JP2005281622A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】泡の弾力性、洗浄後の感触および保存安定性が改善され、さらに低刺激性で起泡性に優れた洗浄剤組成物を提供すること。
【解決手段】以下のA成分およびB成分を含有し、A成分とB成分との合計の含有量が1〜40重量%であり、かつ、A成分とB成分との重量比が1/5〜30/1であることを特徴とする、洗浄剤組成物:
A成分:スルホン酸基を有する陰イオン性界面活性剤、
B成分:少なくとも1種の、以下の式(1)、式(2)または式(3)で表されるネオペンチル骨格を有する非イオン性界面活性剤、
【化1】
Figure 2005281622

【化2】
Figure 2005281622

【化3】
Figure 2005281622

[上記式中、各記号は明細書中で定義した通り]。
【選択図】 なし

Description

本発明は、洗浄剤組成物に関し、より詳細には、スルホン酸型陰イオン性界面活性剤と、ネオペンチル骨格を有する非イオン性界面活性剤とを組み合わせた洗浄剤組成物に関する。
近年、洗浄剤組成物において、低刺激性の界面活性剤を使用する試みが多く行われており、このような界面活性剤として、例えば、N−アシル−N−アルキルタウリン塩、アシルイセチオン酸塩、アシルスルホコハク酸塩等のスルホン酸基を有する陰イオン性界面活性剤が挙げられる。
N−アシル−N−アルキルタウリン塩を用いた洗浄剤組成物としては、例えば、アミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤とアルカノールアミドとを組み合わせた組成物(特許文献1を参照)、アミンオキシドとアルカノールアミドとを組み合わせた組成物(特許文献2を参照)等が挙げられる。アシルイセチオン酸塩を用いた洗浄剤組成物としては、例えば、ベタイン型両性界面活性剤を組み合わせた組成物(特許文献3を参照)、HLBが10〜16の非イオン性界面活性剤を組み合わせた組成物(特許文献4を参照)等が挙げられる。アシルスルホコハク酸塩を用いた洗浄剤組成物としては、例えば、アシルラクチネート型陰イオン性界面活性剤を組み合わせた組成物(特許文献5を参照)、モノアルキルリン酸塩を組み合わせた組成物(特許文献6を参照)等が挙げられる。
しかし、上述のようなスルホン酸基を有する陰イオン性界面活性剤を用いた洗浄剤組成物は、泡の弾力性に乏しいという問題があった。泡の弾力性を高めるために、特定のグリセリン誘導体、特定のシリコーン誘導体、およびカチオン性ポリマー等を組み合わせた組成物(特許文献7を参照)、N−アルキルアミドアルカノール硫酸エステル塩を組み合わせた組成物(特許文献8を参照)等がこれまでに報告されているが、洗浄後のぬめり感が強く、また泡の弾力性も満足のいくものではなかった。
特公昭59−42038号公報 特公平2−26673号公報 特開昭60−161498号公報 特開昭61−272297号公報 特開平6−40850号公報 特開平6−220290号公報 特開平9−165598号公報 特開平10−237485号公報
上記のように、スルホン酸基を有する陰イオン性界面活性剤を使用した洗浄剤組成物は、泡の弾力性に乏しいという欠点があり、さらに、洗浄後の感触、保存安定性も十分ではなかった。本発明は、泡の弾力性、洗浄後の感触および保存安定性が改善され、さらに低刺激性で起泡性に優れた洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねたところ、スルホン酸型陰イオン性界面活性剤にネオペンチル骨格を有する特定の非イオン性界面活性剤を特定の比率で組み合わせることによって、目的の洗浄剤組成物を得るに到った。また、当該洗浄剤組成物にジカルボン酸型界面活性剤を所定量添加することによって、起泡性、泡の弾力性、洗浄後の感触をさらに改善することができることを見出した。
すなわち、本発明は以下の通りである。
(1)以下のA成分およびB成分を含有し、A成分とB成分との合計の含有量が1〜40重量%であり、かつ、A成分とB成分との重量比が1/5〜30/1であることを特徴とする、洗浄剤組成物:
A成分:スルホン酸基を有する陰イオン性界面活性剤、
B成分:少なくとも1種の、以下の式(1)、式(2)または式(3)で表されるネオペンチル骨格を有する非イオン性界面活性剤、
Figure 2005281622
[式中、Rは水素原子またはRCO−を示し、Rは炭素数8〜22のアルキル基またはアルケニル基を示し、EOはオキシエチレン基を示し、w、x、yおよびzは、それぞれのEOの平均付加モル数を示し、それぞれ0〜100であり、かつw+x+y+zは50〜200である]
Figure 2005281622
[式中、EOはオキシエチレン基を示し、AOは炭素数3または4のオキシアルキレン基を示し、a、b、cおよびdは、それぞれのEOの平均付加モル数を示し、それぞれ0〜5であり、かつa+b+c+dは1〜10であり、w、x、yおよびzは、それぞれのAOの平均付加モル数を示し、それぞれ0〜50であり、かつw+x+y+zは30〜100である]
Figure 2005281622
[式中、EOはオキシエチレン基を示し、AOは炭素数3または4のオキシアルキレン基を示し、a、bおよびcは、それぞれのEOの平均付加モル数を示し、それぞれ0〜10であり、かつa+b+cは1〜20であり、x、yおよびzは、それぞれのAOの平均付加モル数を示し、それぞれ0〜50であり、かつx+y+zは40〜100である]。
(2)さらにC成分:ジカルボン酸型界面活性剤を1〜30重量%含有することを特徴とする、上記(1)記載の洗浄剤組成物。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の洗浄剤組成物は、A成分:スルホン酸基を有する陰イオン性界面活性剤およびB成分:少なくとも1種の、上記式(1)、式(2)または式(3)で表されるネオペンチル骨格を有する非イオン性界面活性剤を含有する。
本発明の洗浄剤組成物に用いられるA成分であるスルホン酸基を有する陰イオン性界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、N−アシル−N−アルキルタウリン塩、アシルイセチオン酸塩、アシルスルホコハク酸塩、アルカンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルのスルホン酸塩、高級脂肪酸アミドのスルホン酸塩等が挙げられ、皮膚や毛髪への低刺激性の点から、N−アシル−N−アルキルタウリン塩、アシルイセチオン酸塩、アシルスルホコハク酸塩が好ましい。これらの陰イオン性界面活性剤は、単独で使用してもよく、また、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
上記スルホン酸基を有する陰イオン性界面活性剤の対イオンは、1価または2価のアルカリ金属イオン、アンモニウムイオン、および有機アンモニウムイオンの中から任意に選択することができる。ここで、有機アンモニウムイオンには、リジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸も含まれる。
本発明の洗浄剤組成物に用いられるB成分であるネオペンチル骨格を有する非イオン性界面活性剤は、下記式(1)、式(2)または式(3)で表されるものである。
Figure 2005281622
上記式(1)において、Rは水素原子またはRCO−を示し、Rは炭素数8〜22、好ましくは12〜18のアルキル基またはアルケニル基を示す。RCO−の具体例としては、例えば、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、オレイル基、ココイル基等が挙げられる。Rの炭素数が8未満であると、泡の弾力性が低くなり、炭素数が22を超えると、起泡性、保存安定性が低下する。EOはオキシエチレン基を示し、w、x、yおよびzは、それぞれのEOの平均付加モル数を示し、それぞれ0〜100、好ましくは10〜80である。w+x+y+zは50〜200であり、好ましくは100〜180である。w+x+y+zが50未満であると、起泡性、保存安定性が低下し、200を超えると、洗浄後の感触が悪くなり、また泡の弾力性が低下する。
Figure 2005281622
上記式(2)において、EOはオキシエチレン基を示し、AOは炭素数3または4のオキシアルキレン基、すなわちオキシプロピレン基またはオキシブチレン基を示す。a、b、cおよびdは、それぞれのEOの平均付加モル数を示し、それぞれ0〜5、好ましくは2〜4である。a+b+c+dは1〜10であり、好ましくは2〜8である。a+b+c+dが1未満であると、起泡性、保存安定性が低下し、10を超えると、泡の弾力性が低下する。w、x、yおよびzは、それぞれのAOの平均付加モル数を示し、それぞれ0〜50、好ましくは10〜30である。w+x+y+zは30〜100であり、好ましくは40〜90である。w+x+y+zが30未満であると、泡の弾力性が低下し、100を超えると、起泡性が低下し、また洗浄後の感触が悪くなる。なお、EOおよびAOは、ランダム状にもブロック状にも付加してよいが、皮膚等への刺激性を考慮して、ランダム状に付加することが好ましい。
Figure 2005281622
上記式(3)において、EOはオキシエチレン基を示し、AOは炭素数3または4のオキシアルキレン基、すなわちオキシプロピレン基またはオキシブチレン基を示す。a、bおよびcは、それぞれのEOの平均付加モル数を示し、それぞれ0〜10、好ましくは2〜8である。a+b+cは1〜20であり、好ましくは5〜15である。a+b+cが1未満であると、起泡性、保存安定性が低下し、20を超えると、泡の弾力性が低下する。x、yおよびzは、それぞれのAOの平均付加モル数を示し、それぞれ0〜50、好ましくは10〜40である。x+y+zは40〜100であり、好ましくは50〜90である。x+y+zが40未満であると、泡の弾力性が低下し、100を超えると、起泡性が低下し、また洗浄後の感触が悪くなる。なお、EOおよびAOは、ランダム状にもブロック状にも付加してよいが、皮膚等への刺激性を考慮して、ランダム状に付加することが好ましい。
