JP2602370Y2 - ソレノイド - Google Patents
ソレノイドInfo
- Publication number
- JP2602370Y2 JP2602370Y2 JP1993072208U JP7220893U JP2602370Y2 JP 2602370 Y2 JP2602370 Y2 JP 2602370Y2 JP 1993072208 U JP1993072208 U JP 1993072208U JP 7220893 U JP7220893 U JP 7220893U JP 2602370 Y2 JP2602370 Y2 JP 2602370Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron core
- movable iron
- solenoid
- coil bobbin
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【0001】
【考案の属する分野】本考案は、可動鉄芯の摺動をコイ
ルボビンで行うソレノイドの構造に関するものである。
ルボビンで行うソレノイドの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コイルの通電励磁によって可動鉄芯が固
定鉄芯に吸着し、通電を遮断した時に復帰スプリングは
その他の外部作用によって、可動鉄芯が元の位置に戻さ
れるソレノイドに於いて、可動鉄芯のストロ−ク(位
置)の抑制及び抜け止め機能の形式について従来から種
々の方法がとられている。
定鉄芯に吸着し、通電を遮断した時に復帰スプリングは
その他の外部作用によって、可動鉄芯が元の位置に戻さ
れるソレノイドに於いて、可動鉄芯のストロ−ク(位
置)の抑制及び抜け止め機能の形式について従来から種
々の方法がとられている。
【0003】図1はソレノイドの基本構造図でコイル1
に電圧を加えると、プレ−ト2、フレ−ム3、固定鉄芯
4及び可動鉄芯5から成る磁気回路に磁束が流れ、可動
鉄芯5は固定鉄芯4側へ吸引力が働き吸着される。尚第
1図は吸着状態を示す。
に電圧を加えると、プレ−ト2、フレ−ム3、固定鉄芯
4及び可動鉄芯5から成る磁気回路に磁束が流れ、可動
鉄芯5は固定鉄芯4側へ吸引力が働き吸着される。尚第
1図は吸着状態を示す。
【0004】ここで可動鉄芯5のストロ−クの抑制と抜
け止めの役割りを果たす為に、可動鉄芯5の先端に接続
した非磁性のシャフト6へEリングを取り付けることが
一般的に行われている。この様な方法の場合、シャフト
6を接続する為に固定鉄芯4及び可動鉄芯5の中心部分
に孔を設けなければならず、これによ(2)り磁力の損
失が生じ吸引力が低下するという欠点を持っている。尚
8はコイル1を巻回するコイルボビンである。又、シャ
フト6が移動する時にEリング7が固定鉄芯4に当る時
の音を軽減する為の緩衝材9が設けてある。
け止めの役割りを果たす為に、可動鉄芯5の先端に接続
した非磁性のシャフト6へEリングを取り付けることが
一般的に行われている。この様な方法の場合、シャフト
6を接続する為に固定鉄芯4及び可動鉄芯5の中心部分
に孔を設けなければならず、これによ(2)り磁力の損
失が生じ吸引力が低下するという欠点を持っている。尚
8はコイル1を巻回するコイルボビンである。又、シャ
フト6が移動する時にEリング7が固定鉄芯4に当る時
の音を軽減する為の緩衝材9が設けてある。
【0005】
【考案の目的】本考案はコイルボビン及び可動鉄芯の摺
動面の一部を平面形状にすることによって可動鉄芯のス
トロ−クの抑制と抜け止め及び廻り止めの三要素を部品
点数及び組立工程を大幅に低減して実施することができ
る。
動面の一部を平面形状にすることによって可動鉄芯のス
トロ−クの抑制と抜け止め及び廻り止めの三要素を部品
点数及び組立工程を大幅に低減して実施することができ
る。
【0006】
【実施例】図2は本考案の実施例を示し、1はコイル、
2はプレート、3はフレーム、4は固定鉄芯、5は可動
鉄芯、8はコイルボビンを示す。図3は本考案のコイル
ボビン、図4は本考案の可動鉄芯の斜視図である。即ち
図3に示すようにコイルボビン8において、可動鉄芯の
摺動部となる内径の一部を突出bした平面形状とし、又
図4に示すように可動鉄芯5の一部を陥没した平面形状
aとしたことで、前述の如く動作して、復帰した時に可
動鉄芯の平面形状aの終端はコイルボビン8の平面形状
bの終端に当って止まるので従来の様にEリングを取付
けて抜け止めとする必要がなくなる。
2はプレート、3はフレーム、4は固定鉄芯、5は可動
鉄芯、8はコイルボビンを示す。図3は本考案のコイル
ボビン、図4は本考案の可動鉄芯の斜視図である。即ち
図3に示すようにコイルボビン8において、可動鉄芯の
摺動部となる内径の一部を突出bした平面形状とし、又
図4に示すように可動鉄芯5の一部を陥没した平面形状
aとしたことで、前述の如く動作して、復帰した時に可
動鉄芯の平面形状aの終端はコイルボビン8の平面形状
bの終端に当って止まるので従来の様にEリングを取付
けて抜け止めとする必要がなくなる。
【0007】この構造により、可動鉄芯5とコイルボビ
ン8のみで可動鉄芯5の抜け止め、廻り止め、ストロー
クの抑制が可能となった為に部品点数を減らすことがで
き組立の時間も短縮することができるので全体のコスト
の低減が可能となる。又、可動鉄芯5及び固定鉄芯4へ
不必要な加工をする必要が無くなった為に磁力の損失が
最少限に留められて吸引力の低下を招くことが無くな
る。
ン8のみで可動鉄芯5の抜け止め、廻り止め、ストロー
クの抑制が可能となった為に部品点数を減らすことがで
き組立の時間も短縮することができるので全体のコスト
の低減が可能となる。又、可動鉄芯5及び固定鉄芯4へ
不必要な加工をする必要が無くなった為に磁力の損失が
最少限に留められて吸引力の低下を招くことが無くな
る。
【0008】
【効果の説明】本考案の如きソレノイドによって、可動
鉄芯のストロ−ク調整や、抜け防止、廻り止めを部品点数
を追加することなく実現出来るので、安価なソレノイド
(3)を提供し得るものである。
鉄芯のストロ−ク調整や、抜け防止、廻り止めを部品点数
を追加することなく実現出来るので、安価なソレノイド
(3)を提供し得るものである。
【図1】従来のソレノイドの構造図
【図2】本考案によるソレノイドの構造
【図3】本考案のコイルボビン
【図4】本考案の可動鉄芯
1 コイル 2 プレ−ト 3 フレ−ム 4 固定鉄芯 5 可動鉄芯 6 シャフト 7 Eリング 8 コイルボビン 9 緩衝材 a 可動鉄芯の平面形状 b コイルボビンの平面形状
Claims (1)
- 【請求項1】コイルボビンに巻回されたコイルと、該コ
イルを囲む磁性体のフレーム又はケース及び固定鉄芯
と、磁性体の可動鉄芯とから成るソレノイドに於いて、
前記可動鉄芯の一部を陥没した平面形状とすると共に該
可動鉄芯の摺動部となる前記コイルボビンの内径の一部
を突出した平面形状としたことを特徴とするソレノイ
ド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993072208U JP2602370Y2 (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | ソレノイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993072208U JP2602370Y2 (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | ソレノイド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0736410U JPH0736410U (ja) | 1995-07-04 |
JP2602370Y2 true JP2602370Y2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=13482597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993072208U Expired - Fee Related JP2602370Y2 (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | ソレノイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602370Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102014113566B3 (de) * | 2014-09-19 | 2016-02-04 | Pierburg Gmbh | Elektromagnetventil für einen Verbrennungsmotor |
JP7055044B2 (ja) * | 2018-03-19 | 2022-04-15 | 日立Astemo株式会社 | 電子制御装置、電子制御装置の組立に適用される治具および電子制御装置の製造方法 |
-
1993
- 1993-12-13 JP JP1993072208U patent/JP2602370Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0736410U (ja) | 1995-07-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |