JPH074142U - ソレノイドアクチュエータ - Google Patents

ソレノイドアクチュエータ

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Publication number
JPH074142U
JPH074142U JP3848093U JP3848093U JPH074142U JP H074142 U JPH074142 U JP H074142U JP 3848093 U JP3848093 U JP 3848093U JP 3848093 U JP3848093 U JP 3848093U JP H074142 U JPH074142 U JP H074142U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron core
protrusion
movable iron
link member
solenoid actuator
Prior art date
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Pending
Application number
JP3848093U
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English (en)
Inventor
茂雄 市塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Industries Corp
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Publication date
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Publication of JPH074142U publication Critical patent/JPH074142U/ja
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両用自動変速機のシフトレバーのシフトロ
ック解除をするソレノイドアクチュエータの可動鉄心と
一体になったリンク部材とフロントフレームとの衝突音
を、可動鉄心のスライド量を小さくすることなく低減す
る。 【構成】 可動鉄心30と一体になったリンク部材33
とフロントフレーム37との衝突音を低減するための消
音ゴム38に、可動鉄心30の吸引速度を減速するため
の第1の突起40と、第1の突起40で減速された可動
鉄心30の吸引を停止させる第2の突起41とが設けら
れている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用自動変速機のシフトレバーのシフトロック解除をするソレノ イドアクチュエータの衝突音低減構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用自動変速機におけるシフトロック解除用ソレノイドアクチュエー タを図1乃至図3を用い説明する。 図1はソレノイドアクチュエータを車両用自動変速機に組み付けた状態を、図 2乃至図3はソレノイドアクチュエータの断面をそれぞれ示す図である。 図においてシフトレバー1は、ベース3に軸支され車両の前後方向に回動可能 となっている。シフトレバー1にはディテントピン5が上下摺動可能なように一 体に組み付けられており、このディテントピン5がベース3に設けたディテント 溝4の凹凸部に係合することでシフトレバー1の不測の回動を阻止するようにな っている。ディテントピン5は図示しないコイルスプリングなどの付勢手段によ り上方へ付勢されているためディテント溝4の凹凸部と常に係合している。した がって、図示しないセレクトボタンを押圧操作することでディテントピン5を下 降させ、ディテント溝4の凹凸部との係合を解除することでシフトレバー1は他 のポジションへ回動可能となる。
【0003】 ベース3にはさらに、シフトレバー1のパーキング位置と対応する位置にシフ トロックプレート6が上下摺動可能に組み付けられている。シフトロックプレー ト6にはディテントピン5が係合するための切り欠き6aが設けられている。ま たシフトロックプレート6の下方にはシフトロックストッパ7が、ソレノイドア クチュエータ本体2のコイルスプリングにより図において右方向に付勢されなが らベース3に回動可能に組み付けられており、シフトロックストッパ7がシフト ロックプレート6の下に入り込むことで、シフトロックプレート6の下降を規制 する。
【0004】 したがって、図示しないセレクトボタンを押圧操作し、シフトレバー1をパー キング位置へ回動させると、まずディテントピン5がシフトロックプレート6の 切り欠き6aに係合する。そして、図示しないセレクトボタンの押圧操作を解除 するとディテントピン5は図示しない付勢手段により上方へ付勢され再びディテ ント溝4の凹凸部とも係合することになる。このときシフトロックプレート6の 下にシフトロックストッパ7が入り込みシフトロックプレート6の下降を規制す る。そのためディテントピン5は、その左右方向をディテント溝4に、上下方向 をシフトロックプレート6によって囲まれ、シフトロックをかけられることとな る。このシフトロックを解除するためシフトロックストッパ7を左方向へ回動さ せるソレノイドアクチュエータ2がベース3に組み付けられている。
【0005】 次にソレノイドアクチュエータの構造について説明する。図2乃至図3におい て、可動鉄心20は丸棒状の磁性体からなり、一方の端部がソレノイドアクチュ エータ本体2を構成する開口を有した箱状のフレーム21内に配設されるボビン 22内で、摺動可能に収納されている。可動鉄心20のもう一方の端部は、フレ ーム21から突出している。フレーム21より突出している可動鉄心20の先端 にはリンク部材23が、カシメピン24を介して組み付けられている。
【0006】 フレーム21内には略丸棒状の磁性体からなる固定鉄心25が可動鉄心20と 同軸となるように配設固定されている。さらにフレーム21内には前述したよう に可動鉄心20と固定鉄心25を軸にするようにして筒状のボビン22が配設さ れこのボビン22にコイル26が巻かれている。このコイル26の端部は図示し ない電源へと接続されている。
【0007】 フレーム21内に配設したボビン22とそれに巻いたコイル26が飛び出さな いように、フレーム21の開口は可動鉄心20の摺動を妨げないようにしてフロ ントフレーム27によって覆われている。可動鉄心20と一体になったリンク部 材23とフロントフレーム27の間には、それらが衝突したときの衝突音を低減 するためリング状の消音ゴム28が設けられている。
【0008】 また、この消音ゴム28により可動鉄心20と固定鉄心25が接触して衝突音 を発生しないようにクリアランスをとっている。さらにリンク部材23とフロン トフレーム27の間には、コイルスプリング29が設けられ、可動鉄心20を図 において右側に付勢している。
【0009】 以上のような構成によりアクチュエータソレノイド2は次のような動作をする 。 コイル26に図示しない電源から電流が流れると、筒状に巻かれたコイル26 内にある可動鉄心20と固定鉄心25はそれぞれ磁化され、お互いに吸引し合う 。これにより図2に示すように可動鉄心20が固定鉄心25方向にスライドする 。そのスライドはリンク部材23が、消音ゴム28に当接することで停止させら れる。またコイル26への通電を中止することで可動鉄心20と固定鉄心25の 吸引は中断され図3に示すように可動鉄心20はコイルスプリング29の付勢に よってフレーム21から突出させられる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
以上のように従来技術においては、コイルに通電を行い可動鉄心をフレーム内 に吸引したときにリンク部材がフロントフレームに当たるとき大きな衝突音が出 ないように、また、可動鉄心と固定鉄心が衝突しないように消音ゴムが設けられ ている。
【0011】 しかし、リンク部材とフロントフレームとの衝突音は、まだ大きく甲高いもの であり、これは車両の高級感を臨むユーザーにとっては嫌われるものである。そ こで、消音ゴムを厚くすることが考えられるが、可動鉄心のスライド量が小さく なってしまい所定の動作をすることができなくなってしまうという問題を有して いた。
【0012】 そこで本考案は、上記のような問題を解決するためになされ、その目的は可動 鉄心の吸引スライド量を小さくすることなく、フロントフレームと可動鉄心の先 端に取り付けたリンク部材との衝突音を低減できるソレノイドアクチュエータの 衝突音低減構造を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案に係るソレノイドアクチュエータは、フロ ントフレームと可動鉄心の先端に取り付けたリンク部材との間に、それらの衝突 音を低減するために設けた消音ゴムに、可動鉄心の吸引速度を減速させるための 弾性部材からなる第1の突起を設け、さらに、第1の突起で減速させた可動鉄心 の吸引を停止させるために、第1の突起の衝突よりも後に衝突する高さを有する 弾性部材からなる第2の突起を設けたことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】
本考案に係るソレノイドアクチュエータにおいては、可動鉄心の吸引速度を第 1の突起を弾性変形させることで減速させ、次いで減速された可動鉄心を弾性部 材からなる第2の突起で停止させることができる。従って、1回の衝突でなく、 2回の衝突に分けて減速するため可動鉄心の吸引スライド量を小さくすることな くフロントフレームと可動鉄心の先端に取り付けたリンク部材との衝突音を低減 することができる。
【0015】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図4乃至図9を用いて説明する。なお、使用形態 については図1と同様のため構成には同一の符号を付し説明を省略する。 図4は本考案に係る実施例を示すソレノイドアクチュエータの断面図であり、 図5は消音ゴムの拡大一部切り欠きの斜視図であり、図6乃至図8はリンク部材 と消音ゴムとの当接状態をそれぞれ示す図である。
【0016】 図において、可動鉄心30は丸棒状の磁性体であり、一方の端部がソレノイド アクチュエータ本体2を構成する開口を有した箱状のフレーム31内に配設され るボビン32内で、摺動可能に収納されている。可動鉄心30のもう一方の端部 は、フレーム31から突出している。フレーム31より突出している側の可動鉄 心30の先端にはリンク部材33が、カシメピン34を介して固定されている。
【0017】 フレーム31内には略丸棒状の磁性体からなる固定鉄心35が可動鉄心30と 同軸となるように配設固定されている。さらにフレーム31内には前述したよう に可動鉄心30と固定鉄心35を軸にするようにして筒状のボビン32が配設さ れこのボビン32にコイル36が巻かれている。このコイル36の端部は図示し ない電源へと接続されている。コイル36は電流が流れたときにボビン32内に ある可動鉄心30と固定鉄心35をそれぞれ磁化し、可動鉄心30を固定鉄心3 5に吸着させようとするためのものである。
【0018】 フレーム31内に配設したボビン32とそれに巻いたコイル36が飛び出さな いように、フレーム31の開口は可動鉄心30の摺動を妨げないようにしてフロ ントフレーム37によって覆われている。
【0019】 可動鉄心30と一体になったリンク部材33とフロントフレーム37との間に は、それらが衝突したときの衝突音を低減するためリング状の消音ゴム38が設 けられている。消音ゴム38には、図5に示すように第1の突起40と第2の突 起41が設けられている。この第1の突起40は、中空であり可動鉄心30が吸 引され、それと一体になったリンク部材33がフロントフレーム37に衝突しよ うとするとき、弾性変形をすることで可動鉄心30の運動エネルギーを吸収し、 その吸引速度を減速させるためのものである。第2の突起41は、中実であり第 1の突起40で減速された可動鉄心30の吸引を停止させるためのものである。 この第2の突起41は、リンク部材33が第1の突起40で減速されてから衝突 するように第1の突起40に比べ高さの低いものとなっている。
【0020】 また、この消音ゴム38により可動鉄心30と固定鉄心35が接触して衝突音 が発生しないようにクリアランスをとっている。さらにリンク部材33とフロン トフレーム37の間には、コイルスプリング39が設けられ、可動鉄心30を図 において右側に付勢し、所定の動作をするようになっている。
【0021】 この実施例は上述したように構成される。したがって、図6に示すように可動 鉄心30がコイルスプリング39によりフロントフレーム37内から突出された 状態から可動鉄心30を吸引させリンク部材33がフロントフレーム37に衝突 しようとする場合、図7乃至図8に示すように第1の突起40は弾性変形を起こ すことで、可動鉄心30のスライド量を小さくすることなく、かつ、可動鉄心3 0の運動エネルギーを吸収しその吸引速度を減速させたあとに第2の突起41で 可動鉄心30の吸引を停止させるので、リンク部材33とフロントフレーム37 との衝突音を小さなものとすることができる。
【0022】 なお、上述実施例においては、消音ゴム38に設けた第1の突起40を中空と し、第2の突起41を中実としたが、これに限らず、第1の突起40が可動鉄心 30の吸引速度を減速させ、運動エネルギーを吸収できるものであれば中実であ ってもよい。
【0023】 また、上述実施例においては、消音ゴム38に設けた第1の突起40、第2の 突起41をリンク部材33側に向くようにしたが、これに限らず、フロントフレ ーム37側に向くようにしてもよい。
【0024】 さらに、上述実施例においては、第1の突起40、第2の突起41をともに、 略半球状のものとしたが、これに限らず、図9に示すように第1の突起40側に 可動鉄心30の吸引速度を減速させるための突起40’を設けてもよくその形状 にとらわれるものではない。
【0025】 また、上述実施例においては、第1の突起40と第2の突起41との高さを変 えてあるが、これに限らず、図10に示すようにリンク部材33が先に第1の突 起40に当たるような形状となっていれば、第1の突起40が第2の突起41よ り低くてもよい。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、可動鉄心の吸引速度を第1の突起を弾 性変形させることで減速させ、次いで減速された可動鉄心を弾性部材からなる第 2の突起で停止させるよう構成したので、従来の消音ゴムと同じ高さの消音ゴム であっても可動鉄心の吸引スライド量を小さくすることなく、フロントフレーム と可動鉄心の先端に取り付けたリンク部材との衝突音を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ソレノイドアクチュエータを車両用自動変速機
に組み付けた状態を表す図である。
【図2】従来のソレノイドアクチュエータの構成を示す
断面図である。
【図3】従来のソレノイドアクチュエータの構成を示す
断面図である。
【図4】本考案の一実施例に係るソレノイドアクチュエ
ータの構成を示す断面図である。
【図5】本実施例に係る消音ゴムを示す一部切り欠きの
斜視図である。
【図6】本実施例に係るリンク部材とフロントフレーム
との位置関係を示す側面図である。
【図7】本実施例に係るリンク部材とフロントフレーム
との位置関係を示す側面図である。
【図8】本実施例に係るリンク部材とフロントフレーム
との位置関係を示す側面図である。
【図9】本考案の他の実施例に係る消音ゴムを示す一部
切り欠きの斜視図である。
【図10】本考案の他の実施例に係る消音ゴムとリンク
部材を示す斜視図である。
【符号の説明】
30 可動鉄心 33 リンク部材 35 固定鉄心 37 フロントフレーム 38 消音ゴム 40 第1の突起 41 第2の突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントフレームと可動鉄心の先端に取
    り付けたリンク部材との間に、それらの衝突音を低減す
    るための消音ゴムを設けた車両用自動変速機のシフトレ
    バーのシフトロック解除をするソレノイドアクチュエー
    タにおいて、 前記消音ゴムに可動鉄心の吸引速度を減速するための弾
    性部材からなる第1の突起を設け、 さらに、第1の突起で減速させた可動鉄心の吸引を停止
    させるために、第1の突起の衝突よりも後に衝突する高
    さを有する弾性部材からなる第2の突起を設けたことを
    特徴とするソレノイドアクチュエータ。
JP3848093U 1993-06-21 1993-06-21 ソレノイドアクチュエータ Pending JPH074142U (ja)

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JP3848093U JPH074142U (ja) 1993-06-21 1993-06-21 ソレノイドアクチュエータ

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JP3848093U JPH074142U (ja) 1993-06-21 1993-06-21 ソレノイドアクチュエータ

Publications (1)

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JPH074142U true JPH074142U (ja) 1995-01-20

Family

ID=12526426

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JP3848093U Pending JPH074142U (ja) 1993-06-21 1993-06-21 ソレノイドアクチュエータ

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JP (1) JPH074142U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002024479A1 (fr) * 2000-09-19 2002-03-28 Kabushiki Kaisha Tokai - Rika - Denki - Seisakusho Mecanisme de verrouillage, dispositif a levier de changement de vitesses et ensemble de verrouillage de levier de changement de vitesses

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002024479A1 (fr) * 2000-09-19 2002-03-28 Kabushiki Kaisha Tokai - Rika - Denki - Seisakusho Mecanisme de verrouillage, dispositif a levier de changement de vitesses et ensemble de verrouillage de levier de changement de vitesses
KR100697814B1 (ko) * 2000-09-19 2007-03-20 가부시키가이샤 도카이리카덴키 세이사쿠쇼 시프트록 유니트

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