JPH0326508Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0326508Y2 JPH0326508Y2 JP1981194770U JP19477081U JPH0326508Y2 JP H0326508 Y2 JPH0326508 Y2 JP H0326508Y2 JP 1981194770 U JP1981194770 U JP 1981194770U JP 19477081 U JP19477081 U JP 19477081U JP H0326508 Y2 JPH0326508 Y2 JP H0326508Y2
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- JP
- Japan
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- mirror
- yoke
- movable yoke
- fixed
- permanent magnet
- Prior art date
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Links
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- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims 1
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] Chemical compound N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 2
- 230000011514 reflex Effects 0.000 description 2
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
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- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cameras In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はカメラの電磁駆動ミラー装置に関す
る。
る。
従来、一眼レフカメラにおけるミラー装置はば
ねによつてミラーの旋回力を得るものであるため
に、他の機械部品との連結が多くて構造が複雑で
ある上にミラー音が大きいとか、制御が容易でな
いとか、耐久性に乏しいという不都合があつた。
ねによつてミラーの旋回力を得るものであるため
に、他の機械部品との連結が多くて構造が複雑で
ある上にミラー音が大きいとか、制御が容易でな
いとか、耐久性に乏しいという不都合があつた。
そこで、この不都合を改善するものとして、特
開昭55−161225号公報に開示されている様な電動
ミラー装置が提案されている。
開昭55−161225号公報に開示されている様な電動
ミラー装置が提案されている。
そして、この電動ミラー装置の構成は第1図に
示す通りであり、先ず、カメラのシヤツタボタン
を押し下げると、その第1段階で図示しない電源
スイツチが閉じられて、被写体輝度が測光され
る。
示す通りであり、先ず、カメラのシヤツタボタン
を押し下げると、その第1段階で図示しない電源
スイツチが閉じられて、被写体輝度が測光され
る。
更に該シヤツタボタンが押し下げられると、そ
の第2段階でモータ10が回転を始める。該モー
タ10の回転によつてベルト11が巻き上げら
れ、ミラー2(ミラー受け2aに保持されてお
り、該ミラー受けはカメラ本体1の軸受1aに保
持されている軸3に回転可能に枢着されている)
が跳ね上げを開始する。該ベルト11の巻き上げ
によつて孔11aが第1図の状態から移動し、ラ
ンプ12からの光は遮断され、フオトトランジス
タ14はオフの状態となる。従つて前記測光され
た露出情報がラツチ回路にラツチされる。
の第2段階でモータ10が回転を始める。該モー
タ10の回転によつてベルト11が巻き上げら
れ、ミラー2(ミラー受け2aに保持されてお
り、該ミラー受けはカメラ本体1の軸受1aに保
持されている軸3に回転可能に枢着されている)
が跳ね上げを開始する。該ベルト11の巻き上げ
によつて孔11aが第1図の状態から移動し、ラ
ンプ12からの光は遮断され、フオトトランジス
タ14はオフの状態となる。従つて前記測光され
た露出情報がラツチ回路にラツチされる。
その後の該モータ10の回転によつて該ミラー
2はばね6(一端は軸部4a、他端はピン1cに
係着している)の張力に抗して更に跳ね上がり動
作を続け、撮影光路外へ退避する。そして、その
動作の最終段において、プレート4上の永久磁石
5が鉄芯7に当接して該鉄芯7をばね8に抗して
押し上げる時期になると、ベルト11の孔11b
がランプ13とフオトトランジスタ15の間に到
来する。従つてフオトトランジスタ15がオンの
状態となり、モータ10の通電は断たれて停止す
る。該モータ10の停止により、ミラー2は永久
磁石5に鉄芯7が吸着されたままの状態で、ばね
6、及びばね8の復元力によつて若干右旋し、該
鉄芯7がストツパー1bに当接する位置まで下が
つて保持される。従つてミラー2の跳ね上がり動
作は完了する。
2はばね6(一端は軸部4a、他端はピン1cに
係着している)の張力に抗して更に跳ね上がり動
作を続け、撮影光路外へ退避する。そして、その
動作の最終段において、プレート4上の永久磁石
5が鉄芯7に当接して該鉄芯7をばね8に抗して
押し上げる時期になると、ベルト11の孔11b
がランプ13とフオトトランジスタ15の間に到
来する。従つてフオトトランジスタ15がオンの
状態となり、モータ10の通電は断たれて停止す
る。該モータ10の停止により、ミラー2は永久
磁石5に鉄芯7が吸着されたままの状態で、ばね
6、及びばね8の復元力によつて若干右旋し、該
鉄芯7がストツパー1bに当接する位置まで下が
つて保持される。従つてミラー2の跳ね上がり動
作は完了する。
一方、フオトトランジスタ15のオンによつ
て、前記ミラー2の跳ね上がり完了とほぼ同時
に、先幕係止解除用ソレノイドが導通され、先幕
の係止を解除する。その結果、先幕が走行してア
パーチヤを開放して露出が開放される。
て、前記ミラー2の跳ね上がり完了とほぼ同時
に、先幕係止解除用ソレノイドが導通され、先幕
の係止を解除する。その結果、先幕が走行してア
パーチヤを開放して露出が開放される。
その後、シヤツタ秒時制御回路の作用により、
適正露出時間経過後に、後幕係止解除用ソレノイ
ドが導通され、後幕の係止を解き、後幕が走行し
てアパーチヤを閉じる。ここに前記後幕係止解除
用信号は、遅延回路を介して遅延されてソレノイ
ドL3に導通される。その結果、該後幕がアパー
チヤを閉じた後に、前記鉄芯7は逆励磁され、永
久磁石5の吸着力を消去する。従つてミラー2は
ばね6の復元力によつて跳ね下がり動作し、撮影
光路内の進入する(第1図)。
適正露出時間経過後に、後幕係止解除用ソレノイ
ドが導通され、後幕の係止を解き、後幕が走行し
てアパーチヤを閉じる。ここに前記後幕係止解除
用信号は、遅延回路を介して遅延されてソレノイ
ドL3に導通される。その結果、該後幕がアパー
チヤを閉じた後に、前記鉄芯7は逆励磁され、永
久磁石5の吸着力を消去する。従つてミラー2は
ばね6の復元力によつて跳ね下がり動作し、撮影
光路内の進入する(第1図)。
一方、該ミラー2の跳ね下がり動作に連動して
ベルト11は巻き戻され、先ず孔11bがランプ
13とフオトトランジスタ15の間から退避して
該フオトトランジスタ15がオフになり、その
後、孔11aがランプ12とフオトトランジスタ
14の間に進入して該フオトトランジスタ14は
オンになる。従つて制御回路は次の撮影に備えて
測光可能な状態となる。
ベルト11は巻き戻され、先ず孔11bがランプ
13とフオトトランジスタ15の間から退避して
該フオトトランジスタ15がオフになり、その
後、孔11aがランプ12とフオトトランジスタ
14の間に進入して該フオトトランジスタ14は
オンになる。従つて制御回路は次の撮影に備えて
測光可能な状態となる。
しかるに、この様な電動ミラー装置であると、
ミラーボツクスの外側に電動モータが配置される
ので装置の小型化が阻害され、且つ電動モータと
ミラーとの間に駆動力を伝達するための中間部材
が介在するので効率が悪いという欠点があつた。
ミラーボツクスの外側に電動モータが配置される
ので装置の小型化が阻害され、且つ電動モータと
ミラーとの間に駆動力を伝達するための中間部材
が介在するので効率が悪いという欠点があつた。
また、特開昭55−161225号公報に開示されてい
るものと同程度の実開昭56−102541号公報に開示
された一眼レフカメラの電動ミラー装置も、ミラ
ーボツクスの外側にムービングコイル18、保持
部材19、磁石装置20が配置されるので、同様
に装置の小型化が阻害されるものである。
るものと同程度の実開昭56−102541号公報に開示
された一眼レフカメラの電動ミラー装置も、ミラ
ーボツクスの外側にムービングコイル18、保持
部材19、磁石装置20が配置されるので、同様
に装置の小型化が阻害されるものである。
本考案は上述従来例の欠点に鑑みてなされたも
ので、構成が簡単で制御し易く、装置の小型化が
可能であつて、且つ効率が良くて、ミラー音が小
さくて、耐久性に優れているミラー装置を提供す
ることを目的とする。
ので、構成が簡単で制御し易く、装置の小型化が
可能であつて、且つ効率が良くて、ミラー音が小
さくて、耐久性に優れているミラー装置を提供す
ることを目的とする。
本考案の目的は、ミラー受けを可動ヨークに兼
用して直接にコイルを巻き、ミラーボツクス内に
固着されている永久磁石との作用によつて生ずる
電磁力によつて、ミラー受けを旋回させる様な構
成とすることによつて達成される。
用して直接にコイルを巻き、ミラーボツクス内に
固着されている永久磁石との作用によつて生ずる
電磁力によつて、ミラー受けを旋回させる様な構
成とすることによつて達成される。
以下図示した一実施例に基づいて本考案を説明
する。
する。
先ず、第2図はミラー装置をレンズ側から見た
正面図、第3図は第2図のA−A矢視方向断面図
であり、図において、30はミラーボツクスを兼
用する固定ヨークで、左側板30a、右側板30
b、底板30cから構成されている。31,32
は永久磁石で、各々該左側板30a又は該右側板
30bに固着されていて、厚さ方向にN,Sとい
う様に着磁されている。34はミラー受けを兼用
する可動ヨークで、基部から平行に突出した段曲
げ部34a、曲げ部34b,34cを形成し、軸
35を介して該固定ヨーク30に旋回可能に保持
されており、ばね36によつて左旋習性が付与さ
れているがストツパーピン37,38に当接して
45゜傾斜状態に保持されている。40はコイルで、
該可動ヨーク34の段曲げ部34aに巻回されて
いる。41はミラーで、該段曲げ部34aに固着
されている。42,43はストツパーピンであ
る。
正面図、第3図は第2図のA−A矢視方向断面図
であり、図において、30はミラーボツクスを兼
用する固定ヨークで、左側板30a、右側板30
b、底板30cから構成されている。31,32
は永久磁石で、各々該左側板30a又は該右側板
30bに固着されていて、厚さ方向にN,Sとい
う様に着磁されている。34はミラー受けを兼用
する可動ヨークで、基部から平行に突出した段曲
げ部34a、曲げ部34b,34cを形成し、軸
35を介して該固定ヨーク30に旋回可能に保持
されており、ばね36によつて左旋習性が付与さ
れているがストツパーピン37,38に当接して
45゜傾斜状態に保持されている。40はコイルで、
該可動ヨーク34の段曲げ部34aに巻回されて
いる。41はミラーで、該段曲げ部34aに固着
されている。42,43はストツパーピンであ
る。
続いて上述構成の動作について説明する。
先ず図の状態においては、永久磁石31,32
の作用によつて一点鎖線で示す様な磁界φ1,φ2
が生じている。尚、該磁界φ1は永久磁石31→
可動ヨーク34(詳細には段曲げ部34a→曲げ
部34b)→固定ヨーク30(詳細には左側板3
0a)→永久磁石31という経路をたどり、該磁
界φ2は永久磁石32→可動ヨーク34(詳細に
には段曲げ部34a→曲げ部34c)→固定ヨー
ク30(詳細には右側板30b)→永久磁石32
という経路をたどる。
の作用によつて一点鎖線で示す様な磁界φ1,φ2
が生じている。尚、該磁界φ1は永久磁石31→
可動ヨーク34(詳細には段曲げ部34a→曲げ
部34b)→固定ヨーク30(詳細には左側板3
0a)→永久磁石31という経路をたどり、該磁
界φ2は永久磁石32→可動ヨーク34(詳細に
には段曲げ部34a→曲げ部34c)→固定ヨー
ク30(詳細には右側板30b)→永久磁石32
という経路をたどる。
この様な状態において、シヤツタボタンを操作
するとコイル40に電流iが通電されて、フレミ
ングの左手の法則に従つて電磁力F(第3図)が
働き、可動ヨーク34(コイル40、ミラー4
1)はばね36の作用に抗して右旋する。この右
旋はストツパーピン42,43に当接して停止
し、(第3図の二点鎖線)、コイル40が通電され
ている間はこの状態が維持される。そして、コイ
ル40の通電が断たれると電磁力Fが消滅するの
で、可動ヨーク34(コイル40、ミラー41)
はばね36の作用によつて左旋し、ストツパーピ
ン37,38に当接する45゜傾斜状態(第3図)
に復元する。
するとコイル40に電流iが通電されて、フレミ
ングの左手の法則に従つて電磁力F(第3図)が
働き、可動ヨーク34(コイル40、ミラー4
1)はばね36の作用に抗して右旋する。この右
旋はストツパーピン42,43に当接して停止
し、(第3図の二点鎖線)、コイル40が通電され
ている間はこの状態が維持される。そして、コイ
ル40の通電が断たれると電磁力Fが消滅するの
で、可動ヨーク34(コイル40、ミラー41)
はばね36の作用によつて左旋し、ストツパーピ
ン37,38に当接する45゜傾斜状態(第3図)
に復元する。
尚、可動ヨーク34が45°傾斜位置にある時に
ミラー41は撮影光をフアインダに導入するこ
と、可動ヨーク34が右旋してミラー41が撮影
光路外へ退避した後にシヤツタ羽根が開閉作動し
て撮影が行なわれること、及び撮影が終了すると
可動ヨーク34が左旋してミラー41が45゜傾斜
位置に復元することは従来周知のものと同様であ
るので、説明は省略する。
ミラー41は撮影光をフアインダに導入するこ
と、可動ヨーク34が右旋してミラー41が撮影
光路外へ退避した後にシヤツタ羽根が開閉作動し
て撮影が行なわれること、及び撮影が終了すると
可動ヨーク34が左旋してミラー41が45゜傾斜
位置に復元することは従来周知のものと同様であ
るので、説明は省略する。
次に第4図、第5図に基づいて他の実施例を説
明する。尚、第2図、第3図のものと同一部材は
同一番号を付して再度の説明は省略する。
明する。尚、第2図、第3図のものと同一部材は
同一番号を付して再度の説明は省略する。
130はミラーボツクスを兼用する固定ヨーク
で、ストツパ130d,130eが曲げ部によつ
て形成されている。134はミラー受けを兼用す
る可動ヨークで、ヨーク部134d,134eが
形成されている。137,138は該固定ヨーク
130の左側板130aあるいは右側板130b
に固着されている導体のストツパーである。尚、
該ミラーボツクス130、該可動ヨーク134に
おけるそのほかの構成は第2図、第3図に示すミ
ラーボツクス30、可動ヨーク34の構成と同じ
であるので、対応する100番台の付号を付して再
度の説明を省略する。
で、ストツパ130d,130eが曲げ部によつ
て形成されている。134はミラー受けを兼用す
る可動ヨークで、ヨーク部134d,134eが
形成されている。137,138は該固定ヨーク
130の左側板130aあるいは右側板130b
に固着されている導体のストツパーである。尚、
該ミラーボツクス130、該可動ヨーク134に
おけるそのほかの構成は第2図、第3図に示すミ
ラーボツクス30、可動ヨーク34の構成と同じ
であるので、対応する100番台の付号を付して再
度の説明を省略する。
この実施例の構成によれば、可動ヨーク134
がストツパ137に当接する45゜傾針状態(第5
図)において、第4図の一点鎖線で示す様な磁界
φ12,φ22が生じる。そして、この磁界φ12は永久
磁石31→可動ヨーク134(詳細には段曲げ部
134a→ヨーク部134d)→ストツパ137
→固定ヨーク130(詳細には左側板130a)
→永久磁石31という経路(磁界φ22についても
ほぼ同様である)をたどるので、ヨーク部134
d,134eはストツパ137,138に吸着さ
れる。従つて、可動ヨーク(コイル40、ミラー
41)の45゜傾斜状態は保持される。
がストツパ137に当接する45゜傾針状態(第5
図)において、第4図の一点鎖線で示す様な磁界
φ12,φ22が生じる。そして、この磁界φ12は永久
磁石31→可動ヨーク134(詳細には段曲げ部
134a→ヨーク部134d)→ストツパ137
→固定ヨーク130(詳細には左側板130a)
→永久磁石31という経路(磁界φ22についても
ほぼ同様である)をたどるので、ヨーク部134
d,134eはストツパ137,138に吸着さ
れる。従つて、可動ヨーク(コイル40、ミラー
41)の45゜傾斜状態は保持される。
また、コイル40が通電されて可動ヨーク13
4が右旋してヨーク部134d,134eがスト
ツパ130d,130eに当接した状態(第5図
の二点鎖線)においては、第4図の一点鎖線で示
す様な磁界φ13,φ23が生じる。この磁界φ13は永
久磁石31→可動ヨーク134(詳細には段曲げ
部134a→ヨーク部134d)→ストツパ13
0d→固定ヨーク130(詳細には左側板130
a)→永久磁石31という経路をたどる(磁界
φ23についてもほぼ同様である)ので、ヨーク部
134d,134eはストツパ130d,130
eに吸着される。従つて、コイル40への通電を
断つても可動ヨーク134(コイル40,ミラー
41)の退避状態は保持される。そして、その
後、コイル40に前述とは逆方向の電流を通電す
ると、電磁力Fとは逆方向の電磁力が発生し、且
つこの電磁力はヨーク部134d,134eとス
トツパ130d,130eの間の吸着力よりも大
きいので、可動ヨーク134(コイル40、ミラ
ー41)は二点鎖線で示す退避位置から左旋して
45゜傾斜位置まで復元する。尚、この左旋の際に、
可動ヨーク134の自重による左旋力が付与され
ることは勿論である。
4が右旋してヨーク部134d,134eがスト
ツパ130d,130eに当接した状態(第5図
の二点鎖線)においては、第4図の一点鎖線で示
す様な磁界φ13,φ23が生じる。この磁界φ13は永
久磁石31→可動ヨーク134(詳細には段曲げ
部134a→ヨーク部134d)→ストツパ13
0d→固定ヨーク130(詳細には左側板130
a)→永久磁石31という経路をたどる(磁界
φ23についてもほぼ同様である)ので、ヨーク部
134d,134eはストツパ130d,130
eに吸着される。従つて、コイル40への通電を
断つても可動ヨーク134(コイル40,ミラー
41)の退避状態は保持される。そして、その
後、コイル40に前述とは逆方向の電流を通電す
ると、電磁力Fとは逆方向の電磁力が発生し、且
つこの電磁力はヨーク部134d,134eとス
トツパ130d,130eの間の吸着力よりも大
きいので、可動ヨーク134(コイル40、ミラ
ー41)は二点鎖線で示す退避位置から左旋して
45゜傾斜位置まで復元する。尚、この左旋の際に、
可動ヨーク134の自重による左旋力が付与され
ることは勿論である。
次に第6図、第7図に基づいて更に他の実施例
を説明する。尚、第4図、第5図のものと同一の
部材は同一番号を付して再度の説明は省略する。
を説明する。尚、第4図、第5図のものと同一の
部材は同一番号を付して再度の説明は省略する。
234はミラー受けを兼ねる可動ヨークで、ヨ
ーク部234f,234g,234h,234i
を形成している。
ーク部234f,234g,234h,234i
を形成している。
51,52,53,54は固定ヨーク130の
左側面130aあるいは右側面130bに固着さ
れている永久磁石で、永久磁石31,32と比較
して、N,Sの着磁が厚さ方向において逆に形成
されている。尚、第6図において、該永久磁石3
1,32,51,53は一部破断した状態で示さ
れている。
左側面130aあるいは右側面130bに固着さ
れている永久磁石で、永久磁石31,32と比較
して、N,Sの着磁が厚さ方向において逆に形成
されている。尚、第6図において、該永久磁石3
1,32,51,53は一部破断した状態で示さ
れている。
尚、可動ヨーク234におけるそのほかの構成
は第4図、第5図に示されている可動ヨーク13
4の構成と同じであるので、対応する200番台の
付号を付して再度の説明を省略する。
は第4図、第5図に示されている可動ヨーク13
4の構成と同じであるので、対応する200番台の
付号を付して再度の説明を省略する。
この実施例の構成によれば、可動ヨーク234
を45゜傾斜位置に保持する磁界φ12は永久磁石51
→固定ヨーク130(詳細には左側板130a)
→ストツパ137→可動ヨーク234(詳細には
ヨーク部234d→ヨーク部234f)→永久磁
石51という経路(磁界φ22についてもほぼ同じ
である)をたどる。また、可動ヨーク234を退
避位置に保持する磁界φ13は永久磁石51→固定
ヨーク130(詳細には左側板130a)→スト
ツパ130d→可動ヨーク234(詳細にはヨー
ク部234d→ヨーク部234f)→永久磁石5
1という経路(磁界φ23についてもほぼ同じであ
る)をたどる。
を45゜傾斜位置に保持する磁界φ12は永久磁石51
→固定ヨーク130(詳細には左側板130a)
→ストツパ137→可動ヨーク234(詳細には
ヨーク部234d→ヨーク部234f)→永久磁
石51という経路(磁界φ22についてもほぼ同じ
である)をたどる。また、可動ヨーク234を退
避位置に保持する磁界φ13は永久磁石51→固定
ヨーク130(詳細には左側板130a)→スト
ツパ130d→可動ヨーク234(詳細にはヨー
ク部234d→ヨーク部234f)→永久磁石5
1という経路(磁界φ23についてもほぼ同じであ
る)をたどる。
一方、コイル40との作用によつて電磁力Fを
得るための磁界は、永久磁石31→可動ヨーク2
34(詳細には段曲げ部234a→ヨーク部23
4h)→永久磁石52→固定ヨーク130(詳細
には左側板130a)→永久磁石31という経路
をたどる磁界φ1と、永久磁石31→可動ヨーク
234(詳細には段曲げ部234a→ヨーク部2
34f)→永久磁石51→固定ヨーク130(詳
細には左側板130a)→永久磁石31という経
路をたどる磁界φ1′をの複合(更に磁界φ2,φ2′に
ついてもほぼ同様である)であり、大きな磁界が
得られる。従つて、電磁力Fは第4図、第5図の
ものと比較して強力である。
得るための磁界は、永久磁石31→可動ヨーク2
34(詳細には段曲げ部234a→ヨーク部23
4h)→永久磁石52→固定ヨーク130(詳細
には左側板130a)→永久磁石31という経路
をたどる磁界φ1と、永久磁石31→可動ヨーク
234(詳細には段曲げ部234a→ヨーク部2
34f)→永久磁石51→固定ヨーク130(詳
細には左側板130a)→永久磁石31という経
路をたどる磁界φ1′をの複合(更に磁界φ2,φ2′に
ついてもほぼ同様である)であり、大きな磁界が
得られる。従つて、電磁力Fは第4図、第5図の
ものと比較して強力である。
以上が本考案に係る電磁駆動ミラー装置の実施
例の説明であるが、本考案はこれらの実施例に限
定されないことは勿論である。
例の説明であるが、本考案はこれらの実施例に限
定されないことは勿論である。
例えば、本実施例ではミラーボツクスを直接に
固定ヨークに兼用しているが、ミラーボツクスと
固定ヨークを別体としても良い。
固定ヨークに兼用しているが、ミラーボツクスと
固定ヨークを別体としても良い。
本考案は上述の通り、ミラー受けを可動ヨーク
に兼用して直接にコイルを巻回し、ミラーボツク
ス内に固着されている永久磁石との作用によつて
生ずる電磁力によつて、ミラー受けを旋回させる
様にした構成であるので、すべての部品がミラー
ボツクス内に収納可能であつて装置の小型化が可
能である。更にミラーを駆動させる部品点数が少
ないので構成が簡略化されてミラー音が小さくな
ると共に、電磁力によつて制御されるので制御が
し易くて信頼性が高いという効果がある。
に兼用して直接にコイルを巻回し、ミラーボツク
ス内に固着されている永久磁石との作用によつて
生ずる電磁力によつて、ミラー受けを旋回させる
様にした構成であるので、すべての部品がミラー
ボツクス内に収納可能であつて装置の小型化が可
能である。更にミラーを駆動させる部品点数が少
ないので構成が簡略化されてミラー音が小さくな
ると共に、電磁力によつて制御されるので制御が
し易くて信頼性が高いという効果がある。
第1図は従来例の斜視図、第2図は本考案に係
る電磁駆動ミラー装置の実施例の正面図、第3図
は第2図のA−A矢視方向断面図、第4図は他の
実施例の正面図、第5図は第4図のB−B矢視方
向断面図、第6図は更に他の実施例の正面図、第
7図は第6図のC−C矢視方向断面図である。 30,130……ミラーボツクスを兼ねる固定
ヨーク、31,32,51,52,53,54…
…永久磁石、34,134,234……ミラー受
けを兼ねる可動ヨーク、37,38,137,1
38……ストツパ、130d,130e……スト
ツパ、40……コイル、41……ミラー。
る電磁駆動ミラー装置の実施例の正面図、第3図
は第2図のA−A矢視方向断面図、第4図は他の
実施例の正面図、第5図は第4図のB−B矢視方
向断面図、第6図は更に他の実施例の正面図、第
7図は第6図のC−C矢視方向断面図である。 30,130……ミラーボツクスを兼ねる固定
ヨーク、31,32,51,52,53,54…
…永久磁石、34,134,234……ミラー受
けを兼ねる可動ヨーク、37,38,137,1
38……ストツパ、130d,130e……スト
ツパ、40……コイル、41……ミラー。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ミラーボツクスの側面に形成される固定ヨー
クと、 前記固定ヨークに固着されている永久磁石
と、 前記ミラーボツクス内にて往復回動可能に枢
着されていて、被枢着側基部から略平行に突出
した段曲げ部が形成されている可動ヨークと、 前記可動ヨークの段曲げ部上に固定されてい
るミラーと、 前記固定ヨーク上に配設されていて、前記可
動ヨークの回動領域の上昇端側を制限する上昇
制限部材と、 前記固定ヨーク上に配設されていて、前記可
動ヨークの回動領域の下降端側を制限する下降
制限部材と、 前記可動ヨークの基部と前記ミラーとの間に
位置する段曲げ部の周囲に巻回されていて、通
電時に前記永久磁石との作用により前記可動ヨ
ークを旋回させる力を生ずるコイルとを備えて
いて、 前記ミラーは、前記コイルへの通電により往
動する前記可動ヨークととともに撮影用光路外
へと退避して前記上昇制限部材と当接する上昇
状態位置と、コイルへの通電が断たれ又は前記
往動時とは逆方向の通電により復動する可動ヨ
ークとともに撮影用光路内へと臨んで前記下降
制限部材と当接する下降状態位置との間を往復
回動するようになされたミラーである ことを特徴とするカメラの電磁駆動ミラー装
置。 (2) 前記永久磁石は前記可動ヨークの回動領域と
ほぼ同じ長さで形成されていることを特徴とす
る前記実用新案登録請求の範囲第1項記載のカ
メラの電磁駆動ミラー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19477081U JPS5898632U (ja) | 1981-12-26 | 1981-12-26 | カメラの電磁駆動ミラ−装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19477081U JPS5898632U (ja) | 1981-12-26 | 1981-12-26 | カメラの電磁駆動ミラ−装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5898632U JPS5898632U (ja) | 1983-07-05 |
JPH0326508Y2 true JPH0326508Y2 (ja) | 1991-06-07 |
Family
ID=30108076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19477081U Granted JPS5898632U (ja) | 1981-12-26 | 1981-12-26 | カメラの電磁駆動ミラ−装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5898632U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56102541U (ja) * | 1980-01-09 | 1981-08-11 |
-
1981
- 1981-12-26 JP JP19477081U patent/JPS5898632U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5898632U (ja) | 1983-07-05 |
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