JPH0739158Y2 - 電磁継電器 - Google Patents
電磁継電器Info
- Publication number
- JPH0739158Y2 JPH0739158Y2 JP14595089U JP14595089U JPH0739158Y2 JP H0739158 Y2 JPH0739158 Y2 JP H0739158Y2 JP 14595089 U JP14595089 U JP 14595089U JP 14595089 U JP14595089 U JP 14595089U JP H0739158 Y2 JPH0739158 Y2 JP H0739158Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- electromagnetic relay
- air damper
- cylinder
- armature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車搭載用や空調機器等の使用に適する電磁
継電器に係り、その動作,復旧時に生じる電磁継電器の
作動音を極めて小さくせしめることを目的とするもので
ある。
継電器に係り、その動作,復旧時に生じる電磁継電器の
作動音を極めて小さくせしめることを目的とするもので
ある。
従来、この種の電磁継電器の作動音を減少させるため
に、エアーダンパーを使用した電磁継電器があった。
(出願人が先に提示した実願昭63−031868号公報参照) しかしながら、第3図に示すようにエアーダンパーを構
成するピストンとシリンダ間に有する間隙に電磁継電器
の動作により接点から発生する消耗粉や、接極子が鉄心
に吸引される時の衝突により発生する摩耗粉が前記間隙
部に浸入してエアーダンバを動作不能にせしめることに
より、電磁継電器を動作不能にする不都合があった。
に、エアーダンパーを使用した電磁継電器があった。
(出願人が先に提示した実願昭63−031868号公報参照) しかしながら、第3図に示すようにエアーダンパーを構
成するピストンとシリンダ間に有する間隙に電磁継電器
の動作により接点から発生する消耗粉や、接極子が鉄心
に吸引される時の衝突により発生する摩耗粉が前記間隙
部に浸入してエアーダンバを動作不能にせしめることに
より、電磁継電器を動作不能にする不都合があった。
〔問題を解決するための手段〕 本考案は、これらの欠点を解決するため、可動接点ばね
若しくは接極子の遊端部にエアーダンパーを連設し、電
磁継電器の作動音を小さくする電磁継電器において、上
記エアーダンパーのピストンとシリンダ間の間隙を覆う
ようにピストンの上部に蓋を配設して接点から発生する
消耗粉および鉄心頭部から発生する摩耗粉が前記間隙に
浸入し難がたい構造にしたものである。
若しくは接極子の遊端部にエアーダンパーを連設し、電
磁継電器の作動音を小さくする電磁継電器において、上
記エアーダンパーのピストンとシリンダ間の間隙を覆う
ようにピストンの上部に蓋を配設して接点から発生する
消耗粉および鉄心頭部から発生する摩耗粉が前記間隙に
浸入し難がたい構造にしたものである。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
すると、第1図は本考案の実施例を示す正面図、第2図
は本考案の主要部を切断して示す左側面図である。第3
図は本考案のピストンを示す斜視図である。
すると、第1図は本考案の実施例を示す正面図、第2図
は本考案の主要部を切断して示す左側面図である。第3
図は本考案のピストンを示す斜視図である。
図中1はL字形継鉄で鉄心4を固定してある。該鉄心4
にはボビン6を介してコイル3が巻回してある。2は接
極子で前記L字形継鉄1に係止し、コイル3に通電させ
ることにより接極子2を鉄心4の頭部に吸着させるよう
にしてある。可動接点ばね10は接極子2に固定され、可
動接点ばね10に固着した可動接点8を固定接点9a,9bと
の間で接離するように配設してある。5は復帰ばねであ
る。
にはボビン6を介してコイル3が巻回してある。2は接
極子で前記L字形継鉄1に係止し、コイル3に通電させ
ることにより接極子2を鉄心4の頭部に吸着させるよう
にしてある。可動接点ばね10は接極子2に固定され、可
動接点ばね10に固着した可動接点8を固定接点9a,9bと
の間で接離するように配設してある。5は復帰ばねであ
る。
可動接点ばね10に固着した可動接点8の近傍にエアーダ
ンパー7を構成するピストン7aの連結部材7a′が係合さ
れ、シリンダ7bに連設されている。更にシリンダ7bとピ
ストン7aとの間隙に接点の消耗粉および鉄心の摩耗粉が
浸入しないようにピストン7aの上部にシリンダ7bの周面
を覆う大きさの蓋7cが設けられている。
ンパー7を構成するピストン7aの連結部材7a′が係合さ
れ、シリンダ7bに連設されている。更にシリンダ7bとピ
ストン7aとの間隙に接点の消耗粉および鉄心の摩耗粉が
浸入しないようにピストン7aの上部にシリンダ7bの周面
を覆う大きさの蓋7cが設けられている。
次に本考案の動作を図面に基づいて説明すると、今、コ
イル3に通電して接極子2を鉄心4に吸着させる動作時
の場合、接極子2に搭載された可動接点ばね10はその遊
端部がエアーダンパー7のピストン7aに連結部材7a′を
介して係合し、シリンダ7bに連設されているため、該ピ
ストン7aを押し下げることとなる。この押し下げ速度は
エアーダンパー7を構成するシリンダ7bとピストン7aと
の隙間による空気の粘性抵抗により決定されるが該エア
ーダンパー7を連設していない場合より遅い動作させる
こととなるのでピストン7aがシリンダ7b内の空気を前記
隙間を通して外部に放出させながら下降して、接点ギャ
ップを越える距離まで移動すると可動接点8と固定接点
