JP2016108312A - 泡安定化剤及びそれを用いた洗浄剤 - Google Patents

泡安定化剤及びそれを用いた洗浄剤

Info

Publication number
JP2016108312A
JP2016108312A JP2015108672A JP2015108672A JP2016108312A JP 2016108312 A JP2016108312 A JP 2016108312A JP 2015108672 A JP2015108672 A JP 2015108672A JP 2015108672 A JP2015108672 A JP 2015108672A JP 2016108312 A JP2016108312 A JP 2016108312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extract
dianthus
agent
foam
active ingredient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015108672A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6639808B2 (ja
Inventor
美雪 森
Miyuki Mori
美雪 森
繁直 岡部
Shigenao Okabe
繁直 岡部
村井 弘道
Hiromichi Murai
弘道 村井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oryza Oil and Fat Chemical Co Ltd
Original Assignee
Oryza Oil and Fat Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oryza Oil and Fat Chemical Co Ltd filed Critical Oryza Oil and Fat Chemical Co Ltd
Publication of JP2016108312A publication Critical patent/JP2016108312A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6639808B2 publication Critical patent/JP6639808B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

【課題】新規な成分を有効成分とする起泡力向上剤、泡安定化剤及び洗浄促進剤並びにそれを用いた洗浄剤を提供する。【解決手段】上記課題を解決するための本発明の技術的特徴は以下のとおりである。1.ナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)及び/又は抽出物を有効成分とする泡安定化剤。2.ナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)及び/又は抽出物を有効成分とする起泡力向上剤。3.ナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)及び/又は抽出物を有効成分とする洗浄補助剤。4.界面活性剤と、上記1.又は2に記載の剤とを含有する泡組成物。5.上記4.に記載の泡組成物を含有する洗浄剤。6.界面活性剤と、洗浄補助剤とを有する洗浄剤において、該洗浄補助剤としてナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)及び/又はその抽出物を含有することを特徴とする洗浄剤。7.上記4.〜7.のいずれか1つの組成物を含有する化粧料。【選択図】 なし

Description

本発明は、泡安定化剤及びそれを用いた洗浄剤に関する。
泡を発生してその使用目的に供されるもの(以下、泡組成物という)の例として、洗浄剤が例示できる。洗浄剤中には、洗浄の対象物に適した溶媒や多様な成分が混合されており、使用時の利便性も考慮された剤形が取られている。
洗浄剤中には、キレート剤や分散剤、界面活性剤、石けん、多糖類等が添加されている。洗浄剤の主目的である対象物から汚れを落とす作用は、主に界面活性剤によるものである。界面活性剤は汚れに吸着し、対象物から汚れを分離させることにより、対象物の洗浄が行われる。洗浄時には、洗浄剤中に含まれる成分により泡が生じるが、この泡は分離した汚れが対象物に再度付着することを防止するほか、汚れ成分への界面活性剤等の接触時間を長くするといった効果が見込まれる。
起泡性を向上する方法として、グリセロ糖脂質界面活性剤を使用する方法が開示されている(特許文献1)が、界面活性剤の多用は環境への影響もあることから、代替技術が求められている。
また、肌の肌理が崩れる原因には様々なものがあるがその一つとして、皮膚に過剰な角質や皮脂によるものがある。
このような角質や皮脂などの汚れを除去する手段として、粉体を用いて吸着除去する試みがなされている。例えば、水溶性高分子と水不溶性顆粒と炭酸ジエステル化合物とを含有したスクラブ化粧料(例えば、特許文献2を参照)、ヒドロキシアパタイトとアミノ酸系界面活性剤とを含有した皮膚洗浄剤(例えば、特許文献3を参照)、水膨潤性粘土鉱物と多価アルコールと非イオン性界面活性剤とを含有する皮膚化粧料(例えば、特許文献4を参照)などが提案されている。
しかしながら、これら試みに拠って角質や皮脂などによる汚れを除去することはできるものの、上述したものは肌に対する刺激が強いため、使用後における肌の肌理を整える作用は不十分であった。
特開平7−252494号公報 特開2000−344657号公報 特開平11−292755号公報 特開2000−256160号公報
このような背景の下、本発明者は、ナデシコ属の植物及びその抽出物に起泡力向上作用、泡安定化作用及び洗浄促進作用さらに使用後において肌理を整える作用を有することを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、新規な成分を有効成分とする起泡力向上剤、泡安定化剤及び洗浄促進剤並びにそれを用いた洗浄剤更に使用後における肌の肌理を整える作用を有するを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の技術的特徴は以下のとおりである。
1.ナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)及び/又はその抽出物を有効成分とする泡安定化剤。
2.ナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)及び/又はその抽出物を有効成分とする起泡力向上剤。3.ナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)及び/又はその抽出物を有効成分とする洗浄補助剤。4.界面活性剤と、上記1.又は2に記載の剤とを含有する泡組成物。
5.上記4.に記載の泡組成物を含有する洗浄剤。
6.界面活性剤と、洗浄補助剤とを有する洗浄剤において、該洗浄補助剤としてナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)及び/又はその抽出物を含有することを特徴とする洗浄剤。
7.ナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)及び/又はその抽出物を有効成分とする皮膚の肌理改善剤。
8.上記4.〜7.のいずれか1つの組成物を含有する化粧料。
試験例1のサンプル1の結果を撮影した写真である。 試験例1のサンプル2の結果を撮影した写真である。 試験例1のサンプル3の結果を撮影した写真である。 試験例1のサンプル4の結果を撮影した写真である。 試験例2の試験器具を示す図である。 試験例2の結果を示すグラフである。 試験例3のマーキングした状態を撮影した写真である。 試験例3―1の結果を撮影した写真である。 試験例3―2の結果を撮影した写真である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の泡安定化剤、起泡力向上剤、及び洗浄補助剤(以下、これらを合わせて泡安定化剤等という。)は、ナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)及び/又はその抽出物を有効成分とすることを特徴とする。
上記ナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)はこれに属するものであれば特に限定されず、例えば、カワラナデシコ (D. superbus L. var. longicalycinus)、エゾカワラナデシコ (D. superbus L. var. superbus)、タカネナデシコ (D. superbus L. var. speciosus Reichb.)、ヒメハマナデシコ (D. kiusianus Makino)、ハマナデシコ (D. japonicus Thunb.)、シナノナデシコ (D. shinanensis (Yatabe) Makino)、Dianthus alpinus、Dianthus amurensis Jacques、Dianthus anatolicus Boiss.、Dianthus arenarius L.、Dianthus armeria L.( ノハラナデシコ Deptford Pink)、Dianthus banaticus (Heuffel) Borbas、Dianthus barbatus L.(アメリカナデシコ) or Sweet William
Dianthus biflorus Sm.、Dianthus brevicaulis Fenzl、Dianthus callizonus Schott et Kotschy、Dianthus campestris M. Bieb、Dianthus capitatus Balb. ex DC.、Dianthus carthusianorum L. - Carthusian Pink、Dianthus caryophyllus L.(カーネーション)、Dianthus caryophyllus seed heads、Dianthus chinensis L.(セキチク)、Dianthus collinus W. et K.、Dianthus cruentus Griseb.、Dianthus deltoides L. - Maiden Pink
Dianthus erinaceus Boiss.、Dianthus freynii Vandas、Dianthus fruticosus L.
Dianthus furcatus Balb.、Dianthus gallicus Pers. - French Pink or Jersey Pink
Dianthus giganteus d'Urv、Dianthus glacialis Haenke、Dianthus gracilis Sm.
Dianthus graniticus Jord.、Dianthus gratianopolitanus Vill. - Cheddar Pink
Dianthus haematocalyx Boiss. et Heldr.、Dianthus hungaricus Pers.、Dianthus imereticus (Rupr.) Schischk.、Dianthus integer Vis.、Dianthus knappii Asch. et Kanitz ex Borbas、Dianthus lumnitzeri Wiesb.、
Dianthus lusitanus Brot.、Dianthus microlepsis Boiss.、Dianthus monspessulanus L.
Dianthus myrtinervius Griseb.、Dianthus nardiformis Janka、Dianthus nitidus Waldst. et Kit.、Dianthus pavonius Tausch、Dianthus petraeus Waldst. et Kit.、Dianthus superbus、Dianthus pinifolius Sm.、Dianthus plumarius L. - Wild Pink、Dianthus pungens L.、Dianthus pyrenaicus Pourr.、Dianthus repens Willd. - Boreal Carnation
Dianthus scardicus Wettst.、Dianthus seguieri Vill.、Dianthus serotinus Waldst. et Kit.
Dianthus simulans Stoj. et Stef.、Dianthus spiculifolius Schur.、Dianthus squarrosus Bieb.、Dianthus subacaulis Vill.、Dianthus superbus L. (Large Pink)、Dianthus sylvestris Wulfen、Dianthus viscidus Bory et Chaub.、Dianthus waldsteinii Sternb.
Dianthus zonatus Fenzl等が挙げられるが、これらに限定されない。尚、これらは1種のみ用いることもできるし、2種以上併用してもよい。
更に、上記ナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)は特にカワラナデシコ (D. superbus L. var. longicalycinus)が好ましい、より高濃度の有効成分を得ることができるからである。
本発明において、部位は特に限定されず、例えば、果実、種子、葉等を用いることができるが種子を用いることが好ましい。
上記カワラナデシコ (D. superbus L. var. longicalycinus) からその抽出物を得る方法は特に限定されないが、たとえば、極性溶媒抽出、超臨界抽出等が挙げられる。尚、これらのうちの何れか一方のみを行っても良いし、これらの両方を行っても良い。また、この抽出は、それぞれの方法を1回だけ行っても良いし、2回以上行っても良い。
ここで、極性溶媒抽出にて抽出する場合、用いる極性溶媒は特に限定されないが、たとえば、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、アセトン、1,3−ブチレングリール、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール及びグリセリン等のアルコールおよび多価アルコール、並びに酢酸、酢酸エチル、エーテル等が挙げられる。これらのうち、水、アルコール類が好ましい。このときアルコールはメタノール、エタノール、1,3−ブチレングリール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオールが好ましい。有効成分を効率よく抽出できるからである。尚、これらは1種のみ用いても良いし、2種以上併用しても良い。
極性溶媒として水を使用する場合には、抽出温度20〜100℃、好ましくは40〜70℃程度で行うとよい。これは、抽出温度が低すぎると、有効成分が抽出されにくいためである。抽出用の水の種類は、特に限定されず、水道水、蒸留水、ミネラル水、アルカリイオン水等を使用することができる。
極性溶媒として含水アルコールを使用する場合、アルコール濃度10wt%以上、好ましくは30wt%以上であることが好ましい。高い抽出量の有効成分を得ることができるようにするためである。また、抽出温度は、0〜95℃、好ましくは20〜80℃程度で行うとよい。なお、含水アルコール抽出は、有効成分の含有率を向上させるため、種々の濃度で繰り返すとよい。
また、極性溶媒にて抽出する場合、その抽出方法は特に限定されず、例えば、連続抽出、浸漬抽出、向流抽出等任意の方法を採用することができ、室温ないし還流加熱下において任意の装置を使用することができる。尚、上述した方法にて抽出を行う場合、これらのうちの1つのみを行っても良いし、これらの方法を組み合わせても良い。また、これらの抽出は、1回のみ行っても良いし、2回以上行っても良い。
具体的な方法としては、抽出溶媒を満たした処理槽に抽出原料(カワラナデシコの種子)を投入し、攪拌しながら有効成分を溶出させる。例えば、抽出溶媒として水または含水アルコールを用いる場合には、抽出原料の5〜100倍量程度(重量比)の極性溶媒を使用し、1分〜150時間程度抽出を行う。溶媒中に有効成分を溶出させた後、ろ過して抽出残渣を除くことによって、抽出液を得る。その後、常法に従って抽出液に希釈、濃縮、乾燥、精製等の処理を施し、高濃度の有効成分を含有する抽出物を得る。
なお、精製方法としては、例えば、活性炭処理、樹脂吸着処理、イオン交換樹脂、液−液向流分配、膜分離等の方法が挙げられる。
更に、超臨界抽出により抽出を行う場合、このときに用いる超臨界流体は特に限定されないが、たとえば、二酸化炭素及び窒素等が挙げられる。尚、これらは1種のみを用いても良いし、2種類以上併用しても良い。また、これらのうち特に二酸化炭素が好ましい。
より容易に有効成分を抽出することができるからである。また、このときの抽出方法は、公知の方法にて行えばよい。その後、常法に従って抽出液に希釈、濃縮、乾燥、精製等の処理を施し、高濃度の有効成分を含有する抽出物を得る。
本発明に係る泡組成物は、界面活性剤と、泡安定化剤等として用いられる上記ナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)及び/又はその抽出物とを含有することを特徴とする。
上記界面活性剤は特に限定されないが、例えば、ナトリウム石けん、カリウム石けん、アンモニウム石けん、アミノ酸石けん、複合石けん、等の石けん類;
アニオン界面活性剤(直鎖アルキルベンゼンスルフォン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、α−オレフィンスルフォン酸塩、エーテル硫酸エステル塩、アルキルフェニルポリエチレングリコールエーテル、アルキルポリエチレングリコールエーテル等)、ノニオン界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルポリグルコシド等)、カチオン界面活性剤(ジ長鎖アルキル型第四級アンモニウム塩、モノ長鎖アルキル第四級アンモニウム塩等)、両性界面活性剤(アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン等)等の界面活性剤;等を使用することができる。
また、本発明の泡組成物は、上記泡安定等及び界面活性剤の他にさらに必要に応じて下記成分を含有させることができる。
無機ビルダー(各種ゼオライト、非晶質アルミノ珪酸塩、ピロリン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、結晶性珪酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム等)、有機ビルダー(アミノカルボン酸塩、ヒドロキシアミノカルボン酸塩、ヒドロキシカルボン酸塩、シクロカルボン酸塩、エーテルカルボン酸塩、有機カルボン酸塩ポリマー等)等の洗浄力補助剤;
炭酸塩、珪酸塩、リン酸塩、ホウ酸塩、アミン類等のアルカリ剤;プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ等の酵素剤;
カルボキシメチルセルロース(CMC)、ポリエチレングリコール等の再汚染防止剤;
その他漂白剤、柔軟化剤、泡コントロール剤、蛍光増白剤、還元剤、香料、色素、抗菌剤等。
また、アラビアガム、ローカストビーンガム、キサンタンガム、カラヤガム、トラガントガム、ガッティガム、アルギン酸及びその塩、デンプン、ヒアルロン酸、ペクチン、ジェランガム、カラヤガム、水溶性ヘミセルロースの何れか1種以上を、本発明の効果を妨げない範囲において泡組成物に対し使用されるものを任意で組み合わせて使用することができる。
上記ナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)及び/又はその抽出物は、界面活性剤と配合することにより、界面活性剤の泡安定性を向上させ、また、界面活性剤の起泡力を向上させる作用を有する。これにより、上記記ナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)及び/又はその抽出物は、優れた泡安定化剤、起泡力向上剤として使用することができる。
従って、本発明の泡組成物は、泡が消えずに保持され長時間留まることにより、対象物の汚れている部分に泡が十分に接することとなる。その結果、泡組成物中に含まれる界面活性剤や抗菌・殺菌効果を有する成分が汚れ部分に長時間触れることとなり、その効果が最大限発揮される。これにより、少ない泡組成物の量であっても十分な洗浄効果を享受することが可能となり、洗剤残りや石鹸残りを改善することが可能となる。これにより、上記ナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)及び/又はその抽出物は優れた洗浄補助剤として使用することができ、更に、上記泡組成物はより優れた洗浄作用を有する洗浄剤を提供することができる。
本発明の泡組成物を洗浄剤として用いる場合、例えば身体用洗浄剤や住宅用の洗浄剤であって、具体的には、頭髪用及びボディ用のシャンプー、洗顔料やハンドソープといった身体表面の洗浄に用いるものや、住宅の床や壁、窓、浴槽等の浴室、洗面所、トイレに使用する洗浄剤等に用いることができるが、これらに限定されない。
また、本発明で対象となる泡組成物は、洗浄剤のほか、ヘアカラーや自動車のタイヤ用艶出し剤といった、泡を生じることによってその使用目的に供されるものを制限なく例示することができる。或いは白髪染めや毛染めに用いるヘアカラー、化粧品、シェービングフォーム、入浴用発泡剤(バブルバス)、除毛剤、育毛剤、殺虫剤、漂白剤、消火剤、観賞魚用餌、園芸用肥料、自動車のタイヤや革靴用の艶出し剤等が例示できる。また、上記洗浄剤以外であっても、多くの泡を利用して用いられる泡組成物であれば、本発明の技術を用いることができる。
さらには、ヘアカラーの場合はきめの細かい泡がたれ落ちずに頭髪に満遍なく行き渡り、均一に頭髪と接触することとなる。除毛剤や育毛剤であれば、頭皮表面への付着時間の延長が見込め、製剤中の有効成分の効果向上を見込むことができる。
消火剤は泡により火元を広範囲にわたり長時間被覆することで、酸素の供給を遮断し、鎮火に至るものである。観賞魚用の餌を泡状とすることで、水面に浮かぶ泡を観賞魚が摂取し、給餌の容易さとともに見た目の奇抜さから視認性が向上する。園芸用の肥料を泡状とすることで、肥料成分が長時間に亘り徐々にしみ込む効果が期待できる。外観は泡なので、美観の点においても貢献すると考えられる。さらに自動車のタイヤ用艶出し剤であれば、タイヤ表面にきめ細かい泡が均一に長時間付着するため、塗りムラのないタイヤの艶出しが可能となる。
また、本発明の組成物を化粧料として用いる場合、以下のものをさらに配合することができる。
(1)多価アルコール、糖の例
エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、3-メチル-1、3-ブタンジオール、1、3-ブチレングリコール、1,3−プロパンジオール、ソルビトール、マンニトール、ラフィノース、エリスリトール、グルコース、ショ糖、果糖、キシリトール、ラクトース、マルトース、マルチトール、トレハロース、アルキル化トレハロース、混合異性化糖、硫酸化トレハロース、プルラン等が挙げられる。またこれらの化学修飾体等も使用可能である。
(2)高分子の例
アクリル酸エステル/メタクリル酸エステル共重合体(プラスサイズ、互応化学社製)、酢酸ビニル/クロトン酸共重合体(レジン28-1310、NSC社製)、酢酸ビニル/クロトン酸/ビニルネオデカネート共重合体(28-2930、NSC社製)、メチルビニルエーテルマレイン酸ハーフエステル(ガントレッツES、ISP社製)、T-ブチルアクリレート/アクリル酸エチル/メタクリル酸共重合体(ルビマー、BASF社製)、ビニルピロリドン/ビニルアセテート/ビニルプロピオネート共重合体(ルビスコールVAP、BASF社製)、ビニルアセテート/クロトン酸共重合体(ルビセットCA、BASF社製)、ビニルアセテート/クロトン酸/ビニルピロリドン共重合体(ルビセットCAP、BASF社製)、ビニルピロリドン/アクリレート共重合体(ルビフレックス、BASF社製)、アクリレート/アクリルアミド共重合体(ウルトラホールド、BASF社製)、ビニルアセテート/ブチルマレエート/イソボルニルアクリラート共重合体(アドバンテージ、ISP社製)、カルボキシビニルポリマー(カーボポール、BF Goodrich社製)、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(ペミュレン、BF Goodrich社製)等のアニオン性高分子化合物や、ジアルキルアミノエチルメタクリレート重合体の酢酸両性化物(ユカフォーマー、三菱化学社製)、アクリル酸オクチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体(AMPHOMER、NSC社製)等の両性高分子化合物、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートの4級化物(GAFQUAT、ISP社製)、メチルビニルイミダゾリウムクロリド/ビニルピロリドン共重合体(ルビコート、BASF社製)等のカチオン性高分子化合物、ポリビニルピロリドン(ルビスコールK、BASF社製)、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体(ルビスコールVA、BASF社製)、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(コポリマー937、ISP社製)、ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(コポリマーVC713、ISP社製)等のノニオン性高分子化合物等がある。また、セルロースまたはその誘導体、ケラチン及びコラーゲンまたはその誘導体、アルギン酸カルシウム、プルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖類、キサンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペクチン、ローメトキシルペクチン、グアーガム、アラビアゴム、結晶セルロース、アラビノガラクタン、カラヤガム、トラガカントガム、アルギン酸、アルブミン、カゼイン、カードラン、ジェランガム、デキストラン等の天然由来高分子化合物も好適に用いることができる。
(3)生理活性成分の例
生理活性成分としては、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、美白成分、免疫賦活剤、老化防止剤、紫外線防御剤、スリミング剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、発毛剤、育毛剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。これらの好適な配合成分の例としては、例えばアシタバエキス、アボカドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カルカデエキス、カキョクエキス、キナエキス、キューカンバ-エキス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セ-ジエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、パセリエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
また、デオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜などの生体高分子、アミノ酸、加水分解ペプチド、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイ、トリメチルグリシンなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、フィトスフィンゴシン、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質などの油性成分、ε-アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β-グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコールチゾン等の免疫賦活剤、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル等のビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4-アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、トコフェロール、カロテノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤、α-ヒドロキシ酸、β-ヒドロキシ酸などの細胞賦活剤、γ-オリザノール、ビタミンE誘導体などの血行促進剤、レチノール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤、アルブチン、コウジ酸、プラセンタエキス、イオウ、エラグ酸、リノール酸、トラネキサム酸、グルタチオン等の美白剤、セファランチン、カンゾウ抽出物、トウガラシチンキ、ヒノキチオール、ヨウ化ニンニクエキス、塩酸ピリドキシン、DL-α-トコフェロール、酢酸DL-α-トコフェロール、ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、パントテン酸カルシウム、D-パントテニルアルコール、アセチルパントテニルエチルエーテル、ビオチン、アラントイン、イソプロピルメチルフェノール、エストラジオール、エチニルエストラジオール、塩化カプロニウム、塩化ベンザルコニウム、塩酸ジフェンヒドラミン、タカナール、カンフル、サリチル酸、ノニル酸バニリルアミド、ノナン酸バニリルアミド、ピロクトンオラミン、ペンタデカン酸グリセリル、L-メントール、モノニトログアヤコール、レゾルシン、γ-アミノ酪酸、塩化ベンゼトニウム、塩酸メキシレチン、オーキシン、女性ホルモン、カンタリスチンキ、シクロスポリン、ジンクピリチオン、ヒドロコールチゾン、ミノキシジル、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ハッカ油、ササニシキエキス等の育毛剤などが挙げられる。
(4)酸化防止剤の例
亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム、チオジプロピオン酸ジラウリル、トコフェロール、トリルビグアナイド、ノルジヒドログアヤレチン酸、パラヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、ステアリン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビル、没食子酸オクチル、没食子酸プロピル、カロテノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン、リンゴエキスやチョウジエキスなどの酸化防止効果の認められる植物エキス等が挙げられる。
(5)溶媒の例
精製水、エタノール、低級アルコール、エーテル類、LPG、フルオロカーボン、N-メチルピロリドン、フルオロアルコール、揮発性直鎖状シリコーン、次世代フロン等が挙げられる。
〔実施例〕
実施例1:カワラナデシコの抽出物の製造
カワラナデシコ種子40gを16倍量の水で48時間抽出した。そして、その抽出液に網濾過を行い、更にその濾液を珪藻土及び濾紙用いて吸引濾過を行い、502.16gの濾液を得た。この濾液502.16gと214gの1,3プロパンジオールとを混合させて5℃にて3日間放置し、その後、無菌濾過し、実施例1のカワラナデシコ抽出物を得た。
試験例1:カワラナデシコの抽出物の泡安定性の評価
下記表1に示される配合割合の溶液のサンプルを調製し、各サンプルを50mLビン25gずつ入れた。その後、 20回激しく上下に振った。そして 振った直後及び30秒後に泡安定性を目視にて確認し、写真撮影を行った。その結果を図1(サンプル1)、図2(サンプル2)、図3(サンプル3)、図4(サンプル4)に示す。尚、下記表1の「アミノソープ」は、味の素ヘルシーサプライ株式会社製のアミノソープ(登録商標) AR-12(ヤシ油脂肪酸アルギニン30.0%、水酸化カリウム0.2%、水69.8%)である。
結果及び試験例1における実施例の効果
図1によれば、サンプル1は全く泡立つことがなく、図2及び図3によれば、サンプル2と3は撹拌直後に泡がすぐ消えてなくなってしまったことがわかる。これに対し、図4に示すように、サンプル4は30秒経過した後であっても泡が消えずに残っていることがわかる(図4の矢印部分)。また、サンプル4において、撹拌後7分以上も泡持することが確認された。このことから、界面活性剤であるアミノソープにカワラナデシコの抽出物を配合することによって、泡安定性が向上することが確認された。
試験例2:カワラナデシコの抽出物の起泡力向上作用と泡安定性の評価
図5の装置で、評価を行った。
図5において、シリンダーBに下記表2に示された各サンプルを10mL入れ、シリンダーAには同じサンプルを40mL入れた。その後、シリンダー Aのコックを開け、サンプルを約0.8mL/秒の流速で流下させた。そして、液の流下終了直後の泡の高さ(起泡力向上作用)と、流下終了から5分後、30分後の泡の高さ(泡安定性)を測定した。この場合、泡の高さは最も高い箇所とも最も低い箇所の平均とした。その結果を図6に示す。下記表2の「アミノソープ」は、味の素ヘルシーサプライ株式会社製のアミノソープ(登録商標) AR-12(ヤシ油脂肪酸アルギニン30.0%、水酸化カリウム0.2%、水69.8%)である。
結果及び試験例2における実施例の効果
図6に示されるように、流下終了直後において、カワラナデシコの抽出物が配合されたサンプル3は、最も泡の高さが大きい。これにより、界面活性剤であるアミノソープにカワラナデシコの抽出物を配合することにより起泡力が向上することが確認された。また、サンプル1及び2は時間が経過するにつれて泡の高さの急激な低下が見られたのに対し、サンプル3の泡の高さは緩やかな低下にとどまっており、1時間後においても泡の高さが大きいことが確認された。これにより、界面活性剤であるアミノソープにカワラナデシコの抽出物を配合することにより、泡安定性が向上することが確認された。
試験例3:カワラナデシコの抽出物の洗浄力向上作用
以下の方法により、カワラナデシコの抽出物の洗浄力向上作用を評価した。
試験例3−1:手の甲による試験
1. 手の甲の試験箇所にマーキングをした(図7)。
2. 同量の活性炭をパフで手に塗布した。
3. コントロールである下記表3のサンプル1とカワラナデシコの抽出物配合であるサンプル2で、それぞれ20回円を描くようにこすった後、水で洗い流し、パフで水分を軽く拭き取り、マイクロスコープで洗浄度合を観察した。
4.上記3.の行為を3回繰り返した。また、塗布前、塗布直後及び洗浄後状態を写真撮影した。その結果を図8に示す。尚、下記表3の「アミノソープ」は、味の素ヘルシーサプライ株式会社製のアミノソープ(登録商標) AR-12(ヤシ油脂肪酸アルギニン30.0%、水酸化カリウム0.2%、水69.8%)である。
試験例3−2:腕による試験
試験例3−1と同様の方法を腕で行った。その結果を図9に示す。
結果及び試験例3における実施例の効果
図8及び図9に示されるように、上記表3のカワラナデシコの抽出物が配合されていないサンプル1(コントロール)は、3回洗浄しても活性炭粒子が多量に残っているのに対し、
上記表3のサンプル2のカワラナデシコの抽出物が配合されたアミノソープは3回目の戦場で活性炭粒子をほぼ除去されていることが確認された。以上のことから、カワラナデシコの抽出物を配合することによって、界面活性剤に洗浄能力を向上させることがわかる。
試験例4:カワラナデシコの抽出物における肌理改善作用の評価
23歳から61歳の男女(男性 9名、女性 5名)14名を被験者とした。被験者は、朝晩の洗顔後に毎日2回約1mLの上記ナデシコ抽出物を5%配合したローションを顔全体に塗布し、塗布前と塗布開始から8週間後の肌理値をロボスキンアナライザーCS50(株式会社 インフォワード)で測定した。測定条件は室温21±3℃、湿度43±3%に調整した部屋にて15分間馴化後に行い、塗布は8週間行った。ここで、「肌理値」を以下のように定義して検出した。即ち、ロボスキンアナライザーCS50のBLUE信号を用いて作成されたモノクロ画像中で、暗部を皮溝、明部を皮丘とし、暗部明部をそれぞれコンピュータにより強調処理し、二値化した結果が、一辺0.4mmの正三角形となる場合を肌理の良さを示す肌理値100とし、それに近ければ近いほど、肌理値の100点満点中の高い点となるように定義し、算出した。このとき、左ほほの下の皮膚の状態を観察した。その結果を表4に示す。
表4によれば、肌理の改善作用について被験者14名中10名(71%)に改善作用が確認された。これは、カワラナデシコ抽出物はきめの改善剤として有用であることが確認された。
以上、説明したように、本発明は、新規な成分を有効成分とする起泡力向上剤、泡安定化剤、洗浄促進剤及び肌理改善剤、並びにそれを用いた洗浄剤及び皮膚外用剤を提供することができる。

Claims (8)

  1. ナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)及び/又はその抽出物を有効成分とする泡安定化剤。
  2. ナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)及び/又はその抽出物を有効成分とする起泡力向上剤。
  3. ナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)及び/又はその抽出物を有効成分とする洗浄補助剤。
  4. 界面活性剤と、請求項1又は2に記載の剤とを含有する泡組成物。
  5. 請求項4に記載の泡組成物を含有する洗浄剤。
  6. 界面活性剤と、洗浄補助剤とを有する洗浄剤において、該洗浄補助剤としてナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)及び/又はその抽出物を含有することを特徴とする洗浄剤。
  7. ナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)及び/又はその抽出物を有効成分とする皮膚の肌理改善剤。
  8. 請求項4〜7のいずれか1つの組成物を含有する化粧料。
JP2015108672A 2014-12-01 2015-05-28 泡安定化剤及びそれを用いた洗浄剤 Active JP6639808B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014242936 2014-12-01
JP2014242936 2014-12-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016108312A true JP2016108312A (ja) 2016-06-20
JP6639808B2 JP6639808B2 (ja) 2020-02-05

Family

ID=56123233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015108672A Active JP6639808B2 (ja) 2014-12-01 2015-05-28 泡安定化剤及びそれを用いた洗浄剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6639808B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190009074A (ko) * 2017-07-18 2019-01-28 주식회사 코리아나화장품 구맥 추출물을 유효성분으로 함유하는 피부 온도 조절용 화장료 조성물
KR102021552B1 (ko) * 2018-09-21 2019-09-16 홍여신 장어 액비 제조방법 및 이를 이용한 작두콩 재배방법
JP2020176062A (ja) * 2019-04-15 2020-10-29 クラシエホームプロダクツ株式会社 毛髪化粧料

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05263385A (ja) * 1992-03-16 1993-10-12 Permachem Asia Ltd 製紙工程用ピッチ付着防止剤
JP2000053557A (ja) * 1998-08-11 2000-02-22 Ichimaru Pharcos Co Ltd 保湿性植物抽出物を含有する化粧料組成物
JP2001187725A (ja) * 2000-01-06 2001-07-10 Pola Chem Ind Inc ストレス予防剤及びそれを含有してなる皮膚外用剤
JP2006137742A (ja) * 2004-10-15 2006-06-01 Maruzen Pharmaceut Co Ltd 抗老化剤、及び皮膚化粧料
JP2013203667A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Nof Corp マトリックスメタロプロテアーゼ−2阻害剤およびそれを含有する皮膚外用剤
JP2014040398A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Mikimoto Pharmaceut Co Ltd フィラグリン産生促進剤、インボルクリン産生促進剤、ロリクリン産生促進剤、コルネオデスモシン産生促進剤他
WO2014140264A1 (en) * 2013-03-15 2014-09-18 Dsm Ip Assets B. V. Solid lipid nanoparticles (i)

