JPH0780749B2 - 酵素入り入浴剤の製法 - Google Patents
酵素入り入浴剤の製法Info
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- JPH0780749B2 JPH0780749B2 JP1090983A JP9098389A JPH0780749B2 JP H0780749 B2 JPH0780749 B2 JP H0780749B2 JP 1090983 A JP1090983 A JP 1090983A JP 9098389 A JP9098389 A JP 9098389A JP H0780749 B2 JPH0780749 B2 JP H0780749B2
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- JP
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- crude drug
- salt containing
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/64—Proteins; Peptides; Derivatives or degradation products thereof
- A61K8/66—Enzymes
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q19/00—Preparations for care of the skin
- A61Q19/10—Washing or bathing preparations
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、酵素入り入浴剤の製法に関する。
従来の技術及びその課題 従来、入浴剤中に酵素を混合して酵素特有の活性機能に
より、人体組織の蛋白質硬固を軟化させ皮下組織にまで
温湯効果を及ぼし、血管組織の柔軟化による血行促進を
行ない、あるいは、入浴基剤の効用を促進して、疲労回
復等を行なうようにしていた入浴剤は広く知られてい
る。しかし、従来の入浴剤中に酵素を混合する方法は、
単に、入浴剤の主基剤、例えば炭酸水素ナトリウム、塩
化ナトリウム等のナトリウム系素材と、色素と、香料と
の混合物中に、単に酵素を混合しているのみであるた
め、入浴剤として重要な要素の一つである配合色素の安
定性を欠き、更には酵素自身の安定性も良くなく、蛋白
分解機能を有した酵素が経時変化によって、分解能力が
低下し、所望の効用を発揮できない恐れがある。実際に
効果、効能としてうたわれている皮膚の清浄化、入浴に
使用する風呂釜内部の汚損の防止、残り湯を洗濯湯に使
用する場合の洗浄促進効果等が十分に得られなかった。
より、人体組織の蛋白質硬固を軟化させ皮下組織にまで
温湯効果を及ぼし、血管組織の柔軟化による血行促進を
行ない、あるいは、入浴基剤の効用を促進して、疲労回
復等を行なうようにしていた入浴剤は広く知られてい
る。しかし、従来の入浴剤中に酵素を混合する方法は、
単に、入浴剤の主基剤、例えば炭酸水素ナトリウム、塩
化ナトリウム等のナトリウム系素材と、色素と、香料と
の混合物中に、単に酵素を混合しているのみであるた
め、入浴剤として重要な要素の一つである配合色素の安
定性を欠き、更には酵素自身の安定性も良くなく、蛋白
分解機能を有した酵素が経時変化によって、分解能力が
低下し、所望の効用を発揮できない恐れがある。実際に
効果、効能としてうたわれている皮膚の清浄化、入浴に
使用する風呂釜内部の汚損の防止、残り湯を洗濯湯に使
用する場合の洗浄促進効果等が十分に得られなかった。
課題を解決するための手段 本発明では、酵素入りの入浴剤の製造において、ニンジ
ン末、シャクヤク末、コウボク末又はこれらの混合物か
らなる粉末状の生薬(但し生薬チンピ及び生薬オウバク
は配合しない)を配合し、しかも、酵素自体も微生物起
源の蛋白分解酵素を使用してナトリウム系素剤と組み合
わせることにより、相互作用を最も良く発揮して、酵素
を安定させ蛋白分解作用を促し、色素の安定も良く、所
望の色彩を具有させ、従来の酵素含有の入浴剤にはない
特有の効果を生起しうる酵素入り入浴剤を提供せんとす
るものである。
ン末、シャクヤク末、コウボク末又はこれらの混合物か
らなる粉末状の生薬(但し生薬チンピ及び生薬オウバク
は配合しない)を配合し、しかも、酵素自体も微生物起
源の蛋白分解酵素を使用してナトリウム系素剤と組み合
わせることにより、相互作用を最も良く発揮して、酵素
を安定させ蛋白分解作用を促し、色素の安定も良く、所
望の色彩を具有させ、従来の酵素含有の入浴剤にはない
特有の効果を生起しうる酵素入り入浴剤を提供せんとす
るものである。
実施例 この発明の実施例を詳説すれば、入浴剤の基剤として、
例えばナトリウム系素剤中、炭酸水素ナトリウム85%、
塩化ナトリウム0.5%〜1.5%を使用し、これにホウ砂1
〜3%を混合し、更には酵素中で特に微生物起源の蛋白
分解酵素、例えば放線菌プロテアーゼ、黒麹菌プロテア
ーゼ、ASPプロテアーゼ等の酵素5〜10%を混合し、同
じに生薬として、ニンジン末、シャクヤク末、コウボク
末又はこれらの混合物からなる粉末状の生薬を必須成分
として5〜10%配合する。但し生薬としては生薬チンピ
及び生薬オウバクは配合しない。
例えばナトリウム系素剤中、炭酸水素ナトリウム85%、
塩化ナトリウム0.5%〜1.5%を使用し、これにホウ砂1
〜3%を混合し、更には酵素中で特に微生物起源の蛋白
分解酵素、例えば放線菌プロテアーゼ、黒麹菌プロテア
ーゼ、ASPプロテアーゼ等の酵素5〜10%を混合し、同
じに生薬として、ニンジン末、シャクヤク末、コウボク
末又はこれらの混合物からなる粉末状の生薬を必須成分
として5〜10%配合する。但し生薬としては生薬チンピ
及び生薬オウバクは配合しない。
上記炭酸水素ナトリウム、塩化ナトリウム、ホウ砂、蛋
白分解酵素、特定の粉末状の生薬等を攪拌機により攪拌
混合したものに、色素溶解剤としてのプロピレングリコ
ール約1%に、色素約0.1%を溶解したものを攪拌混合
し、次いで香料約1%を更に攪拌混合して完成する。
尚、色素は、単一色をそのまま使用する場合と、例えば
青色と黄色の色素を混合して緑色とした混合色素として
使用する場合とがある。
白分解酵素、特定の粉末状の生薬等を攪拌機により攪拌
混合したものに、色素溶解剤としてのプロピレングリコ
ール約1%に、色素約0.1%を溶解したものを攪拌混合
し、次いで香料約1%を更に攪拌混合して完成する。
尚、色素は、単一色をそのまま使用する場合と、例えば
青色と黄色の色素を混合して緑色とした混合色素として
使用する場合とがある。
同方法により製造された酵素入れ入浴剤は、酵素安定
性、色素安定性、保湿性、並びに風呂の残り湯を洗濯に
用いた場合の洗浄力について優れた効果を奏するもので
あり、かかる効果の証明として具体的な混合例を設定
し、効果についての実験データをとった。具体的混合例
は、以下の表1に示す。
性、色素安定性、保湿性、並びに風呂の残り湯を洗濯に
用いた場合の洗浄力について優れた効果を奏するもので
あり、かかる効果の証明として具体的な混合例を設定
し、効果についての実験データをとった。具体的混合例
は、以下の表1に示す。
1)酵素安定性 保存条件を40℃及び室温とに設定し、それぞれについて
「アンソン−萩原氏変法」によって活性測定を行なっ
た。1分間あたりチロジン1μgに相当する呈色度を示
すものを1単位としたASPプロテアーゼの残存活性率の
測定結果を表2に示す。表2より実施例はコントロール
と比較してASPプロテアーゼの安定化に優れていること
が確認された。
「アンソン−萩原氏変法」によって活性測定を行なっ
た。1分間あたりチロジン1μgに相当する呈色度を示
すものを1単位としたASPプロテアーゼの残存活性率の
測定結果を表2に示す。表2より実施例はコントロール
と比較してASPプロテアーゼの安定化に優れていること
が確認された。
2)色素安定性 保存温度を40℃とし、黄色202号の(1)及び青色1号
の色素残存率を測定した。測定は黄色202号の(1)は4
90nm、青色1号は630nmの最大吸収波長によってそれぞ
れの吸光度を測定して行なった。測定結果を表3に示
す。表3よりコントロールに比較して実施例が色素安定
化に優れていることが判った。
の色素残存率を測定した。測定は黄色202号の(1)は4
90nm、青色1号は630nmの最大吸収波長によってそれぞ
れの吸光度を測定して行なった。測定結果を表3に示
す。表3よりコントロールに比較して実施例が色素安定
化に優れていることが判った。
作用・効果 本発明の製法により製造された入浴剤は、特定の粉末状
の生薬が微生物起源の蛋白分解酵素に作用して酵素の安
定化をはかり、蛋白分解能力の低下をまねくのを防止し
ており、かかる酵素の安定化によって皮膚組織の蛋白質
硬固を軟化させる作用はもとより、皮膚の清浄化、その
他保湿作用等を発揮し、また色素を配合した場合、色素
の安定化を図ることができる。更に残り湯を洗濯水に容
易に用いることができ、風呂釜の汚れの払拭にも優れて
いる。
の生薬が微生物起源の蛋白分解酵素に作用して酵素の安
定化をはかり、蛋白分解能力の低下をまねくのを防止し
ており、かかる酵素の安定化によって皮膚組織の蛋白質
硬固を軟化させる作用はもとより、皮膚の清浄化、その
他保湿作用等を発揮し、また色素を配合した場合、色素
の安定化を図ることができる。更に残り湯を洗濯水に容
易に用いることができ、風呂釜の汚れの払拭にも優れて
いる。
Claims (1)
- 【請求項1】微生物起源の蛋白分解酵素と、ナトリウム
系素材と、ニンジン末、シャクヤク末、コウボク末又は
これらの混合物からなる粉末状の生薬とを配合(但し生
薬チンピ及び生薬オウバクは除く)したことを特徴とす
る酵素入り入浴剤の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1090983A JPH0780749B2 (ja) | 1989-04-10 | 1989-04-10 | 酵素入り入浴剤の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1090983A JPH0780749B2 (ja) | 1989-04-10 | 1989-04-10 | 酵素入り入浴剤の製法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58195006A Division JPS6087213A (ja) | 1983-10-17 | 1983-10-17 | 酵素入り入浴剤の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0222219A JPH0222219A (ja) | 1990-01-25 |
JPH0780749B2 true JPH0780749B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=14013752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1090983A Expired - Fee Related JPH0780749B2 (ja) | 1989-04-10 | 1989-04-10 | 酵素入り入浴剤の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0780749B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7416869B2 (en) * | 2004-08-19 | 2008-08-26 | Lonza Ltd. | Enzyme delivery systems, application in water based products |
JP2007268608A (ja) | 2006-03-08 | 2007-10-18 | Kobe Steel Ltd | アルミニウム合金板のプレス成形方法およびプレス装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6087213A (ja) * | 1983-10-17 | 1985-05-16 | Tadao Shiraishi | 酵素入り入浴剤の製法 |
JPS6324972A (ja) * | 1986-07-17 | 1988-02-02 | 株式会社三共 | 弾球遊技機 |
-
1989
- 1989-04-10 JP JP1090983A patent/JPH0780749B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6087213A (ja) * | 1983-10-17 | 1985-05-16 | Tadao Shiraishi | 酵素入り入浴剤の製法 |
JPS6324972A (ja) * | 1986-07-17 | 1988-02-02 | 株式会社三共 | 弾球遊技機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0222219A (ja) | 1990-01-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |