JPH0442829Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0442829Y2 JPH0442829Y2 JP1984098054U JP9805484U JPH0442829Y2 JP H0442829 Y2 JPH0442829 Y2 JP H0442829Y2 JP 1984098054 U JP1984098054 U JP 1984098054U JP 9805484 U JP9805484 U JP 9805484U JP H0442829 Y2 JPH0442829 Y2 JP H0442829Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yoke
- armature
- leading blade
- blade
- shaft
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 3
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- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Landscapes
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Shutters For Cameras (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案は、フオーカルプレーンシヤツタの吸引
型の電磁石を用いた電磁レリーズ装置に関し、詳
しくは該電磁石におけるアーマチユアの改良に関
するものである。
型の電磁石を用いた電磁レリーズ装置に関し、詳
しくは該電磁石におけるアーマチユアの改良に関
するものである。
従来、フオーカルプレーンシヤツタにおいて、
露光時間を制御するために、チヤージ装置に置か
れている先羽根(幕)および後羽根(幕)の係止
を解除する電磁レリーズ装置に用いられる吸引型
の電磁石は、第2図で断面図を示すように、アー
マチユア17,20は支持ピン17b,20bを
軸として回動するよう配されている。
露光時間を制御するために、チヤージ装置に置か
れている先羽根(幕)および後羽根(幕)の係止
を解除する電磁レリーズ装置に用いられる吸引型
の電磁石は、第2図で断面図を示すように、アー
マチユア17,20は支持ピン17b,20bを
軸として回動するよう配されている。
通電の際、アーマチユア17,20に設けられ
ているコの字部17c,20cおよび17d,2
0dとヨーク15,18との間には当然磁路が形
成されている。このため、ヨーク15,18に対
しアーマチユア17,20のコの字部17c,2
0cあるいは17d,20dが当接しようとする
が、この時ヨーク15,18とアーマチユア1
7,20との間隙は一定に保たれることがなく、
特に撮影者がカメラの姿勢を変化させた場合、そ
の重力を受けることで間隙が一定で無くなる上
に、どちら側の間隙が減少当接するかは不定であ
り、また先羽根側においても後羽根側においても
起こり得るものであり、こうした不安定要因が作
用し、この結果電磁石への通電から先羽根および
後羽根の作動までの時間が一定しなくなり、露光
時間にバラつきが生じるといつた不都合な点が生
じるものであつた。
ているコの字部17c,20cおよび17d,2
0dとヨーク15,18との間には当然磁路が形
成されている。このため、ヨーク15,18に対
しアーマチユア17,20のコの字部17c,2
0cあるいは17d,20dが当接しようとする
が、この時ヨーク15,18とアーマチユア1
7,20との間隙は一定に保たれることがなく、
特に撮影者がカメラの姿勢を変化させた場合、そ
の重力を受けることで間隙が一定で無くなる上
に、どちら側の間隙が減少当接するかは不定であ
り、また先羽根側においても後羽根側においても
起こり得るものであり、こうした不安定要因が作
用し、この結果電磁石への通電から先羽根および
後羽根の作動までの時間が一定しなくなり、露光
