JPH10310515A - 入浴剤 - Google Patents
入浴剤Info
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- JPH10310515A JPH10310515A JP9155688A JP15568897A JPH10310515A JP H10310515 A JPH10310515 A JP H10310515A JP 9155688 A JP9155688 A JP 9155688A JP 15568897 A JP15568897 A JP 15568897A JP H10310515 A JPH10310515 A JP H10310515A
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- Japan
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- bath
- glucose
- agent
- skin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】従来の入浴剤は温泉に含まれる無機塩成分を主
体とし、有機酸、界面活性剤、乳化剤等を添加したもの
が多く、湯上がり時にこれら薬剤を十分に洗い流す必要
及び湯上がり後のスキンケアーが必要であり、より肌に
優しく環境衛生上も好ましい入浴剤が望まれていた。 【解決手段】微生物により生産される細胞外ホモ多糖又
は該ホモ多糖とアミノ酸を含むことを特徴とする入浴剤
を提供する。特にオーレオバシジウム属（Ａｕｒｅｏｂ
ａｃｉｄｉｕｍ，ｓｐ）に属する微生物によって生産さ
れるβ−１，３−１，６グルカンが好ましい。
体とし、有機酸、界面活性剤、乳化剤等を添加したもの
が多く、湯上がり時にこれら薬剤を十分に洗い流す必要
及び湯上がり後のスキンケアーが必要であり、より肌に
優しく環境衛生上も好ましい入浴剤が望まれていた。 【解決手段】微生物により生産される細胞外ホモ多糖又
は該ホモ多糖とアミノ酸を含むことを特徴とする入浴剤
を提供する。特にオーレオバシジウム属（Ａｕｒｅｏｂ
ａｃｉｄｉｕｍ，ｓｐ）に属する微生物によって生産さ
れるβ−１，３−１，６グルカンが好ましい。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、保水性、安定性に
優れ肌にしっとり感を与え、さらに生分解性が良好な入
浴剤に関するものである。
優れ肌にしっとり感を与え、さらに生分解性が良好な入
浴剤に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、入浴剤は硫酸ナトリウム、炭酸水
素ナトリウム、炭酸ナトリウム等の温泉含有の無機塩類
を主成分とし、これに酵素、香料、乳化剤、安息香酸、
プロピレングリコール等を添加したものが多く販売され
ている。一般に硫酸ナトリウムは繊維のジータ電位を下
げることから綿の染色時に添加して使用したり、洗濯用
洗剤中に多く使用されていることがよく知られている。
入浴剤の場合も同様な原理から、硫酸ナトリウムは人間
の皮膚と湯の界面との反撥現象が抑制され皮膚を刺激し
ないという作用を有する。炭酸水素ナトリウム、炭酸ナ
トリウムも略同様な作用を有するとみてよい。
素ナトリウム、炭酸ナトリウム等の温泉含有の無機塩類
を主成分とし、これに酵素、香料、乳化剤、安息香酸、
プロピレングリコール等を添加したものが多く販売され
ている。一般に硫酸ナトリウムは繊維のジータ電位を下
げることから綿の染色時に添加して使用したり、洗濯用
洗剤中に多く使用されていることがよく知られている。
入浴剤の場合も同様な原理から、硫酸ナトリウムは人間
の皮膚と湯の界面との反撥現象が抑制され皮膚を刺激し
ないという作用を有する。炭酸水素ナトリウム、炭酸ナ
トリウムも略同様な作用を有するとみてよい。
【０００３】また最近、非常に市場で人気のある商品と
しては、炭酸ナトリウムと有機酸との粉末で円形タブレ
ットを作り、これを浴湯に投入した時、湯がタブレット
に浸透し炭酸ナトリウムと有機酸が混ざり、ｐＨが低下
して炭酸ガスを放出する。この炭酸ガスが肌に当たると
血行が良くなり、体が温まるといわれている。更にこれ
らの薬品にジャスミン、ラベンダー、ライラック、レモ
ン等の香料を添加し香りによる効果を狙ったものや、酵
素の添加によって老人等の角質化した皮膚を柔らかくす
る等の効果を持たした入浴剤がある。これらの入浴剤の
殆どは染料が添加され浴湯に投入した時、着色を呈する
様にしてある。
しては、炭酸ナトリウムと有機酸との粉末で円形タブレ
ットを作り、これを浴湯に投入した時、湯がタブレット
に浸透し炭酸ナトリウムと有機酸が混ざり、ｐＨが低下
して炭酸ガスを放出する。この炭酸ガスが肌に当たると
血行が良くなり、体が温まるといわれている。更にこれ
らの薬品にジャスミン、ラベンダー、ライラック、レモ
ン等の香料を添加し香りによる効果を狙ったものや、酵
素の添加によって老人等の角質化した皮膚を柔らかくす
る等の効果を持たした入浴剤がある。これらの入浴剤の
殆どは染料が添加され浴湯に投入した時、着色を呈する
様にしてある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の入
浴剤は、上記の薬品を使用している為に湯上がり時にシ
ャワー等を用いて肌に付着したこれらの薬品を洗い流す
必要があり、また湯上がり後の肌に十分なケアーが必要
であった。したがって本発明の目的は、特に従来の硫酸
ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、そ
の他酵素、乳化剤、界面活性剤を添加することなく、肌
に優しくしかも排水の生分解性が良く環境衛生上良好な
入浴剤を提供することにある。
浴剤は、上記の薬品を使用している為に湯上がり時にシ
ャワー等を用いて肌に付着したこれらの薬品を洗い流す
必要があり、また湯上がり後の肌に十分なケアーが必要
であった。したがって本発明の目的は、特に従来の硫酸
ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、そ
の他酵素、乳化剤、界面活性剤を添加することなく、肌
に優しくしかも排水の生分解性が良く環境衛生上良好な
入浴剤を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するためのの手段】本発明によれば微生物
により生産される少なくとも１種の細胞外ホモ多糖、又
は該細胞外ホモ多糖と少なくとも１種のアミノ酸とを含
むことを特徴とする入浴剤が提供され、また上記細胞外
ホモ多糖の構成糖がβ−Ｄ−グルコースであることを特
徴とする入浴剤が提供され、さらに上記β−Ｄ−グルコ
ースがオーレオバシジウム属（Ａｕｒｅｏｂａｃｉｄｉ
ｕｍ、ｓｐ）に属する微生物より生産されるβ−１，３
−１，６グルカンであることを特徴とする入浴剤が提供
される。また本発明によれば前記β−Ｄ−グルコースの
濃度が０．００１〜１０重量％である入浴剤、さらに前
記アミノ酸の濃度が０．００１〜１重量％である入浴剤
が提供される。また前記アミノ酸がＬ−システィン、Ｌ
−グルタミン、Ｌ−グルタミン酸、Ｌ−アルギニン、Ｌ
−リシン、グリシン、ｍ−アミノ安息香酸、ＤＬ−α−
アラニン、ＤＬ−セリンから選ばれた少なくとも１種で
ある入浴剤が提供される。
により生産される少なくとも１種の細胞外ホモ多糖、又
は該細胞外ホモ多糖と少なくとも１種のアミノ酸とを含
むことを特徴とする入浴剤が提供され、また上記細胞外
ホモ多糖の構成糖がβ−Ｄ−グルコースであることを特
徴とする入浴剤が提供され、さらに上記β−Ｄ−グルコ
ースがオーレオバシジウム属（Ａｕｒｅｏｂａｃｉｄｉ
ｕｍ、ｓｐ）に属する微生物より生産されるβ−１，３
−１，６グルカンであることを特徴とする入浴剤が提供
される。また本発明によれば前記β−Ｄ−グルコースの
濃度が０．００１〜１０重量％である入浴剤、さらに前
記アミノ酸の濃度が０．００１〜１重量％である入浴剤
が提供される。また前記アミノ酸がＬ−システィン、Ｌ
−グルタミン、Ｌ−グルタミン酸、Ｌ−アルギニン、Ｌ
−リシン、グリシン、ｍ−アミノ安息香酸、ＤＬ−α−
アラニン、ＤＬ−セリンから選ばれた少なくとも１種で
ある入浴剤が提供される。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明において使用される微生物
より生産される細胞外ホモ多糖としては、デキストラ
ン、ニゲラン等のα−Ｄ−グルコースを構成糖とするホ
