JPH0734418Y2 - カメラ用シャッタの係合構造 - Google Patents
カメラ用シャッタの係合構造Info
- Publication number
- JPH0734418Y2 JPH0734418Y2 JP3786089U JP3786089U JPH0734418Y2 JP H0734418 Y2 JPH0734418 Y2 JP H0734418Y2 JP 3786089 U JP3786089 U JP 3786089U JP 3786089 U JP3786089 U JP 3786089U JP H0734418 Y2 JPH0734418 Y2 JP H0734418Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter
- drive lever
- projection
- blade unit
- fitting hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Shutters For Cameras (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 駆動部によって回動される駆動レバーと、シャッタ開口
に設けられたシャッタ羽根を開閉させるためのカメラ用
シャッタの係合構造に関する。
に設けられたシャッタ羽根を開閉させるためのカメラ用
シャッタの係合構造に関する。
カメラのシャッタとして、カメラに装填されたフィルム
の前に配設されたフォーカルプレーンシャッタがある。
フォーカルプレーンシャッタは、近年の軽量化およびコ
ンパクト化の要請に応えて複数のシャッタ羽根を重ね合
わせた開放シャッタ羽根ユニットと、同じく複数のシャ
ッタ羽根を重ね合わせた閉鎖シャッタ羽根ユニットとを
有している。シャッタ開口を覆う開放シャッタ羽根ユニ
ットがこのシャッタ開口を開放して、シャッタ速度に応
じて所定時間経過後に閉鎖シャッタ羽根ユニットがこの
シャッタ開口を閉鎖する。このようにして、開放シャッ
タ羽根ユニットと閉鎖シャッタ羽根ユニットとが協働し
て露出を適正に行っている。
の前に配設されたフォーカルプレーンシャッタがある。
フォーカルプレーンシャッタは、近年の軽量化およびコ
ンパクト化の要請に応えて複数のシャッタ羽根を重ね合
わせた開放シャッタ羽根ユニットと、同じく複数のシャ
ッタ羽根を重ね合わせた閉鎖シャッタ羽根ユニットとを
有している。シャッタ開口を覆う開放シャッタ羽根ユニ
ットがこのシャッタ開口を開放して、シャッタ速度に応
じて所定時間経過後に閉鎖シャッタ羽根ユニットがこの
シャッタ開口を閉鎖する。このようにして、開放シャッ
タ羽根ユニットと閉鎖シャッタ羽根ユニットとが協働し
て露出を適正に行っている。
ここで、開放シャッタ羽根ユニットと閉鎖シャッタ羽根
ユニットとはそれぞれ羽根アームとピン連結しており、
この羽根アームには嵌合孔が形成され、この嵌合孔には
駆動レバーに一体形成されたピン状の突起を嵌入させて
いる。駆動レバーを駆動部によって回動させることによ
って、羽根アームを介して開放シャッタ羽根ユニットや
閉鎖シャッタ羽根ユニットを作動させて露出を行ってい
る。
ユニットとはそれぞれ羽根アームとピン連結しており、
この羽根アームには嵌合孔が形成され、この嵌合孔には
駆動レバーに一体形成されたピン状の突起を嵌入させて
いる。駆動レバーを駆動部によって回動させることによ
って、羽根アームを介して開放シャッタ羽根ユニットや
閉鎖シャッタ羽根ユニットを作動させて露出を行ってい
る。
しかしながら、このような従来のシャッタの係合構造に
あっては駆動レバーの突起を羽根アームの嵌合孔に嵌合
させていたので、このはめあいによって生じるガタは、
そのまま開放シャッタ羽根ユニットや閉鎖シャッタ羽根
ユニットの作動に影響を与えてしまい、適正な露出が行
われないという課題があった。
あっては駆動レバーの突起を羽根アームの嵌合孔に嵌合
させていたので、このはめあいによって生じるガタは、
そのまま開放シャッタ羽根ユニットや閉鎖シャッタ羽根
ユニットの作動に影響を与えてしまい、適正な露出が行
われないという課題があった。
また、駆動レバーの突起と羽根アームの嵌合孔とのはめ
あいは、すきまばめであったために、シャッタの組立時
に突起を嵌合孔に一度嵌入させてもその途中で容易に外
れたりするため、突起を長くして、カメラ本体の必要部
に凹部を形成しなければならないという課題があった。
あいは、すきまばめであったために、シャッタの組立時
