JPH0743103Y2 - ガイドレールの支持装置 - Google Patents

ガイドレールの支持装置

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JPH0743103Y2
JPH0743103Y2 JP1989126697U JP12669789U JPH0743103Y2 JP H0743103 Y2 JPH0743103 Y2 JP H0743103Y2 JP 1989126697 U JP1989126697 U JP 1989126697U JP 12669789 U JP12669789 U JP 12669789U JP H0743103 Y2 JPH0743103 Y2 JP H0743103Y2
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JP
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bracket
guide rail
fastener
attached
movement
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JP1989126697U
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JPH0364981U (ja
Inventor
幸次 井上
Original Assignee
株式会社日立ビルシステムサービス
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B7/00Other common features of elevators
    • B66B7/02Guideways; Guides
    • B66B7/023Mounting means therefor
    • B66B7/024Lateral supports

Landscapes

  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エレベータのガイドレールの支持装置に係
り、特にガイドレールの位置ずれを防止するのに好適な
ガイドレールの支持装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、エレベータのガイドレールの支持装置は、昇降
路壁に固設される第1のブラケツトと、この第1のブラ
ケツトに装着され、ガイドレールが取り付けられる第2
のブラケツトと、これらの第1のブラケツト及び第2の
ブラケツトの少なくとも一方に形成される長穴と、この
長穴に挿入され、第2のブラケツトを第1のブラケツト
に締結する締結具と、この締結具により締結された第2
のブラケツトの相対的移動を阻止する移動阻止手段とを
有している。そして、このように構成されたガイドレー
ルの支持装置では、ガイドレールを設置する際、上記の
第2のブラケツトを第1のブラケツトに対して相対的に
移動させることによりガイドレールを所定の位置に芯出
しして、締結具を介して第2のブラケツトを第1のブラ
ケツトに締結した後、移動阻止手段により第1のブラケ
ツトに対する第2のブラケツトの相対的移動を阻止し、
すなわち、第1のブラケツトに第2のブラケツトを固定
するようになつている。
従来、上述した移動阻止手段として、例えば第1のブラ
ケツトおよび第2のブラケツト間を溶接する溶接材が設
けられていた。しかしながら、このような溶接を行なう
従来の技術では、溶接装置を使用することから、作業が
大がかりで煩雑となるとともに、溶接作業に伴う火災の
発生が懸念されていた。
そこで、この問題を解決する一手段として、例えば実開
昭64-21177号公報に示されるものが提案されている。
第4図は、この種の従来のガイドレールの支持装置を示
す平面図である。
この第4に示す従来のガイドレールの支持装置は、昇降
路壁21にアンカーボルト22を介して固設される第1のブ
ラケツト23と、この第1のブラケツト23に装着され、ガ
イドレール24が取付金具25およびボルト26を介して取り
付けられる第2のブラケツト27と、第1のブラケツト23
および第2のブラケツト27のそれぞれに備えられ、互い
に直交するように配置される長穴28、29と、これらの長
穴28、29に挿入され、第2のブラケツト27を第1のブラ
ケツト23に締結する締結具30と、この締結具30により締
結された第2のブラケツト27の相対的移動を阻止する移
動阻止手段とを有している。そして、この移動阻止手段
として、上述した締結具30によって締結された第1のブ
ラケツト23と第2のブラケツト27間の接合面に接着剤31
が塗布されている。
このように構成された従来のガイドレールの支持装置で
は、ガイドレール24の位置決めをおこなう場合、第1の
ブラケツト23と第2のブラケツト27間の接合面に接着剤
31をあらかじめ塗布し、この接着剤31が硬化して接着強
度が大きくなる前に、第2のブラケツト27を第1のブラ
ケツト23に対して相対的に移動させることにより、ガイ
ドレール24を所定の位置に移動させる。そして、このよ
うにガイドレール24の芯出しを行なつた後、締結具30を
締め込んで第2のブラケツト27を第1のブラケツト23に
締結する。その後、これらの第1のブラケツト23と第2
のブラケツト27間で接着剤31が次第に硬化して接着強度
が大きくなるとき、第1のブラケツト23に対する第2の
ブラケツト27の相対的移動が阻止され、すなわち、第1
のブラケツト23に第2のブラケツト27が固定される。こ
れによつて、ガイドレール24が外力を受けてもこのガイ
ドレール24が移動しないように強固に支持される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上述した従来のガイドレールの支持装置にあ
つては、ガイドレール24の芯出し作業や、支持具30のの
締結作業に比較的多くの時間がかかつたときなど、第1
のブラケツト23および第2のブラケツト27間の締結の前
に接着剤31の硬化がかなり進行した場合、あるいは、接
着剤31の硬化中に第2のブラケツト27が相対的に移動し
た場合、これらの第1のブラケツト23と第2のブラケツ
ト27間の接着強度が低下する懸念があつた。すなわち、
接着剤31の硬化後の接着強度は、上述したガイドレール
24の芯出し作業などに要する時間の長さに依存している
といえる。一方、このガイドレール24の芯出し作業など
は必ずしも予定の作業時間内には行ない得ないので、こ
のような場合に、上述したように接着剤31の硬化後の接
着強度が低下し、第2のブラケツト23やガイドレール24
が十分に固定されず、このガイドレール24の芯ずれを生
じやすいという問題がある。
また、接着剤31は、一般に主剤に硬化剤を混合する時に
硬化が開始するようになつており、このような接着剤31
を第1のブラケツト23と第2のブラケツト27間に塗布し
たら、直ちに第1ブラケツト23に第2のブラケツト27を
取り付ける必要がある。このため、ガイドレール24の全
長にわたつてそれぞれの第2のブラケツト27を取り付け
る時ごとに、接着剤31の主剤に硬化剤を混合し、この接
着剤31を塗布する作業を要し、この作業がかなり煩雑で
あるばかりか、時間がかかるため、ガイドレール24の設
置作業が困難であるという問題がある。
さらに、通常、1本のガイドレール24に対して上記の第
1ブラケツト23および第2のブラケツト27などは数組か
ら数十組が備えられることから、このガイドレール24の
各部分を上述した第2のブラケツト27などを介して所定
の位置にそれぞれ配置して仮固定するのに、かなりの時
間を要する。このため、ガイドレール24の芯出しをその
全長にわたつて行なう際に、すでに接着剤31が硬化して
いるので、第2のブラケツト27を相対的に移動させるこ
とができず、仮固定したガイドレール24の芯ずれが生じ
ていても、その修正ができないという問題があつた。
本考案は、このような従来技術における実情に鑑みてな
されたもので、その目的は、煩雑な手間を特別に要する
ことなくガイドレールが取り付けられるブラケツトを固
定でき、かつ、ガイドレールの仮固定後にその全長にわ
たつて芯出しを行なうことができるとともに、この芯出
しされたガイドレールを確実に支持することのできるガ
イドレールの支持装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために本考案は、エレベータの昇降
路壁に固設される第1のブラケツトと、この第1のブラ
ケツトに装着され、ガイドレールが取り付けられる第2
のブラケツトと、これらの第1のブラケツトおよび第2
のブラケツトの少なくとも一方に備えられる長穴と、こ
の長穴に挿入され、上記第2のブラケツトを第1のブラ
ケツトに締結する締結具と、この締結具により締結され
た第2のブラケツトの相対的移動を阻止する移動阻止手
段とを備えたガイドレールの支持装置において、 上記移動阻止手段が、上記締結具が挿入された長穴で形
成される隙間に対応する形状を有し、この隙間に嵌合す
るピースからなる構成にしてある。
〔作用〕
本考案は、上記のように構成したので、ガイドレールを
設置する際、昇降路壁に固設される第1のブラケツトに
締結具を介して第2のブラケツトを装着し、この第2の
ブラケツトにガイドレールを取り付けた後、ガイドレー
ルの全長にわたつて芯出しを行ない、次いで、上記の締
結具が挿入された長穴で形成される隙間に、その隙間に
対応する形状を有するピースを嵌合するようになつてい
る。これにより、ガイドレールを仮固定した後にその全
長にわたつて芯出しを行なうことができる。また、剛体
を形成し得るピースによつて締結具や第2のブラケツト
の相対的移動を阻止し、上記の芯出しされたガイドレー
ルを確実に支持することができる。さらに、ガイドレー
ルの全長にわたつてそれぞれの第2のブラケツトを取り
付けるに際し、締結具が挿入された長穴の隙間にピース
を嵌め込めばよいので、第2のブラケツトを固定するの
に煩雑な手間を要することがない。
〔実施例〕
以下、本考案のガイドレールの支持装置の実施例を図に
基づいて説明する。
第1図〜第3図は本考案のガイドレールの支持装置の一
実施例を示す説明図で、第1図は平面図、第2図は正面
図、第3図は、この実施例に備えられるピースを示す斜
視図である。
第1図に示すガイドレールの支持装置は、昇降路壁1に
アンカーボルト2を介して固設される第1のブラケツト
3と、この第1のブラケツト3に装着され、ガイドレー
ル4が取り付けられる第2のブラケツト7と、この第2
のブラケツト7に備えられ、第1図の上下方向、すなわ
ち、昇降路壁1に対して前後方向に配置される長穴8
と、この長穴8に挿入され、第2のブラケツト7を第1
のブラケツト3に締結するボルトなどの締結具10と、こ
の締結具10が挿入された長穴8で形成される隙間8aに嵌
め込まれ、上記の締結具10により締結された第2のブラ
ケツト7の相対的移動を阻止する移動阻止手段、すなわ
ちピース13とを備えている。また、上述した第1のブラ
ケツト3に、上記の長穴8の長手方向と直交する方向に
配置され、アンカーボルト2が挿入される長穴9が備え
られると共に、この長穴9で形成された隙間9aにも移動
阻止手段、すなわちピース13が嵌着されている。
なお、図3に示すようにピース13は、前述した第1図お
よび第2図に示すアンカーボルト2、締結具10がそれぞ
れ挿入された長穴8、9で形成される隙間8a、9aの形状
に対応する形状を有するとともに、種々の異なる長さ寸
法Lを有している。そして、アンカーボルト2、締結具
10の締結状態をみて、長さ寸法Lの合うピース13を選択
して長穴8、9を嵌め込むようになつている。
この実施例にあつては、ガイドレール4の芯出し、仮固
定作業を行なう際、アンカーボルト2及び締結具6をそ
れぞれゆるめた状態でガイドレール4を昇降路壁1に対
して左右方向、前後方向へ所定の位置まで移動させる。
次いで、アンカーボルト2を締め込んで昇降路壁1に第
1のブラケツト3を締結し、この第1のブラケツト3
に、締結具10を締め込んで第2のブラケツト7を締結す
る。そして、このような芯出し、仮固定作業をガイドレ
ール4の全長にわたつて順次行なつた後、ガイドレール
4がその全長にわたつて所定の位置に正しく芯出しされ
ているかどうか確認し、その後、長穴8の隙間8a、およ
び長穴9の隙間9aにピース13をそれぞれ嵌着させる。こ
れらのピース13によつて締結具10、アンカーボルト2が
拘束され、すなわち、昇降路壁1に対する第1のブラケ
ツト3の相対的移動、および、この第1のブラケツト3
に対する第2のブラケツト7の相対的移動がそれぞれ阻
止され、これらのブラケツト3、7を介してガイドレー
ル4が強固に支持される。
このように構成した実施例では、ガイドレール4を仮固
定した後にその全長にわたつて芯出しを行なうことがで
きるとともに、ピース13によつて第2のブラケツト7な
どの相対的移動を阻止し、すなわち、上記の芯出しされ
たガイドレール4を確実に支持することができる。ま
た、ガイドレール4の全長にわたつてそれぞれの第2の
ブラケツト7などを取り付けるに際し、締結具10、アン
カーボルト2が挿入された長穴8の隙間8a、長穴9の隙
間9aにピース13を嵌め込めばよいので、第2のブラケツ
ト7などを固定するのに煩雑な手間を別に要することが
ない。
なお、ガイドレール4の芯出し調整長さを大きくするた
めに、第2のブラケツト7の長手方向に沿つて第1のブ
ラケツト3にも長穴を形成する場合には、これらの長穴
の隙間にピース13を嵌着させればよい。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように、長穴と締結具の隙間にピースを
嵌着させる構成にしたので、ガイドレールを仮固定した
後に、その全長にわたつて芯出しを行なうことができる
とともに、この芯出しされたガイドレールを確実に支持
でき、したがつて、ガイドレールの芯出しの精度を向上
させ、芯ずれのない状態に保持できるという効果があ
る。また、煩雑な手間を特別に要することなく、ガイド
レールが取り付けられるブラケツトを固定できるので、
用意にガイドレールの設置作業を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案のガイドレールの支持装置の一
実施例を示す説明図で、第1図は平面図、第2図は正面
図、第3図は、この実施例に備えられるピースを示す斜
視図、第4図は従来のガイドレールの支持装置を示す平
面図である。 1……昇降路壁、2……アンカーボルト、3……第1の
ブラケツト、4……ガイドレール、7……第2のブラケ
ツト、8、9……長穴、8a、9a……隙間、10……締結
具、13……ピース(移動阻止手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータの昇降路壁に固設される第1の
    ブラケツトと、この第1のブラケツトに装着され、ガイ
    ドレールが取り付けられる第2のブラケツトと、これら
    の第1のブラケツトおよび第2のブラケツトの少なくと
    も一方に備えられる長穴と、この長穴に挿入され、上記
    第2のブラケツトを第1のブラケツトに締結する締結具
    と、この締結具により締結された第2のブラケツトの相
    対的移動を阻止する移動阻止手段とを備えたガイドレー
    ルの支持装置において、 上記移動阻止手段は、上記締結具が挿入された長穴で形
    成される隙間に対応する形状を有し、この隙間に嵌合す
    るピースであることを特徴とするガイドレールの支持装
    置。
JP1989126697U 1989-10-31 1989-10-31 ガイドレールの支持装置 Expired - Lifetime JPH0743103Y2 (ja)

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