JPS6127143Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6127143Y2 JPS6127143Y2 JP11900281U JP11900281U JPS6127143Y2 JP S6127143 Y2 JPS6127143 Y2 JP S6127143Y2 JP 11900281 U JP11900281 U JP 11900281U JP 11900281 U JP11900281 U JP 11900281U JP S6127143 Y2 JPS6127143 Y2 JP S6127143Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armature
- bobbin
- electromagnet
- dustproof cover
- electromagnet device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 description 2
Landscapes
- Electromagnets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、電磁石装置、詳しくは、電磁石の励
磁用コイルを巻回しているボビンを有する電磁石
装置に関する。 周知のように、カメラ等の精密機器に用いられ
る従来のこの種の電磁石装置は、その機能を安定
に維持するために電磁石の吸着面が常に清浄な面
となつていなければならないにも拘らず、吸着面
への塵埃等の侵入に対しては全く無防備の状態に
おかれるか、少くとも積極的に防塵対策がとられ
ているものはなかつた。従つて、アマーチユアと
コアの吸着面との間に塵埃等が侵入して、電磁石
の吸引力を減少させ、その吸引機能を低下させ、
精密機器の故障発生の一原因となつていた。その
ため、電磁石装置全体を覆う防塵カバーを設ける
手段が提案されているが、カメラ等の小型精密機
器においては、そのスペースをとることは、小型
化への大きな障害となるので、その実施は困難な
ものとなつていた。 本考案の目的は、上記の点に鑑み、電磁石の励
磁用コイルを巻回しているボビンに、電磁石の吸
着面を防塵するためのカバーを一体に設けること
によつて、全体形状の大きさは殆んど変ることな
く、しかも吸着面への防塵は完全に出来るように
した電磁石装置を提供するにある。 以下、本考案を図示の実施例に基いて説明す
る。 第1図は、本考案の一実施例を示す電磁石装置
の斜視図であつて、本考案の電磁石装置1は、フ
エライト等からなるU字状のコアー2と、このコ
アー2の一腕2aに嵌着され、コイル4が巻回さ
れたボビン3と、このボビン3の前端部に、同ボ
ビン3と一体に設けられた、吸着面の防塵用カバ
ー5とで、その主要部は構成されている。 上記防塵用カバー5は、第1図に示すように、
前面が開口する横長の箱状のもので、その後壁5
aは、上記ボビン3の前枠3aの左側縁が左方に
延び出して、上記コア2の両腕2a,2bの前端
面、即ち吸着面6a,6bの外周を覆うようにし
て形成されており、両腕2a,2bの前端部は、
後壁5aのこれと相対する位置に穿設された貫通
孔7a,7bに嵌入して、その前端面である吸着
面6a,6bがカバー5内に僅かに突出するよう
になつている。 一方、上記電磁石装置1に吸着されるアマーチ
ユア8は、上記防塵用カバー5内に嵌合する形状
の周知のもので、その被吸着面8aが、上記電磁
石装置1の吸着面6a,6bに相対するようにし
て、その基部をカメラ等の精密機器の本体(図示
されず)に回動自在に軸支された作動レバー9の
自由端部上面に支軸10によつて、揺動自在に支
持されている。又、上記防塵用カバー5の後壁5
aとアマーチユア8の被吸着面8aとの間には弾
撥性コイルばね11が介装されていて、アマーチ
ユア8は、吸着面6a,6bから引き離される習
性が与えられているが、この習性による移動は、
平生は第2図に示すように、上記作動レバー9の
自由端部の側縁がストツパーピン12に当接する
ことによつて規制されている。なお、図中符号1
3は、電磁石装置1をカメラ等の本体に取り付け
るための一対の取付用孔を示している。 以上のように構成された電磁石装置1は、平生
は第2図の状態、即ち吸着面6a,6bとアマー
チユア8の被吸着面8aとはコイルばね11の弾
撥力により互に平行して引き離されている。そし
て、上記コイル4に通電されると、コア2内に磁
力が発生し、その磁力により、アマーチユア8を
吸着する吸引力が生じ、アマーチユア8は上記コ
イルばね11の弾力に抗して吸着面6a,6bに
吸着されて第3図に示す状態となる。次いで、上
記コイル4への通電が断たれると電磁石装置1の
吸引力が失われるので、上記コイルばね11の弾
力によりアマーチユア8は第2図の平生の状態に
復帰する。このように構成されて動作する電磁石
装置1においては、図から明かなように、アマー
チユア8が常に防塵用カバー5内に嵌入してい
て、防塵用カバー5の開口面を塞いでいるので、
同カバー5の後壁5aの内面に配設された吸着面
6a,6bは、外部からの塵埃等の侵入に対して
は完全に防護されている。 又、上記アマーチユア8の被吸着面8aは、同
アマーチユア8の上記防塵用カバー5の周壁内面
に案内されて移動するので、吸着面6a,6bに
対して傾くようなことなく、上記コイルばね11
の作用と相俟つてその移動は極めて円滑に行なわ
れる。このように、吸着面6a,6bに塵埃等が
付着することがないことと、アマーチユア8の移
動が円滑であることによつて、上記電磁石装置1
の吸引力を必要以上に大きくする必要がなく、最
少限度のものとすることが出来るので、電磁石装
置1を小型にすることが出来ると共に、消費電力
も少ないものとすることが出来る。更に、マグネ
ツト作動の次動作に移るロス時間も最小のものと
することが出来る。 第4図及び第5図は、本考案の他の実施例を示
す電磁石装置の断面図である。本実施例における
電磁石装置21は、上記第1図における電磁石装
置1とはアマーチユア8の移動機構を除いては全
く同様に構成されているので、同一構成部材につ
いては同一符号を付すに止め、その説明を省略す
る。電磁石装置1における防塵用カバー5の上下
壁5b,5cのアマーチユア8の移動方向の中央
部には、同方向に沿う長孔22a,22bが穿設
されていて、同長孔22a,22bには、第5図
に示すように、上記アマーチユア8に挿通された
上記第1の支軸10に相当する支軸23の上下端
部が移動自在に嵌入しており、同支軸23の下端
部は、下壁5cから突出して上記作動レバー9の
自由端部上面に固着されている。 以上のように構成された本実施例の電磁石装置
21によれば、上記アマーチユア8の移動範囲
は、その支軸23の移動が上記長孔22a,22
bによつて厳密に規制されるので、上記第2,3
図における電磁石装置1におけるストツパーピン
12は必要がなくなると共に、更にアマーチユア
8の移動範囲の調整工程が短縮されるという効果
が得られる。 以上説明したように、本考案によれば、スペー
スの増加を全く必要としない従来の形状のままで
マグネツト作動が更に円滑で消費電力を少なく、
その構造も防塵用カバーをボビンと一体に成形す
るだけの極めて簡単なもので、従来のこの種の電
磁石装置が有していた上記欠点を見事に解消した
電磁石装置を提供することが出来る。 なお、上記各実施例は電磁用コイルへの通電に
よつて吸着磁力が生ずる電磁石について述べた
が、電磁用コイルへの通電によつて永久磁石の吸
着磁力を消磁する、所謂釈放型電磁石の場合でも
全く同様に適用出来ることは勿論である。
磁用コイルを巻回しているボビンを有する電磁石
装置に関する。 周知のように、カメラ等の精密機器に用いられ
る従来のこの種の電磁石装置は、その機能を安定
に維持するために電磁石の吸着面が常に清浄な面
となつていなければならないにも拘らず、吸着面
への塵埃等の侵入に対しては全く無防備の状態に
おかれるか、少くとも積極的に防塵対策がとられ
ているものはなかつた。従つて、アマーチユアと
コアの吸着面との間に塵埃等が侵入して、電磁石
の吸引力を減少させ、その吸引機能を低下させ、
精密機器の故障発生の一原因となつていた。その
ため、電磁石装置全体を覆う防塵カバーを設ける
手段が提案されているが、カメラ等の小型精密機
器においては、そのスペースをとることは、小型
化への大きな障害となるので、その実施は困難な
ものとなつていた。 本考案の目的は、上記の点に鑑み、電磁石の励
磁用コイルを巻回しているボビンに、電磁石の吸
着面を防塵するためのカバーを一体に設けること
によつて、全体形状の大きさは殆んど変ることな
く、しかも吸着面への防塵は完全に出来るように
した電磁石装置を提供するにある。 以下、本考案を図示の実施例に基いて説明す
る。 第1図は、本考案の一実施例を示す電磁石装置
の斜視図であつて、本考案の電磁石装置1は、フ
エライト等からなるU字状のコアー2と、このコ
アー2の一腕2aに嵌着され、コイル4が巻回さ
れたボビン3と、このボビン3の前端部に、同ボ
ビン3と一体に設けられた、吸着面の防塵用カバ
ー5とで、その主要部は構成されている。 上記防塵用カバー5は、第1図に示すように、
前面が開口する横長の箱状のもので、その後壁5
aは、上記ボビン3の前枠3aの左側縁が左方に
延び出して、上記コア2の両腕2a,2bの前端
面、即ち吸着面6a,6bの外周を覆うようにし
て形成されており、両腕2a,2bの前端部は、
後壁5aのこれと相対する位置に穿設された貫通
孔7a,7bに嵌入して、その前端面である吸着
面6a,6bがカバー5内に僅かに突出するよう
になつている。 一方、上記電磁石装置1に吸着されるアマーチ
ユア8は、上記防塵用カバー5内に嵌合する形状
の周知のもので、その被吸着面8aが、上記電磁
石装置1の吸着面6a,6bに相対するようにし
て、その基部をカメラ等の精密機器の本体(図示
されず)に回動自在に軸支された作動レバー9の
自由端部上面に支軸10によつて、揺動自在に支
持されている。又、上記防塵用カバー5の後壁5
aとアマーチユア8の被吸着面8aとの間には弾
撥性コイルばね11が介装されていて、アマーチ
ユア8は、吸着面6a,6bから引き離される習
性が与えられているが、この習性による移動は、
平生は第2図に示すように、上記作動レバー9の
自由端部の側縁がストツパーピン12に当接する
ことによつて規制されている。なお、図中符号1
3は、電磁石装置1をカメラ等の本体に取り付け
るための一対の取付用孔を示している。 以上のように構成された電磁石装置1は、平生
は第2図の状態、即ち吸着面6a,6bとアマー
チユア8の被吸着面8aとはコイルばね11の弾
撥力により互に平行して引き離されている。そし
て、上記コイル4に通電されると、コア2内に磁
力が発生し、その磁力により、アマーチユア8を
吸着する吸引力が生じ、アマーチユア8は上記コ
イルばね11の弾力に抗して吸着面6a,6bに
吸着されて第3図に示す状態となる。次いで、上
記コイル4への通電が断たれると電磁石装置1の
吸引力が失われるので、上記コイルばね11の弾
力によりアマーチユア8は第2図の平生の状態に
復帰する。このように構成されて動作する電磁石
装置1においては、図から明かなように、アマー
チユア8が常に防塵用カバー5内に嵌入してい
て、防塵用カバー5の開口面を塞いでいるので、
同カバー5の後壁5aの内面に配設された吸着面
6a,6bは、外部からの塵埃等の侵入に対して
は完全に防護されている。 又、上記アマーチユア8の被吸着面8aは、同
アマーチユア8の上記防塵用カバー5の周壁内面
に案内されて移動するので、吸着面6a,6bに
対して傾くようなことなく、上記コイルばね11
の作用と相俟つてその移動は極めて円滑に行なわ
れる。このように、吸着面6a,6bに塵埃等が
付着することがないことと、アマーチユア8の移
動が円滑であることによつて、上記電磁石装置1
の吸引力を必要以上に大きくする必要がなく、最
少限度のものとすることが出来るので、電磁石装
置1を小型にすることが出来ると共に、消費電力
も少ないものとすることが出来る。更に、マグネ
ツト作動の次動作に移るロス時間も最小のものと
することが出来る。 第4図及び第5図は、本考案の他の実施例を示
す電磁石装置の断面図である。本実施例における
電磁石装置21は、上記第1図における電磁石装
置1とはアマーチユア8の移動機構を除いては全
く同様に構成されているので、同一構成部材につ
いては同一符号を付すに止め、その説明を省略す
る。電磁石装置1における防塵用カバー5の上下
壁5b,5cのアマーチユア8の移動方向の中央
部には、同方向に沿う長孔22a,22bが穿設
されていて、同長孔22a,22bには、第5図
に示すように、上記アマーチユア8に挿通された