に突起を嵌合孔に一度嵌入させてもその途中で容易に外
れたりするため、突起を長くして、カメラ本体の必要部
に凹部を形成しなければならないという課題があった。
このような課題を解決するために、本考案にあっては、
駆動バネによって作動される駆動レバーと、前記駆動レ
バーと係合してシャッタ開口を開閉するシャッタ羽根と
を備え、前記割り込みにより前記突起の一側に可撓性を
与えて、他方に形成した嵌合穴にしまりばめ挿入してな
るようにし、また、前記突起の先端に引掛け部を形成し
た構成とするものである。
駆動バネによって作動される駆動レバーと、前記駆動レ
バーと係合してシャッタ開口を開閉するシャッタ羽根と
を備え、前記割り込みにより前記突起の一側に可撓性を
与えて、他方に形成した嵌合穴にしまりばめ挿入してな
るようにし、また、前記突起の先端に引掛け部を形成し
た構成とするものである。
シャッタレリーズにより、駆動レバーが回動し、同時に
駆動レバーの突起も回動して、羽根アームを介して開放
シャッタ羽根ユニットや閉鎖シャッタ羽根ユニットを開
閉作動させる。このとき突起と嵌合孔の間にはガタは少
ないので、開放シャッタ羽根ユニットや閉鎖シャッタ羽
根ユニットを安定して作動させることができる。
駆動レバーの突起も回動して、羽根アームを介して開放
シャッタ羽根ユニットや閉鎖シャッタ羽根ユニットを開
閉作動させる。このとき突起と嵌合孔の間にはガタは少
ないので、開放シャッタ羽根ユニットや閉鎖シャッタ羽
根ユニットを安定して作動させることができる。
また、突起に割り込みを偏倚して形成したので、開放シ
ャッタ羽根ユニット等の作動の際に突起の先端が撓むこ
とがない。このため、開放シャッタ羽根ユニット等は一
層安定して開放作動する。
ャッタ羽根ユニット等の作動の際に突起の先端が撓むこ
とがない。このため、開放シャッタ羽根ユニット等は一
層安定して開放作動する。
一方、駆動レバーの突起と羽根アームの嵌合孔とのはめ
あいをしまりばめとすれば、このシャッタの組立時に突
起を嵌合孔に一度嵌入すればその途中で外れたりするこ
とが生じにくい。
あいをしまりばめとすれば、このシャッタの組立時に突
起を嵌合孔に一度嵌入すればその途中で外れたりするこ
とが生じにくい。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。第1図ないし
第3図は本考案に係るカメラ用シャッタの係合構造を示
す一実施例である。
第3図は本考案に係るカメラ用シャッタの係合構造を示
す一実施例である。
まず、構成を説明する。
第1図において、符号1はフォーカルプレーンシャッタ
の基板であり、カメラに装填されたフィルム面の前方に
配設されている。基板1にはシャッタ開口が形成されて
おり、またこの側部には作動制御室2が形成され、この
作動制御室2には秒時制御用の電磁石等が収納されてい
る。基板1には順にシャッタ開口を開放するための開放
シャッタ羽根ユニット3、仕切板(図示せず)、シャッ
タ開口を閉鎖するための閉鎖シャッタ羽根ユニット(図
示せず)が載置されている。開放シャッタ羽根ユニット
3は複数のシャッタ羽根4を重ね合わせたものであり、
複数のシャッタ羽根4にはリンク(図示せず)および羽
根アーム6がピン連結されている。開放シャッタ羽根ユ
ニット3の上にはシャッタ開口7が形成された受板8が
載置され、この受板8は基板1に固定されている。一
方、羽根アーム6には作動制御室2内に収納されている
後述する駆動レバーの突起9が係合しており、この突起
9の先端9aは受板8に弧状に形成された溝10から突出し
ている。
の基板であり、カメラに装填されたフィルム面の前方に
配設されている。基板1にはシャッタ開口が形成されて
おり、またこの側部には作動制御室2が形成され、この
作動制御室2には秒時制御用の電磁石等が収納されてい
る。基板1には順にシャッタ開口を開放するための開放
シャッタ羽根ユニット3、仕切板(図示せず)、シャッ
タ開口を閉鎖するための閉鎖シャッタ羽根ユニット(図
示せず)が載置されている。開放シャッタ羽根ユニット
3は複数のシャッタ羽根4を重ね合わせたものであり、
複数のシャッタ羽根4にはリンク(図示せず)および羽
根アーム6がピン連結されている。開放シャッタ羽根ユ
ニット3の上にはシャッタ開口7が形成された受板8が
載置され、この受板8は基板1に固定されている。一
方、羽根アーム6には作動制御室2内に収納されている
後述する駆動レバーの突起9が係合しており、この突起
9の先端9aは受板8に弧状に形成された溝10から突出し
ている。
駆動レバー11は第2図および第3図に示すように、基板
