JPS62269685A - 酵素粒剤 - Google Patents

酵素粒剤

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JPS62269685A
JPS62269685A JP10956586A JP10956586A JPS62269685A JP S62269685 A JPS62269685 A JP S62269685A JP 10956586 A JP10956586 A JP 10956586A JP 10956586 A JP10956586 A JP 10956586A JP S62269685 A JPS62269685 A JP S62269685A
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JP
Japan
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enzyme
flour
granule
granulator
aqueous solution
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JP10956586A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Iijima
均 飯島
Toshio Morita
利夫 森田
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] 本発明は酵素粒剤、詳しく言えば発塵性および保存安定
性が改善された酵素粒剤に関する。
[従来の技術] 酵素の造粒製品は粉体と異なり流動性がよく、計量が容
易で、器壁への付着がなく、集塊の生成もなく、外観が
改良され、安定であるなど、種々の利点があり、近年食
品工業、医薬品工業、洗剤工業、皮革工業、繊維工業、
水産加工工業等に広く用いられている。
特に、通常の洗剤では充分に洗浄することのできない蛋
白質(垢、血液等)に由来する汚れを洗浄する目的で蛋
白分解酵素を配合した酵素含有洗剤が脚光を浴びており
、種々の商品が開発され、工業用酵素市場の約30%を
占めるに至っている。
[発明が解決しようとする問題点] 蛋白分解酵素含有洗剤においては、蛋白分解酵素が人体
の粘膜に対して炎症を発生させる場合があるため発塵性
は極力低いことが望まれている。
この発塵性については、粒剤の形状が大きな影響を与え
ることが知られている。すなわち、粒剤表面に凹凸が多
い場合は、表面が平滑な場合に比べて発塵性が高いため
、これを防ぐ目的で厚目のコーティングが施されている
が、コーティングによって粒剤製品の溶解性が妨げられ
る結果となってい1こ。
また、洗剤の主剤であるアニオン系界面活性剤等は酵素
の部分的失活を(eき、酵素の安定性を弱める傾向があ
る等の好ましくない性質を伴い、このため保存時の酵素
活性低下をできるだけ少なくすることが望まれている。
この洗剤等の阻害剤中での酵素の安定性については、特
公昭48−12991号に示されている様に、Ca 2
+による安定化を期待してカルシウム塩を造粒時添加す
る方法や、特開昭47−35192号に示されている様
に多価アルコール、アミノ酸等を含む有機酸塩を添加す
る方法などが提案されているが、いずれの場合も粒剤の
形状を保つという制約があるために、その添加1には限
界があり、充分に有効な方法ではなかった。
従って、本発明の目的は発塵性が低く、酵素の保存安定
性にすぐれ、かつ溶解性の良好な酵素粒剤を提供するこ
とにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明者等は、粒剤の造粒段階で、粒子の表面形状が平
滑に保たれた状態で造粒が進行するような添加剤を使用
することによって、造粒粒子のコーテイング性を向上さ
せ、さらにそのような性質を有する添加剤の中から粒剤
化が可能な添加最の範囲で酵素の安定化にも寄与するも
のを選び出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、酵素1〜50重ε%と、天然系の
高分子有機物5〜バランス重量%と、所望によりその他
の添加剤とからなる酵素粒剤を提供し件ものである。
以下、本発明の酵素粒剤の配合成分について説明する。
(1)酵素は、動物、植物、微生物起源の一般に洗剤用
として使用されている蛋白分解酵素(プロテアーゼ)で
あり、具体例としてはペプシン、トリプシン、キモトリ
プシン、カテプシン、スブチルシン、コラゲナーゼ、ケ
ラチナーゼ、エラスターゼ、パパイン、プロメリン、パ
ンクレアチン、カルボキシペプチダーゼ、アミノペプチ
ダーゼ、ジペプチジルカルボキシペプチダーゼ、ジペプ
チジルアミノペプチダーゼ等が挙げられる。
これらのうち洗剤水溶液のアルカリ領域で活性なものが
乾燥状態で、あるいは水溶液として、単独で、または2
種以上組合わせて用いられる。
酵素の配合量は、酵素活性が充分に発揮される1重量%
から粒剤の形状が保持される50重量%まで、好ましく
は7〜21重辺%である。
(2)天然系高分子有機物、特に植物性のカゼインおよ
びスターヂ粉が、造粒時の表面平滑性および酵素の保存
安定性の点で極めてすぐれた効果を示すことが判明した
。これらはカゼインあるいはスターチとして単離された
形のもの、および例えば大豆粉、コーン粉、小麦粉など
のようにこれらの成分を含有する原料の粉末、ざらには
これらの酵素処理粉が用いられる。その配合量は、5重
量%から、所望により加えられる添加剤を差引いたバラ
ンス重量%までであり、多量に使用しても酵素の造粒性
を損なうことがない。
(3)その他の添加剤は必要により加えられる任意成分
