JPS6087213A - 酵素入り入浴剤の製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、酵素入り入浴剤の１法に関する。

従来、入浴剤中に酵素を温合して酢素持１ｊの活性力機
能により、人体組織の蛋白質硬固゛を軟化させ皮下組織
にまで温湯効果を及ぼし、血管組織の柔軟化による血行
促進を行い、あるいは、入浴基剤の効用を促進して、疲
労回復等を行うようにした入浴剤は広く知られているも
のであるが、従来の入浴剤中に酵素を混合する方法は、
甲に、入浴−１− 剤の主基剤、例えば、炭酸水素すトリウム、Ｉｎ化ナト
リウム等のナトリウム素材と、色素と、香■との混合物
中に、単に酵素を混入しているのみであるため、入浴剤
にとっては、！！！要な要素の一つである配合色素の安
定性を欠き、更には、ｌＩ？累自身の安定性も良くなく
、蛋白分解機能を有した酵素が経時変化によって、分解
能力を低下し、所望の効用を発揮できないおそれがあり
、実際に効果。

効能としてうたわれている皮膚の清浄化、入浴に使用す
る風呂釜内部の汚損の防止、残り潮を洗濯瀉に使用する
場合の洗滌促進効果等が充分に得られなかった。

この発明では、酵素入りの入浴剤の組成中に、特に、生
薬末又は生薬エキスを混合し、しかも、酵素自体も微生
物起源の蛋白分解酵素を使用し、これらの酵素と、生薬
末又は生薬エキスの成分の組合わせにより、相互作用を
もつともよく発揮して、酵素を安定させ蛋白分解作用を
促し、色素の安定もよく、所望の色彩を具有させ、従来
の酵素含有の入浴剤にはない特有の効果を生起しうる酵
−２− 素入り入浴剤の製法を提供せんとするものである。

この発明の実施例を詳説すれば、入浴剤のＵ剤とし、ナ
！−リウム系素材中、炭酸水素ナトリウム８５％、塩化
プトリウム０．５％〜１．５％を使用し、これにホウ砂
１〜３％を混合し、更には、酵素中で特に微生物起源の
蛋白分解酵素たとえば、斂Ｎ菌プロテアーゼ、黒麹菌、
プロテアーゼ、ＡＳＰプロテアーゼ等の酵素５〜１０％
を混合し、同８）に、生薬末として、ニンジン末、シャ
クヤク末、コラボウ末、ヂンピ末、オウバクエキス等よ
り選択した１種又は多種の生薬末又は生薬エキスを約５
〜１０％混合ジる。

上記した吹酸水素ナトリウム、塩化ナトリウム、ホウ砂
、蛋白分解酵素、生薬末等を撹拌機により混合したもの
に、色素溶解剤としてのプロピレングリコール約１％に
色素的０．１％を溶解したものを混合し、次いで、香利
約１％を更に混合して完成する。

尚、色素は、中−色をモのまま使用する場合と、例えば
青色と黄色の色素を混合して緑色とした混−３− 合色素として使用する場合とがある。

同方法によりＶＪ迄された酵素入り入浴剤は、酵素安定
性、色素安定性、保温性、並びに風呂の残り溌を洗濯に
用いた場合の洗浄力について優れた効果を秦するもので
あり、かかる効果の証明として上記例を具体的な４種の
配合例に設定し、各効果についての実験データをとった
。この４種の配合例は下２の通りであり、また別途に生
薬末及び生薬エキスを除いたコントロールの配合も設定
した。

−４− 一　５　− １）酵素安定性 保存条件を４０℃及び空温とに設定し、それぞれについ
て［アンソン−萩原氏変法」によって活性測定をおこな
った。１分間当すチロジン１μｇに相当する呈色度を示
すものを１単位としたＡＳＰプロテアーゼの残存活性率
の測定結果を表１−１、表１−２．グラフ１−１．グラ
フ１−２として示す。

かかるデータより、４０℃、６０日後のＡＳＰプロテア
ーゼ残存率がコントロールでは０．４％の低い残存率で
あるのに対し、特に実施例３では５１．２％、実施例４
では７０．２％の高い残存率を示し、生薬成分がＡＳＰ
プロテアーゼの安定化に寄与していることが確認された
。また室温でのデータからも実施例１乃至実施例４はコ
ントロールと比例して、ＡＳＰプロテアーゼの安定化に
優れていることが確認された。

２）色素安定性 保存温度を４０℃とし、黄色２０２＠の（１）及び青色
１号の色素残存率を測定した。測定は黄−６〜 色２０２号の（１）は４９０■μ、青色１月は６３０醜
μの最大吸収波長によってそれぞれの吸光度を測定して
行った。測定結果を表２−１１表２−２．グラフ２−１
．グラフ２−２として示す。

かかるデータより黄色２０２号の（１）、’Ｒ色１号の
両色素共に、生薬成分の配合により安定性を確保しうろ
ことがＷ１認された。特に色素のうちでも退色が著しい
とされる青色１号の色素残存率も４０℃８０日でコント
ロールは１０．９％の低い残存率であるのに体し、実施
例１乃至実施例４のいず１れもが７０％以上の高い残存
率を示している。

３）保温性 実施例３と市販の生薬末を含まない酵素入力剤、及び市
販の酵素を含まない生薬末配合入浴剤を健常者３０名を
対象に感覚試験を行った。

試験結果は下記の通りであり、表中（−）は全く保温効
果がなく、（＋）はやや効果があり、（廿）は効果が強
いことを表わし、数字はそれぞれの人数を示す。

−７− １配のように本発明実施例３は市販の２種に比べて明ら
かに保温効果に優れることが明らかになった。

４）洗浄力 本発明実施例３と２杯の市販の酵素入り入浴剤Ａ、Ｂを
それぞれ０．５％の水溶液とし、タンパク（ミルクカゼ
イン使用）汚染布のタンパク暫を酵素が分解することに
より産生されるアミノ１ｌｊ（チロシン）の」を測定し
た。測定結果をグラフ３に示す。

かかるデータより本発明実施例３は市販の２（Φの酵素
入り入浴剤Ａ、Ｂに比較して、＾いタンパク分解力を示
しており、実施例３を使用た用量の残り潟を洗濯水とし
て使用した場合、衣類のタン−８− バク質を分解する作用が強いことを示している。

この発明の実施例は前記のようにしてＩ’Ｊ３ａされる
ものであり、生薬成分が微生物起源の蛋白質分解酵素に
作用して酵素の安定化をはかり蛋白質分解能力の低下を
まねくのを防止しており、かかる酵素の安定化によって
皮膚組織の蛋白質硬固を軟化する作用はもとより、皮膚
の正常化その他の作用を発揮し、また、生薬末又は生薬
エキスによって色素の安定化もはかり、特に、配合色素
は色調が安定して退色の防止を行え、酵素、色素共に経
時的変化を防止しうるちのであり、更には浴湯の保温性
も向上するものである。　− 要するに、この発明によれば、微生物起源の蛋白質分解
酵素及び生薬末又は生薬エキスにナトリウム系素材を混
合し、これに、色素香料を混合して酵素入り入浴剤を製
造するものであるから、酵素と生薬末又は生薬エキスと
の相互作用により酵素は生薬末又は生薬エキスによって
分解能力の安定化をはかり、生薬末又は生薬エキスは酵
素の蛋白質分解能力によって、組織蛋白質が分解されや
−　９　− すくなり、ユ薬末のｍ能を向上させることができ、更に
は、色素の安定性もはかることができ生薬末又は生薬エ
キスの保温作用と相俟ってｉ！素り入浴剤に特有の酵素
機能の向上、色素の色調安定による入浴■快感、皮−組
織の柔軟化にともなう皮膚の正常化をはかることができ
、しかも、生薬末又は生薬エキスによる蛋白分解酵素の
安定にｊ：す、酵素の蛋白分解能力が促進され、残り瀉
による洗濯の容易性、風呂釜の汚れの払拭等の点で、従
来の単なる一般酵素入り入浴剤と比し、はるかに優れた
効果を奏することができる。

−１０− ＡＳＰプロテアーゼの残存活性率測定結果−１１− Ｐ　′−−’：　ノ、１す　・・、ｔｊり゛う７１−１ ７゛つ７１−２ −　１９　− 青色１８の色素残存率測定結果 黄色２０２月の（１）の色素残６率測定結果：　へ　、
・　−ンパ７１” ７−ラ７３ 代鳳人松尾憲一部 −ｌｓ″　− 手続袖正重（自Ｒ） １、事Ｈの表示 昭和５８ｆｆ　［［ｍ　１９５００６　１’ｉ２、Ｒ明
の名称 酵素入り入浴剤の製法 ３、？１１正をする右 事件との関係　特訂出顆人 イ１所 氏　名　白　石　忠　生 ４、代理人 （１所　〒８１０福岡市中央区今東２丁目４　？３２　
（ｉ　１１６、補正の対象 １）　明細ｉｌ：第３頁第７１ｊ目［黒麹菌、プｎテア
ーゼＪをｒ　ｊ？ｔ　ＩＶ菌アブ０５アーゼＪｃＸＴ正
る。

２）　明１１宙第７頁第１０行目「体しＪを「対し」に
訂正する。

３）　明＄Ｉｌ山第７真第１４（ｊ目［−■素人力剤」
を「ｌＩｙ素入り入浴剤」に訂正プる。

７５−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）微生物起源の蛋白分解酵素と、ナトリウム系素材と
   、ニンジン末、シャクヤク末、コウボク末、チンピ末等
   の１薬末或は、Ａウバクエキス等の生薬エキスとを混合
   し、それに、色素溶解剤を介して色素を添加し、香料を
   混合して入浴剤をＩｎ造することを特徴とする酵素入り
   入浴剤の製法。