11に設けられた支軸12に遊嵌された円筒支持部13と、こ
の円筒支持部13と一体形成された略三角形状の平板部14
と、この平板部12の先端に設けられ、羽根アーム6の嵌
合孔6aに向けて突出するように一体形成されたピン状の
突起9と、この突起9と円筒支持部13との間に形成され
た支持片15とからなっている。駆動レバー11の支持片15
にはアーマチェア16が取り付けられ、アーマチェア16に
対向するように前記電磁石が配設されている。
11に設けられた支軸12に遊嵌された円筒支持部13と、こ
の円筒支持部13と一体形成された略三角形状の平板部14
と、この平板部12の先端に設けられ、羽根アーム6の嵌
合孔6aに向けて突出するように一体形成されたピン状の
突起9と、この突起9と円筒支持部13との間に形成され
た支持片15とからなっている。駆動レバー11の支持片15
にはアーマチェア16が取り付けられ、アーマチェア16に
対向するように前記電磁石が配設されている。
ここで、駆動レバー11は第2図中コイルバネ(図示せ
ず)によって時計回り方向に常に付勢されているが、チ
ャージ部材(図示せず)によってコイルバネの付勢力に
抗して反時計回り方向に回動する。このとき電磁石が励
磁されてアーマチュアを吸引、保持し、チャージ部材は
退避する。次に、電磁石の励磁を断ちアーマチュアを開
放すると、駆動レバー11はコイルバネの付勢力によって
時計回り方向へ回動する。駆動レバー11の回動に伴っ
て、羽根アーム6は開放シャッタ羽根ユニット3を作動
させてシャッタ開口7を開口させる。このように、駆動
レバー11を時計回り方向に回動させると、開放シャッタ
羽根ユニット3は開放作動する。
ず)によって時計回り方向に常に付勢されているが、チ
ャージ部材(図示せず)によってコイルバネの付勢力に
抗して反時計回り方向に回動する。このとき電磁石が励
磁されてアーマチュアを吸引、保持し、チャージ部材は
退避する。次に、電磁石の励磁を断ちアーマチュアを開
放すると、駆動レバー11はコイルバネの付勢力によって
時計回り方向へ回動する。駆動レバー11の回動に伴っ
て、羽根アーム6は開放シャッタ羽根ユニット3を作動
させてシャッタ開口7を開口させる。このように、駆動
レバー11を時計回り方向に回動させると、開放シャッタ
羽根ユニット3は開放作動する。
ところで、駆動レバー11の突起9の先端9aには、この回
動方向に対して直角にかつ第2図中上端に向けて割り込
み17が形成されている。また、突起9に形成された割り
込み17は、回動方向と反対の方向(第3図中左側)に偏
倚して形成されている。このため、駆動レバー11の突起
9は、開放シャッタ羽根ユニット3を開放作動させる側
は剛性を有し、この反対側は逆に弾性を有している。ま
た、駆動レバー11の突起9の径は羽根アーム6の嵌合孔
6aの径よりも大きく形成されているが、この突起9に割
り込み17が形成されているために前述したように弾性を
有し、この嵌合孔6aにしまりばめで嵌入される。したが
って、駆動レバー11の突起9と羽根レバー6の嵌合孔6a
との間にはガタはない。
動方向に対して直角にかつ第2図中上端に向けて割り込
み17が形成されている。また、突起9に形成された割り
込み17は、回動方向と反対の方向(第3図中左側)に偏
倚して形成されている。このため、駆動レバー11の突起
9は、開放シャッタ羽根ユニット3を開放作動させる側
は剛性を有し、この反対側は逆に弾性を有している。ま
た、駆動レバー11の突起9の径は羽根アーム6の嵌合孔
6aの径よりも大きく形成されているが、この突起9に割
り込み17が形成されているために前述したように弾性を
有し、この嵌合孔6aにしまりばめで嵌入される。したが
って、駆動レバー11の突起9と羽根レバー6の嵌合孔6a
との間にはガタはない。
また、突起9の前記反時計回り方向側には斜面18が形成
されており、この斜面18によって嵌合孔6aへの嵌入がス
ムーズに行われる。さらに、突起9の前記時計回り方向
側には段部19が形成されており、突起9の羽根アーム6
への嵌入はこの段部19によって阻止され係合状態が保持
される。
されており、この斜面18によって嵌合孔6aへの嵌入がス
ムーズに行われる。さらに、突起9の前記時計回り方向
側には段部19が形成されており、突起9の羽根アーム6
への嵌入はこの段部19によって阻止され係合状態が保持
される。
なお、閉鎖シャッタ羽根ユニットに設けられた羽根アー
ムや駆動レバーにも同様に構成されている。
ムや駆動レバーにも同様に構成されている。