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05263385A (ja) * 1992-03-16 1993-10-12 Permachem Asia Ltd 製紙工程用ピッチ付着防止剤
JP2000053557A (ja) * 1998-08-11 2000-02-22 Ichimaru Pharcos Co Ltd 保湿性植物抽出物を含有する化粧料組成物
JP2001187725A (ja) * 2000-01-06 2001-07-10 Pola Chem Ind Inc ストレス予防剤及びそれを含有してなる皮膚外用剤
JP2006137742A (ja) * 2004-10-15 2006-06-01 Maruzen Pharmaceut Co Ltd 抗老化剤、及び皮膚化粧料
JP2013203667A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Nof Corp マトリックスメタロプロテアーゼ−2阻害剤およびそれを含有する皮膚外用剤
JP2014040398A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Mikimoto Pharmaceut Co Ltd フィラグリン産生促進剤、インボルクリン産生促進剤、ロリクリン産生促進剤、コルネオデスモシン産生促進剤他
WO2014140264A1 (en) * 2013-03-15 2014-09-18 Dsm Ip Assets B. V. Solid lipid nanoparticles (i)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190009074A (ko) * 2017-07-18 2019-01-28 주식회사 코리아나화장품 구맥 추출물을 유효성분으로 함유하는 피부 온도 조절용 화장료 조성물
KR101960812B1 (ko) 2017-07-18 2019-03-22 주식회사 코리아나화장품 구맥 추출물을 유효성분으로 함유하는 피부 온도 조절용 화장료 조성물
KR102021552B1 (ko) * 2018-09-21 2019-09-16 홍여신 장어 액비 제조방법 및 이를 이용한 작두콩 재배방법
JP2020176062A (ja) * 2019-04-15 2020-10-29 クラシエホームプロダクツ株式会社 毛髪化粧料
JP7262754B2 (ja) 2019-04-15 2023-04-24 クラシエホームプロダクツ株式会社 毛髪化粧料

Also Published As

Publication number Publication date
JP6639808B2 (ja) 2020-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105664223B (zh) 化妆料、皮肤外用剂、以及医疗用仪器
JP2018203628A (ja) 化粧料組成物又は飲食品組成物
JP2017052706A (ja) 顆粒を含有する化粧料組成物
JP4644589B2 (ja) マイナスイオン水の製造方法、及び、マイナスイオン水
KR100955846B1 (ko) 피부 수렴효과를 가지는 미용 조성물
CN103637940B (zh) 一种沐浴露
CN106029048A (zh) 皮肤用化妆料组合物、皮肤用化妆料用抗菌剂以及增强二醇化合物所具有的抗菌效果的方法
JP6646993B2 (ja) 発泡性皮膚外用剤
JP2019194175A (ja) 糖類及び酒類醸造粕を含有する液体及びこれを含む外用剤又は経口組成物
JP2014047179A (ja) キシログルカン含有ゲル状組成物
JP4658631B2 (ja) 入浴剤組成物
CN106659674A (zh) 用于调节皮脂分泌的微藻和植物提取物
JP2022130566A (ja) 糖類及び酒類醸造粕を含有する液体及びこれを含む外用剤又は経口組成物
JP6134837B1 (ja) 液体洗浄剤組成物
JPWO2014115726A1 (ja) 抗菌性組成物
JP3857182B2 (ja) 皮膚洗浄用組成物
CN109350591A (zh) 一种美颜干面膜及其制备方法
JP2016008206A (ja) 洗浄剤組成物
JP6639808B2 (ja) 泡安定化剤及びそれを用いた洗浄剤
JP2017171625A (ja) 洗浄剤組成物
JP2014156538A (ja) 液体洗浄剤組成物
JP2007176798A (ja) 安定なグルタチオンを含有する液状皮膚外用剤及びそれを含有する美白用及び美肌用液状皮膚外用剤
JP6424356B2 (ja) 発泡性皮膚外用剤
JP2010150173A (ja) 美白剤、メラニン産生抑制剤、及び美白用皮膚外用剤
JP6247043B2 (ja) 化粧料及び皮膚外用剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180523

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190416

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191024

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6639808

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250