JP2016008206A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、皮膚に不必要な皮脂汚れを効率的に除去し、かつ角質のバリア機能にとって必要な細胞間脂質の溶出を抑制することができる選択洗浄性を有する洗浄剤を提供することを目的とする。【解決手段】陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤を含有する洗浄剤組成物であって、上記陰イオン性界面活性剤と上記非イオン性界面活性剤とを2/1〜1/3の質量比で含有し、上記両性界面活性剤を上記陰イオン性界面活性剤と上記非イオン性界面活性剤との合計量に対して1/4以下の質量比で含有する洗浄剤組成物。【選択図】なし

Description

本発明は洗浄剤組成物に関する。
乾燥肌は、一般的には空気の乾燥する季節に多く見られる症状である。一方、一年を通じて慢性的な乾燥肌に悩む人も少なくない。健全な肌では、コレステロール、セラミド等の細胞間脂質が角質層のバリア機能に重要な機能を果たしていると考えられている。慢性的な乾燥肌は、コレステロール、セラミド等の細胞間脂質の減少等が原因となって角質の水分保持力が低下した状態である。
特開2000−265191号公報 特開2003−238390号公報 特開2003−306426号公報 特開平11−92785号公報
乾燥肌を有する人がその症状を悪化させないためには、角質の水分を維持する保湿剤等を用いて保湿を行うほか、洗浄時に角質中のコレステロール、セラミド等の細胞間脂質を更に減少させないことも必要である。現在、市場には乾燥肌向けの洗顔料、ボディウォッシュ等の洗浄剤が数多くある。
しかしながら、乾燥肌の症状には個人差があり、特に慢性的に乾燥肌の症状を有する人にとって満足できる洗浄剤は未だ市場に十分にあるとはいえない。慢性的乾燥肌にとって理想的な洗浄剤とは、皮膚に不必要な皮脂汚れ成分を除去しながらも、角質層のバリア機能にとって必要な細胞間脂質成分(コレステロール、セラミド等)を保持することができる、選択洗浄性を有するものであると考えられる。これまでにも選択洗浄性を有する洗浄剤はいくつか提案されている(例えば特許文献1〜4等)。しかしながら、実用化された製品上で選択洗浄効果を謳う洗浄剤は少なく、その選択洗浄効果は満足できるものではない。
本発明は、皮膚に不必要な皮脂汚れを効率的に除去し、かつ角質のバリア機能にとって必要な細胞間脂質の溶出を抑制することができる選択洗浄性を有する洗浄剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、陰イオン性界面活性剤、非イオン界面活性剤及び両性界面活性剤を組み合わせて使用し、かつこれらの界面活性剤を特定の比率で配合することによって、高い選択洗浄性を有する洗浄剤が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤を含有する洗浄剤組成物であって、上記陰イオン性界面活性剤と上記非イオン性界面活性剤とを2/1〜1/3の質量比で含有し、上記両性界面活性剤を上記陰イオン性界面活性剤と上記非イオン性界面活性剤との合計量に対して1/4以下の質量比で含有する洗浄剤組成物を提供する。
上記洗浄剤組成物を用いて肌を洗浄することによって、皮膚に不必要な汚れであるスクワレン等の皮脂を効率的に除去し、かつ角質のバリア機能にとって重要な働きをするコレステロール、セラミド類等の細胞間脂質の溶出を抑制することができる。
上記陰イオン性界面活性剤は、ココイルメチルタウリンタウリンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム、カプロイルメチルタウリンナトリウム及びN−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウムからなる群から選択される1つ以上を含むことが好ましい。
上記非イオン性界面活性剤は、エチレンオキサイドの平均付加モル数が10〜100であるポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステルを含むことが好ましい。
上記両性界面活性剤は、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン及びヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインからなる群から選択される1つ以上を含むことが好ましい。
上記洗浄剤組成物は、更に、pH調整剤、多価アルコール、保湿剤、コレステロール類、フィトステロール類、セラミド類及びカチオン性ポリマーからなる群から選択される少なくとも1種を含有してもよい。
また、本発明は、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤を含有する洗浄剤組成物であって、上記陰イオン性界面活性剤は、アミノ酸系陰イオン性界面活性剤を含み、上記非イオン性界面活性剤は、エチレンオキサイドの平均付加モル数が10〜100であるポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステルを含み、上記両性界面活性剤は、ベタイン系両性界面活性剤を含む、蛍光色素内包リポソームからの蛍光色素の漏出率が30%以下である選択的洗浄剤組成物を提供する。
また、本発明は、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤を含有する洗浄剤組成物であって、上記陰イオン性界面活性剤は、アミノ酸系陰イオン性界面活性剤を含み、上記非イオン性界面活性剤は、エチレンオキサイドの平均付加モル数が10〜100であるポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステルを含み、上記両性界面活性剤は、ベタイン系両性界面活性剤を含む、細胞間脂質の溶出を抑制する洗浄剤組成物を提供する。
本発明の洗浄剤組成物を用いて肌を洗浄することにより、皮膚に不必要なスクワレン等の皮脂汚れを除去し、かつ角質のバリア機能にとって必要な細胞間脂質の溶出を抑制することができる。
試験例3におけるスクワレン濃度/コレステロール濃度の比を示すグラフである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の洗浄剤組成物は、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤を含有する。
(陰イオン性界面活性剤)
上記洗浄剤組成物に用いる陰イオン性界面活性剤は特に限定されず、公知のものを用いることができる。陰イオン性界面活性剤の中でも、アミノ酸系陰イオン性界面活性剤が好適に用いられる。アミノ酸系陰イオン性界面活性剤としては、例えば、ココイルメチルタウリンタウリンナトリウム、ココイルメチルタウリンナトリウム、ココイルメチルタウリンカリウム、ココイルメチルタウリンマグネシウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム、ココイルグルタミン酸カリウム、ココイルグルタミン酸トリエタノールアミン、カプロイルメチルタウリンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウム、ココイルグリシンカリウム、ココイルグリシントリエタノールアミン、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム、ココイルサルコシンナトリウム、ココイルアラニントリエタノールアミン、ステアロイルグルタミン酸ナトリウム、ミリストイルグルタミン酸ナトリウム、ココイルイセチオン酸ナトリウム等が挙げられる。
上記アミノ酸系陰イオン性界面活性剤の中でも、細胞毒性がより低いものを用いることが好ましい。細胞毒性が低いアミノ酸系陰イオン性界面活性剤としては、例えば、ココイルメチルタウリンタウリンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム、カプロイルメチルタウリンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウム、ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム、ミリストイルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ココイルグルタミン酸カリウム等が挙げられる。これらの中でもココイルメチルタウリンタウリンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム、カプロイルメチルタウリンナトリウム又はN−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウムを用いることがより好ましい。陰イオン性界面活性剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(非イオン性界面活性剤)
上記洗浄剤組成物に用いる非イオン性界面活性剤は特に限定されず、公知のものを用いることができる。非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等が挙げられる。
陰イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤とのバランスを保ち、より選択洗浄性を高める観点から、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルの内では、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレイン酸エステル又はポリオキシエチレンソルビタンモノステアリン酸エステルを用いることが好ましい。ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレイン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアリン酸エステルはそれぞれ、ソルビトール又はソルビタンと、ラウリン酸、オレイン酸又はステアリン酸との部分エステルであるソルビタン脂肪酸エステルに、エチレンオキシドが付加したものである。これらの中でも、エチレンオキサイドの平均付加モル数が10〜100である、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレイン酸エステル又はポリオキシエチレンソルビタンモノステアリン酸エステルを用いることがより好ましい。エチレンオキサイドの平均付加モル数は、好ましくは20〜90であり、より好ましくは40〜80である。このような成分としては、具体的には例えば、ラウリン酸ポリエチレングリコール−80ソルビタン、オレイン酸ポリエチレングリコール−40ソルビタン、ステアリン酸ポリエチレングリコール−40ソルビタン等を用いることができる。
ポリグリセリン脂肪酸エステルはグリセリンを重合したポリグリセリンと脂肪酸のエステルである。陰イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤とのバランスを保ち、より選択洗浄性を高める観点から、ポリグリセリン脂肪酸エステルの内では、ジステアリン酸ポリグリセリル−2、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2、ジステアリン酸ポリグリセリル−3、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−3、ジステアリン酸ポリグリセリル−6、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−6、ラウリン酸ポリグリセリル−10、ミリスチン酸ポリグリセリル−10、ステアリン酸ポリグリセリル−10、イソステアリン酸ポリグリセリル−10、オレイン酸ポリグリセリル−10、ジステアリン酸ポリグリセリル−10、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−10、トリステアリン酸ポリグリセリル−10、トリオレイン酸ポリグリセリル−10、ペンタステアリン酸ポリグリセリル−10、ペンタヒドロキシステアリン酸ポリグリセリル−10、ペンタイソステアリン酸ポリグリセリル−10、ペンタオレイン酸ポリグリセリル−10、ヘプタステアリン酸ポリグリセリル−10、ヘプタオレイン酸ポリグリセリル−10、デカステアリン酸ポリグリセリル−10、デカイソステアリン酸ポリグリセリル−10又はデカオレイン酸ポリグリセリル−10を用いることが好ましい。非イオン性界面活性剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(両性界面活性剤)
上記洗浄剤組成物に用いる両性界面活性剤としては、特に制限なく公知のものを使用することができる。例えば、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、N−ラウロイル−N’−カルボキシメチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、ラウラミドプロピルヒドロキシスルタイン、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ヒドロキシアルキル(C12−14)ヒドロキシエチルサルコシン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等が挙げられる。これらの中でも、ベタイン系両性界面活性剤であるラウリルヒドロキシスルホベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン又はヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインを用いることが好ましい。両性界面活性剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明に係る洗浄剤組成物は、含有する陰イオン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤との質量比(以下、「(a)」ともいう。)が2/1〜1/3の範囲である。
本発明に係る洗浄剤組成において、含有する両性界面活性剤/{陰イオン性界面活性剤+非イオン性界面活性剤}の質量比(以下、「(b)」ともいう。)は1/4以下である。(b)は好ましくは1/8以下であり、より好ましくは1/16以下である。
陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤を上記特定の質量比で含むことによって、上記洗浄剤組成物が高い選択洗浄性を有する理由は以下のように推測されるが、この理論に限定されるものではない。いずれか1種類の界面活性剤が水溶液中に存在する場合、一部の分子はミセルを形成するが、一部遊離している分子も存在する。遊離して存在する界面活性剤分子は、角層に吸着、浸透しやすいため、細胞間脂質のラメラ構造を不安定化させ、皮膚のバリア機能を壊しやすい。一方、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤が水溶液中に存在する場合、これらの界面活性剤がミセルを形成しやすくなるため、水溶液中の遊離界面活性剤分子が減少する。すると細胞間脂質のラメラ構造がより安定化できるため、皮膚に必要なコレステロール等が溶出しにくいと考えられる。また、ミセル内部容積の増加によって汚れを抱き込みやすくなり、不必要な皮脂汚れを洗浄する能力が向上すると考えられる。
陰イオン性界面活性剤の含有量は、非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤とのバランスとして(a)及び(b)が上記条件を満たす量であればよいが、好ましくは洗浄剤組成物全量中2〜25質量%であり、より好ましくは5〜20質量%である。また、非イオン性界面活性剤の含有量は、陰イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤とのバランスとして(a)及び(b)が特定の条件を満たす量であればよいが、好ましくは洗浄剤組成物全量中1〜20質量%であり、より好ましくは3〜15質量%である。また、両性界面活性剤の含有量は、陰イオン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤とのバランスとして(b)の条件を満たす量であればよいが、好ましくは洗浄剤組成物全量中0.01〜10質量%であり、より好ましくは0.1〜5質量%である。
陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤の合計含有量は、洗浄剤組成物全量中、好ましくは1〜50質量%であり、より好ましくは5〜30質量%である。なお、上記合計含有量は、用途、製剤形態等に応じて上記範囲内で適宜設定されるが、例えば、液状ボディウォッシュであれば10〜20質量%が好ましい。
本発明の別の実施形態では、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤を含有する洗浄剤組成物であって、上記陰イオン性界面活性剤は、アミノ酸系陰イオン性界面活性剤を含み、上記非イオン性界面活性剤は、エチレンオキサイドの平均付加モル数が10〜100であるポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステルを含み、上記両性界面活性剤は、ベタイン系両性界面活性剤を含み、上記蛍光色素内包リポソームからの蛍光色素の漏出率が30%以下である選択的洗浄剤組成物を提供する。
本実施形態においてアミノ酸系陰イオン性界面活性剤、エチレンオキサイドの平均付加モル数が10〜100であるポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステル及びベタイン系両性界面活性剤としては、前述したものと同様のものを用いることができる。
上記洗浄剤組成物は、蛍光色素内包リポソームからの蛍光色素漏出率は20%以下である選択的洗浄剤組成物であることがより好ましい。蛍光色素漏出率は、例えば、蛍光色素としてカルセインを内包するとともに、セラミド、パルミチン酸、コレステロールなどの細胞間脂質で構成された細胞間脂質モデルを有するリポソームと、界面活性剤の合計含有量が例えば3質量%である洗浄剤組成物とを反応させ、リポソームからのカルセインの漏出率を蛍光測定によって求めることができる。
本発明の更に別の実施形態では、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤を含有する洗浄剤組成物であって、上記陰イオン性界面活性剤は、アミノ酸系陰イオン性界面活性剤を含み、上記非イオン性界面活性剤は、エチレンオキサイドの平均付加モル数が10〜100であるポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステルを含み、上記両性界面活性剤は、ベタイン系両性界面活性剤を含む、細胞間脂質の溶出を抑制する洗浄剤組成物を提供する。
本実施形態においてアミノ酸系陰イオン性界面活性剤、エチレンオキサイドの平均付加モル数が10〜100であるポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステル及びベタイン系両性界面活性剤としては、前述したものと同様のものを用いることができる。
上記洗浄剤組成物は、細胞間脂質の溶出を抑制することができる。上記洗浄剤組成物は、例えば、細胞間脂質の指標をコレステロール、皮脂腺由来脂質の指標をスクワレンとした場合、洗浄剤組成物を皮膚に適用した際に適用部位から溶出するスクワレンの溶出量とコレステロールの溶出量との比(コレステロール溶出量/スクワレン溶出量)が質量基準で2以上であることが好ましく、3以上であることがより好ましく、4以上であることが更に好ましい。
(その他の成分)
上記洗浄剤組成物は、界面活性剤の他に、pH調整剤、多価アルコール、保湿剤、コレステロール類、フィトステロール類、セラミド類、カチオン性ポリマー等の添加剤を含んでもよい。
pH調整剤としては、例えば、無機酸(塩酸、硫酸、リン酸、ポリリン酸及びホウ酸など)、有機酸(乳酸、乳酸ナトリウム、酢酸、クエン酸、クエン酸ナトリウム、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、コハク酸ナトリウム、シュウ酸、グルコン酸、フマル酸、プロピオン酸、アスパラギン酸、イプシロンアミノカプロン酸、グルタミン酸及びアミノエチルスルホン酸など)、グルコノラクトン、酢酸アンモニウム、無機塩基(炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム及び水酸化マグネシウムなど)並びに有機塩基(モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、リジン及びトリイソプロパノールアミンなど)などが挙げられる。
多価アルコールとしては、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール及びジグリセリントレハロースなどが挙げられる。
保湿剤としては、例えば、リン脂質(例えば、レシチン及び水素添加レシチン)などの脂質;ハマメリスエキス、チャエキス及びシソエキスなどの植物抽出物;ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、アセチルヒアルロン酸、アセチルヒアルロン酸ナトリウム、ヘパリン類似物質、コンドロイチン、コンドロイチン硫酸ナトリウムなどのムコ多糖;コラーゲン、エラスチン、ケラチン、キチン及びキトサンなどの高分子化合物;グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール及びジグリセリントレハロースなどの多価アルコール;アラニン、セリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、グリシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、グルコサミン、アスパラギン酸、テアニン及びアルギニンなどのアミノ酸;乳酸ナトリウム、尿素及びピロリドンカルボン酸ナトリウムなどの天然保湿因子;ソルビトールなどの糖アルコール;乳酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム及び尿素などの天然保湿因子由来成分;ポリグルタミン酸;MPCポリマー(例えば、LIPIDURE(登録商標)など)などのリン脂質極性基を有する高分子;ポリオキシプロピレンメチルグルコシド;トリメチルグリシン(ベタイン);ヒドロキシエチルウレア;アクリル酸・アクリルアミド・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体などが挙げられる。中でも、使用感を考慮すると、リン脂質などの脂質;ハマメリスエキス、チャエキス及びシソエキスなどの植物抽出エキスが好ましい。
コレステロール類としては、例えばコレステロール、スチグマステロール、ラノステロール、エルゴステロールなどが挙げられる。
フィトステロール類としては、例えばフィトステロール、フィトステノール、デヒドロフィトステロールなどが挙げられる。
セラミド類としては、例えば、天然由来品、合成品(擬似セラミド含む)問わず、公知のセラミド類を用いることができる。合成品、半合成品、誘導体及び複合体などを含む市販されている製品を利用することも可能であり、そのような製品として、例えば、高砂香料株式会社製の「セラミド2」、「セラミド2リポソーム」、「セラミド2ベシクル」及び「セラミド2,5ベシクル」、EVONIC社製の「セラミド3」及び「セラミド6(II)」並びに日本精化株式会社製の「フィトプレソームセラ2」及び「フィトソームセラ2,3,6」が挙げられる。擬似セラミドとして、セラミドそのものではないものの、セラミドと類似の性質を持った成分も開発されてきている。擬似セラミドとしては、例えば、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)として市販されている、味の素株式会社製の「エルデュウPS306」、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)として市販されている、味の素株式会社製の「エルデュウPS203」及びセチルPGヒドロキシエチルパルミタミドとして市販されている、花王株式会社製「ソフケアセラミドSL−E」が挙げられる。
その他、スフィンゴシン及びフィトスフィンゴシンなどのスフィンゴイド塩基、スフィンゴ糖脂質並びにスフィンゴリン脂質などもセラミド類として知られており、市販されている原料を使用することが可能である。
カチオン性ポリマーとしては、例えばポリクオタニウム−7、ポリクオタニウム−10、ポリクオタニウム−39、カチオン化セルロース、塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプンなどが挙げられる。
上記洗浄剤組成物は、発明の効果を損なわない範囲で、さらにその他の成分を含有してもよい。その他の成分としては、例えば、抗酸化剤、多糖類、アミノ酸、ペプチド、防腐剤、香料、着色剤などが挙げられる。
上記洗浄剤組成物のpHは、特に限定されるものではないが、4.5〜9.0であり、好ましくは5.0〜8.0である。
上記洗浄剤組成物は、顔及び体の肌の皮脂汚れを洗浄するために用いることができる。上記洗浄剤組成物は、皮膚に不必要な皮脂汚れを除去し、かつ角質のバリア機能にとって重要なコレステロール、セラミド等の細胞間脂質を保持することができるという選択洗浄性を有する。したがって、上記洗浄剤組成物は、肌のバリア機能を壊しにくく、特に乾燥肌の症状を悪化させずに洗浄することが可能である。上記洗浄剤組成物は、特に慢性的乾燥肌の洗浄に好適に使用することができる。
上記洗浄剤組成物は起泡性に優れる。したがって、洗浄剤組成物を泡立たせるための特別の器具等を用いなくても、使用者の手によって十分な泡立ちを得ることができる。起泡性が高い程、皮脂汚れをより効率的に除去することができる。
上記洗浄剤組成物は、洗顔料、ボディウォッシュ、ハンドソープ等として用いることができる。上記洗浄剤組成物を泡吐出型容器等の器具によって泡立たせて用いてもよい。
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
(試験例1:アミノ酸系界面活性剤の細胞毒性評価)
角膜上皮細胞株 HCE−T(理化学研究所バイオリソースセンター)を、96ウェルマイクロタイタープレート(コーニング)の1ウェルあたりに対し1.0x10cell/wellとなるよう播種し、37℃、5%CO、湿度90%RHの条件で72時間培養した。コンフルエントの状態にまで培養されていることを確認後、培地を除去し、終濃度が0.02%になるように培地で希釈した種々のアミノ酸系陰イオン性界面活性剤を添加し室温で1分間インキュベートした。その後、各試験液を完全に除去した。生細胞検出試薬CellCounting Kit−8(同仁化学社製)を各ウェルに対して100μLずつ添加し、37℃、5%CO、湿度90%の条件で1時間培養した。VersaMax(モレキュラーデバイス社製)を用いて吸光度を測定し、生細胞に反応して呈色した量を求めた(測定波長:450nm)。実測値を基に、下記式を用いて細胞生存率を算出し、種々のアミノ酸系界面活性剤の細胞毒性を評価した。
細胞生存率(%)=100×(各サンプル処置群の吸光度)/(未処置群の吸光度)
以下の試験では、細胞生存率が80%以上を示したアミノ酸系界面活性剤のみを用いた。
(試験例2:疑似細胞間脂質モデルを用いたCL漏出率評価)
392mgのカルセインを5mLの精製水に分散し、5MNaOHを使ってpH7.5に調製した後、精製水を加えて総量10mLとし、63mMカルセイン(CL)溶液を調製した。これとは別に、22mgのセラミド(花王社製)、39mgのパルミチン酸(和光純薬社製)、39mgのコレステロール(和光純薬社製)を秤量後、これらを合わせて5mLのクロロホルム/メタノール=2/1(v/v)で溶解した。得られた溶液の2mLをナスフラスコに採取し、溶媒を減圧下にて除去し、薄膜を調製した。さらに、真空ポンプにて減圧下、1時間放置し、溶媒を完全に除去して細胞間脂質構成脂質混合物の薄膜を調製した。薄膜を調製したナスフラスコに2mLのCL溶液を添加後、80℃に加熱しながら、ボルテックスミキサーを用いて薄膜を剥離させた。続いて、80℃の加熱条件下にて、プローブタイプの超音波処理器を用い、CL溶液と薄膜の混合液を20分間超音波処理した後、暗所で室温まで冷却させた。混合液をトリス塩酸緩衝液(pH7.5)で馴化させたSephadex G−50 Fineゲルカラム(GEヘルスケア・ジャパン社製)でろ過することにより、CL内包リポソーム画分を得た。CL内包リポソーム画分を含む液を96ウェルマイクロタイタープレート(コーニング)の1ウェルあたりに対し150μLを入れ、表1に示す単独若しくは混合した界面活性剤又はコントロールとしてのトリス塩酸緩衝液(pH7.5)を20μL添加後、室温にて5分間静置し、蛍光プレートリーダーにて蛍光強度Fs(Ex/Em:494/520nm)を測定した。その後、10% Triton X−100を20μLずつ添加し、室温にて5分間静置後、蛍光プレートリーダーにて蛍光強度Ff(Ex/Em:494/520nm)を測定した。下記式を用いてCL漏出率を算出した。低刺激となる界面活性剤の組合せを検討した。
CL漏出率(%)=100×{(コントロール処置群のFf−Fs)−(各サンプル処置群のFf−Fs)}/(コントロール処置群のFf−Fs)
Figure 2016008206
表1中の配合比単位は質量%である。表中の成分の詳細は下記のとおりである。
・ラウロイルグルタミン酸ナトリウム:アミソフトLS−11(味の素ヘルシーサプライ社製)
・モノイソステアリン酸ポリグリセリル:Decaglyn1−ISV(日光ケミカルズ社製)
・2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン:NIKKOL AM101(日光ケミカルズ社製)
上記評価によって、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤を組み合わせて用いることにより、疑似細胞間脂質モデルであるCL内包リポソームからのCL漏出率を低下させることができることが分かった。
(試験例3:ヒト皮膚溶出試験における皮脂選択洗浄性評価、及び疑似細胞間脂質モデルにおけるCL漏出率とヒト皮膚溶出試験における皮脂選択洗浄性の相関性評価)
試験例1で用いたものと同種の界面活性剤を表2に示す配合比で含む10質量%洗浄剤組成物を調製した。ヒト前腕部(n=8、20代〜30代男性の前腕内側)に口径20mmのカップを固定し、5mLの10質量%洗浄剤組成物をカップに入れてキャップした。カップを振とう速度:160rpm/minにて5分間振とうさせ、ヒト皮膚からの溶出物を含む洗浄剤組成物を溶出液として得た。表2中の配合比単位は質量%である。
Figure 2016008206
得られた溶出液に対して任意量の酢酸エチルを添加し、更に1M NaOHを添加して溶出液中の界面活性剤を分解した。遠心分離により、溶出液の酢酸エチル層と水層とを透明状態で分離させ、酢酸エチル層を回収した。更に同様の操作を2回繰り返して酢酸エチル層を集め、エバポレーターにて溶媒を除去し、1mLのクロロホルムを添加して抽出液を得た。この抽出液を下記のGC分析条件にて分析し、スクワレン及びコレステロール濃度(質量基準)を定量した。求めた濃度から、抽出液中のスクワレン濃度/コレステロール濃度の比を算出した。結果を図1に示す。
GC分析条件
機種:アジレントGC7890A
カラム:Cross Linked 5% Phenyl Methyl Silicone 25m×0.2mmφ×0.33μm
キャリヤーガス:He、1.0ml/min、スプリット比、20:1
温度条件:160℃、1min⇒昇温(20℃/min)⇒200℃、1min⇒昇温(10℃/min)⇒300℃、10min
注入口温度:250℃、検出器温度:300℃(水素炎イオン化検出器(FID))
注入量:1μl
上記評価により、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤を組み合わせて用いることによって、スクワレン濃度/コレステロール濃度の比が大きくなる、すなわち選択洗浄性が高くなることが分かった。また、試験例2及び試験例3から、試験例2で評価した疑似細胞間脂質モデルからのCL漏出率と、上記ヒト皮膚溶出試験における皮脂選択洗浄性との間に相関性があることが分かった。
(試験例4:泡立ち及び選択洗浄性評価)
表3に示す配合比(単位は質量%)で各界面活性剤を含む洗浄剤組成物を調製した。上述の試験例2及び試験例3により、CL内包リポソームからのCL漏出率と皮脂選択洗浄性との間に相関性があることが分かったため、CL漏出率を指標として、界面活性剤の各配合例について選択洗浄性を評価した。CL漏出率が低い程、より選択洗浄性が高いといえる。CL漏出率評価は試験例2と同様の方法で行った。また、起泡性を併せて評価した。起泡性評価方法としては、ミルサー(岩谷産業社製「IFM−620DG」)を用いて各配合例の洗浄剤組成物50mlを2秒間泡立て、1分間静置した後の、ミルサー容器内の泡量(体積)を測定した。測定した泡量が120ml未満であるものを「×」、120ml以上240ml未満であるものを「△」、240ml以上であるものを「○」として評価した。結果を表4に示す。起泡性が高い程、皮脂洗浄力が強いことを示す。
Figure 2016008206
Figure 2016008206
表中の各界面活性剤の詳細は以下のとおりである。
・ココイルメチルタウリンタウリンナトリウム:ダイヤポンK−TS(日油社製)
・N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム:アミソフトECS22−SB(味の素ヘルシーサプライ社製)
・カプロイルメチルタウリンナトリウム:ダイヤポンHF−SF(日油社製)
・N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウム:アミライトGCS−12K(味の素ヘルシーサプライ社製)
・ラウリン酸PEG−80ソルビタン:ノニオンLT−280(日油社製)
・ラウリルヒドロキシスルホベタイン:アンヒトール20HD(花王社製)
・ラウリン酸アミドプロピルベタイン:レボン2000L(三洋化成工業社製)
・2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン:ニッサンアノンGLM−R−LV(日油社製)
・ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン:レボン2000HG(三洋化成工業社製)
実施例の洗浄剤組成物では、起泡性が十分に高く、かつCL漏出率が十分に低かった。したがって、上記評価により、実施例の洗浄剤組成物では、皮脂汚れを効率的に除去し、かつコレステロール等の細胞間脂質の溶出を抑制するという、高い選択洗浄性が期待できることが分かった。
以下、本発明の製剤処方例を示す。
<製剤処方例1:泡吐出型フェイスウォッシュ>
ココイルメチルタウリンタウリンナトリウム 5重量%
ラウリン酸PEG−80ソルビタン 7重量%
ラウリルヒドロキシスルホベタイン 2重量%
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1重量%
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1重量%
コレステロール 0.2重量%
セラミド−2 0.01重量%
グリセリン 5重量%
ポリクオタニウム−7 0.1重量%
ジブチルヒドロキシトルエン 0.05重量%
フェノキシエタノール 0.3重量%
EDTA−2Na 0.05重量%
クエン酸 適量
香料 適量
水 残部
合計 100重量%
<製剤処方例2:ボディウォッシュ>
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム 10重量%
N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウム 6重量%
ステアリン酸PEG−40ソルビタン 8重量%
2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン 3重量%
ソルビトール 5重量%
ジオレイン酸PEG−120メチルグルコース 1重量%
フィトステロール 0.3重量%
セラミド−3 0.01重量%
ポリクオタニウム−10 0.2重量%
ジブチルヒドロキシトルエン 0.05重量%
パラオキシ安息香酸プロピル 0.3重量%
EDTA−2Na 0.05重量%
コハク酸 適量
コハク酸ナトリウム 適量
香料 適量
水 残部
合計 100重量%
<製剤処方例3:ハンドウォッシュ>
カプロイルメチルタウリンナトリウム 4重量%
ラウリン酸PEG−80ソルビタン 2重量%
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 1重量%
コレステロール 0.05重量%
セラミド−1 0.01重量%
BG 5重量%
アラニン 0.2重量%
グリシン 0.2重量%
カチオン化セルロース 0.1重量%
ジブチルヒドロキシトルエン 0.05重量%
パラオキシ安息香酸メチル 0.2重量%
パラオキシ安息香酸プロピル 0.1重量%
EDTA−2Na 0.05重量%
乳酸 適量
乳酸ナトリウム 適量
水 残部
合計 100重量%
<製剤処方例4:泡吐出型ボディウォッシュ>
N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウム 2重量%
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム 2重量%
ココイルメチルタウリンタウリンナトリウム 1重量%
ラウリン酸PEG−80ソルビタン 6重量%
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 1.5重量%
ハマメリスエキス 0.1重量%
ヒドロキシエチルウレア 0.1重量%
コレステロール 0.2重量%
セラミド−1 0.01重量%
セラミド−2 0.01重量%
セラミド−3 0.01重量%
グリセリン 5重量%
ポリクオタニウム−7 0.1重量%
ジブチルヒドロキシトルエン 0.1重量%
EDTA−2Na 0.05重量%
クエン酸 適量
クエン酸ナトリウム 適量
香料 適量
水 残部
合計 100重量%

Claims (7)

  1. 陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤を含有する洗浄剤組成物であって、
    前記陰イオン性界面活性剤と前記非イオン性界面活性剤とを2/1〜1/3の質量比で含有し、
    前記両性界面活性剤を前記陰イオン性界面活性剤と前記非イオン性界面活性剤との合計量に対して1/4以下の質量比で含有する洗浄剤組成物。
  2. 前記陰イオン性界面活性剤は、ココイルメチルタウリンタウリンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム、カプロイルメチルタウリンナトリウム及びN−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウムからなる群から選択される1つ以上を含む、請求項1に記載の洗浄剤組成物。
  3. 前記非イオン性界面活性剤は、エチレンオキサイドの平均付加モル数が10〜100であるポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステルを含む、請求項1又は2に記載の洗浄剤組成物。
  4. 前記両性界面活性剤は、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン及びヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインからなる群から選択される1つ以上を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の洗浄剤組成物。
  5. 更に、pH調整剤、多価アルコール、保湿剤、コレステロール類、フィトステロール類、セラミド類及びカチオン性ポリマーからなる群から選択される少なくとも1種を含有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の洗浄剤組成物。
  6. 陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤を含有する洗浄剤組成物であって、
    前記陰イオン性界面活性剤は、アミノ酸系陰イオン性界面活性剤を含み、
    前記非イオン性界面活性剤は、エチレンオキサイドの平均付加モル数が10〜100であるポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステルを含み、
    前記両性界面活性剤は、ベタイン系両性界面活性剤を含み、
    蛍光色素内包リポソームからの蛍光色素の漏出率が30%以下である選択的洗浄剤組成物。
  7. 陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤を含有する洗浄剤組成物であって、
    前記陰イオン性界面活性剤は、アミノ酸系陰イオン性界面活性剤を含み、
    前記非イオン性界面活性剤は、エチレンオキサイドの平均付加モル数が10〜100であるポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステルを含み、
    前記両性界面活性剤は、ベタイン系両性界面活性剤を含む、
    細胞間脂質の溶出を抑制する洗浄剤組成物。
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