次に、作用を説明する。
駆動レバー11は第2図中バネ(図示せず)によって時計
回り方向に常に付勢されているが、チャージ部材(図示
せず)によってバネの付勢力に抗して反時計回り方向に
回動する。このとき、電磁石が励磁されてアーマチェア
16を吸引して保持し、チャージ部材は退避する。次に、
電磁石の励磁を断ちアーマチェア16を開放すると、駆動
レバー11はバネの付勢力によって時計回り方向に回動す
る。同時に駆動レバー11の突起9も反時計回り方向へ回
動する。駆動レバー11の回動に伴って羽根アーム6は開
放シャッタ羽根ユニット3を開放作動させてシャッタ開
口7を開口させ、シャッタ速度に応じて所定時間経過後
に閉鎖シャッタ羽根ユニットが閉鎖作動してシャッタ開
口7を覆い、露出が行われる。
回り方向に常に付勢されているが、チャージ部材(図示
せず)によってバネの付勢力に抗して反時計回り方向に
回動する。このとき、電磁石が励磁されてアーマチェア
16を吸引して保持し、チャージ部材は退避する。次に、
電磁石の励磁を断ちアーマチェア16を開放すると、駆動
レバー11はバネの付勢力によって時計回り方向に回動す
る。同時に駆動レバー11の突起9も反時計回り方向へ回
動する。駆動レバー11の回動に伴って羽根アーム6は開
放シャッタ羽根ユニット3を開放作動させてシャッタ開
口7を開口させ、シャッタ速度に応じて所定時間経過後
に閉鎖シャッタ羽根ユニットが閉鎖作動してシャッタ開
口7を覆い、露出が行われる。
このとき、駆動レバー11の突起9は羽根アーム6の嵌合
孔6aにしまりばめによって嵌入されているので、この突
起9と嵌合孔6aの間にはガタはなく、羽根アーム6を介
して開放シャッタ羽根ユニット3を安定して作動させる
ことができる。同様に閉鎖シャッタ羽根ユニットを安定
して作動させることができる。したがって、突起9と嵌
合孔6aのはめあいによって開放シャッタ羽根ユニット3
や閉鎖シャッタ羽根ユニットの作動は影響されず、適正
な露出が行われる。
孔6aにしまりばめによって嵌入されているので、この突
起9と嵌合孔6aの間にはガタはなく、羽根アーム6を介
して開放シャッタ羽根ユニット3を安定して作動させる
ことができる。同様に閉鎖シャッタ羽根ユニットを安定
して作動させることができる。したがって、突起9と嵌
合孔6aのはめあいによって開放シャッタ羽根ユニット3
や閉鎖シャッタ羽根ユニットの作動は影響されず、適正
な露出が行われる。
さらに駆動レバー11の突起9は開放シャッタ羽根ユニッ
ト3の開放作動させる側は剛性を有しているので、開放
シャッタ羽根ユニット3の開放作動の際にこの突起9の
先端が撓むことがない。このため。開放シャッタ羽根ユ
ニット3等は一層安定して開放作動し、一層適正な露出
を行うことができる。
ト3の開放作動させる側は剛性を有しているので、開放
シャッタ羽根ユニット3の開放作動の際にこの突起9の
先端が撓むことがない。このため。開放シャッタ羽根ユ
ニット3等は一層安定して開放作動し、一層適正な露出
を行うことができる。
一方、駆動レバー11の突起9と羽根アーム6の嵌合孔6a
とのはめあいはしまりばめなので、シャッタの組立時に
突起9を嵌合孔6aに一度嵌入すれば、その途中では外れ
たりすることがない。
とのはめあいはしまりばめなので、シャッタの組立時に
突起9を嵌合孔6aに一度嵌入すれば、その途中では外れ
たりすることがない。
ここで、第4図に示すように駆動レバー11の突起9の先
端に形成された斜面18の基部側に段を設けて、引掛け部
20を形成すれば、突起9が嵌合孔6aから外れるのを確実
に阻止することができる。同時に突起9が受板8の上面
から突出する長さを僅少にすることができるため、カメ
ラ本体に凹部を設けることなく、平坦な作り易い形状に
することができる。
端に形成された斜面18の基部側に段を設けて、引掛け部
20を形成すれば、突起9が嵌合孔6aから外れるのを確実
に阻止することができる。同時に突起9が受板8の上面
から突出する長さを僅少にすることができるため、カメ
ラ本体に凹部を設けることなく、平坦な作り易い形状に
することができる。
なお前記実施例にあっては、駆動レバー11に突起9を形
成し、羽根アーム6に嵌合孔6aを形成したが、逆に駆動
レバー11に嵌合孔を形成し、羽根アーム6に突起を形成
しても前記同様の効果が得られる。
成し、羽根アーム6に嵌合孔6aを形成したが、逆に駆動
レバー11に嵌合孔を形成し、羽根アーム6に突起を形成
しても前記同様の効果が得られる。
また、本考案をフォーカルプレーンシャッタに適用した