9aが接触し、また接極子2が鉄心4の吸着面に弱い当接
力で吸着される。その後、コイル3の励磁を解除する
と、復帰ばね5により接極子2は前と反対回り(第2図
で反時計回り)に回動しようとするが接極子2に搭載さ
れている可動接点ばね10の遊端部にエアーダンパー7の
ピストン7aが係合されているため、該ピストン7aを押し
上げることとなる。
イル3に通電して接極子2を鉄心4に吸着させる動作時
の場合、接極子2に搭載された可動接点ばね10はその遊
端部がエアーダンパー7のピストン7aに連結部材7a′を
介して係合し、シリンダ7bに連設されているため、該ピ
ストン7aを押し下げることとなる。この押し下げ速度は
エアーダンパー7を構成するシリンダ7bとピストン7aと
の隙間による空気の粘性抵抗により決定されるが該エア
ーダンパー7を連設していない場合より遅い動作させる
こととなるのでピストン7aがシリンダ7b内の空気を前記
隙間を通して外部に放出させながら下降して、接点ギャ
ップを越える距離まで移動すると可動接点8と固定接点
9aが接触し、また接極子2が鉄心4の吸着面に弱い当接
力で吸着される。その後、コイル3の励磁を解除する
と、復帰ばね5により接極子2は前と反対回り(第2図
で反時計回り)に回動しようとするが接極子2に搭載さ
れている可動接点ばね10の遊端部にエアーダンパー7の
ピストン7aが係合されているため、該ピストン7aを押し
上げることとなる。
このような動作の繰り返しにより、負荷開閉による接点
の消耗粉もしくは接極子と鉄心の衝突により摩耗粉がシ
リンダ7bとピストン7aの間隙に浸入してエアーダンパー
7の動作を不能にすることがあった。しかし、本考案は
エアーダンパー7のピストン7aの上部に蓋7cが設けら
れ、これがピストン7aとシリンダ7b間の間隙を覆うよう
に設けているため前記接点の消耗粉や動作部の摩耗粉が
上記間隙に浸入し、エアーダンパー7が動作不能となる
ことはない。
の消耗粉もしくは接極子と鉄心の衝突により摩耗粉がシ
リンダ7bとピストン7aの間隙に浸入してエアーダンパー
7の動作を不能にすることがあった。しかし、本考案は
エアーダンパー7のピストン7aの上部に蓋7cが設けら
れ、これがピストン7aとシリンダ7b間の間隙を覆うよう
に設けているため前記接点の消耗粉や動作部の摩耗粉が
上記間隙に浸入し、エアーダンパー7が動作不能となる
ことはない。
本考案の構成によれば、ピストンの上部にシリンダを覆
う蓋を設けることによりシリンダとピストンとの間隙に
摩耗粉や消耗粉の浸入が全く無くなるので、電磁継電器
の動作不能を起こすことが皆無にした効果を有するもの
である。
う蓋を設けることによりシリンダとピストンとの間隙に
摩耗粉や消耗粉の浸入が全く無くなるので、電磁継電器
の動作不能を起こすことが皆無にした効果を有するもの
である。
第1図は本考案の正面図、第2図は本考案の主要部を一
部切断して示す左側面図、第3図は従来の電磁継電器を
一部切断して示す左側面図、第4図はピストンを示す斜
視図で(a)図は従来のもの、(b)図は本考案のピス
トンを示す。第5図は本考案の他の実施例を示すエアー
ダンパーの断面図である。 1は継鉄、2は接極子、4は鉄心、7はエアーダンパ
ー、7aはピストン、7bはシリンダ、7cは蓋、8は可動接
点、9a,9bは固定接点、10は可動接点ばね、11は基板。
部切断して示す左側面図、第3図は従来の電磁継電器を
一部切断して示す左側面図、第4図はピストンを示す斜
視図で(a)図は従来のもの、(b)図は本考案のピス
トンを示す。第5図は本考案の他の実施例を示すエアー
ダンパーの断面図である。 1は継鉄、2は接極子、4は鉄心、7はエアーダンパ
ー、7aはピストン、7bはシリンダ、7cは蓋、8は可動接
点、9a,9bは固定接点、10は可動接点ばね、11は基板。
Claims (1)
- 【請求項1】可動接点ばね若しくは接極子の遊端部にエ
アーダンパーを連設した電磁継電器において、ピストン
上部にシリンダを覆う蓋を設けたことを特徴とする電磁
継電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14595089U JPH0739158Y2 (ja) | 1989-12-20 | 1989-12-20 | 電磁継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14595089U JPH0739158Y2 (ja) | 1989-12-20 | 1989-12-20 | 電磁継電器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0384539U JPH0384539U (ja) | 1991-08-27 |
JPH0739158Y2 true JPH0739158Y2 (ja) | 1995-09-06 |
Family
ID=31692566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14595089U Expired - Fee Related JPH0739158Y2 (ja) | 1989-12-20 | 1989-12-20 | 電磁継電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0739158Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-20 JP JP14595089U patent/JPH0739158Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0384539U (ja) | 1991-08-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |