JP2001157581A - 複合酵素粒剤の製造法 - Google Patents

複合酵素粒剤の製造法

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JP2001157581A
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Yutaka Ikuga
裕 生賀
Naoaki Hayakawa
直明 早川
Goro Ujita
吾朗 宇治田
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 プロテアーゼを含む2種以上の酵素を含
有する1種又は2種以上の酵素粉末であって、少なくと
も該プロテアーゼに分解されやすい方の酵素を含む酵素
粉末中に該酵素の安定化剤を実質上均質に含有する酵素
粉末を、水溶性の粒子を核として、水溶性有機バインダ
ーを用いて造粒し、次いで水溶性又は水分散性被覆剤で
被覆することを特徴とする複合酵素粒剤の製造法。 【効果】 こうして得られた複合酵素粒剤は、プロテア
ーゼを含む2種以上の酵素を含有するにもかかわらず、
これらの酵素が失活せず長期間安定である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2種以上の酵素を一
の顆粒中に安定に配合してなる複合酵素粒剤の製造法に
関する。
【0002】
【従来の技術】衣料用の洗浄剤には洗浄効果を高める目
的でプロテアーゼが広く用いられている。近年、洗浄力
を更に高める目的でプロテアーゼの他に、セルラーゼ、
リパーゼ、アミラーゼ、前記と異なるプロテアーゼ等の
複数の酵素を配合した洗浄剤が上市されている。
【0003】複数の酵素を洗浄剤に配合するには通常、
1種の酵素を一の顆粒に配合する方法(すなわち酵素ご
とに粒剤を調製する)が採られるが、これを一の粒剤化
設備で行うと酵素同士のコンタミ等が懸念されることか
ら粒剤化設備が複数必要となる。また、複数の酵素粒剤
を洗浄剤中に配合するには、酵素配合設備も複数必要に
なることから、設備投資が多大となるという問題があっ
た。
【0004】そこで、複数の酵素を一の粒剤中に配合し
た複合酵素粒剤が提案されているが、プロテアーゼと他
の酵素を混合した場合、プロテアーゼのタンパク分解作
用により、タンパク質の一種である他の酵素が分解され
てしまうため、充分その機能を発揮しないことがある。
これを解決する手段として、粒剤中におけるプロテアー
ゼと他の酵素との接触を避けるために粒剤の核部分と殻
部分とに分けて配合する方法(特開昭61−16869
8号)や、粒子サイズの異なる酵素顆粒を製造し、大顆
粒を小顆粒で凝集封入する方法(特表平9−50184
0号)等が提案されている。しかしこれらの手法は、煩
雑な造粒法を必要とするため粒剤収率が低下してしま
う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、プロ
テアーゼを含む2種以上の酵素を一の粒剤中に安定に効
率良く配合してなる複合酵素粒剤の製造法を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、プ
ロテアーゼと他の酵素との併用系において、分解されや
すい方の酵素の安定化剤を酵素粉末中に配合して、水溶
性粒子を核とし、特定のバインダーを用いて造粒し、被
覆すれば、これらの酵素が一の粒剤中に実質上均質に含
まれているにもかかわらず、プロテアーゼによる他の酵
素の分解が防止された複合酵素粒剤が得られることを見
出した。
【0007】すなわち、本発明は、プロテアーゼを含む
2種以上の酵素を含有する1種又は2種以上の酵素粉末
であって、少なくとも該プロテアーゼに分解されやすい
方の酵素を含む酵素粉末中に該酵素の安定化剤を実質上
均質に含有する酵素粉末を、水溶性の粒子を核として、
水溶性有機バインダーを用いて造粒し、次いで水溶性又
は水分散性被覆剤で被覆することを特徴とする複合酵素
粒剤の製造法を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の複合酵素粒剤に配合され
るプロテアーゼを含む2種以上の酵素(以下、成分
(A)ということがある)としては、プロテアーゼ(A
1)と、エステラーゼ、カルボヒドラーゼ、リアーゼ及
び当該プロテアーゼと異なるプロテアーゼから選ばれる
1種以上の酵素(A2)との組み合せが挙げられる。プ
ロテアーゼの具体例としては、ペプシン、トリプシン、
キモトリプシン、コラゲナーゼ、ケラチナーゼ、エラス
ターゼ、ズブチリシン、パパイン、アミノペプチダー
ゼ、カルボキシペプチダーゼ等が挙げられる。エステラ
ーゼの具体例としては、ガストリックリパーゼ、パンク
レアチックリパーゼ、植物リパーゼ類、ホスホリパーゼ
類、コリンエステラーゼ類、ホスファターゼ類等が挙げ
られる。カルボヒドラーゼとしては、セルラーゼ、マル
ターゼ、サッカラーゼ、アミラーゼ、ペクチナーゼ、α
−及びβ−グリコシダーゼ等が挙げられる。リアーゼと
しては、カルボキシ脱離酵素、アルデヒド脱離酵素、オ
キソ酸脱離酵素、ヒドロリアーゼ、多糖に作用する脱離
酵素、アンモニアリアーゼ等が挙げられる。
【0009】これらの成分(A)中の(A1)と(A2
との配合比は、特に限定されないが、重量比で
(A1):(A2)=1:1000〜1000:1、特に
1:100〜100:1が好ましい。
【0010】本発明の複合酵素粒剤に配合される安定化
剤(以下、成分(B)ということがある)の中には、種
々の酵素それ自体の安定化剤として知られているものも
あるが、本発明のようにプロテアーゼによる他の酵素の
分解を阻害する効果があることは全く知られていない。
成分(B)としては、ホウ素化合物、無機酸アルカリ土
類金属塩、ポリオール、カルボン酸類、ヒダントイン及
び尿素から選ばれる1種以上が挙げられる。このうち、
ホウ素化合物としてはホウ砂、ホウ酸等が挙げられる。
無機酸アルカリ土類金属塩としては、カルシウム又はマ
グネシウムの塩化物、硫酸塩、亜硫酸塩、ケイ酸塩等が
挙げられる。
【0011】ポリオールとしてはシュークロース、マン
ニトール、マルチトール、ソルビトール、トレハロー
ス、グリセリン、プロピレングリコール、多糖類などが
挙げられるが、このうちプロピレングリコールが特に好
ましい。
【0012】カルボン酸類としては、アミノ酸、炭素数
1〜20の脂肪酸、ジカルボン酸、ヒドロキシカルボン
酸、多糖カルボン酸又はその塩がより好ましい。アミノ
酸又はその塩としては、グリシン、バリン、ロイシン、
アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニン、フェニル
アラニン、システイン酸、セリン、トリプトファン、プ
ロリン、リジン、メチオニン又はこれらの塩が挙げられ
るが、このうちバリン、フェニルアラニン、ヒスチジ
ン、プロリン、メチオニン又はこれらの塩がより好まし
い。他のカルボン酸又はその塩としては具体的には、炭
酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、アジピン酸、コハク
酸、マレイン酸、マロン酸、リンゴ酸、クエン酸、アル
ギン酸又はこれらの塩が挙げられ、このうち、プロピオ
ン酸カルシウム、ギ酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、酢
酸マグネシウム、酢酸カルシウム、炭酸カルシウム、ア
ルギン酸カルシウムが特に好ましい。
【0013】これらの成分(B)は、酵素粉末中に、1
〜10重量%、特に2〜7重量%配合するのが、酵素安
定性の点から好ましい。
【0014】本発明複合酵素粒剤においては、成分
(A)中にプロテアーゼと他の酵素が含まれているにも
かかわらず、成分(B)の作用により当該他の酵素の分
解が防止される。そのためには、少なくともプロテアー
ゼ(A1)に分解されやすい酵素(A2)を含む酵素粉末
中に酵素(A2)の安定化剤(B)を実質上均質に含ま
れている必要がある。具体的には、成分(A)と成分
(B)とが酵素粉末中に実質上均質に含まれているか、
又は成分(A2)と成分(B)とが酵素粉末中に実質上
均質に含まれていればよい。
【0015】酵素と成分(B)の均質化は、例えば、酵
素水溶液に成分(B)及び必要に応じて芒硝などの脱水
剤を加え、噴霧乾燥することにより行うのが好ましい。
得られた酵素粉末は、核粒子100重量部に対して9〜
100重量部、特に10〜40重量部用いるのが好まし
い。
【0016】当該酵素粉末は、水溶性の粒子を核とし
て、水溶性の有機バインダーを用いて造粒し、次いで水
溶性又は水分散性被覆剤で被覆される。
【0017】核となる水溶性の粒子としては、用いる酵
素によって異なるが、例えば塩化ナトリウム(食塩)、
塩化カリウム、芒硝、炭酸ナトリウム、砂糖などの粒子
が挙げられる。核粒子の平均粒子径は、0.2〜1.2
mmが好ましい。かかる核粒子は、本発明複合酵素粒剤中
に30〜90重量%、特に40〜60重量%となるよう
に用いるのが好ましい。
【0018】水溶性有機バインダーとしては、(a)融
点が35〜80℃のポリエチレングリコール及びその誘
導体、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重
合体からなる群より選ばれる水溶性高分子、(b)融点
或いは流動点が35〜80℃のノニオン性界面活性剤、
(c)平均分子量が4000以上のポリカルボン酸塩等
の1種或いは2種以上が挙げられる。特に好ましい水溶
性有機バインダーとしては、(a)のポリエチレングリ
コール及びその誘導体として、ポリエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール硫酸、メトキシポリエチレ
ングリコール等が挙げられ、(b)のノニオン性界面活
性剤としてはポリオキシエチレンアルキルエーテル等が
挙げられ、(c)のポリカルボン酸塩としてはポリアク
リル酸、アクリル酸マレイン酸共重合体、ポリアセター
ルカルボキシレート等のアルカリ金属塩が挙げられる。
これらの水溶性有機バインダーは、核粒子100重量部
に対して9〜60重量部、特に10〜20重量部用いる
のが好ましい。また、酵素粉末と水溶性有機バインダー
の重量比は酵素粉末1に対してバインダー0.2〜2の
範囲とするのが好ましい。
【0019】本発明においては、更に必要に応じて粉末
状の増量剤を添加することができる。増量剤としてはタ
ルク、酸化チタン、ゼオライト、活性白土、カオリン、
ケイソウ土、ベントナイト、パーライト、酸性白土等が
挙げられる。
【0020】造粒手段としては乾式造粒が好ましく、造
粒方法としては押し出し造粒、転動造粒、解砕造粒、流
動層造粒、噴霧造粒、破砕造粒等が挙げられる。このう
ち、転動造粒法、特に攪拌転動造粒法が好ましい。攪拌
転動造粒機の具体例としては、ヘンシェルミキサー(三
井三池化工機(株))、ハイスピードミキサー(深江工
業(株))、バーチカルグラニュレーター(富士産業
(株))等を挙げることができる。これらの共通点は、
堅形の混合槽内部に攪拌羽根を取付けた垂直な攪拌軸を
持つことである。水平の攪拌軸を有する模型の造粒機で
あるレディゲ・ミキサー(レディゲ社)もまた同様に用
いることができる。
【0021】得られた造粒物の被覆に用いられる水溶性
又は水分散性被覆剤としては、特に制限されないが、ポ
リエチレングリコール、ポリアクリル酸塩、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、セルロース誘導
体、デンプン誘導体等の融点が35〜80℃の水溶性被
膜形成ポリマー;これらのポリマーとタルク、クレー、
酸化チタン、炭酸カルシウム等の水溶性又は難溶性無機
粒子又はアルカリ金属ケイ酸塩、アルカリ金属炭酸塩等
の保護剤等との組み合わせが挙げられる。被覆剤は造粒
物に対し重量比で0.01〜0.7、特に0.05〜
0.6の割合で用いるのが好ましい。
【0022】造粒物の被覆方法としては、流動層造粒
機、コーティングパン式造粒機、攪拌造粒機等の装置に
より常法により被覆する方法が挙げられる。
【0023】かくして得られた複合酵素粒剤の粒径は特
に制限されないが、平均粒径として200〜3000μ
m、特に350〜1500μmが好ましい。
【0024】本発明粒剤は、洗浄剤組成物の配合成分と
して有用であり、これを配合した洗浄剤組成物は、衣料
用、食器用、住居用等の洗浄剤として使用することがで
きる。
【0025】
【実施例】実施例1 (1)酵素粉末の調製酵素粉末1 アルカリプロテアーゼ(プロテアーゼK、Bacillus sp.
KSM−16(FERM P11418)由来)の水溶
液に芒硝を添加し、並流式噴霧乾燥機で乾燥しプロテア
ーゼK含有酵素粉末1を得た。乾燥粉末中の芒硝の含有
量は、17%である。酵素粉末2 アルカリプロテアーゼ(プロテアーゼT、Bacillus sp.
KSM−KP43(FERM P−15863)由来)
の水溶液に芒硝を添加し、並流式噴霧乾燥機で乾燥しプ
ロテアーゼT含有酵素粉末2を得た。乾燥粉末中の芒硝
の含有量は、10%である。酵素粉末3 アルカリプロテアーゼ(プロテアーゼT)の水溶液に芒
硝とホウ砂を添加し、並流式噴霧乾燥機で乾燥しプロテ
アーゼT含有酵素粉末3を得た。乾燥粉末中の芒硝及び
ホウ砂の含有量は、各々5%である。 (2)複合酵素粒剤の調製 下記組成の原料(コート剤を除いた合計3kg)をハイス
ピードミキサー(深江工業(株)、FS−5J型)に全
て投入し、ジャケットに70℃の温水を流しながら、ア
ジテーター360r/min 、チョッパー900rpm で攪
拌混合を行い、内容物を65℃まで上昇させた。その
後、ジャケットに40℃の温水を流し内容物が50℃ま
で冷却されたところでコート剤(合計90g)を投入し
複合酵素粒剤A及びBを得た。複合酵素粒剤A及びBの
回収率は350μm以上1000μm以下が98%以上
であった。
【0026】
【表1】
【0027】得られた複合酵素粒剤A及びBを40℃、
相対湿度80%の条件下に保存し保存安定性を調べた。
結果を表2に示す。表2よりホウ砂を配合した複合酵素
粒剤Bは保存安定性が優れていることがわかる。
【0028】
【表2】
【0029】実施例2 (1)酵素粉末の調製酵素粉末4 芒硝を酵素水溶液の固形分100重量部に対し21重量
部添加したアルカリプロテアーゼ(プロテアーゼK)の
水溶液と、芒硝を酵素水溶液の固形分100重量部に対
し13重量部添加したアルカリプロテアーゼ(プロテア
ーゼT)の水溶液とを連続混合しながら並流式噴霧乾燥
機で乾燥し酵素粉末4を得た。酵素粉末5 芒硝を酵素水溶液の固形分100重量部に対し21重量
部添加したアルカリプロテアーゼ(プロテアーゼK)の
水溶液と、芒硝とホウ砂を各々酵素水溶液の固形分10
0重量部に対し8.5重量部、4.1重量部添加したア
ルカリプロテアーゼ(プロテアーゼT)の水溶液とを連
続混合しながら並流式噴霧乾燥機で乾燥し酵素粉末5を
得た。 (2)複合酵素粒剤の調製 下記組成の原料(コート剤を除いた合計3kg)をハイス
ピードミキサー(深江工業(株)、FS−5J型)に全
て投入し実施例1と同様に複合酵素粒剤を得た。複合酵
素粒剤C及びDの回収率は350μm以上1000μm
以下が98%以上であった。
【0030】
【表3】
【0031】得られた複合酵素粒剤C及びDを40℃、
相対湿度80%の条件下に保存し保存安定性を調べた。
結果を表4に示す。表4よりホウ砂を配合した複合酵素
粒剤Dは保存安定性が優れていることがわかる。
【0032】
【表4】
【0033】実施例3 実施例1及び2と同様にして、2種のプロテアーゼを配
合した複合酵素粒剤を調製し、その残存活性を調べたと
ころ、バリン、フェニルアラニン、トリプトファン、プ
ロリン、メチオニン、ヒダントイン、尿素、プロピオン
酸ナトリウム、プロピオン酸カルシウム、ギ酸ナトリウ
ム、酢酸ナトリウム、酢酸マグネシウム、塩化マグネシ
ウム、硫酸カルシウム、酢酸カルシウム、炭酸カルシウ
ム、塩化カルシウム、ホウ酸、アルギン酸カルシウム、
及びプロピレングリコールに極めて優れたプロテアーゼ
による酵素の分解防止効果が認められた。
【0034】
【発明の効果】本発明方法により得られた複合酵素粒剤
は、プロテアーゼを含む2種以上の酵素を含有するにも
かかわらず、これらの酵素が失活せず長期間安定であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇治田 吾朗 茨城県鹿島郡神栖町東深芝20 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 4B050 CC07 CC08 DD02 JJ02 KK01 KK05 KK06 KK11 KK12 4H003 BA09 CA21 DA01 DA05 DA17 EA15 EA18 EA19 EA21 EA25 EB36 EB41 EC02 FA16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロテアーゼを含む2種以上の酵素を含
    有する1種又は2種以上の酵素粉末であって、少なくと
    も該プロテアーゼに分解されやすい方の酵素を含む酵素
    粉末中に該酵素の安定化剤を実質上均質に含有する酵素
    粉末を、水溶性の粒子を核として、水溶性有機バインダ
    ーを用いて造粒し、次いで水溶性又は水分散性被覆剤で
    被覆することを特徴とする複合酵素粒剤の製造法。
  2. 【請求項2】 プロテアーゼを含む2種以上の酵素が、
    2種以上のプロテアーゼを含むものである請求項1記載
    の複合酵素粒剤の製造法。
  3. 【請求項3】 安定化剤が、ホウ素化合物、無機酸アル
    カリ土類金属塩、ポリオール、カルボン酸類、ヒダント
    イン及び尿素から選ばれる1種以上の化合物である請求
    項1記載の複合酵素粒剤の製造法。
  4. 【請求項4】 安定化剤が、ホウ素化合物である請求項
    1〜3のいずれか1項記載の複合酵素粒剤の製造法。
  5. 【請求項5】 安定化剤が酵素粉末中に1〜10重量%
    含まれている請求項1〜4のいずれか1項記載の複合酵
    素粒剤の製造法。
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