上記第1の支軸10に相当する支軸23の上下端
部が移動自在に嵌入しており、同支軸23の下端
部は、下壁5cから突出して上記作動レバー9の
自由端部上面に固着されている。 以上のように構成された本実施例の電磁石装置
21によれば、上記アマーチユア8の移動範囲
は、その支軸23の移動が上記長孔22a,22
bによつて厳密に規制されるので、上記第2,3
図における電磁石装置1におけるストツパーピン
12は必要がなくなると共に、更にアマーチユア
8の移動範囲の調整工程が短縮されるという効果
が得られる。 以上説明したように、本考案によれば、スペー
スの増加を全く必要としない従来の形状のままで
マグネツト作動が更に円滑で消費電力を少なく、
その構造も防塵用カバーをボビンと一体に成形す
るだけの極めて簡単なもので、従来のこの種の電
磁石装置が有していた上記欠点を見事に解消した
電磁石装置を提供することが出来る。 なお、上記各実施例は電磁用コイルへの通電に
よつて吸着磁力が生ずる電磁石について述べた
が、電磁用コイルへの通電によつて永久磁石の吸
着磁力を消磁する、所謂釈放型電磁石の場合でも
全く同様に適用出来ることは勿論である。
第1図は、本考案の一実施例を示す電磁石装置
の斜視図、第2,3図は、上記第1図の電磁石装
置の作動をそれぞれ示す断面図、第4図は、本考
案の他の実施例を示す電磁石装置の断面図、第5
図は、上記第4図のA−A線に沿う断面図であ
る。 1,21……電磁石装置、3……ボビン、4…
…コイル、5……防塵用カバー、6a,6b……
吸着面、8a……被吸着面。
の斜視図、第2,3図は、上記第1図の電磁石装
置の作動をそれぞれ示す断面図、第4図は、本考
案の他の実施例を示す電磁石装置の断面図、第5
図は、上記第4図のA−A線に沿う断面図であ
る。 1,21……電磁石装置、3……ボビン、4…
…コイル、5……防塵用カバー、6a,6b……
吸着面、8a……被吸着面。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 略U字状をなすコアーと、このコアーの腕部に
嵌着されたボビンと、このボビンに巻回されたコ
イルと、上記コアーの吸着面に吸着された位置と
この吸着面から離反した位置との間を可動なアマ
ーチユアとを有する電磁石装置において、 上記吸着面が挿通される貫通孔を有する後壁
と、この後壁から立設された周壁とを有し、前面
が開放された防塵カバーを上記ボビンと一体的に
形成し、上記アマーチユアは上記周壁にガイドさ
れて移動するようにしたことを特徴とする電磁石
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11900281U JPS5825011U (ja) | 1981-08-10 | 1981-08-10 | 電磁石装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11900281U JPS5825011U (ja) | 1981-08-10 | 1981-08-10 | 電磁石装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5825011U JPS5825011U (ja) | 1983-02-17 |
JPS6127143Y2 true JPS6127143Y2 (ja) | 1986-08-13 |
Family
ID=29913091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11900281U Granted JPS5825011U (ja) | 1981-08-10 | 1981-08-10 | 電磁石装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5825011U (ja) |
-
1981
- 1981-08-10 JP JP11900281U patent/JPS5825011U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5825011U (ja) | 1983-02-17 |
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