JPS6018804Y2 - 釈放型電磁石における可動鉄片のセット機構 - Google Patents

釈放型電磁石における可動鉄片のセット機構

Info

Publication number
JPS6018804Y2
JPS6018804Y2 JP15665879U JP15665879U JPS6018804Y2 JP S6018804 Y2 JPS6018804 Y2 JP S6018804Y2 JP 15665879 U JP15665879 U JP 15665879U JP 15665879 U JP15665879 U JP 15665879U JP S6018804 Y2 JPS6018804 Y2 JP S6018804Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron piece
iron core
permanent magnet
movable iron
force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15665879U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5678313U (ja
Inventor
富男 黒須
Original Assignee
日本電産コパル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電産コパル株式会社 filed Critical 日本電産コパル株式会社
Priority to JP15665879U priority Critical patent/JPS6018804Y2/ja
Publication of JPS5678313U publication Critical patent/JPS5678313U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6018804Y2 publication Critical patent/JPS6018804Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shutters For Cameras (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鉄芯側に永久磁石とコイルを組合わせ、鉄芯
に可動鉄片を対設させた釈放型電磁石における可動鉄片
のセット機構に関する。
この種の釈放型電磁石は、セット操作によって可動鉄片
を鉄芯に近接させて永久磁石の磁力により保持させるも
のであるが、その欠点は、ミクロ的に見た場合1、鉄芯
に対する可動鉄片の被吸着姿勢がセット操作毎に異なる
ことである。
即ち、その姿勢差によって磁路のインダクタンスが異な
り、通電後のコイルによる磁力増加状態がその都度変わ
り、通電開始から可動鉄片が釈放されるまでの時間間隔
にバラツキが生じる。
従って、この種の釈放型電磁石を、例えば、msオーダ
ーの秒時間隔でも制御するカメラ用の電気シャッタ等に
適用する場合には、甚だ問題となる。
この欠点の発生原因は、種々のガタッキが存在し、また
配置姿勢等にバラツキがある可動鉄片を、永久磁石によ
る引力を有する鉄芯によって強制的に保持する点にある
従って、本考案は、セット操作によって可動鉄片が鉄芯
に近接させられる際に、鉄芯の一部に永久磁石の磁束を
吸収する磁性部材を近接させて、永久磁石による吸引力
が小さい状態で可動鉄片を鉄芯に接触させ、その後磁性
部材を取り除いて永久磁石の磁力により可動鉄片を鉄芯
に保持させるようにし、鉄芯に対する可動鉄片の被吸着
姿勢が常に一定化するようにした釈放型電磁石における
鉄片のセット機構を提供するものである。
以下図面で示した一実施例に基づいて、本考案を詳細に
説明する。
1.2.3は固定配置された鉄芯、永久磁石、コイルで
ある。
4は軸に枢着されバネ6により右旋回性が与えられてる
鉄片レバーで、腕4a、4bと曲げ4cを形成し、ピン
4dを植設している。
7は鉄片レバー4における腕4a上の支軸4eに枢着さ
れた鉄片で、曲げ4cの間で首振り可能であり、また鉄
芯1の一方の端面に対向配置されている。
8は軸9に枢着されバネ10により右旋回性が与えられ
ているセットレバ−で、腕8aと突部8bを形成してい
る。
11はセットレバ−8上に取付けられた板バネで、先端
部11aが鉄片レバー4のピン4dに対設している。
12は軸13に枢着されバネ14により左旋回が与えら
れている磁性部材で、鉄芯1の他方の端面に対向する曲
げ12aを形成している。
15は軸13に枢着されピン15bとバネ16により磁
性部材12に係接されたトンボレバーで、セットレバ−
8の突部8bに押動され得る腕15aを形成している。
次に、カメラ用シャッターの一部分について例示的に述
べる。
21は軸22に枢着されたシャッタ羽根の閉鎖駆動部材
で、段部21aを形成している。
23は軸24に枢着されたバネ25により右旋性が与え
られている係止レバーで、鉄片レバー4の腕4bに押動
される腕23aと閉鎖駆動部材21の段部21aを係合
させ得る腕23bとを形成している。
次に動作を説明する。
セット操作によって、セット操作8を腕8aをもつ七バ
ネ10の帳力に抗し左旋させると、突部8bがトンボレ
バー15の腕15aを押動するので、磁性部材12はバ
ネ14の帳力に抗して右旋させられて、曲げ12aが鉄
芯゛゛1の一方の端面に近接し、他方板バネ11がピン
4dを押動するので、鉄片レバー4はバネ6の張力に抗
して左旋させられて、鉄片7が鉄芯1の他方の端面に近
接する。
この動作において、鉄芯1に対して磁性部材12の曲げ
12□aが先に゛接触して永久磁石2の磁束を吸収し、
その後鉄片7が接触する。
従って、鉄片7は、永久磁石2による吸引力が弱められ
た状態の鉄芯1に対して、゛はく゛機撤的な作用力接触
させられる。
そして、セットレバ−8の左旋が所定量を越えて突部8
bがトンボレバー1゛5の腕15aから外れると、磁性
部材12は永久磁石2による保持力よりも強いバネ14
の振力iこより左旋して、曲げ12aが鉄芯1から離れ
る;□こあ結果、鉄片7は永久磁石2の吸引力によつ゛
て鉄芯1に吸着され、その後セット操作が解除されてセ
ットレバ−8が右旋復帰し、バネ11によるピン4dへ
の押圧が取り除かれても、その吸着位置に保持される。
また、鉄片レバー4の左旋による腕4bの変位に伴い、
係止レバー23はバネ25の張力により腕23aが追従
して右旋し、□m2sbが二点鎖線位置を占める。
閉鎖駆動部材21は、セット前の状態では、例えば18
00左旋した位置にあり、上述の鉄片レバーのセット操
作に引き続いてセット操作を受けて右旋させられ、段部
21aが係止レバー23の腕23bに係合して矢印方向
の左旋駆動力源が蓄勢される。
以上のセット後の動作は、カメラ用シャッタ露光制御を
例に採って述べると、シャッタ羽根の開放動作に連動し
て露光制御回路が動作を開始し、所定秒時後にコイル3
が通電される。
そのコイル3の励磁作動によって、永久磁石2による保
持力が弱められるので、鉄片レバー4はバネ6の張力に
より右旋して、腕4bが腕23aを押動して係止レバー
23をバネ25の張力に抗して左旋させる。
この結果、腕23bが段部21aから外れるので、閉鎖
駆動部材21は左旋して、シャッタ羽根を閉鎖させる。
なお、鉄片レバー4、鉄片7に対するセットレバ−8の
オーバーチャージは、板バネ11によって吸収されるが
、突部8b1トンボレバー15、磁性部材12、曲げ1
2aの間の一部にオーバーチージ吸収機構を設けること
が好ましい。
以上の如く、本考案の釈放型電磁石における可動鉄片の
セット機構は、”セット操作によって可動鉄片を鉄芯に
近接させる際に、その操作に連動して鉄芯め一部に磁性
部材を一時的に近接させて永久磁石の磁束を吸収させ、
鉄芯に永久磁石の吸引力を小さくさせた状態で可動鉄片
を接触させるようにしているので、可動鉄片は鉄芯に対
して常に一定化された状態で接触、吸着されるので、コ
イルへの通電後可動鉄片が離反動作を行う時間間隔が一
定化され、高精度を“要求される装置にも適用でき、特
にカメ□う用電気シャッタの電磁石として好適である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示した説明図である。 1・・・・・・鉄芯、2・・・・・・永久磁石、3・・
・・・・コイル、4・・・・・・鉄片レバー、7・・・
・・・鉄片、8・・・・・・セヅトレバー、11・・・
・・・板バネ、12・・・・・・磁性部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 鉄芯側に永久磁石とコイルを組合わせ、セット操作で離
    反習性を有する可動鉄片を鉄芯に当接させて永久磁石の
    磁力にぐり保持させ、コイルの励磁作動によって永久磁
    石による保持力を弱めさせることにより可動鉄片を鉄芯
    から離反させる釈放型電磁石において、 前記鉄芯の近傍に前記永久磁石にる保持力よりも強い離
    反力が付与された磁性部材を配置し、該磁性部材が、前
    記セット操作により離反習性に抗して押動され前記可動
    鉄片が鉄芯に当接する前に鉄芯に当接して永久磁石の磁
    束を吸収し、また該可動鉄片の鉄芯への当接後に被押動
    力が解かれて鉄芯から離反する ことを特徴とする釈放型電磁石における可動鉄片のセッ
    ト機構。
JP15665879U 1979-11-12 1979-11-12 釈放型電磁石における可動鉄片のセット機構 Expired JPS6018804Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15665879U JPS6018804Y2 (ja) 1979-11-12 1979-11-12 釈放型電磁石における可動鉄片のセット機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15665879U JPS6018804Y2 (ja) 1979-11-12 1979-11-12 釈放型電磁石における可動鉄片のセット機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5678313U JPS5678313U (ja) 1981-06-25
JPS6018804Y2 true JPS6018804Y2 (ja) 1985-06-07

Family

ID=29668064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15665879U Expired JPS6018804Y2 (ja) 1979-11-12 1979-11-12 釈放型電磁石における可動鉄片のセット機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6018804Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012118143A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Seiko Precision Inc フォーカルプレーンシャッタ及び光学機器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5678313U (ja) 1981-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07234437A (ja) 絞り機構
JPS6018804Y2 (ja) 釈放型電磁石における可動鉄片のセット機構
JP2011065074A (ja) カメラ用シャッタ
JPS6018805Y2 (ja) 釈放型電磁石の作動装置
JPH058590Y2 (ja)
JP2591627B2 (ja) シヤッタ駆動用の電磁アクチュエータ
JP2514326B2 (ja) 電磁駆動シヤツタ−
JP2627904B2 (ja) 電磁駆動シヤッタ
US4119986A (en) Control device of a shutter for a camera
JPS6239371Y2 (ja)
JPH055539Y2 (ja)
JPH0442829Y2 (ja)
JP6081892B2 (ja) フォーカルプレンシャッタ及び光学機器
JP6460786B2 (ja) カメラ用シャッタ及びカメラ
JP2540283Y2 (ja) 電磁石装置の鉄片支持構造
JPS6020887Y2 (ja) 緊定解除用電磁石装置
JPH043301Y2 (ja)
US4342018A (en) Magnet control device for cameras
JPS6018806Y2 (ja) 釈放型電磁石装置
JPH097825A (ja) 電磁石装置
JPS6018803Y2 (ja) 磁石駆動装置
JPH0326508Y2 (ja)
JPH063377Y2 (ja) カメラ用シヤツタ
JPH06187886A (ja) 電磁継電器
JPS6028100Y2 (ja) 電磁石装置