上記式(1)、式(2)または式(3)で表されるネオペンチル骨格を有する非イオン性界面活性剤の具体例としては、例えば、ポリオキシエチレンテトラステアリン酸ペンタエリスリット(式(1)において、RがRCO−であり、RCO−がステアロイル基であり、w+x+y+z=140(w=x=y=z=35))、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンペンタエリスリトールエステル(式(2)において、AOがオキシプロピレン基であり、a+b+c+d=8(a=b=c=d=2)、w+x+y+z=72(w=x=y=z=18))、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレントリメチロールプロパン(式(3)において、AOがオキシプロピレン基であり、a+b+c=9(a=b=c=3)、x+y+z=60(x=y=z=20))などが挙げられる。なお、上記式(1)、式(2)または式(3)で表されるネオペンチル骨格を有する非イオン性界面活性剤は、単独で使用してもよく、また、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明の洗浄剤組成物において、A成分とB成分との合計の含有量(A+B)は、1〜40重量%であり、好ましくは3〜35重量%であり、より好ましくは5〜30重量%である。A+Bが1重量%未満であると、起泡性、泡の弾力性が低下し、40重量%を超えると、保存安定性が低下し、さらには刺激性が強くなる場合がある。また、A成分とB成分との重量比(A/B)は、1/5〜30/1であり、好ましくは1/3〜25/1であり、より好ましくは1/1〜20/1である。A/Bが1/5未満であると、起泡性が低下し、また洗浄後の感触が悪くなり、30/1を超えると、泡の弾力性、保存安定性が低下する。
本発明の洗浄剤組成物は、さらにC成分:ジカルボン酸型界面活性剤を含有していてもよい。本発明の洗浄剤組成物に用いられるC成分であるジカルボン酸型界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、N−アシルグルタミン酸塩(例えば、N−アシル−L−グルタミン酸塩)、N−アシルアスパラギン酸塩、アルキルイミノジカルボン酸塩(例えば、アルキルイミノジ酢酸塩、アルキルイミノジプロピオン酸塩)、クエン酸アルキルアミド等が挙げられ、起泡性、泡の弾力性、洗浄後の感触を向上させる効果を考慮すると、N−アシル−L−グルタミン酸塩、アルキルイミノジ酢酸塩が好ましい。これらのジカルボン酸型界面活性剤は、単独で使用してもよく、また、2種以上を組み合わせて使用してもよい。上記ジカルボン酸型界面活性剤の対イオンは、1価または2価のアルカリ金属イオン、アンモニウムイオン、および有機アンモニウムイオンの中から任意に選択することができる。ここで、有機アンモニウムイオンには、リジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸も含まれる。
本発明の洗浄剤組成物において、C成分の含有量は、組成物の全重量に対して1〜30重量%であり、好ましくは2〜25重量%であり、より好ましくは3〜20重量%である。C成分(上記ジカルボン酸型界面活性剤)を当該洗浄剤組成物に上記の所定量含有させることによって、起泡性、泡の弾力性、洗浄後の感触を相乗的に向上させることができる。
本発明の洗浄剤組成物は、所望により、一般に洗浄剤組成物に配合される成分、例えば、アシルアミノ酸型陰イオン性界面活性剤、アルキルエーテルカルボン型陰イオン性界面活性剤等の陰イオン性界面活性剤、アルキルベタイン型両性界面活性剤、アミドベタイン型両性界面活性剤、イミダゾリニウムベタイン型両性界面活性剤、スルホベタイン型両性界面活性剤等の両性界面活性剤、アミンオキシド型非イオン性界面活性剤、アルキルエーテル型非イオン性界面活性剤、脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤、ソルビタン脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤、アルキルグルコシド型非イオン性界面活性剤等の非イオン性界面活性剤、スクワラン、ホホバ油、オリーブ油、ヒマシ油、ラノリン、α−オレフィンオリゴマー等の油分、エタノール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ソルビトール等のアルコール類、アルギン酸、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロース、キサンタンガム等の陰イオン性高分子化合物、陽イオン性変性セルロースエーテル誘導体、陽イオン性ポリビニルピロリドン誘導体、陽イオン性ポリアミド誘導体、ポリ塩化ジメチルジアリルアンモニウム、塩化ジメチルジアリルアンモニウムとアクリルアミドとの共重合体、アルキルポリエチレンイミン等の陽イオン性高分子化合物、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等の非イオン性高分子化合物、高重合メチルポリシロキサン、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン)シロキサン共重合体等のシリコーン誘導体、エチレングリコールジステアレート、スチレンポリマー等のパール化剤、パラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール等の防腐剤、5−メチル−2−イソプロピルシクロヘキサノール、トウガラシチンキ等のトニック剤、エチレンジアミン四酢酸誘導体、クエン酸等のキレート剤、ベンゾフェノン誘導体、ベンゾトリアゾール誘導体等の紫外線吸収剤、色素、香料等を本発明の効果を損なわない程度に含むことができる。
本発明の洗浄剤組成物は、その調製方法は特に限定されるものではなく、例えば、上記A成分とB成分と(所望によりC成分と)を所定の含有量でかつ所定の重量比で混合することによって得ることができる。
本発明を実施例により具体的に説明する。以下に本実施例で行った試験法および評価法を説明する。
(1)皮膚刺激性
クローズドパッチテストにより評価した。すなわち、健康な皮膚の男女各10名に対して、洗浄剤組成物の濃度0.5重量%の水溶液を用いて、上腕部内側にて24時間クローズドパッチテストを行い、肉眼判定により評価した。皮膚に全く変化が見られない場合を0点、皮膚に若干の紅斑が見られる場合を1点、皮膚に明らかに紅斑、浮腫が見られる場合を2点として20名の平均値を求めて、次の3段階で評価した。
皮膚刺激性が弱い・・・・・・・平均値0.5点未満
皮膚刺激性が中程度・・・・・・平均値0.5以上1.0未満
皮膚刺激性が強い・・・・・・・平均値1.0以上
(2)起泡性
洗浄剤組成物の濃度1重量%の水溶液を用いて、ロスマイルス法により25℃で試料投入直後と5分後の泡の高さを測定した。試料投入直後の泡の高さが150mm以上のものを泡立ちの良好な洗浄剤組成物と評価した。
(3)泡の弾力性
泡の弾力性は圧縮試験機(カトーテック製KES−G5)を用いて、泡の硬さを測定することで評価した。洗浄剤組成物の濃度5重量%の水溶液を、フードミキサー(Iwatani製IFM−100)で5秒間泡立て、その泡を50mLのビーカーいっぱいに入れ、瞬時に測定した。加圧面積:2cm、圧縮スピード:2mm/secで泡を15mm押し込んだ時の荷重を読み取り、変位したときに得られるピーク値が0.50gf以上のものを泡の弾力性の良好な洗浄剤組成物と評価した。
(4)洗浄後の感触
20名の女性をパネラーとし、洗浄剤組成物5gで洗浄した後の感触を評価した。洗浄後の感触として、さっぱり感が十分あると感じた場合を2点、すこしあると感じた場合を1点、全くないと感じた場合を0点と評価した。20名の平均値が1.5点以上の場合を洗浄後の感触が良好な洗浄剤組成物と評価した。
(5)保存安定性
洗浄剤組成物を−5℃、25℃、45℃の条件下に1ヶ月間保存し、その外観を観察して、次の3段階で評価した。
○:安定性良好(いずれの温度でも透明溶解または微濁状態で、外観の変化がない)
△:安定性やや不良(いずれかの温度でやや濁り、着色を生じる)
×:安定性不良(いずれかの温度で分離、沈殿、固化、著しい着色が認められる)
(実施例1〜5および比較例1〜8)
以下の表1〜3に示す配合組成で各成分を混合して洗浄剤組成物を調製し、その性能を評価した。尚、表中の配合量の単位は重量%である。
Figure 2005281622
Figure 2005281622
Figure 2005281622
なお、上記表1〜3において、(注1)〜(注8)は以下の通りである。
(注1)ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム:日本油脂(株)製「ダイヤポンK−SF」
(注2)ヤシ油脂肪酸エチルエステルスルホン酸ナトリウム:日本油脂(株)製「ダイヤポンCI」
(注3)スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム:三洋化成(株)製「ビューライトSSS」
(注4)RがRCO−であり、RCO−がステアロイル基であり、w+x+y+z=140(w、x、y、z:各平均35モル)である、式(1)で表されるネオペンチル骨格を有する非イオン性界面活性剤
(注5)AOがオキシプロピレン基であり、a+b+c+d=8(a、b、c、d:各平均2モル)であり、w+x+y+z=72(w、x、y、z:各平均18モル)である、式(2)で表されるネオペンチル骨格を有する非イオン性界面活性剤
(注6)AOがオキシプロピレン基であり、a+b+c=9(a、b、c:各平均3モル)であり、x+y+z=60(x、y、z:各平均20モル)である、式(3)で表されるネオペンチル骨格を有する非イオン性界面活性剤
(注7)ラウリルアミノジ酢酸ナトリウム:日本油脂(株)製「ニッサンアノンLA」
(注8)N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム:味の素(株)製「アミソフトCS−11」
表1〜3から、次のことが分かる。本発明の実施例1〜5の組成物は、低刺激性で、起泡性、泡の弾力性、洗浄後の感触(さっぱり感)に優れ、かつ経時安定性の良好な組成物である。比較例1の組成物は、A+Bが1重量%未満であるため、起泡性、泡の弾力性が低い。比較例2の組成物は、A+Bが40重量%を超えているため、保存安定性が悪く、洗浄後の感触(さっぱり感)がやや悪い。比較例3の組成物は、A/Bが1/5未満であるため、起泡性、泡の弾力性が低く、洗浄後の感触(さっぱり感)が悪い。比較例4の組成物は、A/Bが30/1を超えているため、泡の弾力性が低く、保存安定性が悪い。比較例5の組成物は、A成分の代わりにポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムを使用しているため、洗浄後の感触(さっぱり感)が悪い。比較例6の組成物は、B成分の代わりにポリオキシエチレンジオレイン酸メチルグルコシドを使用しているため、洗浄後の感触(さっぱり感)、保存安定性が悪い。比較例7および8の組成物は、B成分の代わりにそれぞれトリステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテルを使用しているため、泡の弾力性が低い。
上記のように、本発明の洗浄剤組成物は、低刺激性で、起泡性、泡の弾力性、洗浄後の感触に優れ、かつ保存安定性が良好であるので、ボディーシャンプー組成物、ハンドソープ組成物、洗顔用組成物、ヘアシャンプー組成物、食器用洗浄剤組成物等に利用することができる。

Claims (2)

  1. 以下のA成分およびB成分を含有し、A成分とB成分との合計の含有量が1〜40重量%であり、かつ、A成分とB成分との重量比が1/5〜30/1であることを特徴とする、洗浄剤組成物:
    A成分:スルホン酸基を有する陰イオン性界面活性剤、
    B成分:少なくとも1種の、以下の式(1)、式(2)または式(3)で表されるネオペンチル骨格を有する非イオン性界面活性剤、
    Figure 2005281622

    [式中、Rは水素原子またはRCO−を示し、Rは炭素数8〜22のアルキル基またはアルケニル基を示し、EOはオキシエチレン基を示し、w、x、yおよびzは、それぞれのEOの平均付加モル数を示し、それぞれ0〜100であり、かつw+x+y+zは50〜200である]
    Figure 2005281622

    [式中、EOはオキシエチレン基を示し、AOは炭素数3または4のオキシアルキレン基を示し、a、b、cおよびdは、それぞれのEOの平均付加モル数を示し、それぞれ0〜5であり、かつa+b+c+dは1〜10であり、w、x、yおよびzは、それぞれのAOの平均付加モル数を示し、それぞれ0〜50であり、かつw+x+y+zは30〜100である]
    Figure 2005281622

    [式中、EOはオキシエチレン基を示し、AOは炭素数3または4のオキシアルキレン基を示し、a、bおよびcは、それぞれのEOの平均付加モル数を示し、それぞれ0〜10であり、かつa+b+cは1〜20であり、x、yおよびzは、それぞれのAOの平均付加モル数を示し、それぞれ0〜50であり、かつx+y+zは40〜100である]。
  2. さらにC成分:ジカルボン酸型界面活性剤を1〜30重量%含有することを特徴とする、請求項1記載の洗浄剤組成物。
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