モ多糖、スクレログルカン、スクレロタン、β−１，２
グルカン、イソスクレロタン、β−１，３グルカン等の
β−Ｄ−グルコースを構成糖とするホモ多糖、ホスホマ
ンナン、α−１，６−マンナン等のα−Ｄ−マンノース
を構成糖とするホモ多糖が挙げられるが、β−Ｄ−グル
コースを構成糖とする細胞外ホモ多糖が入浴剤として非
常に良好であって好ましい。入浴剤中のβ−Ｄ−グルコ
ースの添加量は０．００１〜１０重量％、好ましくは
０．０５〜５重量％であり、さらにアミノ酸を添加する
場合は０．００１〜１重量％が適当である。
より生産される細胞外ホモ多糖としては、デキストラ
ン、ニゲラン等のα−Ｄ−グルコースを構成糖とするホ
モ多糖、スクレログルカン、スクレロタン、β−１，２
グルカン、イソスクレロタン、β−１，３グルカン等の
β−Ｄ−グルコースを構成糖とするホモ多糖、ホスホマ
ンナン、α−１，６−マンナン等のα−Ｄ−マンノース
を構成糖とするホモ多糖が挙げられるが、β−Ｄ−グル
コースを構成糖とする細胞外ホモ多糖が入浴剤として非
常に良好であって好ましい。入浴剤中のβ−Ｄ−グルコ
ースの添加量は０．００１〜１０重量％、好ましくは
０．０５〜５重量％であり、さらにアミノ酸を添加する
場合は０．００１〜１重量％が適当である。
【０００７】β−Ｄ−グルコースを構成糖とする細胞外
ホモ多糖としては、オーレオバシジウム属に属する微生
物より生産されるβ−１，３−１，６グルカンが入浴剤
としての効果に優れ、また大量生産することが可能であ
って工業的に好ましい。β−１，３−１，６グルカンは
主鎖のβ−１，３結合のグルコース４個あたり３個のβ
−１，６結合したグルコースの分岐を持ち、スルホ酢酸
を２．５％結合したグルカンである。オーレオバシジウ
ム属、ＦＥＲＭ−Ｐ．Ｎｏ．４２５７、ＡＴＣＣ．Ｎ
ｏ．２０２５４菌によりβ−１，３−１，６グルカンを
生産する方法については上記オーレオバシジウム属の菌
を、庶糖、米糠、ビタミンＣ、ビタミンＥ等よりなる液
体培地で培養して生産する（特開昭５７−１４９３０１
号公報参照）。このようなβ−１，３−１，６グルカン
を主成分とする培養液を殺菌処理した培養液は株式会社
ソフィより市販されている。この培養液は通常０．２〜
０．５重量％の濃度であり、入浴剤としてそのまま使用
することもできる。またアミノ酸を添加は肌への浸透性
を高める作用がある。
ホモ多糖としては、オーレオバシジウム属に属する微生
物より生産されるβ−１，３−１，６グルカンが入浴剤
としての効果に優れ、また大量生産することが可能であ
って工業的に好ましい。β−１，３−１，６グルカンは
主鎖のβ−１，３結合のグルコース４個あたり３個のβ
−１，６結合したグルコースの分岐を持ち、スルホ酢酸
を２．５％結合したグルカンである。オーレオバシジウ
ム属、ＦＥＲＭ−Ｐ．Ｎｏ．４２５７、ＡＴＣＣ．Ｎ
ｏ．２０２５４菌によりβ−１，３−１，６グルカンを
生産する方法については上記オーレオバシジウム属の菌
を、庶糖、米糠、ビタミンＣ、ビタミンＥ等よりなる液
体培地で培養して生産する（特開昭５７−１４９３０１
号公報参照）。このようなβ−１，３−１，６グルカン
を主成分とする培養液を殺菌処理した培養液は株式会社
ソフィより市販されている。この培養液は通常０．２〜
０．５重量％の濃度であり、入浴剤としてそのまま使用
することもできる。またアミノ酸を添加は肌への浸透性
を高める作用がある。
【０００８】これらのβ−Ｄ−グルコースを構成糖とす
る細胞外ホモ多糖を上記濃度に調整した溶液、又はこれ
にアミノ酸を上記濃度に添加した溶液は、約２００リッ
トル浴湯に対し２０〜６０ｍｌ投入することにより最良
の結果が得られる。また本発明入浴剤はそのまま使用す
ることが可能であるが、浴剤組成物に一般的に用いられ
る香料、着色剤、生薬、油剤、無機塩等を適宜配合する
こともできる。更に多糖類水溶液の防腐と雑菌混入防止
及び溶液の分散性の向上のためにエチルアルコールを１
リットル中２０〜６０ｍｌ添加するとよい。
る細胞外ホモ多糖を上記濃度に調整した溶液、又はこれ
にアミノ酸を上記濃度に添加した溶液は、約２００リッ
トル浴湯に対し２０〜６０ｍｌ投入することにより最良
の結果が得られる。また本発明入浴剤はそのまま使用す
ることが可能であるが、浴剤組成物に一般的に用いられ
る香料、着色剤、生薬、油剤、無機塩等を適宜配合する
