JPH0742813B2 - 自動車用アクチユエーターのクラツチ - Google Patents

自動車用アクチユエーターのクラツチ

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JPH0742813B2
JPH0742813B2 JP9321788A JP9321788A JPH0742813B2 JP H0742813 B2 JPH0742813 B2 JP H0742813B2 JP 9321788 A JP9321788 A JP 9321788A JP 9321788 A JP9321788 A JP 9321788A JP H0742813 B2 JPH0742813 B2 JP H0742813B2
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JP
Japan
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rotary
rotary drum
shaft
shaft cylinder
rotation
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真次郎 山田
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B81/00Power-actuated vehicle locks
    • E05B81/24Power-actuated vehicle locks characterised by constructional features of the actuator or the power transmission
    • E05B81/25Actuators mounted separately from the lock and controlling the lock functions through mechanical connections

Landscapes

  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車用アクチュエーターのクラッチに係る
ものである。
(従来技術) 従来、車両には、例えばドアのロック装置を電動モータ
ーによりロックアンロックに切替えるアクチュエータ
ーとか、窓ガラスを開放位置閉塞位置に切替えるアク
チュエーターが設けられている。該アクチュエーター
は、モーターの回転で移動体を移動させて移動体に連結
されるロックレバーをロックアンロックに切替るか
ら、逆に、キー操作又はシルノブ操作でロックレバーを
ロックアンロックに切替えると、ロックレバーを介し
て移動体及びモーターを移動させるようになるので、手
動操作が重くなる。これを避ける意味で、クラッチ機構
を取付け、手動操作時は、クラッチ機構により、モータ
ー側は回転せず、軽く操作できるようになっている。
例えば、特開昭62-260978号公報には、モーターにより
駆動歯車を回転させ、該駆動歯車に減速歯車群を噛合
せ、減速歯車群を介して回転伝動体を回転させ、該回転
伝動体により移動体を摺動させる回転軸を回転させるよ
うにしたものにおいて、クラッチ機構を、遠心クラッチ
としたものが記載されている。
又、特開昭60-253680号公報には、四角型バネ枠からな
る上下の作用ブロック12、12を回転ドラム10の内周面に
弾着させた摩擦力利用による摩擦クラッチについて記載
されている。
(発明が解決しようとする課題) 前記公知公報のうち前者は、遠心クラッチを使用してい
るが、遠心クラッチは高速回転でないと作用しないの
で、本願アクチュエーターのように低速回転のものには
向いていない。
又、後者の摩擦クラッチでは、摩擦力以上には動力を伝
達できない課題と、その摩擦力は経年変化するから伝達
できる力が不安定になる課題がある。また、後者の公知
例では、構造作用とも複雑であって、四角型バネ枠11を
略小判型のカム円板8により開いて2個の作用ブロック
12、12をクラッチドラム10の内周壁面13に弾着させる方
法であるが、この構造は、該公報の第3図により説明す
ると、カム円板8が右転したときは、カム円板8の左端
で上部の作用ブロック12を押し上げ、またカム円板8の
右端で下部の作用ブロック12を押し下げるが、そのと
き、構造上、上部の作用ブロック12の方が大きく動いて
クラッチドラム10に強く弾着し、下部の作用ブロック12
は動きが小さくクラッチドラム10に殆ど弾着しないとい
う問題がある。
(課題を解決するための手段) よって、本発明は、内周壁面より内方に突出す左右一対
の係合突起11、11を有する回転ドラム9と、該回転ドラ
ム9の中心に固定されている軸心方向の回転軸13と、該
回転軸13の外周に回転自在に嵌合した軸筒14及び該軸筒
14から前記回転ドラム9の内周壁面に向って突出す左右
一対の膨出部15、15及び該膨出部15、15に対してハの字
状に挿入され内端は該膨出部15、15の間の隙間16にバネ
21、21によって弾力的に突出し外端は前記バネ21、21の
弾力に抗して突出すると前記係合突起11、11に係合する
係合体20、20を有する回転伝動体10と、前記軸筒14の外
周に回転自在に嵌合しモーター3の駆動歯車4と噛合い
外周寄りには前記隙間16に臨む突起6を有し正逆回転す
ると該突起6により前記左右いずれかの係合体20、20の
内端を押してその先端を前記係合突起11、11に係合させ
うる減速歯車5と、該減速歯車5の回転により前記突起
6が前記バネ21、21の弾力に抗して前記係合体20、20を
押し出せるように前記回転伝動体10に回転抵抗を与える
抵抗体とからなる自動車用アクチュエーターのクラッチ
としたものである。
(実施例) 本発明の一実施例を図面により説明すると、1は自動車
用アクチュエーターのケースであり、該ケース1内の中
間位置に中仕切状の取付板2を設け、該取付板2にモー
ター3を固定する。該モーター3の回転軸には駆動歯車
4を固着し、駆動歯車4に減速歯車5を噛合わせる。6
は減速歯車5の中心より外れた一側面に形成した軸方向
の突起、7は減速歯車5の中央部に形成した挿通孔、8
はモーター3の回転を継脱するクラッチ機構、9はクラ
ッチ機構8の回転ドラム、10は回転伝動体である。
前記回転ドラム9の内周面の左右両側には中心に向って
突出する係合突起11、11を形成し、前記回転ドラム9の
中心部分には先端をネジ12にした軸心方向の回転軸13を
一体的に設ける。
14は該回転軸13の外周に回動自在に軸装した軸筒で、該
軸筒14の前記回転ドラム9の内周面に臨む部分には、左
右両側に突出す扇状膨出部15、15を形成する。16は該扇
状膨出部15、15の間の隙間、17は該扇状膨出部15、15の
外周面であり、外周面17、17は、好適には、回転ドラム
9の内周面と同心円弧形状に形成し、回転ドラム9の内
周面と扇状膨出部15、15の外周面17、17の間は、どこも
等しい隙間18、18(第3図)に形成される。ただし、回
転ドラム9の内周面に形成されている係合突起11、11に
前記扇状膨出部15、15の外周面17、17は接触しない。
クラッチ機構8の組立は、回転ドラム9の回転軸13に回
転伝動体10の軸筒14を挿通し、回転伝動体10の軸筒14に
減速歯車5の挿通孔7を挿通して、減速歯車5の突起6
が回転伝動体10の隙間16内に位置するように取付ける。
しかして、前記回転伝動体10の扇状膨出部15、15には、
隙間16から外周面17に至る直線状の連通孔19、19を形成
し、該連通孔19、19に係合体20、20を出入自在に係合さ
せる。該係合体20、20は、第3図のように係合体付勢バ
ネ21、21により常時内端が隙間16内に突出するように付
勢させる。22、22は抵抗体であり、前記回転伝動体10の
軸筒14にバネ23、23の弾力により常時弾着するように摺
接させ、回転伝動体10に回転抵抗を付与する。該バネ2
3、23は前記係合体付勢バネ21より強い弾力であり、前
記減速歯車5を回転させて突起6で係合体20を押してバ
ネ21、21の弾力に抗して係合体20が外方に突出するよう
に、回転伝動体10の回転を押えておく。
前記回転ドラム9の回転軸13に回転伝動体10の軸筒14を
挿通し、軸筒14に減速歯車5を挿通させると軸筒14は長
いので減速歯車5よりも突出す。その突出た軸筒14にカ
ラー25を被せる。カラー25は鍔を有し、鍔の部分が前記
取付板2に形成した取付穴24に嵌合するが、軸筒14はカ
ラー25よりも先に突出し、そこに前記抵抗体22、22を当
接させる。回転軸13の先端部に形成したネジ12には、移
動体26の基部27に形成したネジ孔28を螺合させる。移動
体26は、角柱形状に形成され、ケース1に対して摺動の
み自由に一部は突出すように取付けられ、その突出した
先端部には、ドアロック装置のシルノブにロッドまたは
ワイヤーを介して接続される。なお、実施例では、ドア
ロック装置としたが、電動窓ガラスの開閉に使用する際
には、回転軸13の先端に歯車等を固定し、該歯車を利用
すればよい。
図中、29はモーター3をスイッチに接続する接続コー
ド、30は前記回転ドラム9の回転軸13のネジ12とは反対
側に突出た端部に嵌合させるカラーである。
第6図は抵抗体22の第二実施例を示したものであり、前
記回転伝動体10の軸筒14に歯車31を固着し、該歯車31に
抵抗歯車32を噛合わせ、抵抗歯車32により減速歯車5が
回転して減速歯車5の突起6が係合体20を前記隙間18内
に突出させるまで回転伝動体10を回転させないようにす
る。
(作用) 次に作用を述べる。
A.電動操作の場合 回転伝動体10の軸筒14には抵抗体22、22が摺接している
から(第6図では、歯車31に抵抗歯車32が噛合っている
ので)、回転伝動体10は回転が重い状態に押えられてい
る。そこで、モーター3に通電すると、モーター3の駆
動歯車4により減速歯車5を回転させ、該減速歯車5に
設けた突起6は、回転伝動体10の軸筒14より突出させた
扇状膨出部15、15の間の隙間16内に臨んでいるから、減
速歯車5が正逆回転すると、突起6は隙間16内を右動ま
たは左動することになり、右動するときは右側の扇状膨
出部15の右係合体20の頭部を押圧し、右係合体20を接線
方向に移動させ、右係合体20の先端を、扇状膨出部15の
外周面17より突出させ、左動するときは左側の扇状膨出
部15の左係合体20の頭部を押圧し、左係合体20を接線方
向に移動させ、左係合体20の先端を、扇状膨出部15の外
周面17より突出させる。
左右の係合体20のいずれかの先端が、扇状膨出部15の外
周面17より突出すると、突起6は扇状膨出部15に直接当
接し、突起6により回転伝動体10を例えば第3図の矢印
イ方向に僅かに回転させる。すると、係合体20の先端は
回転ドラム9内の係合突起11に係合するようになる。
したがって、モーター3の回転は回転ドラム9に伝達さ
れ、回転ドラム9は回転してその回転軸13を回転させ
る。回転軸13が回転すると、そのネジ棒12は、移動体26
の基部27のネジ孔28に螺合しているので、回転軸13の回
転により移動体26は軸方向に移動し、移動体26に接続さ
れている作動杆を介して、ロック装置を作動させること
ができる。
B.手動の場合 モーター3を回転させないときは、減速歯車5は停止し
るので、減速歯車5の突起6は、回転伝動体10の軸筒14
より突出している扇状膨出部15、15の間の隙間16内に臨
んでいるのみで、係合体20を押さない。
そのため、係合体20は、バネ21の弾力により扇状膨出部
15内に引込んだ状態となり、回転ドラム9と回転伝動体
10とはフリー状態となる。
そのため、シルノブの手動操作が可能になる。
すなわち、シルノブ操作してロックアンロックの切替を
すると、その切替により、ロックレバーは切替わり、ロ
ックレバーに接続されている回転軸13は回転して回転ド
ラム9を回転させることになるが、このときは、ブレー
キの掛っている回転伝動体10は回転せず、回転ドラム9
だけが回転するだけだから、非常に軽く動かすことがで
きる。
(効果) 特開昭62-260978号公報に記載されたものは、遠心クラ
ッチを使用しているが、遠心クラッチは高速回転でない
と作用しないので、本願アクチュエーターのような低速
回転のものでは確実に作動しない。又、特開昭60-25368
0号公報に記載された摩擦クラッチでは、摩擦力以上に
は動力を伝達できない課題と、その摩擦力は経年変化す
るから伝達できる力が不安定になる課題がある。更に、
後者の公知例では、構造作用とも複雑であって摩擦力だ
けで力を伝達するから、確実性を欠くばかりでなく、前
記のように、一方の作用ブック12のみがクラッチドラム
10に弾着し、他方の作用ブロック12はクラッチドラム10
に殆ど弾着しないという問題がある。
しかるに、本発明は、内周壁面より内方に突出す左右一
対の係合突起11、11を有する回転ドラム9と、該回転ド
ラム9の中心に固定されている軸心方向の回転軸13と、
該回転軸13の外周に回転自在に嵌合した軸筒14及び該軸
筒14から前記回転ドラム9の内周壁面に向って突出す左
右一対の膨出部15、15及び該膨出部15、15に対してハの
字状に挿入され内端は該膨出部15、15の間の隙間16にバ
ネ21、21によって弾力的に突出し外端は前記バネ21、21
の弾力に抗して突出すると前記係合突起11、11に係合す
る係合体20、20を有する回転伝動体10と、前記軸筒14の
外周に回転自在に嵌合しモーター3の駆動歯車4と噛合
い外周寄りには前記隙間16に臨む突起6を有し正逆回転
すると該突起6により前記左右いずれかの係合体20、20
の内端を押してその先端を前記係合突起11、11に係合さ
せうる減速歯車5と、該減速歯車5の回転により前記突
起6が前記バネ21、21の弾力に抗して前記係合体20、20
を押し出せるように前記回転伝動体10に回転抵抗を与え
る抵抗体とからなる自動車用アクチュエーターのクラッ
チとしたものであるから、モーター3により減速歯車5
を正逆回転させると、該減速歯車5に設けた突起6が左
右いずれかの係合体20の内端を押圧して接線方向に移動
させ、係合体20の先端を回転ドラム9内の係合突起11に
係合させて、もって、回転ドラム9の回転軸13を回転さ
せてロック装置を作動させることができる。又、シルノ
ブ操作してロックアンロックの切替をしたときは、その
切替により、ロックレバーは切替わり、ロックレバーに
接続されている回転軸13を介して回転ドラム9を回転さ
せることになるが、このときは、回転ドラム9だけが回
転するだけだから、非常に軽く動かすことができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は分解斜視図、第2図は横断平面図、第3図は係
合体が突出していないときの縦断側面図、第4図は係合
体が突出したときの縦断側面図、第5図は要部断面図、
第6図は第二実施例図である。 符号の説明 1……ケース、2……取付体、3……モーター、4……
駆動歯車、5……減速歯車、6……突起、7……挿通
孔、8……クラッチ機構、9……回転ドラム、10……回
転伝動体、11……係合突起、12……ネジ、13……回転
軸、14……軸筒、15……扇状膨出部、16……隙間、17…
…外周面、18……隙間、19……連通孔、20……係合体、
21……バネ、22……抵抗体、23……バネ、24……取付
穴、25……カラー、26……移動体、27……基部、28……
ネジ孔、29……接続コード、30……カラー、31……歯
車、32……抵抗歯車。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周壁面より内方に突出す左右一対の係合
    突起11、11を有する回転ドラム9と、該回転ドラム9の
    中心に固定されている軸心方向の回転軸13と、該回転軸
    13の外周に回転自在に嵌合した軸筒14及び該軸筒14から
    前記回転ドラム9の内周壁面に向って突出す左右一対の
    膨出部15、15及び該膨出部15、15に対してハの字状に挿
    入され内端は該膨出部15、15の間の隙間16にバネ21、21
    によって弾力的に突出し外端は前記バネ21、21の弾力に
    抗して突出すると前記係合突起11、11に係合する係合体
    20、20を有する回転伝動体10と、前記軸筒14の外周に回
    転自在に嵌合しモーター3の駆動歯車4と噛合い外周寄
    りには前記隙間16に臨む突起6を有し正逆回転すると該
    突起6により前記左右いずれかの係合体20、20の内端を
    押してその先端を前記係合突起11、11に係合させうる減
    速歯車5と、該減速歯車5の回転により前記突起6が前
    記バネ21、21の弾力に抗して前記係合体20、20を押し出
    せるように前記回転伝動体10に回転抵抗を与える抵抗体
    とからなる自動車用アクチュエーターのクラッチ。
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FR2594507B1 (fr) * 1986-02-20 1990-08-24 Mecanismes Comp Ind De Embrayage centrifuge pour actionneur de condamnation d'une serrure de porte de vehicule automobile

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