JP2854599B2 - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JP2854599B2 JP2854599B2 JP9117789A JP9117789A JP2854599B2 JP 2854599 B2 JP2854599 B2 JP 2854599B2 JP 9117789 A JP9117789 A JP 9117789A JP 9117789 A JP9117789 A JP 9117789A JP 2854599 B2 JP2854599 B2 JP 2854599B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、修飾プロテアーゼを配合してなる化粧料に
関し、詳しくは、プロテアーゼの作用により皮膚或いは
毛髪に滑らかさや艶を付与しうる、保存安定性,皮膚安
定性,実用特性に優れた新規な化粧料に関するものであ
る。
関し、詳しくは、プロテアーゼの作用により皮膚或いは
毛髪に滑らかさや艶を付与しうる、保存安定性,皮膚安
定性,実用特性に優れた新規な化粧料に関するものであ
る。
従来プロテアーゼ等の加水分解酵素による皮膚の汚れ
成分や老化角質の分解作用を利用した酵素配合の化粧料
が種々提案されている。
成分や老化角質の分解作用を利用した酵素配合の化粧料
が種々提案されている。
例えば特開昭58−77808号公報「クリーム組成物」で
は、加水分解酵素を乳化物に配合する化粧料が提案され
ているが酵素をそのまま水を含む乳化物に配合しただけ
では、酵素が原因となって化粧料が経日により変色や変
臭を生起したり、皮膚刺激やアレルギーをえ与えたりし
て好ましくない。
は、加水分解酵素を乳化物に配合する化粧料が提案され
ているが酵素をそのまま水を含む乳化物に配合しただけ
では、酵素が原因となって化粧料が経日により変色や変
臭を生起したり、皮膚刺激やアレルギーをえ与えたりし
て好ましくない。
また、特開昭63−130415号公報「粉末化粧料」では、
加水分解酵素を配合した粉末化粧料が提案されている
が、酵素活性を発現させるため使用時水と混和せねばな
らない為、使用が簡便でなく、酵素が原因となって皮膚
に刺激やアレルギーを与えて好ましくない。
加水分解酵素を配合した粉末化粧料が提案されている
が、酵素活性を発現させるため使用時水と混和せねばな
らない為、使用が簡便でなく、酵素が原因となって皮膚
に刺激やアレルギーを与えて好ましくない。
また、このような欠点を改善するため本発明者らは、
特願昭60−82022号公報「乳化型皮膚化粧料」で固定化
加水分解酵素の粉末を配合した乳化化粧料を提案してい
るが、これら化粧料は、使用時ざらざらした感じを与
え、使用感が好ましくないという欠点を有していた。
特願昭60−82022号公報「乳化型皮膚化粧料」で固定化
加水分解酵素の粉末を配合した乳化化粧料を提案してい
るが、これら化粧料は、使用時ざらざらした感じを与
え、使用感が好ましくないという欠点を有していた。
本発明者らは、上記従来技術の難点を改良せんとして
鋭意研究した結果、後記特定の修飾酵素を配合して得ら
れる化粧品により上記欠点が解決されることを見出し、
本発明を完成した。すなわち、本発明の目的は、使用簡
便で、皮膚に刺激やアレルギーを与えることがないよう
に安全性が高く、経日によっても変臭や変色を生起する
ことなく、皮膚に対しては、老化角質を除去して滑らか
さを付与し、毛髪に対しては、艶と仕上がり効果を付与
する化粧料を提供するためにある。
鋭意研究した結果、後記特定の修飾酵素を配合して得ら
れる化粧品により上記欠点が解決されることを見出し、
本発明を完成した。すなわち、本発明の目的は、使用簡
便で、皮膚に刺激やアレルギーを与えることがないよう
に安全性が高く、経日によっても変臭や変色を生起する
ことなく、皮膚に対しては、老化角質を除去して滑らか
さを付与し、毛髪に対しては、艶と仕上がり効果を付与
する化粧料を提供するためにある。
本発明は、臭化シアンにより反応活性基を導入した下
記、a)〜d)よりなる群より選ばれる水溶性多糖類と
プロテアーゼとを結合させることによって得られ、且つ
そのプロテアーゼの表面アミノ基の修飾率がTNBS法で測
定して15%以上である修飾プロテアーゼを配合している
ことを特徴とする化粧料である。
記、a)〜d)よりなる群より選ばれる水溶性多糖類と
プロテアーゼとを結合させることによって得られ、且つ
そのプロテアーゼの表面アミノ基の修飾率がTNBS法で測
定して15%以上である修飾プロテアーゼを配合している
ことを特徴とする化粧料である。
a)アガロース、グアーガム、イヌリン、デキストラ
ン、プルラン、ザンタンガムからなる群から選ばれる天
然多糖類及びその誘導体 b)ヒドロキシプロピルセルロース c)エチルセルロース d)カルボキシメチルセルロース 次に本発明の構成を詳細に説明する。
ン、プルラン、ザンタンガムからなる群から選ばれる天
然多糖類及びその誘導体 b)ヒドロキシプロピルセルロース c)エチルセルロース d)カルボキシメチルセルロース 次に本発明の構成を詳細に説明する。
本発明に用いる修飾プロテアーゼは、プロテアーゼ
と、臭化シアンによって活性された多糖類とを混合させ
て得られる。
と、臭化シアンによって活性された多糖類とを混合させ
て得られる。
ここで使用されるプロテアーゼは、例えば、トリプシ
ン、キモトリプシンなどの動物由来のプロテアーゼ、微
生物由来のプロテアーゼ等が挙げられる。本発明の修飾
プロテアーゼはいずれも抗原性や皮膚感作性が抑制され
ており、また安定性も大きく向上する。しかし、プロテ
アーゼの違いにより相対的に安定性は異なる。安定性の
点からは、動物由来のプロテアーゼと比較すると微生物
由来のプロテアーゼに優れているものが多い。したがっ
て、好ましくは微生物由来のプロテアーゼ、特に好まし
くはバチルス属由来のプロテアーゼを用いると好効果が
得られる。
ン、キモトリプシンなどの動物由来のプロテアーゼ、微
生物由来のプロテアーゼ等が挙げられる。本発明の修飾
プロテアーゼはいずれも抗原性や皮膚感作性が抑制され
ており、また安定性も大きく向上する。しかし、プロテ
アーゼの違いにより相対的に安定性は異なる。安定性の
点からは、動物由来のプロテアーゼと比較すると微生物
由来のプロテアーゼに優れているものが多い。したがっ
て、好ましくは微生物由来のプロテアーゼ、特に好まし
くはバチルス属由来のプロテアーゼを用いると好効果が
得られる。
水溶性多糖類は a)アガロース、グアーガム、イヌリン、デキストラ
ン、プルラン、ザンタンガムからなる群から選ばれる天
然多糖類及びその誘導体 b)ヒドロキシプロピルセルロース c)エチルセルロース d)カルボキシメチルセルロース よりなる群より選ばれる水溶性多糖類を用いる。なかで
もデキストラン、プルランは、かなりの高分子量のもの
を用いても溶液粘度は低く、反応操作が容易で、かつ、
得られる修飾プロテアーゼの性能も安定で、均一な好ま
しい結果を与える。
ン、プルラン、ザンタンガムからなる群から選ばれる天
然多糖類及びその誘導体 b)ヒドロキシプロピルセルロース c)エチルセルロース d)カルボキシメチルセルロース よりなる群より選ばれる水溶性多糖類を用いる。なかで
もデキストラン、プルランは、かなりの高分子量のもの
を用いても溶液粘度は低く、反応操作が容易で、かつ、
得られる修飾プロテアーゼの性能も安定で、均一な好ま
しい結果を与える。
多糖類の分子量は、特に著しく小さなものでなけれ
ば、修飾プロテアーゼの安定性は良好な結果を与える
が、抗原性などはかなり分子量の影響を受けるため、そ
の平均分子量は10,000以上、特に好ましくは40,000以上
のものを用いると好結果が得られる。
ば、修飾プロテアーゼの安定性は良好な結果を与える
が、抗原性などはかなり分子量の影響を受けるため、そ
の平均分子量は10,000以上、特に好ましくは40,000以上
のものを用いると好結果が得られる。
本発明に用いる修飾プロテアーゼを得るには、まず臭
化シアンにより多糖類を活性化し、この活性化体とプロ
テアーゼを一般に用いられる方法に従って結合させれば
よい。
化シアンにより多糖類を活性化し、この活性化体とプロ
テアーゼを一般に用いられる方法に従って結合させれば
よい。
この様にして得られた修飾プロテアーゼ中のプロテア
ーゼの表面アミノ基の修飾率は、用いる多糖類の種類、
混合比、反応条件によって異なるが、得られた修飾プロ
テアーゼの安全性、安定性の各性能を確保するために
