該床版下面部19Aには前記拡幅用上鋼板18の床版上面部18Aと同様に縦・横方向に所定間隔有して多数個の鋼板定着用ボルト孔19aを穿孔している。そして該拡幅用下鋼板19の板厚は前記拡幅用上鋼板18のそれよりやや薄く設定し、本発明に係る道路橋に於いて例えば4.5(mm)程度のものを適用する。
前記拡幅用下鋼板19の鋼板製地覆他方側面部19Bの上縁19cは所定幅を有して幅員方向から直交して延在構成してある。そして高流動コンクリート打設手段による新設コンクリート床版20を介在させる。上方から前記拡幅用上鋼板18を及び下方から前記拡幅用下鋼板19をそれぞれ配置し高流動コンクリート打設手段による新設コンクリート床版20をいわゆるサンドイッチ形式により既設コンクリート床版16の幅員方向に連続して固設する。この際、床版下面部19Aの略L字状下縁19dが既設コンクリート床版16の膨出部16fに嵌着する。そして、該既設コンクリート床版16の下面に拡幅用下鋼板19の床版下面部19Aを接着させるべく当接・固定する。この際、該既設コンクリート床版16の下面と拡幅用下鋼板19の床版下面部19Aの略L字状下縁19dとの間に樹脂材料を塗布し又は充填する。また前記残余の既設コンクリート床版16の切断面16bから所定距離の地点つまり主桁17の中心位置Pラインで既設コンクリート床版16に於ける幅長L間に特殊高力ボルト挿入孔16eを幅員方向に対して直交する方向の所定間隔例えば300(mm)毎に貫通・列設する。
また21は特殊ボルト、例えば特殊高力ボルトであり、前記高流動コンクリート打設手段による新設コンクリート床版20を設置する前に前記拡幅用上鋼板18及び前記拡幅用下鋼板19の鋼板定着用ボルト孔18a、19a内に該特殊高力ボルト21を挿通・設置し、この該特殊高力ボルト21の上端・下端から例えば高力ナット18b、19bを螺合し固定する。そこで両鋼板18、19により中空部20Aを形成し、この中空部20Aに高流動コンクリート打設手段による新設コンクリート床版20を形成・固定する。中空部20Aは地覆部分まで存在しており該新設コンクリート床版20は該地覆内部の底部に介在する。その後、前記鋼板製地覆他方側面部19Bの上縁19cと前記鋼板製地覆一方側面部18Bの上縁18d間のスペースに鋼板製地覆の上面部18Cを覆設してなる。このように構成したので拡幅後の地覆部分が鋼・コンクリート合成構造となり、強度を高めるうえに軽量化が図られた。
上述した道路橋の拡幅構造は該道路橋の幅員方向の一方側の構造を示すものであり、同様な構成は道路橋の幅員方向の他方側にも備えていることは明らかである。しかし、本発明は道路橋の他方側には例えば既存のコンクリート製地覆部をそのまま利用すると共に、該道路橋の一方側のみ当該本発明の技術を適用しても本発明の特許請求の範囲を逸脱するものではない。本発明に係る道路橋の拡幅構造によれば、例えば拡幅前の道路橋に於ける車道幅が5.0(m)である場合、拡幅後にはそれが5.5(m)程度まで拡張することができた。それも下部工としての橋脚等を増設することなく併せて地覆部が鋼・コンクリート合成構造即ち鋼製部分と高流動コンクリート打設手段による新設コンクリート床版の部分とで構成され、軽量化が図られ施工期間を短縮化できると共に鋼製地覆のみの場合に比べ1.5倍程度拡幅できた。また、前記道路橋の拡幅工事完了後に前記拡幅用上鋼板18の床版上面部18Aの上面や既設コンクリート床版16の上面にコンクリート舗装を施してもよい。
次に、本発明に係る道路橋の拡幅工法について説明する。当該本発明に係る道路橋の拡幅工法は道路橋の拡幅部分の重要な構成であって、特に高流動コンクリート打設手段による新設コンクリート床版を工事現場で製作する場合と、工場で製作する場合とがある。
前者に於いて高流動コンクリート打設手段による新設コンクリート床版を工事現場で製作する場合、つまり本発明に係る道路橋の第1の拡幅工法について図2ないし図5に基づき説明する。
図2は既設の地覆を切断、除去した既設コンクリート床版の状態を示す斜視図である。図3は既設コンクリート床版の上側に拡幅用上鋼板を設置する状態を示す斜視図である。図4は拡幅用下鋼板を設置した状態を示す斜視図である。図5は拡幅用上鋼板と拡幅用下鋼板との間の中空部に高流動コンクリートを打設した状態を示す斜視図である。
先づ、図2に示すように、施工現場ではコンクリート等で成形された既存の地覆部16dを含む既設コンクリート床版16としての既設片持ちコンクリート床版をその外側面から主桁17の中心位置までの距離Lよりやや短い距離L分について破線で示すように切断し、該既設コンクリート床版16の一部を撤去する。次に、残余の既設コンクリート床版16の上面から直径約65(mm)程度の真円形でなるコア16cを多数個削孔する。このコア16cは既設コンクリート床版16の上面から所定深さを有し前記拡幅用上鋼板18をスタッドボルト等鋼板定着用ボルト18eで既設コンクリート床版16に固定するためのものであり貫通孔ではない。また前記残余の既設コンクリート床版16の切断面16bから所定距離の地点つまり主桁17の中心位置Pラインで既設コンクリート床版16に於ける幅長L間に特殊高力ボルト挿入孔16eを幅員方向に対して直交する方向の所定間隔例えば300(mm)毎に貫通・列設する。
そこで施工現場から離間した位置にある工場等に於いて図3に示す前記拡幅用上鋼板18を成形する。該拡幅用上鋼板18は床版上面部18Aと該床版上面部18Aから略垂直方向に立上げ成形した鋼板製地覆一方側面部18Bとで構成される。該拡幅用上鋼板18の床版上面部18Aは縦・横方向に所定間隔、例えば300(mm)程度を有して多数個の鋼板定着用ボルト孔18aを穿孔している。そして該拡幅用上鋼板18の板厚は本発明に係る道路橋に於いて例えば6.0(mm)程度のものを適用し、後述する拡幅用下鋼板19のそれよりやや肉厚形状のものとする。ここで、鋼板定着用ボルト孔18aの径長は鋼板定着用ボルト18eが挿通し前記コア16cのそれとほぼ同一程度にし適合するように構成する。また該拡幅用上鋼板18は一板の鋼板を折曲加工して床版上面部18Aと上縁18dを形成した鋼板製地覆一方側面部18Bとを一体化して成形することもできるがこの両者を工場または施工現場等で溶接手段等により固着しても良い。
次に、工場等から前記拡幅用上鋼板18を施工現場に搬送する。施工現場では図3に矢印Aに示すように既設コンクリート床版16の上面16Aに拡幅用上鋼板18を載置する。この際、該既設コンクリート床版16の上面16Aと拡幅用上鋼板18の床版上面部18Aとの間に無収縮セメント等無収縮材料や無収縮モルタル(図示せず)材料を塗布し敷設又は充填する。そして拡幅用上鋼板18の床版上面部18Aの鋼板定着用ボルト孔18aに仮止めされた特殊ボルトやスタッドボルト等としてのナットを備えた鋼板定着用ボルト18eをコア16cに挿通し連結する。このとき該コア16cと鋼板定着用ボルト18eでなる間隙には前記無収縮材料が敷設・充填されその連結強度を高め、既設コンクリート床版16のひび割れや破損を防止する。
そして、床版上面部18Aと鋼板製地覆一方側面部18Bを備えかつ鋼板定着用ボルト孔18aを有した該拡幅用上鋼板18は施工現場にて矢印A方向に示すように既設コンクリート床版16の上面に載置する。また一方、施工現場から離間した位置にある工場等で図4に示す前記拡幅用下鋼板19を製作する。該拡幅用下鋼板19は一板の鋼板を折曲加工して、床版下面部19Aと上縁19cを形成した鋼板製地覆他方側面部19Bを一体化して形成することもできるが、この両者つまり床版下面部19Aと鋼板製地覆他方側面部19Bを工場又は施工現場等で溶接手段等で固着してもよい。
そこで工場等で製作した前記拡幅用下鋼板19を施工現場に搬送する。尚、前記拡幅用上鋼板18と前記拡幅用下鋼板19を同時に工場から搬送してもよい。該拡幅用下鋼板19は床版下面部19Aには前記拡幅用上鋼板18の床版上面部18Aに穿孔した鋼板定着用ボルト孔18aと同数の鋼板定着用ボルト孔19aを穿孔してある。また該床版下面部19Aはその既設コンクリート床版16側であって切断面16b部分の下面に略L字状下縁19dを幅員方向に直交して形成してある。該略L字状下縁19dの外片19eにも前記鋼板定着用ボルト孔19aを穿孔している。この略L字状下縁19d、就中外片19eと既設コンクリート床版16との間にエポキシ樹脂等の樹脂材料を注入・充填する。そして前記拡幅用上鋼板18及び前記拡幅用下鋼板19の鋼板定着用ボルト孔18a、19a及び特殊高力ボルト挿入孔16eに特殊高力ボルト21を挿通しこの上下端から特殊高力ナット18b、19bをねじ込み固定する。
ところで該拡幅用下鋼板19を図3に示すように既設コンクリート床版16の下面に於ける幅長L相当幅について既設コンクリート床版16の下面から当接し、特殊高力ボルト21及び特殊高力ナット18b、19bで該拡幅用上鋼板18及び該拡幅用下鋼板19を共締めして該既設コンクリート床版16にいわゆるサンドイッチ形式で固定する。ここですでに、施工現場から離間した位置にある工場等では前記拡幅用上鋼板18及び前記拡幅用下鋼板19を製作し完成してある。そして、該拡幅用上鋼板18に穿孔した鋼板定着用ボルト孔18aのすべてにスタッドボルト等でなる前記鋼板定着用ボルト18e、ナットを挿通しかつ仮止めしてある。
而して、前記拡幅用上鋼板18及び前記拡幅用下鋼板19は既設コンクリート床版16の上面及び下面に固定する。そこで前記拡幅用上鋼板18と前記拡幅用下鋼板19とで図4に 示すように中空部20Aを形成すると共に既設コンクリート床版16を挟んだサンドイッチ形式による構造となる。施工現場では作業者によりこの中空部20A内に高流動コンクリートを打設する。該高流動コンクリート部分が所定時間経過後に固化し、図5に示すように新設コンクリート床版20が形成される。ここで高流動コンクリート材料としては例えば弾性係数が2.35×10(N/mm)、ポアソン比0.2、スランプフロー65±5(cm)程度の定数のものを適用する。
このようにして図5に示すように道路橋に於ける拡幅工事が完了する。拡幅工事が完了すれば既設コンクリート床版16及び新設コンクリート床版20が拡幅用上鋼板18及び拡幅用下鋼板19によりサンドイッチ形式により連続して接続かつ固定される。拡幅後の新設地覆部22の内部構造は図示するように上面部18Cを含んだ鋼板製地覆一方側面部18Bと鋼板製地覆他方側面部19Bとで構成された鋼製地覆と、新設コンクリート床版20の幅長Wでなる地覆部20Bとで中空部20Aの一部を残存させて鋼・コンクリート合成地覆22(新設地覆部)を形成することができた。また既設コンクリート床版16の切断面16bから、新設コンクリート床版20の幅長Wまでの新設コンクリート床版20の幅長Wは高流動コンクリートが固化して既設コンクリート床版16と連結して形成される。この様に上述した拡幅工法は施工現場による新設高流動コンクリート床版を形成した第1の拡幅工法である。
次に、後者に於ける高流動コンクリート打設手段による新設コンクリート床版を工場等で製作する場合つまり本発明に係る道路橋の第2の拡幅工法について図6、図7等に基づき説明する。
図6は工場等で製作した高流動コンクリート打設手段による新設コンクリート床版20を施工現場で既設コンクリート床版16に固定する構成を示す斜視図である。
先づ、図2に示すように、前述した道路橋の第1の拡幅工法と同じように施工現場ではコンクリート等で成形された既存の地覆部16dを含む既設コンクリート床版16としての既設片持ちコンクリート床版をその外側面から主桁17の中心位置までの距離Lよりやや短い距離L分について破線で示すように切断し、該既設コンクリート床版16の一部を撤去する。次に、残余の既設コンクリート床版16の上面から直径約65(mm)程度の真円形でなるコア16cを多数個削孔する。このコア16cは既設コンクリート床版16の上面から所定深さを有し前記拡幅用上鋼板18をスタッドボルト等鋼板定着用ボルト18eで既設コンクリート床版16に固定するためのものであり貫通孔ではない。また前記残余の既設コンクリート床版16の切断面16bから所定距離の地点つまり主桁17の中心位置Pラインでの幅長L間に特殊高力ボルト挿入孔16eを幅員方向に対して直交する方向の所定間隔例えば300(mm)毎に貫通・列設する。
そこで施工現場から離間した位置にある工場等に於いて図3に示す前記拡幅用上鋼板18を成形する。該拡幅用上鋼板18は床版上面部18Aと該床版上面部18Aから略垂直方向に立上げ成形した鋼板製地覆一方側面部18Bとで構成される。該拡幅用上鋼板18の床版上面部18Aは縦・横方向に所定間隔、例えば300(mm)程度を有して多数個の鋼板定着用ボルト孔18a・・・を穿孔している。そして該拡幅用上鋼板18の板厚は本発明に係る道路橋に於いて例えば6.0(mm)程度のものを適用し、後述する拡幅用下鋼板19のそれよりやや肉厚形状のものとする。ここで、鋼板定着用ボルト孔18aの径長は鋼板定着用ボルト18eが挿通し前記コア16cのそれとほぼ同一程度にし適合するように構成する。また該拡幅用上鋼板18は一板の鋼板を折曲加工して床版上面部18Aと上縁18dを形成した鋼板製地覆一方側面部18Bとを一体化して成形することもできるがこの両者を工場等で溶接手段等により固着しても良い。
また一方、施工現場から離間した位置にある工場等で図4に示す前記拡幅用下鋼板19を製作する。該拡幅用下鋼板19は一板の鋼板を折曲加工して、床版下面部19Aと上縁19cを形成した鋼板製地覆他方側面部19Bとを一体化して形成することもできるが、この両者つまり床版下面部19Aと鋼板製地覆他方側面部19Bを工場等で溶接手段等で固着してもよい。そして前記拡幅用上鋼板18及び前記拡幅用下鋼板19の鋼板定着用ボルト孔18a、19aに特殊高力ボルト21を挿通しこの上下端から特殊高力ナット18b、19bをねじ込み固定する。そこで前記拡幅用上鋼板18と前記拡幅用下鋼板19とで図4に示すように中空部20Aを形成する。工場等では作業者によりこの中空部20A内に高流動コンクリートを打設する。該高流動コンクリート部分が所定時間経過後に固化し、図6に示すように新設コンクリート床版20が形成される。ここで、高流動コンクリート材料としては例えば弾性係数が2.35×10(N/mm)、ポアソン比0.2、スランプフロー65±5(cm)程度の定数のものを適用する。
次に、工場で製作した拡幅用上鋼板18及び拡幅用下鋼板19並びに新設コンクリート床版20を施工現場に搬送する。次に、施工現場では図6に矢印Bに示すように既設コンクリート床版16の上面16Aに拡幅用上鋼板18を載置する。この際、該既設コンクリート床版16の上面16Aと拡幅用上鋼板18の床版上面部18Aとの間隙に無収縮セメント等や無収縮モルタル等の無収縮材料(図示せず)を塗布し敷設又は充填する。そして拡幅用上鋼板18の床版上面部18Aの鋼板定着用ボルト孔18aに仮止めされた特殊ボルトやスタッドボルト等としてのナットを備えた鋼板定着用ボルト18eをコア16cに挿通し連結する。このとき該コア16cと鋼板定着用ボルト18eでなる間隙には前記無収縮材料が敷設・充填されその連結強度を高め、既設コンクリート床版16のひび割れや破損を防止する。
該拡幅用下鋼板19は床版下面部19Aには前記拡幅用上鋼板18の床版上面部18Aに穿孔した鋼板定着用ボルト孔18aと同数の鋼板定着用ボルト孔19aを穿孔してある。また該床版下面部19Aはその既設コンクリート床版16側であって切断面16b部分の下面に略L字状下縁19dを幅員方向に直交して形成してある。該略L字状下縁19dの外片19eにも前記鋼板定着用ボルト孔19aを穿孔している。この略L字状下縁19d、就中外片19eと既設コンクリート床版16との間隙にエポキシ樹脂等の樹脂材料を注入・充填する。そして前記拡幅用上鋼板18及び前記拡幅用下鋼板19の鋼板定着用ボルト孔18a、19a及び特殊高力ボルト挿入孔16eに特殊高力ボルト21を挿通しこの上下端から特殊高力ナット18b、19bをねじ込み固定する。而して施工現場では該拡幅用下鋼板19を図6に示すように既設コンクリート床版16の下面に於ける幅長L相当幅について既設コンクリート床版16の下面から当接し、特殊高力ボルト21を特殊高力ボルト挿入孔16eに挿通すると共に特殊高力ナット18b、19bで該拡幅用上鋼板18及び該拡幅用下鋼板19を共締めして該既設コンクリート床版16に連続して接続しいわゆるサンドイッチ形式で固定する。このようにして図7に示すように道路橋に於ける拡幅工事が完了する。
道路橋の第2の拡幅工法に於けるほかの構成、機能は前述した図2ないし図5に示す道路橋の第1の拡幅工法と略同一であり、同一番号、同一符号を付しその説明を省略する。
次に本発明に係る道路橋の拡幅構造及び道路橋の拡幅工法の実施例について図8に基づき説明する。
図1に示す本発明に係る道路橋の拡幅構造における実施の形態に示すものとの相違点は新設地覆部内に付帯物支柱用ブラケットを備えた点である。
23は付帯物支柱用ブラケットであり、例えば上方平板部23Aと、下方平板部23Bと、この両者つまり上方平板部23A、下方平板部23B間の中心から外方に突出形成した突出板23Cとで構成される。該下方平板部23Bは新設コンクリート床版20の中空部20Aに高流動コンクリートを打設する前に拡幅用下鋼板19に特殊高力ボルト23a、特殊高力ナット23bにより締結・固定される。該上方平板部23Aは例えば4個の高欄や車両防護柵等の付帯物を固定するための特殊高力ボルト23aを挿通する貫通孔(ボルト孔)23cを穿孔している。この貫通孔(ボルト孔)23cは鋼板製地覆の上面部18Cにも連通して穿孔してある。従って、工場等で製作する際当該付帯物支柱用ブラケット23に前記拡幅用下鋼板19を特殊高力ボルト23a、特殊高力ナット23bにより固定する。しかし拡幅用下鋼板19を施工現場に搬送した後に付帯物支柱用ブラケット23を固定してもよい。この様に構成したので、拡幅用下鋼板19の鋼板製地覆他方側面部の上縁19cと拡幅用上鋼板18の鋼板製地覆一方側面部の上縁18dとのスペースに鋼板製地覆の上面部18Cを覆設した後に高欄や車両防護柵を容易に取り付けることができる。
図8に示す本発明に係る道路橋の拡幅構造及び道路橋の拡幅工法の実施例に於いて上述した実施の形態に示すものとの相違点以外はその構造及び道路橋の第1の拡幅工法並びに道路橋の第2の拡幅工法は前述した図1ないし図7に示すものと略同一であり、同一番号、同一符号を付しその説明を省略する。
本発明は道路橋の拡幅工事に利用するものであって、拡幅工事の工期を短縮しかつ道路用幅員拡張材の製作工数を低減できると共に、道路幅を大幅に拡張する用途や、拡幅工事に伴って支保工や下部工を設置困難な施工現場に適用できる道路橋の拡幅構造及び道路橋の拡幅工法である。
16 既設コンクリート床版
16A 既設コンクリート床版の上面
16a 幅員方向所定距離の位置線
16b 既設コンクリート床版の切断面
16c 既設コンクリート床版のコア
16d 既存の地覆部
16e 特殊高力ボルト挿入孔
16f 既設コンクリート床版の膨出部
17 主桁
17a 主桁の突出板部
17b 主桁の腹板
18 拡幅用上鋼板
18A 拡幅用上鋼板の床版上面部
18B 拡幅用上鋼板の鋼板製地覆一方側面部
18C 鋼板製地覆の上面部(上面板)
18a 鋼板定着用ボルト孔
18b 高力ナット
18c 拡幅用上鋼板の外縁部
18d 拡幅用上鋼板の鋼板製地覆一方側面部の上縁
18e 拡幅用上鋼板の鋼板定着用ボルト
19 拡幅用下鋼板
19A 拡幅用下鋼板の床版下面部
19B 拡幅用下鋼板の鋼板製地覆他方側面部
19a 拡幅用下鋼板の鋼板定着用ボルト孔
19b 高力ナット
19c 拡幅用下鋼板の鋼板製地覆他方側面部の上縁
19d 拡幅用下鋼板の略L字状下縁
19e 拡幅用下鋼板の略L字状下縁の外片
20 新設コンクリート床版
20A 新設コンクリート床版の中空部
20B 新設コンクリート床版の幅Wでなる地覆部
21 特殊高力ボルト(特殊ボルト)
22 拡幅後の新設地覆部
23 付帯物支柱用ブラケット
23A 付帯物支柱用ブラケットの上方平板部
23B 付帯物支柱用ブラケットの下方平板部
23C 付帯物支柱用ブラケットの突出板
23a 特殊高力ボルト
23b 特殊高力ナット
23c 貫通孔(ボルト孔)

Claims (4)

  1. 既設コンクリート床版を一部切断した後該既設コンクリート床版の上面に拡幅用上鋼板と既設コンクリート床版の下面に拡幅用下鋼板を固定する道路橋の拡幅構造に於いて前記拡幅用上鋼板が主桁の中心位置から定着長を有してなる床版上面部と該床版上面部から略垂直方向に立上げ成形した鋼板製地覆一方側面部とを備えると共に前記拡幅用下鋼板が床版下面部と該床版下面部から略垂直方向に立上げ成形した鋼板製地覆他方側面部とを備え、該拡幅用上鋼板と該拡幅用下鋼板を特殊高力ボルトで連結し、該拡幅用上鋼板と該拡幅用下鋼板とで形成した中空部に高流動コンクリートを打設して形成した新設コンクリート床版を備えたことを特徴とする道路橋の拡幅構造。
  2. 前記既設コンクリート床版と拡幅用上下鋼板との間隙に無収縮材料を敷設・充填したことを特徴とする請求項1記載の道路橋の拡幅構造。
  3. 前記既設コンクリート床版の下面に拡幅用下鋼板を樹脂材料で接着させたことを特徴とする請求項1記載の道路橋の拡幅構造。
  4. 施工現場又は該施工現場から離間した工場で前記請求項1記載の高流動コンクリートを打設して新設コンクリート床版を形成することを特徴とする道路橋の拡幅工法。
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