JPH0330404Y2 - - Google Patents

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JPH0330404Y2
JPH0330404Y2 JP1985069189U JP6918985U JPH0330404Y2 JP H0330404 Y2 JPH0330404 Y2 JP H0330404Y2 JP 1985069189 U JP1985069189 U JP 1985069189U JP 6918985 U JP6918985 U JP 6918985U JP H0330404 Y2 JPH0330404 Y2 JP H0330404Y2
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rubber elastic
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rubber
elastic material
road
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は橋梁、高架道路等の道路継目部に配設
される道路継目用ゴム製伸縮部材に係り、より詳
細には該ゴム製伸縮材の耐摩耗性・耐久性を一層
向上させるようにしたゴム製伸縮材を備えた道路
継目用ゴム製伸縮部材に関する。
〔従来の技術〕 従来より、ゴム製伸縮材を備えた道路継目用ゴ
ム製伸縮部材としては種々の構成のものがあり、
一般的には支承材と上記支承材を連着するゴム製
伸縮材とから構成されている。
ところで、道路継目用ゴム製伸縮部材は、交通
量の激化に伴い伸縮部を形成しているゴム製伸縮
材が走行車両で摺擦されて摩耗・劣化し易く、ま
た温度変化より硬化し前記支承材と上記ゴム製伸
縮材との連着部分が剥離し易くなり、また、積雪
地帯においては、除雪の際に除雪車のシヨベル等
で前記ゴム製伸縮材の表面を破損させるおそれが
ある。
このような問題に対しては、ゴム製伸縮材の表
面、内部に金属板、その他補強材を配設すること
により解決することが提案されている。すなわ
ち、〓有機又は無機質素材よりなる天然または化
学合成繊維の織布または織目布を弾性材と一体加
硫成形、あるいは繊維のフロツクを弾性材中に混
入して補強するようにした構成〓(特開昭56−
48407号公報参照)のゴム製伸縮材が提案されて
いる。そして、この構成によれば、耐久性に富ん
だ伸縮材を得られるという利点を有する。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上述したゴム製伸縮材の場合、耐摩耗
性の面で難点がある。
ところで、ゴム製伸縮材とは異なるが、〓ゴム
の補強材料としてセラミツクを用いた構成〓(特
開昭和60−8060号、同58−1773号公報参照)のも
のが提案されている。
本考案者は、この点に立脚し、前述したような
ゴム性伸縮材において、その織布、織目布あるい
は繊維フロツクの代わりに、〓セラミツク〓を用
いることで、その伸縮性に阻害を与えることなく
耐摩耗性に優れたゴム製伸縮材を提供できること
を知り得た。
しかし、単にセラミツク粒子を混入した構成の
場合、該セラミツク粒子と弾性材との一体化が難
しく、自動車等の加重その他による経時的変化に
よつて、粒子と弾性材との間に空隙が生じ易くな
り、充分な補強を期待できないという問題のある
ことが判明した。
本考案は、上述した点に対処して創案したもの
であつて、その目的とする処は、伸縮性に阻害を
与えることなく耐摩耗性を有し、かつセラミツク
粒子と弾性材との間の一体化が一層強固な状態と
して得られるゴム製伸縮材を備えた道路継目用ゴ
ム製伸縮部材を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
そして、以上の目的を達成するための本考案の
道路継目用ゴム製伸縮部材は、上面が道路表面に
露出するように道路継目部に配設し、該継目部の
伸縮量を吸収するゴム製伸縮材を備えた道路継目
用ゴム製伸縮部材において、該ゴム製伸縮材の表
面あるいは内部に、表面に接着剤処理をした複数
個のセラミツク粒子を未加硫ゴムに混入、加硫成
形したセラミツク粒子層を一層あるいは複層設
け、また該セラミツク粒子として表面に微細な凹
凸を有し、かつモース硬度が7以上の硬度を有す
るものを用いた構成よりなる。
ここで、上記構成において、必要に応じて、セ
ラミツク粒子として、平均粒径が0.05〜10mmより
なるアルミナセラミツク、あるいはジルコニアセ
ラミツク粒子を用いる。
なお、上記セラミツク粒子は球状のものに限ら
れるものでなく、例えば粉砕状、短片状等のすべ
てを含む概念であり、また、前記道路は橋梁、高
架道路等をも含む概念である。
〔作用〕
続いて、以上の構成に基づいて、本考案の作用
について説明する。
ゴム製伸縮材に配した表面に接着剤処理をした
複数個のセラミツク粒子を未加硫ゴムに混入、加
硫成形したセラミツク粒子層のセラミツク粒子と
して、表面に微細な凹凸を有し、かつモース硬度
が7以上の硬度を有するセラミツク粒子が該ゴム
製伸縮材と、より好ましい状態で一体化されるの
で、上記セラミツク粒子が、上記ゴム製伸縮材自
体の耐摩耗性・耐久性を向上させるように作用す
る。
〔実施例〕
次ぎに、図面を参考にしながら本考案を具体化
した実施例に基づいて説明し、本考案の理解に供
することにする。
ここに、第1図は本考案の実施例に係る道路継
目用ゴム製伸縮部材を道路継目部に設置した状態
を示す縦断面図、第2図は第1図の部分拡大図、
第3〜6図は本考案の他の実施例を示す正面図で
ある。なお、各図において、同一部材、個所につ
いては同一符号を付している。
本実施例に示す道路継目用ゴム製伸縮部材は、
第1,2図に示すように、ゴムと金属板とにより
形成されている支承材14,14と、ゴム製伸縮
材16および支承材14,14に取付られている
アンカー17,17とより構成されていて、ゴム
製伸縮材16にはその表面部21にセラミツク粒
子層18が一層形成されている。
セラミツク粒子層18は、表面に接着剤処理を
した複数個のセラミツク粒子19を未加硫ゴムに
混入、加硫することにより成形されたものが用い
られていて、セラミツク粒子19としては、モー
ス硬度が7(ヌープ硬度820)以上の硬度を有する
粒子が用いられている。ここで、硬度をモース硬
度が7(ヌープ硬度820)以上としたのは、試験結
果得られた数値であつて、走行車両の重量等によ
る耐摩耗性・耐久性を保持させる強度を考慮した
ことによる。なお、ここでは、セラミツク粒子1
9として、平均粒径が0.05〜10mmよりなるアルミ
ナセラミツク粒子、あるいはジルコニアセラミツ
クで、その表面に微細な凹凸を有する焼結磁器
(セラミツク)粒子を用いている。また、上記接
着剤としては投錨効果による接着を要点とするも
の、例えば塩化ゴムを溶剤に溶解し、これに反応
性フエノール樹脂を添加したものを主成分とした
ものが用いられている。
また、セラミツク粒子層18を形成する未加硫
ゴムはその硬度がJIS−K6301加硫ゴムの物理試
験方法に規定するスプリング硬さA形で20〜90の
ものが用いられている。これは、20未満では強度
が小さく、また90より大きい場合、ゴムの弾性に
よる衝撃吸収力が低下し、前記セラミツク粒子と
の組み合わせによる耐摩耗性に対する相乗効果が
薄れるおそれがあること等を考慮したものであ
る。
また、セラミツク粒子層18を形成する部分の
未加硫ゴムに対するセラミツク粒子19の容積比
は10〜60%の範囲のものが用いられている。これ
は、10%未満であると耐摩耗性の効果が期待でき
ず、60%より大きい場合は、上記ゴムとセラミツ
ク粒子との一体化・接着性が低下するおそれがあ
ること等を考慮したものである。
そして、上述した内容よりなるセラミツク粒子
層18は、1〜20mmの厚さに形成されていて、ま
た、セラミツク粒子19の容積比がゴム製伸縮材
16の表面平坦部22に比べて伸縮部23の部分
が小さくなるように選択して用いられている。こ
れは、走行車両により摩耗する可能性の大きい個
所と小さい個所とを考慮したものである。
なお、上記ゴム製伸縮材は通常、伸縮性エラス
トマーで形成されているが、他のもので形成した
ものであつてもよい。
続いて、以上の構成に基づいて本実施例の作用
について説明すると、ゴム製伸縮材16の表面部
21に一層形成したセラミツク粒子層18がゴム
製伸縮材16とより好ましい状態で一体化される
ので、このセラミツク粒子層18のゴム部分が走
行車両により摩耗しても、表面に微細な凹凸を有
し、モース硬度が7以上のセラミツク粒子19の
存在により、このセラミツク粒子19の1/3〜1/2
程度の露出時点で前記ゴム部分の摩耗が停止させ
前記ゴム製伸縮材16自体の耐摩耗性・耐久性を
向上させるように作用する。
また、セラミツク粒子層18は、セラミツク粒
子19により一体的に層を形成しているので、金
属板(剛性板)と同じような補強材としての作用
をする。
なお、上述した本実施例においては道路継目用
ゴム製伸縮部材として、第1図に示す構成のもの
で説明したが、本考案の道路継目用ゴム製伸縮部
材はこの構成のものに限られるものでなく、例え
ば、第3〜6図に示すような構成のものであつて
もよく、換言すれば、コンクリートその他床版間
の継目部(フインガージヨイントの継目部等も含
む)にシール材その他ゴム製伸縮材を配設した構
成のものであつてもよい。
すなわち、第3図に示すものは、中央部分24
に伸縮量を吸収するための空所を形成したゴム製
伸縮材16を主体とし、その表面部21にセラミ
ツク粒子層18が形成された構成よりなつてお
り、第4図に示すものは支承材14,14を金属
材で形成し、この支承材14,14の上面をゴム
製伸縮材16で懸架するようにした構成であつ
て、ゴム製伸縮材16の表面部21にセラミツク
粒子層18が形成された構成よりなる。
第5図に示すものは、セラミツク粒子層18を
ゴム製伸縮材16の表面部21の他にその内部2
5にも配設して複層とした構成よりなる。この構
成の場合、内部25に配設されているセラミツク
粒子層18は補強材としての作用もするという効
果をも有する。
第6図に示すものは、第5図に示す道路継目用
ゴム製伸縮部材において、複数のセラミツク粒子
層18を形成するセラミツク粒子19の粒径、容
積比の異なるものとした構成よりなる。
さらに、前述した各道路継目用ゴム製伸縮部材
において、ゴム製伸縮材を支承する支承材が実質
的にゴムで形成されている場合は、上記支承材の
表面部にもセラミツク粒子層を形成してもよいこ
とは明らかである。
さらにまた、前述した各道路継目用ゴム製伸縮
部材において、セラミツク粒子層はゴム製伸縮材
の表面部あるいは内部に連続的でなく不連続的に
配設した構成としてもよい。
また、以上の説明では、セラミツク粒子層を別
個に設けて他のゴム製伸縮材に配設するような構
成として説明したが、当初より道路継目用ゴム製
伸縮部材と一体に構成したものとしてもよいこと
は明らかであり、この場合、セラミツク粒子層を
形成する部分のゴムは前述した性質・性状に捉わ
れる必要性はない。
因に、前述した実施例ではセラミツク粒子がセ
ラミツク粒子層を形成している構成で説明した
が、このような構成に限られるものでなく、ゴム
製伸縮材(ゴムを少なくとも一部に用いる支承材
も含む)の表面あるいは内部に点在、散在あるい
は縦方向に層を形成するようにした構成のもので
あつてもよいことは明らかである。
〔考案の効果〕
以上の記載より明らかなように、本考案によれ
ば、ゴム製伸縮材に配した表面に接着剤処理をし
た複数個のセラミツク粒子を未加硫ゴムに混入、
加硫成形したセラミツク粒子層のセラミツク粒子
として、表面に微細な凹凸を有し、かつモース硬
度が7以上の硬度を有するセラミツク粒子が該ゴ
ム製伸縮材と、より好ましい状態で一体化される
ので、上記セラミツク粒子が、上記ゴム製伸縮材
自体の耐摩耗性・耐久性を向上させ、走行車両に
より摩耗を軽減でき、伸縮性に阻害を与えること
がなく長期間の使用に耐え得る道路継目用ゴム製
伸縮部材を提供できるという効果を有する。
従つて、本考案によれば、交通量の多い個所に
おいても短期間の定期補修・交換の必要性の少な
い道路継目用ゴム製伸縮部材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る道路継目用ゴム
製伸縮部材を道路継目部に設置した状態を示す縦
断面図、第2図は第1図の部分拡大図、第3〜6
図は本考案の他の実施例を示す正面図である。 16……ゴム製伸縮材、18……セラミツク粒
子層、19……セラミツク粒子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上面が道路表面に露出するように道路継目部
    に配設し、該継目部の伸縮量を吸収するゴム製
    伸縮材を備えた道路継目用ゴム製伸縮部材にお
    いて、該ゴム製伸縮材の表面あるいは内部に、
    表面に接着剤処理をした複数個のセラミツク粒
    子を未加硫ゴムに混入、加硫成形したセラミツ
    ク粒子層を一層あるいは複層設け、また該セラ
    ミツク粒子として表面に微細な凹凸を有し、か
    つモース硬度が7以上の硬度を有するものを用
    いたことを特徴とする道路継目用ゴム製伸縮部
    材。 (2) セラミツク粒子として、平均粒径が0.05〜10
    mmよりなるアルミナセラミツク、あるいはジル
    コニアセラミツク粒子を用いた実用新案登録請
    求の範囲第13項に記載の道路継目用ゴム製伸縮
    部材。
JP1985069189U 1985-05-09 1985-05-09 Expired JPH0330404Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101360788B1 (ko) * 2010-12-06 2014-02-12 주식회사 오에이티엠엔씨 연결부재를 이용한 구조물의 이음부 시공공법
JP2015067982A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 有限会社インテック 道路橋梁用ゴムコンクリートとその施工方法及び道路橋梁用ゴムコンクリートを用いた伸縮装置

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JPS608060A (ja) * 1983-06-28 1985-01-16 株式会社ブリヂストン 溶射被膜層を有するゴム

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