は、この修飾率をTNBS法で測定して15%以上とすること
が必要である。
ーゼの表面アミノ基の修飾率は、用いる多糖類の種類、
混合比、反応条件によって異なるが、得られた修飾プロ
テアーゼの安全性、安定性の各性能を確保するために
は、この修飾率をTNBS法で測定して15%以上とすること
が必要である。
更に、臭化シアンにより活性化された多糖類とプロテ
アーゼとの結合反応において、活性化された多糖類は、
重量比にしてプロテアーゼの3倍以上を用いることが必
要である。3倍未満では、抗原性,皮膚感作性の抑制が
十分な修飾プロテアーゼを得ることができず、良好な結
果が得られない。また、過剰に多糖類を加えても得られ
る修飾プロテアーゼの性能は飽和するため、その使用量
は20倍以下にすることが好ましい。
アーゼとの結合反応において、活性化された多糖類は、
重量比にしてプロテアーゼの3倍以上を用いることが必
要である。3倍未満では、抗原性,皮膚感作性の抑制が
十分な修飾プロテアーゼを得ることができず、良好な結
果が得られない。また、過剰に多糖類を加えても得られ
る修飾プロテアーゼの性能は飽和するため、その使用量
は20倍以下にすることが好ましい。
また、上記製造法において、多糖類の活性化反応は、
pH10〜11、25℃以下、また、結合反応は、pH8.5〜9.5、
5℃以下で行うことが好ましい。
pH10〜11、25℃以下、また、結合反応は、pH8.5〜9.5、
5℃以下で行うことが好ましい。
また、多糖類とプロテアーゼの結合反応に於ける酵素
濃度も、得られた修飾プロテアーゼの各性質に影響を与
える。酸素濃度が過度に大きいと、抗原性や皮膚感作性
の抑制が完全でなくなる場合もあるため、酵素濃度は1
重量%以下とすること好ましい。
濃度も、得られた修飾プロテアーゼの各性質に影響を与
える。酸素濃度が過度に大きいと、抗原性や皮膚感作性
の抑制が完全でなくなる場合もあるため、酵素濃度は1
重量%以下とすること好ましい。
プロテアーゼと活性化体との結合反応の後、多糖類の
余剰活性基に対しては、リジン、グリシン、アミノエタ
ノール等を添加し、後処理を行なうことにより安定な品
質を得ることができる。また、得られた修飾プロテアー
ゼは、限外濾過、ゲルロ過液体クロマト法などにより精
製することができる。
余剰活性基に対しては、リジン、グリシン、アミノエタ
ノール等を添加し、後処理を行なうことにより安定な品
質を得ることができる。また、得られた修飾プロテアー
ゼは、限外濾過、ゲルロ過液体クロマト法などにより精
製することができる。
本発明において修飾プロテアーゼの配合量は化粧料全
量を100重量部として、好ましくは0.0001〜5重量部で
ある。0.0001重量部より少ないと化粧料におけるプロテ
アーゼの働きが十分でないことがある。又、5重量部を
超えても配合量に見合う効果はあまり期待できない。
量を100重量部として、好ましくは0.0001〜5重量部で
ある。0.0001重量部より少ないと化粧料におけるプロテ
アーゼの働きが十分でないことがある。又、5重量部を
超えても配合量に見合う効果はあまり期待できない。
本発明の化粧料には、保湿剤、水溶性高分子、界面活
性剤、水、油、ワックス、香料、着色剤、防腐剤、酸化
防止剤、殺菌剤、アミノ酸、ビタミン、ホルモン、紫外
線吸収剤等通常化粧品に用いられる成分を適宜配合する
事ができる。
性剤、水、油、ワックス、香料、着色剤、防腐剤、酸化
防止剤、殺菌剤、アミノ酸、ビタミン、ホルモン、紫外
線吸収剤等通常化粧品に用いられる成分を適宜配合する
事ができる。
本発明の化粧料は、スキンクリーム、スキンミルク、
クレンジングクリーム、クレンジングミルク、コールド
クリーム、クリームソープ、メイクアップベース、スキ
ンローション、ミルキィーローション、パック、カラミ
ンローション、Tゾーンエッセンス、ハンドクリーム、
エッセンスパウダー、ホワイトニングパウダー、パウダ
ーソープ、固型石鹸、透明石鹸、リップクリーム、口
紅、栄養エッセンス、クリーミィファンデーション、フ
ェースパウダー、パウダーアイシャドウ、パウダーファ
ンデーション、ネイルリムーバー、ヘアートニック、ヘ
アーリキッド、ヘアークリーム、ヘアートリートメン
ト、スカルプトリートメント、シャンプー、リンス、ヘ
アースプレー、サンオイル、サンスクリーン、シェービ
ングフォーム、シェービングクリーム、、ベビーオイル
等に適用される。
クレンジングクリーム、クレンジングミルク、コールド
クリーム、クリームソープ、メイクアップベース、スキ
ンローション、ミルキィーローション、パック、カラミ
ンローション、Tゾーンエッセンス、ハンドクリーム、
エッセンスパウダー、ホワイトニングパウダー、パウダ
ーソープ、固型石鹸、透明石鹸、リップクリーム、口
紅、栄養エッセンス、クリーミィファンデーション、フ
ェースパウダー、パウダーアイシャドウ、パウダーファ
ンデーション、ネイルリムーバー、ヘアートニック、ヘ
アーリキッド、ヘアークリーム、ヘアートリートメン
ト、スカルプトリートメント、シャンプー、リンス、ヘ
アースプレー、サンオイル、サンスクリーン、シェービ
ングフォーム、シェービングクリーム、、ベビーオイル
等に適用される。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
なお、本発明において、プロテアーゼの表面アミノ基
修飾率,熱安定性,抗原性,保存安定性,皮膚感作性,
実用特性はつぎのようにして行った。
修飾率,熱安定性,抗原性,保存安定性,皮膚感作性,
実用特性はつぎのようにして行った。
(1) プロテアーゼの表面アミノ基修飾率 ハインズ(Haynes)らの方法〔Haynes,R.etal,Bioche
mistry,6,541(1967)〕により、トリニトロベンゼン
スルホン酸(TNBS)の反応量として修飾プロテアーゼ表
面の未反応のアミノ基量を測定し、未修飾体の表面アミ
ノ基量との比から表面アミノ基の修飾率を算出した。
mistry,6,541(1967)〕により、トリニトロベンゼン
スルホン酸(TNBS)の反応量として修飾プロテアーゼ表
面の未反応のアミノ基量を測定し、未修飾体の表面アミ
ノ基量との比から表面アミノ基の修飾率を算出した。
(2) 熱安定性 試料を60℃で6時間インキュベーションを行った後、
酵素活性を測定して下記の式より求めた。
酵素活性を測定して下記の式より求めた。
(3) 抗原性 試料0.4mlに、あらかじめ別に用意した抗血清0.4mlを
加え、30℃で2時間インキュベーションを行った。生成
した沈澱を遠心分離により分取し、75mMリン酸緩衝液
(pH7.8)1mlで3回洗浄した後0.1N NaOH 3mlを加え
てこれを溶解し、285nmに於ける吸光度を測定した。
加え、30℃で2時間インキュベーションを行った。生成
した沈澱を遠心分離により分取し、75mMリン酸緩衝液
(pH7.8)1mlで3回洗浄した後0.1N NaOH 3mlを加え
てこれを溶解し、285nmに於ける吸光度を測定した。
抗原性の判定は下記基準に従った。
(4) 保存安定性 試料を密封し、45℃の恒温槽に遮光して3ヶ月間放置
した後、色と匂いの変化の有無を観察した。
した後、色と匂いの変化の有無を観察した。
(5) 皮膚感作性 マキシミゼーション(Maximization)法〔Bertil,M a
nd Albert,M.K.,J.Invest.Derm.,52(3),268(196
9)〕に基づき、皮膚感作性試験を行った。
nd Albert,M.K.,J.Invest.Derm.,52(3),268(196
9)〕に基づき、皮膚感作性試験を行った。
誘導及び惹起とも試料をそのまま用いた。皮膚感作性
の程度を下記に示す平均評価点から求めた。
の程度を下記に示す平均評価点から求めた。
(6) 実用特性 専門検査員20名が1日1回,3日間連続して実用テスト
を行ない、下記試験項目のアンケートに回答した。
を行ない、下記試験項目のアンケートに回答した。
使用簡便性: 使用簡便であると答えた人数。
使用時のざらつき: 使用時のざらつきを感じたと答えた人数。
使用後の刺激感: 使用後、皮膚(頭皮)に刺激を感じたと答えた人数。
使用後のなめらかさ: 使用後、皮膚(毛髪)がなめらかになったと答えた人
数。
数。
使用後のつや: 使用後、皮膚(毛髪)につやがでたと答えた人数。
実施例1 スキンローション 下記処方のスキンローションを常法によって調製し
た。
た。
得られたスキンローションの特性を第1表に示す。第
1表から明らかな如く本発明のスキンローションは熱安
