JPH097825A - 電磁石装置 - Google Patents

電磁石装置

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JPH097825A
JPH097825A JP15636795A JP15636795A JPH097825A JP H097825 A JPH097825 A JP H097825A JP 15636795 A JP15636795 A JP 15636795A JP 15636795 A JP15636795 A JP 15636795A JP H097825 A JPH097825 A JP H097825A
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JP
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armature
yoke
permanent magnet
attraction
attracted
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JP15636795A
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Takeshi Ito
猛 伊東
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、簡単な機構によってヨークとアー
マチュアとの吸着を安定化させると共に、小型化に寄与
する電磁石装置を提供する。 【構成】 永久磁石5の組み込まれたヨーク2のアーマ
チュア吸着面に、永久磁石5の磁力によってアーマチュ
ア4を吸着させ、ヨーク2に巻装された励磁用コイル3
への通電時に、吸着面におけるアーマチュア4との吸着
力を減少させてアーマチュア4をヨーク2の吸着面より
離間させるようにした釈放型の電磁石装置において、ア
ーマチュア4をヨーク2のアーマチュア吸着面へ吸着さ
せる方向への移動時、永久磁石5による吸着力を減少さ
せるよう制御する磁力制御手段を有することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電磁石装置、詳しく
は永久磁石の組み込まれたヨークのアーマチュア吸着面
に、上記永久磁石の磁力によってアーマチュアを吸着さ
せ、上記ヨークに巻装された励磁用コイルへの通電時
に、上記吸着面におけるアーマチュアとの吸着力を減少
させてアーマチュアをヨークの吸着面より離間させるよ
うにした釈放型の電磁石装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】永久磁石の組み込まれたヨーク(固定鉄
芯)のアーマチュア(可動片)吸着面に、上記永久磁石
の磁力によってアーマチュア(可動片)を吸着させ、上
記ヨークに巻装された励磁用コイルへの通電時に、上記
吸着面におけるアーマチュアとの吸着力を減少させてア
ーマチュアをヨークの吸着面より離間させるようにし
た、いわゆる、オープンタイプマグネット、コンビタイ
プマグネット等の釈放型の電磁石装置については、従来
より種々の提案がなされ、また一般的に実用化がなされ
ている。
【0003】例えば、アーマチュアをレバー等の構成部
材にシリコンゴム等によって固定して、ヨークとアーマ
チュアとの吸着の安定化を図ったり、また、アーマチュ
アにガイド部材等を配設して吸着を安定化させるように
したもの等があり、このような場合において、そのオー
バーチャージ機構は、ダブルレバー式等によって吸収す
るようにしたもの等がある。
【0004】また、上記電磁石装置については、大別し
て2種類のタイプのものがあり、それぞれチャージ方法
が異なる場合がある。即ち、ヨーク(固定鉄芯)と、こ
のヨークに巻装された励磁用コイルおよびアーマチュア
(可動片)等によって構成され、上記励磁用コイルへの
通電時に、アーマチュア(可動片)を吸着するようにす
る、いわゆる吸着タイプのものと、通常の場合には、ヨ
ークに組み込まれた永久磁石によって、ヨークとアーマ
チュアとを吸着する一方、上記励磁用コイルへの通電時
には、ヨークとアーマチュアとを離間させるようにす
る、いわゆる、釈放型のものとがある。
【0005】このようなタイプの電磁石装置におけるオ
ーバーチャージ方法について、図5によって、以下に簡
単に説明する。
【0006】図5は、上記電磁石装置の概略構成を示す
図であって、オーバーチャージ状態を示しているもので
あり、この電磁石装置は吸着タイプのものである。
【0007】図5に示すように、この電磁石装置は、ヨ
ーク(固定鉄芯)102と、このヨーク102に巻装さ
れた励磁用コイル103と、アーマチュア(可動片)1
04、および、このアーマチュア104を上記ヨーク1
02に対して吸着および離間位置に移動可能とするレバ
ー106等によって構成されている。
【0008】上記アーマチュア104とレバー106と
は、取付ビス110によって連通されており、上記アー
マチュア104とレバー106との間においては、上記
取付ビス110にバネ部材107が巻回されている。
【0009】上記レバー106は、その支点106bに
おいて、この電磁石装置が適用される装置本体の固定部
材(図示せず)等に回動自在に軸支されており、上記バ
ネ部材107の付勢力によって、図5において時計方向
に付勢されている。
【0010】また、これと同時に、上記バネ部材107
の付勢力によって、上記アーマチュア104は、上記取
付ビス110の一端部110aの当接面に向けて付勢さ
れている。
【0011】ここで、図5に示す状態は、オーバーチャ
ージ状態を示しており、上記励磁用コイル103に通電
されている状態である。これにより、上記ヨーク102
と上記アーマチュア104とは吸着している状態にある
と共に、上記レバー106は、そのチャージ方向(図5
において矢印Xによって示す方向。)にチャージされ、
上記取付ビス110の一端部110aは、アーマチュア
104から離間している状態となっている。
【0012】このとき、図5において符号Aによって示
す間隙がオーバーチャージ量であり、このオーバーチャ
ージ量は、各部材の製作誤差、取り付け誤差等を考慮し
て、上記ヨーク102と上記アーマチュア104とが確
実に吸着されるように設定されているものである。
【0013】一方、図6に示す電磁石装置は、ヨーク1
02と、このヨーク102に巻装された励磁用コイル1
03と、アーマチュア104Aおよび第1、第2レバー
106A,106B等によって構成されているものであ
り、上述の図5において説明したものと基本的には同様
の構成からなっているものである。
【0014】図6に示すように、上記アーマチュア10
4Aは、第1レバー106Aの取付ボス106Aaによ
って軸支されている。
【0015】また、上記第1レバー106Aは、その回
動中心106Abにおいて、この電磁石装置が適用され
る装置本体の固定部材等に、第2レバー106Bと共に
回動自在に軸支されており、この第2レバー106Bの
一端部おいては、上記第1レバー106Aと当接し、こ
れを回動させる当接ピン108Aaが植設されている。
【0016】そして、上記第1レバー106Aは、バネ
部材108Aの付勢力によって、図6において反時計方
向、即ち、上記アーマチュア104Aを上記ヨーク10
2に当接させる方向に付勢されており、また、上記第2
レバー106Bは、バネ部材108Bの付勢力によっ
て、図6において時計方向に付勢されている。
【0017】ここで、図6に示す状態は、オーバーチャ
ージ状態を示しており、上記励磁用コイル103に通電
されていることにより、上記ヨーク102と上記アーマ
チュア104Aとが吸着状態となっている、これによ
り、上記第1レバー106Aが反時計方向に回動されて
いると共に、上記第2レバー106Bがチャージ方向
(図6において反時計方向。)に回動した状態となって
おり、このとき、上記当接ピン108Aaは、上記第1
レバー106Aから離れている状態であり、図6におい
て符号Aによって示す間隙がオーバーチャージ量であ
る。
【0018】他方、図7に示す電磁石装置は、永久磁石
105の組み込まれたヨーク(固定鉄芯)102Aと、
このヨーク102Aに巻装された励磁用コイル103A
と、アーマチュア(可動片)104等によって構成され
たものである。なお、図7においては、この電磁石装置
の要部のみを示し、他の部材については、図6と同様で
あるものとして、その図示を省略している。
【0019】図7に示す電磁石装置において、通常の状
態(チャージ状態)においては、上記永久磁石105の
磁力によって上記アーマチュア104Aを吸着する一
方、上記励磁用コイル103Aに、上記永久磁石105
の磁界を打ち消す方向に電流を流すことで、上記永久磁
石105の吸着力を減少させるようにした、いわゆる、
釈放型の電磁石装置である。なお、この場合におけるオ
ーバーチャージについては、図6において説明したもの
と同様である。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の図6
によって説明した手段によれば、図5によって説明した
手段と比較して、構成部材数が多く、その構成が複雑な
ものとなってしまうので、製造コスト等が増大してしま
うと共に、装置自体も大型化してしまうという問題点が
ある。
【0021】また、図7によって説明した手段によれ
ば、チャージを行なう際には、上記永久磁石105の磁
力によって上記アーマチュア104Aを吸着するように
しているため、このときの吸着力がアーマチュア104
Aの吸着面に働くので、これにより、上記ヨーク102
Aとアーマチュア104Aとの吸着状態が安定しないと
いう問題点がある。
【0022】そこで、この吸着状態の安定化のために、
上記取付ボス106Aaをシリコンゴム等によって、レ
バー(図示せず)等に弾性的に固定するような工夫が考
えられるが、その効果については充分なものとはいえな
いものである。
【0023】本発明の目的は、上記従来の問題点を解消
し、簡単な機構によってヨークとアーマチュアとの吸着
を安定化させると共に、小型化に寄与する電磁石装置を
提供するにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明による電磁石装置
は、永久磁石の組み込まれたヨークのアーマチュア吸着
面に、上記永久磁石の磁力によってアーマチュアを吸着
させ、上記ヨークに巻装された励磁用コイルへの通電時
に、上記吸着面における上記アーマチュアとの吸着力を
減少させてアーマチュアを上記ヨークの吸着面より離間
させるようにした釈放型の電磁石装置において、上記ア
ーマチュアを上記ヨークのアーマチュア吸着面へ吸着さ
せる方向への移動時、上記永久磁石による吸着力を減少
させるよう制御する磁力制御手段を有することを特徴と
する。
【0025】また、永久磁石の組み込まれたヨークのア
ーマチュア吸着面に、上記永久磁石の磁力によってアー
マチュアを吸着させ、上記ヨークに巻装された励磁用コ
イルへの通電時に、上記吸着面における上記アーマチュ
アとの吸着力を減少させてアーマチュアを上記ヨークの
吸着面より離間させるようにした釈放型の電磁石装置に
おいて、上記アーマチュアを揺動可能に軸支すると共
に、上記アーマチュアが上記ヨークの吸着面に吸着した
吸着位置および上記ヨークの吸着面より離間した離間位
置の間を移動可能に設けたアーマチュア移動手段と、上
記アーマチュアを、上記離間位置から上記吸着位置へチ
ャージ移動させるチャージ手段と、上記チャージ手段に
よりアーマチュア移動手段を駆動し、上記アーマチュア
を上記離間位置から上記吸着位置へチャージ移動すると
き、上記ヨークに巻装された励磁用コイルに上記永久磁
石の磁界を打ち消す方向に電流を流すことを特徴とす
る。
【0026】そして、永久磁石の組み込まれたヨークの
アーマチュア吸着面に、上記永久磁石の磁力によってア
ーマチュアを吸着させ、上記ヨークに巻装された励磁用
コイルへの通電時に、上記吸着面における上記アーマチ
ュアとの吸着力を減少させてアーマチュアを上記ヨーク
の吸着面より離間させるようにした釈放型の電磁石装置
において、上記アーマチュアを揺動自在に支持すると共
に、このアーマチュアを上記電磁石に対し吸着および離
間位置に移動可能とするレバーと、上記レバーを上記ア
ーマチュアが上記ヨークのアーマチュア吸着面に吸着す
るようチャージ駆動するカム手段と、上記アーマチュア
の吸着および離間を制御する制御回路と、を有し、上記
制御回路は、上記カム手段により上記アーマチュアを吸
着位置へ駆動させるとき、上記ヨークに巻装された励磁
用コイルに上記永久磁石の磁界を打ち消す方向に電流を
流すことを特徴とする。
【0027】
【作用】永久磁石の組み込まれたヨークのアーマチュア
吸着面に、上記永久磁石の磁力によってアーマチュアを
吸着させ、上記ヨークに巻装された励磁用コイルへの通
電時に、上記吸着面における上記アーマチュアとの吸着
力を減少させてアーマチュアを上記ヨークの吸着面より
離間させる。
【0028】このとき、上記アーマチュアを上記ヨーク
のアーマチュア吸着面へ吸着させる方向への移動時に
は、磁力制御手段によって、上記永久磁石による吸着力
を減少させるよう制御する。
【0029】また、チャージ手段によってアーマチュア
移動手段を駆動して、上記アーマチュアを上記ヨークの
吸着面より離間した離間位置から、上記アーマチュアが
上記ヨークの吸着面に吸着した吸着位置へとチャージ移
動するとき、上記ヨークに巻装された励磁用コイルに上
記永久磁石の磁界を打ち消す方向に電流を流し、上記永
久磁石による吸着力を減少させるよう制御する。
【0030】そして、上記アーマチュアの吸着および離
間を制御する制御回路は、アーマチュアを上記電磁石に
対し吸着および離間位置に移動可能とするレバーを、上
記アーマチュアが上記ヨークのアーマチュア吸着面に吸
着するようチャージ駆動するカム手段によって、上記ア
ーマチュアを吸着位置へ駆動させるとき、上記ヨークに
巻装された励磁用コイルに上記永久磁石の磁界を打ち消
す方向に電流を流し、上記永久磁石による吸着力を減少
させるよう制御する。
【0031】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
る。図1は、本発明の第1実施例の釈放型の電磁石装置
の概略構成を示す図である。
【0032】図1に示すように、この第1実施例の電磁
石装置1は、永久磁石5が組み込まれたヨーク(固定鉄
芯)2と、このヨーク2に巻装された磁力制御手段であ
る励磁用コイル3と、アーマチュア(可動片)4と、こ
のアーマチュア4を揺動可能に軸支すると共に、上記ア
ーマチュア4が上記ヨーク2の吸着面に吸着した吸着位
置、および、上記ヨーク3の吸着面より離間した離間位
置の間を移動可能に設けたアーマチュア移動手段である
レバー6と、上記アーマチュア4を上記ヨーク2の吸着
面に吸着する方向に付勢する弾性力を有する付勢手段で
ありアーマチュア可動支持手段であるバネ部材7と、上
記レバー6をチャージ方向とは逆の方向に付勢する弾性
力を有するバネ部材8と、上記アーマチュア4を、上記
離間位置から上記吸着位置へチャージ移動させるチャー
ジ手段でありカム手段であるチャージカム9等によって
構成されている。
【0033】また、上記アーマチュア4の略中央部にお
いては、長孔4aが配設されている一方、上記レバー6
の一腕部の一端部には上記アーマチュア4を取り付ける
取付ボス6aが植設されており、この取付ボス6aと上
記長孔4aとが嵌合することで、上記アーマチュア4が
揺動可能に軸支されている。そして、上記レバー6が回
動することによって、上記アーマチュア4が上記ヨーク
2の吸着面に吸着した吸着位置と、上記ヨーク2の吸着
面より離間した離間位置との間を移動することができる
ようになっている。
【0034】なお、上記取付ボス6aと長孔4aとの嵌
合部については、上記アーマチュア4の長孔4aより上
記レバー6の取付ボス6aが、スラスト方向においてそ
の嵌合が外れてしまわないような対策が施されているも
のであるが、図1においては、特に図示せず、一般的な
手段によるものとする。
【0035】また、上記レバー6は、その支点6bにお
いて、この電磁石装置1が適用される装置本体の固定部
材(図示せず)等に回動自在に軸支されている。そし
て、このレバー6の他腕部の一端部においては、上記バ
ネ部材8が係止されており、上記レバー6は、上記バネ
部材8の付勢力によって、図1において時計方向に付勢
されている。
【0036】一方、上記レバー6の他腕部の先端部近傍
において、チャージカム9が、上記装置の固定部材(図
示せず)等に、その支点9aにおいて回動自在に軸支さ
れており、このチャージカム9のカム面と、上記レバー
6の他腕部の先端部の当接部6cとが常に当接し、この
レバー6の当接部6cは上記チャージカム9のカム面に
沿って摺動するようになっている。
【0037】また、上記レバー6の一腕部においては、
その略中央部にバネ部材7が配設されており、その一端
側を上記レバー6に、他端側を上記アーマチュア4の一
端部にそれぞれ係止され、上記アーマチュア4を、図1
において矢印X方向に付勢するようになっている。
【0038】このように構成された上記第1実施例の電
磁石装置の動作について、図1、図2によって以下に説
明する。図2は、上記第1実施例の電磁石装置の動作の
概略を説明するタイムチャートである。
【0039】図2のタイムチャート上において符号Bに
よって示す位置は、図1において示すように、上記ヨー
ク2の吸着面にアーマチュア4が永久磁石5の磁力によ
って吸着されている状態、即ち、オーバーチャージ状態
にある位置を示している。
【0040】また、この図2のタイムチャート上におい
て、符号Oによって示す位置は、上記チャージカム9の
カム部9bが、上記レバー6の当接部6cに当接してい
る状態、即ち、初期位置にある状態を示している。
【0041】まず、上記電磁石装置1が、この初期位置
Oにある状態において、上記チャージカム9を、この電
磁石装置1を適用する装置の駆動手段(図示せず)等に
よって、図1において時計方向(矢印CWによって示す
方向)に回動させる。
【0042】これと同時に、上記ヨーク2に巻装された
励磁用コイル3に、上記永久磁石5の磁界を打ち消す方
向に、制御回路等からなる磁力制御手段(図示せず)等
によって電流を流し、上記永久磁石5の磁界と逆方向の
磁界を発生させる。これによって、上記永久磁石5によ
るヨーク2とアーマチュア4との間の吸着力が減少され
る。
【0043】図2に示すように、上記チャージカム9が
回動するに従って、そのリフト量が増大して、上記レバ
ー6が、図1において反時計方向に回動する。そして、
上記アーマチュア4がヨーク2の吸着面に吸着する吸着
位置まで移動する。なお、上記レバー6の回動動作は、
図2において、その作動角の変位によって示している。
【0044】このとき、上記励磁用コイル3への通電を
遮断すると、上記アーマチュア4は、上記永久磁石5の
磁力によって上記付勢手段7の付勢力に抗して、上記ヨ
ーク2の吸着面に吸着する吸着位置で吸着し、この位置
より、さらに、上記チャージカム9が回動されて、図2
に示すオーバーチャージ位置Bとなる(図1に示す状
態)。
【0045】そして、さらに、上記チャージカム9が回
動されると、上記レバー6は上記バネ部材8の付勢力に
よって、図1において時計方向に若干回動することとな
るが、上記アーマチュア4は、上記ヨーク2に組み込ま
れた永久磁石5の磁力によって上記ヨーク2に吸着した
状態を保持される一方、上記チャージカム9は、回動動
作を続けて初期位置に戻り、上記駆動手段等が停止され
ると共に、その動作を停止する。
【0046】この位置において、上記励磁用コイル3
に、永久磁石5の磁界を打ち消す方向に電流を流して、
上記永久磁石5の磁界と逆方向の磁界を発生させること
によって、上記永久磁石5によるヨーク2とアーマチュ
ア4との間の吸着力を減少させる。これによって、上記
レバー6は、バネ部材8の付勢力によって、図1におい
て時計方向に回動する。
【0047】従って、上記レバー6の取付ボス6aが上
記アーマチュア4を、上記ヨーク2の吸着面より離間し
た離間位置に移動させることとなる。
【0048】なお、上述の説明中においては、上記チャ
ージカム9の回動動作と同時に、上記励磁用コイル3へ
の通電を開始するようなタイミングとしているが、この
ときのタイミングは、これに限ることなく、適宜設定す
ればよい。また、上記励磁用コイル3への通電を遮断す
るタイミングについても、上記アーマチュア4を吸着す
ることができるような設定となっていればよいものであ
り、適宜設定すればよい。
【0049】以上説明したように上記第1実施例によれ
ば、簡単な機構によって、上記ヨーク2の吸着面に上記
アーマチュア4を確実に吸着させることができる。ま
た、簡単な機構とすることができるので、装置自体の小
型化に寄与することができる。
【0050】次に、上述の第1実施例の電磁石装置を、
例えば、写真撮影等を行なうカメラのシャッタ制御を行
なう機構に適用した場合の応用例について、以下に簡単
に説明する。
【0051】図3は、上記第1実施例の電磁石装置を応
用して適用するカメラのシャッタ機構の概略を示す構成
図であって、撮影初期状態を示すものである。
【0052】図3に示すように、上記電磁石装置が適用
されるカメラのシャッタ機構は、撮影用開口部12を開
閉するためのセクタ11A,11Bと、開きレバー13
等を有する開き側の電磁石装置と、閉じレバー17等を
有する閉じ側の電磁石装置等によって構成されているも
のである。なお、このカメラに適用される電磁石装置の
詳細については、図1を参照するものとして、図3にお
いては、その図示を簡略化している。
【0053】まず、開き側の電磁石装置は、永久磁石が
組み込まれ、励磁用コイル(図示せず)が巻装されたヨ
ーク(固定鉄芯)14aと、アーマチュア(可動片)1
4と、上記セクタ11A,11Bを開状態とするための
開きレバー13等によって構成されている。
【0054】上記開きレバー13は、その略中央部の支
点13bにおいて、この電磁石装置が適用されるカメラ
の固定部材(図示せず)等に回動自在に配設されてお
り、この開きレバー13の一腕部には、バネ部材21が
係止されている。そして、上記開きレバー13は、上記
バネ部材21の付勢力によって、図3において時計方向
に回動するように付勢されている。
【0055】また、上記開きレバー13の一腕部の先端
部には、アーマチュア14を取り付けるための取付ボス
13aが植設されており、これに上記アーマチュア14
の長孔14bが嵌合されて、このアーマチュア14を移
動自在にガイドするようになっている。
【0056】そして、上記開きレバー13の一腕部の先
端部においては、バネ部材15が配設されており、その
一端側を開きレバー13に、他端側を上記アーマチュア
14の一端部にそれぞれ係止されて、上記アーマチュア
14を図3において矢印Y1方向に付勢するようになっ
ている。
【0057】また、上記開きレバー13の他腕部の略中
央部には、取付ボス13cが植設されており、この取付
ボス13cは、上記セクタ11A,11Bのガイド孔1
1Ab,11Bbに嵌合されている。これにより、上記
開きレバー13の回動動作によって、上記セクタ11
A,11Bを各支点11Aa,11Baにおいて回動さ
せて、撮影用開口部12を開状態とするようになってい
る。
【0058】そして、上記開きレバー13の他腕部の先
端部には、当接ピン16が植設されており、後述する閉
じレバー17と当接することによって、上記開きレバー
13を、図3において反時計方向に回動させるようにな
っている。
【0059】一方、閉じ側の電磁石装置は、永久磁石が
組み込まれ、励磁用コイル(図示せず)が巻装された固
定鉄芯であるヨーク18aと、可動片であるアーマチュ
ア18と、上記セクタ11A,11Bを閉状態とするた
めの閉じレバー17等によって構成されている。
【0060】上記閉じレバー17は、その略中央部の支
点17bにおいて、この電磁石装置が適用されるカメラ
の固定部材(図示せず)等に回動自在に配設されてお
り、この閉じレバー17の一腕部には、バネ部材22が
係止されている。そして、上記閉じレバー17は、上記
バネ部材22の付勢力によって、図3において時計方向
に回動するように付勢され、上記閉じレバー17の一腕
部の先端部が上記開きレバー13の当接部16に当接す
るようになっている。
【0061】また、上記閉じレバー17の一腕部の先端
部には、アーマチュア18を取り付けるための取付ボス
17aが植設されており、これに上記アーマチュア18
の長孔18bが嵌合されて、このアーマチュア18を移
動自在にガイドするようになっている。
【0062】そして、上記閉じレバー17の一腕部の先
端部においては、バネ部材19が配設されており、その
一端側を閉じレバー17に、他端側を上記アーマチュア
18の一端部にそれぞれ係止されて、上記アーマチュア
18を図3において矢印Y2方向に付勢するようになっ
ている。
【0063】また、上記閉じレバー17の一腕部の先端
部において、当接部17cがあり、この当接部17cに
は、このカメラの固定部材(図示せず)等に回動自在に
配設されたチャージカム20のカム面に当接するように
なっている。
【0064】このように構成された上記カメラのシャッ
タ機構の動作について、以下に説明する。図4は、この
カメラのシャッタ機構の動作の概略を説明するタイムチ
ャートである。
【0065】まず、図3に示す初期状態において、上記
開き側の電磁石装置のヨーク14aに巻装された励磁用
コイルに、上記ヨーク14aに組み込まれた永久磁石の
磁界を打ち消す方向に電流を流して、この永久磁石の磁
界と逆方向の磁界を発生させる。これによって、上記ヨ
ーク14aに組み込まれた永久磁石の吸着力は減少する
ので、上記開きレバー13は、バネ部材21の付勢力に
よって、図3において時計方向に回動して、上記セクタ
11A,11Bを開方向に回動し、撮影用開口部12を
開状態とする。
【0066】次に、閉じ側の電磁石装置のヨーク18a
に巻装された励磁用コイルに、上記ヨーク18aに組み
込まれた永久磁石の磁界を打ち消す方向に電流を流し
て、この永久磁石の磁界と逆方向の磁界を発生させる。
これによって、上記ヨーク18aに組み込まれた永久磁
石の吸着力は減少するので、上記閉じレバー17は、バ
ネ部材22の付勢力によって、図3において時計方向に
回動する。すると、上記閉じレバー17の一端部の先端
部が上記開きレバー13の当接部6に当接し、この開き
レバー13を上記バネ部材21の付勢力に抗して、図3
において反時計方向に回動する。これにより、上記セク
タ11A,11Bは、閉方向に回動して、撮影用開口部
12を閉状態とする。
【0067】これと同時に、上記開き側の電磁石装置の
アーマチュア14は、上記開きレバー13によってヨー
ク14aの吸着面に吸着する吸着位置にオーバーチャー
ジされることとなる。
【0068】このとき、開き側の電磁石装置のヨーク1
4aに巻装された励磁用コイルには、上記ヨーク14a
に組み込まれた永久磁石の磁界を打ち消す方向への電流
が通電された状態であるので、上記アーマチュア14は
確実にヨーク14aの吸着面に吸着されていることとな
る。
【0069】次に、上記カメラに配設されている駆動手
段(図示せず)等によって、上記チャージカム20を回
動させる。このとき、閉じ側の電磁石装置のヨーク18
aに巻装された励磁用コイル(図示せず)には、上記ヨ
ーク18aに組み込まれた永久磁石の磁界を打ち消す方
向に電流が通電されている状態であるので、アーマチュ
ア18は確実にヨーク18aの吸着面に吸着されている
状態となってる。
【0070】上記チャージカム20のカム面が、上記閉
じレバー17の当接部17cに当接して、上記閉じレバ
ー17がチャージされると、この閉じレバー17によっ
て上記アーマチュア18は、ヨーク18a側にオーバー
チャージされる。
【0071】この状態において、上記ヨーク18aに巻
装された励磁用コイルへの通電を遮断することで、上記
アーマチュア18は、上記ヨーク18aに組み込まれた
永久磁石の磁力によって上記ヨーク18aの吸着面に吸
着する。
【0072】そして、上記チャージカム20がさらに回
動することにより、図3に示す初期位置に状態へと移行
するが、この間、上記ヨーク18aとアーマチュア18
とは吸着した状態が保持されている。
【0073】以上説明したように、上述の第1実施例に
おいて説明した釈放型の電磁石装置を、カメラのシャッ
タ機構等に適用した場合には、より簡単な機構によっ
て、セクタ11A,11Bの開閉動作を行なうことがで
きると共に、より小型化、低コスト化に寄与することが
できる。
【0074】[付記] (1) ヨークに永久磁石を有していて、アーマチュア
を吸着および離反するタイプの電磁石と、この電磁石の
吸着および離反を制御する制御回路と、上記アーマチュ
アを支持するレバーと、このレバーを上記アーマチュア
が上記電磁石に吸着するようチャージ駆動するカム部材
とを有する電磁石装置において、上記電磁石が上記アー
マチュアを吸着するとき、上記ヨークに巻装された励磁
用コイルに上記永久磁石の磁界を打ち消す方向に電流を
流すようにした電磁石装置。
【0075】(2) 永久磁石の組み込まれたヨークの
アーマチュア吸着面に、上記永久磁石の磁力によってア
ーマチュアを吸着させ、上記ヨークに巻装された励磁用
コイルへの通電時に、上記吸着面における上記アーマチ
ュアとの吸着力を減少させてアーマチュアを上記ヨーク
の吸着面より離間させるようにした釈放型の電磁石装置
において、上記アーマチュアを、上記ヨークの吸着面に
吸着した吸着位置と、上記ヨークの吸着面より離間した
離間位置との間を移動自在に支持するアーマチュア移動
手段と、上記アーマチュアを上記離間位置から上記吸着
位置へチャージ移動するとき、上記ヨークに巻装された
励磁用コイルに上記永久磁石の磁界を打ち消す方向に電
流を流す制御手段と、を有する電磁石装置。
【0076】(3) 付記2に記載の電磁石装置におい
て、上記制御手段は、少なくとも上記アーマチュアが上
記ヨークの吸着面に吸着完了するまで、上記ヨークに巻
装された励磁用コイルに上記永久磁石の磁界を打ち消す
方向に電流を流すようにした電磁石装置。
【0077】(4) 永久磁石の組み込まれたヨークの
アーマチュア吸着面に、上記永久磁石の磁力によってア
ーマチュアを吸着させ、上記ヨークに巻装された励磁用
コイルへの通電時に、上記吸着面における上記アーマチ
ュアとの吸着力を減少させてアーマチュアを上記ヨーク
の吸着面より離間させるようにした釈放型の電磁石装置
において、上記アーマチュアが上記ヨークの吸着面に吸
着した吸着位置よりさらに吸着方向へオーバーチャージ
移動したオーバーチャージ位置と上記ヨークの吸着面よ
り離間した離間位置との間を移動可能に設けたアーマチ
ュア移動手段と、上記アーマチュア移動手段の上記吸着
位置からオーバーチャージ位置への移動を可能とするよ
う、上記アーマチュアを可動自在に支持するアーマチュ
ア可動支持手段と、上記アーマチュアを、上記離間位置
から上記吸着位置へチャージする際、上記アーマチュア
移動手段をオーバーチャージ移動させるチャージ手段
と、上記チャージ手段によりアーマチュア移動手段を駆
動し、上記アーマチュアを上記離間位置から上記吸着位
置へチャージ移動するとき、上記ヨークに巻装された励
磁用コイルに上記永久磁石の磁界を打ち消す方向に電流
を流す制御手段と、を有する電磁石装置。
【0078】(5) 付記4に記載の電磁石装置におい
て、上記制御手段は、少なくとも上記アーマチュアが上
記ヨークの吸着面に吸着完了するまで、上記ヨークに巻
装された励磁用コイルに上記永久磁石の磁界を打ち消す
方向に電流を流すようにした電磁石装置。
【0079】(6) 付記4に記載の電磁石装置におい
て、上記制御手段は、上記オーバーチャージ位置近傍に
達するまで、上記ヨークに巻装された励磁用コイルに上
記永久磁石の磁界を打ち消す方向に電流を流すようにし
た電磁石装置。
【0080】(7) 永久磁石の組み込まれたヨークの
アーマチュア吸着面に、上記永久磁石の磁力によってア
ーマチュアを吸着させ、上記ヨークに巻装された励磁用
コイルへの通電時に、上記吸着面における上記アーマチ
ュアとの吸着力を減少させてアーマチュアを上記ヨーク
の吸着面より離間させるようにした釈放型の電磁石装置
において、上記アーマチュアを可動自在に支持すると共
に、このアーマチュアを上記ヨークのアーマチュア吸着
面に対し吸着位置および離間位置に移動可能に軸支され
たレバーと、上記レバーを上記離間位置方向へ付勢する
付勢手段と、上記レバーを上記付勢手段に抗して、上記
アーマチュアが上記ヨークのアーマチュア吸着面に吸着
するようチャージ駆動するチャージ手段と、上記アーマ
チュアの吸着および離間を制御する制御回路と、を有
し、上記制御回路は、上記チャージ手段により上記アー
マチュアを吸着位置へ移動させるとき、上記ヨークに巻
装された励磁用コイルに上記永久磁石の磁界を打ち消す
方向に電流を流すようにした電磁石装置。
【0081】(8) 付記7に記載の電磁石装置におい
て、上記レバーに可動自在に支持された上記アーマチュ
アは、吸着の際、上記ヨークの吸着面への吸着方向に可
動自在にガイドするガイド手段と、上記ガイドされたア
ーマチュアを吸着側へ付勢する手段を有する電磁石装
置。
【0082】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、簡単
な機構によってヨークとアーマチュアとの吸着を安定化
させると共に、小型化に寄与する電磁石装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の釈放型の電磁石装置の概
略構成を示す図。
【図2】上記図1の電磁石装置の動作の概略を説明する
タイムチャート。
【図3】本発明の第1実施例の電磁石装置を応用して適
用するカメラのシャッタ機構を示す概略構成図。
【図4】上記図4のカメラのシャッタ機構の動作の概略
を説明するタイムチャート。
【図5】従来の電磁石装置の概略構成を示す図。
【図6】従来の別の電磁石装置の概略構成を示す図。
【図7】従来の他の電磁石装置の概略構成を示す図。
【符号の説明】
1……電磁石装置 2,14a,18a……ヨーク(固定鉄芯) 3……励磁用コイル 4,14,18……アーマチュア(可動片) 5……永久磁石 6……レバー 7,15,19……バネ部材(アーマチュア可動支持手
段) 8,21,22……バネ部材(付勢手段) 9,20……チャージカム 13……開きレバー 17……閉じレバー 11A,11B……セクタ 12……撮影用開口部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石の組み込まれたヨークのアー
    マチュア吸着面に、上記永久磁石の磁力によってアーマ
    チュアを吸着させ、上記ヨークに巻装された励磁用コイ
    ルへの通電時に、上記吸着面における上記アーマチュア
    との吸着力を減少させてアーマチュアを上記ヨークの吸
    着面より離間させるようにした釈放型の電磁石装置にお
    いて、 上記アーマチュアを上記ヨークのアーマチュア吸着面へ
    吸着させる方向への移動時、上記永久磁石による吸着力
    を減少させるよう制御する磁力制御手段を有することを
    特徴とする電磁石装置。
  2. 【請求項2】 永久磁石の組み込まれたヨークのアー
    マチュア吸着面に、上記永久磁石の磁力によってアーマ
    チュアを吸着させ、上記ヨークに巻装された励磁用コイ
    ルへの通電時に、上記吸着面における上記アーマチュア
    との吸着力を減少させてアーマチュアを上記ヨークの吸
    着面より離間させるようにした釈放型の電磁石装置にお
    いて、 上記アーマチュアを揺動可能に軸支すると共に、上記ア
    ーマチュアが上記ヨークの吸着面に吸着した吸着位置お
    よび上記ヨークの吸着面より離間した離間位置の間を移
    動可能に設けたアーマチュア移動手段と、 上記アーマチュアを、上記離間位置から上記吸着位置へ
    チャージ移動させるチャージ手段と、 上記チャージ手段によりアーマチュア移動手段を駆動
    し、上記アーマチュアを上記離間位置から上記吸着位置
    へチャージ移動するとき、上記ヨークに巻装された励磁
    用コイルに上記永久磁石の磁界を打ち消す方向に電流を
    流すことを特徴とする電磁石装置。
  3. 【請求項3】 永久磁石の組み込まれたヨークのアー
    マチュア吸着面に、上記永久磁石の磁力によってアーマ
    チュアを吸着させ、上記ヨークに巻装された励磁用コイ
    ルへの通電時に、上記吸着面における上記アーマチュア
    との吸着力を減少させてアーマチュアを上記ヨークの吸
    着面より離間させるようにした釈放型の電磁石装置にお
    いて、 上記アーマチュアを揺動自在に支持すると共に、このア
    ーマチュアを上記電磁石に対し吸着および離間位置に移
    動可能とするレバーと、 上記レバーを上記アーマチュアが上記ヨークのアーマチ
    ュア吸着面に吸着するようチャージ駆動するカム手段
    と、 上記アーマチュアの吸着および離間を制御する制御回路
    と、 を有し、上記制御回路は、上記カム手段により上記アー
    マチュアを吸着位置へ駆動させるとき、上記ヨークに巻
    装された励磁用コイルに上記永久磁石の磁界を打ち消す
    方向に電流を流すことを特徴とする電磁石装置。
JP15636795A 1995-06-22 1995-06-22 電磁石装置 Withdrawn JPH097825A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000058189A3 (fr) * 1999-03-26 2001-08-09 Hki Electronic Components Ltd Dispositif pour extraire automatiquement et de maniere sequentielle des objets stockes en rangees dans des rayonnages

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WO2000058189A3 (fr) * 1999-03-26 2001-08-09 Hki Electronic Components Ltd Dispositif pour extraire automatiquement et de maniere sequentielle des objets stockes en rangees dans des rayonnages

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