こともできる。更に多糖類水溶液の防腐と雑菌混入防止
及び溶液の分散性の向上のためにエチルアルコールを１
リットル中２０〜６０ｍｌ添加するとよい。
【０００９】以上のような微生物より生産される細胞外
ホモ多糖、特に前記のβ−１，３−１，６グルカンによ
って代表されるβ−Ｄ−グルコースを構成糖とする細胞
外ホモ多糖は乳化力が強く、水と油の系等の分離を防止
することができる。また温度による粘性変化が少なく、
ｐＨ領域は３〜１０の範囲で安定である。保水性は高級
化粧品に使用されているヒアルロン酸とよく似た性質を
有する。高塩溶液あるいは酸性溶液中においても機能が
変化しないという特徴がある。
ホモ多糖、特に前記のβ−１，３−１，６グルカンによ
って代表されるβ−Ｄ−グルコースを構成糖とする細胞
外ホモ多糖は乳化力が強く、水と油の系等の分離を防止
することができる。また温度による粘性変化が少なく、
ｐＨ領域は３〜１０の範囲で安定である。保水性は高級
化粧品に使用されているヒアルロン酸とよく似た性質を
有する。高塩溶液あるいは酸性溶液中においても機能が
変化しないという特徴がある。
【００１０】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を具体
的に説明する。なお例中の％は重量基準である。 実施例、比較例 オーレオバシジウム属に属する菌より生産されたβ−
１，３−１，６グルカンを０．３％含む水溶液９７０ｍ
ｌにエチルアルコール３０ｍｌを十分混合した溶液、及
びこれにアミノ酸としてグリシンを０．０５％になるよ
うに添加した溶液をそれぞれ入浴剤として作製した（実
施例１及び２）。４０℃のお湯を浴槽に２００リットル
入れ、これらの入浴剤を４０ｍｌ投入してパネラー１０
人が１０分間入浴し、入浴中の感触、入浴後の感触、５
日間連用後の肌の状態について評価した。比較のため、
表１の組成からなる従来の入浴剤３０ｇを同様のお湯に
投入した場合（比較例１）についても同様に評価した。
的に説明する。なお例中の％は重量基準である。 実施例、比較例 オーレオバシジウム属に属する菌より生産されたβ−
１，３−１，６グルカンを０．３％含む水溶液９７０ｍ
ｌにエチルアルコール３０ｍｌを十分混合した溶液、及
びこれにアミノ酸としてグリシンを０．０５％になるよ
うに添加した溶液をそれぞれ入浴剤として作製した（実
施例１及び２）。４０℃のお湯を浴槽に２００リットル
入れ、これらの入浴剤を４０ｍｌ投入してパネラー１０
人が１０分間入浴し、入浴中の感触、入浴後の感触、５
日間連用後の肌の状態について評価した。比較のため、
表１の組成からなる従来の入浴剤３０ｇを同様のお湯に
投入した場合（比較例１）についても同様に評価した。
【００１１】評価方法は、それぞれの評価項目について
５段階で評価を行い、非常に良い５点、良い４点、普通
３点、変化なし２点、悪い１点の点数を記入しその平均
値を取った。その結果を表２に示す。
５段階で評価を行い、非常に良い５点、良い４点、普通
３点、変化なし２点、悪い１点の点数を記入しその平均
値を取った。その結果を表２に示す。
【００１２】 〔表１〕 比較例１の組成 硫酸ナトリウム ４０ ％ 炭酸水素ナトリウム ５０ ％ 塩化ナトリウム ８．８％ ＣＭＣ ０．１％ グリセリン ０．５％ 香料 ０．６％
【００１３】
【表２】
【００１４】次に実施例１，２、比較例１の入浴剤を、
４０℃のお湯２００リットルに上記と同様に入れ、また
何も添加しない淡水浴の４つの場合について、パネラー
１０人が入浴し胸部の皮膚表面温度の変化をサーモグラ
フィーを用いて測定した。結果を表３に示す。数値はパ
ネラーの平均値である。
４０℃のお湯２００リットルに上記と同様に入れ、また
何も添加しない淡水浴の４つの場合について、パネラー
１０人が入浴し胸部の皮膚表面温度の変化をサーモグラ
フィーを用いて測定した。結果を表３に示す。数値はパ
ネラーの平均値である。
【００１５】
【表３】
【００１６】上記の表２により、各実施例の入浴剤は比
較例１に比べ全ての項目において美肌効果に優れてい
る。また上記の表３により、各実施例の入浴剤は比較例
１、淡水浴に比べ保温効果に優れている。
較例１に比べ全ての項目において美肌効果に優れてい
る。また上記の表３により、各実施例の入浴剤は比較例
１、淡水浴に比べ保温効果に優れている。
【００１７】
【発明の効果】本発明によれば、微生物細胞外ホモ多糖
の有する安定性、分散性、保水性、保温性、高塩分濃度
安定性等の特性がそのまま活かされた肌にやさしく美肌
効果に優れた入浴剤を得ることができる。また特に乳化
剤、界面活性剤等の薬剤を使用する必要がないので湯上
がり時の洗浄も簡単でよく、湯上がり後の肌に悪影響を
及ぼすこともない。浴槽の排水においても生分解性が良
好であり、環境衛生上にも好ましい特性を有する。特に
オーレオバシジウム属の微生物によって生産されるβ−
１，３−１，６グルカンは高級化粧品であるヒアルロン
酸に似た美肌効果を有し、しっとりした感触が得られ、
さらに湯上がり後の効果の持続性に優れている。また老
人等の肌の角質化した皮膚を柔らかくする作用がある。
特にこのものは抗腫瘍活性を有するので、アトピー性皮
膚炎に対し治療効果を有する。また金属に対する洗浄力
が優れているので、使用後の浴槽等の洗浄が容易に行え
る利点がある。
の有する安定性、分散性、保水性、保温性、高塩分濃度
安定性等の特性がそのまま活かされた肌にやさしく美肌
効果に優れた入浴剤を得ることができる。また特に乳化
剤、界面活性剤等の薬剤を使用する必要がないので湯上
がり時の洗浄も簡単でよく、湯上がり後の肌に悪影響を
及ぼすこともない。浴槽の排水においても生分解性が良
好であり、環境衛生上にも好ましい特性を有する。特に
オーレオバシジウム属の微生物によって生産されるβ−
１，３−１，６グルカンは高級化粧品であるヒアルロン
酸に似た美肌効果を有し、しっとりした感触が得られ、
さらに湯上がり後の効果の持続性に優れている。また老
人等の肌の角質化した皮膚を柔らかくする作用がある。
特にこのものは抗腫瘍活性を有するので、アトピー性皮
膚炎に対し治療効果を有する。また金属に対する洗浄力
が優れているので、使用後の浴槽等の洗浄が容易に行え
る利点がある。
Claims (6)
- 【請求項１】微生物より生産される少なくとも１種の細
胞外ホモ多糖、又は該細胞外ホモ多糖と少なくとも１種
のアミノ酸とを含むことを特徴とする入浴剤。 - 【請求項２】細胞外ホモ多糖の構成糖がβ−Ｄ−グルコ
ースであることを特徴とする請求項１に記載の入浴剤。 - 【請求項３】β−Ｄ−グルコースがオーレオバシジウム
属（Ａｕｒｅｏｂａｃｉｄｉｕｍ、ｓｐ）に属する微生
物より生産されるβ−１，３−１，６グルカンであるこ
とを特徴とする請求項２に記載の入浴剤。 - 【請求項４】β−Ｄ−グルコースの濃度が０．００１〜
１０重量％である請求項２又は３に記載の入浴剤。 - 【請求項５】アミノ酸の濃度が０．００１〜１重量％で
ある請求項１，２又は３に記載の入浴剤。 - 【請求項６】アミノ酸がＬ−システィン、Ｌ−グルタミ
ン、Ｌ−グルタミン酸、Ｌ−アルギニン、Ｌ−リシン、
グリシン、ｍ−アミノ安息香酸、ＤＬ−α−アラニン、
ＤＬ−セリンから選ばれた少なくとも１種である請求項
１又は５に記載の入浴剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9155688A JPH10310515A (ja) | 1997-05-10 | 1997-05-10 | 入浴剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9155688A JPH10310515A (ja) | 1997-05-10 | 1997-05-10 | 入浴剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10310515A true JPH10310515A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=15611387
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9155688A Pending JPH10310515A (ja) | 1997-05-10 | 1997-05-10 | 入浴剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10310515A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000327560A (ja) * | 1999-05-18 | 2000-11-28 | Noevir Co Ltd | 入浴剤組成物 |
| JP2002275046A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-09-25 | Kanebo Ltd | 表皮透過バリア強化剤及び皮膚外用組成物。 |
| WO2004078188A1 (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-16 | Aureo Co., Ltd. | βーグルカン含有組成物及び該組成物を利用した便秘改善剤、免疫賦活剤並びに皮膚用保湿剤 |
| JP2004269407A (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-30 | Aureo Co Ltd | 便秘改善剤及びそれを含有する飲食品 |
| JP2004269408A (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-30 | Aureo Co Ltd | 皮膚用保湿剤 |
| KR100534185B1 (ko) * | 1999-02-09 | 2005-12-07 | 주식회사 태평양 | 베타-1,6-분지-베타-1,3-글루칸을 함유하는 보습 화장료 조성물 |
| JP2016196421A (ja) * | 2015-04-03 | 2016-11-24 | 株式会社Adeka | 化粧料組成物 |
| JP2017114777A (ja) * | 2015-12-21 | 2017-06-29 | 株式会社Adeka | 水性化粧料用物性安定剤 |
| JP2020109129A (ja) * | 2015-12-21 | 2020-07-16 | 株式会社Adeka | 水性化粧料用物性安定剤 |
-
1997
- 1997-05-10 JP JP9155688A patent/JPH10310515A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100534185B1 (ko) * | 1999-02-09 | 2005-12-07 | 주식회사 태평양 | 베타-1,6-분지-베타-1,3-글루칸을 함유하는 보습 화장료 조성물 |
| JP2000327560A (ja) * | 1999-05-18 | 2000-11-28 | Noevir Co Ltd | 入浴剤組成物 |
| JP2002275046A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-09-25 | Kanebo Ltd | 表皮透過バリア強化剤及び皮膚外用組成物。 |
| WO2004078188A1 (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-16 | Aureo Co., Ltd. | βーグルカン含有組成物及び該組成物を利用した便秘改善剤、免疫賦活剤並びに皮膚用保湿剤 |
| JP2004269407A (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-30 | Aureo Co Ltd | 便秘改善剤及びそれを含有する飲食品 |
| JP2004269408A (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-30 | Aureo Co Ltd | 皮膚用保湿剤 |
| JP2016196421A (ja) * | 2015-04-03 | 2016-11-24 | 株式会社Adeka | 化粧料組成物 |
| JP2017114777A (ja) * | 2015-12-21 | 2017-06-29 | 株式会社Adeka | 水性化粧料用物性安定剤 |
| JP2020109129A (ja) * | 2015-12-21 | 2020-07-16 | 株式会社Adeka | 水性化粧料用物性安定剤 |
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