定性,実用特性,保存安定性に優れ、抗原性,皮膚感作
性の低いものであった。
1表から明らかな如く本発明のスキンローションは熱安
定性,実用特性,保存安定性に優れ、抗原性,皮膚感作
性の低いものであった。
(修飾プロテアーゼの調製) デキストラン(平均分子量6〜9×104)1.0gを20ml
の水に溶解した。これに1N NaOHを加えpH10.4とした。
臭化シアン250mgを3mlの水に溶解し、この溶液を室温に
てデキストラン水溶液に徐々に加え、その際、1N NaOH
を同時に加えてpHを10前後に保った。この操作を約15分
で終えた後、約10分間撹拌し、4%NaHCO3溶液を加えて
pH9とした。次に、この活性化デキストラン溶液にバチ
ルス・リケニホルミス菌(Bacilus licheniformis)由
来のプロテアーゼ〈ノボ社製、商品名エスペラーゼ〉
(以下エスペラーゼと記す)100mgを加え、4℃にて24
時間反応せしめた。この反応液にグリシン40mgを加え、
2時間処理した後、溶液を限外濾過し、精製濃縮した
後、凍結乾燥した。
の水に溶解した。これに1N NaOHを加えpH10.4とした。
臭化シアン250mgを3mlの水に溶解し、この溶液を室温に
てデキストラン水溶液に徐々に加え、その際、1N NaOH
を同時に加えてpHを10前後に保った。この操作を約15分
で終えた後、約10分間撹拌し、4%NaHCO3溶液を加えて
pH9とした。次に、この活性化デキストラン溶液にバチ
ルス・リケニホルミス菌(Bacilus licheniformis)由
来のプロテアーゼ〈ノボ社製、商品名エスペラーゼ〉
(以下エスペラーゼと記す)100mgを加え、4℃にて24
時間反応せしめた。この反応液にグリシン40mgを加え、
2時間処理した後、溶液を限外濾過し、精製濃縮した
後、凍結乾燥した。
得られた修飾プロテアーゼの表面アミノ基修飾率は17
%、酵素活性保持率は27%であった。
%、酵素活性保持率は27%であった。
実施例2 スキンローション 実施例1の修飾プロテアーゼの代わりに、下記の如く
調製した修飾プロテアーゼを用いる他は実施例と同様に
して本発明のスキンローションを得た。
調製した修飾プロテアーゼを用いる他は実施例と同様に
して本発明のスキンローションを得た。
その特性を第1表に示す。第1表から明らかな如く、
本発明のスキンローションは熱安定性,実用特性,保存
安定性に優れ、抗原性,皮膚感作性の低いものであっ
た。
本発明のスキンローションは熱安定性,実用特性,保存
安定性に優れ、抗原性,皮膚感作性の低いものであっ
た。
(修飾プロテアーゼの調製) 実施例1の(修飾プロテアーゼの調製)の所で用いた
デキストラン(平均分子量6〜9×104)の代わりにプ
ルラン(平均分子量50,000)を用い、かつプロテアーゼ
としてエスペラーゼの代わりにビオプラーゼ(ナガセ生
化学社製)を用いる他は実施例1の(修飾プロテアーゼ
の調製)と同様にして、修飾プロテアーゼを調製した。
デキストラン(平均分子量6〜9×104)の代わりにプ
ルラン(平均分子量50,000)を用い、かつプロテアーゼ
としてエスペラーゼの代わりにビオプラーゼ(ナガセ生
化学社製)を用いる他は実施例1の(修飾プロテアーゼ
の調製)と同様にして、修飾プロテアーゼを調製した。
得られた修飾プロテアーゼの表面アミノ基修飾率は22
%、活性保持率は33%であった。
%、活性保持率は33%であった。
実施例3 スキンローション 実施例1の修飾プロテアーゼの代わりに、下記の如く
調製した修飾プロテアーゼを用いる他は実施例1と同様
にして本発明のスキンローションを得た。
調製した修飾プロテアーゼを用いる他は実施例1と同様
にして本発明のスキンローションを得た。
その特性を第1表に示す。第1表から明らかな如く、
本発明のスキンローションは熱安定性,実用特性,保存
安定性に優れ、抗原性,感作性の低いものであった。
本発明のスキンローションは熱安定性,実用特性,保存
安定性に優れ、抗原性,感作性の低いものであった。
(修飾プロテアーゼの調製) 実施例1の(修飾プロテアーゼの調製)の所で用いた
デキストラン(分子量6〜9×104)代わりにメチルセ
ルロース(和光純薬社製25CP)を用いる他は実施例1の
(修飾プロテアーゼの調製)と同様にして、修飾プロテ
アーゼを調製した。
デキストラン(分子量6〜9×104)代わりにメチルセ
ルロース(和光純薬社製25CP)を用いる他は実施例1の
(修飾プロテアーゼの調製)と同様にして、修飾プロテ
アーゼを調製した。
得られた修飾プロテアーゼの表面アミノ基修飾率は20
%、活性保持率は30%であった。
%、活性保持率は30%であった。
実施例4 スキンローション 実施例1の修飾プロテアーゼの代わりに、下記の如く
調製した修飾プロテアーゼを用いる他は実施例1と同様
にして本発明のスキンローションを得た。
調製した修飾プロテアーゼを用いる他は実施例1と同様
にして本発明のスキンローションを得た。
その特性を第1表に示す。第1表から明らかな如く、
本発明のスキンローションは熱安定性,実用特性,保存
安定性に優れ、抗原性,感作性の低いものであった。
本発明のスキンローションは熱安定性,実用特性,保存
安定性に優れ、抗原性,感作性の低いものであった。
(修飾プロテアーゼの調製) 実施例1の(修飾プロテアーゼの調製)の所で用いた
デキストラン(分子量6〜9×104)の代わりにイヌリ
ン(平均分子量50,000)を用い、かつプロテアーゼとし
てエスペラーゼの代わりにキモトリプシン(シグマ社
製)を用いる他は実施例1の(修飾プロテアーゼの調
製)と同様にして、修飾プロテアーゼを調製した。
デキストラン(分子量6〜9×104)の代わりにイヌリ
ン(平均分子量50,000)を用い、かつプロテアーゼとし
てエスペラーゼの代わりにキモトリプシン(シグマ社
製)を用いる他は実施例1の(修飾プロテアーゼの調
製)と同様にして、修飾プロテアーゼを調製した。
得られた修飾プロテアーゼの表面アミノ基修飾率は18
%、活性保持率は27%であった。
%、活性保持率は27%であった。
比較例1 スキンローション 実施例1の修飾プロテアーゼの代わりに、未修飾のプ
ロテアーゼを用いる外は実施例1と同様にして比較のス
キンローションを調製した。
ロテアーゼを用いる外は実施例1と同様にして比較のス
キンローションを調製した。
その特性を第1表に示す。第1表から明らかな如く、
修飾していないプロテアーゼを配合した比較のスキンロ
ーションは熱安定性が著しく悪く、抗原性,皮膚感作性
が認められ、使用時刺激を感じ、保存安定性の悪いもの
であった。
修飾していないプロテアーゼを配合した比較のスキンロ
ーションは熱安定性が著しく悪く、抗原性,皮膚感作性
が認められ、使用時刺激を感じ、保存安定性の悪いもの
であった。
比較例2 スキンローション 実施例1の修飾プロテアーゼの代わりに、下記の如く
調製した固定化プロテアーゼを用いる他は実施例1と同
様にして比較のスキンローションを調製した。
調製した固定化プロテアーゼを用いる他は実施例1と同
様にして比較のスキンローションを調製した。
その特性を第1表に示す。
第1表から明らかな如く、固定化プロテアーゼを用い
た比較のスキンローションは使用時ざらついたりして、
好ましいものではなかった。
た比較のスキンローションは使用時ざらついたりして、
好ましいものではなかった。
(固定化プロテアーゼの調製) 塩化カルシウム20重量部を水20重量部に溶解し、これ
にメタノール80重量部を混合したのち、ナイロン粉末
(平均粒径6〜10μm)を5重量部を加え分散させ、50
℃で30分間撹拌した。これを回収し、水洗後3.5M塩酸10
0重量部中に浸漬し45℃で50分間撹拌した。水洗後、10
%グルタルアルデヒドを含む0.1Mホウ酸ナトリウム緩衝
液(pH8.5)50重量部に浸漬し、引き続き同緩衝液で洗
浄した。この処理粉末を、エスペラーゼを1重量部含有
する0.05Mリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.5)50重量部の
中に添加し、10℃で5時間反応した後、水洗し担体結合
型の固定化プロテアーゼ粉末を得た。
にメタノール80重量部を混合したのち、ナイロン粉末
(平均粒径6〜10μm)を5重量部を加え分散させ、50
℃で30分間撹拌した。これを回収し、水洗後3.5M塩酸10
0重量部中に浸漬し45℃で50分間撹拌した。水洗後、10
%グルタルアルデヒドを含む0.1Mホウ酸ナトリウム緩衝
液(pH8.5)50重量部に浸漬し、引き続き同緩衝液で洗
浄した。この処理粉末を、エスペラーゼを1重量部含有
する0.05Mリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.5)50重量部の
中に添加し、10℃で5時間反応した後、水洗し担体結合
型の固定化プロテアーゼ粉末を得た。
実施例5 スキンクリーム 実施例1で調製した修飾プロテアーゼを用いて下記処
方のスキンクリームを調製した。
方のスキンクリームを調製した。
(スキンクリームの調製法) 油相成分を80℃で均一に熱溶解し、これに同じく80℃
で均一に加熱溶解した水相成分を加え、撹拌しながら冷
却し、40℃で修飾プロテアーゼを加え、30℃まで冷却し
て本発明のスキンクリームを得た。
で均一に加熱溶解した水相成分を加え、撹拌しながら冷
却し、40℃で修飾プロテアーゼを加え、30℃まで冷却し
て本発明のスキンクリームを得た。
得られたスキンクリームの実用特性,保存安定性を第
2表に示す。第2表から明らかな如く本発明のスキンク
リームの実用特性,保存安定性は優れたものであった。
2表に示す。第2表から明らかな如く本発明のスキンク
リームの実用特性,保存安定性は優れたものであった。
実施例6 ヘヤークリーム 実施例2で調製した修飾プロテアーゼを用いて下記処
方のヘヤークリームを調製した。
方のヘヤークリームを調製した。
(ヘヤークリームの調製法) 油相成分を80℃で均一に加熱溶解し、これに同じく80
℃で均一に加熱溶解した水相成分を加え、撹拌しながら
冷却し、40℃で修飾プロテアーゼを加え、30℃まで冷却
して本発明のヘヤークリームを得た。
℃で均一に加熱溶解した水相成分を加え、撹拌しながら
冷却し、40℃で修飾プロテアーゼを加え、30℃まで冷却
して本発明のヘヤークリームを得た。
得られたヘヤークリームの実用特性,保存安定性を第
2表に示す。第2表から明らかな如く、本発明のヘヤー
クリームの実用特性、保存安定性は優れたものであっ
た。
2表に示す。第2表から明らかな如く、本発明のヘヤー
クリームの実用特性、保存安定性は優れたものであっ
た。
実施例7 クレンジングミルク 実施例3で調製した修飾プロテアーゼを用いて下記処
方のクレンジングミルクを調製した。
方のクレンジングミルクを調製した。
(クレンジングミルクの調製法) 油相成分を80℃で均一に加熱溶解し、これに同じく80
℃で均一に加熱溶解した水相成分を加え、撹拌しながら
冷却し、40℃で修飾プロテアーゼを加え、30℃まで冷却
して本発明のクレンジングミルクを得た。
℃で均一に加熱溶解した水相成分を加え、撹拌しながら
冷却し、40℃で修飾プロテアーゼを加え、30℃まで冷却
して本発明のクレンジングミルクを得た。
得られたクレンジングミルクの実用特性,保存安定性
を第2表に示す。第2表から明らかな如く、本発明のク
レンジングミルクの実用特性,保存安定性は優れたもの
であった。
を第2表に示す。第2表から明らかな如く、本発明のク
レンジングミルクの実用特性,保存安定性は優れたもの
であった。
実施例8 クリームソープ 実施例4で調製した修飾プロテアーゼを用いて下記処
方のクリームソープを調製した。
方のクリームソープを調製した。
(クリームソープの調製法) 水相成分を80℃で1時間均一に加熱溶解した後、撹拌
しながら冷却し、40℃で修飾プロテアーゼを加え30℃ま
で冷却し、40℃で修飾プロテアーゼを加え30℃まで冷却
してクリームソープを得た。
しながら冷却し、40℃で修飾プロテアーゼを加え30℃ま
で冷却し、40℃で修飾プロテアーゼを加え30℃まで冷却
してクリームソープを得た。
得られたクリームソープの実用特性,保存安定性を第
2表に示す。第2表から明らかな如く、本発明のクリー
ムソープの実用特性,保存安定性は優れたものであっ
た。
2表に示す。第2表から明らかな如く、本発明のクリー
ムソープの実用特性,保存安定性は優れたものであっ
た。
実施例9 パウダーファンデーション 実施例1で調製した修飾プロテアーゼを用い下記処方
の原料を均一に撹拌混合してパウダーファンデーション
を得た。
の原料を均一に撹拌混合してパウダーファンデーション
を得た。
得られたパウダーファンデーションの実用特性,保存
安定性を第2表に示す。第2表から明らかな如く、本発
明のパウダーファンデーションの実用特性,保存安定性
は優れたものであった。
安定性を第2表に示す。第2表から明らかな如く、本発
明のパウダーファンデーションの実用特性,保存安定性
は優れたものであった。
〔発明の効果〕 上記の如く、本発明の化粧料は、使用簡便で、皮膚に
刺激やアレルギーを与えることなく、保存によっても変
臭や変色を生起することなく、皮膚に対しては、老化角
質を除去して滑らかさを付与し、その作用・効果は顕著
であった。
刺激やアレルギーを与えることなく、保存によっても変
臭や変色を生起することなく、皮膚に対しては、老化角
質を除去して滑らかさを付与し、その作用・効果は顕著
であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−238710(JP,A) 特開 昭64−67186(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/00 - 7/50
Claims (1)
- 【請求項1】臭化シアンにより反応活性基を導入した下
記、a)〜d)よりなる群より選ばれる水溶性多糖類と
プロテアーゼとを結合させることによって得られ、且つ
そのプロテアーゼの表面アミノ基の修飾率がTNBS法で測
定して15%以上である修飾プロテアーゼを配合している
ことを特徴とする化粧料。 a)アガロース、グアーガム、イヌリン、デキストラ
ン、プルラン、ザンタンガムからなる群から選ばれる天
然多糖類及びその誘導体 b)ヒドロキシプロピルセルロース c)エチルセルロース d)カルボキシメチルセルロース
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9117789A JP2854599B2 (ja) | 1989-04-11 | 1989-04-11 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9117789A JP2854599B2 (ja) | 1989-04-11 | 1989-04-11 | 化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02270808A JPH02270808A (ja) | 1990-11-05 |
JP2854599B2 true JP2854599B2 (ja) | 1999-02-03 |
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ID=14019181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9117789A Expired - Fee Related JP2854599B2 (ja) | 1989-04-11 | 1989-04-11 | 化粧料 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2854599B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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FR2737115B1 (fr) * | 1995-07-25 | 1997-08-22 | Oreal | Composition stable contenant une enzyme |
FR2737116B1 (fr) * | 1995-07-25 | 1997-08-22 | Oreal | Composition stable contenant un actif cosmetique et/ou dermatologique sensible a l'eau |
-
1989
- 1989-04-11 JP JP9117789A patent/JP2854599B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02270808A (ja) | 1990-11-05 |
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