JP2738025B2 - 橋梁スラブ間の継目なし伸縮継手構造 - Google Patents

橋梁スラブ間の継目なし伸縮継手構造

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は一般道路、高速道路等の橋梁におけるスラブ
間の継目部分に施工される継目なし伸縮継手構造に関す
る。
(従来の技術) 従来から高速道路等の橋梁スラブ間の継目部分には、
温度変化に起因する橋梁スラブの伸縮を吸収せしめるた
めに、相互に突出して噛み合う櫛歯状の伸縮継手(フィ
ンガージョイント)やゴム状弾性体からなる伸縮継手等
が用いられている。
(発明が解決しようとする課題) 上記の従来の橋梁伸縮継手は多くの利点を有するもの
の、その構造に起因し取付部が破壊され易く、二次的に
取付部廻りのスラブまで欠損の影響を受けること、車輌
が継手部分上を通過する際に不快な振動が発生するこ
と、また石、その他異物が道路から継目間の空隙部を下
方へ落下したり、砂塵や雨水等が浸入し易いこと等の問
題を有する。
そして、継手部が損傷した場合にはその補修に手間が
かかり、長時間にわたって交通を遮断しなければならな
いという問題があった。
さらに、従来のゴム状弾性体では通行車両の荷重に対
する耐久力が低く、継手寿命が短い問題を有する。
(問題点を解決するための手段及び作用) 本発明は上記の問題点の解決を目的とするものであ
り、すなわち橋梁スラブ間の継目構造において、(a)
両側の橋梁から延出され継目間隙を隔てて対向する両側
のスラブ、(b)前記の継目間隙をまたぎ両側のスラブ
面に対し滑動自在に架設載置された中央のスライドプレ
ート、(c)前記スライドプレートの後方にあって、下
面がスラブ面に接着され、背面が舗装コンクリート部に
接着されてなる両側に設けられた碇着体、(d)前記ス
ライドプレート及びスラブ露出部の表面に被覆された隔
離シート、(e)前記隔離シートの上に打設され、両端
が少なくとも碇着体前面に接着されてなり、かつ表面が
舗装コンクリート面と面一に設けられてなる耐摩耗性を
有する伸縮性材料層、及び(f)前記耐摩耗性を有する
伸縮性材料層の外側に面一になるように打設された舗装
コンクリート部、とから構成されたことを特徴とする橋
梁スラブ間の継目なし伸縮継手構造である。
なお上記において、スラブとは、通常橋梁道路床版と
して採用されているコンクリートスラブ、鋼板スラブ等
を意味する。
また、舗装コンクリートとは、アスファルトコンクリ
ート(アスコン)、道路表層用コンクリート等の道路表
層舗装材層を意味する。
上記においては、使用される耐摩耗性を有する伸縮性
材料としては、下方のスラブ素材よりも伸縮性の大きな
材料であればよいが、伸縮性を有する樹脂モルタルが好
適に使用され、またそれらは上下複数層で構成し、上部
層は舗装コンクリート材に近い耐摩耗性のものとし、下
部層は上部層より軟かいゴム弾性を有するものとするこ
とが好ましい。
また碇着体は、前方部が先薄に削がれた楔状体とし
て、耐摩耗性を有する材料層との接触(接着)表面積を
大きくすることが好ましい。
一般の道路橋梁においては、第1図に図示のごとく、
季節、昼夜等の外気温度変化により、橋梁のスラブ2,2
は膨張、収縮する結果、それらスラブの継目隙間部分の
長さlは、1枚のスラブ素材の膨張係数と温度差に比例
し総合された分だけ変化するが、通常数cmの変化量とな
り、かなりの長さ変化を生じる。
仮に、継目部分のスラブ上面に伸縮性材料が直接打設
されて接着している場合には、温度変化に伴い、スラブ
継目上の伸縮性材料部は、スラブ間の隙間長さlの変化
分(Δl)が、短い隙間長さl上の伸縮性材料部に伸縮
応力として直接にかかり、距離lの短い部分で伸縮性材
料が伸縮しなければならない結果、該部に亀裂が生じ、
あるいは切断が生じる。
本発明では、特に隔離シートによりスラブ面とその上
方の伸縮性材料層下面とを滑動可能に隔離した構成とし
たため、温度変化によりスラブ2,2が膨張、収縮して生
じる、両側のスラブ先端の継目隙間部分における長さl
の変化分Δl(1枚のスラブ素材の膨張係数と温度差の
総合変化分)は、伸縮性材料全体の長さL部分で分散吸
収される。
その結果、継目隙間部分lの直上局部の伸縮性材料部
に大きな伸縮応力がかかる問題は無くなり、よって該局
部の伸縮性材料に亀裂、切断が発生する危険は発生しな
い。
また、継目部分の伸縮により伸縮性樹脂材料に発生す
る伸縮応力は、スラブ面に接着された碇着体を介して両
側のスラブに伝達され、その外側の打設舗装コンクリー
ト部とは応力的に断絶されるため、伸縮性材料の温度変
化等により生じる伸縮応力が舗装コンクリートを浮き上
がらせたり、それにひび割れを生じさせたりする結果と
はならない。
(実施例) 以下に本発明の実施例について説明する。
第1図は本発明実施例の橋梁スラブ間の継目なし伸縮
継手の構造を示す一部断面説明図である。
図中、1は橋梁スラブ間の継目なし伸縮継手、2は高
速道路等の橋梁のコンクリートスラブ(床版)、3は継
目間隙l、4は樹脂含浸部、5はスライドプレート、6
は隔離シート、7は伸縮性樹脂モルタル(71は上部樹脂
モルタル、72は下部樹脂モルタル)、8は碇着体、9は
アスコン舗装部である。
第1図において、両側のスラブ2、2は両側の橋梁か
ら延出され、継目間隙3(l)を隔てて同じ高さで対向
する。樹脂含浸部4、4は樹脂モノマー(メチルメタク
リレート(MMA)モノマー)を含浸、硬化させて形成し
たコンクリートスラブ強化層であるが、必ずしも含浸層
である必要はなく金属、プラスチック、セラミック(滑
性面を有する)等の板を積層固着したものであってもよ
い。
また、継目間隙3をまたぎ、樹脂含浸部4、4に対し
て滑動自在にスライドプレート5が載置架設される。前
記の両側のスラブ2、2及び樹脂含浸部4、4並びに中
央のスライドプレート5の上部には、隔離シート6を介
して、上下2層の伸縮性樹脂モルタル71、72が打設され
る。
該樹脂モルタルはMMA樹脂を主材とし、その他バイン
ダ及び無機フィラーからなるものが好ましい。上層は無
機フィラーを多量配合し、アスコン舗装材と同様の耐摩
耗性を付与することが好ましい。下層はバインダとして
ゴム弾性を有するものを用い、無機バインダ量を少なく
して、粘弾性のあるものとすることが好ましい。
前記の樹脂含浸部4、4露出部分及びスライドプレー
ト5の上面部は隔離シート6で被覆されるが、該シート
としては、ポリエチレンシート、テフロンシートなどの
ような滑性面を有する(接着防止層)ものが好ましい。
これによって、上下2層の樹脂モルタル71、72が温度
変化に伴う伸縮時に、前記の樹脂含浸部4、4及びスラ
イドプレート5の上を容易に摺動、滑動する。さらに、
仮に上方からの浸水があっても、下部のスライドプレー
ト5、コンクリートスラブ2を浸水から防護する。さら
にまた、伸縮性樹脂モルタルの打設作業を容易なもとす
る。
なお、スライドプレート5は両面平滑な金属、プラス
チック、セラミック等の板であって、下部樹脂モルタル
72が継目間隙3に落ち込むのを防止し、かつ補強継目間
隙の強度に役立つ。
また、上下2層の樹脂モルタル71、72は、両側のスラ
ブ2、2、に対しては樹脂含浸部4、4の外側の碇着体
8、8で一体に固着される。
上下2層の樹脂モルタル71、72に発生する伸縮応力は
碇着体8、8を介して両側のスラブ2、2に伝えられ
る。
碇着体8、8は樹脂モルタル、樹脂コンクリート、金
属、プラスチック、セラミック、コンクリート等よりな
る現場打ち又は既成形品で、スラブコンクリートと実用
上同程度の強度及び剛性を有するが、スラブコンクリー
ト又は鋼製スラブに接着あるいは、ボルト、アンカー又
は熔接その他により固着される。
碇着体8,8の形状は図示のごとき楔形が好ましく、そ
の大きな表面積によって樹脂モルタル71、72にかかる収
縮、圧縮応力を効果的に吸収し、かつ樹脂モルタルとの
接着力も強大なものとなし得る。
また碇着体8、8が樹脂モルタル製品の場合は、同系
の浸透性樹脂プライマー及びスラブ2、2の浸透性樹脂
含浸層を介してスラブ2、2に強固に接着結合される。
なお、結合に埋込ボルトやアンカー等を併用することも
ある。
上記のごとく碇着体8、8は樹脂モルタル7に対して
十分な表面積をもって(前面が削がれた楔形となって)
固着しているので、樹脂モルタル7の歪量に対して実用
上問題がない。
上記樹脂モルタル71は下部樹脂モルタル72より高い弾
性率を有しているが、スラブ2、2との碇着体8、8は
勾配(楔形)をもって結合して、上部伸縮区間長を下部
伸縮区間長より広幅にしているから、継目間隙3の伸縮
量を容易に吸収する。
また、上部樹脂モルタル71は車輪の荷重に充分耐えら
れる強度とアスコン舗装9、9に近い耐磨耗性を有する
ものとすることが好ましい。そしてまた、下部樹脂モル
タル72は上部樹脂モルタル71に較べて碇着体8、8が接
近し、下部伸縮区間長は短くなっているが、弾性率を低
くして継目間隙3の伸縮量に十分対応して伸縮できる軟
らかさとしてある。
なお、下部モルタル72は車輪の荷重により無理な変形
や破壊を生じない強度のものとする。
以上のごとく2層の樹脂モルタル71、72は粘弾性があ
り、強靭であって、複層で上部より下部が軟かいゴム弾
性体であって、上部と下部の伸縮量に差をつける構造を
特徴としてある。
次に、上記各構成部の材料として好適な材質、組成例
を下記に挙げる。
樹脂含浸部4の樹脂は前記のごとき常温硬化型低粘性
樹脂が好ましく、例えばMMA樹脂モノマーが挙げられ、
これはスラブコンクリートの強度と防水性の向上を図る
と共に、碇着体8との接着性を高める役割を果たす。
隔離シート6としては、厚さ0.1mm〜3.0mm程度のポリ
エチレンシート、テフロンシート、あるいはMMA樹脂と
可塑性樹脂を主成分とする粘弾性シート等が好ましく、
例えばMMA樹脂と可塑性樹脂を主成分とする樹脂(R)2
0〜80%とフィラーとしての炭酸カルシウム粉微粉
(F)80〜20%からなる混合物で造られたものが挙げら
れる。
碇着体8としては、樹脂コンクリートが好ましく、特
に粘弾性樹脂コンクリートが好ましく、例えば、MMAを
主成分とする樹脂及び可塑性樹脂とを混合した常温重合
型樹脂(R)、けい石、石灰石、鉱滓等を主成分とする
粒径20m/m以下のフィラー(F)、及び粘弾性樹脂固形
物のチップ(粒径5〜50μm)(C)を混合した常温重
合型樹脂コンクリートが挙げられる。
伸縮性樹脂モルタルとしては、MMA樹脂を主材とし、
その他バインダ及び無機フィラーからなるものが好まし
い。上層は無機フィラーを多量配合し、アスコン舗装材
と同様の耐摩耗性を付与することが好ましい。下層はバ
インダとしてゴム弾性を有するものを用い、無機バイン
ダ量を少なくして、粘弾性のあるものとすることが好ま
しい。
例えば、MMAを主成分とする樹脂及び可塑性樹脂とを
混合した常温重合型樹脂(R)、けい石、石灰石、鉱滓
等を主成分とする粒径20m/m以下のフィラー(F)、及
び粘弾性樹脂固形物(無加硫合成ゴム、天然ゴム等)の
粒径5〜50μmのチップ(C)を混合した常温重合型樹
脂コンクリートが挙げられ、Rが40〜8%、Fが60〜92
%、Cが50%以下からなるものが挙げられる。
該伸縮性樹脂モルタルにおいて、Rが上記範囲上限
量より多いと、耐流動性が小さくなり、柔らかすぎにな
ってしまい、上記範囲下限量より少なくなると、粘性が
低くなり、追随性がなくなる。
Fが上記上限範囲量よりも多いと、固くかつ脆くな
って粘性が低くなり、追随性がなくなる。またFが下限
量よりも少なくなると、耐流動性が小さくなり変形し易
くなってしまう。
Cが上限量よりも多いと、脆くなってしまう。
なお、アスコン舗装部9、9は上下2層の樹脂モルタ
ル71、72の外側に面一になるよう打設される。アスコン
舗装部9、9が厚い場合は3層以上の伸縮性樹脂モルタ
ルの組み合わせとすることもできる。
以上より、継目部分の伸縮により上下2層の樹脂モル
タル71、72に発生する応力は、碇着体8、8を介して両
側のスラブ2、2に伝達され、その外側に打設されたア
スコン舗装部9、9とは応力的に断絶される。
以上実施例においては耐摩耗性材料として、主に伸縮
性樹脂モルタルを打設してなる例について説明したが、
これを現場打設によらず、特に工場等においてプレキャ
ストにより製造したものを、現場に搬入して本発明の橋
梁スラブ間の継目なし伸縮継手構造の製作に適用するこ
とは非常に有利である。すなわち、両側碇着体間の隔離
シート上の凹所に嵌装載置できる形状、寸法のプレキャ
スト板を現場へ搬入し、碇着体前面表面部に接着剤を塗
布して該所に嵌挿することによって、碇着体前面表面部
にプレキャスト板の両側端面を接着させるだけで作業は
完了する。よってこの場合は製作作業時間が大幅に短縮
でき、樹脂モルタルによる場合が1個所1〜2時間であ
るのに対して、その2分の1以下の短時間で完了するこ
とができる。
(発明の効果) 以上に説明したとおり本発明によれば、特に隔離シー
トによりスラブ面とその上方の耐摩耗性を有する伸縮性
材料層下面とを滑動可能に隔離した構成としたため、温
度変化によりスラブが膨張、収縮して生じる、両側のス
ラブ先端の継目隙間部分における長さlの変化分Δl
は、伸縮性材料層全体の長さL部分で分散吸収される結
果、継目隙間部分lの直上局部の伸縮性材料部に伸縮応
力がかかる問題は無くなり、よって該局部の伸縮性材料
層に亀裂、切断が発生する危険は発生しない。
また、継目部分の伸縮により伸縮性材料層に発生する
伸縮応力は、スラブ面に接着された碇着体を介して両側
のスラブに伝達され、その外側の打設舗装コンクリート
部とは応力的に断絶されるため、伸縮性モルタルの温度
変化等により生じる伸縮応力が舗装コンクリートを浮き
上がらせたり、それにひび割れを生じさせたりする結果
とはならない。
さらにまた橋梁スラブ間の継目部分において、継目間
隙を隔てて対向する両側のスラブ前方面上にスライドプ
レートを滑動自在に架設載置し、それらの上面に、隔離
シートを被覆し、その上に耐摩耗性を有する伸縮性材料
を打設しているため、車両が継手部分を通過する際に不
快な振動が発生することが防止でき、かつ継手部に局所
的外力の集中が加わらないので、従来例のごとくスラブ
部まで欠損し易くなることはない。
また、摩耗等により損傷した場合でも、容易、迅速に
補修できるので、交通量の多い橋梁においても、作業に
要する時間が短く、車両の長時間にわたる交通規制を必
要としない。
そして、スラブ部へ砂塵や雨水等が入り込むことが阻
止できるため、スラブ部鉄筋等が犯されることがなく、
橋梁の長寿命化に寄与する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明実施例の橋梁スラブ間の継目なし伸縮継
手の構造を示す断面説明図である。 図中、 1:本発明実施例の橋梁スラブ間の継目なし伸縮継手、2:
高速道路等の橋梁のスラブ、3:継目間隙、4:樹脂含浸
部、5:スライドプレート、6:隔離シート、7:樹脂モルタ
ル(71:上部樹脂モルタル、72:下部樹脂モルタル)、 8:碇着体、9:アスコン舗装部、

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】橋梁スラブ間の継目構造において, (a)両側の橋梁から延出され継目間隙を隔てて対向す
    る両側のスラブ、 (b)前記の継目間隙をまたぎ両側のスラブ面に対し滑
    動自在に架設載置された中央のスライドプレート、 (c)前記スライドプレートの後方にあって、下面がス
    ラブ面に接着され、背面が舗装コンクリート部に接着さ
    れてなる両側に設けられた碇着体、 (d)前記スライドプレート及びスラブ露出部の表面に
    被覆された隔離シート、 (e)前記隔離シートの上に打設され、両端が少なくと
    も碇着体前面に接着されてなり、かつ表面が舗装コンク
    リート面と面一に設けられてなる耐摩耗性を有する伸縮
    性材料層、及び (f)前記耐摩耗性を有する伸縮性材料層の外側に面一
    になるように打設された舗装コンクリート部、 とから構成されたことを特徴とする橋梁スラブ間の継目
    なし伸縮継手構造。
  2. 【請求項2】耐摩耗性を有する伸縮性材料層が、耐摩耗
    性を有する伸縮性樹脂モルタル硬化物層であることを特
    徴とする請求項1記載の橋梁スラブ間の継目なし伸縮継
    手構造。
  3. 【請求項3】耐摩耗性を有する伸縮性材料層が、耐摩耗
    性を有するプレキャスト樹脂モルタル板であることを特
    徴とする請求項1記載の橋梁スラブ間の継目なし伸縮継
    手構造。
  4. 【請求項4】伸縮性樹脂モルタル硬化物層を上下複数層
    で構成し、上部層は舗装コンクリート材に近い耐摩耗性
    のものとし、下部層は上部層樹脂モルタルより軟かいゴ
    ム弾性を有するものとしたことを特徴とする請求項2記
    載の橋梁スラブ間の継目なし伸縮継手構造。
  5. 【請求項5】耐摩耗性を有するプレキャスト樹脂モルタ
    ル板が、上下複数層で構成され、上部層は舗装コンリー
    ト材に近い耐摩耗性のものとし、下部層は上部樹脂モル
    タルよりも軟らかいゴム弾性を有するものとしたことを
    特徴とする請求項3記載の橋梁スラブ間の継目なし伸縮
    継手構造。
  6. 【請求項6】碇着体は、前方部が先薄に削がれた楔状体
    であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに
    記載の橋梁スラブ間の継目なし伸縮継手構造。
  7. 【請求項7】継目部分の伸縮により伸縮性樹脂モルタル
    に発生する伸縮応力は、すべて碇着体を介して両側のス
    ラブに伝達され、その外側の打設舗装スラブ部とは応力
    的に断絶されていることを特徴とする請求項1ないし6
    のいずれかに記載の橋梁スラブ間の継目なし伸縮継手構
    造。
  8. 【請求項8】スラブがコンクリートスラブであることを
    特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の橋梁ス
    ラブ間の継目なし伸縮継手構造。
  9. 【請求項9】両側のスラブの各前方表層部が、樹脂含浸
    コンクリートスラブ層であることを特徴とする請求項8
    記載の橋梁スラブ間の継目なし伸縮継手構造。
  10. 【請求項10】スラブが、鋼床板であることを特徴とす
    る請求項1ないし7記載の橋梁スラブ間の継目なし伸縮
    継手構造。
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