であるが、この添加剤は酵素剤あるいは造粒の分野で公
知の増母剤あるいは充填剤、補強材としての繊維、結合
剤、造粒剤、着色剤、安定剤などであり、通常使用され
ている添加剤はいずれも本発明の酵素粒剤において用い
ることができる。
[製造方法] 本発明の酵素粒剤は、従来法と同様に、10〜50℃、
好ましくは30〜40°Cに保持した造粒機中に、前述
の配合比(乾燥時)となるように、粉末または水溶液の
酵素と、天然系高分子有機物粉および所望によりその他
の添加剤を添加し、攪拌しながら、液状のバインダーと
しての水またはバインダーの水溶液を噴霧することによ
って製造される。
[発明の効果] 本発明の酵素粒剤は、表面が平滑であり、コーティング
処理を施さなくても発塵性はかなり低く、コーティング
を施す場合も非常に処理がしやすく、また溶解性も良好
である。
ざらに、洗剤等の阻害剤中での酵素安定性においても、
粒剤という制限の中で、従来品にない高い安定性を示す
[実施例] □以下、実施例および比較例を挙げて本発明酵木粒剤の
効果を具体的に説明する。
実施例1 大豆微粉1,690g、プロテアーゼ微粉1509、ビ
ニロン繊維チップ(太ざ0,5デニール、長さ0.5M
ri) 809、酸化チタン60tj1カルボキシメチ
ルセルロース(CIIC) 20gを奈良機械製造粒機
L)IA−10に装填し、混合i1120Orpm1チ
ョッパー1.3.00Orpmで5分間回転させて装入
物を混合した。
次に両翼を回転させたまま水6009を二流体スプレー
によって15分間で散布し、さらにそのまま10分間造
粒を行った。
得られた粒剤を流動床乾燥器にて乾燥した。
この粒剤1,200gを75°Cに加温したL)IA−
10に充填し、混合翼を200rpmで攪拌し、品温が
51°Cになった時点でワックス609を投入混合し、
2分後化粧剤150gを投入混合した。
この粒剤を流動冷却機に入れ1.50m/hrの流量に
て、付着不充分な化粧剤の脱塵処理を20分間行ない、
製品とした。
実施例2 実施例1において大豆微粉1 、690 gの代りに微
粉硫酸ナトリウム1,290g、大豆微粉4009を用
いたこと以外は実施例1と同一の操作を行ない、製品を
得た。
実施例3 実施例1の大豆微粉1 、690 gの代りに、微粉硫
酸ナトリウム1,290g、コーンスターチ400cJ
を用いて、実施例1と同一の操作を行ない、製品を得た
実施例4 実施例1の大豆粉1,890gの代りに、微粉硫酸ナト
リウム1 、4909、コーンスターチ200Jを用い
て、実施例1と同一の操作を行ない、製品を得た。
比較例1 実施例1の大豆粉1 、690 ’jの代りに微粉5A
1!2ナトリウム1 、6909を用いて、実施例1と
同一の操作を行ない、製品を得た。
比較例2 微粉硫酸ナトリウム1,5909、微粉プロ、テアーゼ
250gとした以外は比較例1と同様の操作を行ない、
製品を得た。
比較例3 微粉硫酸ナトリウム1,710gとしてCHCを使用し
ないこと以外は比較例1と同様の操作を行ない、製品を
得た。
実施6例1〜5および比較例1〜3で製造した粒剤につ
いて発塵性、溶解性、酵素の保存安定性および溶液安定
性を測定し、表2に示す結果を得た。
なお、各特性は以下の方法によって測定した。
1)i腹」五里呈方韮 酵素粒剤60gを、長さ2m、直径35mm管の底にガ
ラス濾過板を備えたガラス管に入れる。
管底より0.8m / secの速度の空気を用いる流
動化を40分間行なう。
吹き出された粉塵を定量的にガラス繊維フィルター上に
捕集し、その粉塵の重量を測る。
試料60gに対する粉塵量(重量)の割合を発塵性(単
位ppm )とする。
1カビ−カーに水道水1力を入れ恒温槽にて10℃に調
整する。10℃になったら攪拌翼(5cm×1cm>を
備え、voltex深ざが3Cmになるように回転数を
調整する(約30Orpm )。次いで市販合成洗剤1
.3gと試料30Offlyを添加する。
添加時を0分とし、0.5.1.2.3.4.5.15
分後に0.45μのフィルターを廂えたシリンジで酵素
溶液をサンプリングして、酵素活性を測定し、溶解時間
と溶液中活性のグラフを求める。このグラフの15分間
の溶液活性値に対する3分の溶液活性の割合を読み溶解
性(単位%)とする。
3)保存安定性測定方法 各洗剤5.0gと酵素製品250mgをよく混合し、3
8°C,aO%R,H,の恒温恒湿槽に70. 150
.300時間放置する。市販の無りん洗剤Aと酵素製品
の混合物の放置0時間の活性に対する活性残存率を求め
て失活曲線を作成し、この曲線より200時間後の活性
残存率を求める。
4)溶液安定性測定方法 蒸溜水と硝酸カルシウム4水塩を用いて表1に示す所定
のカルシウム濃度に調整する。250m1メスシリンダ
ーでこのカルシウム溶液を200d測り、300dビー
カーに移す。ウォーターバ、スで40°Cに保ち、表1
に示す洗剤、酵素製品をそれぞれ所定量添加する。
添加時を0分とし、2時間後の酵素活性を測定し、これ
の酵素製品の活性値に対する割合を活性残存率とする。
表1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)酵素1〜50重量%と、 天然系の高分子有機物5〜バランス重量%と、所望によ
    りその他の添加剤とからなる酵素粒剤。 2)天然系高分子有機物が、大豆粉、大豆カゼイン粉、
    スターチ粉またはこれらの酵素処理粉である特許請求の
    範囲第1項に記載の酵素粒剤。 3)酵素が蛋白分解酵素である特許請求の範囲第1項に
    記載の酵素粒剤。
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