時間にバラつきが生じるといつた不都合な点が生
じるものであつた。
本考案は、上述の不都合な点に鑑み、機構を複
雑化させることなく、極くわずかな部材の追加に
より、ヨークとアーマチユアの磁路を安定化させ
ることで露光時間の制御にバラツキの出ないよう
にした電磁レリーズ装置を提供することを目的と
する。
雑化させることなく、極くわずかな部材の追加に
より、ヨークとアーマチユアの磁路を安定化させ
ることで露光時間の制御にバラツキの出ないよう
にした電磁レリーズ装置を提供することを目的と
する。
本考案により、チヤージ状態に置かれている先
羽根(幕)および後羽根(幕)の係止解除を、そ
れぞれ吸引型の電磁石におけるアーマチユアのヨ
ークへの被吸引動作により制御するようにした電
磁レリーズ装置において、前記ヨークが略コ字形
状をしており、且つ一端部上に軸が植立されてい
て、前記アーマチユアの前記軸に支持される部位
が前記ヨークを挟持するコ字形状に形成され、前
記ヨーク上の前記軸を中心に回動可能に支持され
て、前記ヨークを通り前記一端部から前記アーマ
チユアを介して前記ヨークの他端部を通る磁気回
路を形成していて、前記アーマチユアの前記コ字
形状の部位を前記軸の軸線方向に沿つて片寄せす
るように附勢する弾性部材を該軸に配置し、前記
コ字形状の部位の一端を前記ヨークに当接させる
ように附勢して、これにより使用時の配向位置の
如何に拘わらず前記磁気回路における磁気抵抗を
一定に保持して前記被吸引動作を安定化させるよ
うに構成したことを特徴とする電磁レリーズ装置
が提供される。このように構成されているから、
本考案の電磁レリーズ装置は従来技術の電磁レリ
ーズ装置に比較して、姿勢変化による重力の影響
を受けて磁路の不定を生じ、露光制御時間にバラ
ツキを生じるようなことが確実に排除されるので
ある。
羽根(幕)および後羽根(幕)の係止解除を、そ
れぞれ吸引型の電磁石におけるアーマチユアのヨ
ークへの被吸引動作により制御するようにした電
磁レリーズ装置において、前記ヨークが略コ字形
状をしており、且つ一端部上に軸が植立されてい
て、前記アーマチユアの前記軸に支持される部位
が前記ヨークを挟持するコ字形状に形成され、前
記ヨーク上の前記軸を中心に回動可能に支持され
て、前記ヨークを通り前記一端部から前記アーマ
チユアを介して前記ヨークの他端部を通る磁気回
路を形成していて、前記アーマチユアの前記コ字
形状の部位を前記軸の軸線方向に沿つて片寄せす
るように附勢する弾性部材を該軸に配置し、前記
コ字形状の部位の一端を前記ヨークに当接させる
ように附勢して、これにより使用時の配向位置の
如何に拘わらず前記磁気回路における磁気抵抗を
一定に保持して前記被吸引動作を安定化させるよ
うに構成したことを特徴とする電磁レリーズ装置
が提供される。このように構成されているから、
本考案の電磁レリーズ装置は従来技術の電磁レリ
ーズ装置に比較して、姿勢変化による重力の影響
を受けて磁路の不定を生じ、露光制御時間にバラ
ツキを生じるようなことが確実に排除されるので
ある。
以下、本考案の実施例について図面を参照しな
がら説明する。
がら説明する。
第1図は本考案の実施例を示す電磁石装置の断
面図で、アーマチユアとヨークおよびアーマチユ
アを付勢するバネとの関係を示している。
面図で、アーマチユアとヨークおよびアーマチユ
アを付勢するバネとの関係を示している。
第2図は従来のアーマチユアとヨークとの関係
を示す断面図であつて、第3図は本考案を用いた
電磁レリーズ装置を備えたフオーカルプレーンシ
ヤツタの要部斜視図で、シヤツタをチヤージした
状態を示している。
を示す断面図であつて、第3図は本考案を用いた
電磁レリーズ装置を備えたフオーカルプレーンシ
ヤツタの要部斜視図で、シヤツタをチヤージした
状態を示している。
1はシヤツタ地板で平面略中央には露光窓1a
が設けられている。2はシヤツタ地板1に対して
一定の間隙を保つように取り付けられたカバー地
板で、露光窓1aに対応した位置に露光窓(図示
せず)を有している。このシヤツタ地板1とカバ
ー地板2の間には、先羽根及び後羽根が設けら
れ、公知のリンク機構の作動により露光窓1aの
開閉を行なうように構成されている。3a,3
b,3c,3dは先羽根を構成する分割羽根で、
この図において後羽根を構成する分割羽根はシヤ
ツタ地板1によつて隠されているため図示されて
いない。また、先羽根及び後羽根の各分割羽根
は、可動質量を減少させて駆動トルクを小さく
し、後述する係止爪の脱力を小さくするために、
チタン等の軽量かつ高剛性の金属材料またはプラ
スチツク材等により形成されている。
が設けられている。2はシヤツタ地板1に対して
一定の間隙を保つように取り付けられたカバー地
板で、露光窓1aに対応した位置に露光窓(図示
せず)を有している。このシヤツタ地板1とカバ
ー地板2の間には、先羽根及び後羽根が設けら
れ、公知のリンク機構の作動により露光窓1aの
開閉を行なうように構成されている。3a,3
b,3c,3dは先羽根を構成する分割羽根で、
この図において後羽根を構成する分割羽根はシヤ
ツタ地板1によつて隠されているため図示されて
いない。また、先羽根及び後羽根の各分割羽根
は、可動質量を減少させて駆動トルクを小さく
し、後述する係止爪の脱力を小さくするために、
チタン等の軽量かつ高剛性の金属材料またはプラ
スチツク材等により形成されている。
4は先羽根駆動レバーで、先羽根駆動バネ6に
より時計方向に回動するよう付勢されると共に、
その先端上部には係止部材4a及びその先端下部
には図示しない先羽根駆動アームを先羽根駆動レ
バー4の回動に連動させるための先羽根駆動ピン
4bが植設されている。また、先羽根駆動レバー
4も分割羽根3a,3b,3c,3dと同様にプ
ラスチツク材等で形成され可動質量を減少するよ
うになされている。8は先羽根係止部材で、シヤ
ツタ地板1に固着され、制御部地板12を支持す
る支軸10に回動自在に嵌合されている。この先
羽根係止部材8の突出部8bの先端は、前記した
先羽根駆動レバー4の係止部材4aとシヤツタが
チヤージされたとき図示しないバネの作用により
係合して、この後先羽根の走行を規制するような
されている。8aはレリーズ信号ピンで、該突出
部8aに固着されている。
より時計方向に回動するよう付勢されると共に、
その先端上部には係止部材4a及びその先端下部
には図示しない先羽根駆動アームを先羽根駆動レ
バー4の回動に連動させるための先羽根駆動ピン
4bが植設されている。また、先羽根駆動レバー
4も分割羽根3a,3b,3c,3dと同様にプ
ラスチツク材等で形成され可動質量を減少するよ
うになされている。8は先羽根係止部材で、シヤ
ツタ地板1に固着され、制御部地板12を支持す
る支軸10に回動自在に嵌合されている。この先
羽根係止部材8の突出部8bの先端は、前記した
先羽根駆動レバー4の係止部材4aとシヤツタが
チヤージされたとき図示しないバネの作用により
係合して、この後先羽根の走行を規制するような
されている。8aはレリーズ信号ピンで、該突出
部8aに固着されている。
次に、5は後羽根駆動レバーで、係止部材5a
及び図示しない後羽根駆動アームを作動させるた
めの後羽根駆動ピン5bが植設されると共に、後
羽根駆動バネ7により時計方向へ回動するように
付勢されて、先羽根駆動レバー4と同様に構成さ
れている。11はシヤツタ地板1に固着されると
共に制御部地板12を支持する支軸で、後羽根係
止部材9を回動自在に嵌合している。後羽根係止
部材9には、レリーズ信号ピン9a及び後羽根駆
動レバー5の係止部材5aと係合する突出部9b
が設けられている。
及び図示しない後羽根駆動アームを作動させるた
めの後羽根駆動ピン5bが植設されると共に、後
羽根駆動バネ7により時計方向へ回動するように
付勢されて、先羽根駆動レバー4と同様に構成さ
れている。11はシヤツタ地板1に固着されると
共に制御部地板12を支持する支軸で、後羽根係
止部材9を回動自在に嵌合している。後羽根係止
部材9には、レリーズ信号ピン9a及び後羽根駆
動レバー5の係止部材5aと係合する突出部9b
が設けられている。
次に、13は先羽根制御用電磁石、14は後羽
根制御用電磁石で、共に吸引タイプの電磁石を使
用している。15及び18はヨークで、コイル1
6及び18が巻回されている。17及び20はア
ーマチユアで、ヨーク15及び18の一端に設け
られた支持ピン17b及び20bに回動自在に取
り付けられると共に、作動部17a及び20aが
吸着面側端の反対側端に形成されている。このア
ーマチユア17は、図示しないバネにより時計方
向に回動するように付勢されており、その回動は
アーマチユア17の作動部17aと制御部地板1
2に植設されたピン21とが当接することにより
規制されると共に、作動部17aがコイル16へ
の通電が行なわれアーマチユア17がヨーク15
に吸着されたとき、先羽根係止部材8のレリーズ
信号ピン8aに当接して、これを押圧するような
されている。また、アーマチユア20もアーマチ
ユア17と同様に構成されて、コイル19への通
電が行なわれたときアーマチユア20が図示しな
いバネに抗して回動することにより作動部20a
が後羽根係止部材aのレリーズ信号ピン9aに当
接して、これを押圧するようなされている。
根制御用電磁石で、共に吸引タイプの電磁石を使
用している。15及び18はヨークで、コイル1
6及び18が巻回されている。17及び20はア
ーマチユアで、ヨーク15及び18の一端に設け
られた支持ピン17b及び20bに回動自在に取
り付けられると共に、作動部17a及び20aが
吸着面側端の反対側端に形成されている。このア
ーマチユア17は、図示しないバネにより時計方
向に回動するように付勢されており、その回動は
アーマチユア17の作動部17aと制御部地板1
2に植設されたピン21とが当接することにより
規制されると共に、作動部17aがコイル16へ
の通電が行なわれアーマチユア17がヨーク15
に吸着されたとき、先羽根係止部材8のレリーズ
信号ピン8aに当接して、これを押圧するような
されている。また、アーマチユア20もアーマチ
ユア17と同様に構成されて、コイル19への通
電が行なわれたときアーマチユア20が図示しな
いバネに抗して回動することにより作動部20a
が後羽根係止部材aのレリーズ信号ピン9aに当
接して、これを押圧するようなされている。
23は、支軸24によりシヤツタ地板1に回動
自在に取り付けられたチヤージレバーで、このチ
ヤージレバー23の各先端部は、先羽根駆動レバ
ー4のチヤージピン(図示せず)及び後羽根駆動
レバー5のチヤージピン5cに当接している。
自在に取り付けられたチヤージレバーで、このチ
ヤージレバー23の各先端部は、先羽根駆動レバ
ー4のチヤージピン(図示せず)及び後羽根駆動
レバー5のチヤージピン5cに当接している。
25はアーマチユア付勢バネで、アーマチユア
17をヨーク15の一端面に常時付勢することに
より、姿勢変化による重力の影響を受けずアーマ
チユアとヨークとの間隙が常に一方向の所定位置
にあるようにしている。
17をヨーク15の一端面に常時付勢することに
より、姿勢変化による重力の影響を受けずアーマ
チユアとヨークとの間隙が常に一方向の所定位置
にあるようにしている。
この付勢バネ25により、アーマチユア17を
付勢するので磁路が一定となりインダクタンスの
変化が起らなくなるので、通電から爪解除までの
時間にバラつきが発生せず所定の時間制御が行な
える。
付勢するので磁路が一定となりインダクタンスの
変化が起らなくなるので、通電から爪解除までの
時間にバラつきが発生せず所定の時間制御が行な
える。
次に、このように構成された実施例の動作を説
明する。
明する。
レリーズ操作に伴い、図示しない制御回路によ
り先羽根制御用電磁石13のコイル16が通電さ
れると、アーマチユア17がヨーク15に吸引さ
れて反時計方向に回動する。この回動に伴い作動
部17aも反時計方向に回動して先羽根係止部材
8のレリーズ信号ピン8aに瞬間的に当接して、
アーマチユア17によるハンマー効果を作用させ
ながらレリーズ信号ピン8aを押圧する。このた
め、レリーズ信号ピン8aは支軸10を中心とし
て時計方向に回動し、先羽根係止部材8の突出部
8bと先羽根駆動レバー4の係止部材4aとの係
合が解かれる。このとき、先羽根駆動レバー4が
時計方向への回動を開始し、この回動が先羽根駆
動ピン4bを介して先羽根駆動アーム(図示せ
ず)に伝達されて、先羽根の分割羽根3a,3
b,3c,3dが走行して露光窓1aを解放し、
露光が開始される。
り先羽根制御用電磁石13のコイル16が通電さ
れると、アーマチユア17がヨーク15に吸引さ
れて反時計方向に回動する。この回動に伴い作動
部17aも反時計方向に回動して先羽根係止部材
8のレリーズ信号ピン8aに瞬間的に当接して、
アーマチユア17によるハンマー効果を作用させ
ながらレリーズ信号ピン8aを押圧する。このた
め、レリーズ信号ピン8aは支軸10を中心とし
て時計方向に回動し、先羽根係止部材8の突出部
8bと先羽根駆動レバー4の係止部材4aとの係
合が解かれる。このとき、先羽根駆動レバー4が
時計方向への回動を開始し、この回動が先羽根駆
動ピン4bを介して先羽根駆動アーム(図示せ
ず)に伝達されて、先羽根の分割羽根3a,3
b,3c,3dが走行して露光窓1aを解放し、
露光が開始される。
先羽根制御用電磁石13が通電されて所定時間
の経過後、後羽根制御用電磁石14のコイル19
に通電が行なわれ、アーマチユア20がヨーク1
8に吸着される。これにより、前述した先羽根の
場合と同様にアーマチユア20の作動部20aが
後羽根係止部材9のレリーズ信号ピン9aを押圧
して、後羽根係止部材9を時計方向に回動させ
る。このとき、後羽根係止部材9の突出部9bと
後羽根駆動レバー5の係止部材5bとの係合が解
除されることにより、後羽根の分割羽根(図示せ
ず)が走行を開始して露窓1aを閉鎖して露光が
終了する。
の経過後、後羽根制御用電磁石14のコイル19
に通電が行なわれ、アーマチユア20がヨーク1
8に吸着される。これにより、前述した先羽根の
場合と同様にアーマチユア20の作動部20aが
後羽根係止部材9のレリーズ信号ピン9aを押圧
して、後羽根係止部材9を時計方向に回動させ
る。このとき、後羽根係止部材9の突出部9bと
後羽根駆動レバー5の係止部材5bとの係合が解
除されることにより、後羽根の分割羽根(図示せ
ず)が走行を開始して露窓1aを閉鎖して露光が
終了する。
この露光終了後、カメラの巻上げに連動してチ
ヤージレバー23が時計方向に回動されることに
より、先羽根駆動レバー4及び後羽根駆動レバー
5がそれぞれ初期位置に復帰されると共に、その
位置で再び先羽根係止部材8、後羽根係止部材9
による係止が行なわれてシヤツタがチヤージされ
る。
ヤージレバー23が時計方向に回動されることに
より、先羽根駆動レバー4及び後羽根駆動レバー
5がそれぞれ初期位置に復帰されると共に、その
位置で再び先羽根係止部材8、後羽根係止部材9
による係止が行なわれてシヤツタがチヤージされ
る。
以上、述べたように本考案は回動するアーマチ
ユアの軸支部に一方向に付勢するバネを設けるこ
とにより、ヨークとアーマチユアの関係が姿勢変
化による影響を受けることなく、軸支部の磁路が
一定となることにより、安定した作動を得ること
ができ、所望の露光時間を制御することが可能と
なり、且つ部品点数、製造工程においても何等不
都合を生じ得ない電磁レリーズ装置を得ることが
できる。
ユアの軸支部に一方向に付勢するバネを設けるこ
とにより、ヨークとアーマチユアの関係が姿勢変
化による影響を受けることなく、軸支部の磁路が
一定となることにより、安定した作動を得ること
ができ、所望の露光時間を制御することが可能と
なり、且つ部品点数、製造工程においても何等不
都合を生じ得ない電磁レリーズ装置を得ることが
できる。
第1図は本考案の実施例を示す電磁石装置の断
面図で、第2図は従来の電磁石装置を示す断面図
で、第3図は本考案の実施例を用いた電磁レリー
ズ装置を備えたフオーカルプレーンシヤツタの要
部斜視図である。 1……シヤツタ地板、4……先羽根駆動レバ
ー、5……後羽根駆動レバー、6……先羽根駆動
バネ、7……後羽根駆動バネ、8……先羽根係止
部材、9……後羽根係止部材、13……先羽根制
御用電磁石、14……後羽根制御用電磁石、25
……アーマチユア付勢バネ。
面図で、第2図は従来の電磁石装置を示す断面図
で、第3図は本考案の実施例を用いた電磁レリー
ズ装置を備えたフオーカルプレーンシヤツタの要
部斜視図である。 1……シヤツタ地板、4……先羽根駆動レバ
ー、5……後羽根駆動レバー、6……先羽根駆動
バネ、7……後羽根駆動バネ、8……先羽根係止
部材、9……後羽根係止部材、13……先羽根制
御用電磁石、14……後羽根制御用電磁石、25
……アーマチユア付勢バネ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 チヤージ状態に置かれている先羽根(幕)およ
び後羽根(幕)の係止解除を、それぞれ吸引型の
電磁石におけるアーマチユアのヨークへの被吸引
動作により制御するようにした電磁レリーズ装置
において、 前記ヨークが略コ字形状をしており、且つ一端
部上に軸が植立されていて、 前記アーマチユアの前記軸に支持される部位が
前記ヨークを挟持するコ字形状に形成され、前記
ヨーク上の前記軸を中心に回動可能に支持され
て、前記ヨークを通り前記一端部から前記アーマ
チユアを介して前記ヨークの他端部を通る磁気回
路を形成していて、 前記アーマチユアの前記コ字形状の部位を前記
軸の軸線方向に沿つて片寄せするように附勢する
弾性部材を該軸に配置し、前記コ字形状の部位の
一端を前記ヨークに当接させるように附勢して、
これにより使用時の配向位置の如何に拘わらず前
記磁気回路における磁気抵抗を一定に保持して前
記被吸引動作を安定化させるように構成したこと
を特徴とする電磁レリーズ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9805484U JPS6113832U (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | 電磁レリ−ズ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9805484U JPS6113832U (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | 電磁レリ−ズ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6113832U JPS6113832U (ja) | 1986-01-27 |
JPH0442829Y2 true JPH0442829Y2 (ja) | 1992-10-09 |
Family
ID=30657608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9805484U Granted JPS6113832U (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | 電磁レリ−ズ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6113832U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5717933A (en) * | 1980-07-07 | 1982-01-29 | Canon Inc | Shutter device using electromagnet |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5629931Y2 (ja) * | 1974-06-27 | 1981-07-16 |
-
1984
- 1984-06-29 JP JP9805484U patent/JPS6113832U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5717933A (en) * | 1980-07-07 | 1982-01-29 | Canon Inc | Shutter device using electromagnet |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6113832U (ja) | 1986-01-27 |
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