例を述べたが、これに限らずレンズシャッタにも適用で
きることは勿論である。
例を述べたが、これに限らずレンズシャッタにも適用で
きることは勿論である。
この場合羽根アームは不要であり、シャッタ羽根と駆動
レバーとが直接係合する。
レバーとが直接係合する。
さらに、このような係合構造は、シャッタ羽根の作動に
限定して効果を有するものではなく、はめあい部のガタ
を減少するためあらゆる部分に適用することができる。
限定して効果を有するものではなく、はめあい部のガタ
を減少するためあらゆる部分に適用することができる。
一方、割り込み17を、上記実施例とは異なり回動方向の
側に偏倚して形成すると、駆動レバーの始動時における
衝撃的な動力が突起9の弾性部によって吸収された後に
羽根アーム6に伝達されるので、円滑な作動が保証され
る。
側に偏倚して形成すると、駆動レバーの始動時における
衝撃的な動力が突起9の弾性部によって吸収された後に
羽根アーム6に伝達されるので、円滑な作動が保証され
る。
なお、第4図に示すように割り込み17の中にウレタンゴ
ム等の弾性材21を封入すると一層効果が大きい。
ム等の弾性材21を封入すると一層効果が大きい。
すなわち、従来はこのような係合部分の一方を合成樹脂
等で形成すると、経時変化、作業環境の温度変化に対す
る素材の寸法変化を考慮して、あらかじめスキマを大き
くする必要があるため、ガタが多くなる傾向である。し
かし、本考案によれば、このような場合であっても弾性
部が変形して嵌合孔に挿入することができるので、従来
に比べガタを減少した係合構造とすることができる。
等で形成すると、経時変化、作業環境の温度変化に対す
る素材の寸法変化を考慮して、あらかじめスキマを大き
くする必要があるため、ガタが多くなる傾向である。し
かし、本考案によれば、このような場合であっても弾性
部が変形して嵌合孔に挿入することができるので、従来
に比べガタを減少した係合構造とすることができる。
この場合、挿入し易くするため、斜面18を形成してある
が、剛性を有する部分に斜面を形成してもよい。
が、剛性を有する部分に斜面を形成してもよい。
以上説明したように、この考案によれば、突起に割り込
みを形成してこの突起を嵌合孔に挿入するようにしたの
で、突起と嵌合孔のはめあいによって開放シャッタ羽根
ユニットや閉鎖シャッタ羽根ユニットに生ずるガタに影
響されず適正な露出を行うことができる。
みを形成してこの突起を嵌合孔に挿入するようにしたの
で、突起と嵌合孔のはめあいによって開放シャッタ羽根
ユニットや閉鎖シャッタ羽根ユニットに生ずるガタに影
響されず適正な露出を行うことができる。
また、突起に形成した割り込みを駆動レバーの回動方向
に偏倚して形成したので、開放シャッタ羽根ユニット等
の作動の際にこの突起の先端が撓むことがない。したが
って、シャッタ羽根ユニット等は安定して作動し、適正
な露出を行うことができる。
に偏倚して形成したので、開放シャッタ羽根ユニット等
の作動の際にこの突起の先端が撓むことがない。したが
って、シャッタ羽根ユニット等は安定して作動し、適正
な露出を行うことができる。
さらに、突起が受板から突出する長さを僅少にすること
ができるので、カメラ本体への取付が容易になる。
ができるので、カメラ本体への取付が容易になる。
第1図ないし第3図は、本考案に係るカメラ用シャッタ
の係合構造の一実施例を示す図であり、第1図はこの考
案が適用されたフォーカルプレーンシャッタの斜視図、
第2図は駆動レバーと羽根アームの係合を示す平面図、
第3図は第2図におけるIII-III線断面図、第4図は他
の実施例を示す図であり、詳しくは駆動レバーの突起部
分を示す断面図である。 4……シャッタ羽根、6……羽根アーム、6a……嵌合
孔、9……突起、9a……先端、11……駆動レバー、17…
…割り込み。
の係合構造の一実施例を示す図であり、第1図はこの考
案が適用されたフォーカルプレーンシャッタの斜視図、
第2図は駆動レバーと羽根アームの係合を示す平面図、
第3図は第2図におけるIII-III線断面図、第4図は他
の実施例を示す図であり、詳しくは駆動レバーの突起部
分を示す断面図である。 4……シャッタ羽根、6……羽根アーム、6a……嵌合
孔、9……突起、9a……先端、11……駆動レバー、17…
…割り込み。
Claims (2)
- 【請求項1】駆動バネによって作動される駆動レバー
と、前記駆動レバーと係合してシャッタ開口を開閉する
シャッタ羽根と、前記係合部の一方に形成した割り込み
を備えた突起とを備え、前記割り込みにより前記突起の
