JPH0742223B2 - 酵素入り入浴剤の製造方法 - Google Patents

酵素入り入浴剤の製造方法

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JPH0742223B2
JPH0742223B2 JP60237871A JP23787185A JPH0742223B2 JP H0742223 B2 JPH0742223 B2 JP H0742223B2 JP 60237871 A JP60237871 A JP 60237871A JP 23787185 A JP23787185 A JP 23787185A JP H0742223 B2 JPH0742223 B2 JP H0742223B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は酵素入り入浴剤の製造方法に関するものであ
る。
(ロ)従来技術 従来、酵素入り入浴剤の酵素としては、パパイン等植物
起源の蛋白分解酵素を単独で用いるものがある。かかる
入浴剤は、その含有する酵素成分によって、人体に付着
する蛋白を分解し、人体の清浄化を促進することができ
る。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかし、かかる植物起源の蛋白分解酵素を単独で含有す
る入浴剤は、以下の点においていまだ問題を有してい
た。
単独の酵素のみでは、狭いpH域又は温度域でしか高
い蛋白質分解能を有することができず、水質によるpHの
相違又は使用時における温度の相違により皮膚の清浄化
が充分に行えない場合が生ずる。
そのため、白鮮菌等の温床となり易く、皮膚病の予防と
はなり得なかった。
また、更に風呂の残り湯を洗濯水として用いる際に
は、比較的低い温度で使用されるために酵素の活性が低
く酵素による洗浄力強化が期待できなかった。
さらには、酵素自身の安定性もよくなく、酵素の経
時変化によって分解能力が低下し、所望の効果を発揮で
きないおそれがある。
そこで、広いpH域及び温度域で酵素を作用させるため
に、微生物起源と、動物起源の異なる酵素を入浴剤中に
配合することが提案されている。またこのような酵素成
分等を入浴剤の基剤中において安定化させるために、生
薬を配合することも提案されている。しかしながら、2
種の酵素を配合し、且つ生薬を含有させた場合、個々の
酵素の安定化については改善されるものの、種類の異な
る酵素同士の反応による酵素活性低下の改善については
十分とは言い難く、しかも生薬の配合を必須の構成とす
る必要があるため、生薬を配合しない入浴剤への適用が
長期間保存における酵素活性の低下を鑑みた場合、実質
的に困難であるという欠点がある。
本発明は、このような従来の入浴剤が有する問題点を解
決することができる酵素配合入浴剤を提供することを目
的とする。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、植物起源の酵素と、動物起源の酵素とからな
る酵素成分を入浴剤基剤中に混合するにあたり、酵素成
分中の少なくとも1種以上を造粒したことを特徴とする
酵素入り入浴剤の製造方法に係るものである。
なお、ここで植物起源の酵素とはパパイン、ブロメライ
ン、フィシン、または、大豆、麦芽などより得られる蛋
白分解作用、脂肪分解作用、澱粉分解作用等を有する酵
素をいう。
また、かかる植物起源の酵素は、抗炎症作用も有する。
一方、動物起源の酵素とは、動物の臓器から抽出される
パンクレアチン、卵白から抽出されるリゾチウム又は塩
化リゾチウム等の蛋白分解作用、脂肪分解作用、澱粉分
解作用等を有する酵素をいう。
本発明においては、前記各々の酵素の少なくとも1種以
上を造粒し、入浴剤基剤中における異なる種類の酵素同
士の反応等による著しい酵素活性の低下を防止する。
前記酵素の造粒化方法としては、各種形態が考えられ、
押出し造粒、転動式造粒、ブリケッティング等がある
が、酵素の造粒という観点からは、造粒工程による活性
の低下防止及び配合安定等を考慮して、押出し式による
造粒化方法が望ましい。
前記押出し造粒における顆粒の大量生産は、粉体→混合
→加水捏和→造粒→乾燥→整粒→篩別の工程で行う湿式
造粒法により行うことができる。
前記造粒した酵素を入浴剤基剤に混合する際の配合割合
は、酵素以外の原料或いは、成分と視覚的に区別できる
のが好ましく、この観点から造粒化酵素の配合量は3重
量%以上とするのが望ましい。
但し、酵素配合量の基本は、酵素作用の効果量及び安全
量であるため、入浴剤中の活性単位に基づく量でなけれ
ばならない。
また、前記造粒した酵素の粒度は、酵素以外の原料又は
成分の剤型と関連するので一概には決められないが、例
えば入浴剤の他の原料または成分を100メッシュとした
場合、10メッシュ程度とするのが好ましい。
かかる動物起源の酵素も、植物起源の酵素と同様に、抗
炎症作用も有する。
さらに、本発明における基剤自体は、従来から入浴剤の
基剤として周知のものであり、塩化ナトリウム、炭酸水
素ナトリウム、炭酸ナトリウム、ホウ砂、硫酸ナトリウ
ム、セスキ炭酸ナトリウム等の成分を適宜組み合わせて
用いるものである。
更に、コウボク,センキョウ,トウヒ,シャクヤク等の
生薬末やオオバクエキス等の生薬エキスを配合すること
もでき、生薬末や生薬エキスの配合により酵素及び色素
を経時的に安定化することができる。
(ホ)作用及び効果 植物起源の酵素と動物起源の酵素は、それぞれpH及び温
度に関する活性率において、最高値を示す帯域を相違し
ているため、これらの協働によって、かかる最高値を示
す帯域を広くでき、水質の相違や使用温度の相違にかか
わらず、酵素による高い清浄化作用を維持することがで
きる。
本発明の製造法では、前記植物起源の酵素及び動物起源
の酵素のうち少なくとも1種以上の酵素を造粒化してい
るので、各々異なる起源の酵素同士の接触反応による酵
素活性の低下を防止することができ、前記作用効果を長
期間維持することができる。
(ヘ)実施例 以下、本発明に係わる酵素入り入浴剤の製造方法を比較
例及び実施例に基づき詳説する。
〔第1比較例〕 まず、動物起源の酵素であるパンクレアチンと、植物起
源の酵素であるパパイン(3万単位/g)と、基剤である
塩化ナトリウム,ホウ砂,炭酸水素ナトリウム,硫酸ナ
トリウムとを撹拌・混合する。一方で、プロピレングリ
コール、色素(青色1号),色素(黄色202号の
(1))を撹拌・混合する。
その後、前者の撹拌混合物に後者の撹拌混合物及び香料
を加え、比較品1とする。
なお、配合割合を第1表に示す。
〔第1実施例〕 本実施例に係わる入浴剤は、酵素の安定化を図るため、
植物起源の酵素及び動物起源の酵素の少なくともいずれ
かを造粒化したものであって、その組成を発明品1〜3
として第1表に示す。
なお、本実施例において、植物起源の酵素としてパパイ
ン(3万単位/g)を、動物起源の酵素としてパンクレア
チンを用いている。
上記第1表において、比較品1は、植物起源の酵素及び
動物起源の酵素がともに造粒化されていない場合であ
り、発明品1は植物起源の酵素のみ造粒化した場合であ
り、発明品2は動物起源の酵素のみが造粒化されている
場合であり、発明品3は植物起源及び動物起源の酵素が
いずれも造粒化されている場合である。
かかる入浴剤(比較品1,発明品1〜3)も、第1比較例
と同様な工程で製造するものである。
また、上記比較品1及び発明品1〜3内に含有する酵素
の残存活性率を、恒温室ではない室内における室温(20
℃〜27℃)と、保存温度40℃とした場合について調べ、
その結果を第1図及び第2図のグラフに示す。
第1図から明らかなように、室温保存では、80日経過し
た時点で、動物起源の酵素及び植物起源の酵素のいずれ
も造粒化していない入浴剤(比較品1)が、僅かに3%
の残存活性率しか示していないのに対して、いずれかの
酵素を造粒化したもの(発明品1及び2)は、100日経
過した時点で、それぞれ29%及び11%の残存活性率を示
しており、さらに両方の酵素とも造粒化したもの(発明
品3)は、92%の残存活性率を示している。
また、第2図から明らかなように、40℃保存では、48日
経過した時点で、植物起源の酵素及び動物起源の酵素の
いずれも造粒化していない入浴剤(比較品1)は、残存
活性率が零になっているのに対して、いずれかの酵素を
造粒化した入浴剤(発明品1及び2)は、それぞれ95日
と80日経過した時点で、それぞれ4%及び0%の残存活
性率を示しており、さらに両方の酵素とも造粒化した入
浴剤(発明品3)は、51%の残存活性率を示している。
このように、本発明品は、両方の酵素を造粒化させるこ
とによって、室温及び40℃のいずれにおいても、酵素の
高い活性を保持することができる。
〔第2実施例及び第2比較例〕 第1実施例と同様な造粒化による酵素の安定化試験を、
植物起源の酵素としてブロメラインを、動物起源の酵素
としてパンクレアチンを配合した入浴剤(比較品2、発
明品4〜6)について行った。
かかる入浴剤の成分構成を第2表に示すとともに、第3
図及び第4図に試験結果を示す。
なお、第2表中の比較品2は、いずれの酵素も造粒化し
ていない比較品である。
第3図及び第4図から明らかなように、本実施例も、植
物起源及び微生物起源の酵素の少なくともいずれかの酵
素を造粒化させることによって、室温及び40℃のいずれ
においても、酵素の高い活性を保持することができるこ
とを示している。
〔第3実施例及び第3比較例〕 また、比較品1、発明品1〜3については、さらに含有
する酵素量を測定した。
なお、測定法は、チロジン−フオリン法を用い、1分間
に1μgのチロジン相当量フオリン呈色を1プロテアー
ゼ単位とした。
その結果を第3表に示す。
第3表から明らかなように、植物起源及び動物起源の酵
素のいずれも造粒化していない比較品1については、合
計力価のみが測定できたが、どのような酵素がどの位の
活性量含有されているかについては測定できなかった。
即ち、比較品1については、分離定量が不可能であっ
た。
これに対して、発明品1〜3については、それぞれ植物
起源の酵素及び動物起源の酵素をどれだけ含有するかの
分離定量を正確に行うことができた。
これによって、複数の酵素が含有されていること、及び
それらの活性量が幾らであるか明示することができ、使
用者に安心感を与えることができる。
〔第4実施例及び第4比較例〕 第3実施例における酵素量の測定を、第2実施例及び第
2比較例における比較品2及び発明品4〜6についても
行い、その結果を第4表に示す。
本実施例も、本発明にかかる入浴剤には、複数の酵素が
含有されていること、及びそれらの活性量がいくらであ
るか明示することができ、使用者に安心感を与えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、第1実施例及び第1比較例の室温
及び40℃における同入浴剤の残存活性率を示すグラフ、
第3図及び第4図は、第2実施例及び第2比較例の室温
及び40℃における同入浴剤の残存活性率を示すグラフで
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】植物起源の酵素と、動物起源の酵素とから
    なる酵素成分を入浴剤基剤中に混合するにあたり、酵素
    成分中の少なくとも1種以上を造粒したことを特徴とす
    る酵素入り入浴剤の製造方法。
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