JPH0743121Y2 - 路面保護構造 - Google Patents

路面保護構造

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Publication number
JPH0743121Y2
JPH0743121Y2 JP1988093072U JP9307288U JPH0743121Y2 JP H0743121 Y2 JPH0743121 Y2 JP H0743121Y2 JP 1988093072 U JP1988093072 U JP 1988093072U JP 9307288 U JP9307288 U JP 9307288U JP H0743121 Y2 JPH0743121 Y2 JP H0743121Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
road surface
wire mesh
rubber
protective sheet
surface protection
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988093072U
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JPH0215611U (ja
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信康 生駒
耕司 佐野
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Shibata Industrial Co Ltd
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Shibata Industrial Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、トンネル内や山岳道路等の路面の摩耗損傷の
補修および改修工事が困難な区間や通常の舗装材では劣
化の激しい区間の保護構造に関する。
〔従来の技術〕
例えば冬期に積雪のある地域の舗装路面では、タイヤチ
ェーンやスパイクタイヤを装着した車両が通行するが、
積雪の無いトンネル内の路面は、これらの装着物によっ
て大きな摩耗損傷を受け、補修や改修工事が頻繁に行わ
れることになる。
この補修や改修工事は、通常、通行量が減少する夜間に
行ったり、あるいは片側の交通規制や通行禁止等の処置
をして工事を行っている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このような補修や改修工事を行ってもコンクリ
ートやアスファルトの舗装路面は直ちに摩耗損傷を受け
てしまい、再び補修や改修工事が必要となる問題があ
る。
また、工事が頻繁に行われるためにそれによる片側の交
通規制や通行禁止等の処置が日常生活や経済活動に支障
を起こし、また、工事が長引くことが多いために部分的
な工事しか行えない問題もある。
〔課題を解決する為の手段〕
本考案は、金網をゴム等の弾性体の中間層として一体に
埋設した保護シートを路面の所定の区間にわたって固定
具によって敷設固定したことを特徴とする。
〔作用〕
以上の構成によると、弾性体の中間に金網が一体に埋設
してあるために、弾性体の表面にかかる通過車両の移動
荷重による引張変位力がその金網によりそれより下方の
弾性体への伝搬を制限し、それによって弾性体全体とし
ての変形が最小限となって保護シートの路面に対する密
着性が長期にわたって保持されて安定した路面保護構造
となり、耐磨耗性および防音性にも優れることになる。
〔実施例〕
以下に本考案の一実施例を図面を用いて説明する。
第１図は路面の保護状態を示す断面図、第２図は保護材
の拡大断面図、第３図は固定状態を示す拡大断面図であ
り、図において、１は金網、２はこの金網１を中間層と
して一体に埋設したゴムシートであり、これによって保
護シート３を構成する。
この保護シート３で路面全体もしくは車道箇所等を覆
い、ビットやリベット等の固定具４によって路面に固定
するものである。
このように用いる保護シート３によると、その断面内に
埋設している金網１が隔壁効果を発揮し、ゴムシート２
の表面側に作用した伸び変位力が金網１に伝わり、その
力がゴムシート２の金網１の反対側を圧縮する力とな
る。
したがって、金網１を中心として引張側変位力と圧縮側
変位力が平衡状態となり、形状の変形が最小限となる。
よって、保護シート３の見掛けのヤング率は路面と同等
となり、保護シート３と路面の界面に位相差が発生しな
いことになる。
この保護シートの引張試験結果を第４図に示す。比較と
してゴムシートのみのものおよび金網のみのものを示
す。これによると、金網の網目内にゴムが充填接着され
て全一体となっているために金網の変形力は主としてゴ
ムの圧縮力に変換されて変位が抑制されることになり、
伸び率が小さくなっていることがわかる。
また、表面のゴムの摩耗量を第５図に示し、比較として
コンクリートを示す。これによって摩耗量が極めて少な
いことがわかる。
なお、上記実施例はシートはゴムとして説明を行った
が、プラスチックもその概念に含むものとし、また、必
要な保護機能に応じて金網の太さ、目の荒さは決定さ
れ、ゴムやプラスチックの種類や配合も決定される。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明した本考案によると、金網をゴム内に中
間層として一体に埋設した保護シートを路面の表面に敷
設することにより、自動車が走行したときに保護シート
は変形が少なく、しわの発生や偏りも発生せず、摩耗も
少ないという路面の保護材として顕著な利点を発揮し、
路面の耐久性がきわめて向上することになり、しかも防
音効果が期待できる等の効果を有する。
また、保護シートが摩耗しても交換作業が容易であるた
めに作業時間が短く、交通に支障を与えることが少なく
なくてすむ効果がある。
【図面の簡単な説明】
第１図は実施例を示す路面の保護状態を示す断面図、第
２図は保護材の拡大断面図、第３図は固定状態を示す拡
大断面図、第４図は引張試験の結果を示すグラフ、第５
図は摩耗量を示すグラフである。 １……金網 ２……ゴムシート ３……保護シート ４……固定具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】金網をゴム等の弾性体の中間層として一体
    に埋設した保護シートを路面の所定の区間にわたって固
    定具によって敷設固定したことを特徴とする路面保護構
    造。
JP1988093072U 1988-07-15 1988-07-15 路面保護構造 Expired - Lifetime JPH0743121Y2 (ja)

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