一側に可撓性を与えて、他方に形成した嵌合穴にしまり
ばめ挿入してなるカメラ用シャッタの係合構造。 - 【請求項2】前記突起の先端に引掛け部を形成したこと
を特徴とする請求項(1)記載のカメラ用シャッタの係
合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3786089U JPH0734418Y2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | カメラ用シャッタの係合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3786089U JPH0734418Y2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | カメラ用シャッタの係合構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02128136U JPH02128136U (ja) | 1990-10-23 |
JPH0734418Y2 true JPH0734418Y2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=31545347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3786089U Expired - Fee Related JPH0734418Y2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | カメラ用シャッタの係合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0734418Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2574020Y2 (ja) * | 1992-08-20 | 1998-06-11 | 株式会社コパル | フォーカルプレンシャッタ |
-
1989
- 1989-03-31 JP JP3786089U patent/JPH0734418Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02128136U (ja) | 1990-10-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI425307B (zh) | 照相機用焦點平面快門 | |
JPH0734418Y2 (ja) | カメラ用シャッタの係合構造 | |
JP3028611B2 (ja) | カメラ用シャッター | |
JP4290284B2 (ja) | カメラ用フォーカルプレンシャッタ | |
JP2002099023A (ja) | カメラ用シャッタ装置 | |
US4735376A (en) | Easily assembled anti-reverse actuator | |
JP2835888B2 (ja) | カメラ用シャッタの制動装置 | |
JP4447132B2 (ja) | フォーカルプレンシャッタ | |
JP3573510B2 (ja) | カメラ用フォーカルプレンシャッタ | |
JPH0442829Y2 (ja) | ||
JPS6210739Y2 (ja) | ||
JP4450492B2 (ja) | カメラ用シャッタ装置 | |
JPH0550438U (ja) | 電子スチルカメラ | |
JPH10301160A (ja) | カメラ | |
JP4334092B2 (ja) | カメラ用フォーカルプレンシャッタ | |
JPH063377Y2 (ja) | カメラ用シヤツタ | |
JP2001100272A (ja) | カメラ用フォーカルプレンシャッタ | |
JPS6320361Y2 (ja) | ||
KR970004401Y1 (ko) | Cd-rom의캐디로딩장치 | |
JP6180319B2 (ja) | フォーカルプレンシャッタ | |
JP2518181B2 (ja) | レンズシャッタ | |
JP2001222041A (ja) | カメラ用フォーカルプレンシャッタ | |
JPS6220823Y2 (ja) | ||
JP2001100271A (ja) | カメラ用フォーカルプレンシャッタ | |
JPH051695Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |